JP2002262959A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2002262959A
JP2002262959A JP2001063862A JP2001063862A JP2002262959A JP 2002262959 A JP2002262959 A JP 2002262959A JP 2001063862 A JP2001063862 A JP 2001063862A JP 2001063862 A JP2001063862 A JP 2001063862A JP 2002262959 A JP2002262959 A JP 2002262959A
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JP
Japan
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chair
handrail
mounting hole
seat
mounting
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Application number
JP2001063862A
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English (en)
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Hirokazu Itagaki
弘和 板垣
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Twinbird Corp
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Twinbird Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 身体が不自由な人でも、ベッドから座体に移
りやすく、着席時に転倒しにくい椅子を提供すること。 【構成】 椅子本体1の側面を形成する側部連結材6及
び背もたれの支柱8に対して、腕乗せ部14が水平となる
ように第一の手摺体13を取り付けると共に、前方が座体
10の上面よりも低く、後方が座体10よりも高くなるよう
に一方の手摺体たる第二の手摺体18を取り付けて、座体
10の前側に第二の手摺体18よりも高くなる部分を形成す
ることで、足腰の不自由な使用者であっても、第二の手
摺体18よりも高くなっている座体10の前部を通って、ベ
ッドから椅子の座体10に腰をずらしながら容易に移り、
着座することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、体の不自由な人が
自室のベッドの脇に置いて使用するのに適した椅子に関
するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の椅子とし
ては、例えば実公平7−6875号公報等に記載されて
いるようなものが知られている。これは、便器が組み込
まれたものであり、椅子本体の後方に背もたれを設ける
と共に、この椅子本体の両側部に着脱自在に肘掛け杆
(手摺体)を取り付けたものである。そして、使用者は
椅子本体に腰掛けると共に、肘掛け杆に肘を乗せること
で、椅子に座って身体を支えていた。なお、これらの椅
子は、ベッドの脇に置くことで、体の不自由な人でも椅
子に腰掛けられるようにできる。
【0003】しかしながら、これらの椅子においては、
ベッドの脇に置かれた際に肘掛け杆がベッドの脇に位置
することになる。これは健常者にとっては何ともないこ
とではあるが、足腰の不自由な人にとっては肘掛け杆が
邪魔になってしまい、ベッドから椅子に移るのに手間取
ってしまうという問題があった。これは、足腰の不自由
な人にとっては、ベッドに腰掛けた状態から、腕を使っ
て腰をずらしながら椅子の座面に腰掛けるようにすると
椅子に腰掛けやすいが、この時、椅子の座面とベッドの
間に肘掛け杆があると、ベッドから椅子の座面に腰をず
らしにくいからである。このため、ベッドに対向した肘
掛け杆を取り外すことも考えられるが、肘掛け杆を取り
外してしまうと腕を支えることができないばかりでな
く、肘掛け杆を取り外した側に体が傾いたときに体を支
えることができず、転倒してしまう虞があった。そし
て、これらの椅子を使用するのは主に体の不自由な人で
あるから、椅子に移るのに手間取ったり転倒したりする
ことで、重大な事故を招く虞があった。
【0004】本発明は以上の問題点を解決し、ベッドか
ら移りやすく、着席時に転倒しにくい椅子を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の椅子は、椅子本
体と、この椅子本体に設けられる座体及び背もたれと、
前記椅子本体の両側に着脱自在に設けられる手摺体とを
有する椅子において、使用者が椅子本体の側方から座体
の前部を通って着座するために、前記手摺体のうちの少
なくとも一方の手摺体を、その前方が座体の上面よりも
低く、後方が座体よりも高くなった状態で前記椅子本体
に対して取り付けたものである。
【0006】本発明は以上のように構成することによ
り、使用者はベッドから椅子の座体に腰をずらしながら
移動することになるが、この時、一方の手摺体が設けら
れた側をベッドに沿うようにして椅子を置くと、この手
摺体が、前方が座体の上面よりも低くなった状態で椅子
本体に取り付けられているので、手摺体に妨げられるこ
となく、腰をずらしながら座体の前部を通ってベッドか
ら椅子に移る。そして、この手摺体は後方が座体よりも
高くなった状態で椅子本体に取り付けられているので、
椅子に深く腰掛けた状態で横に体が傾いたとしても、こ
の手摺体によって体が支えられる。
【0007】また、本発明の椅子は、請求項1におい
て、前記背もたれの支柱を前記椅子本体と一体に形成す
ると共に、前記一方の手摺体を、背もたれの支柱と椅子
本体との間で保持したものである。
【0008】本発明は以上のように構成することによ
り、一方の手摺体が椅子本体に対して強固に固定され
る。
【0009】更に、本発明の椅子は、請求項1乃至2に
おいて、前記椅子本体の側面に、複数の取付孔からなる
第一の取付孔群を縦方向に形成し、前記背もたれの支柱
の側面に、複数の取付孔からなる第二の取付孔群を縦方
向に形成すると共に、前記一方の手摺体を、それぞれ第
一の取付孔群の任意の取付孔と、この取付孔に対応した
第二の取付孔群の取付孔との間で支持したものである。
【0010】本発明は以上のように構成することによ
り、一方の手摺体が上下方向の適宜位置に固定される。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について、
図面に基づいて説明する。1は木製の椅子本体である。
この椅子本体1は、それぞれ一対の前脚2及び後脚3
と、前記前脚2同士を連結する板状の前部連結材4,5
と、前記前脚2と後脚3を連結する板状の側部連結材
6,7と、前記後脚3同士及び側部連結材6同士を連結
する図示しない後部連結材とで構成されている。そし
て、前記一対の後脚3の上部には、背もたれの支柱8が
一体に形成されており、この支柱8間の上部に背もたれ
9が設けられている。なお、前記支柱8は、前記後脚3
よりも前後方向に細く形成されていると共に、支柱8と
後脚3の後端が同一となるように形成されている。ま
た、前記椅子本体1の上部には座体10が設けられてい
る。また、前記側部連結材6の前部外側面には、取付孔
11a,11b,11c,11dからなる第一の取付孔群11が垂
直方向に形成されていると共に、前記支柱8の略中央部
近傍の外側面には、取付孔12a,12b,12cからなる第
二の取付孔群12が垂直方向に形成されている。なお、前
記取付孔群11の取付孔11a,11b,11c,11d及び取付
孔群12の取付孔12a,12b,12cは、それぞれ等間隔に
設けられている。
【0012】前記椅子本体1の左側面には、第一の手摺
体13が取り付けられている。この第一の手摺体13は、板
状の腕乗せ部14と、この腕乗せ部14の前方下側に直交し
て取り付けられた支柱部15とで構成されており、前記第
一の手摺体13の支柱部15の下方には、固定孔16が二つ形
成されていると共に、前記腕乗せ部14の後方には固定孔
17が一つ形成されている。なお、前記二つの固定孔16の
間隔は、前記取付孔群11の取付孔11a,11b,11c,11
d同士及び取付孔群12の取付孔12a,12b,12c同士の
間隔と同じに形成されている。そして、前記腕乗せ部14
の固定孔17が第二の取付孔群12のうち任意の取付孔12a
に位置合わせされてネジ等で固定されていると共に、前
記腕乗せ部14が水平となるように、前記支柱部15の二つ
の固定孔16が対応する隣接した二つの取付孔11a,11b
に位置合わせされてネジ等で固定されている。そして、
前記第二の取付孔群12のうちの任意の取付孔12a,12
b,12cに対して固定孔17が位置合わせされてネジ等で
固定され、前記第一の取付孔群11のうち、前記取付孔12
a,12b,12cに対応した取付孔11a,11b,11c,11
dに対して固定孔16が位置合わせされてネジ等で固定さ
れることで、第一の手摺体13が椅子本体1に対して高さ
調節自在に取り付けられている。
【0013】一方、椅子本体1の右側面には、一方の手
摺体たる第二の手摺体18が取り付けられている。この第
二の手摺体18は、板状の腕乗せ部19のみで形成されてい
ると共に、その両端に固定孔20,21が一つずつ形成され
ている。そして、これらの固定孔20と21の間隔は、前記
取付孔11aと12aの間隔、即ち11bと12bの間隔及び11
cと12cの間隔と等しく形成されている。そして、前記
固定孔21が、三つの取付孔12のうちの任意の取付孔12a
に位置合わせされてネジ等で固定されていると共に、前
記固定孔20が、第一の取付孔群11のうち前記取付孔12a
に対応した取付孔11aに位置合わせされてネジ等で固定
される。なお、前記第二の手摺体18の前端側は、第一の
取付孔群11が形成された側部連結材6に固定されている
ため、座体10の前側約3分の1から約2分の1が第二の
手摺体18よりも高い位置にあることになる。
【0014】次に、本実施形態の作用について説明す
る。まず、使用前に椅子を組み立てる、即ち、椅子本体
1に対して第一の手摺体13及び第二の手摺体18を取り付
ける。前記第一の手摺体13は、腕乗せ部14の固定孔17を
第二の取付孔群12の取付孔12a,12b,12cのいずれか
に位置合わせしてネジ等で固定すると共に、支柱部15の
二つの固定孔16を第一の取付孔群11に位置合わせしてネ
ジ等で固定することで、椅子本体1に対して固定され
る。なお、前記固定孔17と取付孔12aを固定した場合に
は、前記二つの固定孔16は取付孔11a及び11bに固定さ
れ、また、前記固定孔17と取付孔12bを固定した場合に
は、前記二つの固定孔16は取付孔11b及び11cに固定さ
れ、更に、前記固定孔17と取付孔12cを固定した場合に
は、前記二つの固定孔16は取付孔11c及び11dに固定さ
れることになる。そして、前記固定孔17と取付孔12aを
固定した場合に、第一の手摺体13は最も高くなり、前記
固定孔17と取付孔12cを固定した場合に、第一の手摺体
13は最も低くなる。また、前記第二の手摺体18は、その
他端側の固定孔21を第二の取付孔群12の取付孔12a,12
b,12cのいずれかに位置合わせしてネジ等で固定する
と共に、一端側の固定孔20を第一の取付孔群11の対応す
る取付孔11a,11b,11cに位置合わせしてネジ等で固
定することで、椅子本体1に対して固定される。このと
き、前記第二の手摺体18が単一部材であり、また、前記
支柱8が椅子本体1の後脚3と一体に形成されており、
この後脚に側部連結材6が強固に固定されているため、
後脚3及び支柱8と、側部連結材6と、第二の手摺体18
が三角形を形成し、これによって第二の手摺体18が椅子
本体1に対して強固に固定されることになる。なお、前
記固定孔21と取付孔12aを固定した場合には、前記固定
孔20は取付孔11aに固定され、また、前記固定孔21と取
付孔12bを固定した場合には、前記固定孔20は取付孔11
bに固定され、更に、前記固定孔21と取付孔12cを固定
した場合には、前記固定孔20は取付孔11cに固定される
ことになる。そして、前記固定孔21と取付孔12aを固定
した場合に、第二の手摺体18は最も高くなり、前記固定
孔21と取付孔12cを固定した場合に、第二の手摺体18は
最も低くなる。なお、前記固定孔21と取付孔12aを固定
した場合、座体10の前側約3分の1が第二の手摺体18よ
りも高い位置となり、前記固定孔21と取付孔12cを固定
した場合、座体10の前側約2分の1が第二の手摺体18よ
りも高い位置となる。
【0015】そして、この組み立てられた椅子を、第二
の手摺体18がベッド側となるようにして、ベッドの脇に
設置する。そして、足腰の不自由な使用者がこの椅子に
腰掛ける場合、まず、使用者がベッドに腰掛け、そし
て、腕などで腰を浮かせながら少しずつ腰をずらしてゆ
き、最終的にベッドから椅子の座体10上に腰をずらすこ
とで、座体10上に腰掛ける。このとき、前述したとお
り、座体10の前側約3分の1から2分の1が第二の手摺
体18よりも高くなっているばかりでなく、第二の手摺体
18の中央部付近も、座体10よりも僅かに高い程度となっ
ているため、使用者はベッドから座体10の前側に腰をず
らして浅く腰掛け、更に、腰を奥にずらして深く腰掛け
るようにすれば、第二の手摺体18が移動の邪魔になるこ
とがない。また、前述したとおり、前記固定孔21と取付
孔12aを固定した場合、座体10の前側約3分の1が第二
の手摺体18よりも高い位置となり、前記固定孔21と取付
孔12cを固定した場合、座体10の前側約2分の1が第二
の手摺体18よりも高い位置となるので、足腰が不自由な
人の中でも比較的足腰が自由になる使用者であれば、第
二の手摺体18を取付孔11aと12aに固定しても、ベッド
から椅子にそれほど困難もなく移ることができ、一方、
足腰が殆ど自由にならない使用者であっても、第二の手
摺体18を取付孔11cと12cに固定すれば、広い範囲で座
体10が第二の手摺体18よりも高い位置になることで、比
較的容易にベッドから椅子に移ることができる。
【0016】そして、前記第二の手摺体18の後端が前記
支柱8の略中央部近傍に形成された取付孔14に固定され
ているため、使用者が座体10に深く腰掛けて背もたれ9
にもたれ掛かった状態においては、腰の脇の比較的高い
位置に第二の手摺体18が位置することになる。そしてこ
の状態で、使用者が片腕を第一の手摺体13に乗せると共
に、片腕を第二の手摺体18に乗せ、背もたれにもたれ掛
かることで、身体が支えられる。そして、使用者が背も
たれにもたれ掛かった状態から第二の手摺体18側に傾い
たとしても、第二の手摺体18の後端側が比較的高い位置
にあることによって、使用者がベッド上に転倒すること
が防止される。同様に、使用者が第一の手摺体13側に傾
いたとしても、第一の手摺体13の腕乗せ部14が比較的高
い位置にあることによって、使用者が椅子から床に転げ
落ちることが防止される。そして、このように、使用者
が椅子に移るのに手間取ったり転倒したりすることが防
止されるので、重大な事故を招く虞が一掃される。
【0017】以上のように本発明は、椅子本体1の側面
を形成する側部連結材6及び背もたれの支柱8に対し
て、腕乗せ部14が水平となるように第一の手摺体13を取
り付けると共に、前方が座体10の上面よりも低く、後方
が座体10よりも高くなるように一方の手摺体たる第二の
手摺体18を取り付けて、座体10の前側に第二の手摺体18
よりも高くなる部分を形成することで、足腰の不自由な
使用者であっても、第二の手摺体18よりも高くなってい
る座体10の前部を通って、ベッドから椅子の座体10に腰
をずらしながら容易に移り、着座することができる。
【0018】また、本発明は、前記背もたれの支柱8を
前記椅子本体1を構成する後脚3と一体に形成すると共
に、第二の手摺体18を、支柱8と椅子本体1の側部連結
材6との間で保持することで、椅子本体1を構成する側
部連結材6及び支柱8と、第二の手摺体18が三角形を形
成し、これによって第二の手摺体18を椅子本体1に対し
て強固に固定することができる。
【0019】更に、本発明は、前記椅子本体1の側面の
側部連結材6に、複数の取付孔11a,11b,11c,11d
からなる第一の取付孔群11を縦方向に形成し、前記背も
たれの支柱8の側面に、複数の取付孔12a,12b,12c
からなる第二の取付孔群12を縦方向に形成すると共に、
前記第二の手摺体18を、それぞれ第一の取付孔群11の任
意の取付孔11a,11b,11cと、この取付孔11a,11
b,11cに対応した第二の取付孔群12の取付孔12a,12
b,12cとの間で支持することで、使用者の体型や足腰
の不自由さの度合いに応じて第二の手摺体18を上下に調
整し、足腰が殆ど自由にならない人であっても、比較的
容易に椅子の座体に腰掛けることができる。
【0020】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が
可能である。例えば、上記実施形態では、前記第一の取
付孔群及び第二の取付孔群を構成する取付孔はそれぞれ
4箇所及び3箇所であるが、この取付孔の数は、これ以
外の数に適宜設定が可能である。また、上記実施形態で
は、椅子本体の左側面に第一の手摺体を、右側面に第二
の手摺体を取り付けたが、これは左右逆に取り付けても
よく、また、左右両側面に第二の手摺体を取り付けても
よい。更に、上記実施形態は単純な椅子に関するもので
あるが、例えば従来の技術で述べたような、病人や身体
障害者等の就床者が寝室で使用するための、便器が組み
込まれた椅子に対しても応用が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の椅子は、椅子本体と、この椅子
本体に設けられる座体及び背もたれと、前記椅子本体の
両側に着脱自在に設けられる手摺体とを有する椅子にお
いて、使用者が椅子本体の側方から座体の前部を通って
着座するために、前記手摺体のうちの少なくとも一方の
手摺体を、その前方が座体の上面よりも低く、後方が座
体よりも高くなった状態で前記椅子本体に対して取り付
けたものであり、使用者はベッドから椅子の座体に腰を
ずらしながら移動することになるが、この時、一方の手
摺体が設けられた側をベッドに沿うようにして椅子を置
くと、この手摺体が、前方が座体の上面よりも低くなっ
た状態で椅子本体に取り付けられているので、手摺体に
妨げられることなく、腰をずらしながら座体の前部を通
ってベッドから椅子に移ることで、足腰が不自由な使用
者でも比較的容易にベッドから椅子に移ることができる
ばかりでなく、この手摺体は、その後方が座体よりも高
くなった状態で椅子本体に取り付けられているので、椅
子に深く腰掛けた状態で横に体が傾いたとしても、この
手摺体によって体が支えられることで、使用者が転倒す
ることによる重大な事故を減少させることができる。
【0022】また、本発明の椅子兼用トイレは、請求項
1において、前記背もたれの支柱を前記椅子本体と一体
に形成すると共に、前記一方の手摺体を、背もたれの支
柱と椅子本体との間で保持したものであり、一方の手摺
体が椅子本体に対して強固に固定されるので、体の不自
由な使用者が他方の手摺体に掴まって移動したとして
も、他方の手摺体がぐらつかずに安全に移動することが
できる。
【0023】更に、本発明の椅子は、請求項1乃至2に
おいて、前記椅子本体の側面に、複数の取付孔からなる
第一の取付孔群を縦方向に形成し、前記背もたれの支柱
の側面に、複数の取付孔からなる第二の取付孔群を縦方
向に形成すると共に、前記一方の手摺体を、それぞれ第
一の取付孔群の任意の取付孔と、この取付孔に対応した
第二の取付孔群の取付孔との間で支持したものであり、
一方の手摺体が上下方向の適宜位置に固定されるので、
使用者の体型や足腰の不自由さの度合いに応じて他方の
手摺体を上下に調整することで、足腰が殆ど自由になら
ない人であっても、比較的容易に椅子の座体に腰掛けら
れるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上、左側面図である。
【図3】同上、右側面図である。
【符号の説明】
1 椅子本体 8 支柱 9 背もたれ 10 座体 11 第一の取付孔群 11a,11b,11c,11d 取付孔 12 第二の取付孔群 12a,12b,12c 取付孔 18 第二の手摺体(一方の手摺体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子本体と、この椅子本体に設けられる
    座体及び背もたれと、前記椅子本体の両側に着脱自在に
    設けられる手摺体とを有する椅子において、使用者が椅
    子本体の側方から座体の前部を通って着座するために、
    前記手摺体のうちの少なくとも一方の手摺体を、その前
    方が座体の上面よりも低く、後方が座体よりも高くなっ
    た状態で前記椅子本体に対して取り付けたことを特徴と
    する椅子。
  2. 【請求項2】 前記背もたれの支柱を前記椅子本体と一
    体に形成すると共に、前記一方の手摺体を、背もたれの
    支柱と椅子本体との間で保持したことを特徴とする請求
    項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 前記椅子本体の側面に、複数の取付孔か
    らなる第一の取付孔群を縦方向に形成し、前記背もたれ
    の支柱の側面に、複数の取付孔からなる第二の取付孔群
    を縦方向に形成すると共に、前記一方の手摺体を、それ
    ぞれ第一の取付孔群の任意の取付孔と、この取付孔に対
    応した第二の取付孔群の取付孔との間で支持したことを
    特徴とする請求項1乃至2記載の椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020039649A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 コクヨ株式会社 椅子
JP2020039648A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 コクヨ株式会社 椅子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020039649A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 コクヨ株式会社 椅子
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