JP2002262249A - 対話支援システム及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

対話支援システム及び方法、並びにコンピュータプログラム

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JP2002262249A
JP2002262249A JP2001052355A JP2001052355A JP2002262249A JP 2002262249 A JP2002262249 A JP 2002262249A JP 2001052355 A JP2001052355 A JP 2001052355A JP 2001052355 A JP2001052355 A JP 2001052355A JP 2002262249 A JP2002262249 A JP 2002262249A
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Yukihiro Kaji
幸宏 鍛冶
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UP COMING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対話の信頼性や確実性を向上させる対話支援
システム及び方法、並びにコンピュータプログラムを提
供する。 【解決手段】 ユーザ間で対話を行う際の支援情報を提
供する対話支援システム50であって制御手段2を備
え、制御手段2は、ネットワーク100を介して接続さ
れたユーザの端末70、80、82、84に対し、対話
を支援する共通の画像情報6aを送信し、端末のうち、
対話を行うユーザの有する端末を選択するとともに、選
択されたいずれかの端末から対話を支援する第2情報が
送信された場合に、当該第2情報を対話相手の端末に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ間で対話を
行う際の支援情報をコンピュータにより提供する対話支
援システム及び方法、並びにコンピュータプログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電話機あるいはマイクやスピ
ーカを介してユーザ間で音声の送受信(対話)が行われ
ている。例えば、同時通訳において、通訳者は発言者の
会話内容をイヤホンで聴き、その翻訳をマイクから発声
して聴衆に知らしめている。この場合、通訳者は会話内
容を記載した原稿を前もって入手しておき、会話の進行
状態と原稿とを照らし合わせて翻訳を行うこともあり、
このようにすると誤訳等の防止に有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、会話は一過
性の音声を介して行われるので、その内容や進行状態を
把握することが容易ではない。そのため、上述の如く原
稿を参照しながら会話の進行を確認するわけであるが、
その場合でも一旦会話の進行状態を見失うと、再度会話
に復帰するのは困難である。又、同時通訳では、通常複
数の通訳者が順次通訳を交替していくバトンタッチ方式
が採用されることが多いが、会話の進行状態を見失う
と、通訳者間のバトンタッチが難しくなる。
【0004】又、上記した同時通訳の場合、会議場に通
訳者が待機しているのであれば、通訳者は会話の雰囲気
等をその場で知ることができ、会話の進行状態を見失う
虞も少なくなる。一方、通訳者が会議場と離れた地に待
機している場合は会話の雰囲気等を伺うことが難しく、
それだけ会話の進行状態を見失う可能性が高くなるとい
う問題がある。特に、通訳業務を効率的かつフレキシブ
ルに行うためには、会議場と離れた地で通訳を行うこと
が期待されるが、かかる場合には上記問題が顕著化す
る。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、ユーザ間で対話を行う際の支援情報として、
画像情報と第2情報とをユーザの端末に提供することに
より、対話の信頼性や確実性を向上させる対話支援シス
テム及び方法、並びにコンピュータプログラムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に記載の対話支援システムは、ユーザ
間で対話を行う際の支援情報を提供し、各ユーザが有す
る端末にネットワークを介して接続されるシステムであ
って、前記端末に対し、前記対話を支援する共通の画像
情報を送信する送信手段と、前記端末のうち、対話を行
うユーザの有する端末を選択する選択手段とを備え、前
記送信手段は、前記選択されたいずれかの端末から前記
対話を支援する第2情報が送信された場合に、当該第2
情報を対話相手の端末に送信することを特徴とする。こ
のようにすると、すべてのユーザの端末には対話を支援
する共通の画像情報が送信されるので、各ユーザは対話
の進行状態を把握することができる。一方、対話を支援
するための第2情報は対話を行うユーザ間の端末にのみ
送信されるので、対話相手とは対話を支援する新たな情
報の交換が可能であり、対話の信頼性、確実性がより高
まる。一方、対話相手以外のユーザの端末から不要な情
報が届く不都合を防止できる。又、特定の相手との間だ
けで情報の交換ができ、他の相手にその情報を知られる
不都合を防止できる。
【0007】請求項2記載の対話支援システムは、前記
送信手段は、前記対話相手の端末で前記画像情報と同時
に閲覧できるよう、前記第2情報を送信することを特徴
とする。このようにすると、対話相手は端末上で画像情
報と第2情報を同時に閲覧でき、対話の信頼性、確実性
がより高まる。
【0008】請求項3記載の対話支援システムは、前記
画像情報を格納するデータベースをさらに備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項4記載の対話支援システムは、対話
相手の組が2以上存在する場合に、前記選択手段は、当
該組毎に前記端末を選択することを特徴とする。
【0010】請求項5記載の対話支援システムにおいて
は、前記端末は、前記ネットワークを介して互いに音声
情報又は文字情報を送受信可能であり、前記ユーザ間の
対話は前記音声情報又は前記文字情報により行われるこ
とを特徴とする。このようにすると、対話、及び画像情
報と第2情報の送受信を一つの端末で行えて便利であ
る。
【0011】請求項6記載の対話支援システムでは、前
記選択手段は、前記選択された端末に対してのみ、前記
音声情報又は前記文字情報の送受信を許容することを特
徴とする。このようにすると、対話自体についても、対
話相手以外のユーザに割込まれる不都合を防止できる。
又、特定の相手との間だけで対話ができ、他の相手に対
話内容を知られる不都合を防止できる。
【0012】請求項7記載の対話支援システムでは、い
ずれかの前記端末から前記画像情報の更新要求が送信さ
れた場合に、前記送信手段は、更新にかかる画像情報を
当該端末及び他の端末に送信することを特徴とする。こ
のようにすると、対話の進行状態に応じて、ユーザが画
像情報を更新できるので、各ユーザは対話の進行状態を
より容易かつ確実に把握できる。
【0013】請求項8記載の対話支援システムは、前記
対話を行うユーザの指定を前記端末から受信した場合
に、当該指定を格納する記憶手段を備え、前記選択手段
は、前記記憶手段に格納された情報に基づいて、前記対
話を行うユーザの有する端末を選択することを特徴とす
る。このようにすると、対話相手をユーザが容易に更新
でき、対話内容に応じて適切な相手と第2情報の交換が
可能となる。
【0014】請求項9記載の対話支援方法は、ユーザ間
で対話を行う際の支援情報を提供し、前記端末に対し前
記画像情報を送信する過程と、前記端末のうち、対話を
行うユーザの有する端末を選択する過程と、前記選択さ
れたいずれかの端末から前記第2情報が送信された場合
に、当該第2情報を対話相手の端末に送信する過程とを
有することを特徴とする。
【0015】請求項10記載のコンピュータプログラム
は、ユーザ間で対話を行う際の支援情報を提供し、前記
端末に対し前記画像情報を送信する過程と、前記端末の
うち、対話を行うユーザの有する端末を選択する過程
と、前記選択されたいずれかの端末から前記第2情報が
送信された場合に、当該第2情報を対話相手の端末に送
信する過程とをコンピュータに実行させることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、各図を参照して説明する。図1は、本発明の対話支
援システム(以下、適宜「本システム)」という)50
を利用したサービスシステムの一実施の形態を示す構成
ブロック図である。本システム50は、全体を制御する
制御手段2(送信手段、選択手段)、ネットワーク10
0との情報の送受信を行う入出力制御手段4、画像デー
タベース(データベース)6、端末アドレステーブル
8、所定のメモリからなる対話相手登録部(記憶部)9
を備える。制御手段2は中央演算処理装置として実現可
能であり、本システムは全体としてWebサイトを構成
している。なお、この実施形態では、本システムは同時
通訳の管理サービスを行っている。
【0017】ここで、画像情報データベース6は、各端
末70、80、82、84で共通に閲覧可能な、例えば
Webページ等からなる画像情報6aを記憶する。画像
情報は、ユーザ間の対話を支援するためのものであり、
各ユーザが提供を受けるサービス(例えば特定の日時で
の同時通訳サービス)毎に記憶されている。画像情報デ
ータベース6は又、対話を支援する第2情報を各端末で
閲覧する際に用いる補助画面ページ6bを記憶する。画
像情報6aと補助画面ページ6bは、端末の表示部上に
分割表示して同時に閲覧することが可能になっている。
一方、端末アドレステーブル8は、各端末70、80、
82、84のネットワーク上のアドレス(IPアドレ
ス)を記憶する。
【0018】なお、本発明の「対話」とは、対話元から
の発言内容(音声、文字等)に対して対話先が応答する
ものをいう。対話の例としては、講演者と通訳者の間で
対話を行う同時通訳、先生と生徒の間で対話を行う教育
(英会話等)が該当する。なお、同時通訳では、通訳者
の通訳内容は講演者でなく講演の聴衆に向けて発せられ
るが、この場合も講演者の会話内容に応じて通訳者が対
話(翻訳)を行っているものとして、対話とみなす。
又、画像情報は、同時通訳の場合には原文の講演内容等
からなり、英会話の場合は英会話用の教材やレジュメ等
からなる。この対話元と対話先との関係は対話相手登録
部9に登録され、実際の対話が開始されると、制御手段
2は登録された対話相手間でのみ第2情報の送受信を許
容する。
【0019】第2情報は、画像情報とは別に対話を支援
するものである。ここで、画像情報は予め登録されたも
のであり、本システムから上記各端末へ一方向へ送信さ
れる。一方、第2情報は対話元と対話先の端末との間で
のみ送受信される点で異なる。第2情報は、例えば文字
情報からなり、同時通訳の場合は通訳者又は講演者から
の、英会話の場合は生徒又は先生からのコメントや指
示、質問等が該当する。例えば、同時通訳において、講
演者の発する用語に専門用語が含まれる場合、通訳者が
適切な翻訳を想起できないことがある。この場合、通訳
者が「今の用語の意味がわかりません」なる旨の第2情
報を講演者に伝え、講演者にその是正を図ることで、対
話の正確性を高めることができる。
【0020】本システム50はネットワーク100を介
してユーザの有する端末70、80、82、84に接続
される。この実施形態において、端末70は会議場に設
置されて講演者により操作され、端末80、82,84
は、それぞれ通訳者1、2、3により操作される。通訳
者1、2、3は、順次、通訳作業を交替するものとす
る。ここで端末84はインターネット接続可能な携帯端
末(例えば携帯電話やPDAなどの個人情報端末)であ
り、移動体通信網110を介してネットワーク100に
接続される。又、会議場に設置されたプロジェクタ60
には、端末70に表示された画像情報6aが表示され、
聴衆の閲覧に供される。
【0021】各端末はパーソナルコンピュータなどから
なり、音声情報を送受信するための不図示のスピーカや
マイクロフォンを含んで構成され、後述するインターネ
ット電話の機能を有している。又、各端末にはWebペ
ージを閲覧可能なブラウザが搭載される。一方、ネット
ワーク100としては、インターネットの代わりに、専
用回線、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide
Area Network)、移動体通信網等を用いてもよい。
【0022】図2は、端末82の構成、及び端末82と
本システム50の間で各種情報の送受信を行う態様を示
す。なお、この図では端末82を例としているが、他の
端末70、80、84についても同様な構成になってい
る。
【0023】この図において、端末82は、音声情報の
入出力を行う音声装置(マイクロフォン及びスピーカか
らなる)82a、入力操作装置としてのキーボード82
b、画像を表示する表示部82e、サウンドボード等か
らなる合成・分離部82c、図示しない制御部(CPU
等)を備え、合成・分離部82cはアナログ/デジタル
変換部82dを含んでいる。
【0024】そして、端末82のユーザ(通訳者)が発
した音声情報(翻訳)は音声装置82aでアナログ信号
として受信された後、アナログ/デジタル変換部82d
によりデジタル信号に変換され、さらに圧縮化される。
一方、ユーザがキーボード82bから入力した第2情報
10はデジタル信号であり、合成・分離部82cは、第
2情報10と音声情報とをそれぞれパケット化し、所定
の通信プロトコル(例えばTCP/IP)を用いたパケ
ット通信により本システム50に送信する。
【0025】逆に、本システム50から送信されたデジ
タル信号は、合成・分離部82cにて適宜画像情報6
a、補助画面ページ6b、第2情報10、及び音声情報
に分離される。画像情報6a、補助画面ページ6b、第
2情報10はいずれもデジタル信号のまま表示部82e
に表示される。そして、画像情報6aと補助画面ページ
6bは表示部82e上に分割表示され、第2情報10は
補助画面ページ6bに関連付けて表示される。合成・分
離部82cは又、音声情報のパケットをつなぎ合わせて
伸長化してアナログ/デジタル変換部82dへ渡し、ア
ナログ/デジタル変換部82dはこれをアナログ化し、
アナログ信号として音声装置82aから(講演者の声と
して)出力する。
【0026】次に、図3及び図4を参照して対話支援シ
ステム50と各端末70、80、82との間での処理フ
ローを説明する。図3において、まず、ユーザ(それぞ
れ講演者、通訳者1、通訳者2)は、各端末を介してU
RL(Uniform Resource Locator)を指定し、本システ
ム(Webサイト)にアクセスする(ステップS20
0、S300、S400)。このとき、適宜認証情報を
入力してログインするようにしてもよい。本システムの
制御手段2は、対応する画像情報6aを画像データベー
ス6から取得し、各端末に送信する(ステップS50
0)。この際、同時に、又は講演者の指示で補助画面ペ
ージ6bを送信する。
【0027】次に、ユーザは各端末から対話を行う相手
を指定し、各端末はその旨を送信する(ステップS21
0、S410)。この実施形態では、講演のスタート時
には通訳者1と講演者が対話(同時通訳)し、通訳者1
と通訳者2が対話(通訳者間の連絡)するようになって
いる。従って、通訳者1は端末80を介して「講演者」
と「通訳者2」を対話相手として指定し、通訳者2は端
末82を介して「通訳者1」を対話相手として指定す
る。又、同時通訳の場合、通訳者は次々と交替するの
で、各通訳者は上述の如く対話相手を指定するが、いず
れかの通訳者と常に対話を行う講演者側では対話相手の
指定が不要になっている。但し、対話相手指定の方法に
ついては上記に限らず、講演者側からの指定をしてもよ
く、又、講演前に予め指定するようにしてもよい。そし
て、制御手段2は,対話相手の指定情報を受信して対話
相手登録部9に登録する(ステップS510)。
【0028】次に、講演が開始されると、まず講演者は
端末70を介して音声情報(講演内容)を本システム5
0に送信する(ステップS320)。制御手段2はこの
音声情報を受信し(ステップS520)、ステップS5
10で登録した情報に基づいて、対話相手(通訳者1の
端末)へ音声情報を送信する(ステップS530)。ス
テップS520及びS530の処理の詳細については後
述する。端末80を介して音声情報を聴いた通訳者1
は、それに応じた音声情報(翻訳)を発声し、端末80
は当該翻訳を本システムに送信する(ステップS23
0)。制御手段2はこの翻訳を受信し(ステップS54
0)、ステップS510で登録した情報に基づいて、対
話相手(講演者の端末)へ翻訳を送信する(ステップS
550)。翻訳は講演者の端末70で受信され(ステッ
プS330)、所定のスピーカを介して聴衆に聴講され
る。このようにして、講演者と通訳者1との間で対話
(同時通訳)が成立する。
【0029】次に、第2情報の送受信をする場合の処理
について説明する。まず、講演者と通訳者1の間での送
受信を考える。例えば、通訳者1から講演者へ質問事項
「用語○××の意味がわかりません」を伝えたい場合、
通訳者1は端末80に第2情報(質問事項)を入力して
本システムに送信する(ステップS240)。制御手段
2は質問事項を受信し(ステップS560)、ステップ
S510で登録した情報に基づいて、対話相手(講演者
の端末)へ送信する(ステップS570)。質問事項は
端末70に受信され(ステップS340)、講演者はそ
の質問事項を閲覧し、例えば用語○××と同義でもっと
簡便な用語による対話を行う。あるいは、講演者が端末
70から用語○××の意味を入力して通訳者1の端末へ
送信するようにしてもよい。このようにすると、通訳者
1は正確な翻訳を行えるようになる。
【0030】次いで、講演者と通訳者1の間での送受信
を考える。この場合、通訳者2は、端末82を介して例
えば「通訳交替」なる第2情報を本システムに送信する
(ステップS420)。制御手段2は通訳交替を受信し
(ステップS580)、ステップS510で登録した情
報に基づいて、対話相手(通訳者1)の端末へ送信する
(ステップS590)。通訳交替なる情報は端末80に
受信され(ステップS250)、通訳者1は交替が必要
なことを知る。このようにすると、同時通訳の途中でも
通訳者同士で連絡を行えるようになる。
【0031】なお、通訳交替を行う場合は、講演者との
対話相手先が通訳者1から通訳者2に変更されるので、
その旨の登録を行う必要がある。つまり、図4におい
て、通訳者1は、端末80から講演者との対話相手登録
を取消す旨の指定を送信し(ステップS260)、通訳
者2は、端末82から講演者を対話相手として指定する
旨を送信する(ステップS430)。制御手段2は,こ
れらの指定情報を受信し、対話相手登録部9に登録(情
報を更新)する(ステップS600)。以下、講演者と
通訳者2の端末70、82により、ステップS320か
らS330に至る処理と同様にして同時通訳が行われる
(ステップS350、S360、S440、S450、
S610〜S640)。
【0032】ところで、例えば同時通訳において、講演
の進行に応じて画像情報(講演のレジュメ)を順次切り
替える(更新する)ことができれば便利である。この場
合、講演者が端末70から画像情報の更新(切替)の要
求を送信すると(ステップS370)、その旨を受信し
た制御手段2は、画像データベース6から対応する画像
情報を取得し、各端末70、80,82に送信する(ス
テップS650)。これにより、講演の進行状況を会議
場だけでなく、通訳者1、2も共有することができ、通
訳作業に有用となる。
【0033】次に、上記ステップS520、S530の
処理の詳細について、図5を参照して説明する。なお、
ステップS520、S530での処理は、他のステップ
S540〜S590、S610〜S640についても同
様である。
【0034】この図において、まず制御手段2は、端末
からの音声情報又は第2情報を受信する(ステップS5
20)。この情報には、送信元と送信相手先を指定する
情報が含まれており、制御手段2は、この送信元と送信
相手先が対話相手登録部9に登録されたものであるかを
判断する(ステップS522)。ステップS522で
「Yes」であれば、制御手段2は端末アドレステーブ
ル8から相手先の端末のIPアドレスを取得し(ステッ
プS526)、当該音声情報(第2情報)を送信する
(ステップS530)。一方、「No」であれば、制御
手段2は送信を行わない(ステップS524)。
【0035】このような判断処理を行うことにより、ユ
ーザは、対話相手登録された相手との情報の送受信のみ
を行うので、登録されていない対話相手から不要な情報
が届く不都合を防止できる。又、特定の相手との間だけ
で情報の送受信ができ、他の相手にその情報を知られる
不都合を防止できる。
【0036】図6及び図7は、上記した判断処理に基づ
いて、音声情報や第2情報を送受信する態様を示す。図
6は、講演者と通訳者間での情報の送受信を示し、講演
者と通訳者1とが対話相手として登録されている。この
場合、通訳者の端末80から講演者を相手先指定して音
声情報(第2情報)を本システム50に送信すると、本
システム50の制御手段2は、相手先の端末70へこの
情報を送信する。一方、通訳者2の端末82から講演者
を相手先指定して音声情報(第2情報)を送信しても、
対話相手として登録されていないので、制御手段2は端
末70へこの情報を送信しない。又、画像情報6aは、
対話相手として登録されているかに関わらず、すべての
端末70、80,82へ送信される。このようにして、
各端末70、80,82にはいずれも画像情報6aが表
示され、一方で、端末80、70には第2情報10が表
示される。
【0037】図7は、通訳者同士の情報の送受信を示
し、通訳者1と2が対話相手として登録されている。こ
の場合、通訳者2の端末82から通訳者1を相手先指定
して音声情報(第2情報)を送信すると、制御手段2は
相手先の端末80へこの情報を送信する。このようにし
て、各端末70、80,82にはいずれも画像情報6a
が表示され、一方で、端末80、70には第2情報10
が表示される。又、端末80、82には別の第2情報1
2が表示される。つまり、端末80には2つの第2情報
10、12が併せて表示される。
【0038】次に、各端末70、80、82、84の表
示部上での表示画面の例を図8乃至図12に示す。図8
(1)において、本システムにアクセスした端末には
「同時通訳サービスへようこそ」なるトップページ10
00が表示され、ここでテキストボックス1000aに
ユーザID(Identification:識別情報)を入力するこ
とにより、対象となるサービスが画面1100に表示さ
れる(図8(2))。ここで、ユーザは、対象サービス
となる同時通訳に関する登録を予め本システムにしてお
く。つまり、同時通訳の日時、参加者情報(講演者、通
訳者の名前や端末のIPアドレス)、あるいは画像情報
を登録しておく。これらの事項はユーザIDに対応して
登録されるので、画面1000でユーザIDを入力する
ことにより、対象サービスを受けるための手続きがされ
ることになる。
【0039】ユーザが画面1100の「OK」ボタン1
100aを選択すると、図9に示す設定画面1200へ
移行し、ボタン1100bを選択すると、このユーザが
登録した別のサービス(同時通訳)の情報が表示され
る。設定画面1200では、右側画面に画像情報6aが
表示され、左側画面には対話相手を登録するための「対
話登録」ボタン1200a、対話相手登録を取消すため
の「対話終了」ボタン1200b、第2情報を入力する
ための「情報入力」ボタン1200cが表示される。
【0040】ここで、「対話登録」ボタン1200aを
選択すると、図10に示す対話登録画面1300にジャ
ンプする。この画面1300では、右側画面に画像情報
6aが表示され、左側画面には対話相手を入力するため
のメニューボックス1300a、1300bが表示され
る。なお、メニューボックス1300a、1300b
は、それぞれ異なる対話相手の組に対応しており、複数
の対話相手の組を登録可能である。例えば、図10にお
いて、対話先の組として講演者を登録し、別の対話先の
組として通訳者2を登録することができる。
【0041】図9の「情報入力」ボタン1200cを選
択すると、図11に示す入力画面1400にジャンプす
る。この画面1400では、右側画面に画像情報6aが
表示され、左側画面には第2情報を入力するためのテキ
ストボックス1400b、第2情報の送信相手先を指定
するためのメニューボックス1400aが表示される。
そして、「送信」ボタン1400cを選択すると、第2
情報が相手先(講演者)の端末へ送信される。
【0042】又、図9の「対話終了」ボタン1200b
を選択すると、図12に示す対話終了画面1500にジ
ャンプする。この画面1500では、右側画面に画像情
報6aが表示され、左側画面には登録を取消す対話相手
先を指定するためのメニューボックス1500aが表示
される。そして、「OK」ボタン1500bを選択する
と、指定された対話相手の登録が取消される。
【0043】本発明は、上記した実施形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態では、対話相手の
変更を各端末から指定することにより行ったが、予め講
演の開始を起点として所定の時間毎に対話相手を割当て
ておき、その時間が経過すると、制御手段が自動的に対
話相手を変更するようにしてもよい。
【0044】又、上記実施形態では、音声情報と第2情
報のいずれについても、登録された対話相手と送受信し
たが、本発明においては、少なくとも第2情報について
登録された対話相手と送受信すれば足りる。但し、音声
情報についてもこのような選択を行うことにより、各ユ
ーザは不要な情報に忙殺される虞がなくなるのでより好
ましい。
【0045】さらに、上記実施形態では、端末がインタ
ーネット電話の機能を有する場合について説明したが、
これに限定されるものではない。又、ユーザ間での対話
は音声に限られることはなく、例えば手話や文字情報等
であってもよい。
【0046】本発明の対話支援システムは、コンピュー
ターと、通信装置等の各種周辺機器と、そのコンピュー
ターによって実行されるソフトウェアプログラムとによ
って実現することができ、上記システム内で実行される
ソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可
能な記憶媒体あるいは通信回線を介して配布することが
可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
すべてのユーザの端末には対話を支援する共通の画像情
報が送信されるので、各ユーザは対話の進行状態を把握
することができる。一方、対話を支援するための第2情
報は対話を行うユーザ間の端末にのみ送信されるので、
対話相手とは対話を支援する新たな情報の交換が可能で
あり、対話の信頼性、確実性がより高まる。一方、対話
相手以外のユーザの端末から不要な情報が届く不都合を
防止できる。又、特定の相手との間だけで情報の交換が
でき、他の相手にその情報を知られる不都合を防止でき
る。
【0048】又、対話を音声情報又は文字情報で行い、
対話についても予め登録された端末の間でのみ行う場
合、対話相手以外のユーザに割込まれる不都合を防止で
きる。又、特定の相手との間だけで対話ができ、他の相
手に対話内容を知られる不都合を防止できる。
【0049】さらに、ユーザの端末から画像情報の更新
をした場合、対話の進行状態に応じて、ユーザが画像情
報を更新できるので、各ユーザは対話の進行状態をより
容易かつ確実に把握できる。対話を行うユーザの指定が
前記端末から行える場合、対話相手をユーザが容易に更
新でき、対話内容に応じて適切な相手と第2情報の交換
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の対話支援システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 端末の構成、及び端末と本システムとの間の
情報の送受信方法を示す図である。
【図3】 対話支援システムでの処理フローを示す図で
ある。
【図4】 図3に続く図である。
【図5】 制御手段の判断処理フローを示す図である。
【図6】 音声情報や第2情報を送受信する態様を示す
図である。
【図7】 音声情報や第2情報を送受信する態様を示す
別の図である。
【図8】 端末上での表示画面例を示す図である。
【図9】 図8に続く図である。
【図10】 図9に続く図である。
【図11】 図9に続く別の図である。
【図12】 図9に続く他の図である。
【符号の説明】
2 制御手段(送信手段、選択
手段) 6 データベース(画像データ
ベース) 6a 画像情報 9 記憶部(対話相手登録部) 50 対話支援システム 70、80、82、84 端末 100 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/493 G10L 3/00 N

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ間で対話を行う際の支援情報を提
    供し、各ユーザが有する端末にネットワークを介して接
    続されるシステムであって、 前記端末に対し、前記対話を支援する共通の画像情報を
    送信する送信手段と、 前記端末のうち、対話を行うユーザの有する端末を選択
    する選択手段とを備え、 前記送信手段は、前記選択されたいずれかの端末から前
    記対話を支援する第2情報が送信された場合に、当該第
    2情報を対話相手の端末に送信することを特徴とする対
    話支援システム。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は、前記対話相手の端末で
    前記画像情報と同時に閲覧できるよう、前記第2情報を
    送信することを特徴とする請求項1に記載の対話支援シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記画像情報を格納するデータベースを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    対話支援システム。
  4. 【請求項4】 対話相手の組が2以上存在する場合に、
    前記選択手段は、当該組毎に前記端末を選択することを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の対話支
    援システム。
  5. 【請求項5】 前記端末は、前記ネットワークを介して
    互いに音声情報又は文字情報を送受信可能であり、 前記ユーザ間の対話は前記音声情報又は前記文字情報に
    より行われることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の対話支援システム。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、前記選択された端末に
    対してのみ、前記音声情報又は前記文字情報の送受信を
    許容することを特徴とする請求項5に記載の対話支援シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 いずれかの前記端末から前記画像情報の
    更新要求が送信された場合に、 前記送信手段は、更新にかかる画像情報を当該端末及び
    他の端末に送信することを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載の対話支援システム。
  8. 【請求項8】 前記対話を行うユーザの指定を前記端末
    から受信した場合に、当該指定を格納する記憶手段を備
    え、 前記選択手段は、前記記憶手段に格納された情報に基づ
    いて、前記対話を行うユーザの有する端末を選択するこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の対
    話支援システム。
  9. 【請求項9】 ユーザ間で対話を行う際の支援情報を提
    供する方法であって、 各ユーザが有する端末に対し、前記対話を支援する共通
    の画像情報を送信する過程と、 前記端末のうち、対話を行うユーザの有する端末を選択
    する過程と、 前記選択されたいずれかの端末から前記対話を支援する
    第2情報が送信された場合に、当該第2情報を対話相手
    の端末に送信する過程とを有することを特徴とする対話
    支援方法。
  10. 【請求項10】 ユーザ間で対話を行う際の支援情報を
    提供し、 各ユーザが有する端末に対し、前記対話を支援する共通
    の画像情報を送信する過程と、 前記端末のうち、対話を行うユーザの有する端末を選択
    する過程と、 前記選択されたいずれかの端末から前記対話を支援する
    第2情報が送信された場合に、当該第2情報を対話相手
    の端末に送信する過程とをコンピュータに実行させるこ
    とを特徴とするコンピュータプログラム。
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