JP2002264108A - コルク床材とその製造方法 - Google Patents

コルク床材とその製造方法

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JP2002264108A
JP2002264108A JP2001068004A JP2001068004A JP2002264108A JP 2002264108 A JP2002264108 A JP 2002264108A JP 2001068004 A JP2001068004 A JP 2001068004A JP 2001068004 A JP2001068004 A JP 2001068004A JP 2002264108 A JP2002264108 A JP 2002264108A
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Japan
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cork
rectangular frame
extrusion
hopper
flooring
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JP2001068004A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kaihara
敏弘 貝原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
    • B27N3/00Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
    • B27N3/08Moulding or pressing
    • B27N3/28Moulding or pressing characterised by using extrusion presses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルク床材1とその製造方法であって、直
方形枠型2と押し出しピストン3と振動装置4を有する
ホッパー5による押し出し成形装置をもってコルク床材
1を形成する。 【解決手段】 コルク床材1とその製造方法であって、
直方形枠型2と押し出しピストン3と振動装置4の配備
された頃斜面51を有するホッパー5等による押し出し
成形装置をもって、コルク粒aからコルク床材1を連続
的に押し出し形成せしめる。これにより上層11が軽比
重で軟らかく下層12が重比重で強度が高い層を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は十分な強度を持ちつ
つ踏破弾性に富み、しかも長尺のものが得られるコルク
床材とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術の内容】従来、コルク材は微細な独立した空
気を含む細胞からできているため弾性に富みかつ圧縮性
に優れており、建材としては断熱材や振動防止材などに
広く使用されるに至っている。昨今ではその特性の一つ
である難燃性が着目され、住宅用の建材として壁あるい
は床などにコルクからなる板材が広く使用されるように
なっている。特に、住宅の床材としてコルク板を用いる
場合には歩行性と耐久性を考慮する必要が有り、一般的
には強度のある合板を芯材にしてこれに接着剤を介して
コルク板を貼り合わせた複合コルク板が知られている。
【0003】このような複合コルク板を構成するコルク
板の製造方法としては、角箱形状の金型に接着剤を混合
したコルク粒を投入充填し、これを厚さ方向に加熱圧縮
して板厚のコルクブロックを成形せしめた後、所望の厚
みに漉割って求めるコルク板を得るのが一般的であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにして得ら
れたコルク板と合板などの剛性材を貼り合わせた複合コ
ルク板は、合板の剛性による補強作用で十分な強度を有
する代わりに重量的、価格的に不利なものとなり、さら
に施工性も悪いなど広く一般に普及するに至っていない
のが現実である。勿論、長尺な板材の成形は不可能であ
り、その必要が生じた時には継ぎ接ぎあるいは着け足し
等行なわなければならず、美観を損ねるだけでなく施工
箇所を大きく限定するものであった。
【0005】一方、コルク板を押し出し機にて連続的に
形成する方法としては、例えば特開昭58−22470
4号などによってその成形方法が公にされており、これ
によるとコルク粒を押し出してコルク粒が厚み方向に直
角に整列したコルク板を連続的に形成する製造方法が示
されている。
【0006】しかしながら、ここでの押し出し機による
コルク板の連続形成方法では、コルク粒の押し出し成形
方法に主眼が有り、建材としての施工性とか床材として
の強度・耐久性などにあまり重きを置いた建築材料とは
なっていない。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するため鋭意
検討した結果導かれたものであり、本発明の詳細は以下
に示すものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はコルク粒aを押
し出し成形したコルク床材1とその製造方法であって、
図面に基づいて詳しく説明すると図1に示すように、コ
ルク床材1の形成では、直方形枠型2と押し出しピスト
ン3と傾斜面51に振動装置4を有するホッパー5等に
よる押し出し成形装置をもって、図2に示すように上層
11が比重が軽く、下層12は比重が重い層となった板
状に押し出し形成されることを特徴としている。
【0009】また、コルク床材1の製造方法では、図1
に示すように片側へ押し出し口21を有する直方形枠型
2と、前記押し出し口21の方向へ往復動する押し出し
ピストン3を備え、前記直方形枠型2の上部へ片側に傾
斜面51を有するホッパー5を配設して、前記傾斜面5
1へ設けた振動装置4によって振動させながら該ホッパ
ー5から加熱した前記直方形枠型2へ接着剤の混合され
たコルク粒aを供給せしめ、該直方形枠型2へ充填され
たコルク粒aを前記押し出しピストン3によって連続的
にコルク床材1を押し出し形成せしめることを特徴とし
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明でなるコルク床材1の製造
方法は、所望する適当直径(3〜10mm程度)に整粒
したコルク粒aと接着剤を予め混合攪拌しておく工程
と、接着剤が混合されたコルク粒aをホッパー5の傾斜
面51にて振動せしめて該傾斜面51付近と他部分との
比重を異ならしめて(傾斜面51の表面付近の比重が重
くなる。)直方形枠型2の上部から供給せしめる工程
と、加熱した前記直方形枠型2内を往復動する押し出し
ピストン3によってコルク粒aを押し出し口21へ押し
出す工程からなっており、ここで上層11が軟性に富む
比重の軽いコルク層が形成され、下層12が比重の重い
剛性の強いコルク層が形成されるものとなる。
【0011】この時コルク粒aに混合する接着剤として
は、熱硬化型接着剤が好ましく、直方形枠型2内にて接
着剤の混合されたコルク粒aを押し出しピストン3によ
って圧縮すると同時に加熱(100℃〜180℃程度)
して前記接着剤の硬化を促し、これを押し出して連続的
にコルク床材1を得る。
【0012】このようにして形成されたコルク床材1
は、所望する一定の厚さ、幅で連続的に押し出し形成さ
れ、しかもその上層11と下層12が比重を異ならせて
形成されるので弾性と剛性が同時に得られており、住宅
あるいは事務所などの床材として用いる時、希望する長
さに切断できぴったり収まる歩行感の良好な床材を提供
できるものとなる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2によって詳し
く説明する。本発明のコルク床材1の製造方法によれ
ば、図1に示すようにホッパー5の片方の傾斜面51か
ら振動装置4によって振動をコルク粒aに与えながら直
方形枠型2の上部から該直方形枠型2内へ供給すると、
前記片方の傾斜面51を通過した時点で比重の異なるコ
ルク粒aがその比重に応じて軽い粒は上層に、重い粒は
下層にそれぞれ分離してきれいな層を成しており、これ
が直方形枠型2へ充填されるとこの層状のコルク粒aは
押し出しピストン3によって圧縮を加えながら押し出し
口21へ押し出され、ここで図2に示すように上層11
が比重が軽く、下層12が比重の重いコルク床材1が形
成されるものとなる。
【0014】前述のように形成されるコルク床材1の上
下の層をより明確に分離せしめるためには、コルク粒a
に長時間の振動を加えるとか傾斜面51の傾斜度をより
緩やかとすることなどが有効となり、また供給速度にお
いても振動を加えながらゆっくり移動降下するように設
置するのも良い方法となる。
【0015】
【発明の効果】本発明では、コルク粒aの比重が高・低
の二層になって連続押し出し形成されるので、その上層
11は良好な歩行感を得ながら下層12は剛性のある補
強材となってしっかりと上層11を支える働きをなす。
このような下層12の補強効果は床材そのものを根太あ
るいは下地材と釘・ビス等で固定せしめることが可能と
なり、また加工性も良好で裁断とか突き合わせにおいて
もその角部まで十分な強度を有するものとなっている。
また、本発明のコルク床材1は合板とか合成樹脂材と一
体化させるために用いられていたホルマリン剤等の含ま
れた接着剤を採用することなく形成されるので有効なV
OC対策(ノンホルマリン)となり得る。さらに、二層
の板状をなすコルク床材1は天然の樹皮であるコルク材
のみで形成されるものであるから耐用年数の後の廃棄分
別が極めて容易であって、環境に対する優位性をもって
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形方法を示した略図である。
【図2】本発明によって形成された実施例の断面図であ
る。
【符号の説明】
a コルク粒 1 コルク床材 11 上層 12 下層 2 直方形枠形 21 押し出し口 3 押し出しピストン 4 振動装置 5 ホッパー 51 傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルク粒に接着剤を混合せしめてこれを
    板状に押し出し成形せしめたコルク床材において、片側
    へ押し出し口を有する直方形枠型と、前記直方形枠型内
    にあって押し出し口の方向へ往復動する直方形の押し出
    しピストンを備え、前記直方形枠型の上部へ片側に傾斜
    面を有するホッパーを配設して、前記傾斜面を振動させ
    ながら該ホッパーからコルク粒を供給せしめ比重の異な
    る層状に押し出し形成したことを特徴とするコルク床
    材。
  2. 【請求項2】 コルク粒に接着剤を混合せしめてこれを
    板状に押し出し成形せしめるコルク床材の製造方法にお
    いて、片側へ押し出し口を有する直方形枠型と、前記直
    方形枠型内にあって押し出し口の方向へ往復動する直方
    形の押し出しピストンを備え、前記直方形枠型の上部へ
    片側に傾斜面を有するホッパーを配設して、前記傾斜面
    へ設けた振動装置にて該傾斜面を振動させながら該ホッ
    パーから加熱した直方形枠型へコルク粒を供給せしめ、
    比重の異なる層状に連続的に押し出し形成することを特
    徴とするコルク床材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コルク床材は、上層が比重が軽く、
    下層は比重が重く形成されることを特徴とする請求項1
    のコルク床材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154295A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Uchiyama Manufacturing Corp コルク床材
JP2010522100A (ja) * 2007-03-19 2010-07-01 ユニベルシダージ ド トラス オス モンテス エ アルト ドウロ 木材及びコルクの分野に用いられる粒子凝集方法
US8021508B2 (en) 2007-11-23 2011-09-20 Raute Oyj Method for producing wood fibre boards
CN102248570A (zh) * 2011-07-10 2011-11-23 浙江省林业科学研究院 一种内外成型的木竹质空心板及其制造方法
CN110341015A (zh) * 2019-07-24 2019-10-18 西北农林科技大学 一种软木热膨化免胶聚结成型的方法及其专用装置

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