JP2002262415A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP2002262415A
JP2002262415A JP2001055851A JP2001055851A JP2002262415A JP 2002262415 A JP2002262415 A JP 2002262415A JP 2001055851 A JP2001055851 A JP 2001055851A JP 2001055851 A JP2001055851 A JP 2001055851A JP 2002262415 A JP2002262415 A JP 2002262415A
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branch breaker
conductive bar
conductive
breaker
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JP2001055851A
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Toshiaki Matsushita
寿朗 松下
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分電盤の施工性の向上を図る。 【解決手段】 分電盤1において、分岐ブレーカ6の隣
接方向X1−X2方向に、厚さ方向が一致するように筐
体2の取付面5に対して起立した姿勢で導電バーL1、
L2、Nを配置する。これにより、取付面5に対して起
立した導電バーが、分岐ブレーカ6の隣接方向において
位置決めになるとともに、また、取付面5に対する分岐
ブレーカ6取付けの際の自由度が増すことになり、例え
ばこの取付面5に対して分岐ブレーカ6を傾けた状態で
取り付けようとする場合でも、これを容易に取付けるこ
とができ、分岐ブレーカ取付けの際の施工性の向上を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内に電源を取り
込み配電するための分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、分電盤に組み込まれる分岐ブレー
カは、施工性並びに端子部の接続信頼性を改善するため
に、主幹ブレーカに電気的に接続されている導電バー
(ブスバー)との接続部分にプラグイン端子装置を適用
したものが増えてきている。
【0003】プラグイン端子は、100V/200Vを
切替え可能な2極回路構成のブレーカに対応するものも
あり、このタイプのプラグイン端子装置は、装置本体に
固定された固定端子の他に、100V用及び200V用
の平板状の導電バーを選択的に接続する板ばねで形成さ
れた選択端子を備え、この選択端子を、100V用の導
電バーとの接続可能な位置と200V用の導電バーとの
接続可能な位置との間で移動するように構成されてい
る。
【0004】したがって、上記プラグイン端子装置を搭
載した分岐ブレーカは、100V/200Vの受電電圧
の簡易的な接続切替えが実現され、しかも導電バーへ板
ばねでできた端子を装着するだけで、分電盤への電気的
な接続が行えるので、施工性に優れた有用なものとなっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな分岐ブレーカが取り付けられる分電盤には次のよう
な課題があった。
【0006】すなわち、分岐ブレーカは、複数の分岐ブ
レーカが互いに隣接するように分電盤に取り付けられる
ため、取付けの際にこの隣接方向に対しての自由度が少
なく、しかも、分岐ブレーカとプラグイン接続される導
電バーは、厚さ方向が、分電盤への分岐ブレーカの取付
面と対向する位置関係となるため、例えばこの取付面に
対し分岐ブレーカが僅かに傾いているだけでも分電盤へ
の取り付けが極めて困難となり、分岐ブレーカの取付作
業性の改善が望まれている。
【0007】また、従来の導電バーは、互いが隣接する
ように複数の分岐ブレーカを多段に分電盤に並設するた
めに、図10示す曲げ工程を実施する前の導電バー10
1、102のスケルトン103及び図11に示す曲げ工
程を終えて完成した導電バー101、102からも明ら
かであるように、多くの曲げ及びその加工工程が必要で
ある。このため、従来の導電バー101、102は、加
工費用が高く、しかも多くの加工材料が必要、つまり材
料取りが悪く課題となっていた。
【0008】さらに、プラグイン端子装置の選択端子
を、所定の導電バーとの対応位置に確実に移動させない
と、選択端子が導電バーに取付け難くなる。また、この
ような導電バーの配置を採る分電盤では、導電バーどう
しの離間距離を大きくとって短絡を防ぐようにしている
ため、分電盤の小型化等には不向きであった。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、施工性の向上並びに低コスト化や小
型化等が可能となる構造的に優れた分電盤を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る分電盤は、主幹ブレーカが
搭載された筐体と;互いが隣接するように前記筐体の一
主面に取付けられる複数の分岐ブレーカと;前記分岐ブ
レーカが接続される板状に形成された電極であって、前
記筐体の前記一主面上の前記分岐ブレーカの隣接方向
に、厚さ方向が一致するように前記筐体の前記一主面に
対して起立した姿勢で配置された複数の導電バーと;を
具備することを特徴とする。
【0011】ここで、上述した発明及び以下の各発明に
おいて、特に言及しない限り用語の定義及び技術的意義
は次のとおりとする。
【0012】導電バーとしては、電源側、例えば分電盤
等に接続された平板状の部材や、先端部がほぼ直角に折
曲されたかたちの棒状の部材等が例示される。
【0013】主幹ブレーカが搭載された筐体とは、例え
ば家屋の壁に据付けられるものであり、筐体の一主面と
は、壁面と同一方向を向く面である。
【0014】プラグイン端子は、導電バーと接続される
板ばね等で形成されており、例えば分電盤の中性極の導
電バーと対で設けられた電圧極の導電バーに接続される
ものである。
【0015】受電電圧を切替えるための対の導電バー
は、例えば、単相3線式のブレーカのプラグイン端子の
固定端子と接続される電極を除く、他の2つの電極のこ
とである。
【0016】絶縁部材は、例えば、前記対の導電バーに
それぞれ装着される嵌合用の溝を有するとともに、この
絶縁部材の外形が、例えば分岐ブレーカの受電電圧の切
替えの際に、プラグイン端子が導電バーの表面に沿った
方向へ移動するときのガイド等を行うように案内(誘
い)形状に形成されていることが望ましい。
【0017】導電バーの折曲部分とは、例えば、順送用
の金型の曲げ工程において折り曲げられた部位を言う。
【0018】同一形状の部材は、導電バーとして機能す
る複数の部位を有しており、表裏面を異なる向きに反転
することにより、導電バーとして異なる機能を有する複
数の部位の各位置を切り替えることができる。
【0019】請求項1に係る発明の分電盤は、導電バー
が、分岐ブレーカの隣接方向に対し、厚さ方向が一致す
るように筐体の分岐ブレーカの取付面に対して起立した
姿勢で配置されているので、取付面に対して起立した導
電バーが、分岐ブレーカの隣接方向において、位置決め
になるとともに、また、取付面に対する分岐ブレーカ取
付けの際の自由度が増すことになり、これにより、例え
ばこの取付面に対して分岐ブレーカを傾けた状態で取り
付けようとする場合でも、これを容易に取付けることが
でき、分岐ブレーカ取付けの際の施工性の向上を図るこ
とができる。
【0020】また、本発明の請求項2に係る分電盤は、
請求項1記載の分電盤において、前記分岐ブレーカが、
前記導電バーの表面に沿った方向への移動により前記分
岐ブレーカの受電電圧を切替え可能で、且つ前記導電バ
ーを厚さ方向から挟持するように圧接するプラグイン端
子を具備することを特徴とする。
【0021】この発明に係る分電盤は、分岐ブレーカの
取付面、つまり実質的に家屋の壁面に対し垂直方向に起
立して配置されることになる導電バーの表面に沿った方
向へ分岐ブレーカのプラグイン端子を移動させ、受電電
圧の切替えが可能となるので、分岐ブレーカを取り付け
る際の施工性を向上させることができる。
【0022】さらに、本発明の請求項3に係る分電盤
は、請求項1又は2記載の分電盤において、複数の前記
導電バーのうち、前記分岐ブレーカの受電電圧を切替え
るための対の導電バーが、ほぼ同一平面上に配置されて
いることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項3に係る分電盤によれば、
この同一平面に沿って、分岐ブレーカの上記プラグイン
端子を移動させることができるので、分岐ブレーカをこ
の分電盤本体に取付けたまま、受電電圧の切替を行うこ
とが可能である。
【0024】また、本発明の請求項4に係る分電盤は、
請求項3記載の分電盤において、前記対の導電バーどう
しの間隙に介在された絶縁部材をさらに具備することを
特徴とする。
【0025】この発明に係る分電盤によれば、絶縁部材
が対の導電バーどうしの間隙に介在されているので、短
絡を防ぐためのこの対の導電バーどうしの離間距離を大
きくとるといったことが不要となり、分電盤本体の小型
化を図ることができる。
【0026】さらに、本発明の請求項5に係る分電盤
は、請求項1乃至4いずれかに記載の分電盤において、
前記導電バーが、折曲部分が一個所以下で形成されてい
ることを特徴とする。
【0027】この発明に係る分電盤は、上述したよう
に、分岐ブレーカの隣接方向に対し、厚さ方向が一致す
るように筐体における分岐ブレーカの取付面に対して起
立した姿勢で導電バーを配置するといった構造を採って
いるので、少なくとも一個所の折曲部分を設けることに
より、複数極回路用の導電バーとしてこれを適用するこ
とができる。
【0028】したがって、この発明に係る分電盤によれ
ば、導電バーの加工費用を低減できるとともに導電バー
の加工材料の材料取りを良好なもとすることができる。
【0029】また、本発明の請求項6に係る分電盤は、
請求項1乃至5いずれかに記載の分電盤において、複数
の前記導電バーのうちの一部の種類の導電バーが、ほぼ
同一形状の部材の表裏面を異なる向きで交互に配置して
構成されていることを特徴とする。
【0030】この発明に係る分電盤によれば、例えば、
同一形状の部材が、導電バーとして機能する複数の部位
を有し、表裏面を異なる向きに反転することにより、導
電バーとして異なる機能を有する複数の部位の各位置を
切り替えること等が可能なので、導電バーを加工成形す
るための金型費用等を低減することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0032】図1は、本発明の実施形態に係る分電盤を
概略的に示す正面図である。
【0033】同図に示すように、この分電盤1は、10
0V/200Vを配電可能な単相3線式の分電盤であっ
て、外郭を形成するとともに、家屋の壁面に当該分電盤
を据付けるための絶縁樹脂製の筐体2と、この筐体2に
搭載され、漏電発生時等に電力の供給を遮断する主幹ブ
レーカ3と、筐体2の一主面である取付面5に、互いが
隣接するように上段、下段に並設され、主幹ブレーカ3
からの電力を後述する導電バー(「ブスバー」とも称す
る。)L1、L2、Nを介して分配する複数の分岐ブレ
ーカ6とから構成されている。
【0034】図2に示すように、導電バーL1、L2、
Nは、平板状に形成された電極であって、筐体2の取付
面5上の分岐ブレーカ6の隣接方向X1−X2方向に、
厚さ方向が一致するように筐体2の取付面5に対して起
立した姿勢で配置されている。
【0035】中性極である導電バーNに対し、電圧極で
ある導電バーL1、導電バーL2は、+100V、−1
00Vの電位となっている。したがって、導電バーL1
と導電バーNとを結線した場合には100V、導電バー
L1と導電バーL2とを結線した場合には200V、導
電バーL2と導電バーNとを結線した場合には100V
の電圧がそれぞれ得られる。
【0036】したがって、矢印A方向から組込まれる上
段側の分岐ブレーカ6は、導電バーL1と導電バーNと
の結線(100V)、並びに導電バーL1と導電バーL
2との結線(200V)が用いられる。一方、矢印B方
向から組込まれる下段側の分岐ブレーカ6は、導電バー
L2と導電バーNとの結線(100V)、並びに導電バ
ーL1と導電バーL2との結線(200V)が用いられ
る。導電バーL1、L2、Nの実際の各電極部分は、上
段側の分岐ブレーカ6の組込時においては電極部L1
a、L2a、Naが用いられ、下段側の分岐ブレーカ6
の組込時おいては電極部L1b、L2b、Nbが用いら
れる。
【0037】ここで、順送の金型にて曲げ工程を実施す
る前の導電バーL1、L2を図3のスケルトン7にて示
す。すなわち、導電バーL1、L2は、同一形状の部材
の表裏面を異なる向きで交互に配置して構成されてい
る。したがって、導電バーを加工成形するための金型費
用等の低減が図られている。
【0038】さらに、導電バーL1、L2及び導電バー
Nは、それぞれ折曲部分8、折曲部分9が一個所のみで
形成されている。すなわち、分電盤1は、分岐ブレーカ
6の隣接方向X1−X2に対し、厚さ方向が一致するよ
うに筐体2における分岐ブレーカ6の取付面5に対して
起立した姿勢で各導電バーを配置するといった構造を採
っているので、少なくとも一個所の折曲部分を設けるこ
とにより、複数極回路用の導電バーとして有用なものと
なる。したがって、各導電バーの加工費用を低減できる
とともに導電バーの加工材料の材料取りを良好なもとす
ることができる。
【0039】次に、分岐ブレーカ6について説明する。
【0040】図4は、分岐ブレーカ6を隣接方向X1−
X2側からみた側面図(100V結線時)、図5は、2
00V結線時の分岐ブレーカ6を概略的に示す側面図、
図6は、分岐ブレーカ6を構成する固定端子又は選択端
子を示す斜視図、図7は、分岐ブレーカ6をプラグイン
端子装置側の端面からみた断面図である。
【0041】これらの図に示すように、分岐ブレーカ6
は、絶縁性合成樹脂製のケース9と、電力供給のON/
OFFを切り替える切替スイッチ10と、導電バーとブ
レーカ本体とを接続するプラグイン端子装置11とを備
えている。
【0042】プラグイン端子装置11は、導電バーL2
に接続される固定端子20と、ケース9より外部に露出
され、導電バーN、L1と選択的に接続される選択端子
12を絶縁樹脂で固定するようにして形成された選択端
子ブロック14と、一端部に形成された支持孔15で、
シャフト16を介して選択端子ブロック14を回動可能
に支持する端子保持アーム17と、端子保持アーム17
の他端部に形成された中心孔18aを介して端子保持ア
ーム17をS1方向又はS2方向に回動可能に支持する
ケース9に設けられたシャフト19と、100V結線時
(図4参照)において、S1方向に回動された選択端子
ブロック14を導電バーNとプラグイン接続される位置
にロックするロック部材18と、図5に示すように、2
00V結線時において、S2方向に回動された選択端子
ブロック14を導電バーL1とプラグイン接続される位
置にロックするロック部材19とから構成されている。
【0043】選択端子ブロック14を保持する端子保持
アーム17が方向S1、S2に回動可能となる状態で、
選択端子12は、縒線(図示せず)により、ブロック1
4内部及び端子保持アーム17を通じてブレーカ本体に
接続されている。
【0044】選択端子12及び固定端子20は、図6に
示すように、リン青銅等の板ばね材を用い、各々がほぼ
同一のくちばし形状(側面形状)となるように金型加工
により成形されており、導電バーL1、L2、Nを厚さ
方向(隣接方向X1−X2)から挟持するように圧接部
21、22で各導電バーの各面と圧接する。
【0045】ここで、図2に加え図3にも示すように、
下段側の分岐ブレーカ6の受電電圧を切替えるための対
の導電バーとなる導電バーL1と導電バーNが、ほぼ同
一平面上に配置されている。また、上段側の分岐ブレー
カ6の受電電圧を切替えるための対の導電バーとなる導
電バーNと導電バーL2が、ほぼ同一平面上に配置され
ている。
【0046】したがって、これら対の導電バーにおいて
は、この同一平面に沿って、分岐ブレーカを分電盤1に
取り付けたまま、選択端子ブロック14(選択端子1
2)を移動させることができる。すなわち、受電電圧の
切替を分岐ブレーカを分電盤1に取付けたまま行うこと
が可能である。
【0047】ここで、図2、図7に示すように、上記対
の導電バーL1、N又は対の導電バーL2、Nどうしの
上記同一平面方向の間隙23、24に、図8に示す絶縁
部材25を介在させてもよい。
【0048】この絶縁部材25は、対の導電バーの厚さ
方向にそれぞれ装着される嵌合用の溝26、27が設け
られている。また、絶縁部材25は、分岐ブレーカの受
電電圧切替えの際に選択端子14が導電バーの表面に沿
った方向へ移動するときの移動ガイドとなるように、外
形を湾曲させたガイド部28を備えている。
【0049】この絶縁部材25によれば、短絡を防ぐた
めに、例えばこの対の導電バーどうしの離間距離を大き
くとるといったことが不要となり、分電盤本体の小型化
を図ることができる。
【0050】既述したように、本実施形態に係る分電盤
1によれば、導電バーが、分岐ブレーカの隣接方向X1
−X2に対し、厚さ方向が一致するように筐体2の分岐
ブレーカ6の取付面5に対して起立した姿勢で配置され
ているので、取付面5に対して起立した導電バーが、分
岐ブレーカ6の隣接方向において位置決めになるととも
に、また、取付面5に対する分岐ブレーカ6取付けの際
の自由度が増すことになり、これにより、例えばこの取
付面5に対して分岐ブレーカ6を傾けた状態で取り付け
ようとする場合でも、これを容易に取付けることがで
き、分岐ブレーカ取付けの際の施工性の向上を図ること
ができる。
【0051】また、本実施形態に係る分電盤1によれ
ば、分岐ブレーカ6の取付面5、つまり実質的に家屋の
壁面に対し垂直方向に起立して配置されることになる導
電バーの表面に沿った方向へ分岐ブレーカ6のプラグイ
ン端子装置11の選択端子12を移動させ、受電電圧の
切替えを行えるので、分岐ブレーカ6を取り付ける際の
施工性を向上させることができる。
【0052】さらに、本実施形態に係る分電盤1によれ
ば、受電電圧切替時に移動させる対の導電バーL2、N
(又は導電バーL1、N)どうしが同一平面上に配置さ
れているので、分岐ブレーカ6を分電盤1に取付けたま
ま受電電圧の切替を行うことが可能である。
【0053】以上、本発明を実施の形態により具体的に
説明したが、本発明は前記実施形態にのみ限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。例えば、図9に示すように、選択端子ブロック
14内の選択端子12の側端面(下面)に絶縁部材29
を設けてもよい。これにより、分岐ブレーカ6を分電盤
1に取付けたままの受電電圧の切替は行えなくなるもの
の、選択端子12によって対の導電バーL1、N(又は
導電バーL2、N)の両方に圧接して短絡を起こしてし
まうといったことを阻止できるので、分電盤1の電気的
な接続信頼性の向上を図ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る分電盤によれば、導電バーが、分岐ブレーカの隣
接方向に対し、厚さ方向が一致するように筐体の分岐ブ
レーカの取付面に対して起立した姿勢で配置されている
ので、この取付面に対する分岐ブレーカ取付けの際の自
由度が増し、分岐ブレーカ取付けの際の施工性を向上さ
せることができる。
【0055】また、本発明の請求項2に係る分電盤によ
れば、実質的に家屋の壁面に対し垂直方向に起立して配
置されることになる導電バーの表面に沿った方向へ分岐
ブレーカのプラグイン端子を移動させ、受電電圧を切替
えることができるので、多極回路構成の分岐ブレーカを
取り付ける際の施工性を向上させることができる。
【0056】さらに、本発明の請求項3に係る分電盤に
よれば、対の導電バーが配置される同一平面に沿って、
分岐ブレーカのプラグイン端子を移動させることができ
るので、分岐ブレーカを分電盤に取付けたまま、受電電
圧の切替を行うことが可能である。
【0057】また、本発明の請求項4に係る分電盤によ
れば、絶縁部材が対の導電バーどうしの間隙に介在され
ているので、短絡を防ぐためのこの対の導電バーどうし
の離間距離を大きくとるといったこと等が不要となり、
分電盤本体の小型化を図ることが可能である。
【0058】さらに、本発明の請求項5に係る分電盤に
よれば、導電バーの少なくとも一個所に折曲部分が設け
るられているので、複数極回路用の導電バーとしてこれ
を適用することができる。
【0059】また、本発明の請求項6に係る分電盤によ
れば、同一形状の部材の表裏面を異なる向きに反転し交
互に配置することにより、例えば導電バーとして異なる
機能を有する複数の部位の各位置を切り替えること等が
可能なので、導電バーを加工成形するための金型費用等
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る分電盤を概略的に示す
正面図である。
【図2】図1の分電盤に配置された導電バーを示す斜視
図である。
【図3】図2の一部の導電バーの加工成形の際のスケル
トンを示す平面図である。
【図4】図1の分電盤を構成する分岐ブレーカ(100
V結線時)を隣接方向からみた側面図である。
【図5】図4の分岐ブレーカの200V結線時の状態を
示す側面図である。
【図6】図4の分岐ブレーカに設けられた固定端子又は
選択端子を示す斜視図である。
【図7】図4の分岐ブレーカをプラグイン端子装置側の
端面からみた断面図である。
【図8】対の導電バーどうしの同一平面方向の間隙に装
着可能な絶縁部材を示す斜視図である。
【図9】図4の分岐ブレーカの選択端子の側端面(下
面)に設けられた絶縁部材を示す斜視図である。
【図10】従来の導電バーの加工成形の際のスケルトン
を示す平面図である。
【図11】図10のスケルトンに対し曲げ工程を実施し
て成形された導電バーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…分電盤、2…筐体、3…主幹ブレーカ、5…取付
面、6…分岐ブレーカ、11…プラグイン端子装置、1
2…選択端子、14…選択端子ブロック、23,24…
間隙、25,29…絶縁部材、26,27…溝、28…
ガイド部、L1,L2,N…導電バー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹ブレーカが搭載された筐体と;互い
    が隣接するように前記筐体の一主面に取付けられる複数
    の分岐ブレーカと;前記分岐ブレーカが接続される板状
    に形成された電極であって、前記筐体の前記一主面上の
    前記分岐ブレーカの隣接方向に、厚さ方向が一致するよ
    うに前記筐体の前記一主面に対して起立した姿勢で配置
    された複数の導電バーと;を具備することを特徴とする
    分電盤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分電盤において、 前記分岐ブレーカが、 前記導電バーの表面に沿った方向への移動により前記分
    岐ブレーカの受電電圧を切替え可能で、且つ前記導電バ
    ーを厚さ方向から挟持するように圧接するプラグイン端
    子を具備することを特徴とする分電盤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の分電盤において、 複数の前記導電バーのうち、前記分岐ブレーカの受電電
    圧を切替えるための対の導電バーが、ほぼ同一平面上に
    配置されていることを特徴とする分電盤。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の分電盤において、 前記対の導電バーどうしの間隙に介在された絶縁部材を
    さらに具備することを特徴とする分電盤。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれかに記載の分電盤
    において、 前記導電バーが、折曲部分が一個所以下で形成されてい
    ることを特徴とする分電盤。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5いずれかに記載の分電盤
    において、 複数の前記導電バーのうちの一部の種類の導電バーが、
    ほぼ同一形状の部材の表裏面を異なる向きで交互に配置
    して構成されていることを特徴とする分電盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010279104A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 分電盤

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