JP2002262310A - 立体映像表示装置 - Google Patents

立体映像表示装置

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JP2002262310A
JP2002262310A JP2001102080A JP2001102080A JP2002262310A JP 2002262310 A JP2002262310 A JP 2002262310A JP 2001102080 A JP2001102080 A JP 2001102080A JP 2001102080 A JP2001102080 A JP 2001102080A JP 2002262310 A JP2002262310 A JP 2002262310A
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JP2001102080A
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Takashi Nishihira
隆 西平
Junichi Yamauchi
順一 山内
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NSP Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大型で広い画面であっても低価格で、長時間
鑑賞しても疲労感がなく見やすい立体映像表示装置を提
供する。 【解決手段】通常の表示速度の映像信号を出力するビデ
オ映像記録再生装置1には、アナログ/デジタル変換器
と、デジタルの2次元映像を左右の目の視差に対応して
移動し、元の映像を左目用、移動御後の映像を右目用の
2次元映像として記憶するメモリと、メモリからこれら
映像を画面毎に交互に高速で読み出す読出回路と、開閉
信号を出力するタイミング回路と、読出された左右映像
のデジタル信号をアナログ信号に変換するとともに高速
同期信号を発生するデジタル/アナログ変換器を内蔵し
た。左右の映像信号Qをテレビ受像機2に高速の同期信
号とともに送り出して、高速の同期信号により表示装置
50が左右の画面を交互に高速に表示する。高速の開閉
信号Pにより開閉される液晶シャッター眼鏡4を透して
左右の目で画面を交互に見る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体映像表示装
置に関し、左右の偏光眼鏡や左右のシャッター付き眼鏡
を使用して見る立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2次元の映像ソフトを3次元の立体映像
として表示するもには、特開平9−23452、特開平
8−205201(ソニー)、特開平9−200804
(三星電子)、USP5510832等がある。一方国
内の現在市場に出回っている立体映像表示装置には、ス
リーディ.コム社の製品や有沢製作所の商品が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の立体映像表示装
置では、低価格の商品では毎秒当たりのフレーム(画
面)数が30(60フィールド)ヘルツであり、チラツ
キが多く見づらいものであった。一方フレーム(画面)
数が倍の60(120フィールド)ヘルツの広い画面装
置では高価であり、パソコン用のモニターを使用すると
画面が比較的に狭いものしか得られなかった。この発明
は、大型で広い画面であっても低価格で、長時間鑑賞し
ても疲労感がなく見やすい立体映像表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題を
解決するためになされたもので、請求項1の発明では、
通常の表示速度の映像信号を出力するビデオ映像記録再
生装置には、再生した2次元映像のアナログ信号をデジ
タル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、変換
後の2次元映像を左右の目の視差に対応して水平方向の
みに移動し、元の映像を左または右目用の2次元映像と
し、移動後の映像を右または左目用の2次元映像として
記憶するメモリと、これら映像を画面毎に交互に高速で
読み出す読出回路と、左右映像の読み出しタイミングに
合わせて開閉信号を出力するタイミング回路と、前記読
出回路からの左右映像のデジタル信号をアナログ信号に
変換するとともに高速同期信号を発生するデジタル/ア
ナログ変換器とを内蔵し、通常のテレビ受像機には、通
常の速度のスキャン用同期信号発生装置に追加して高速
の同期信号発生装置と、これら通常と高速とを択一的に
切り替えるスイッチと、前記デジタル/アナログ変換器
からの信号を受けた状態で切り替え信号を発生する切替
信号発生部とを内蔵し、前記デジタル/アナログ変換器
から前記左右の映像信号をテレビ受像機に、前記高速の
同期信号とともに送り出して、前記高速の同期信号と前
記切り替え信号とにより前記テレビ受像機の表示装置が
左右の画面を交互に高速に表示し、前記タイミング回路
からの開閉信号により開閉される液晶シャッター眼鏡を
透して左右の目でそれぞれ交互に見ることで、2次元映
像から擬似立体効果を実現する。請求項2の発明では、
前記ビデオ映像記録再生装置がビデオテープレコーダー
(VTR)またはデジタルビデオディスク(DVD)装
置であることを特徴とする。請求項3の発明では 前記
通常の速度のスキャン用同期信号が60ヘルツ対応であ
り、かつ高速の同期信号が120ヘルツ対応であること
を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の立体映像表示装
置についてビデオ記録再生装置がVTRである場合を例
に説明する。図1は立体映像表示装置の全体外観を示
す。図1において、この立体映像表示装置は組み込みV
TR1と改良テレビ受像機2と赤外線発光装置3とシャ
ッター付き眼鏡4とで構成される。
【0006】組み込みVTR1は、2次元(2D)映像
から3次元(3D)映像を創り出すものであり、改良テ
レビ受像機2の表示部(RCT)50は、通常のスキャ
ン及び2倍速(高速)スキャンにより左目用の映像と右
目用の映像とが時間的に交互に表示する。シャッター付
き眼鏡4には左右の液晶レンズ部に対応した液晶シャッ
ターが設けられ、赤外線発光装置3からの赤外線の開閉
信号により交互に開閉される。
【0007】2次元(2D)映像から3次元(3D)映
像を創り出す際に使用するシャッター付き眼鏡4と赤外
線発光装置3等については、USP5808588に詳
細に開示があるので説明は省略する。以下に説明に使用
される各種用語について定義する。本願でいう低速スキ
ャンテレビ表示とは、NTSCやPALで規定された通
常スキャンテレビ表示より遅い気象用のレーダー等の画
面表示のことである。
【0008】通常スキャンテレビ表示とは一般の国内テ
レビに使用され1秒間30画面(フレーム)走査線数5
25本で、インターレース式の通常スキャンでは更に細
かく奇数走査線262本のフィールドと偶数走査線26
3本のフィールドが交互に1秒間では60フィールド表
示される。
【0009】高速スキャンテレビ表示とは最近の大型デ
ジタル画面に使用され1秒間60画面(フレーム)走査
線数525本で、インターレース式の高速スキャンでは
更に細かく奇数走査線262本のフィールドと偶数走査
線263本のフィールドが交互に1秒間では120フィ
ールド表示される(走査線数を増加可能)。高解像テレ
ビでは表示速度が通常スキャンと同じで、各フィールド
中の走査線数が1024本等のように倍増して細かくな
ったものである。パソコンの画面ではノンインターレー
ス式の高解像通常スキャンであり、高価な大画面のデジ
タルディスプレイは、取り込みビデオ信号の特性に自動
的に対応して、ノンインターレース式の高解像でかつ高
速スキャン表示が可能である。
【0010】次に組み込みVTR1と改良テレビ受像機
2との回路構成を図2、図3に従って詳しく説明する。
図2において、組み込みVTR1は従来のVTR(ビデ
オテープレコーダ)部と3次元(3D)映像発生装置と
から構成され、従来の部分については図中でも表記する
程度にとどめて説明を省略し、2次元(2D)映像から
3次元(3D)映像を創り出す回路に付いて詳しく説明
する。
【0011】組み込みVTR1は、VTR部10とTV
チューナー11と増幅部12とアナログデジタルコンバ
ーター(A/D)13と基本メモリ14と写しメモリ1
5とシフター17と調整器16とビデオメモリ18と倍
速読み出し回路20とデジタルアナログコンバーター
(D/A)21とCPU23と入力部24とから構成さ
れる。VTR部10には図1のビデオテープ5が装着さ
れて、通常の2Dの映画やスポーツ映像が再生される。
【0012】TVチューナー11は最近のVTRには普
通に付属として設けられており、あるものとして説明す
る。VTR部10(或いはTVチューナー11)からは
映像信号と同期信号が合成された複合信号が出力され、
この複合信号は増幅器12で増幅される。この複合信号
はNTSCやPAL信号であり、1秒間30フレーム
(または60フィールド)の画面数である。なお、通常
ではVTR部10からの2D複合信号は、そのビデオ出
力端子をケーブル25により改良テレビ受像機2のビデ
オ入力端子に接続して鑑賞できるる。
【0013】NTSCやPALでは1画面(フレーム)
を奇数走査線の約262本からなる1フィールド(1垂
直同期期間)と、偶数走査線の約263本からなる1フ
ィールド(次ぎの1垂直同期期間)とから構成してい
る。1画面(フレーム)=2フィールドである。
【0014】A/D変換器13はこの複合信号(コンポ
ジット信号)を1画面単位で取り込み画素単位のデジタ
ル信号に変換する。1画面単位のデジタル信号は基本メ
モリ14に一時的に移され、更にそのコピーが取られて
写しメモリ15に一時的に移される。A/D変換器13
の後の信号では1秒間60フィールド、偶数走査線と奇
数走査線との区別は消失し、1秒間30フレームで決定
される画面単位のデーターとなる。
【0015】次にコピー画面はシフター17に転送さ
れ、そこで、左または右にのみ水平移動される。この際
にその水平移動量は調整器16により調整される。この
調整器16は図1に示すように組み込みVTR1の外表
部にツマミとして設けられ、人手により設定できる。
【0016】人間の左右の目は互いに約7から8CM離
れており、同一の物体を見ても左右の目に映る映像は互
いに水平方向に位置ズレ(シフト)している。この左右
の位置ズレ(シフト)のために人間は物体を立体、3次
元空間で認識する。シフター17と調整器16はこの左
右の位置ズレ(シフト)を創り出すものであり、人によ
り左右の目の間隔が多少相違するので、調整器16を使
用する。
【0017】さて、基本メモリ14からの基本映像とシ
フター17からのシフト映像とはビデオメモリ18に格
納される。ビデオメモリ18は複数ページからなるビデ
オ記憶装置であり、右目用または左目用となった基本映
像とシフト映像とは互いに別のページに格納されてい
る。倍速読み出し回路20はビデオメモリ18から基本
映像とシフト映像とを交互に画面単位で読み出し、D/
A変換器21に映像信号を赤外線発光装置3にタイミン
グ信号Pを夫々出力する。
【0018】倍速読み出し回路20はCPU23からの
指令によりビデオメモリ18に対する読み出し速度が制
御できる。CPU23に対しては入力部24のキーなど
を使用して速度の設定が入力できる。タイミング信号P
はビデオメモリ18から基本映像が読み出されれると例
えば右目シャッターを開とし、逆にシフト映像が読み出
されると左目シャッターを開とする交互信号である。
【0019】倍速読み出し回路20は例えば最初の1/
60秒で基本映像を次ぎの1/60秒でシフト映像を読
み出し、3番目の1/60秒で次画面の基本映像を4番
目の1/60秒でシフト映像を読み出し、以下同様に交
互に読み出すすように設定される。従って基本映像とシ
フト映像が入れ子式に1秒間にそれぞれ30画面づつ合
計毎秒60画面(高速画像)が読み出される。
【0020】ノンインターレース(奇数偶数走査線の区
別がない)の高価なデジタル対応の表示装置(RCT、
大型液晶)の場合は、本願の組み込みVTR1から毎秒
60画面が左右交互に読み出されビデオインに入力すれ
ば、左右の表示速度に合わせた、シャッター付き眼鏡を
使用して、立体映像を大型表示装置の画面で見ることが
できる。しかし本願の実施の形態では、普及型で低価格
の改良テレビ受像機2で3D映像を見るために、以下の
ように走査回路を改良する。
【0021】毎秒60画面の倍速デジタルビデオ信号
は、D/A変換器21で再度高速複合信号に変換され
る。D/A変換器21からは120ヘルツの垂直同期信
号と、1垂直同期間に奇数水平同期間(60フィール
ド)と偶数水平同期間(60フィールド)とを含むよう
に30,800ヘルツの水平同期信号とからなる倍速の
ビデオ複合信号が発生される。
【0022】次に改良テレビ受像機2の構成について図
3において詳しく説明する。改良テレビ受像機2は通常
のテレビ受像機に、可変増幅率の水平増幅器37と垂直
増幅器38と閉信号発生器51からなる倍速走査(スキ
ャン)回路を追加したものである。ここでは通常のテレ
ビ回路については説明は簡単にし、追加の回路を中心に
詳しく説明する。改良テレビ受像機2ではは、通常テレ
ビの水平鋸波発生器35と垂直鋸波発生器36と水平偏
向コイル39と垂直偏向コイル40等に対して、本願で
考案され追加した水平増幅器37と垂直増幅器38と閉
信号発生器51とから構成される。
【0023】なお、テレビチューナー42、第1検波器
43、スピーカー44、同期分離回路46、映像処理回
路47と表示装置(RCT)50と水平同期成形器54
と垂直成形器55は通常のテレビの構成回路である。従
ってこれら水平同期成形器54と垂直同期成形器55
は、同期分離回路46からの各通常/高速同期信号に対
応して毎秒60ヘルツ用のいわゆる通常スキャン用、ま
たは120ヘルツ対応の高速スキャン用同期信号を択一
的に追随的に発生する(パルスの成形器である)。また
通常のテレビにおいて、水平偏向コイル39と垂直偏向
コイル40とは表示装置50の周囲にに物理的に取り付
けられて、電子光線を偏向させる。
【0024】組み込みVTR1からの3D映像信号は、
ケーブル22により改良テレビ受像機2に送られる。改
良テレビ受像機2側のこのケーブル22の受け端子とし
て物理構造の閉信号発生器51が設けられ、ケーブル2
2が装着された状態では、同期分離回路46がケーブル
22に他のケーブル25の配線を切断し接続する。更に
閉信号発生器51は電子的な機能として閉状態信号(オ
ン)を発生する。
【0025】逆に閉信号発生器51はケーブル22が装
着されないと同期分離回路46が選択的に従来の2D用
のケーブル25と接続され、閉状態信号は発生しない。
閉状態信号は水平増幅器37と垂直増幅器38に送ら
れ、増幅率を変更する。水平増幅器37と垂直増幅器3
8は通常一定の増幅率に設定されているが、閉状態信号
が入力されると、増幅率を所定倍数増加させる。
【0026】その理由は、水平鋸波発生器35と垂直鋸
波発生器36とは例えば、RC結合による放電または充
電時間による電圧変化により三角波(鋸波)を発生す
る。これら発振器はNTSC(YALではやや周波数が
減少するが以下説明を簡略にする)画面表示速度30ヘ
ルツでは、15,750ヘルツの水平同期信号、60ヘ
ルツ(フィールド用)の垂直同期信号に起動されて規則
的に対応する三角波(鋸波)をそれぞれ発生する。
【0027】時間常数を決めるRCの値を一定にして周
波数を上げるためには、早めの時間ピッチで放電や充電
を繰り返す必要がある。早めの時間ピッチで放電や充電
を行うとこれら三角波(鋸波)の周波数を120ヘルツ
にすることができる、すると電圧が規定の値に到達しな
いないので、その不足分を水平増幅器37と垂直増幅器
38で増幅する。
【0028】さて、組み込みVTR1のVTR部10ま
たはTVチューナー11からの2D映像は、アナログデ
ジタルコンバーター13でデジタル化され、基本メモリ
14と写しメモリ15とシフター17と調整器16とビ
デオメモリ18で水平方向にシフトした左右の映像が形
成される。左右の映像は読み出し回路20により例えば
交互に120ヘルツの速度で読み出されて、デジタルア
ナログコンバーター21に送られる。デジタルアナログ
コンバーター21では合計画面120ヘルツ対応の複合
アナログビデオ信号(倍速複合信号)がケーブル22か
ら改良テレビ受像機2に出力される。
【0029】閉信号発生器51は閉状態信号(オン)を
出力し、倍速複合信号は同期分離回路46で同期信号と
映像信号とが分離される。倍数画面の映像信号は映像処
理回路47から表示装置50に送られる。同時に、分離
された倍速の水平同期信号は、水平同期成形器54を介
して水平鋸波発生器35に、倍速の垂直同期信号は垂直
成形器55を介して垂直鋸波発生器36に夫々送られ
る。
【0030】水平鋸波発生器35では31,500ヘル
ツの鋸波を、垂直鋸波発生器36では120ヘルツの鋸
波を夫々発生し、閉信号発生器51からの閉状態信号に
より起動され水平増幅器37と垂直増幅器38ではこれ
らを規定振幅まで増幅する。従って水平偏向コイル39
と垂直偏向コイル40は規定電圧で励磁されて、表示装
置50は映像処理回路47からの映像電子ビームを画面
一杯に画面速度120ヘルツでスキャンする。
【0031】さて、ビデオメモリ18からは倍速読み出
し回路20により基本映像とシフト映像とが交互に読み
出されるが、左右の映像の読み出しに同期してシャッタ
ー(開閉)信号が赤外線発光装置3に送られている。従
って、鑑賞人は左右の目は交代で図5の左右にシフトし
た映像を左右の目で各30ヘルツ交互に見ることにな
る。
【0032】即ちある1/30秒間では、左目のレンズ
のシャッターが開いており、同時に表示装置50にはイ
ンターレース方式で左目映像が1/60秒間に奇数走査
面が、次の1/60間に偶数走査面が表示されるので、
これらを見ている。一方その時右目のレンズのシャッタ
ーが閉じており、右目は表示装置50の映像ではなく前
回の右残像を写している。逆に次ぎの1/30秒に左目
は表示装置50の映像はなく前回の左残像を写してい
る、その時右目は前記同様に表示装置50の右映像を見
ている。
【0033】脳ではこれらの左右の目から入った映像を
合成して表示装置50上に3D映像を認識する、左右の
目にはそれぞれ30ヘルツの画面が見えるので、滑らか
な立体映像として無理なく認識される。なお、組み込み
VTR1の3D処理済の映像出力を既存の高価な倍速可
変表示装置(ソニー社製2036S等)に送り出して
も、同様な3D映像を見ることができる。なお、音声信
号は、VTR部10またはTVチューナー11から従来
の音声ケーブル25で改良テレビ受像機2の音声回路の
導入する。
【0034】次に改良テレビ受像機2の他の実施の形態
について図4において詳しく説明する。改良テレビ受像
機2は通常のテレビ受像機に、倍水平発振器30と倍垂
直発振器31と水平切り替えスイッチ32と垂直切り替
えスイッチ33と、閉信号発生器51からなる倍速走査
(スキャン)回路を追加したものとなる。ここでは水平
鋸波発生器35と垂直鋸波発生器36の60ヘルツ用の
各RC(抵抗コンデンサー回路)に追加して、別に12
0ヘルツ用のRCをそれぞれ設け、これらを電子スイッ
チで切り替えて使用すれば、早めの充電/放電は行わな
いので、水平増幅器37と垂直増幅器38の増幅率を変
更しなくてもよい。
【0035】図4では、倍水平発振器30が画面120
ヘルツ(水平周波数31,500ヘルツ)用のRCであ
り、倍垂直発振器31が120ヘルツ用のRCにそれぞ
れ相当し、水平鋸波発生器35と垂直鋸波発生器36の
内部に既に在る60ヘルツ用の各RC(抵抗コンデンサ
ー回路)を、敢えて水平発振器60と垂直発振器61と
して抜き出して表示している。
【0036】水平切り替えスイッチ32で倍水平発振器
30と水平発振器60とを、垂直切り替えスイッチ33
で倍垂直発振器31と垂直発振器61とを同時に夫々切
りり替える。倍水平発振器30用のRCは水平鋸波発生
器35内部のRC60より立ち上がりの急な常数であ
り、同様に倍垂直発振器31用のRCは垂直鋸波発生器
36の内部のRC61より立ち上がりの急な常数であ
る。
【0037】前述同様に、閉信号発生器51は高速ビデ
オのケーブル22が装着されるとこの閉状態信号(オ
ン)を発生する。閉状態信号は水平切り替えスイッチ3
2と垂直切り替えスイッチ33とに送られる。水平切り
替えスイッチ32と垂直切り替えスイッチ33は通常水
平発振器60と垂直発振器61とをそれぞれ選択してい
るが、閉状態信号を受けると水平切り替えスイッチ32
と垂直切り替えスイッチ33は倍水平発振器30と倍垂
直発振器31とにそれぞれ切り替えられて選択する。
【0038】水平鋸波発生器35と垂直鋸波発生器36
とは例えば、倍水平発振器30と倍垂直発振器31の常
数(RC)により決まる充電時間による電圧変化により
三角波(鋸波)を発生する。かくして、第1実施の形態
と同様に、高速スキャンにより3D映像が表示装置50
に毎秒60フレームの速度で表示される。この実施の形
態でも、各鋸波の生成法が異なるだけであり、実施の形
態1と同様に高速スキャン表示の動作が行われる。
【0039】なお、ケーブル25からのまたはTVチュ
ーナー42からの通常映像信号では、これら発振器はN
TSCやYALの画面表示速度30ヘルツでは、15,
750ヘルツの水平同期信号、60ヘルツの垂直同期信
号に起動されて規則的に三角波(鋸波)を発生し、通常
の2Dビデオ等も鑑賞できる。上記説明ではVTRを例
に説明したがDVD装置やMO装置からの2D通常ビデ
オ信号にも同様に本願は適応できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、VTRやDV
Dの映像再生装置に、2D/3D変換回路を組み込んだ
ので多くの消費者が広く3D映像を鑑賞できる。更に、
通常のテレビ受像機を簡単に改良して高速スキャン表示
を実現したので、低コストで3D映像が見られるように
なる。通常のテレビ受像機の生産ラインに少ない部品を
付加する工程を追加しただけで、低コストで簡単に倍速
度走査表示が作製できる。また、販売済で使用中の通常
のテレビ受像機には、電気サービス店で、少ない部品を
短時間で追加作業をすることで、低コストで簡単に倍速
度走査表示テレビが実現できる。3D映像ソフトの開発
や立体テレビの普及、3次元ゲームの開発など多方面で
今後のステレオ映像の発展に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の立体映像表示装置の全体の外観を示
す図である。
【図2】この発明の立体映像表示装置の左右映像作製部
の構成を示す図である。
【図3】この発明の立体映像表示装置の左右映像を表示
する部分の一の構成を示す図である。
【図4】この発明の立体映像表示装置の左右映像を表示
する部分の他の構成を示す図である。
【図5】この発明の立体映像表示装置の左右映像を示す
図である。
【符号の説明】
1 組み込みVTR 2 改良テレビ受像機受像機 3 赤外線発光装置 4 シャッター付き眼鏡 10 VTR部 11 TVチューナー 12 増幅部 13 アナログデジタルコンバーター(A/D) 14 基本メモリ 15 写しメモリ 16 調整器 17 シフター 18 ビデオメモリ 20 倍速読み出し回路 21 デジタルアナログコンバーター(D/A) 23 CPU 24 入力部 35 水平鋸波発生器 36 垂直鋸波発生器 37 水平増幅器 38 垂直増幅器 39 水平偏向コイル 40 垂直偏向コイル 42 テレビチューナー 43 第1検波器 44 スピーカー 46 同期分離回路 47 映像処理回路 50 表示装置(RCT) 51 閉信号発生器 54 水平同期成形器 55 垂直成形器 P 開閉信号 Q 高速ビデオ複合信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の表示速度の映像信号を出力するビ
    デオ映像記録再生装置には、再生した2次元映像のアナ
    ログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル
    変換器と、変換後の2次元映像を左右の目の視差に対応
    して水平方向のみに移動し、元の映像を左または右目用
    の2次元映像とし、移動後の映像を右または左目用の2
    次元映像として記憶するメモリと、これら映像を画面毎
    に交互に高速で読み出す読出回路と、左右映像の読み出
    しタイミングに合わせて開閉信号を出力するタイミング
    回路と、前記読出回路からの左右映像のデジタル信号を
    アナログ信号をに変換するとともに高速同期信号を発生
    するデジタル/アナログ変換器とを内蔵し、 通常のテレビ受像機には、通常の速度のスキャン用同期
    信号発生装置に追加して高速の同期信号発生装置と、こ
    れら通常と高速とを択一的に切り替えるスイッチと、前
    記デジタル/アナログ変換器からの信号を受けた状態で
    取り切り替え信号を発生する切替信号発生部とを内蔵
    し、 前記デジタル/アナログ変換器から前記左右の映像信号
    をテレビ受像機に前記高速の同期信号とともに送り出し
    て、前記高速の同期信号と前記切り替え信号とにより前
    記テレビ受像機の表示装置が左右の画面を交互に高速に
    表示し、前記タイミング回路からの開閉信号により開閉
    される液晶シャッター眼鏡を透して左右の目でそれぞれ
    交互に見ることで、2次元映像から擬似立体効果を実現
    する立体映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ビデオ映像記録再生装置がビデオテ
    ープレコーダー(VTR)またはデジタルビデオディス
    ク(DVD)装置であることを特徴とする請求項1に記
    載の立体映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記通常の速度のスキャン用同期信号が
    60ヘルツ対応であり、かつ高速の同期信号が120ヘ
    ルツ対応であることを特徴とする請求項1に記載の立体
    映像表示装置。
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