JP2002262472A - 電池駆動型電子機器 - Google Patents
電池駆動型電子機器Info
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- JP2002262472A JP2002262472A JP2001059990A JP2001059990A JP2002262472A JP 2002262472 A JP2002262472 A JP 2002262472A JP 2001059990 A JP2001059990 A JP 2001059990A JP 2001059990 A JP2001059990 A JP 2001059990A JP 2002262472 A JP2002262472 A JP 2002262472A
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Abstract
とを極力防止して、使用可能となる時間を十分に確保す
ることができる電池駆動型電子機器を提供する。 【解決手段】 バーコードハンディターミナルのCPU
は、バーコードを読み取るためのキーがオン操作される
と、電池の端子電圧VB を検出し(ステップB1)、そ
の端子電圧VB に応じて、前記機能を実行するために機
能部である走査・受光・二値化回路,照明に対して電源
を投入する待機時間Waitを変化させ、突入電流の集中を
確実に回避する。具体的には、端子電圧VB が低下する
ことに伴って待機時間Waitが次第に長くなるように変化
させる(ステップB2〜B4,B5〜B8)。
Description
され、所定の機能を実行するためのスイッチがオン操作
されると、前記機能を実行するために用いられる複数の
機能部に対して夫々電源を投入するように構成される電
池駆動型電子機器に関する。
(以下、BHTと称する)の一形態を示す外観図であ
る。BHT1は、筐体2の先端部2aよりバーコード3
に光を照射し、その光の反射による明暗のパターンによ
ってバーコード3を読み取るようになっている。筐体2
の表面側には、読取ったコードのデータなどを表示する
LCD4や、各種操作入力を行うためのキー5などを備
えている。
ブロック図である。BHT1は、電池6で駆動されるよ
うになっており、電池6の電圧は、電源回路7により各
回路ブロック毎に適した電圧に昇圧されて夫々の電源と
して供給されるようになっている。
御プログラム及びキー5の操作入力に基づいて動作し、
LEDなどで構成される照明10やCCD(Charge Coup
ledDevice) などを含んで構成される走査・受光・二値
化回路(以下、受光回路と称す)11を駆動制御した
り、受光回路11が出力する受光信号に基づいて読取っ
たバーコード3をデコードするようになっている。ま
た、メモリ9には、CPU8がデコードしたバーコード
3のデータなどが記憶される。
ガイダンスデータやバーコード3の読み取りデータなど
を表示させるようになっている。ブザー12は、CPU
8によって駆動制御され、バーコード3の読み取り完了
のユーザに報知したり、その他の警告音を発生させるた
めに用いられる。通信ポート13は、メモリ9に蓄積さ
れたバーコード3のデータを、図示しないホストに転送
するために用いられる通信用インターフェイス(例え
ば、IrDA,RS−232C等)である。
の電圧及び2次側のCPU8に対する出力電圧を監視す
るようになっており、電池6の電圧が最低動作電圧を下
回った場合は、CPU8に対して動作を強制終了させる
ための割込み信号を出力するようになっている。
がONされると起動する。そして、ユーザがBHT1に
よりバーコード3を読み取るためキー5における読み取
りスイッチをONすると、CPU8は、そのスイッチが
ONされるまでは省電力のため動作を停止している照明
10や受光回路11を駆動して読取り処理を行うように
なっている。
タを内蔵しており、自身でも電池6の電圧を監視してい
る。そして、その監視情報に基づいて電池6の残量をL
CD4に表示させるようになっている。また、CPU8
は、電池6の電圧が下限電圧(>最低動作電圧)を下回
った場合は、“ローバッテリ”と判断してそのメッセー
ジをLCD4に表示させると、BHT1の動作を強制的
に停止させるようになっている。
ード3の読取り処理については、大深度化や高速化が増
す傾向に伴って、照明10や受光回路11の消費電流は
増加する傾向にある。そのため、読み取りスイッチのO
Nに伴ってCPU8が照明10及び受光回路11を同時
に駆動すると、それらの突入電流はかなり大きくなる。
そして、大きな突入電流が流れると、電池6の電圧は急
激に低下することになるので、CPU8において一時的
に“ローバッテリ”が検出されてしまい、定常的な電池
6の電圧は“ローバッテリ”のレベルまで低下していな
いにもかかわらずBHT1を使用することができなくな
ってしまう。
りスイッチがONされた場合は、CPU8が先ず受光回
路11を駆動し、その時点から所定時間が経過した後に
照明10を駆動するという遅延駆動制御が行われてい
る。即ち、突入電流を集中的に発生させることなく分散
させて、一時的な“ローバッテリ”の検出を防止するよ
うにしている。
間)は、電池6の電圧レベルの変動に伴って変化する。
例えば、図7及び図8は、本発明の発明者が行ったBH
T1の一構成例に対する実測の結果であり、CPU8が
受光回路11に電源を投入した場合における電池6の電
圧波形の変化及び突入電流波形を示すものである(オシ
ロスコープの表示画面)。図7は、電池6の電圧が3.
0Vの場合(例えば、市販の1.5Vの乾電池を2本直
列にして使用)であり,図8は同電圧が2.5Vの場合
である。
電圧が3.0Vの場合の突入電流の持続時間は約2.5
ms(横軸は、1.0ms/div)であるが、電池6
の電圧が2.5Vの場合は持続時間が約5.3msまで
延びている。従って、従来のように突入電流の集中を避
けるための遅延時間を固定して制御すると、電池6の電
圧低下に伴って結果的に突入電流の集中を回避できず一
時的な“ローバッテリ”が検出され易くなる場合があ
る。この場合、“ローバッテリ”は、例えば電池6の電
圧が1.8Vを下回った場合に検出されるとする。
2.7Vの場合であり、CPU8が受光回路11に電源
を投入した後約5.0ms後に照明10に対して電源を
投入した場合の各波形である。この場合、受光回路11
に電源を投入したことによって発生した突入電流は5.
0ms後には消滅しているため、このタイミングで照明
10に電源を投入することで突入電流の集中を回避でき
ている。
電圧が2.55Vの場合において、図9の場合と同様に
CPU8が受光回路11に対する電源投入から約5.0
ms後に照明10に電源を投入すると、受光回路11の
電源投入で発生した突入電流は5.0ms後も未だ持続
しており、そこに照明10の電源投入で発生した突入電
流が加わることから電池6の電圧はそのタイミングで一
時的に大きく低下し、“ローバッテリ”が検出されてし
まう。以上のように、従来の技術では、BHT1が使用
可能となる時間を十分に確保することができなかった。
あり、その目的は、電池の端子電圧が一時的に下限値を
下回ることを極力防止して、使用可能となる時間を十分
に確保することができる電池駆動型電子機器を提供する
ことにある。
型電子機器によれば、制御手段は、所定の機能を実行す
るためのスイッチがオン操作されると、電圧検出手段に
よって検出される電池の端子電圧に応じて、前記機能を
実行するための複数の機能部に対して電源を投入する間
隔を変化させる。
い複数の機能部に対して電源を投入する間隔が次第に長
くなるように変化させることで、各機能部において生じ
る突入電流の集中をより確実に回避できるようになる。
従って、スイッチがオン操作された場合に電池の端子電
圧が一時的に下限値を下回り、制御手段が各機能部の動
作を停止させることを極力防止することができ、ユーザ
は、電池駆動型電子機器をより長時間にわたって使用で
きるようになる。
ば、前記所定の機能を、暗部と明部とを組み合わせるこ
とで情報を符号化したコードを光学的手段によって読み
取るものとする。即ち、バーコードや二次元コードなど
を読み取るために使用されるバーコードリーダは、その
使用形態における機能性等を考慮して電池駆動により携
帯可能に構成される場合が多い。従って、斯様なバーコ
ードリーダに本発明を適用することで、その効果を十分
に奏することができる。
場合の一実施例について図1乃至図4を参照して説明す
る。尚、図5及び図6と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
電気的構成を示す図4において、本実施例におけるBH
T(電池駆動型電子機器)21のハードウエア的な構成
は基本的にBHT1と同様であるが、CPU8に代わる
CPU(電圧検出手段,制御手段)22のソフトウエア
による制御内容がBHTと異なっている。
チンにおける要部の処理内容を示すフローチャートであ
る。CPU22は、キー5の電源スイッチがオンされて
BHT21本体の電源が投入されると起動し、先ず、メ
モリ9のチェックやI/Oポートなどの初期設定を行う
(ステップA1)。それから、後述するように電池6の
端子電圧を監視するための処理を実行すると(ステップ
A2)、キー5の読取り開始スイッチ(スイッチ)がオ
ンされるか(ステップA3,「YES」)、電源スイッ
チがオフされるまで(ステップA4,「YES」)、ス
テップA2〜A4のループを回り続ける。
状態において、読取り開始スイッチ(スイッチ)がオン
されるとステップA5に移行し、CPU22は、後述す
るバーコード3の読取り処理を実行してからステップA
4に戻る。また、前記ループを回っている状態において
電源スイッチがオフされると、CPU22はステップA
6に移行して電源オフ処理を行い、自身を含むBHT2
1内の各部に対する電源供給を断つように電源回路7に
制御信号を与える。すると、BHT21の電源はオフ状
態となる。
監視処理の詳細内容を示すフローチャートである。CP
U22は、先ず、電源回路7を介し、電池6の端子電圧
VBをA/D変換して読み取ると(ステップB1)、そ
の端子電圧VB を、次のステップB2,B3,B4にお
いて、基準電圧V1 ,V2 ,V3 (V1 >V2 >V3)
と夫々比較する。この場合、基準電圧V1 ,V2 ,V3
は、例えばV1 =2.7V,V2 =2.5V,V3 =
1.8V(下限電圧)に設定されている。
と判断すると(ステップB2,「YES」)待機時間Wa
itをW1に決定してから(ステップB5)、端子電圧V
B に応じて、電池6の残量をLCD4に例えば3段階程
度で表示する(ステップB6)。それから、処理を終了
してメインルーチンにリターンする。ここで、待機時間
Waitは、CPU22が受光回路11に電源を投入した後
に照明10に電源を投入するまでの間隔であり、W1は
例えば5.0msに設定される。
範囲にある場合、CPU22は、ステップB3で「YE
S」と判断して待機時間WaitをW2(例えば、7.0m
s)に決定し(ステップB7)ステップB6に移行す
る。また、端子電圧VB がV2≧VB >V3 の範囲にあ
る場合、CPU22は、ステップB4で「YES」と判
断して待機時間WaitをW3(例えば、10.0ms)に
決定し(ステップB8)ステップB6に移行する。
にある場合、CPU22は、ステップB4で「NO」と
判断してLCD4に“Low Battery (ローバッテリ)”
のメッセージを表示させると(ステップB9)、図1の
ステップA6に移行してBHT21本体の電源オフ処理
を行う。
る読取り処理の詳細内容を示すフローチャートである。
CPU22は、先ず、受光回路(走査・受光・二値化回
路,機能部,光学的手段)11に対して電源を供給する
と(ステップC1)、図2のステップB5,B7,B8
の何れかで決定されたW1 ,W2 ,W3 を待機時間Wait
に設定し(ステップC2)、待機時間Waitが経過するま
で待機する(ステップC3)。そして、待機時間Waitが
経過すると(ステップC3,「YES」)、CPU22
は照明(機能部,光学的手段)10に電源を供給し(ス
テップC4)、実質的なバーコード3の読取り処理を受
光回路11によって行う(図示せず)。それから、処理
を終了してリターンする。
に、電池6の端子電圧VB が3.0Vの場合の受光回路
11による突入電流持続時間TRCは約2.5msであ
り、VBが2.6Vの場合のTRCは約5.3msである
から、VB >V1 (2.7V)である場合は待機時間Wa
itをW1(5.0ms)に設定することで、受光回路1
1による突入電流と、照明10による突入電流との重畳
を回避することが可能である。
6の端子電圧VB が2.55Vの場合の持続時間TRCは
6.0ms弱であるから、V1 ≧VB >V2 (2.5
V)である場合の待機時間WaitをW2(7.0ms)に
設定することで、同様に突入電流の重畳を回避すること
が可能である。更に、V2 ≧VB >V3 (1.8V)で
ある場合に、待機時間WaitをW3(10.0ms)に設
定することで、突入電流の重畳を回避できることも実測
によって確認済みである。
1のCPU22は、バーコード3を読み取るためのキー
5がオン操作されると、電池6の端子電圧VB に応じ
て、受光回路11,照明10に対して電源を投入する待
機時間Waitを変化させるようにした。具体的には、端子
電圧VB が低下することに伴って待機時間Waitが次第に
長くなるように変化させて、突入電流の集中をより確実
に回避するようにした。従って、読取り用のキー5がオ
ン操作された場合に電池6の端子電圧VB が一時的に下
限値V3 を下回り、CPU22が受光回路11,照明1
0の動作を停止させることを極力防止することができ、
ユーザは、BHT21をより長時間にわたって使用でき
るようになる。また、BHT21は、その使用形態にお
ける機能性等を考慮して電池駆動により携帯可能に構成
されることが多いので、BHT21に適用することで、
本発明の効果を十分に奏することができる。
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。電池の電圧や、その電圧レベルに対
応する待機時間の設定は、適宜変更して実施すれば良
い。所定の機能は、バーコードを読み取るものに限るこ
とはない。従って、電池駆動型電子機器はBHT21に
限ることなく、電池によって駆動される電子機器であれ
ば適用が可能である。
T)に適用した場合の一実施例であり、BHTのCPU
が実行するメインルーチンにおける要部の処理内容を示
すフローチャート
細内容を示すフローチャート
内容を示すフローチャート
する実測の結果であり、CPUが受光回路に電源を投入
した場合における電池の電圧波形の変化及び突入電流波
形を示す図(その1)
間後に照明に電源を投入した場合における図7相当図
(その1)
部,光学的手段)、11は走査・受光・二値化回路(機
能部,光学的手段)、21はバーコードハンディターミ
ナル(電池駆動型電子機器)、22はCPU(電圧検出
手段,制御手段)を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動用電源である電池の端子電圧を検出
する電圧検出手段と、所定の機能を実行するためのスイ
ッチがオン操作されると前記機能を実行するために用い
られる複数の機能部に対して夫々電源を投入する共に、
前記電圧検出手段によって検出される前記電池の端子電
圧が下限値を下回ると、各機能部の動作を停止させるよ
うに制御する制御手段とを備えて構成される電池駆動型
電子機器において、 前記制御手段は、前記スイッチがオン操作された場合
に、前記電圧検出手段によって検出される前記端子電圧
に応じて、前記複数の機能部に対して電源を投入する間
隔を変化させるように制御することを特徴とする電池駆
動型電子機器。 - 【請求項2】 前記所定の機能は、暗部と明部とを組み
合わせることで情報を符号化したコードを光学的手段に
よって読み取るものであることを特徴とする請求項1記
載の電池駆動型電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001059990A JP4103337B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 電池駆動型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001059990A JP4103337B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 電池駆動型電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002262472A true JP2002262472A (ja) | 2002-09-13 |
JP4103337B2 JP4103337B2 (ja) | 2008-06-18 |
Family
ID=18919474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001059990A Expired - Lifetime JP4103337B2 (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | 電池駆動型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4103337B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009244982A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 記憶装置及びデジタルカメラ |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001059990A patent/JP4103337B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009244982A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 記憶装置及びデジタルカメラ |
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Publication number | Publication date |
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JP4103337B2 (ja) | 2008-06-18 |
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