JP2002265111A - ローラ対配置構成 - Google Patents

ローラ対配置構成

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JP2002265111A
JP2002265111A JP2001373217A JP2001373217A JP2002265111A JP 2002265111 A JP2002265111 A JP 2002265111A JP 2001373217 A JP2001373217 A JP 2001373217A JP 2001373217 A JP2001373217 A JP 2001373217A JP 2002265111 A JP2002265111 A JP 2002265111A
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unit
web
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cooling
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JP2001373217A
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De Vroome Clemens Johannes Maria
ヨハネス マリア デ フローメ クレメンス
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F13/00Common details of rotary presses or machines
    • B41F13/02Conveying or guiding webs through presses or machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ対配置構成であって、第1の機械ユニ
ット3に回動可能に配置された第1のローラ2と、第2
の機械ユニット5に回動可能に配置され、かつ第1のロ
ーラ2に対してほぼ平行に配置された第2のローラ4と
が設けられており、第1のローラ2および第2のローラ
4が、第1のローラ2と第2のローラ4とに部分的に巻
きかけられている材料ウェブ6を案内している形式のも
のを改良して、従来技術の欠点を克服する。 【解決手段】 第1のローラ2が第1の機械ユニット3
に回動可能に配置されていて、第1の機械ユニット3の
移動および/または変形状態で、少なくとも1つの連結
ユニットによって、第1のローラ2と第2のローラ4と
が互いにほぼ平行かつほぼ一定の間隔で配置された状態
に維持されるように、第1のローラ2が第2のローラ4
と結合されている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラ対配置構成
であって、第1の機械ユニットに回動可能に配置された
第1のローラと、第2の機械ユニットに回動可能に配置
され、かつ第1のローラに対してほぼ平行に配置された
第2のローラとが設けられており、これらの第1のロー
ラおよび第2のローラが、第1のローラと第2のローラ
とに部分的に巻きかけられている材料ウェブを案内して
いる形式のものに関する。
【0002】また本発明は、材料ウェブ処理機たとえば
輪転印刷機であって、少なくとも1つの第1の機械ユニ
ットと少なくとも1つの第2の機械ユニットとが設けら
れている形式のものに関する。
【0003】
【従来の技術】従来技術から材料ウェブ処理機たとえば
輪転印刷機が公知である。材料ウェブは材料ウェブ処理
機の複数の機械ユニットを通って案内され、この際に種
々異なる処理プロセスたとえば印刷、乾燥、冷却または
折りが施される。処理しようとする材料ウェブはたとえ
ば巻紙ウェブ、繊維ウェブまたはプラスチックウェブで
あってよく、このような材料ウェブはガイドユニットた
とえば回転式のローラまたは非回転式のガイドバーまた
はターニングバーを介して案内され、この場合材料ウェ
ブの方向転換または裏返しを行うこともできる。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第3128430号
明細書によって、乾燥機に続く冷却装置を備えた輪転印
刷機が公知であり、この冷却装置は材料ウェブ走行方向
で相前後して配置された複数の機械ユニットから構成さ
れている。材料ウェブは順次ローラ交換装置、張力調整
装置、複数の印刷装置、ウェブ把持装置、乾燥機、クー
リングローラスタンドおよび折り装置を通走する。輪転
印刷機の個々の機械ユニット、特に乾燥機およびクーリ
ングローラスタンドは相互間隔を有して配置されてお
り、材料ウェブは第1の機械ユニットから第2の機械ユ
ニットに、ウェブガイドエレメントの介在なしに、後続
移動される。このような輪転印刷機では、原則として、
一定に設定された値範囲内で材料ウェブの張力を維持す
る必要があり、その結果最適な印刷結果と折り結果とを
形成することができ、特にウェブ破損を回避することが
できる。そのような輪転印刷機においてウェブ張力の不
都合な変化は、たとえばウェブガイドエレメントを介し
て材料ウェブの案内される輪転印刷機の機械ユニット
が、温度変動に基づいて膨張または変形することによっ
て生じ得る。その結果としてウェブガイドエレメントと
共に機械ユニットの不都合な移動がもたらされるので、
個々の機械ユニット間の間隔ひいてはウェブ経路の長さ
が変化され、これによってウェブ張力の変化が少なくと
も2つの機械ユニット間のウェブ区分において生ぜしめ
られる。さらに機械ユニットの変形によって、ウェブの
幅に沿った張力の不均等な分配が生じるので、ウェブ区
分に折り目形成特に縦折りおよび斜め折り、ひいてはウ
ェブのずれが生じることになる。
【0005】欧州特許公開第0627311号明細書に
は、ウェブ冷却装置が記載されており、このウェブ冷却
装置は材料ウェブ走行方向でみて熱気乾燥機の直ぐ後方
において、ウェブ冷却装置のケーシングが乾燥機のケー
シングに直接隣接するようにして配置されている。さら
に従来技術から公知のように、熱気乾燥機は乾燥機内に
存在する気体を加熱するための燃焼室を備えており、こ
の燃焼室は運転中に乾燥機に200〜300度の範囲の
温度を形成する。乾燥機を占める温度によって、材料ウ
ェブの意図しない加熱以外に乾燥機ケーシングの加熱も
生じ、この乾燥機ケーシングの加熱によって、約10〜
15mの乾燥機長さの場合に数cmの膨張が生じ得る。
このようなケーシングの膨張の結果、乾燥機の移動が生
ぜしめられるか、または乾燥機における熱分布が不均等
な場合には乾燥機の変形が生ぜしめられ、このような乾
燥機の移動は乾燥機の直ぐ後方に配置されたウェブ冷却
装置とこのウェブ冷却装置に受容されたクーリングロー
ラに伝達される。これによってウェブ冷却装置の最後の
クーリングローラとウェブ冷却装置に後置された機械ユ
ニットとの間のウェブ経路の長さが変化し、したがって
ウェブ張力変化が生じる。記載のウェブ冷却装置は、ウ
ェブ冷却装置の移動によって生じるウェブ張力変化を防
止するか少なくとも減少するのに役立つと思われるよう
な構成手段を全く有していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、従来技術の欠点を克服することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の装置によれば、第1のローラが第1の機械ユ
ニットに回動可能に配置されていて、第1の機械ユニッ
トの移動および/または変形状態で、少なくとも1つの
連結ユニットによって、第1のローラと第2のローラと
が互いにほぼ平行かつほぼ一定の間隔で配置された状態
に維持されるように、第1のローラが第2のローラと結
合されている。
【0008】
【発明の効果】本発明に基づく第1のローラと第2のロ
ーラとの配置構成によれば、有利には、第1の機械ユニ
ットの移動および/または変形によって第1の機械ユニ
ットと第2の機械ユニットとの間のウェブ経路にウェブ
張力変化がもたらされることが防止されており、したが
って第1の機械ユニットの移動および/または変形が材
料ウェブの搬送および/または処理に対する不都合な影
響を有していないことが保証される。本発明によれば、
第1のローラと第2のローラとが連結エレメントを介し
て互いに連結されているので、両方のローラの間の平行
度および間隔が第1の機械ユニットの移動および/また
は変形とはほとんど無関係に維持される。本発明によれ
ば、このために第1のローラが第1の機械ユニットに可
動に配置されており、これによって有利には、第1のロ
ーラが第1の機械ユニットの移動および/または変形に
対する相対的な移動または補償移動を行い、このような
補償移動は第1のローラと第2のローラとの間の連結ユ
ニットによってもたらされ、第2のローラは移動されな
い機械ユニットおよび/または変形されない機械ユニッ
トに配置されている。
【0009】第1の機械ユニットの移動は、第1の機械
ユニットの熱膨張または変形によってもたらされ、しか
も別の不都合な影響たとえば振動に関する運動によって
ももたらされ得る。
【0010】有利には、少なくとも第1のローラと第2
のローラと連結エレメントとを備えた装置の設けられた
第1の機械ユニットと第2の機械ユニットとを有する機
械が設けられている。
【0011】さらに有利には、第1のローラが第1の機
械ユニットにおいて、ほぼ水平方向で移動できるよう
に、可動に配置されている。これによって有利な形式
で、水平方向に延びる第1の機械ユニットの運動および
/または変形を補償することができる。
【0012】本発明の実施形態によれば、第1のローラ
の支承ユニットが少なくとも1つのころエレメントまた
はスライドエレメントを備えており、ころエレメントま
たはスライドエレメントが第1の機械ユニットの側壁に
設けられた転動面またはスライド面で転動可能またはス
ライド可能に支承されており、すなわち可動支承部が形
成される。第1のローラが両方の端部でそれぞれジャー
ナルを備えており、このジャーナルは第1の機械ユニッ
トに対応配置された支承ユニットまたは支承ケージの側
壁において回動可能に支承されているので、ローラは材
料ウェブを案内する際に摩擦力または駆動装置によって
回転されることができる。第1の機械ユニットの移動お
よび/または変形とは逆方向の、第1のローラの移動は
補償移動として認識することもでき、有利には、この第
1のローラの移動は、支承ユニットに対応配置されたこ
ろエレメントまたはスライドエレメントと、これらと協
働する各転動面またはスライド面とによって得られる。
たとえば第1の機械ユニットのそれぞれの側壁に、転動
面またはスライド面を備えた開口を設けることができ
る。転動面またはスライド面において、支承ユニットは
少なくとも1つのころエレメントまたは少なくとも1つ
のスライドエレメントによって回転可能またはスライド
可能に支承されている。さらに転動面またはスライド面
は、第1の機械ユニットの側壁の内壁に配置することも
できる。
【0013】本発明の別の実施形態によれば、第1の機
械ユニットの移動または変形が行われる方向に対してほ
ぼ垂直方向で、材料ウェブが第1のローラに向かって供
給されるように、第1のローラが第1の機械ユニットに
配置されている。有利には、第1のローラに対する材料
ウェブのほぼ垂直方向の供給によって、第1のローラの
補償移動によって生ぜしめられる、第1のローラに対す
る供給区分のウェブ経路の長さ変化ができるだけ僅かに
維持される。さらに別の実施形態によれば、材料ウェブ
がほぼ90°の巻きかけ角度で第1のローラに巻きかけ
られるように、第1のローラが第1の機械ユニットに配
置されている。この有利な第1のローラの配置形式によ
って、第1の機械ユニットの移動方向と第1のローラに
向かう材料ウェブの供給方向とが互いにほぼ垂直方向で
上下に位置しているので、第1の機械ユニットの変位の
値がウェブ経路の長さ変化の値と同じようになることは
ない。
【0014】別の実施形態によれば、第1の機械ユニッ
トがウェブ走行方向でみて第2の機械ユニットの前方ま
たは後方に配置されている。有利には、両方の機械ユニ
ットの配置構成の適当な選択に基づいて、第1の機械ユ
ニットの移動および/または変形を、ローラ対配置構成
によって、ウェブ走行方向でみてどの順序で第1の機械
ユニットと第2の機械ユニットとが配置されているかに
関係なく、補償することができる。
【0015】本発明のローラ対配置構成の別の実施形態
によれば、第1のローラがクーリングローラ群またはク
ーリングローラスタンドの、ウェブ走行方向でみて最後
のクーリングローラである。これによって有利には、追
加的なローラを使用することなくコストおよび材料を節
減しながら、簡単な形式で、クーリングローラ群または
クーリングローラスタンドの移動または変形状態でのウ
ェブ張力変化の問題を排除することが達成される。
【0016】さらに別の実施形態によれば、第2のロー
ラをウェブ走行方向でみて折り装置の最初のローラか、
ウェブ走行方向でみて折り装置に前置された供給ユニッ
トの最初のローラとして形成することができる。本発明
に基づくローラ対配置構成の第2のローラを、ウェブ走
行方向でみて折り装置の最初のローラか、またはウェブ
走行方向でみて折り装置に前置された供給ユニットの最
初のローラとして選択することによって、有利には、コ
ストおよび材料を節減しながら、張力変化を防止するた
めの別のローラを回避することができる。したがって本
発明のローラ対配置構成の別の実施形態では、材料ウェ
ブが、クーリングローラ群またはクーリングローラスタ
ンドの最後のクーリングローラから、折り装置またはウ
ェブ走行方向でみて折り装置に前置された供給ユニット
の最初のローラに直接的に供給されることが考えられ、
この場合両方のローラは本発明のローラ対配置構成の第
1および第2のローラである。
【0017】しかも本発明のローラ対配置構成の第1お
よび第2のローラは、スペース的に節減されて僅かなコ
ストで各機械ユニットに配置することができるガイドロ
ーラとして形成することもできる。
【0018】さらに本発明の別の実施形態によれば、ロ
ーラ対配置構成が第2のローラの代わりに円筒形のウェ
ブガイドエレメントを備えており、このウェブガイドエ
レメントは特に送風空気で負荷可能であるかまたは負荷
されるようになっている。したがってたとえば本発明の
配置構成または装置を第1のローラとウェブガイドエレ
メントとで実現することができ、この場合ウェブガイド
エレメントはたとえば回動不能に配置することができ
る。そのようなガイドエレメントとしてたとえば送風空
気で負荷されるウェブガイドバーまたはウェブターニン
グバーが使用可能である。
【0019】さらに本発明のローラ対配置構成の実施形
態によれば、第1のローラが冷却媒体の貫流される、回
動可能に支承されたクーリングローラであり、クーリン
グローラがころ支持体を備えた支承ユニットを介して輪
転印刷機のクーリングローラスタンドの側壁の切欠に可
動に支承されており、連結ユニットが別個に長さ調節可
能なバーまたは継手を備えていて、これらのバーまたは
継手がそれぞれ一方の端部でクーリングローラの支承ユ
ニットに、かつ他方の端部で第2の機械ユニットに連接
されており、さらに別の別個に長さ調節可能なバーまた
は継手が設けられており、これらのバーがそれぞれ一方
の端部でクーリングローラの支承ユニットに、他方の端
部で第1の機械ユニットに連接されている。有利には、
そのようなローラ対配置構成は簡単で廉価な構成であ
り、この構成は本発明の思想に基づく、高精度で、反応
の速い、確実性の持続する、第1の機械ユニットに対し
て相対的な第1のローラの移動性能を実現する。本発明
のローラ対配置構成または本発明に基づく装置に含まれ
る長さ調節可能なバーまたは継手によって、簡単な形式
で第1のローラと第2のローラとの間の平行度と間隔と
を調節、特に微調整することができる。
【0020】既に述べた本発明の実施形態は、機械的な
手段を用いて簡単な形式で課題を解決しているが、正確
な信号発生器と受信機と評価ユニットとを用いて同様に
本発明の問題を解決するローラ対配置構成または装置の
別の実施形態を構成することもできる。たとえば第1の
ローラを第2のローラもしくは第2の機械ユニットに連
接する連結ユニットが、第1の機械ユニットに配置され
た送信機、特に赤外線送信機、マイクロ波送信機または
超音波送信機と、第2の機械ユニットに配置され、かつ
各送信機に対応配置された受信機とを備えており、可動
に配置された第1のローラを変位するための少なくとも
1つの駆動ユニットが設けられており、データ伝達手段
を介して送信機と受信機と駆動ユニットとに接続されて
いる制御ユニットが設けられている。さらに各送信機が
パルスを発信し、このパルスは対応配置された受信機に
受容され、制御装置に後続案内され、その結果この制御
装置は送信機から受信機へのパルスの伝播時間を求め、
伝播時間変化を介して第1の機械ユニットと第2の機械
ユニットとの間の間隔変化を求め、駆動ユニットに制御
信号を伝達し、この制御信号は第1の機械ユニットにお
ける第1のローラの補償移動をもたらす。
【0021】本発明によるローラ対配置構成の設けられ
ていることを特徴とする、少なくとも1つの第1の機械
ユニットと少なくとも1つの第2の機械ユニットとを備
えた、材料ウェブ処理機、特に輪転印刷機も考えられ
る。
【0022】この場合、第1の機械ユニットが少なくと
も1つの加熱エレメントおよび/または冷却エレメント
を装備可能であり、この加熱エレメントおよび/または
冷却エレメントは温度変化に基づく材料膨張によって第
1の機械エレメントの移動および/または変形を生ぜし
める。本発明のローラ対配置構成またはこのローラ対配
置構成を備えた本発明の装置によって、温度変化に基づ
いてもたらされた第1の機械ユニットの移動および/ま
たは変形が修正され、これによってウェブ張力変化を有
利な形式で防止することができる。
【0023】さらに本発明のローラ対配置構成を備えた
材料ウェブ処理機によれば、第1の機械ユニットがクー
リングローラスタンド、特に材料ウェブ乾燥機の直後に
配置された、材料ウェブ乾燥機と堅固に結合されるかま
たは材料ウェブ乾燥機に組み込まれたクーリングローラ
スタンドである。これによってクーリングローラスタン
ド自体の移動、変位および/または変形、もしくは材料
ウェブ乾燥機を介してクーリングローラスタンドに伝達
される移動、変位および/または変形が、有利な形式で
補償されることができ、これによって材料ウェブの張力
変化が防止されるか少なくとも減少される。
【0024】さらに材料ウェブ処理機の第2の機械ユニ
ットを、折り装置またはウェブ走行方向でみて折り装置
に前置された供給ユニットとして形成することもでき
る。この場合有利には、クーリングローラスタンドまた
は乾燥機の不都合な移動または変形を本発明のローラ対
配置構成を用いて修正することができるので、折り装置
に走入し、折り畳もうとする材料ウェブは、有利な形式
で、材料ウェブの正確で規定通りの折りに必要である所
望の張力を有している。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図示の
実施例を用いて詳しく説明する。
【0026】図1のaには、従来技術のローラ対配置構
成1が示されており、このローラ対配置構成1は第1の
機械ユニット3に第1のローラ2と、第2の機械ユニッ
ト5に第2のローラ4とを備えている。材料ウェブ6は
前置のローラ7を介して案内され、次いで第1のローラ
2と第2のローラ4とを介して案内される。これらのロ
ーラ7,2,4は、たとえば図1のbから判るように、
機械ユニット3,5のフレームもしくは側壁に回動可能
に支承されている。この図1のbには、従来技術のロー
ラ対配置構成の平面図で第1のローラ2と第2のローラ
4とが示されており、これらのローラ2,4は支承部
8,9,10,11を介して第1および第2の機械ユニ
ットのフレームもしくは側壁12,13,14,15に
回動可能に支承されている。さらに図1のcから判るよ
うに、たとえば機械ユニットの変形に基づいて生じ得
る、第1の機械ユニット3の側壁12の移動は、第1の
ローラ2の旋回をもたらし、これによって第1のローラ
2と第2のローラ4との間の平行度が損なわれる。第1
の機械ユニット3の側壁12の変位は、変位前における
第1の機械ユニット3の側壁12の位置を示す鎖線16
によって明確である。従来技術のローラ対配置構成を示
す図1のbと図1のcとの比較から、第1の機械ユニッ
ト3の少なくとも一方の側壁の変位によって、材料ウェ
ブ6のウェブ張力変化がもたらされ得ることが明らかで
ある。第1のローラ2が第2のローラ4に接近する場
合、ウェブ張力は減少され得るが、しかしながらこの張
力は、第1のローラ2が第2のローラ4から離間する場
合、増加され得る。さらに図1のcから判るように、第
1の機械ユニット3の変形によってウェブ走行方向に対
して横方向に延びるウェブ張力が生ぜしめられる。
【0027】図2のa,b,cには、本発明のローラ対
配置構成が示されており、第1のローラ2は第1の機械
ユニット3に、第2のローラ4は第2の機械ユニット5
に配置されている。材料ウェブ6は前置のローラ7と第
1のローラ2と第2のローラ4とを介して案内される。
第1のローラ2はジャーナル17で支承ユニット18に
回動可能に支承されている。さらに支承ユニット18は
バー19によって第2の機械ユニット5と堅固に結合さ
れていて、かつころ20,21の設けられた可動支承部
を備えている。ころ20,21は第1の機械ユニット3
の側壁において転動面23に回転可能に支承されいて
る。
【0028】図2のbには、本発明のローラ対配置構成
の、第1の機械ユニット3の変形前の状態の第1および
第2の機械ユニット3,5が平面図で示されている。こ
の図2のbと、これと同様に本発明のローラ対配置構成
を平面図で示した図2のcとの比較から判るように、第
1の機械ユニット3の側壁12の変位状態でも第1のロ
ーラ2と第2のローラ4との間の平行度および間隔は維
持されたままであり、これによって第1の機械ユニット
3と第2の機械ユニット5との間の材料ウェブ6のウェ
ブ経路が変化せずに維持されているので、第1のローラ
2と第2のローラ4との間のウェブ経路でウェブ張力変
化が生じない。ここでは側壁12の変形もしくは膨張
は、変形前の側壁12の位置を意味する鎖線16によっ
て示されている。さらに図2のaと図2のcとの比較か
ら判るように、第1の機械ユニット3の変位によって同
様に前置のローラ7(見易くするために図2のcには図
示されていない)の変位がもたらされるが、しかしなが
ら前置のローラ7の変位は、前置のローラ7と第1のロ
ーラ2との間のウェブ経路に対する影響をほとんど有し
ていない。なぜならばこのウェブ経路区分は第1の機械
ユニットまたは第1の機械ユニットの側壁の移動方向に
対して主に垂直方向に位置決めされているからである。
【0029】図3には、張力変化を防止するための装置
としても認識することのできる、本発明のローラ対配置
構成が斜視図で示されており、この装置に、第1のロー
ラ2と第2のローラ4と長さ調節可能な連結バー24,
25と長さ調節可能な連結バー26,27とが設けられ
ている。ここではウェブ走行方向でみてクーリングロー
ラスタンドの最後のクーリングローラである第1のロー
ラ2は、ジャーナル17で各支承ユニット18に回動可
能に支承されており、支承ユニット18はそれぞれころ
20を備えており、ころ20はガイド28、たとえばク
ーリングローラスタンドのフレーム13に設けられた転
動面、に回転可能に支承されている。長さ調節可能なバ
ー24,25は一方の端部でそれぞれ支承ユニット18
に連接されていて、かつ他方の端部でそれぞれ第2の機
械ユニット5のフレーム14,15に連接されている。
本発明に基づいて、第1の機械ユニット3の移動、変位
または変形状態でも、長さ調節可能なバー24,25に
よって、第1のローラ2と第2のローラ4との間の平行
な方向性ならびに間隔が維持される。なぜならば第1の
機械ユニット3が長さ調節可能な結合バー24,25を
介在して第2の機械ユニット5と連結されていることに
よって、第1のローラ2に、第1の機械ユニット3に対
して相対的な補償移動が強制的に行われるからである。
このような補償移動は、水平方向で、ころ20が転動面
28上を転動することによって行われる。これと同様に
設けられた長さ調節可能なバー26,27によって、垂
直方向の分力を有する第1のローラ2の移動をほぼ防止
することができる。バー24,25,26,27の長さ
調節によって、第1のローラ2の方位修正時に有利な形
式で微調整を行うことができる。図3には、矢印29で
ウェブ走行方向が示されており、当業者にとって、本発
明の装置が逆向きの走行方向でも本発明の形式で機能す
ることは、理解できるものである。
【0030】図4には、本発明のローラ対配置構成が概
略的に平面図で示されており、ここでも同様に第1のロ
ーラ2が第1の機械ユニット3に、かつ第2のローラ4
が第2の機械ユニット5に配置されている。第1の機械
ユニット3は側壁12,13で送信機30,31を備え
ており、これらの送信機30,31はそれぞれ第2の機
械ユニット5の側壁14,15に設けられた受信機3
2,33と協働する。さらに本発明のローラ対配置構成
は制御ユニット34を備えており、この制御ユニット3
4は線路35,36,37,38を介して送信機30,
31と受信機32,33とに接続されている。その上本
発明の装置は駆動ユニット39,40を備えており、こ
れらの駆動ユニット39,40は線路41,42を介し
て制御ユニット34と接続されており、制御ユニット3
4によって制御される場合には第1のローラ2の移動が
もたらされる。制御ユニット34は線路35,38を介
して制御信号を送信機30,31に送信し、送信機3
0,31は制御信号によって、信号パルスたとえば赤外
線パルス、マイクロ波パルスまたは超音波パルスを発信
するように指示され、その結果信号パルスは受信機3
2,33によって受信され、制御信号の形状で線路3
6,37を介して制御ユニット34に再び案内される。
制御装置34はたとえば線路35,36を介して得られ
る制御信号の発信の時点と、線路37,38を介して得
られる制御信号の着信の時点とから、第1の機械ユニッ
ト3の側壁12,13と第2の機械ユニット5の側壁1
4,15との間の、送信機30,31から送信されたパ
ルスの伝播時間を求める。たとえば図4において鎖線1
6で示されたように、側壁12または側壁13の移動、
変形または変位状態では、送信機30から受信機32ま
での信号の伝播時間が短縮され、これによって制御装置
34は前記移動、変形または変位の値を求めることがで
きる。ここでは関係式Δs=cΔtが有効で、この場合
Δsは側壁間の間隔変化、cは送信された波の速度たと
えば光速または音速、Δtは送信された信号の伝播時間
である。この値を補償するために、線路41,42を介
して、第1のローラ2と共に支承ユニット18に適当な
補償移動を指示する制御信号が駆動ユニット39,40
に伝達される。駆動ユニット39,40はたとえば従来
慣用のモータの設けられた位置決め装置またはリニア式
駆動装置(Linearantrieb)を備えていてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは、従来技術のローラ対配置構成を概略的に
示す側面図であり、bは、第1の機械ユニットの移動前
の状態の、従来技術のローラ対配置構成を概略的に示す
平面図であり、cは、第1の機械ユニットの移動後の状
態の、従来技術のローラ対配置構成を概略的に示す平面
図である。
【図2】aは、本発明のローラ対配置構成を概略的に示
す側面図であり、bは、第1の機械ユニットの移動前の
状態の、本発明のローラ対配置構成を概略的に示す平面
図であり、cは、第1の機械ユニットが移動後の状態
の、本発明のローラ対配置構成を概略的に示す平面図で
ある。
【図3】本発明のローラ対配置構成を示す斜視図であ
る。
【図4】送信機と受信機とを備えた、本発明のローラ対
配置構成を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
1 ローラ対配置構成、 2 第1のローラ、 3 第
1の機械ユニット、4 第2のローラ、 5 第2の機
械ローラ、 6 材料ウェブ、 7 ローラ、 8,
9,10,11 支承部、 12,13,14,15
側壁、 16鎖線、 17 ジャーナル、 18 支承
ユニット、 19 バー、 20,21 ころ、 23
転動面、 24,25,26,27 連結バー、 2
8 ガイド、 29 ウェブ走行方向、 30,31
送信機、 32,33 受信機、 34 制御ユニッ
ト、 35,36,37,38 線路、 39,40
駆動ユニット、 41,42 線路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many Fターム(参考) 2C020 CA06 CA10 2C034 AD05 AD07 AD10 AD17 AD18 AD19 AD21 3F104 AA01 FA01 3F108 AA01 AB04 AC04 BA02 BA08 CA04 3J103 AA02 BA01 BA31 BA43 CA01 CA62 CA78 DA05 FA01 FA02 FA05 FA26 GA02 GA54

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ対配置構成であって、第1の機械
    ユニット(3)に回動可能に配置された第1のローラ
    (2)と、第2の機械ユニット(5)に回動可能に配置
    され、かつ前記第1のローラ(2)に対してほぼ平行に
    配置された第2のローラ(4)とが設けられており、こ
    れらの第1のローラ(2)および第2のローラ(4)
    が、該第1のローラ(2)と第2のローラ(4)とに部
    分的に巻きかけられている材料ウェブ(6)を案内して
    いる形式のものにおいて、 前記第1のローラ(2)が前記第1の機械ユニット
    (3)に回動可能に配置されていて、該第1の機械ユニ
    ット(3)の移動および/または変形状態で、少なくと
    も1つの連結ユニット(19,30,31,32,3
    3,34,39,40)によって、前記第1のローラ
    (2)と前記第2のローラ(4)とが互いにほぼ平行か
    つほぼ一定の間隔で配置された状態に維持されるよう
    に、前記第1のローラ(2)が前記第2のローラ(4)
    と結合されていることを特徴とする、ローラ対配置構
    成。
  2. 【請求項2】 前記第1のローラ(2)の支承ユニット
    (18)が少なくとも1つのころエレメント(20,2
    1)またはスライドエレメントを備えており、該ころエ
    レメント(20,21)またはスライドエレメントが前
    記第1の機械ユニット(3)の側壁(12,13)に設
    けられた転動面(23,28)またはスライド面で転動
    可能またはスライド可能に支承されている、請求項1記
    載のローラ対配置構成。
  3. 【請求項3】 前記第1の機械ユニット(3)の移動ま
    たは変形が行われる方向に対してほぼ垂直方向で、前記
    材料ウェブ(6)が前記第1のローラ(2)に向かって
    供給されるように、該第1のローラ(2)が前記第1の
    機械ユニット(3)に配置されている、請求項1または
    2記載のローラ対配置構成。
  4. 【請求項4】 前記材料ウェブ(6)が45°と135
    °の間の角度たとえばほぼ90°の角度範囲の巻きかけ
    角度で前記第1のローラ(2)に巻かけられるように、
    前記第1のローラ(2)が前記第1の機械ユニット
    (3)に配置されている、請求項1から3までのいずれ
    か1項記載のローラ対配置構成。
  5. 【請求項5】 前記第1のローラ(2)がほぼ水平方向
    で移動可能に前記第1の機械ユニット(3)に配置され
    ている、請求項1記載のローラ対配置構成。
  6. 【請求項6】 前記第1の機械ユニット(3)がウェブ
    走行方向でみて前記第2の機械ユニット(5)の前方に
    配置されているか、または前記第1の機械ユニット
    (3)がウェブ走行方向でみて前記第2の機械ユニット
    (5)の後方に配置されている、請求項1から5までの
    いずれか1項記載のローラ対配置構成。
  7. 【請求項7】 前記第1のローラ(2)がクーリングロ
    ーラ群(3)の、ウェブ走行方向でみて最後のクーリン
    グローラである、請求項1から6までのいずれか1項記
    載のローラ対配置構成。
  8. 【請求項8】 前記第2のローラ(4)がウェブ走行方
    向でみて、折り装置(5)の最初のローラであるか、ウ
    ェブ走行方向でみて折り装置に前置された供給ユニット
    (5)の最初のローラである、請求項1から7までのい
    ずれか1項記載のローラ対配置構成。
  9. 【請求項9】 当該ローラ対配置構成が、前記第2のロ
    ーラ(4)の代わりに、たとえば送風空気で負荷される
    円筒形のウェブガイドエレメントを備えている、請求項
    1から8までのいずれか1項記載のローラ対配置構成。
  10. 【請求項10】 前記第1のローラ(2)が冷却媒体の
    貫流される、回動可能に支承されたクーリングローラ
    (2)であり、該クーリングローラ(2)がころ支持体
    (20,21)を備えた支承ユニット(18)を介して
    輪転印刷機のクーリングローラスタンド(3)の側壁
    (12,13)の切欠に可動に支承されており、前記連
    結ユニットが別個に長さ調節可能なバー(24,25)
    を備えていて、これらのバー(24,25)がそれぞれ
    一方の端部で前記クーリングローラ(2)の支承ユニッ
    ト(18)に、かつ他方の端部で前記第2の機械ユニッ
    ト(5)に連接されており、さらに別の別個に長さ調節
    可能なバー(26,27)が設けられており、これらの
    バー(26,27)がそれぞれ一方の端部で前記クーリ
    ングローラ(2)の支承ユニット(18)に、他方の端
    部で第1の機械ユニット(3)に連接されている、請求
    項1から8までのいずれか1項記載のローラ対配置構
    成。
  11. 【請求項11】 前記連結ユニットが、前記第1の機械
    ユニット(3)に配置された送信機(30,31)たと
    えば赤外線送信機、マイクロ波送信機または超音波送信
    機と、前記第2の機械ユニット(5)に配置され、かつ
    前記各送信機(30,31)に対応配置された受信機
    (32,33)とを備えており、可動に配置された前記
    第1のローラ(2)を変位するための少なくとも1つの
    駆動ユニット(39,40)が設けられており、データ
    伝達手段(35,36,37,38,41,42)を介
    して前記送信機(30,31)と前記受信機(32,3
    3)と前記駆動ユニット(39,40)とに接続されて
    いる制御ユニット(34)が設けられている、請求項1
    から9までのいずれか1項記載のローラ対配置構成。
  12. 【請求項12】 材料ウェブ処理機たとえば輪転印刷機
    であって、少なくとも1つの第1の機械ユニット(3)
    と少なくとも1つの第2の機械ユニット(5)とが設け
    られている形式のものにおいて、 請求項1から11までのいずれか1項記載のローラ対配
    置構成が設けられていることを特徴とする、材料ウェブ
    処理機。
  13. 【請求項13】 前記第1の機械ユニット(3)が少な
    くとも1つの加熱エレメントおよび/または冷却エレメ
    ントを備えており、該加熱エレメントおよび/または冷
    却エレメントが温度変化に基づく材料膨張によって前記
    第1の機械ユニット(3)の移動および/または変形を
    生ぜしめる、請求項12記載の材料ウェブ処理機。
  14. 【請求項14】 前記第1の機械ユニット(3)がクー
    リングローラスタンド、たとえば材料ウェブ乾燥機の直
    後に配置された、該材料ウェブ乾燥機と堅固に結合され
    るかまたは前記材料ウェブ乾燥機に組み込まれたクーリ
    ングローラスタンドである、請求項12または13記載
    の材料ウェブ処理機。
  15. 【請求項15】 前記第2の機械ユニット(5)が折り
    装置であるか、またはウェブ走行方向でみて折り装置に
    前置された供給ユニットである、請求項12から14ま
    でのいずれか1項記載の材料ウェブ処理機。
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