JP2002264984A - 円盤状記録媒体の収納ケース - Google Patents

円盤状記録媒体の収納ケース

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JP2002264984A
JP2002264984A JP2001065322A JP2001065322A JP2002264984A JP 2002264984 A JP2002264984 A JP 2002264984A JP 2001065322 A JP2001065322 A JP 2001065322A JP 2001065322 A JP2001065322 A JP 2001065322A JP 2002264984 A JP2002264984 A JP 2002264984A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円盤状記録媒体の着脱が円滑に行える保持部
を備えた収納ケース及び販売用とレンタルショップにお
ける展示用を兼ねた使い勝手のよい収納ケースを提供す
ること。 【解決手段】 保持部105については、本体の背部1
02に特定配置関係にて左右一対の脚片107、107
をもうけ、各脚片は第1ヒンジ106によりその一端を
背部に設けられた弾性変形可能な連結片116に連接さ
れると共に、他端の第2ヒンジ108により押圧部11
0の側壁片111に夫々連接され、さらに一対の脚片
に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合
溝115が形成された環形片113を押圧部110の周
囲に夫々配設すると共にその固定用穴の周縁部下面に対
応する突き上げ部109を一体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽や映像を記録
したコンパクトディスク(CD)、デジタル バーサタ
イル ディスク(DVD)等の円盤状記録媒体を収納す
るためのケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の販売専用を目的とした収納ケース
における円盤状記録媒体の着脱操作を行う保持部の例を
図14及び図15に示す。その合成樹脂製保持部aは、
円盤状記録媒体の固定用穴を係止するための頭部cを側
方から見てブリッジ形に形成して両端の支持部を一対の
第1ヒンジdを介してベースbに夫々連接すると共に、
頭部cの押圧部eの中央に第2ヒンジfを設け、その押
圧部eを指で押すことにより、ほぼ70°〜90°の角
度のV字形に折曲させて記録媒体が頭部cから外れるよ
うに構成されている。gは記録媒体の固定用穴の周縁部
下面を受けるべく頭部cに一体に形成された支持部であ
る。そして、頭部cが押し込まれた状態において記録媒
体の固定用穴を頭部cに合わせて押圧したときには、支
持部gの梃子作用により頭部cを元の突出した状態に復
元させて同記録媒体が固定されるように設けられてい
る。
【0003】また、販売用とレンタルショップにおける
展示用を兼ねたコンパクトな合成樹脂製収納ケースの一
例を図16に示す。この収納ケースiは、円盤状記録媒
体を箱型形状の本体jの正面側と上面側から出し入れで
きるように正面の扉tと上面の蓋体qを夫々開閉自由に
設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部
nを本体jの背部に設け、扉tの内面下部にストッパー
uを設けたものがある。
【0004】その保持部nは、円盤状記録媒体の固定用
穴を嵌める円弧形立上片oを等角度間隔で4カ所に配置
し、中央の円形部pとそれら円弧形立上片oとを直線的
に連結した形態とされている。その蓋体qについては、
端部rを本体jの右側片kに形成された係合溝lと中央
側片vの上端に形成された突片wに夫々係合させること
により上面開口xが閉じられた状態に保持され、内方に
回転させた蓋体qの突起sを本体jに穿設された係合孔
mに嵌合させることにより上面が開かれた状態に保持さ
れるように設けられている。
【0005】図17に示すように、この収納ケースi
は、円盤状記録媒体を本体jから取り出すと共に蓋体q
を内方に折り曲げて扉tを閉じた状態としてから、記録
媒体を格納する別に用意した公知のレンタル用ケースy
を上面開口xから本体内に挿入したとき、そのレンタル
用ケースyの底部がストッパーuに当接することによ
り、同ケースの上部を上面開口xから所定高さまで露出
させるように設けられ、その状態にて展示に利用するこ
とができる構造とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の前者の保持部a
においては、押圧部eを指で押したときにV字形に折曲
変形するために、その部分に指が挟まれる状態となって
操作性に難点がある。加えて、収納ケースと一体成形を
行うことができないので、製造コストが高くならざるを
得ない。
【0007】また、後者の収納ケースiにおいては、円
形部pを指で押したときに保持部nの半径方向の変形収
縮量が少ないことから、円盤状記録媒体が小さな力では
簡単に外れなく、操作性がよくないと言える。また、内
方に折り曲げた蓋体qを固定する構造が貧弱であって蓋
体qの一部が浮き上がることもあり、実用性に甚だ欠け
るという問題があった。
【0008】この発明の目的は、円盤状記録媒体の着脱
が円滑に行える保持部を備えた収納ケース及び販売用と
レンタルショップにおける展示用を兼ねた使い勝手のよ
い収納ケースを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、コンパクトディスク等の円
盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れで
きるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状
記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設け
た円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記保持部に
ついては、中央の押圧部の仮想中心を中心として等角度
で放射方向に延びる仮想線を挟むように左右一対の脚片
を夫々配置し、各脚片はその仮想線と直交する線上に配
置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接される
と共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記
押圧部の側壁片に夫々連接され、さらに前記一対の脚片
に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合
溝が形成された環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設す
ると共にその固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ
部を一体に形成してなり、円盤状記録媒体の固定用穴を
該環形片に合わせて押圧することにより同記録媒体が固
定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押
圧部を押圧することにより、環形片を第1ヒンジ及び第
2ヒンジ部分の歪み弾性作用により仮想中心側に変位さ
せつつ沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記
録媒体の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態
が解放されるように構成したことを特徴とする。
【0010】同様の目的を達成するために請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成
された第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接
され、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定
用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前
記押圧部の周囲に夫々配設してなり、円盤状記録媒体の
固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記
録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された
保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を第1ヒ
ンジ及び第2ヒンジ部分の歪み弾性変形作用により仮想
中心側に変位させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が
解放されるように構成したことを特徴とする。
【0011】同様の目的を達成するために請求項3に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
その一端を前記背部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形
可能な連結片に連接されると共に、他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定用
穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記
押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固定用穴の周縁
部下面に対応する突き上げ部を一体に形成したことを特
徴とする。
【0012】同様の目的を達成するために請求項4に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
その一端を前記背部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形
可能な連結片に連接されると共に、他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定用
穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記
押圧部の周囲に夫々配設したことを特徴とする。
【0013】同様の目的を達成するために請求項5に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
一端を前記背部に連接されると共に他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、かつ、前記仮想線と同じ方向に弾性変形による伸縮
可能に設けられ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録
媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された
環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固
定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成
したことを特徴とする。
【0014】同様の目的を達成するために請求項6に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
一端を前記背部に連接されると共に他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、かつ、前記仮想線と同じ方向に弾性変形による伸縮
可能に設けられ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録
媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された
環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設したことを特徴と
する。
【0015】同様の目的を達成するために請求項7に記
載の発明は、請求項1、3、5の何れかに記載の円盤状
記録媒体の収納ケースにおいて、前記保持部の押圧部を
大きいストロークにて押圧することにより、該押圧部及
び前記環形片が前記背部の開口部内に小嵩に格納される
ように設けたことを特徴とする。
【0016】同様の目的を達成するために請求項8に記
載の発明は、請求項1、3、5、7の何れかに記載の円
盤状記録媒体の収納ケースにおいて、前記第1ヒンジを
形成した脚片を中央部に設け、その脚片の両側に前記突
き上げ部を左右対称に配設したことを特徴とする。
【0017】同様の目的を達成するために請求項9に記
載の発明は、請求項1〜8の何れかに記載した販売専用
の円盤状記録媒体の収納ケースにおいて、前記扉の内面
にストッパー部を一体に形成し、その扉を閉じた状態に
おいて、そのストッパー部が前記押圧部と環形片との間
に形成される凹溝に嵌合することにより前記保持部の無
用な出没動作を規制するように設けたことを特徴とす
る。
【0018】同様の目的を達成するために請求項10に
記載の発明は、コンパクトディスク等の円盤状記録媒体
を箱型形状の本体の正面側と上面側から出し入れできる
ように正面の扉と上面の蓋体を夫々開閉自由に設け、そ
の本体の保持部から外した円盤状記録媒体をレンタル用
ケースに格納し、そのレンタル用ケースを上面開口から
本体内に挿入して同ケースの上部を露出させた状態にて
レンタルショップにおける展示に利用可能に構成した円
盤状記録媒体の収納ケースであって、前記蓋体は前記本
体の背部に設けられたヒンジにより連接して一体に形成
され、一端に係止爪を形成し他端に指で押すための押え
部が形成されたロック片を前記本体の厚さ方向にシーソ
ー動作可能に前記背部に設け、前記蓋体の端部を前記本
体の側片に係合させることにより前記上面開口が閉じら
れた状態に保持され、他方、内方に回転させた蓋体の自
由端部を前記ロック片の係止爪に係合させることにより
前記上面開口が開かれた状態に保持されるように構成し
たことを特徴とする。
【0019】
【発明の作用及び効果】(請求項1及び請求項2の発
明)円盤状記録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わ
せて押圧すると、環形片は第1ヒンジ及び第2ヒンジ部
分の歪み弾性変形作用により仮想中心側に変位しつつ沈
んでその固定用穴を通過させ、これとほぼ同時に、その
歪み弾性変形作用によって元の位置に戻る。しかして、
環形片の係合溝に固定用穴が係止されて円盤状記録媒体
は固定される。
【0020】また、請求項1の発明において、円盤状記
録媒体が固定された保持部の押圧部を指で押圧した場合
には、円盤状記録媒体は環形片と一緒に少し下降する
が、固定用穴の周縁部の下面が突き上げ部に当接してそ
れ以上の下降を抑制されるため、環形片(及び押圧部)
のみがさらに下降して固定用穴が係合溝から外れる。
【0021】上記収納ケースによれば、環形片が第1ヒ
ンジ及び第2ヒンジ部分の歪み弾性変形と脚片の傾動の
相乗作用により円滑に出没作動するため、円盤状記録媒
体の着脱操作が行い易い。
【0022】(請求項3及び請求項4の発明)円盤状記
録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わせて押圧する
と、環形片は本体側に設けた連結片の弾性変形により仮
想中心側に変位しつつ沈んでその固定用穴を通過させ、
これとほぼ同時に、その連結片の弾性変形作用によって
元の状態に戻る。しかして、環形片の係合溝に固定用穴
が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0023】また、円盤状記録媒体が固定された保持部
の押圧部を指で押圧した場合には、環形片は本体側の連
結片の弾性変形により仮想中心側に変位しつつ第1ヒン
ジを支点とする傾動作用により沈んで、その固定用穴を
くぐる。その押圧を止めると環形片は連結片の弾性変形
作用により元の位置に戻り、固定用穴が係合溝から外れ
る。
【0024】上記収納ケースによれば、環形片が連結片
の弾性変形による変位と、第1ヒンジ及び第2ヒンジを
有する脚片の傾動の相乗作用により円滑に出没作動する
ので、円盤状記録媒体の着脱操作が大変行い易い。
【0025】(請求項5及び請求項6の発明)円盤状記
録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わせて押圧する
と、環形片は脚片の弾性変形による収縮作用により仮想
中心側に変位しつつ沈んでその固定用穴を通過させ、こ
れとほぼ同時に、その脚片の弾性変形による伸長作用に
よって元の位置に戻る。しかして、環形片の係合溝に固
定用穴が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0026】また、円盤状記録媒体が固定された押圧部
を指で押圧した場合には、環形片は脚片の弾性変形によ
る収縮作用により仮想中心側に変位しつつ第1ヒンジを
支点とする傾動作用により沈んで、その固定用穴をくぐ
る。その押圧を止めると環形片はその脚片の弾性変形に
よる伸長作用により元の位置に戻り、固定用穴が係合溝
から外れる。
【0027】上記収納ケースによれば、環形片が脚片の
弾性変形による伸縮と、第1ヒンジ及び第2ヒンジを有
する脚片の傾動の相乗作用により円滑に出没作動するの
で、円盤状記録媒体の着脱操作が大変行い易い。
【0028】なお、請求項1、3、5の発明における環
形片(及び押圧部)が開口部内に押し込まれた状態にお
いて、円盤状記録媒体を保持部にセットして同記録媒体
の固定用穴の周縁部を押圧したときには、跳ね上がった
突き上げ部が後方へ押されて環形片(及び押圧部)を外
に飛び出させる。このため、環形片の係合溝に固定用穴
が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0029】(請求項7の発明)保持部の押圧部を大き
いストロークにて押圧すると、脚片は第2ヒンジが開口
部に進入するまで第1ヒンジを支点として回転し、押圧
部及び環形片は記録媒体の固定を解いた位置からさらに
沈んで開口部内に小嵩に格納される。
【0030】販売用とレンタルショップにおける展示用
とを兼ねた収納ケースの場合においては、保持部を不使
用時に小嵩に格納することができるので特に有効であ
る。すなわち、円盤状記録媒体を格納するレンタル用ケ
ースを収めた場合、収納ケースの厚さは余り大きくなら
ず、レンタル用ケースが奥深く挿入される構造であるた
め展示態様における形態についてもコンパクトになり、
陳列時の省スペース化に役立つ。
【0031】(請求項8の発明)円盤状記録媒体の固定
作用については、上記各請求項の発明に述べた内容に準
ずる。
【0032】(請求項9の発明)扉を閉じた状態におい
て、ストッパー部が押圧部と環形片との間の凹溝に嵌合
して保持部の無用な出没動作を規制する。しかして、収
納ケースの取り扱い又は輸送時に保持部が何らかの外力
により動作することにより、固定された円盤状記録媒体
が外れてしまうという事態を未然に防止することができ
る。この発明の収納ケースは、販売専用ケースに適用さ
れる。
【0033】(請求項10の発明)ロック片を軽く押し
た状態にて蓋体を内方に折り曲げることにより、蓋体の
自由端部がロック片の係止爪に係合して蓋体を内方に折
り曲げた状態で確実に保持する。他方、ロック片を押す
ことにより係止爪は蓋体の自由端部から外れ、蓋体を起
こすことができる。この収納ケースによれば、蓋体のロ
ック及びアンロック操作が大変行いやすく、本体の上面
を開口した状態を安定して維持することができる。
【0034】また、この収納ケースをレンタルショップ
における展示用ケースとして利用する場合については、
円盤状記録媒体を本体から取り出して別に用意したレン
タル用ケースに入れ替える。そして、収納ケースの保持
部を押し込んで開口部内に格納し、蓋体を内方に回転さ
せてその自由端部をロック片の係止爪に係合させる。そ
して、扉を閉じて上面開口を設けた状態としてからレン
タル用ケースをその上面開口から本体に挿入する。これ
により、レンタル用ケースの上部が収納ケースの上面開
口から露出した展示態様となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
図面に基づいて説明する。図1から図6は第1実施の形
態例、図7から図9は第2実施の形態例、図10から図
12は第3実施の形態例、図13は第4の実施の形態例
にかかるものであって、図1は収納ケースの扉を開いた
状態を示す正面図、図2は保持部の正面図、図3は図2
の要部の断面図、図4は図3に示す保持部が押し込まれ
て格納された状態を示す説明図、図5はロック片の正面
図、図6は蓋体をロック片によりロックを施した状態を
示す説明図、図7は保持部の正面図、図8は図7の要部
の断面図、図9は図8に示す保持部が押し込まれて格納
された状態を示す説明図、図10は保持部の正面図、図
11は図10の要部の断面図、図12は図11に示す保
持部が押し込まれて格納された状態を示す説明図、図1
3は保持部の正面図である。
【0036】(第1実施の形態例)図1に示す請求項1
の発明に係る第1実施の形態例の円盤状記録媒体の収納
ケースCは、箱型形状の本体1と扉21及び上面の蓋体
25とを合成樹脂材料により一体成形されている。その
本体1には、長方形の背部2の中央下方にコンパクトデ
ィスク等の円盤状記録媒体 の固定用穴 を嵌着させる
ための保持部5を設け、その背部2に右側片2aと底片
2bとが一体に形成されている。3は円盤状記録媒体
の外周縁部を支持するための円弧状突部であり、背部2
に一体に形成されている。
【0037】その保持部5については、図2及び図3に
示すように、本体1の背部2の中央に配置された円形座
部2cに形成した開口部4の中央に、ほぼ三角形の押圧
部10の仮想中心(イ)を中心として等角度、この例で
は120°間隔で放射方向に延びる仮想線(ロ)を挟む
ように左右一対の脚片7、7を3カ所に配置している。
図3に示すように、各脚片7は、その仮想線(ロ)と直
交する線(ハ)上に配置された第1ヒンジ6により一端
7aを前記開口部4の内端に連接されると共に、その他
端7bの薄肉に形成された第2ヒンジ8によって押圧部
10の側壁片11の下端11aに夫々連接されている。
【0038】なお、第1ヒンジ6と第2ヒンジ8を結ぶ
直線と背部2とのなす脚片7の仰角については、25°
〜3.5°の範囲とするが、好ましくは15°〜5°の
範囲とする。
【0039】13は円盤状記録媒体 の固定用穴 を係
止させるための係合溝15が形成された環形片である。
その環形片13は押圧部10の周囲に配置されており、
第2ヒンジ8から外方に形成された凹溝12を介して一
対の脚片7、7に一体に設けられている。9は左右一対
の脚片7、7の後部に差し渡すように一体に形成された
突き上げ部であって、各突き上げ部9は、円盤状記録媒
体 の固定用穴 の周縁部下面に対応するように設けら
れている。
【0040】上記本体1の左側縁には、薄肉に形成した
ヒンジ17により中央側片18の一側縁を連接する。1
9は中央側片18の上端内方に少し突出するように設け
た係止部である。その中央側片18の他側縁には、薄肉
に形成したヒンジ20により正面の扉21を一体状に連
接して同扉21を開閉可能に設ける。この扉21は、上
方を開放して右側片21aと底片21bが一体に形成さ
れている。
【0041】なお、販売専用の収納ケースについては、
扉21の内面にほぼ三角形の各辺に相当する位置にスト
ッパー部(図示せず)を一体に形成するのが好ましい。
そして、扉21を閉じた状態において、そのストッパー
部が押圧部10と環形片13との間に形成される凹溝1
2に嵌合することにより保持部5の無用な出没動作を規
制するように設ける。
【0042】なお、保持部が上記保持部5以外のもので
あって、押圧部と環形片との間に凹溝を形成して押圧部
の出没動作により円盤状記録媒体を着脱する構造のもの
については、上記ストッパー部に準ずる構成を適用する
ことが可能である。
【0043】25は前記背部2の上縁部に薄肉に形成さ
れたヒンジ24により一体状に連接された蓋体であっ
て、前記背部2、右側片2a、中央側片18と扉21に
より四方を囲まれて形成される上面開口23を開閉する
ためのものである。図5及び図6に示すように、蓋体2
5は自由端部に突条26を設けると共に端部25a、2
5bを少し薄く設けられている。そして、蓋体25の一
方の端部25aを右側片2aの上端内方に設けた係止溝
2dに係合させると共に、扉21を閉めたときに他方の
端部25bを前記係止部19に係合させることにより、
上面開口23が閉じられた状態に保持されるように設け
る。
【0044】30は前記ヒンジ24から少し内方位置の
背部2に設けられた一対のロック片である。このロック
片30の押え部31は背部2から切り離して設けられ、
その押え部31から両側方に延びる突部32の一端には
係止爪33を夫々形成すると共に、他端をバネの機能を
持つ弾性変形可能な連結片34を介して背部2に連接す
る。しかして、押え部31を指で押し又は離すことによ
りロック片30を本体1の厚さ方向にシーソー動作可能
に設ける。そして、内方に回転させた蓋体25の突条2
6を各ロック片30の係止爪33に夫々係合させること
により、上面開口23が開かれた状態に保持するように
設ける。
【0045】なお、上述したロック片30による蓋体2
5のロック構造については、レンタルショップにおける
展示用ケースとして利用される蓋体付の収納ケースであ
れば、円盤状記録媒体又はビデオカセットを対象とする
他の収納ケースにも適用することが可能である。
【0046】また、隣り合う脚片7、7の間に位置する
部分2eについては、円盤状記録媒体 を円形座部2c
から離れる方向に付勢する片持ち式の弾性支持片とする
ように設けることも可能である。しかして、前記保持部
5の押圧部10が押し込まれるときに、その弾性支持片
の自由端部を円盤状記録媒体 の非記録部に当接させて
同記録媒体 が沈むのを抑制することにより、着脱操作
を円滑に行わせることができる。この弾性支持片につい
ては前記突き上げ部9のない構造の保持部に特に有効で
ある。なお、後述する第2、第3実施形態例の収納ケー
スにも適用することができる。
【0047】次に、上記構成になる収納ケースCの作
動、取り扱い方について説明する。 (1)円盤状記録媒体 の固定用穴 を保持部5の環形
片13に合わせて押圧部10を押圧すると、環形片13
は第1ヒンジ6及び第2ヒンジ8部分の歪み弾性変形作
用により仮想中心(イ)側に変位しつつ沈んでその固定
用穴 を通過させる。これとほぼ同時に、環形片13が
歪み弾性変形作用によって元の位置に戻るため、円盤状
記録媒体 は係合溝15に固定用穴 を係止される。 (2)円盤状記録媒体 が固定された保持部5の押圧部
10を指で押圧すると、環形片13は第1ヒンジ6及び
第2ヒンジ8部分の歪み弾性変形及び第1ヒンジ6を支
点とする傾動作用により沈んで、同記録媒体の固定用穴
をくぐる。円盤状記録媒体 の中央部分は環形片13
と一緒に少し下降するが、固定用穴 の周縁部の下面が
突き上げ部9に当接してそれ以上の下降が抑制されるた
め、環形片13がさらに下降して固定用穴 から外れて
固定状態を解放する。 (3)また、保持部5の押圧部10を強く大きいストロ
ークにて押圧すると、脚片7は第1ヒンジ6を支点とし
て回転し、図4に示すように、押圧部10及び環形片1
3が円盤状記録媒体 の固定を解いた位置からさらに沈
んで開口部4に小嵩に格納される。
【0048】この収納ケースCをレンタルショップにお
ける展示用ケースとして利用する場合の手順について
は、前述した請求項10の発明の作用の項で述べた内容
と同じであるので説明を省く。
【0049】(第2実施の形態例)請求項3の発明に係
る第2実施の形態例の収納ケースは、円盤状記録媒体
を着脱自由とする保持部105以外の構成については、
前記第1実施の形態例である収納ケースCと全く同じで
あることから、保持部105の構成についてのみ詳しく
説明する。
【0050】図7に示すように、保持部105は、円形
座部102cに形成した開口部104の中央に、ほぼ三
角形の押圧部110の仮想中心(イ)を中心として等角
度、この例では120°間隔で放射方向に延びる仮想線
(ロ)を挟むように左右一対の脚片107、107を3
カ所に配置している。図8に示すように、各脚片107
は、その仮想線(ロ)と直交する線(ハ)上に配置され
た第1ヒンジ106により一端107aを収納ケースの
背部102に設けた仮想線(ロ)と同じ方向に弾性変形
可能な連結片116に連接されると共に、その他端10
7bの薄肉に形成された第2ヒンジ108によって押圧
部110の側壁片111の下端111aに夫々連接され
ている。
【0051】113は円盤状記録媒体 の固定用穴 を
係止させるための係合溝115が形成された環形片であ
る。その環形片113は、第2ヒンジ108から外方に
形成された凹溝112を介して一対の脚片107、10
7に夫々配設されている。109は左右一対の脚片10
7、107の後部に差し渡すように一体に形成された突
き上げ部である。これらの突き上げ部109は、円盤状
記録媒体 の固定用穴の周縁部下面に対応するように設
けられている。
【0052】かかる構成になる保持部105の作用につ
いては、前述した請求項3の発明の項に記載した内容と
同じであるので説明を省く。また、この実施の形態例に
おける収納ケースの取り扱い方、レンタルショップにお
ける展示用ケースとして利用する場合の手順について
は、上記した第1の実施の形態例である円盤状記録媒体
の収納ケースCに準じて行う。
【0053】(第3実施の形態例)請求項5の発明に係
る第3実施の形態例の収納ケースは、円盤状記録媒体
を着脱自由とする保持部205以外の構成については、
前記第1実施の形態例である収納ケースCと全く同じで
あることから、保持部205の構成についてのみ詳しく
説明する。
【0054】図10に示すように、保持部205は、円
形座部202cに形成した開口部204の中央に、ほぼ
三角形の押圧部210の仮想中心(イ)を中心として等
角度、この例では120°間隔で放射方向に延びる仮想
線(ロ)を挟むように左右一対の脚片207、207を
3カ所に配置している。図11に示すように、各脚片2
07は、その仮想線(ロ)と直交する線(ハ)上に配置
された第1ヒンジ206により一端の連結片207aを
前記開口部204の内端に連接されると共に、その他端
の連結片207bの薄肉に形成された第2ヒンジ208
によって押圧部210の側壁片211の下端211aに
夫々連接されている。各々の脚片207は、仮想線
(ロ)と同じ方向に弾性変形可能な連結片207a及び
連結片207bを設けることにより伸縮可能に設けられ
ている。
【0055】213は円盤状記録媒体 の固定用穴を係
止させるための係合溝215が形成された環形片であ
る。その環形片213は、第2ヒンジ208から外方に
形成された凹溝212を介して一対の脚片207、20
7に夫々配設されている。209は左右一対の脚片20
7、207の後部に差し渡すように一体に形成された突
き上げ部であって、これらの突き上げ部209は、円盤
状記録媒体 の固定用穴の周縁部下面に対応するように
設けられている。
【0056】かかる構成になる保持部205の作用につ
いては、前述した請求項5の発明の項に記載した内容と
同じであるので説明を省く。また、この実施の形態例に
おける収納ケースの取り扱い方、レンタルショップにお
ける展示用ケースとして利用する場合の手順について
は、上記した第1の実施の形態例である円盤状記録媒体
の収納ケースCに準じて行う。
【0057】(第4実施の形態例)請求項8の発明に係
る第4実施の形態例の収納ケースは、円盤状記録媒体
を着脱自由とする保持部305以外の構成については、
前記第1実施の形態例である収納ケースCと全く同じで
ある。また、保持部305については、図13に示すよ
うに、第2実施の形態例の保持部105の構成に対し
て、第1ヒンジ306を形成した脚片307を中央部に
設け、突き上げ部309をその脚片307の両側に左右
対称に配設した構成である。よって、それと同一構成部
分については、保持部105の説明に用いた符号に対応
する符号(三百番台)を図面に記載して説明を省略す
る。
【0058】なお、この収納ケースにおける脚片30
7、307の間に位置する部分302eについては、上
記段落「0048」で説明した弾性支持片と同様の構成
を適用することも可能である。
【0059】以上のとおり、上記した円盤状記録媒体の
収納ケースは、保持部が円滑に出没作動するので、円盤
状記録媒体の着脱操作が大変行い易い。加えて、保持部
を不使用時に格納することができることから、レンタル
用ケースを収めた展示態様における形態についてもコン
パクトであり、陳列時の省スペース化を図ることができ
る。さらには、ロック片により蓋体を内方に折り曲げた
状態に確実に安定して保持することができるので使い勝
手がよい。
【図面の簡単な説明】
図1から図6は第1実施の形態例、図7から図9は第2
実施の形態例、図10から図12は第3実施の形態例、
図13は第4の実施の形態例にかかるものである。
【図1】収納ケースの扉を開いた状態を示す正面図
【図2】保持部の正面図
【図3】図2の要部の断面図
【図4】図3に示す保持部が押し込まれて格納された状
態を示す説明図
【図5】ロック片の正面図
【図6】蓋体をロック片によりロックを施した状態を示
す説明図
【図7】保持部の正面図
【図8】図7の要部の断面図
【図9】図8に示す保持部が押し込まれて格納された状
態を示す説明図
【図10】保持部の正面図
【図11】図10の要部の断面図
【図12】図11に示す保持部が押し込まれて格納され
た状態を示す説明図
【図13】保持部の正面図
【図14】従来の保持部の正面図
【図15】図14の要部の断面図
【図16】従来の販売用と展示用を兼ねた収納ケースの
扉を開いた状態を示す正面図
【図17】図16の収納ケースにレンタル用ケースをセ
ットした展示態様を示す説明図
【符号の説明】
→円盤状記録媒体 →固定用穴 C→円盤状記録媒体の収納ケース 1→本体 2、102、202→背部 2d→係止溝 4、104、204、304→開口部 5、105、205、305→保持部 (イ)→仮想中心 (ロ)→仮想線 (ハ)→線 6、106、206、306→第1ヒンジ 7、107、207、307→脚片 8、108、208、308→第2ヒンジ 9、109、209、309→突き上げ部 10、110、210、310→押圧部 11、111、211、311→側壁片 12、112、212、312→凹溝 13、113、213、313→環形片 15、115、215→係合溝 19→係止部 21→扉 23→上面開口 25→蓋体 25a、25b→端部 26→突条 30→ロック片 31→押え部 33→係止爪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月8日(2001.3.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 円盤状記録媒体の収納ケース
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽や映像を記録
したコンパクトディスク(CD)、デジタル バーサタ
イル ディスク(DVD)等の円盤状記録媒体を収納す
るためのケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の販売専用を目的とした収納ケース
における円盤状記録媒体の着脱操作を行う保持部の例を
図14及び図15に示す。その合成樹脂製保持部aは、
円盤状記録媒体の固定用穴を係止するための頭部cを側
方から見てブリッジ形に形成して両端の支持部を一対の
第1ヒンジdを介してベースbに夫々連接すると共に、
頭部cの押圧部eの中央に第2ヒンジfを設け、その押
圧部eを指で押すことにより、ほぼ70°〜90°の角
度のV字形に折曲させて記録媒体が頭部cから外れるよ
うに構成されている。gは記録媒体の固定用穴の周縁部
下面を受けるべく頭部cに一体に形成された支持部であ
る。そして、頭部cが押し込まれた状態において記録媒
体の固定用穴を頭部cに合わせて押圧したときには、支
持部gの梃子作用により頭部cを元の突出した状態に復
元させて同記録媒体が固定されるように設けられてい
る。
【0003】また、販売用とレンタルショップにおける
展示用を兼ねたコンパクトな合成樹脂製収納ケースの一
例を図16に示す。この収納ケースiは、円盤状記録媒
体を箱型形状の本体jの正面側と上面側から出し入れで
きるように正面の扉tと上面の蓋体qを夫々開閉自由に
設けると共に、円盤状記録媒体を着脱自由とする保持部
nを本体jの背部に設け、扉tの内面下部にストッパー
uを設けたものがある。
【0004】その保持部nは、円盤状記録媒体の固定用
穴を嵌める円弧形立上片oを等角度間隔で4カ所に配置
し、中央の円形部pとそれら円弧形立上片oとを直線的
に連結した形態とされている。その蓋体qについては、
端部rを本体jの右側片kに形成された係合溝lと中央
側片vの上端に形成された突片wに夫々係合させること
により上面開口xが閉じられた状態に保持され、内方に
回転させた蓋体qの突起sを本体jに穿設された係合孔
mに嵌合させることにより上面が開かれた状態に保持さ
れるように設けられている。
【0005】図17に示すように、この収納ケースi
は、円盤状記録媒体を本体jから取り出すと共に蓋体q
を内方に折り曲げて扉tを閉じた状態としてから、記録
媒体を格納する別に用意した公知のレンタル用ケースy
を上面開口xから本体内に挿入したとき、そのレンタル
用ケースyの底部がストッパーuに当接することによ
り、同ケースの上部を上面開口xから所定高さまで露出
させるように設けられ、その状態にて展示に利用するこ
とができる構造とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の前者の保持部a
においては、押圧部eを指で押したときにV字形に折曲
変形するために、その部分に指が挟まれる状態となって
操作性に難点がある。加えて、収納ケースと一体成形を
行うことができないので、製造コストが高くならざるを
得ない。
【0007】また、後者の収納ケースiにおいては、円
形部pを指で押したときに保持部nの半径方向の変形収
縮量が少ないことから、円盤状記録媒体が小さな力では
簡単に外れなく、操作性がよくないと言える。また、内
方に折り曲げた蓋体qを固定する構造が貧弱であって蓋
体qの一部が浮き上がることもあり、実用性に甚だ欠け
るという問題があった。
【0008】この発明の目的は、円盤状記録媒体の着脱
が円滑に行える保持部を備えた収納ケース及び販売用と
レンタルショップにおける展示用を兼ねた使い勝手のよ
い収納ケースを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、コンパクトディスク等の円
盤状記録媒体を箱型形状の本体の正面側から出し入れで
きるように正面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状
記録媒体を着脱自由とする保持部を該本体の背部に設け
た円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記保持部に
ついては、中央の押圧部の仮想中心を中心として等角度
で放射方向に延びる仮想線を挟むように左右一対の脚片
を夫々配置し、各脚片はその仮想線と直交する線上に配
置された第1ヒンジにより一端を前記背部に連接される
と共に、他端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記
押圧部の側壁片に夫々連接され、さらに前記一対の脚片
に、円盤状記録媒体の固定用穴を係止させるための係合
溝が形成された環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設す
ると共にその固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ
部を一体に形成してなり、円盤状記録媒体の固定用穴を
該環形片に合わせて押圧することにより同記録媒体が固
定され、他方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押
圧部を押圧することにより、環形片を第1ヒンジ及び第
2ヒンジ部分の歪み弾性作用により仮想中心側に変位さ
せつつ沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記
録媒体の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態
が解放されるように構成したことを特徴とする。
【0010】同様の目的を達成するために請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成
された第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接
され、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定
用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前
記押圧部の周囲に夫々配設してなり、円盤状記録媒体の
固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記
録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された
保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を第1ヒ
ンジ及び第2ヒンジ部分の歪み弾性変形作用により仮想
中心側に変位させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が
解放されるように構成したことを特徴とする。
【0011】同様の目的を達成するために請求項3に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
その一端を前記背部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形
可能な連結片に連接されると共に、他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定用
穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記
押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固定用穴の周縁
部下面に対応する突き上げ部を一体に形成したことを特
徴とする。
【0012】同様の目的を達成するために請求項4に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
その一端を前記背部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形
可能な連結片に連接されると共に、他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定用
穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記
押圧部の周囲に夫々配設したことを特徴とする。
【0013】同様の目的を達成するために請求項5に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
一端を前記背部に連接されると共に他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、かつ、前記仮想線と同じ方向に弾性変形による伸縮
可能に設けられ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録
媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された
環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固
定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成
したことを特徴とする。
【0014】同様の目的を達成するために請求項6に記
載の発明は、請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケ
ースにおいて、前記保持部については、中央の押圧部の
仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
一端を前記背部に連接されると共に他端の薄肉に形成さ
れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
れ、かつ、前記仮想線と同じ方向に弾性変形による伸縮
可能に設けられ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録
媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された
環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設したことを特徴と
する。
【0015】同様の目的を達成するために請求項7に記
載の発明は、請求項1、3、5の何れかに記載の円盤状
記録媒体の収納ケースにおいて、前記保持部の押圧部を
大きいストロークにて押圧することにより、該押圧部及
び前記環形片が前記背部の開口部内に小嵩に格納される
ように設けたことを特徴とする。
【0016】同様の目的を達成するために請求項8に記
載の発明は、請求項1、3、5、7の何れかに記載の円
盤状記録媒体の収納ケースにおいて、前記第1ヒンジを
形成した脚片を中央部に設け、その脚片の両側に前記突
き上げ部を左右対称に配設したことを特徴とする。
【0017】同様の目的を達成するために請求項9に記
載の発明は、請求項1〜8の何れかに記載した販売専用
の円盤状記録媒体の収納ケースにおいて、前記扉の内面
にストッパー部を一体に形成し、その扉を閉じた状態に
おいて、そのストッパー部が前記押圧部と環形片との間
に形成される凹溝に嵌合することにより前記保持部の無
用な出没動作を規制するように設けたことを特徴とす
る。
【0018】同様の目的を達成するために請求項10に
記載の発明は、コンパクトディスク等の円盤状記録媒体
を箱型形状の本体の正面側と上面側から出し入れできる
ように正面の扉と上面の蓋体を夫々開閉自由に設け、そ
の本体の保持部から外した円盤状記録媒体をレンタル用
ケースに格納し、そのレンタル用ケースを上面開口から
本体内に挿入して同ケースの上部を露出させた状態にて
レンタルショップにおける展示に利用可能に構成した円
盤状記録媒体の収納ケースであって、前記蓋体は前記本
体の背部に設けられたヒンジにより連接して一体に形成
され、一端に係止爪を形成し他端に指で押すための押え
部が形成されたロック片を前記本体の厚さ方向にシーソ
ー動作可能に前記背部に設け、前記蓋体の端部を前記本
体の側片に係合させることにより前記上面開口が閉じら
れた状態に保持され、他方、内方に回転させた蓋体の自
由端部を前記ロック片の係止爪に係合させることにより
前記上面開口が開かれた状態に保持されるように構成し
たことを特徴とする。
【0019】
【発明の作用及び効果】(請求項1及び請求項2の発
明)円盤状記録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わ
せて押圧すると、環形片は第1ヒンジ及び第2ヒンジ部
分の歪み弾性変形作用により仮想中心側に変位しつつ沈
んでその固定用穴を通過させ、これとほぼ同時に、その
歪み弾性変形作用によって元の位置に戻る。しかして、
環形片の係合溝に固定用穴が係止されて円盤状記録媒体
は固定される。
【0020】また、請求項1の発明において、円盤状記
録媒体が固定された保持部の押圧部を指で押圧した場合
には、円盤状記録媒体は環形片と一緒に少し下降する
が、固定用穴の周縁部の下面が突き上げ部に当接してそ
れ以上の下降を抑制されるため、環形片(及び押圧部)
のみがさらに下降して固定用穴が係合溝から外れる。
【0021】上記収納ケースによれば、環形片が第1ヒ
ンジ及び第2ヒンジ部分の歪み弾性変形と脚片の傾動の
相乗作用により円滑に出没作動するため、円盤状記録媒
体の着脱操作が行い易い。
【0022】(請求項3及び請求項4の発明)円盤状記
録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わせて押圧する
と、環形片は本体側に設けた連結片の弾性変形により仮
想中心側に変位しつつ沈んでその固定用穴を通過させ、
これとほぼ同時に、その連結片の弾性変形作用によって
元の状態に戻る。しかして、環形片の係合溝に固定用穴
が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0023】また、円盤状記録媒体が固定された保持部
の押圧部を指で押圧した場合には、環形片は本体側の連
結片の弾性変形により仮想中心側に変位しつつ第1ヒン
ジを支点とする傾動作用により沈んで、その固定用穴を
くぐる。その押圧を止めると環形片は連結片の弾性変形
作用により元の位置に戻り、固定用穴が係合溝から外れ
る。
【0024】上記収納ケースによれば、環形片が連結片
の弾性変形による変位と、第1ヒンジ及び第2ヒンジを
有する脚片の傾動の相乗作用により円滑に出没作動する
ので、円盤状記録媒体の着脱操作が大変行い易い。
【0025】(請求項5及び請求項6の発明)円盤状記
録媒体の固定用穴を保持部の環形片に合わせて押圧する
と、環形片は脚片の弾性変形による収縮作用により仮想
中心側に変位しつつ沈んでその固定用穴を通過させ、こ
れとほぼ同時に、その脚片の弾性変形による伸長作用に
よって元の位置に戻る。しかして、環形片の係合溝に固
定用穴が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0026】また、円盤状記録媒体が固定された押圧部
を指で押圧した場合には、環形片は脚片の弾性変形によ
る収縮作用により仮想中心側に変位しつつ第1ヒンジを
支点とする傾動作用により沈んで、その固定用穴をくぐ
る。その押圧を止めると環形片はその脚片の弾性変形に
よる伸長作用により元の位置に戻り、固定用穴が係合溝
から外れる。
【0027】上記収納ケースによれば、環形片が脚片の
弾性変形による伸縮と、第1ヒンジ及び第2ヒンジを有
する脚片の傾動の相乗作用により円滑に出没作動するの
で、円盤状記録媒体の着脱操作が大変行い易い。
【0028】なお、請求項1、3、5の発明における環
形片(及び押圧部)が開口部内に押し込まれた状態にお
いて、円盤状記録媒体を保持部にセットして同記録媒体
の固定用穴の周縁部を押圧したときには、跳ね上がった
突き上げ部が後方へ押されて環形片(及び押圧部)を外
に飛び出させる。このため、環形片の係合溝に固定用穴
が係止されて円盤状記録媒体は固定される。
【0029】(請求項7の発明)保持部の押圧部を大き
いストロークにて押圧すると、脚片は第2ヒンジが開口
部に進入するまで第1ヒンジを支点として回転し、押圧
部及び環形片は記録媒体の固定を解いた位置からさらに
沈んで開口部内に小嵩に格納される。
【0030】販売用とレンタルショップにおける展示用
とを兼ねた収納ケースの場合においては、保持部を不使
用時に小嵩に格納することができるので特に有効であ
る。すなわち、円盤状記録媒体を格納するレンタル用ケ
ースを収めた場合、収納ケースの厚さは余り大きくなら
ず、レンタル用ケースが奥深く挿入される構造であるた
め展示態様における形態についてもコンパクトになり、
陳列時の省スペース化に役立つ。
【0031】(請求項8の発明)円盤状記録媒体の固定
作用については、上記各請求項の発明に述べた内容に準
ずる。
【0032】(請求項9の発明)扉を閉じた状態におい
て、ストッパー部が押圧部と環形片との間の凹溝に嵌合
して保持部の無用な出没動作を規制する。しかして、収
納ケースの取り扱い又は輸送時に保持部が何らかの外力
により動作することにより、固定された円盤状記録媒体
が外れてしまうという事態を未然に防止することができ
る。この発明の収納ケースは、販売専用ケースに適用さ
れる。
【0033】(請求項10の発明)ロック片を軽く押し
た状態にて蓋体を内方に折り曲げることにより、蓋体の
自由端部がロック片の係止爪に係合して蓋体を内方に折
り曲げた状態で確実に保持する。他方、ロック片を押す
ことにより係止爪は蓋体の自由端部から外れ、蓋体を起
こすことができる。この収納ケースによれば、蓋体のロ
ック及びアンロック操作が大変行いやすく、本体の上面
を開口した状態を安定して維持することができる。
【0034】また、この収納ケースをレンタルショップ
における展示用ケースとして利用する場合については、
円盤状記録媒体を本体から取り出して別に用意したレン
タル用ケースに入れ替える。そして、収納ケースの保持
部を押し込んで開口部内に格納し、蓋体を内方に回転さ
せてその自由端部をロック片の係止爪に係合させる。そ
して、扉を閉じて上面開口を設けた状態としてからレン
タル用ケースをその上面開口から本体に挿入する。これ
により、レンタル用ケースの上部が収納ケースの上面開
口から露出した展示態様となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
図面に基づいて説明する。図1から図6は第1実施の形
態例、図7から図9は第2実施の形態例、図10から図
12は第3実施の形態例、図13は第4の実施の形態例
にかかるものであって、図1は収納ケースの扉を開いた
状態を示す正面図、図2は保持部の正面図、図3は図2
の要部の断面図、図4は図3に示す保持部が押し込まれ
て格納された状態を示す説明図、図5はロック片の正面
図、図6は蓋体をロック片によりロックを施した状態を
示す説明図、図7は保持部の正面図、図8は図7の要部
の断面図、図9は図8に示す保持部が押し込まれて格納
された状態を示す説明図、図10は保持部の正面図、図
11は図10の要部の断面図、図12は図11に示す保
持部が押し込まれて格納された状態を示す説明図、図1
3は保持部の正面図である。
【0036】(第1実施の形態例)図1に示す請求項1
の発明に係る第1実施形態例の円盤状記録媒体の収納ケ
ースCは、箱型形状の本体1と扉21及び上面の蓋体2
5とを合成樹脂材料により一体成形されている。その本
体1には、長方形の背部2の中央下方にコンパクトディ
スク等の円盤状記録媒体の固定用穴を嵌着させるた
めの保持部5を設け、その背部2に右側片2aと底片2
bとが一体に形成されている。3は円盤状記録媒体の
外周縁部を支持するための円弧状突部であり、背部2に
一体に形成されている。
【0037】その保持部5については、図2及び図3に
示すように、本体1の背部2の中央に配置された円形座
部2cに形成した開口部4の中央に、ほぼ三角形の押圧
部10の仮想中心(イ)を中心として等角度、この例で
は120°間隔で放射方向に延びる仮想線(ロ)を挟む
ように左右一対の脚片7、7を3カ所に配置している。
図3に示すように、各脚片7は、その仮想線(ロ)と直
交する線(ハ)上に配置された第1ヒンジ6により一端
7aを前記開口部4の内端に連接されると共に、その他
端7bの薄肉に形成された第2ヒンジ8によって押圧部
10の側壁片11の下端11aに夫々連接されている。
【0038】なお、第1ヒンジ6と第2ヒンジ8を結ぶ
直線と背部2とのなす脚片7の仰角については、25°
〜3.5°の範囲とするが、好ましくは15°〜5°の
範囲とする。
【0039】13は円盤状記録媒体の固定用穴を係
止させるための係合溝15が形成された環形片である。
その環形片13は押圧部10の周囲に配置されており、
第2ヒンジ8から外方に形成された凹溝12を介して一
対の脚片7、7に一体に設けられている。9は左右一対
の脚片7、7の後部に差し渡すように一体に形成された
突き上げ部であって、各突き上げ部9は、円盤状記録媒
体の固定用穴の周縁部下面に対応するように設けら
れている。
【0040】上記本体1の左側縁には、薄肉に形成した
ヒンジ17により中央側片18の一側縁を連接する。1
9は中央側片18の上端内方に少し突出するように設け
た係止部である。その中央側片18の他側縁には、薄肉
に形成したヒンジ20により正面の扉21を一体状に連
接して同扉21を開閉可能に設ける。この扉21は、上
方を開放して右側片21aと底片21bが一体に形成さ
れている。
【0041】なお、販売専用の収納ケースについては、
扉21の内面にほぼ三角形の各辺に相当する位置にスト
ッパー部(図示せず)を一体に形成するのが好ましい。
そして、扉21を閉じた状態において、そのストッパー
部が押圧部10と環形片13との間に形成される凹溝1
2に嵌合することにより保持部5の無用な出没動作を規
制するように設ける。
【0042】なお、保持部が上記保持部5以外のもので
あって、押圧部と環形片との間に凹溝を形成して押圧部
の出没動作により円盤状記録媒体を着脱する構造のもの
については、上記ストッパー部に準ずる構成を適用する
ことが可能である。
【0043】25は前記背部2の上縁部に薄肉に形成さ
れたヒンジ24により一体状に連接された蓋体であっ
て、前記背部2、右側片2a、中央側片18と扉21に
より四方を囲まれて形成される上面開口23を開閉する
ためのものである。図5及び図6に示すように、蓋体2
5は自由端部に突条26を設けると共に端部25a、2
5bを少し薄く設けられている。そして、蓋体25の一
方の端部25aを右側片2aの上端内方に設けた係止溝
2dに係合させると共に、扉21を閉めたときに他方の
端部25bを前記係止部19に係合させることにより、
上面開口23が閉じられた状態に保持されるように設け
る。
【0044】30は前記ヒンジ24から少し内方位置の
背部2に設けられた一対のロック片である。このロック
片30の押え部31は背部2から切り離して設けられ、
その押え部31から両側方に延びる突部32の一端には
係止爪33を夫々形成すると共に、他端をバネの機能を
持つ弾性変形可能な連結片34を介して背部2に連接す
る。しかして、押え部31を指で押し又は離すことによ
りロック片30を本体1の厚さ方向にシーソー動作可能
に設ける。そして、内方に回転させた蓋体25の突条2
6を各ロック片30の係止爪33に夫々係合させること
により、上面開口23が開かれた状態に保持するように
設ける。
【0045】なお、上述したロック片30による蓋体2
5のロック構造については、レンタルショップにおける
展示用ケースとして利用される蓋体付の収納ケースであ
れば、円盤状記録媒体又はビデオカセットを対象とする
他の収納ケースにも適用することが可能である。
【0046】また、隣り合う脚片7、7の間に位置する
部分2eについては、円盤状記録媒体を円形座部2c
から離れる方向に付勢する片持ち式の弾性支持片とする
ように設けることも可能である。しかして、前記保持部
5の押圧部10が押し込まれるときに、その弾性支持片
の自由端部を円盤状記録媒体の非記録部に当接させて
同記録媒体が沈むのを抑制することにより、着脱操作を
円滑に行わせることができる。この弾性支持片について
は前記突き上げ部9のない構造の保持部に特に有効であ
る。なお、後述する第2、第3実施形態例の収納ケース
にも適用することができる。
【0047】次に、上記構成になる収納ケースCの作
動、取り扱い方について説明する。 (1)円盤状記録媒体の固定用穴を保持部5の環形
片13に合わせて押圧部10を押圧すると、環形片13
は第1ヒンジ6及び第2ヒンジ8部分の歪み弾性変形作
用により仮想中心(イ)側に変位しつつ沈んでその固定
用穴を通過させる。これとほぼ同時に、環形片13が
歪み弾性変形作用によって元の位置に戻るため、円盤状
記録媒体は係合溝15に固定用穴を係止される。 (2)円盤状記録媒体が固定された保持部5の押圧部
10を指で押圧すると、環形片13は第1ヒンジ6及び
第2ヒンジ8部分の歪み弾性変形及び第1ヒンジ6を支
点とする傾動作用により沈んで、同記録媒体の固定用穴
をくぐる。円盤状記録媒体の中央部分は環形片13
と一緒に少し下降するが、固定用穴の周縁部の下面が
突き上げ部9に当接してそれ以上の下降が抑制されるた
め、環形片13がさらに下降して固定用穴から外れて
固定状態を解放する。 (3)また、保持部5の押圧部10を強く大きいストロ
ークにて押圧すると、脚片7は第1ヒンジ6を支点とし
て回転し、図4に示すように、押圧部10及び環形片1
3が円盤状記録媒体の固定を解いた位置からさらに沈
んで開口部4に小嵩に格納される。
【0048】この収納ケースCをレンタルショップにお
ける展示用ケースとして利用する場合の手順について
は、請求項10に記載した発明の作用の項で述べた内容
と同じであるので説明を省く。
【0049】(第2実施の形態例)請求項3の発明に係
る第2実施の形態例の収納ケースは、円盤状記録媒体
を着脱自由とする保持部105以外の構成については、
前記第1実施の形態例である収納ケースCと全く同じで
あることから、保持部105の構成についてのみ詳しく
説明する。
【0050】図7に示すように、保持部105は、円形
座部102cに形成した開口部104の中央に、ほぼ三
角形の押圧部110の仮想中心(イ)を中心として等角
度、この例では120°間隔で放射方向に延びる仮想線
(ロ)を挟むように左右一対の脚片107、107を3
カ所に配置している。図8に示すように、各脚片107
は、その仮想線(ロ)と直交する線(ハ)上に配置され
た第1ヒンジ106により一端107aを収納ケースの
背部102に設けた仮想線(ロ)と同じ方向に弾性変形
可能な連結片116に連接されると共に、その他端10
7bの薄肉に形成された第2ヒンジ108によって押圧
部110の側壁片111の下端111aに夫々連接され
ている。
【0051】113は円盤状記録媒体の固定用穴を
係止させるための係合溝115が形成された環形片であ
る。その環形片113は、第2ヒンジ108から外方に
形成された凹溝112を介して一対の脚片107、10
7に夫々配設されている。109は左右一対の脚片10
7、107の後部に差し渡すように一体に形成された突
き上げ部である。これらの突き上げ部109は、円盤状
記録媒体の固定用穴の周縁部下面に対応するように設
けられている。
【0052】かかる構成になる保持部105の作用につ
いては、前述した請求項3の発明の項に記載した内容と
同じであるので説明を省く。また、この実施の形態例に
おける収納ケースの取り扱い方、レンタルショップにお
ける展示用ケースとして利用する場合の手順について
は、上記した第1の実施の形態例である円盤状記録媒体
の収納ケースCに準じて行う。
【0053】(第3実施の形態例)請求項5の発明に係
る第3実施の形態例の収納ケースは、円盤状記録媒体
を着脱自由とする保持部205以外の構成については、
前記第1実施の形態例である収納ケースCと全く同じで
あることから、保持部205の構成についてのみ詳しく
説明する。
【0054】図10に示すように、保持部205は、円
形座部202cに形成した開口部204の中央に、ほぼ
三角形の押圧部210の仮想中心(イ)を中心として等
角度、この例では120°間隔で放射方向に延びる仮想
線(ロ)を挟むように左右一対の脚片207、207を
3カ所に配置している。図11に示すように、各脚片2
07は、その仮想線(ロ)と直交する線(ハ)上に配置
された第1ヒンジ206により一端の連結片207aを
前記開口部204の内端に連接されると共に、その他端
の連結片207bの薄肉に形成された第2ヒンジ208
によって押圧部210の側壁片211の下端211aに
夫々連接されている。各々の脚片207は、仮想線
(ロ)と同じ方向に弾性変形可能な連結片207a及び
連結片207bを設けることにより伸縮可能に設けられ
ている。
【0055】213は円盤状記録媒体の固定用穴を
係止させるための係合溝215が形成された環形片であ
る。その環形片213は、第2ヒンジ208から外方に
形成された凹溝212を介して一対の脚片207、20
7に夫々配設されている。209は左右一対の脚片20
7、207の後部に差し渡すように一体に形成された突
き上げ部であって、これらの突き上げ部209は、円盤
状記録媒体の固定用穴の周縁部下面に対応するように
設けられている。
【0056】かかる構成になる保持部205の作用につ
いては、前述した請求項5の発明の項に記載した内容と
同じであるので説明を省く。また、この実施の形態例に
おける収納ケースの取り扱い方、レンタルショップにお
ける展示用ケースとして利用する場合の手順について
は、上記した第1の実施の形態例である円盤状記録媒体
の収納ケースCに準じて行う。
【0057】(第4実施の形態例)請求項8の発明に係
る第4実施の形態例の収納ケースは、円盤状記録媒体
を着脱自由とする保持部305以外の構成については、
前記第1実施の形態例である収納ケースCと全く同じで
ある。また、保持部305については、図13に示すよ
うに、第2実施形態例の保持部105の構成に対して、
第1ヒンジ306を形成した脚片307を中央部に設
け、突き上げ部309をその脚片307の両側に左右対
称に配設した構成である。よって、それと同一構成部分
については、保持部105の説明に用いた符号に対応す
る符号(三百番台)を図面に記載して説明を省略する。
【0058】なお、この収納ケースにおける脚片30
7、307の間に位置する部分302eについては、上
記段落「0048」で説明した弾性支持片と同様の構成
を適用することも可能である。
【0059】以上のとおり、上記した円盤状記録媒体の
収納ケースは、保持部が円滑に出没作動するので、円盤
状記録媒体の着脱操作が大変行い易い。加えて、保持部
を不使用時に格納することができることから、レンタル
用ケースを収めた展示態様における形態についてもコン
パクトであり、陳列時の省スペース化を図ることができ
る。さらには、ロック片により蓋体を内方に折り曲げた
状態に確実に安定して保持することができるので使い勝
手がよい。
【図面の簡単な説明】 図1から図6は第1実施の形態例、図7から図9は第2
実施の形態例、図10から図12は第3実施の形態例、
図13は第4の実施の形態例にかかるものである。
【図1】収納ケースの扉を開いた状態を示す正面図
【図2】保持部の正面図
【図3】図2の要部の断面図
【図4】図3に示す保持部が押し込まれて格納された状
態を示す説明図
【図5】ロック片の正面図
【図6】蓋体をロック片によりロックを施した状態を示
す説明図
【図7】保持部の正面図
【図8】図7の要部の断面図
【図9】図8に示す保持部が押し込まれて格納された状
態を示す説明図
【図10】保持部の正面図
【図11】図10の要部の断面図
【図12】図11に示す保持部が押し込まれて格納され
た状態を示す説明図
【図13】保持部の正面図
【図14】従来の保持部の正面図
【図15】図14の要部の断面図
【図16】従来の販売用と展示用を兼ねた収納ケースの
扉を開いた状態を示す正面図
【図17】図16の収納ケースにレンタル用ケースをセ
ットした展示態様を示す説明図
【符号の説明】 →円盤状記録媒体 →固定用穴 C→円盤状記録媒体の収納ケース 1→本体 2、102、202→背部 2d→係止溝 4、104、204、304→開口部 5、105、205、305→保持部 (イ)→仮想中心 (ロ)→仮想線 (ハ)→線 6、106、206、306→第1ヒンジ 7、107、207、307→脚片 8、108、208、308→第2ヒンジ 9、109、209、309→突き上げ部 10、110、210、310→押圧部 11、111、211、311→側壁片 12、112、212、312→凹溝 13、113、213、313→環形片 15、115、215→係合溝 19→係止部 21→扉 23→上面開口 25→蓋体 25a、25b→端部 26→突条 30→ロック片 31→押え部 33→係止爪

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパクトディスク等の円盤状記録媒体
    を箱型形状の本体の正面側から出し入れできるように正
    面の扉を開閉自由に設けると共に、円盤状記録媒体を着
    脱自由とする保持部を該本体の背部に設けた円盤状記録
    媒体の収納ケースであって、前記保持部については、中
    央の押圧部の仮想中心を中心として等角度で放射方向に
    延びる仮想線を挟むように左右一対の脚片を夫々配置
    し、各脚片はその仮想線と直交する線上に配置された第
    1ヒンジにより一端を前記背部に連接されると共に、他
    端の薄肉に形成された第2ヒンジにより前記押圧部の側
    壁片に夫々連接され、さらに前記一対の脚片に、円盤状
    記録媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成さ
    れた環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設すると共にそ
    の固定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に
    形成してなり、円盤状記録媒体の固定用穴を該環形片に
    合わせて押圧することにより同記録媒体が固定され、他
    方、円盤状記録媒体が固定された保持部の押圧部を押圧
    することにより、環形片を第1ヒンジ及び第2ヒンジ部
    分の歪み弾性変形作用により仮想中心側に変位させつつ
    沈ませると同時に、前記突き上げ部にて円盤状記録媒体
    の周縁部の下降を抑制して同記録媒体の固定状態が解放
    されるように構成したことを特徴とする円盤状記録媒体
    の収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記保持部については、中央の押圧部の
    仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
    を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
    の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
    一端を前記背部に連接されると共に、他端の薄肉に形成
    された第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接
    され、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定
    用穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前
    記押圧部の周囲に夫々配設してなり、円盤状記録媒体の
    固定用穴を該環形片に合わせて押圧することにより同記
    録媒体が固定され、他方、円盤状記録媒体が固定された
    保持部の押圧部を押圧することにより、環形片を第1ヒ
    ンジ及び第2ヒンジ部分の歪み弾性変形作用により仮想
    中心側に変位させつつ沈ませて同記録媒体の固定状態が
    解放されるように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載の円盤状記録媒体の収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記保持部については、中央の押圧部の
    仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
    を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
    の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
    その一端を前記背部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形
    可能な連結片に連接されると共に、他端の薄肉に形成さ
    れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
    れ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定用
    穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記
    押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固定用穴の周縁
    部下面に対応する突き上げ部を一体に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記保持部については、中央の押圧部の
    仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
    を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
    の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
    その一端を前記背部の前記仮想線と同じ方向に弾性変形
    可能な連結片に連接されると共に、他端の薄肉に形成さ
    れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
    れ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録媒体の固定用
    穴を係止させるための係合溝が形成された環形片を前記
    押圧部の周囲に夫々配設したことを特徴とする請求項1
    に記載の円盤状記録媒体の収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記保持部については、中央の押圧部の
    仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
    を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
    の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
    一端を前記背部に連接されると共に他端の薄肉に形成さ
    れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
    れ、かつ、前記仮想線と同じ方向に弾性変形による伸縮
    可能に設けられ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録
    媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された
    環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設すると共にその固
    定用穴の周縁部下面に対応する突き上げ部を一体に形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の円盤状記録媒体
    の収納ケース。
  6. 【請求項6】 前記保持部については、中央の押圧部の
    仮想中心を中心として等角度で放射方向に延びる仮想線
    を挟むように左右一対の脚片を夫々配置し、各脚片はそ
    の仮想線と直交する線上に配置された第1ヒンジにより
    一端を前記背部に連接されると共に他端の薄肉に形成さ
    れた第2ヒンジにより前記押圧部の側壁片に夫々連接さ
    れ、かつ、前記仮想線と同じ方向に弾性変形による伸縮
    可能に設けられ、さらに前記一対の脚片に、円盤状記録
    媒体の固定用穴を係止させるための係合溝が形成された
    環形片を前記押圧部の周囲に夫々配設したことを特徴と
    する請求項1に記載の円盤状記録媒体の収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記保持部の押圧部を大きいストローク
    にて押圧することにより、該押圧部及び前記環形片が前
    記背部の開口部内に小嵩に格納されるように設けたこと
    を特徴とする請求項1、3、5の何れかに記載の円盤状
    記録媒体の収納ケース。
  8. 【請求項8】 前記第1ヒンジを形成した脚片を中央部
    に設け、その脚片の両側に前記突き上げ部を左右対称に
    配設したことを特徴とする請求項1、3、5、7の何れ
    かに記載の円盤状記録媒体の収納ケース。
  9. 【請求項9】 前記扉の内面にストッパー部を一体に形
    成し、その扉を閉じた状態において、そのストッパー部
    が前記押圧部と環形片との間に形成される凹溝に嵌合す
    ることにより前記保持部の無用な出没動作を規制するよ
    うに設けたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記
    載した販売専用の円盤状記録媒体の収納ケース。
  10. 【請求項10】 コンパクトディスク等の円盤状記録媒
    体を箱型形状の本体の正面側と上面側から出し入れでき
    るように正面の扉と上面の蓋体を夫々開閉自由に設け、
    その本体の保持部から外した円盤状記録媒体をレンタル
    用ケースに格納し、そのレンタル用ケースを上面開口か
    ら本体内に挿入して同ケースの上部を露出させた状態に
    てレンタルショップにおける展示に利用可能に構成した
    円盤状記録媒体の収納ケースであって、前記蓋体は前記
    本体の背部に設けられたヒンジにより連接して一体に形
    成され、一端に係止爪を形成し他端に指で押すための押
    え部が形成されたロック片を前記本体の厚さ方向にシー
    ソー動作可能に前記背部に設け、前記蓋体の端部を前記
    本体の側片に係合させることにより前記上面開口が閉じ
    られた状態に保持され、他方、内方に回転させた蓋体の
    自由端部を前記ロック片の係止爪に係合させることによ
    り前記上面開口が開かれた状態に保持されるように構成
    したことを特徴とする円盤状記録媒体の収納ケース。
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