JP2002264607A - ホイールスペーサ - Google Patents

ホイールスペーサ

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JP2002264607A
JP2002264607A JP2001066657A JP2001066657A JP2002264607A JP 2002264607 A JP2002264607 A JP 2002264607A JP 2001066657 A JP2001066657 A JP 2001066657A JP 2001066657 A JP2001066657 A JP 2001066657A JP 2002264607 A JP2002264607 A JP 2002264607A
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JP
Japan
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wheel
brake rotor
spacer
air
fixed
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JP2001066657A
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Jun Sato
佐藤  淳
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GLOBAL TAKING OFFICE Ltd
Original Assignee
GLOBAL TAKING OFFICE Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のトレッドの調整を容易にすると共に
効果的にブレーキを冷却してブレーキ力を維持すること
ができるホイールスペーサを提供する。 【解決手段】 車のブレーキロータ1とホイール2との
間に取り付けて車の両輪間の間隔を調整するホイールス
ペーサであって、ブレーキロータ1に固定される固定部
31を備え、固定部31には、固定部31にホイール2
を固定するためのボルト35を設け、ホイール2の回転
に伴ってブレーキロータ1側からホイール2側に排気又
はホイール2側からブレーキロータ1側に空気を導入す
る羽根38を有する導風部32を固定部31の外周側に
配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールスペー
サ、特に車のブレーキロータとホイールとの間に取り付
けられ、車のトレッド(車の両輪間の間隔)を調整する
ホイールスペーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のホイールのデザインが多
様化しており、自分の好みに応じてホイールを交換する
場合も多い。自動車の両輪間の間隔が広いと外観も良く
なり、ハンドリングもシャープになるので、ホイールの
交換時などに、自動車の両輪間の間隔をなるべく広く取
る、即ちワイドトレッドにすることが好んでなされてい
る。このようなトレッドの調整は、自動車のブレーキロ
ータとホイールとの間にホイールスペーサを間挿するこ
とにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーキを
作動させると摩擦熱の発生によってブレーキの近傍の温
度が上昇する。従って、例えば、スポーツタイプやレー
シングタイプの自動車を連続走行させる場合などにおい
ては、ブレーキの近傍の温度上昇に伴って摩擦係数が低
下し、十分なブレーキ力を維持することができない。ま
た、このようなスポーツタイプやレーシングタイプの自
動車においては、上述のホイールスペーサによってワイ
ドトレッドにすることが多い。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、自動車のトレッドの調整を容易
にすると共に効果的にブレーキを冷却してブレーキ力を
維持することができるホイールスペーサを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような従来技術にお
ける問題点を解決するために、本発明の一態様は、車の
ブレーキロータとホイールとの間に取り付けて車の両輪
間の間隔を調整するホイールスペーサであって、上記ブ
レーキロータに固定される固定部を備え、上記固定部に
は、該固定部に上記ホイールを固定するためのボルトを
設け、上記ホイールの回転に伴って上記ブレーキロータ
側から上記ホイール側に空気を排気又は上記ホイール側
から上記ブレーキロータ側に空気を導入する羽根を有す
る導風部を上記固定部の外周側に配置したことを特徴と
している。
【0006】このような構成とすれば、ホイールスペー
サを車のブレーキロータとホイールとの間に取り付ける
ことによって、トレッドを容易に調整することが可能と
なる。また同時に、車が走行するとホイールが回転し、
このホイールの回転に伴って上記羽根が回転するので、
ブレーキロータ側からホイール側に空気が排気され、あ
るいはホイール側からブレーキロータ側に空気が導入さ
れる。このような空気の流動によって、ブレーキロータ
が冷却されるので、自動車を連続走行させた場合におい
ても十分なブレーキ力を維持することができる。
【0007】この場合において、上記固定部と上記導風
部とを別部材として形成してもよく、あるいは、上記固
定部と上記導風部とを一体的に形成してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るホイールスペ
ーサの一実施形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本実施形態における自動車の車輪部分の縦断
面図、図2は図1に示すブレーキロータ及びホイールス
ペーサの分解斜視図である。
【0009】本実施形態では、図1に示すように、ブレ
ーキロータ1とホイール2との間に、自動車の両輪間の
間隔を調整するためのホイールスペーサ3が設置されて
おり、このホイールスペーサ3を介してブレーキロータ
1とホイール2とが連結されている。このホイール2の
リム部分にはタイヤ4が嵌め込まれており、かかる構成
により車輪が構成されている。
【0010】図2に示すように、ブレーキロータ1には
ホイール2側に向かって延びる5本のスタッドボルト1
1が設けられている。そして、ホイール2には、このス
タッドボルト11に対応して5つのボルト孔21が形成
されている。ホイールスペーサ3を用いない場合には、
ホイール2のボルト孔21にブレーキロータ1のスタッ
ドボルト11を挿通し、このスタッドボルト11にホイ
ール2側からナットを取り付けることによってホイール
2がブレーキロータ1に固定される。これに対して、本
実施形態においては上述したように、ブレーキロータ1
とホイール2とはホイールスペーサ3を介して連結され
る。このようなホイールスペーサを用いることにより容
易にトレッドを調整することが可能となる。以下、この
ホイールスペーサ3について説明する。
【0011】ホイールスペーサ3は、図2に示すよう
に、ブレーキロータ1に固定されるドーナツ状の固定部
31と、この固定部31の外周側に配置されるドーナツ
状の導風リング(導風部)32とを備えている。ホイー
ルスペーサ3の固定部31には上記ブレーキロータ1の
スタッドボルト11に対応して5つのボルト孔33が形
成されている。このボルト孔33は上部にナット34を
収容できる大きさに形成されている。上記ブレーキロー
タ1のスタッドボルト11をこのボルト孔33に挿通
し、このスタッドボルト11にホイール2側からナット
34を螺合することによってホイールスペーサ3の固定
部31がブレーキロータ1に固定される。
【0012】また、ホイールスペーサ3の固定部31に
は、ホイール2側に延びる5本のボルト35がブレーキ
ロータ1のスタッドボルト11と同じ間隔で設けられて
いる。この固定部31のボルト35を上述したホイール
2のボルト孔21に挿通し、このボルト35にホイール
2側からナット22を螺合することによってホイール2
がホイールスペーサ3の固定部31に固定される。この
ように、ホイール2はホイールスペーサ3の固定部31
に固定され、この固定部31はブレーキロータ1に固定
されている。従って、ホイール2はホイールスペーサ3
を介してブレーキロータ1に固定され、ホイールスペー
サ3によってトレッドを調整することが可能となる。
【0013】ところで、ホイールスペーサ3の導風リン
グ32は固定部31に固定されている。図3は、ホイー
ルスペーサ3の固定部31及びこれに固定される前の導
風リング32の一部分をブレーキロータ1側から見た斜
視図である。図3に示すように、ホイールスペーサ3の
固定部31の外周部には複数の切り欠き36が形成され
ており、この切り欠き36の底部にはネジ溝を有するビ
ス孔36aが形成されている。一方、ホイールスペーサ
3の導風リング32の内周部には、上記固定部31の切
り欠き36に対応して内方に突出する固定片37が設け
られている。この固定片37には、固定用のビスを挿通
するための貫通孔37aが形成されている。
【0014】上記導風リング32の固定片37は、固定
部31の切り欠き36に係合可能な形状となっている。
従って、導風リング32の固定片37を固定部31の切
り欠き36に係合させて両者を位置決めした状態で、図
示しないビスを固定片37の貫通孔37aに挿通し、固
定部31のビス孔36aに螺合することによって導風リ
ング32が固定部31に対して固定される。なお、図2
においては、これら固定部31の切り欠き36と導風リ
ング32の固定片37とを省略して図示している。
【0015】導風リング32には、その円周方向に沿っ
て複数の羽根38が設けられており、隣接する羽根38
との間に形成される流路39によってブレーキロータ1
側とホイール2側とが連通されている。この流路39は
湾曲した形状となっており、導風リング32の回転に伴
ってブレーキロータ1側からホイール2側に空気が排気
される構造となっている。従って、固定部31と導風リ
ング32とが一体となったホイールスペーサ3が回転す
ることによってブレーキロータ1側からホイール2側に
空気が排気され、この排気によってブレーキロータ1を
冷却することができる。なお、本実施形態では、ブレー
キロータ1側からホイール2側に空気が排気されること
としているが、ホイール2側からブレーキロータ1側に
空気が導入されるように構成し、導入された空気によっ
てブレーキロータ1を冷却することとしてもよい。
【0016】これまで本発明の一実施形態について説明
したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技
術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施され
てよいことは言うまでもない。
【0017】上述の実施形態においては、固定部31と
導風リング32とを別部材としてホイールスペーサ3を
構成した例を説明したが、これに限られず、ホイールス
ペーサの固定部と導風部とを一体的に形成することとし
てもよい。固定部と導風部とを一体的に形成したホイー
ルスペーサ103を図4に示す。この場合においては、
ボルト孔33とボルト35とを有する内周側の固定部1
31と、羽根38を有する外周側の導風部132とを、
例えば、削り出しなどにより一体的に形成する。
【0018】また、上述の実施形態においては、ブレー
キロータに5本のスタッドボルトが設けられた5穴ホイ
ール用の場合について説明したが、4穴ホイールの場合
にも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、ホイー
ルスペーサを車のブレーキロータとホイールとの間に取
り付けることによって、トレッドを容易に調整すること
が可能となる。また同時に、車が走行するとホイールが
回転し、このホイールの回転に伴って上記羽根が回転す
るので、ブレーキロータ側からホイール側に空気が排気
され、あるいはホイール側からブレーキロータ側に空気
が導入される。このような空気の流動によって、ブレー
キロータが冷却されるので、自動車を連続走行させた場
合においても十分なブレーキ力を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における自動車の車輪部分
の縦断面図である。
【図2】図1に示すブレーキロータ及びホイールスペー
サの分解斜視図である。
【図3】図2に示すホイールスペーサの固定部及び導風
リングの一部分を示す拡大斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態におけるホイールスペー
サを示す斜視図である。
【符号の説明】 1 ブレーキロータ 2 ホイール 3 ホイールスペーサ 4 タイヤ 11 スタッドボルト 21 ボルト孔 22 ナット 31 固定部 32 導風リング 33 ボルト孔 34 ナット 35 ボルト 36 切り欠き 36a ビス孔 37 固定片 37a 貫通孔 38 羽根 39 流路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車のブレーキロータとホイールとの間に
    取り付けて車の両輪間の間隔を調整するホイールスペー
    サであって、 前記ブレーキロータに固定される固定部を備え、 前記固定部には、該固定部に前記ホイールを固定するた
    めのボルトを設け、 前記ホイールの回転に伴って前記ブレーキロータ側から
    前記ホイール側に空気を排気又は前記ホイール側から前
    記ブレーキロータ側に空気を導入する羽根を有する導風
    部を前記固定部の外周側に配置したことを特徴とするホ
    イールスペーサ。
  2. 【請求項2】 前記固定部と前記導風部とを別部材とし
    て形成したことを特徴とする請求項1に記載のホイール
    スペーサ。
  3. 【請求項3】 前記固定部と前記導風部とを一体的に形
    成したことを特徴とする請求項1に記載のホイールスペ
    ーサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019085078A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 宗次 森泉 ホイールファン、ホイールファン組み立てキット及びホイールファンの形成方法
JP2020121613A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 有限会社 マーテル ワイドトレッドスペーサー

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