JP2002264011A - Oリング成形用金型の作成方法 - Google Patents

Oリング成形用金型の作成方法

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JP2002264011A
JP2002264011A JP2001064269A JP2001064269A JP2002264011A JP 2002264011 A JP2002264011 A JP 2002264011A JP 2001064269 A JP2001064269 A JP 2001064269A JP 2001064269 A JP2001064269 A JP 2001064269A JP 2002264011 A JP2002264011 A JP 2002264011A
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JP
Japan
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ring
annular
concave portion
sphere
molding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001064269A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Hayakawa
一行 早川
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】機械加工によって環状成形凹部を形成した後、
簡単にその面精度を向上できるOリング成形用金型の作
成方法を提供する。 【解決手段】 Oリング成形用金型10と対向する平面
を有する回転治具を用意し、環状成形凹部11内に、O
リング用の環状成形凹部11の断面半円状に対応する径
の球体30を挿入し、この回転治具31の対向平面を環
状成形凹部11に嵌めた球体30に接触させながら、該
回転治具31を環状成形凹部11の中心を中心に回転さ
せることで、球体の球面精度を転写し、滑面からなる環
状成形凹部11を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、Oリング成形用金型の作成方法
に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】Oリング成形用金型(以
下Oリング金型)は、パーティングラインに関して面対
称をなす、断面凹半円状で平面環状の成形凹部を有する
一対の上下金型からなっている。このOリング金型は、
この金型で加硫成形されるOリングの表面を円滑にする
ため、Oリング金型素材に環状成形凹部を機械加工した
後、該環状成形凹部を研磨して表面を滑面にする工程が
不可欠である。
【0003】従来、この研磨は、棒状の研磨治具を環状
成形凹部内に挿入し、適宜研磨材を用いながら、手作業
で行われていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、Oリング金型(素材)に機械
加工によって環状成形凹部を形成した後に行う研磨に相
当する作業をより効率的に行うことができるOリング成
形用金型の作成方法を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、断面凹半円状で平面環状の成
形凹部を有するOリング成形用金型を作成する方法であ
って、Oリング成形用金型と対向する平面を有する回転
治具を用意し、環状成形凹部内に、該環状成形凹部の断
面半円状に対応する径の球体を挿入し、この回転治具の
対向平面を環状成形凹部に嵌めた球体に接触させなが
ら、該回転治具を環状成形凹部の中心を中心に回転させ
ることを特徴としている。この方法によると、機械加工
終了後の環状成形凹部の微細な凹凸を球体によって押し
潰し、球体の球面精度を転写して、滑面からなる環状成
形凹部を得ることができる。
【0006】球体は、市販のボールベアリング用ボール
を用いることができる。中でも、超硬合金材料または高
速度工具鋼(ハイス)からなる球体を用いることが好ま
しい。また、球体は、1つの環状成形凹部内に複数個挿
入するのがよく、特に2個で十分効果的な円滑化ができ
る。
【0007】回転治具は、自身の回転により、その対向
平面に接触している球体を環状成形凹部に沿って公転さ
せると同時に、該凹部内で自転させる。このため、その
対向平面は、適当な硬さを有することが好ましい。好ま
しい硬さは、HRC50〜60である。
【0008】転動する球体により、環状成形凹部の微細
凹凸を押し潰して滑面を得るために、環状成形凹部の断
面半円状の径を、機械加工終了状態においては、該環状
成形凹部によって加硫成形されるOリングの呼び径より
小さくし、球体の径は呼び径と等しくすることが好まし
い。
【0009】
【発明の実施形態】図1に示すOリング金型10は、縦
横に整列した、断面凹半円状で平面環状をなす成形凹部
11を有する。Oリング金型10は、パーティングライ
ンに関して対称な同一形状の一対(上型と下型)が備え
られており、各環状成形凹部11は、上型と下型を閉じ
た状態で、断面円形で平面環状のOリング加硫成形空間
を構成する。
【0010】各環状成形凹部11は、例えば、図2に示
すホルダ20に保持された機械加工刃物21によって機
械加工される。ホルダ20は、軸22を中心に回転駆動
されるホルダ本体23と、このホルダ本体23に、軸2
2に対して直交する方向に位置調節可能に支持したスラ
イダ24とを有し、機械加工刃物21はこのスライダ2
4に軸22と平行な方向に向けて保持されている。機械
加工刃物21は、先端部(加工部)が断面半円状であ
り、Oリング金型素材10’に対して、軸22を中心に
ホルダ20を回転駆動しながら、機械加工刃物21によ
る切削加工を進行させると、環状成形凹部11が機械加
工される。この21によって形成される環状成形凹部1
1の径は、球体30による潰し代を確保するため、環状
成形凹部11によって加硫成形されるOリングの呼び径
より若干小さいことが望ましい。
【0011】本実施形態は、この環状成形凹部11の微
細凹凸をなくすために、図3ないし図5に示す球体30
と回転治具31とを用いる。球体30は、超硬合金製ま
たは高速度工具鋼(ハイス)製であることが好ましい。
また球体30は、環状成形凹部11によって形成される
Oリングの呼び径に対応する径を有する。回転治具31
は、Oリング金型10に対向する対向平面31aを有
し、回転駆動機構32により、回転軸31Xを中心に回
転駆動され、加圧機構(昇降機構)33によって、Oリ
ング金型素材10’との加圧力を調整することができ
る。
【0012】球体30は、1ないし数個(好ましくは2
個)を機械加工の終了した環状成形凹部11内に入れ、
その上から加圧機構33によって回転治具31を下降さ
せ、対向平面31aを適当な力で球体30に接触させ押
し付ける。そして、回転軸31Xを環状成形凹部11の
平面中心に一致させた状態で回転駆動機構32により回
転治具31を回転駆動すると、球体30は、環状成形凹
部11内で公転及び自転し、この回転により、環状成形
凹部11の微細凹凸が押し潰され、球体30の球面精度
が転写される。回転治具31の回転数、加工時間、及び
加圧力は、実験によって定めることができるが例えば、
径が20〜40mm程度の環状成形凹部11の場合で、
30〜60回転/分、10〜20秒程度で十分である。
加圧力は、球体30の転動の様子を観察しながら、十分
転動するように手動で調節してもよい。
【0013】回転治具31の対向平面31aは、適当な
表面処理によって、HRC50〜60の硬さにすること
が好ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、Oリング金型の環状成
形凹部に、簡単に球体の球面精度を転写して、滑面から
なる環状成形凹部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Oリング用の環状成形凹部を有する成形用金型
の全体の斜視図である。
【図2】同環状成形凹部を機械加工する際の様子を示す
模式斜視図である。
【図3】本発明によるOリング成形用金型の作成方法を
示す一部を断面とした系統図である。
【図4】同斜視図である。
【図5】同要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 Oリング金型(Oリング成形用金型) 10’ Oリング金型素材 11 環状成形凹部 30 球体 31 回転治具 31a 対向平面 31X 回転軸 32 回転駆動機構 33 加圧機構(昇降機構)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面凹半円状で平面環状の成形凹部を有
    するOリング成形用金型を作成する方法であって、 上記Oリング成形用金型と対向する平面を有する回転治
    具を用意するステップ;上記環状成形凹部内に、該環状
    成形凹部の断面半円状に対応する径の球体を挿入するス
    テップ;及びこの回転治具の対向平面を上記環状成形凹
    部に嵌めた球体に接触させながら、該回転治具を環状成
    形凹部の中心を中心に回転させるステップ;を有するこ
    とを特徴とするOリング成形用金型の作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作成方法において、球体
    は、超硬合金材料または高速度工具鋼からなるOリング
    成形用金型の作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の作成方法におい
    て、回転治具の対向平面の硬さは、HRC50〜60で
    あるOリング成形用金型の作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    作成方法において、上記環状成形凹部の断面半円状の径
    は、機械加工終了状態においては、該環状成形凹部によ
    って加硫成形されるOリングの呼び径より小さく、球体
    の径は呼び径と等しいOリング成形用金型の作成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
    作成方法において、球体は、1つの環状成形凹部内に2
    個挿入されるOリング成形用金型の作成方法。
JP2001064269A 2001-03-08 2001-03-08 Oリング成形用金型の作成方法 Withdrawn JP2002264011A (ja)

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