JP2002263004A - コーヒー沸かし器 - Google Patents

コーヒー沸かし器

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JP2002263004A
JP2002263004A JP2001064593A JP2001064593A JP2002263004A JP 2002263004 A JP2002263004 A JP 2002263004A JP 2001064593 A JP2001064593 A JP 2001064593A JP 2001064593 A JP2001064593 A JP 2001064593A JP 2002263004 A JP2002263004 A JP 2002263004A
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heating means
heating
temperature
water
coffee
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JP2001064593A
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Terumi Torikai
照美 鳥飼
Takao Kanba
隆男 神庭
Masashi Kanbara
政司 神原
Takashi Wada
尚 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱手段により湯を生成するコーヒー沸かし
器において、抽出終了時の蒸気吐出や加熱手段周辺の温
度上昇を抑え、最適な加熱手段の出力でコーヒーを抽出
することを目的とする。 【解決手段】 水容器12と加熱手段14の通電を制御
する加熱制御手段17と加熱手段14に接触した温度検
知手段18が設けられたコーヒー沸かし器において、水
容器12の水が少なくなり加熱手段14の温度が上昇し
た設定温度で加熱制御手段17により加熱手段14の出
力を低下させ、水が無くなる前記設定温度よりも高い設
定温度で通電を終了することにより、抽出終了時の蒸気
吐出や加熱手段14周辺部材の温度上昇を抑えることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー粉に加熱
手段により生成された湯を供給することによりコーヒー
液を抽出するコーヒー沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコーヒー沸かし器は、図8に示す
ように水容器1から導入した水をヒーター等の加熱手段
2により湯を沸かし昇水パイプ3等の水路を通り散水口
4からコーヒー粉に散水する。抽出終了後、加熱手段2
又は昇水パイプ3等の水路の温度が上昇し設定温度にな
るとサーモスタット5等の制御装置により通電を終了す
る構成になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、抽出時間を短縮する為や抽出温度を上げる
為に加熱手段2の出力を高くすると、水容器1からの水
が少なくなると加熱手段2の温度が上昇し、湯を沸かす
よりも水が蒸発するほうが激しくなり散水口4から蒸気
吐出が激しくなるという問題が生じていた。
【0004】また、上記従来構成のコーヒー沸かし器で
は、水容器1の水が無くなり加熱手段2及び昇水パイプ
3等の水路の温度が上昇し、サーモスタット5等により
温度を測定、コーヒー沸かし器内の残水が十分に気化す
るように設定した温度になると通電を終了していたが、
この後も加熱手段2等の温度は暫く上昇を続けていた。
しかも加熱手段の出力が高い程この温度上昇値は高くな
り、特に加熱手段2と昇水パイプ3を連結するシリコン
ゴム等の接続チューブ6が高温になることで熱劣化を招
き,破れ等の破損が発生し易くなる問題が生じていた。
【0005】また、上記従来構成のコーヒー沸かし器で
は、特に気温の低い場合でのコーヒー抽出液は、冷たい
コーヒー粉を通過して冷たいガラス容器7に抽出される
ため温度が低くなるので,コーヒー抽出液の温度を高く
するためには、コーヒー抽出液の入ったガラス容器7を
加熱手段2の一部である保温プレート8により加熱する
必要があるが、その為には加熱手段2の出力を低くして
抽出時間を長くする必要があり、時間をかけて湯をコー
ヒー粉に注ぐため,コーヒー抽出液が濃くなるという問
題が生じていた。
【0006】また、上記従来構成のコーヒー沸かし器で
は、水容器1の水が全て散水口4から吐出してコーヒー
粉があるバスケット9に注がれることで加熱手段2への
通電が終了されて、報知手段で終了を報知してもバスケ
ット9からはゆっくりとしかコーヒー抽出液が出てこな
いので抽出途中で報知することになる問題が生じてい
た。なお、加熱手段への通電が終了後、設定時間経過後
に終了を報知する方法があるが、計時手段を新たに配設
する必要があるという問題があった。
【0007】本発明は、従来の課題を解決するものであ
り、抽出終了時に発生する散水口からの蒸気吐出を抑制
し,加熱手段及び水路等の温度上昇を抑制し、湯を沸か
す加熱手段の出力をコーヒー抽出に適した状態で動かす
ことで熱々のおいしいコーヒーを抽出する事を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、本発明のコーヒー沸かし器は、水容器からの
水が少量になり加熱手段又は水路の温度が上昇し第1の
設定温度以上になると抽出中よりも加熱手段の出力を下
げて通電を継続するように構成したものである。 これ
によって、抽出終了時に加熱手段の出力が低下するので
水の気化、即ち蒸気吐出が抑えられ、シリコンゴム等の
接続チューブの高温による熱劣化を防止して破損が発生
し抑えられ、コーヒー抽出液の濃度を必要以上に濃くせ
ずに温度を上げることができるのみならず、抽出中の加
熱手段の出力はコーヒー抽出に最適な出力まで高めるこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、水を収
納する水容器と、水容器から導入した水を加熱する加熱
手段と、加熱手段への通電を制御する加熱制御手段と、
加熱手段又は水路の温度を検知する温度検知手段とを備
え、加熱制御手段は抽出中に、温度検知手段の検知温度
が第1の設定温度以上になると、加熱手段の出力を下げ
て通電を継続するものである。この構成により抽出終了
時に水が減少して加熱手段の温度が上昇し水が蒸発し易
くなっても、加熱手段の出力が低下するので水の蒸発、
即ち蒸気吐出が抑えられるので、抽出中の加熱手段の出
力はコーヒー抽出に最適な出力まで高めることができ
る。
【0010】また、コーヒー沸かし器内の残水が十分に
気化する設定温度になり通電を終了する時点以前に、加
熱手段の出力が低下されているので、コーヒー抽出中の
加熱出力は高くすることができ、シリコンゴム等の接続
チューブの高温による熱劣化を防止し、破れ等の破損が
発生し抑えることが出来る。
【0011】また、コーヒー粉に湯が注がれた後に加熱
手段の出力が低くなるようにでき、通電終了まで従来よ
りも加熱手段に通電できるので、コーヒー抽出液の入っ
たガラス容器を加熱手段の一部である保温プレートによ
り長く加熱するができ、コーヒー抽出液を過度に濃度を
上げずに、温度を上げることが出来る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成において、特に、第1の設定温度よりも高
い第2の設定温度になると通電を終了することにより、
コーヒー抽出液を適度な温度とすることができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
または2に記載の構成で加熱手段の出力を下げる制御を
デューティ(duty)比演算手段による通電デューテ
ィ比により行うものである。制御に通電デューティ比を
用いることで、加熱手段の出力低下を行えるのみなら
ず、抽出時の抽出パターン変更や加熱手段の出力低下の
割合変化などの複雑な制御をも行うことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、特に、請求項1
または2に記載の構成で、複数の加熱手段を備え、加熱
制御手段は前記加熱手段の出力を下げる制御を前記加熱
手段のひとつ又は複数個を通電して行うことにより、抽
出時の加熱手段の出力を上げる場合に、加熱手段が単体
であるものに比べ出力の小さい加熱手段を使用できるの
で加熱手段の負荷を軽減し瞬時電流を少なくすることも
できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、特に、請求項4
に記載の構成で加熱手段を単体又は複数個通電すること
で加熱出力を制御する加熱制御手段にサーモスタットを
使用したものである。これによりマイコン等の制御回路
を用いなくても、単純なサーモスタット等の感温装置と
の組み合わせ等で容易に加熱手段の出力低下を行うこと
ができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、特に、請求項1
〜5いずれか1項に記載の構成で、抽出中の時間を計測
する計時手段を有し、計時手段による計時時間が所定時
間に到達すると加熱手段の通電を終了することにより、
加熱手段の通電時間を調整できるのみならず、加熱手段
の温度が上がらないレベルまで出力を下げて保温状態に
しても希望の時間で終了することができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、特に、請求項1
〜6のいずれか1項に記載のコーヒー沸かし器に終了を
報知する報知手段を設けたもので、従来よりも通電時間
が長くなるように調整できるので、バスケット内からコ
ーヒー抽出液が抽出終了後に通電を終了すると同時に終
了報知をすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例におけるコーヒー沸かし器の概略断面図を示し,図2
は温度検知手段18によって計測された加熱手段14の
時間による温度変化の一例を示すものである。
【0020】11はコーヒー沸かし器の本体で、水を投
入するための水容器12が設置している。水容器12の
底には逆止弁13があり、電気ヒーター等による加熱手
段14と昇水パイプ15等の水路が接続チューブ16で
連結されている。加熱手段14への通電を制御する加熱
制御手段17と加熱手段14の一部分に接触した温度検
知手段18が電気的に接続されている。昇水パイプ15
の先端には散水口19がコーヒー抽出を行うバスケット
20の上に設けられており、バスケット20の下側には
抽出されたコーヒー抽出液21を蓄えるガラス容器22
が加熱手段14の一部である保温プレート23の上にな
るように構成されている。
【0021】以上のように構成されたコーヒー沸かし器
について、以下その動作、作用を説明する。
【0022】水容器12に投入された水は逆止弁13を
通過して電気ヒーターによる加熱手段14に流入する。
加熱手段14により加熱された水は沸騰して湯となり、
その蒸気圧で加熱手段14から昇水パイプ15を昇り、
散水口19からバスケット20内のコーヒー粉24上に
注がれる。バスケット20から抽出されたコーヒー抽出
液はガラス容器22に蓄えられる。水容器12の水が少
なくなると加熱手段14の温度が上昇を始め、温度検知
手段18により設定温度T1を超えたことが計測される
と加熱制御手段17により所定の出力に低下させて加熱
手段14へ通電を行い、加熱手段14の出力を低下させ
る。さらに時間が経過するとともに、時間t2でタンク
12や昇水パイプ15等から水が無くなり加熱手段14
の温度が上昇して温度検知手段18により設定温度T2
を超えたことが計測されると加熱制御手段17により加
熱手段14への通電を時間t2で終了する。この後も加
熱手段14や昇水パイプ15等水路の温度は緩やかにT
3までオーバーシュートし、周りの室温により冷やさ
れ,低下していく。
【0023】しかしながら従来の構成では、少なくなっ
た水容器12内の水の位置エネルギ−では,加熱手段1
4内の蒸気圧の為に流入し難くなり、少量の水が空焚き
状態に近い状態で加熱手段14により加熱されてしまう
ので、その殆どが水蒸気となり、加熱手段14内の蒸気
圧が更に上がり、水容器12の水はますます加熱手段1
4に入り難くなり、加熱手段14の温度はさらに上昇し
てしまうという、蒸気吐出のサイクルが発生していた。
【0024】しかし、加熱手段14の出力を低下させる
ことで、加熱手段14の蒸気圧が過熱により必要以上に
上がらないので,水容器12内の水は妨げられずに加熱
手段14に入り,湯となり昇水パイプ15へと出て行く
ので蒸気吐出を抑えることができる。
【0025】また、従来の構成では、水容器12の水が
少なくなると設定温度T2になるまで加熱手段14の温
度が急激に上がり、設定温度T2になった時間t3で通
電が終了されても、そのままの勢いで暫く上がり続け、
温度T4までオーバーシュートする。
【0026】しかし、水容器12の水が少なくなって加
熱手段14の温度が上がり始める設定温度T1で加熱手
段14の出力が低く制御するので、加熱手段14の温度
は時間t2までかけてゆっくりと設定温度T2まで上が
るので温度T3までしかオーバーシュートしないので、
シリコンゴム等の接続チューブの高温による熱劣化を防
止し、破れ等の破損が発生し抑えることが出来る。ま
た、加熱手段14に従来の時間t3よりも長い時間t2
まで通電できるので、コーヒー抽出液の入ったガラス容
器を加熱手段の一部である保温プレート23により加熱
するができ、コーヒー抽出液の温度を上げることが出来
る。
【0027】なお、本実施例では加熱制御を単なる出力
低下制御としたが、図3に示すように加熱制御手段30
をデューティ比演算手段31により加熱手段32を所定
の通電デューティ比による制御としても同様な効果が得
られる。また、この場合には抽出時にもデューティ比を
変更できるので、抽出パターンを変更して抽出条件を変
更したり、抽出後の通電時間を自由に変更することも出
来る。
【0028】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例のコーヒー沸かし器の要部断面図を示すものである。
また図5は、加熱手段40の時間による温度変化の一例
を示すものである。
【0029】本実施例では、昇水パイプ41等の水路が
接続チューブ42を介して連結された加熱手段40であ
る主加熱手段43と、補助加熱手段44が同一領域に設
けられており、温度検知手段45と加熱制御手段46が
設けられている。
【0030】水容器47の水が抽出終了近くで少なり、
位置エネルギ−が小さくなることで,主加熱水容器43
内の蒸気圧の為に流入し難くなり加熱手段40が設定温
度T1になると、温度検知手段45は加熱制御手段46
へ信号を送り、加熱手段40と同一領域にある補助加熱
手段44への通電を止める。この結果、加熱手段40の
出力が低下したことになり、主加熱手段43の蒸気圧が
過熱して必要以上に上がらなくなるので,水容器47内
の水は妨げられずに主加熱手段44に入り,湯となり昇
水パイプ41へと出て行くので蒸気吐出を抑えることが
できる。
【0031】また実施例1と同様な接続チューブ42の
高温による熱劣化による破れ等の破損を抑えることが出
来るのみならず、コーヒー抽出液を従来の終了時間t3
よりも長い時間t2まで主加熱手段43により保温プレ
ート48を介してコーヒー抽出液の温度を上げることが
出来る。
【0032】また、抽出時の加熱手段40の出力を上げ
る場合に、加熱手段40が単体であるものに比べ出力の
小さい加熱手段である主加熱手段43や補助加熱手段4
4を使用できるので加熱手段であるヒーター等の負荷を
軽減することもできる。
【0033】なお、本実施例では設定温度T1を検知し
た時点で補助加熱手段44への通電を終了し、主加熱手
段43により加熱手段40の出力低下を行ったが、この
設定を逆に主加熱手段43の通電を終了しても同様な効
果が得られる。
【0034】(実施例3)図6は、本発明の第3の実施
例のコーヒー沸かし器の要部断面図を示すものである。
また図5は、加熱手段50の時間による温度変化の一例
を示すものである。
【0035】本実施例では、昇水パイプ51等の水路が
接続チューブ52を介して連結された加熱手段50の一
部である主加熱手段53と、補助加熱手段54が同一領
域に設けられており、それぞれに温度検知兼通電制御手
段としてサ−モスタット55とサ−モスタット56が接
触している。サ−モスタット56は、水容器57の水が
少なくなり加熱手段50の温度が上昇し始める設定温度
T1で、サ−モスタット55は水容器57や昇水パイプ
51の水が無くなる設定温度T2で動作するように設定
してある。
【0036】抽出終了近くで少なくなった水容器57内
の水の位置エネルギ−が小さくなり,主加熱手段53内
の蒸気圧の為に流入し難くなると、加熱手段50で同一
領域にある補助加熱手段54のサーモスタット56が働
き、補助加熱手段54の通電を止める。この結果、加熱
手段50の出力が低下したことになり、主加熱手段53
の蒸気圧が過熱して必要以上に上がらなくなるので,水
容器57内の水は妨げられずに主加熱手段53に入り,
湯となり昇水パイプ51へと出て行くので蒸気吐出を抑
えることができる。
【0037】また、これにより実施例1と同様な効果が
得られるのみならず、サーモスタット56や57のよう
に制御回路などを使用しない安価で容易な構成で行うこ
とができる。
【0038】なお、本実施例では主加熱手段53を制御
するサーモスタット55の設定温度T2を、補助加熱手
段54を制御するサ−モスタット56の設定温度T1よ
りも高く設定してあるが、この設定を逆にしても同様な
効果が得られる。
【0039】(実施例4)図7は、本発明の第4の実施
例のコーヒー沸かし器の要部断面図を示し、図5は温度
検知手段63によって計測された加熱手段61の時間に
よる温度変化の一例を示すものである。
【0040】本実施例では、水容器60と加熱手段61
への通電を制御する加熱制御手段62と加熱手段61又
は水路に接触した温度検知手段63と計時手段64が電
気的に接続されて構成されている。コーヒー抽出液65
は、加熱手段61の一部である保温プレート66の上に
ガラス容器67を介して配設されている。
【0041】水容器60の水が少なくなり加熱手段61
の温度が上がり、設定温度T11になると加熱制御手段
62により加熱手段61への出力を低下させると同時
に、計時手段64による計時を開始する。計時手段64
により設定時間T12が計時されると加熱手段61への
通電を終了する。通電時間を管理することで、コーヒー
抽出液65が保温プレート66により温められる時間を
制御できるので、抽出終了時のコーヒー抽出液65の温
度を十分に熱いものにできる。また、加熱手段61の出
力を加熱手段61等やコーヒー抽出液65の温度が上昇
しない状態まで低下させて保温する場合でも対応するこ
とができる。
【0042】(実施例5)図8は、本発明の第5の実施
例のコーヒー沸かし器の概略断面図を示し、図5は温度
検知手段72によって計測された加熱手段70の時間に
よる温度変化の一例を示すものである。
【0043】本実施例では、加熱手段70への通電を制
御する加熱制御手段71と加熱手段70に接触した温度
検知手段72及び終了報知手段73が電気的に接続され
ている。水容器74の水は加熱手段70を介してバスケ
ット75の中のコーヒー粉76に注がれ、そのコーヒー
抽出液77は、加熱手段70の一部である保温プレート
78の上にガラス容器79を介して配設されるように構
成されている。
【0044】水容器74の水が少なくなり加熱手段70
の温度が上がり、温度検知手段72により設定温度T1
が検知されると加熱制御手段71は加熱手段70への出
力を低下させる。時間が経過し、時間t2で温度検知手
段62が設定温度T2を検知すると加熱制御手段61は
加熱手段60への通電を終了する。
【0045】設定温度T1での時間t1から少し経過す
ると水容器70の水は湯となりバスケット75の中がコ
ーヒー粉76に注がれ、ゆっくりとコーヒー抽出液77
となりバスケット75から出てくる。従来構成での通電
が終了した時間t3では、バスケット75内に湯が残っ
ている時点であったため、終了報知が出来なかったが、
設定温度T2によって決まる時間t2をこのバスケット
75から抽出されてくる時間よりも早くなるように加熱
制御手段71により加熱手段70の出力を調整すれば、
通電が終了した時点で終了報知手段73によりブザーや
ランプを使い、終了を報知できる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1および2に記載
の発明によれば、加熱制御手段で加熱手段又は水路の温
度が所定の設定温度以上になると加熱手段の出力を下げ
て通電を継続、次の設定温度で通電を終了することによ
り、抽出終了時での温度の急激な上昇が抑えられるの
で、蒸気吐出が抑えられ、接続チューブなどの高温によ
る熱劣化を防止し、抽出中の加熱手段の出力はコーヒー
抽出に最適な出力まで高めることができる。また、通電
終了まで長く加熱手段に通電できるので、コーヒー抽出
液の温度を上げることも出来る。
【0047】請求項3記載の発明によれば、加熱手段の
出力を下げる制御を通電デューティ比により行うことに
より、抽出時のパターンや抽出後の通電時間を変更する
等制御条件を自由に変更設定することも出来る。
【0048】請求項4記載の発明によれば、複数個の加
熱手段を単体又は複数個で加熱手段の出力を調整するこ
とにより、単体の加熱手段に比べ、少ない出力の加熱手
段の組合せで高い出力を得られるので、加熱手段自体の
負荷を軽くすることができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、複数個の加
熱手段を単体又は複数個で加熱手段の出力を調整するこ
とにサーモスタットを使うことで、より容易で安価な構
成で実施することができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、計時手段に
より通電終了を行うことにより、加熱手段の時間を簡単
に調整できるのみならず、加熱温度が上昇しない、保温
状態にしても希望の時間で通電を終了させることができ
る。
【0051】請求項7記載の発明によれば、報知手段を
設けることによって、加熱制御手段や計時手段により加
熱手段の通電時間を長く調整することで、バスケットか
らコーヒー液の抽出が終了した後、通電を終了すると同
時に終了報知をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるコーヒー沸かし器の
断面図
【図2】本発明の実施例1におけるコーヒー沸かし器の
抽出中の経過時間と加熱手段の温度変化の概略図
【図3】本発明の実施例1におけるコーヒー沸かし器の
展開例の要部断面図
【図4】本発明の実施例2におけるコーヒー沸かし器の
要部断面図
【図5】本発明の実施例2におけるコーヒー沸かし器の
抽出中の経過時間と加熱手段の温度変化の概略図
【図6】本発明の実施例3におけるコーヒー沸かし器の
要部断面図
【図7】本発明の実施例4におけるコーヒー沸かし器の
要部断面図
【図8】本発明の実施例5におけるコーヒー沸かし器の
断面図
【図9】従来の給湯型コーヒー沸かし器の断面図
【符号の説明】
1,12,47,57,60,74 水容器 2,14,32,40,43,44,50,53,5
4,61,70 加熱手段 5,55,56 サーモスタット 17,30,46,62,71 加熱制御手段 18,45,63,72 温度検知手段 31 デューティ比演算手段 64 計時手段 73 終了報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 政司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 和田 尚 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B004 AA12 BA02 BA09 BA16 BA32 CA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を収納する水容器と、水容器から導入
    した水を加熱する加熱手段と、加熱手段への通電を制御
    する加熱制御手段と、加熱手段又は水路の温度を検知す
    る温度検知手段とを備え、加熱制御手段は抽出中に、温
    度検知手段の検知温度が第1の設定温度以上になると、
    加熱手段の出力を下げることを特徴としたコーヒー沸か
    し器。
  2. 【請求項2】 第1の設定温度よりも高い第2の設定温
    度になると通電を終了することを特徴とした請求項1に
    記載のコーヒー沸かし器。
  3. 【請求項3】 加熱制御手段は加熱手段の出力を下げる
    制御をデューティ(duty)比演算手段により通電デ
    ューティ比を変更して行うことを特徴とした請求項1ま
    たは2記載のコーヒー沸かし器。
  4. 【請求項4】 複数の加熱手段を備え、加熱制御手段は
    前記加熱手段の出力を下げる制御を前記加熱手段のひと
    つ又は複数個を通電して行うことを特徴とした請求項1
    または2記載のコーヒー沸かし器。
  5. 【請求項5】 加熱制御手段は、加熱手段の出力を下げ
    る制御をサーモスタットにより行うことを特徴とした請
    求項4記載のコーヒー沸かし器。
  6. 【請求項6】 抽出中の時間を計測する計時手段を有
    し、計時手段による計時時間が所定時間に到達すると加
    熱手段の通電を終了することを特徴とした請求項1〜5
    いずれか1項に記載のコーヒー沸かし器。
  7. 【請求項7】 通電を終了すると同時に終了を報知する
    報知手段を設けてなる請求項1〜6いずれか1項に記載
    のコーヒー沸かし器。
JP2001064593A 2000-09-28 2001-03-08 コーヒー沸かし器 Pending JP2002263004A (ja)

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JP2016185269A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 象印マホービン株式会社 飲料抽出機及び飲料抽出方法

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