JP2002262424A - 敷設ケーブルの製造方法、及び敷設ケーブルの通線方法 - Google Patents

敷設ケーブルの製造方法、及び敷設ケーブルの通線方法

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JP2002262424A
JP2002262424A JP2001057703A JP2001057703A JP2002262424A JP 2002262424 A JP2002262424 A JP 2002262424A JP 2001057703 A JP2001057703 A JP 2001057703A JP 2001057703 A JP2001057703 A JP 2001057703A JP 2002262424 A JP2002262424 A JP 2002262424A
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pipe
magnet
laid
tip
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Nobuo Abe
信夫 阿部
Ryoji Watanabe
良司 渡辺
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DAIDO CONSTRUCTION CO Ltd
Okayama City Office
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DAIDO CONSTRUCTION CO Ltd
Okayama City Office
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各家庭や事業所へ光ファイバーケーブルを経
済的に敷設するために、下水道等の本管から各家庭や事
業所等への分岐管などの小口径管渠に光ファイバーなど
のケーブル線を、簡易かつ経済的な資材、設備、工程に
より実現する。 【解決手段】 分岐管の開口部から、先端に鉄片等の磁
性体の装着された敷設ケーブルを挿入し、本管の開口部
から、先端に磁石が装着された自走式の移動機器を前記
の敷設ケーブルの先端に向けて走行させ、磁石を用いて
磁性体を確保し、次いで自走式の移動機器を接続分岐箱
のあるマンホールまで後退させることによりケーブルを
敷設する。各家庭や事業所等への分岐管などの小口径管
渠の通線は、分岐管の本管接続部とは反対方向の開口部
から、先端に磁石の装着された可撓性の部材又は塩化ビ
ニルパイプなどのケーブル通線手段を使用して、敷設ケ
ーブルを本管まで挿入し、本管接続部まで通線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道等の本管か
ら各家庭や事業所等への分岐管などの小口径管渠に光フ
ァイバーなどのケーブル線を敷設する方法、及びこれに
適した敷設ケーブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、情報通信網の発達に対応するた
め、光ケーブルの通線可能な複数のパイプで構成した光
通線用パイプケーブル、あるいは電力ケーブル等に光ケ
ーブルの通線可能なパイプを複合させた複合ケーブルを
あらかじめ布設しておき、必要な時に、必要本数の光ケ
ーブルを前記パイプ内に通線する技術が開発されてい
る。
【0003】一方、上記のような既に布設されている光
通線用パイプ内へ、光ケーブルを通線する手段として、
例えば圧縮空気、窒素ガス、水等の流体を上記パイプ内
に圧入して光ケーブルを圧送する工法が開発されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高度情
報化社会への基盤整備に対応して、各家庭や事業所へ光
ファイバーケーブルを経済的に敷設するためには、下記
のような問題が存在した。300mm以内の既設小口径
管渠内に、敷設が必要となる場合、その敷設方法が確立
されていなかった。
【0005】例えば、特開平8−103012号「ケー
ブルの敷設方法及び装置」においては、下水道管内にケ
ーブル幹線を通す第1工程と、下水道管内に挿入した施
設車を管内に走行させ、施設車に設けたドリルで管天井
部にドリル孔を穿けたのち、フック状のケーブル保持具
を複数備えたホルダーをストライカで押込んで、いづれ
かのケーブル保持具によりケーブル幹線を捕捉してホル
ダーの取付部をドリル孔に挿入し固定する第2工程と、
各家庭の汚水溜舛よりケーブル枝線を直接或いはリード
線により排水管及び下水道管に通して、その両側に位置
するマンホールのうちの一方に集め、ケーブル幹線と接
続する第3工程と、下水道管内に挿入した作業車を管内
に走行させ、作業車に設けたフックを遠隔操作してケー
ブル枝線を捕捉し、ホルダーの別のケーブル保持具に引
掛ける第4工程よりなることを特徴とするケーブルの敷
設方法が開示されている。これによれば、マンホール内
でケーブル幹線に接続される枝線が幹線と共にホルダー
のケーブル保持具に保持され、ケーブル枝線の一本一本
が各家庭に汚水溜舛を通して敷設される。本方法におい
て、下水道管内にケーブル幹線を通すには、マンホール
からマンホールへケーブル幹線を直接通す方法、マンホ
ールからマンホールへリード線を通したのち、ケーブル
幹線をリード線に連結して通す方法などを採用すること
ができる。上記敷設方法で用いられる作業車は、昇降か
つ管の周方向に揺動可能に支持されるアームと、アーム
を管の周方向に回動させる回動手段と、アームを昇降さ
せる昇降手段と、アーム上端に固着のフックと、フック
の開口を開閉可能に塞ぐレバーと、レバーの開閉手段
と、照明手段と、照明手段で照らされた箇所を撮影する
テレビカメラとを有する。
【0006】しかしながら、こうした技術によっても、
工程の複雑さや経済性の面からの問題があるばかりか、
各家庭等から分岐管を経て本管を経由して接続分岐箱設
置の人孔までの引込み線通線方法が確立されていない。
さらに、下水道環境に対応して防水性、耐久性、防鼠性
に優れると共に、経済的にも安価でかつ簡易な作業で製
造できる小心ケーブルの開発が必要とされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、一端に鉄片等の
磁性体の装着されたケーブル線を、樹脂製ホースなどの
可撓性の管に挿入し、磁性体の周囲に磁石を設置して、
前記の可撓性の管を間に介して磁力により引き付ける手
段により磁性体の位置を前記の磁石から遠ざけないよう
にしつつ、前記の可撓性の管を前記のケーブル線の磁性
体の装着された一端とは反対の方向に牽引力を加えるこ
とにより、ケーブル線に可撓性の保護ホースを取り付け
る、敷設ケーブルの製造方法であることを特徴としてい
る。
【0008】また、上記課題を解決するため、請求項2
に記載の発明においては、請求項1に記載の方法を用い
て、保護ホースが取り付けられた敷設ケーブルの一端か
らモルタルペーストや樹脂等を注入し、他の一端まで満
たされるまで圧入することを特徴とする、敷設ケーブル
の製造方法であることを特徴としている。
【0009】また、上記課題を解決するため、請求項3
に記載の発明においては、下水道管等の管内に敷設ケー
ブルを通線する方法であって、管渠の本管への開口部か
ら、先端に鉄片等の磁性体の装着された敷設ケーブルを
挿入し、他の開口部から、先端に磁石が装着された自走
式の移動機器を前記の敷設ケーブルの先端に向けて走行
させ、磁石を用いて磁性体を確保し、次いで自走式の移
動機器を前記の他の開口部まで後退させることによりケ
ーブルを敷設することを特徴とする、敷設ケーブルの通
線方法であることを特徴としている。
【0010】また、上記課題を解決するため、請求項4
に記載の発明においては、下水道等の本管の接続y分岐
管から各家庭や事業所等への分岐管などの小口径管渠に
ケーブルを敷設する方法であって、分岐管の本管接続部
とは反対方向の開口部(宅地汚水桝等)から、先端に磁
石又は電磁石の装着された可撓性の部材又は塩化ビニル
パイプなどのケーブル通線手段を使用して、敷設ケーブ
ルの一端に磁性体を装着したケーブルを本管まで挿入
し、通線することを特徴とする、敷設ケーブルの通線方
法であることを特徴としている。なおこの場合におい
て、接続分岐管までは請求項3に記載の方法により通線
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態について説明する。図1及び図2は、本発明の敷
設ケーブルの製造方法の実施形態の一例を示す説明図で
ある。図1において、一端に鉄片等の磁性体1の装着さ
れたケーブル線2が示されている。鉄片等の磁性体1
は、ケーブル2を保護するための可撓性の管4に挿入可
能な外形からなる棒状のものが望ましく、表面は摩擦が
少ない形状、表面仕上げのものであればなおよい。
【0012】図2は、本発明の敷設ケーブルの製造方法
の実施形態の一例を示す。前記の一端に鉄片等の磁性体
1の装着されたケーブル線2を、樹脂製ホースなどの可
撓性の管4に挿入する。可撓性の管4の内径は、ケーブ
ルの外径に併せて選定するが、本発明者らは製造方法の
試作実験過程において、外径9mm、内径6mmの樹脂
製(軟質塩化ビニル)透明ホースを使用した。次に、磁
性体1の装着されたケーブル線2を、樹脂製ホースなど
の可撓性の管4に挿入された状態(図2の上図)で、磁
性体の周囲に磁石3を設置する。磁石の形状は図2のよ
うに馬蹄形のものを載置して、その内側に磁性体が位置
するようにすることができるが、その他の形態をとるこ
ともできる。例えば円筒形の磁石の内部に樹脂製ホース
などの可撓性の管4を挿入する方法や、複数の磁石を可
撓性の管4を挟んで両側に載置する方法、複数の磁石を
リング状に束ねてリングの内部に樹脂製ホースなどの可
撓性の管4を挿入する方法、その他の方法があげられ
る。
【0013】この状態において、図2のように、前記の
可撓性の管を間に介して磁力により引き付ける手段によ
り磁性体の位置を前記の磁石から遠ざけないようにしつ
つ、前記の可撓性の管を前記のケーブル線の磁性体の装
着された一端とは反対の方向に牽引力を加えることによ
り、ケーブル線に可撓性の保護ホースを取り付ける。な
お、上記作業に先行して、前記の可撓性の管内に水など
の液体を注入することにより管内表面の摩擦抵抗を軽減
して作業を円滑に進めることもできる。
【0014】次に、請求項2に記載のように、上記の方
法を用いて保護ホースが取り付けられた敷設ケーブルの
一端からモルタルペーストや樹脂等を注入し、他の一端
まで満たされるまで圧入することにより、ケーブルの保
護及び、自重による管底への固定に適した敷設ケーブル
を製造することができる。モルタルペーストや樹脂等
は、注入器を用いて圧入し、他の一端からモルタルペー
ストや樹脂等が出てくるのが確認された段階で圧入を中
止し、モルタルペーストや樹脂等を硬化させる。上記の
ようにして製造されたケーブルは自重により管底に安定
して固定される。なお注入される樹脂等の注入剤は、例
えばエポキシ樹脂などであるが、目的により適した注入
剤を混入し、あるいは他の混入剤に変更することができ
る。一例としては、エポキシ樹脂を主成分とする常温硬
化二液型注入剤であり、主剤としてエポキシ樹脂を配合
比10に対し、硬化剤として変性ポリアミンを配合比5
として、低粘度かつ長時間の注入に耐えつつ、自然硬化
させることができる。
【0015】次に本発明の敷設ケーブルの通線方法につ
いて説明する。下水道管等の管内に敷設ケーブルを通線
する方法であって、図7において、管渠の本管への開口
部20から、他の開口部10までの区間にケーブルを通
線する。図3は本実施形態によるケーブル通線の実施形
態を、下水道管などの管渠の横断面から見た断面図であ
る。また図7においては、本発明によるケーブル通線が
行われた管渠の平面図を示しているが、これは模式的な
一例であって、例えば管渠が直線以外の曲線を有する形
態などにおいても実施可能である。図7において、符号
20は開口部、10は他の開口部、30は本管、40は
各家庭等に設けられる宅内桝、50は各家庭へのケーブ
ルが通線される分岐管を示す。また図3において符号6
0は本発明の通線方法において用いられるテレビカメラ
装着の自走式の移動機器、70は自走式移動機器の操作
や、カメラ等により撮影される映像のモニタなどを行う
ための作業車を示す。
【0016】初めに、前述したような先端に鉄片等の磁
性体の装着された敷設ケーブルを、開口部20から挿入
する。次いで、他の開口部から、アタッチメントを介し
て先端に磁石が装着された自走式移動機器を前記の敷設
ケーブルの先端に向けて走行させる。自走式の移動機器
としては、小口径管渠テレビカメラ調査システムなどの
自走による移動機器が知られており、内径100mmか
ら150mm程度の小口径内部の撮影などができ、折れ
曲がった管路内の走行ができる技術も開発されている。
また特開平8−103012号においては、昇降かつ管
の周方向に揺動可能に支持されるアームと、アームを管
の周方向に回動させる回動手段と、アームを昇降させる
昇降手段と、アーム上端に固着のフックと、フックの開
口を開閉可能に塞ぐレバーと、レバーの開閉手段と、照
明手段と、照明手段で照らされた箇所を撮影するテレビ
カメラとを有する作業車が開示されている。
【0017】本発明の敷設ケーブルの通線方法において
は、簡単な作業でしかもコストを安価にするために、ア
タッチメント61を介して先端に磁石が装着された自走
式の移動機器60を用いて、磁石62を用いて磁性体7
を確保し、次いで自走式の移動機器60を前記の他の開
口部10まで後退させることによりケーブルを敷設す
る。図3は通線作業において自走式の移動機器が用いら
れる状態を示している。図4は自走式移動機器60の構
成を示す側面図であり、図5は磁石81と磁性体7とが
磁力により引き付けられ、磁石81により磁性体7が確
保される際の状態を示す側面図である。
【0018】磁石62は、アタッチメント61を介して
自走式の移動機器60に装着されるが、アタッチメント
は、移動機器60が備える撮影装置や制御装置などの機
器に磁力による影響を与えないように非磁性体であって
非導電性の素材から構成されることが望ましく、本発明
者らによる試験実施においてはステンレス類のアタッチ
メントが良好であった。アタッチメントの形状や移動機
器への取付方法は、移動機器の走行や作業に影響しない
様々な形態をとることが可能である。
【0019】初めに、前述したような先端に鉄片等の磁
性体7の装着された敷設ケーブルを、開口部20から挿
入し、本管に到達させる。敷設ケーブルの先端の磁性体
7は、管渠の底部に載置されるようにしてもよく、また
管渠の中空に吊るされる状態でもよい。次いで、前記の
移動機器60を、開口部10より挿入し、移動機器への
電源供給や、操作及びカメラなどによる映像の伝送等を
作業車70より行いつつ、開口部10から開口部20の
ケーブル先端の磁性体7に向けて走行させる。走行状況
はカメラからの映像によりモニタリングを行う。また磁
石62を電磁石とすれば、電磁石への電源の供給及び、
電源のオン・オフを操作することができる。磁性体7の
場所に到達し、図4に見られるように、磁石62が有す
る磁力により磁性体7が捕えられる。なお、アタッチメ
ント61を、操作により上下左右に自在に動くようなア
ームとして構成すれば、磁力及びアームの動きにより磁
石62を容易に捕えることができる。また図5は、図4
に見られる磁石とケーブル先端の磁性体との吸着箇所部
の詳細な一例を示す平面図であり、図5中の符号は、本
実施形態においては61はアタッチメント、62は磁石
を示す。
【0020】次に、磁石62により磁性体7が捕えられ
たことが確認されると、移動機器60の操作者は開口部
10の位置まで自走により後退させ、これにより磁石7
に連結された敷設ケーブル線6が、開口部20及び他の
開口部10までの間に敷設される。本発明においては、
前記のケーブル通線方法を採用すると共に、請求項1又
は請求項2に記載したような軽量かつ小径でありながら
防水性、耐久性、防鼠性に優れるケーブル製造を実現し
たことにより、効率的で、経済的にも安価でかつ簡易な
作業での通線方法を実現した。
【0021】次に、管渠の本管の接続分岐箱から各家庭
や事業所等への分岐管50などの小口径管渠にケーブル
を敷設する方法について説明する。管渠の本管への開口
部20から、宅内桝40までの区間を通線する。本実施
形態においては、先端に磁石又は電磁石の装着されたケ
ーブル通線手段を用いて通線を行うが、図8は、磁石と
ケーブル先端の磁性体との吸着箇所部の詳細な一例を示
す平面図であり、図8中の符号は、本実施形態において
は80はケーブル通線手段のポール又は可撓性の部材
を、81は磁石を示す。
【0022】分岐管の開口部(宅内桝)40から、先端
に磁石81の装着された可撓性の部材80からなるケー
ブル通線手段を使用して、敷設ケーブル6の一端に磁性
体7を装着したケーブルを本管30まで挿入する。この
際にケーブル通線手段が備える磁石81により、先端に
鉄片などの磁性体7が装着されたケーブル線6を磁力に
より装着させ、装着させた状態のまま取付管50に挿入
を行う。これにより磁石81に連結されたケーブル線6
が、取付管の開口部40及び本管接続部20までの間に
敷設されるが、電磁石を用いた場合には本管接続部20
に到達を確認後、電磁石のスイッチをOFFにする。
【0023】次に請求項3の通線方法により自走式の移
動機器によりケーブル先端の磁性体7を確保し、本管の
接続分岐箱20まで通線する。また請求項1又は請求項
2に記載したような軽量かつ小径でありながら防水性、
耐久性、防鼠性に優れるケーブル製造を実現したことに
より、効率的で、経済的にも安価でかつ簡易な作業での
通線方法を実現した。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高度情報化社会への基盤整備に対応して、各家庭や事業
所へ光ファイバーケーブルを経済的に敷設するために、
下水道等の本管から各家庭や事業所等への分岐管などの
小口径管渠に光ファイバーなどのケーブル線を、簡易か
つ経済的に敷設することが可能となり、各家庭等から分
岐管を経て本管の接続分岐箱設置の人孔までの引込み線
の通線に多大なる効果をもたらす。さらに、このような
敷設に適した、防水性、耐久性、防鼠性に優れると共
に、経済的にも安価でかつ簡易な作業で製造できる小心
ケーブルの製造を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の敷設ケーブルの製造方法の実施形態の
一例を示す説明図である。
【図2】本発明の敷設ケーブルの製造方法の実施形態の
一例を示す図である。
【図3】通線作業において自走式の移動機器が用いられ
る状態を示す図である。
【図4】自走式移動機器60の構成を示す側面図であ
る。
【図5】磁石81と磁性体7とが磁力により引き付けら
れ、磁石81により磁性体7が確保される際の状態を示
す側面図である。
【図6】分岐管のケーブル通線手段の先端部の実施形態
の一例を示す図である。
【図7】本発明によるケーブル通線が行われた管渠の平
面図である。
【図8】磁石とケーブル先端の磁性体との箇所部の詳細
な一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁性体(鉄片等) 2 ケーブル線 3 磁石 4 可撓性の管 6 敷設ケーブル線 7 磁性体 10 開口部 20 他の開口部 30 本管 40 宅内桝 50 取付管 60 移動機器 61 アタッチメント 62 磁石 70 作業車 80 可撓性の部材 81 磁石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月2日(2001.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、上記課題を解決するため、請求項4
に記載の発明においては、下水道等の本管の接続分岐箱
から各家庭や事業所等への分岐管などの小口径管渠にケ
ーブルを敷設する方法であって、分岐管の本管接続部と
は反対方向の開口部(宅地汚水桝等)から、先端に磁石
又は電磁石の装着された可撓性の部材又は塩化ビニルパ
イプなどのケーブル通線手段を使用して、敷設ケーブル
の一端に磁性体を装着した敷設ケーブルを本管まで挿入
し、通線することを特徴とする、敷設ケーブルの通線方
法であることを特徴としている。なおこの場合におい
て、接続分岐箱までは請求項3に記載の方法により通線
することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】初めに、前述したような先端に鉄片等の磁
性体の装着された敷設ケーブルを、開口部20から挿入
する。次いで、他の開口部から、アタッチメントを介し
て先端に磁石が装着された自走式移動機器を前記の敷設
ケーブルの先端に向けて走行させる。自走式の移動機器
としては、小口径管渠テレビカメラ調査システムなどの
自走による移動機器が知られており、内径100mmか
ら300mm程度の小口径内部の撮影などができ、折れ
曲がった管路内の走行ができる技術も開発されている。
また特開平8−103012号においては、昇降かつ管
の周方向に揺動可能に支持されるアームと、アームを管
の周方向に回動させる回動手段と、アームを昇降させる
昇降手段と、アーム上端に固着のフックと、フックの開
口を開閉可能に塞ぐレバーと、レバーの開閉手段と、照
明手段と、照明手段で照らされた箇所を撮影するテレビ
カメラとを有する作業車が開示されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明の敷設ケーブルの通線方法において
は、簡単な作業でしかもコストを安価にするために、ア
タッチメント61を介して先端に磁石が装着された自走
式の移動機器60を用いて、磁石62を用いて磁性体7
を確保し、次いで自走式の移動機器60を前記の他の開
口部10まで後退させることによりケーブルを敷設す
る。図3は通線作業において自走式の移動機器が用いら
れる状態を示している。図4は自走式移動機器60の構
成を示す側面図であり、図5は磁石62と磁性体7とが
磁力により引き付けられ、磁石62により磁性体7が確
保される際の状態を示す側面図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の敷設ケーブルの製造方法の実施形態の
一例を示す説明図である。
【図2】本発明の敷設ケーブルの製造方法の実施形態の
一例を示す図である。
【図3】通線作業において自走式の移動機器が用いられ
る状態を示す図である。
【図4】自走式移動機器60の構成を示す側面図であ
る。
【図5】磁石62と磁性体7とが磁力により引き付けら
れ、磁石62により磁性体7が確保される際の状態を示
す側面図である。
【図6】電磁石を利用しない分岐管のケーブル通線手段
の先端部の実施形態の一例を示す図である。
【図7】本発明によるケーブル通線が行われた管渠の平
面図である。
【図8】電磁石を利用した磁石とケーブル先端の磁性体
との箇所部の詳細な一例を示す平面図である。
【符号の説明】 1 磁性体(鉄片等) 2 ケーブル線 3 磁石 4 可撓性の管 6 敷設ケーブル線 7 磁性体 10 開口部 20 他の開口部 30 本管 40 宅内桝 50 取付管 60 移動機器 61 アタッチメント 62 磁石 70 作業車 80 可撓性の部材 81 磁石
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 9/06 G02B 6/00 351 (72)発明者 渡辺 良司 広島県三原市沼田東町七宝822 大同建設 株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA68 5G369 AA19 BA04 DC02 EA01 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に鉄片等の磁性体の装着されたケー
    ブル線を、樹脂製ホースなどの可撓性の管に挿入し、磁
    性体の周囲に磁石を設置して、前記の可撓性の管を間に
    介して磁力により引き付ける手段により磁性体の位置を
    前記の磁石から遠ざけないようにしつつ、前記の可撓性
    の管を前記のケーブル線の磁性体の装着された一端とは
    反対の方向に牽引力を加えることにより、ケーブル線に
    可撓性の保護ホースを取り付ける、敷設ケーブルの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法を用いて、保護ホ
    ースが取り付けられた敷設ケーブルの一端からモルタル
    ペーストや樹脂等を注入し、他の一端まで満たされるま
    で圧入することを特徴とする、敷設ケーブルの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 下水道管等の管内に敷設ケーブルを通線
    する方法であって、管渠の本管への開口部から、先端に
    鉄片等の磁性体の装着された敷設ケーブルを挿入し、他
    の開口部から、先端に磁石が装着された自走式の移動機
    器を前記の敷設ケーブルの先端に向けて走行させ、磁石
    を用いて磁性体を確保し、次いで自走式の移動機器を前
    記の他の開口部まで後退させることによりケーブルを敷
    設することを特徴とする、敷設ケーブルの通線方法。
  4. 【請求項4】 下水道等の本管の接続分岐箱から各家庭
    や事業所等への分岐管などの小口径管渠にケーブルを敷
    設する方法であって、分岐管の本管接続部とは反対方向
    の開口部(宅地汚水桝等)から、先端に磁石又は電磁石
    の装着された可撓性の部材又は塩化ビニルパイプなどの
    ケーブル通線手段を使用して、敷設ケーブルの一端に磁
    性体を装着した敷設ケーブルを本管まで挿入し、本管接
    続部まで通線することを特徴とする、敷設ケーブルの通
    線方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012510789A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 スイスコム アーゲー ケーブル・プッシャーを案内するシステム、方法および装置

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