JP2002261591A - 不正確な発振器を利用した正確な時間遅延システム及び方法 - Google Patents
不正確な発振器を利用した正確な時間遅延システム及び方法Info
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
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Abstract
生させる 【解決手段】時間遅延システムにおいて、所定期間にお
ける、正確な発振器から正確なクロック信号280の周
期数を第一のカウンタ220により計数する。ディジタ
ル処理装置240は、該計数値と、所定の期間における
不正確な発振器200から供給する不正確なクロック信
号215の周期数と、正確なクロック信号280の周期
と、所望の時間遅延とを用いて、所望の時間遅延に相当
する所望の不正確なクロック信号の周期数を計算する。
次に、第2のカウンタ260が、所望の数に達するま
で、不正確なクロック信号の周期数を計数し、その時点
で、所望の時間遅延が経過したことを表す信号を発生す
る。
Description
するとトリガを発生する時間遅延システム
心事は、電力消費である。例えば、関連バッテリの再充
電前に、ユーザが特定の携帯用電子製品を動作させるこ
とが可能な時間長は、一般に、大部分の消費者にとって
主たる購買の考慮事項である。従って、大部分の電子装
置設計者の主たる目標は、その製品設計の電力消費を低
減することにある。
ーカは、通常の「大電力」状態以外に、「小電力」モー
ドを備えた集積回路(IC)を供給している。(「スタ
ンバイ」または「スリープ」・モードといった、より小
さい電力状態に関する他の表示も存在する。さらに、多
くのICは、それぞれ、それ自体の機能性及び電力消費
レベルを備えた、いくつかの異なる小電力レベルを実施
する。)電子装置設計者は、その製品設計にこれらのI
Cを組み込み、ICの小電力モードを慎重に利用して、
製品によって消費される電力を可能性のある最少の量に
し、同時に、ユーザの期待する機能性及び性能が得られ
るようにする。
の主たる機能性が使用禁止になる。小電力モードの間、
高周波クロック信号及び入力/出力(I/O)ドライバ
を含むIC内の多くの回路は、基本的にオフになり、そ
の結果、電力はほとんど消費されない。ICが小電力モ
ードの終了を必要とする機能を実施することが必要であ
ると判定されると、「ウェーク・アップ」信号を用い
て、小電力モードが終了させられ、これによって、回路
は完全に機能する大電力状態になる。
ICの一部が小電力モードになると、トリガされる時間
遅延回路の出力である。ICの一部が小電力モードにあ
った所望の時間長が経過すると、時間遅延回路は、ウェ
ーク・アップ信号を発生して、ICの小電力部分をその
通常の大電力状態に戻す。時間遅延回路は、一般に、小
電力状態にあるIC回路の一部を周期的に再起動して、
小電力状態に戻る前に特定の機能を実施させなければな
らない場合に、この役割に利用される。こうした時間遅
延回路は、図1に示すように、低域フィルタとして構成
された、精密コンデンサと直列に精密抵抗器R1によっ
て実施される。多くの電子装置用途にとって、時間遅延
回路の正確度がある程度重要になるので、通常は、外部
精密コンポーネントが用いられる。この回路の時定数
は、ウェーク・アップ信号入力の働きをするIC入力の
しきい値電圧と共に、ICの小電力部分が再起動される
までの時間遅延(電圧Vstartがハイになる時と電
圧Vdelayがハイになる時との間の遅延)を決定す
る。あいにく、こうした解決法では、ウェーク・アップ
信号のためだけに、比較的高価な外部コンポーネント、
関連基板上におけるコンポーネントを収容するための貴
重なスペース、及び、ICパッケージ・ピンが必要にな
る。
パッケージ・ピン、高価な外部コンポーネント、及び、
追加回路基板スペースの必要をなくすため、ウェーク・
アップ信号を発生する回路は、小電力が可能なICで実
施することが可能である。例えば、安定した正確なクロ
ック信号を発生する極めて正確な基板上水晶または振動
子発振器によって駆動される内部タイマ回路を、こうし
た目的に利用することが可能である。しかし、こうした
正確な発振器は、一般に、数十〜数百ミリアンペアの電
流を消費するので、小電力モードにおいてオフにすべき
大電力回路になる。さらに、こうした発振器の優れた正
確さは、ただ単に、ウェーク・アップ時間遅延回路に適
用する場合に必要というわけではない。リング発振器ま
たは弛張発振器のような他のタイプの発振回路を利用し
て、時間遅延回路を駆動することが可能である。あいに
く、こうした小電力発振器は、かなり不安定で、不正確
であり、その動作周波数は、ICプロセス、供給電圧、
及び、動作温度の変化に対して2倍または3倍ほど変動
する。IC用途の大部分について、不正確な発振器のこ
うした周波数変動は、ウェーク・アップ時間遅延回路に
許容し得るものではない。
な時間遅延信号を発生する、不正確な発振器を利用した
時間遅延回路を提供することにある。
による特定の実施態様によれば、正確な時間遅延回路の
一部として不正確な発振器を利用する有用な方法が得ら
れる。おそらく高周波発振器によって発生する正確なク
ロック信号は、その間、正確なクロック信号が得られな
くなる所望の時間遅延の開始前に、不正確な発振器の較
正を行う働きをする。所望の時間遅延を開始することに
なると、あらかじめ収集された較正情報を利用し、不正
確な発振器を用いて、正確な遅延を生じさせる。
ステムは、正確な高周波クロック信号を入力信号として
利用する。時間遅延回路は、正確なクロック信号に関す
る周波数よりも周波数が低い、不正確なクロック信号を
発生する不正確な発振器を備えている。第1のクロック
・カウンタ回路は、不正確なクロック信号の既知の部分
において生じる正確なクロック信号の周期数をカウント
する。ディジタル処理装置は、不正確なクロック信号の
所定の部分における周期数、正確なクロック信号の周
期、及び、所望の時間遅延と共に、第1のクロックカウ
ンタ回路によってカウントされた周期数を利用して、所
望の時間遅延に相当する所望の不正確なクロック信号の
周期数を計算する。次に、第2のクロック・カウンタ回
路が、所望の数に達するまで、不正確なクロック信号の
周期数をカウントし、その時点で、所望の時間遅延が経
過したことを表す信号を発生する。
ック信号の周波数より周波数が高い、不正確なクロック
信号を発生する不正確な発振器の利用が必要とされる。
これらの条件を考慮して、第1のクロック・カウンタ回
路は、正確なクロック信号の既知の部分において生じる
不正確なクロック信号の周期数をカウントする。ディジ
タル処理装置は、次に、正確な発振器信号の所定の部分
における周期数、正確なクロック信号の周期、及び、所
望の時間遅延と共に、第1のクロックカウンタ回路によ
ってカウントされた周期数を利用して、所望の時間遅延
に相当する所望の不正確なクロック信号の周期数を計算
する。次に、前述の実施態様の場合と同様、第2のクロ
ック・カウンタ回路が、所望の数に達するまで、不正確
なクロック信号の周期数をカウントし、その時点で、所
望の時間遅延が経過したことを表す信号を発生する。
する方法が、不正確なクロック信号の周波数が、正確な
クロック信号の周波数より低いものと仮定して、不正確
なクロック信号の所定の部分において生じる、正確なク
ロック信号の周期数をカウントするステップから開始さ
れる。次に、カウント・ステップからの周期数、不正確
な発振器信号の所定の部分における周期数、及び、正確
なクロック信号の周期を利用して、所望の時間遅延に相
当する正確なクロック信号の所望の周期数が計算され
る。次に、不正確な発振器信号の所望の周期数がカウン
トされ、所望の時間遅延が経過したことが表示される。
信号の周波数が正確なクロック信号の周波数より高い場
合に用いられる。まず、不正確なクロック信号の所定の
部分において生じる不正確なクロック信号の周期数がカ
ウントされる。次に、カウント・ステップからの周期
数、正確な発振器信号の所定の部分における周期数、及
び、正確なクロック信号の周期を利用して、所望の時間
遅延に相当する正確なクロック信号の所望の周期数が計
算される。次に、前述の方法の実施態様の場合と同様、
不正確な発振器信号の所望の周期数がカウントされ、そ
の後、所望の時間遅延が経過したことが表示される。
発明の原理を例示した添付の図面と関連づけて検討すれ
ば、下記の詳細な説明から明らかになるであろう。
る時間遅延システムのブロック図が示されている。シス
テムの入力/出力インターフェイスにおいて、正確なク
ロック信号280が較正入力信号として用いられる。正
確なクロック信号280は、例えば、水晶または振動子
発振回路(不図示)によって発生することが可能であ
る。また、開始時間遅延信号285を利用して、システ
ムによって測定される時間遅延が開始される。最後に、
所望の時間遅延が生じたことを表すため、システムは、
時間遅延事象信号290を発生する。
5を発生する不正確なクロック回路200が含まれてい
る。この実施態様の場合、不正確なクロック回路200
は、不正確な発振器信号207を発生する不正確な発振
器205を備えている。不正確な発振器205は、それ
に制限するわけではないが、それぞれ、当該技術におい
て周知のところである、リング発振器または弛張発振器
とすることが可能である。こうした発振器は、一般に、
水晶または振動子ベースの発振回路に比べるとはるかに
電力消費が少ないが、正確度が劣る。この実施態様の場
合、不正確な発振器信号207の周波数は、正確なクロ
ック信号280の周波数より低くなければならない。一
般に、ただし必ずしもそうとは限らないが、不正確な発
振器信号207の周波数は、正確なクロック信号280
の周波数の約0.1%〜10.0%である。それにま
た、周波数分割器210が、不正確な発振器信号207
の周波数を分割して、不正確なクロック信号215を発
生する。一般に、周波数分割器210は、発振器の周波
数を2で分割するが、他の整除数を用いることも可能で
ある。周波数分割器210を利用する理由の1つは、不
正確なクロック信号215が50%のデューティ・サイ
クルを示すことを保証するためである。そのいくつかが
不正確な発振器205に利用可能な、多くの不正確な発
振器によって発生する信号は、デューティ・サイクルが
50%ではなく、そのため、後述するように、較正プロ
セスの結果に影響を及ぼす可能性がある。第2に、小さ
い除数によって不正確な発振器信号207を分割する
と、不正確なクロック信号215の周期中に生じる正確
なクロック信号280の周期数を増加させることにな
り、これによって、不正確なクロック信号215のより
正確な較正が可能になる。しかし、実施態様によって
は、これらの問題のどちらも回路設計者にとって重要で
はない場合、周波数分割器210を除去して、不正確な
発振器205が不正確なクロック信号215を直接発生
するようにすることも可能である。
確なクロック信号215が、不正確なクロック信号21
5の所定の部分において生じる正確なクロック信号28
0の周期数をカウントする、第1のクロック・カウンタ
回路220の入力信号として用いられる。図2の実施態
様の場合、第1のディジタル・カウンタ225は、図4
に示すように、第1のディジタル・カウンタ225の使
用可能入力の働きをする不正確なクロック信号215
が、1周期の1/2に相当するハイになる期間毎に、正
確なクロック信号280の周期数をカウントする。他の
実施態様では、まる1周期といった不正確なクロック信
号の他の部分を利用して、第1のディジタル・カウンタ
225を使用可能にすることが可能である。第1のディ
ジタル・カウンタ225が使用可能である間に、生じる
正確なクロック信号280の周期数がカウントされる毎
に、そのカウントが、較正値として用いるため、ディジ
タル・カウンタ・レジスタ235に記憶される。ディジ
タル・カウンタ・レジスタ235は、集積回路に利用さ
れる、当該技術において周知の標準タイプの回路であ
る、クロック同期回路230によって発生する信号によ
ってロードされる。この特定の実施態様の場合、クロッ
ク同期回路230は、正確なクロック信号280及び不
正確なクロック信号215を利用して、第1のディジタ
ル・カウンタ225が使用禁止になった後、ロード・パ
ルスを発生し、やはり、図4に示すように、第1のディ
ジタル・カウンタ225のカウント値が、ディジタル・
カウンタ・レジスタ235にロードされる間、安定状態
にあるようにする。
である。例えば、ロード・パルスは、第1のディジタル
・カウンタ225のカウント値が安定している任意の時
点で発生することが可能である。
て、ディジタル・カウンタ・レジスタ235の出力を受
け取り、所望の時間遅延を構成する不正確なクロック信
号215の周期数を決定するのに必要な計算を実施す
る。この場合、所望される不正確なクロック信号の周期
数は:
正確なクロック信号215の周期数であり、N
inaccenは、第1のディジタル・カウンタ225
を使用可能にするために用いられる不正確なクロック信
号215の周期数であり、Tdelayは、所望の時間
遅延(単位は秒)であり、Naccenは、ディジタル
・カウンタ・レジスタ235からの正確なクロック信号
280の周期数であり、Paccは、正確なクロック信
号280の周期(単位は秒)である。図2の実施態様の
場合、第1のディジタル・カウンタ225が、不正確な
クロック信号215の周期の1/2にわたって使用可能
になるので、Ninaccenは0.5である。さら
に、Naccenは、ディジタル・カウンタ・レジスタ
235から読み取られる最新の値とすることもできる
し、あるいは、ディジタル・カウンタ・レジスタ235
から得られるいくつかの値を利用したいくつかの平均ア
ルゴリズムの結果とすることも可能である。次に、ディ
ジタル処理装置240が、所望の時間遅延に相当する不
正確なクロック信号215の周期数を、実際に時間遅延
を生じさせる第2のカウンタ回路260に渡す。
するわけではないが、必要な計算を実施するための関連
ファームウェアを備えたマイクロプロセッサまたはディ
ジタル信号プロセッサIC、あるいは、ハードウェアで
計算を実施する専用ICを含む、いくつかの異なる形態
をとることが可能である。こうした解決法では、専用信
号ラインまたは汎用データ・バスによって、第1のクロ
ック・カウンタ回路220または第2のクロック・カウ
ンタ回路260にアクセスすることが可能である。
所望の時間遅延に相当する不正確なクロック信号215
の周期数をカウントし、その値が、ディジタル処理装置
240によって最大カウント・レジスタ265に記憶さ
れる。開始時間遅延信号285によって、クロック源と
して不正確なクロック信号を利用する第2のディジタル
・カウンタ270によるカウントが開始されるか、また
は、可能になる。ディジタル・コンパレータ275は、
最大カウント・レジスタ265の値と第2のディジタル
・カウンタ270の値を比較して、所望の時間遅延が経
過すると、これを確認する。第2のディジタル・カウン
タ270の値が、最大カウント・レジスタ265の値以
上になると、ディジタル・コンパレータ275は、所望
の時間遅延が経過したことを表す時間遅延事象信号29
0を発生する。
カウンタ回路260は、ディジタル・カウントダウン・
カウンタ305を用いることによって実施可能である。
ディジタル処理装置240は、不正確なクロック信号2
15の周期数が所望の時間遅延に相当するように、ディ
ジタル・カウントダウン・カウンタ305の初期値をセ
ットする。開始時間遅延信号285がアクティブになる
と、ディジタル・カウントダウン・カウンタ305は、
不正確なクロック信号215のの周期数をカウントし始
める。ディジタル・カウントダウン・カウンタ305
は、その値が0に達すると、時間遅延事象信号290を
発生して、所望の時間遅延が経過したことを表示する。
ローチャートとして表された、所望の時間遅延を測定す
る方法の形態をとる。まず、不正確な信号を発生する
(ステップ500)。この場合、不正確なクロック信号
の周波数は、較正に用いられる正確なクロック信号の周
波数より低い。次に、不正確なクロック信号の所定の部
分において生じる正確なクロック信号の周期数が計算さ
れる(ステップ510)。次に、所望の時間遅延に相当
する不正確なクロック信号の周期数が、第1のカウント
・ステップからの不正確なクロック信号の周期数、正確
なクロック信号の周期、第1のカウント・ステップから
の所定の部分における不正確なクロック信号の周期数、
及び、所望の時間遅延の長さを利用して計算される(ス
テップ520)。次に、計算ステップからの不正確なク
ロック信号の周期数がカウントされる(ステップ53
0)。第2のカウント・ステップが完了すると、その事
実が表示され(ステップ540)、それによって、所望
の時間遅延が経過したことが知らされる。
に、用いられる正確なクロック信号の周波数よりも高
い、本発明の他の実施態様が存在する。こうした場合、
不正確なクロック信号の周波数は、一般に、ただし、必
ずしもそれに限るわけではないが、正確なクロック信号
の周波数の10〜1000倍である。例えば、図6及び
7の実施態様の場合、不正確なクロック信号215の周
期数は、第1のディジタル・カウンタ225を利用して
正確なクロック信号280の所定の部分においてカウン
トされる。また、クロック同期回路230は、正確なク
ロック信号280によって調整される不正確なクロック
信号215を利用して、不正確なクロック信号215の
波形と同期のとれた正確なクロック信号280の1周期
毎に1回ずつ、ディジタル・カウンタ・レジスタ235
に関するロード・パルスを発生する。図4の波形と同
様、図8のグラフには、図6及び図7の実施態様に関連
して第1のクロック・カウンタ回路220に関した信号
の一例が表示されている。
タル処理装置240によって行われる計算では、図2及
び3の実施態様に用いられるのと同じ公式が利用され
る:
確なクロック信号280の周波数より高い場合、N
inaccenは、ディジタル・カウンタ・レジスタ2
35からの不正確なクロック信号215の周期数にな
り、Naccenは、第1のディジタル・カウンタ22
5を使用可能にするために用いられる正確なクロック信
号280の周期数になる。この公式の他の全ての部分
は、上述のところと同じままである。
遅延に相当する不正確なクロック信号215の周期数を
計算すると、図7及び図8の第2のクロック・カウンタ
回路260が、図2及び図3の対応する部分と同様に利
用される。
確なクロック信号の周波数が正確なクロック信号の周波
数より高い場合に、遅延時間を発生するための方法の実
施態様が示されている。まず、やはり図5に示すよう
に、不正確なクロック信号を発生する(ステップ50
0)。次に、正確なクロック信号の所定の部分において
生じる不正確なクロック信号の周期数がカウントされる
(ステップ910)。次に、第1のカウント・ステップ
からの正確なクロック信号の周期数、正確なクロック信
号の周期、第1のカウント・ステップからの所定の部分
における不正確なクロック信号の周期数、及び、所望の
時間遅延の長さを利用して、所望の時間遅延に相当する
不正確なクロック信号の周期数が計算される(ステップ
920)。次に、図5の実施態様におけるように、計算
ステップからの不正確なクロック信号の周期数がカウン
トされる(ステップ530)。第2のカウント・ステッ
プが完了すると、所望の時間遅延が経過したという事実
が表示される(ステップ540)。
者には本発明に対するさまざまな修正が明らかになるで
あろう。従って、本発明は、付属の特許請求の範囲によ
ってのみ制限されるものとする。しかしながら、本発明
の広汎な応用の可能性に鑑み、以下に本発明の実施態様
を幾つか例示する。
ク信号(280)を利用する時間遅延システムであっ
て、その周波数が前記正確なクロック信号(280)よ
り低い不正確なクロック信号(215)を発生する不正
確なクロック回路(200)と、前記不正確なクロック
信号(215)の所定の部分において生じる前記正確な
クロック信号(280)の周期数をカウントする第1の
クロック・カウンタ回路(220)と、前記第1のクロ
ック・カウンタ回路(220)からの正確なクロック信
号(280)の周期数、前記不正確なクロック信号(2
15)の所定の部分における周期数、前記正確なクロッ
ク信号(280)の周期、及び、所望の時間遅延を利用
して、前記所望の時間遅延に相当する前記不正確なクロ
ック信号(215)の所望の周期数を計算するディジタ
ル処理装置(240)と、開始時間遅延信号(285)
を受信すると、前記不正確なクロック信号(215)の
周期数をカウントし、前記不正確なクロック信号(21
5)の周期数が、前記ディジタル処理装置(240)に
よって計算された前記不正確なクロック信号(215)
の前記所望の周期数に達すると、時間遅延事象信号(2
90)を発生することによって、前記所望の時間遅延が
経過したことを表示する第2のクロック・カウンタ回路
(260)が含まれている、時間遅延システム。
(215)の周波数が、正確なクロック信号(280)
の周波数の0.1%〜10.0%であることを特徴とす
る、請求項1に記載の時間遅延システム。
(215)の前記所定の部分が、全周期の1/2である
ことを特徴とする、請求項1に記載の時間遅延システ
ム。
(200)に、不正確な発振器信号(207)を発生す
る不正確な発振器(205)と、前記不正確な発振器信
号(207)を入力として受け取り、不正確なクロック
信号(215)を発生するディジタル周波数分割器(2
10)が含まれていることを特徴とする、請求項1に記
載の時間遅延システム。
ンタ回路(220)に、前記正確なクロック信号(28
0)によって刻時され、前記不正確なクロック信号(2
15)の前記所定の部分によって使用可能になり、前記
不正確なクロック信号(215)の前記所定の部分にお
いて生じた前記正確なクロック信号(280)の周期数
を表すカウント値を発生する、第1のディジタル・カウ
ンタ(225)と、前記正確なクロック信号(280)
によって刻時され、前記不正確なクロック信号(21
5)によって使用可能になり、前記正確なクロック信号
(280)と同期した前記不正確なクロック信号(21
5)の周期毎に1回ずつ、前記第1のディジタル・カウ
ンタ(225)の使用禁止中に、ロード・パルスを送り
出すクロック同期回路(230)と、前記クロック同期
回路(230)によって送り出される前記ロード・パル
スによって、前記第1のディジタル・カウンタ(22
5)の前記カウント値がロードされ、前記ディジタル処
理装置(240)による読み取りが可能な同期カウント
出力(245)を発生することによって、前記不正確な
クロック信号(215)の前記所定の部分において生じ
た前記正確なクロック信号(280)の周期数を表示す
るディジタル・カウンタ・レジスタ(235)がふくま
れていることを特徴とする、請求項1に記載の時間遅延
システム。
ンタ回路(260)に、前記ディジタル処理装置(24
0)によって計算された前記不正確なクロック信号(2
15)の前記所望の周期数がロードされる最大カウント
・レジスタ(265)と、前記不正確なクロック信号
(215)によって刻時され、前記開始時間遅延信号
(285)によって始動し、カウント値を発生する第2
のディジタル・カウンタ(270)と、前記最大カウン
ト・レジスタ(265)からの前記不正確なクロック信
号(215)の前記所望の周期数と、前記第2のディジ
タル・カウンタ(270)によって発生した前記カウン
ト値を比較して、前記最大カウント・レジスタ(26
5)からの前記不正確なクロック信号(215)の前記
所望の周期数が、前記第2のディジタル・カウンタ(2
70)によって発生した前記カウント値以上の場合に
は、前記時間遅延事象信号(290)を発生するディジ
タル・コンパレータ(275)が含まれていることを特
徴とする、請求項1に記載の時間遅延システム。
ンタ回路(260)に、前記ディジタル処理装置(24
0)によって計算された前記不正確なクロック信号(2
15)の前記所望の周期数がロードされ、前記不正確な
クロック信号(215)によって刻時され、前記開始時
間遅延信号(285)によって始動し、前記カウント値
が0に達すると、前記時間遅延事象信号(290)を発
生するディジタル・カウントダウン・カウンタ(30
5)が含まれていることを特徴とする、請求項1に記載
の時間遅延システム。
ク信号(280)を利用する時間遅延システムであっ
て、その周波数が前記正確なクロック信号(280)よ
り高い不正確なクロック信号(215)を発生する不正
確なクロック回路(200)と、前記正確なクロック信
号(280)の所定の部分において生じる前記不正確な
クロック信号(215)の周期数をカウントする第1の
クロック・カウンタ回路(220)と、前記第1のクロ
ック・カウンタ回路(220)からの不正確なクロック
信号(215)の周期数、前記正確なクロック信号(2
80)の所定の部分における周期数、前記正確なクロッ
ク信号(280)の周期、及び、所望の時間遅延を利用
して、前記所望の時間遅延に相当する前記不正確なクロ
ック信号(215)の所望の周期数を計算するディジタ
ル処理装置(240)と、開始時間遅延信号(285)
を受信すると、前記不正確なクロック信号(215)の
周期数をカウントし、前記不正確なクロック信号(21
5)の周期数が、前記ディジタル処理装置(240)に
よって計算された前記不正確なクロック信号(215)
の前記所望の周期数に達すると、時間遅延事象信号(2
90)を発生することによって、前記所望の時間遅延が
経過したことを表示する第2のクロック・カウンタ回路
(260)が含まれている、時間遅延システム。
(215)の周波数が、前記正確なクロック信号(28
0)の周波数の10〜1000倍であることを特徴とす
る、請求項8に記載の時間遅延システム。
(280)の前記所定の部分が、全周期の1/2である
ことを特徴とする、請求項8に記載の時間遅延システ
ム。
路(200)に、不正確な発振器信号(207)を発生
する不正確な発振器(205)と、前記不正確な発振器
信号(207)を入力として受け取り、不正確なクロッ
ク信号(215)を発生するディジタル周波数分割器
(210)が含まれていることを特徴とする、請求項8
に記載の時間遅延システム。
ウンタ回路(220)に、前記不正確なクロック信号
(215)によって刻時され、前記正確なクロック信号
(280)の前記所定の部分によって使用可能になり、
前記正確なクロック信号(280)の前記所定の部分に
おいて生じた前記不正確なクロック信号(215)の周
期数を表すカウント値を発生する、第1のディジタル・
カウンタ(225)と、前記不正確なクロック信号(2
15)によって刻時され、前記正確なクロック信号(2
80)によって使用可能になり、前記不正確なクロック
信号(215)と同期した前記正確なクロック信号(2
80)の周期毎に1回ずつ、前記第1のディジタル・カ
ウンタ(225)の使用禁止中に、ロード・パルスを送
り出すクロック同期回路(230)と、前記クロック同
期回路(230)によって送り出される前記ロード・パ
ルスによって、前記第1のディジタル・カウンタ(22
5)の前記カウント値がロードされ、前記ディジタル処
理装置(240)による読み取りが可能な同期カウント
出力(245)を発生することによって、前記正確なク
ロック信号(280)の前記所定の部分において生じた
前記不正確なクロック信号(215)の周期数を表示す
るディジタル・カウンタ・レジスタ(235)がふくま
れていることを特徴とする、請求項8に記載の時間遅延
システム。
ウンタ回路(260)に、前記ディジタル処理装置(2
40)によって計算された前記不正確なクロック信号
(215)の前記所望の周期数がロードされる最大カウ
ント・レジスタ(265)と、前記不正確なクロック信
号(215)によって刻時され、前記開始時間遅延信号
(285)によって始動し、カウント値を発生する第2
のディジタル・カウンタ(270)と、前記最大カウン
ト・レジスタ(265)からの前記不正確なクロック信
号(215)の前記所望の周期数と、前記第2のディジ
タル・カウンタ(270)によって発生した前記カウン
ト値を比較して、前記最大カウント・レジスタ(26
5)からの前記不正確なクロック信号(215)の前記
所望の周期数が、前記第2のディジタル・カウンタ(2
70)によって発生した前記カウント値以上の場合に
は、前記時間遅延事象信号(290)を発生するディジ
タル・コンパレータ(275)が含まれていることを特
徴とする、請求項8に記載の時間遅延システム。
ウンタ回路(260)に、前記ディジタル処理装置(2
40)によって計算された前記不正確なクロック信号
(215)の前記所望の周期数がロードされ、前記不正
確なクロック信号(215)によって刻時され、前記開
始時間遅延信号(285)によって始動し、前記カウン
ト値が0に達すると、前記時間遅延事象信号(290)
を発生するディジタル・カウントダウン・カウンタ(3
05)が含まれていることを特徴とする、請求項8に記
載の時間遅延システム。
ック信号(280)を利用して、正確な時間遅延を生じ
させる方法であって、その周波数が前記正確なクロック
信号(280)より低い不正確なクロック信号(21
5)を発生するステップと、前記不正確なクロック信号
(215)の所定の部分において生じる前記正確なクロ
ック信号(280)の周期数をカウントするステップ
と、前記第1のカウント・ステップからの正確なクロッ
ク信号(280)の周期数、前記不正確なクロック信号
(215)の所定の部分における周期数、前記正確なク
ロック信号(280)の周期、及び、所望の時間遅延を
利用して、前記所望の時間遅延に相当する前記不正確な
クロック信号(215)の所望の周期数を計算するステ
ップと、前記不正確なクロック信号(215)の前記所
望の周期数をカウントするステップと、前記所望の周期
数の前記不正確なクロック信号(215)が生じたこと
を表示し、それによって、前記所望の時間遅延が経過し
たことを表示するステップが含まれている、方法。
号(215)の周波数が、正確なクロック信号(28
0)の周波数の0.1%〜10.0%であることを特徴
とする、請求項15に記載の方法。
号(215)の前記所定の部分が、全周期の1/2であ
ることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
ック信号(280)を利用して、正確な時間遅延を生じ
させる方法であって、その周波数が前記正確なクロック
信号(280)より高い不正確なクロック信号(21
5)を発生するステップと、前記正確なクロック信号
(280)の所定の部分において生じる前記不正確なク
ロック信号(215)の周期数をカウントするステップ
と、前記第1のカウント・ステップからの不正確なクロ
ック信号(215)の周期数、前記正確なクロック信号
(280)の所定の部分における周期数、前記正確なク
ロック信号(280)の周期、及び、所望の時間遅延を
利用して、前記所望の時間遅延に相当する前記不正確な
クロック信号(215)の所望の周期数を計算するステ
ップと、前記不正確なクロック信号(215)の前記所
望の周期数をカウントするステップと、前記所望の周期
数の前記不正確なクロック信号(215)が生じたこと
を表示し、それによって、前記所望の時間遅延が経過し
たことを表示するステップが含まれている、方法。
号(215)の周波数が、前記正確なクロック信号(2
80)の周波数の10〜1000倍であることを特徴と
する、請求項18に記載の方法。
(280)の前記所定の部分が、全周期の1/2である
ことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
ある。
ク信号の周波数より低い、本発明の実施態様による時間
遅延回路のブロック図である。
ク信号の周波数より低い、本発明のもう1つの実施態様
による時間遅延回路のブロック図である。
び、図3及び図4の実施態様による2つの信号に関連す
るリアルタイム・カウント値及び保存されたカウント値
の間における関係を示す典型的な波形図である。
ク信号の周波数より低い、本発明の実施態様による方法
の流れ図である。
ク信号の周波数より高い、本発明の実施態様による時間
遅延回路のブロック図である。
ク信号の周波数より高い、本発明のもう1つの実施態様
による時間遅延回路のブロック図である。
び、図6及び図7の実施態様による2つの信号に関連す
るリアルタイム・カウント値及び保存されたカウント値
の間における関係を示す典型的な波形図である。
ク信号の周波数より高い、本発明の実施態様による方法
の流れ図である。
Claims (20)
- 【請求項1】較正のために正確なクロック信号を利用す
る時間遅延システムであって、 その周波数が前記正確なクロック信号より低い不正確な
クロック信号を発生する不正確なクロック回路と、 前記不正確なクロック信号の所定の部分において生じる
前記正確なクロック信号の周期数をカウントする第1の
クロック・カウンタ回路と、 前記第1のクロック・カウンタ回路からの正確なクロッ
ク信号の周期数、前記不正確なクロック信号の所定の部
分における周期数、前記正確なクロック信号の周期、及
び、所望の時間遅延を利用して、前記所望の時間遅延に
相当する前記不正確なクロック信号の所望の周期数を計
算するデジタル処理装置と、 開始時間遅延信号を受信すると、前記不正確なクロック
信号の周期数をカウントし、前記不正確なクロック信号
の周期数が、前記デジタル処理装置によって計算された
前記不正確なクロック信号の前記所望の周期数に達する
と、時間遅延事象信号を発生することによって、前記所
望の時間遅延が経過したことを表示する第2のクロック
・カウンタ回路が含まれている、 時間遅延システム。 - 【請求項2】前記不正確なクロック信号の周波数が、正
確なクロック信号の周波数の0.1%〜10.0%であ
ることを特徴とする、請求項1に記載の時間遅延システ
ム。 - 【請求項3】前記不正確なクロック信号の前記所定の部
分が、全周期の1/2であることを特徴とする、請求項
1に記載の時間遅延システム。 - 【請求項4】前記不正確なクロック回路に、 不正確な発振器信号を発生する不正確な発振器と、 前記不正確な発振器信号を入力として受け取り、不正確
なクロック信号を発生するデジタル周波数分割器が含ま
れていることを特徴とする、 請求項1に記載の時間遅延システム。 - 【請求項5】前記第1のクロック・カウンタ回路に、 前記正確なクロック信号によって刻時され、前記不正確
なクロック信号の前記所定の部分によって使用可能にな
り、前記不正確なクロック信号の前記所定の部分におい
て生じた前記正確なクロック信号の周期数を表すカウン
ト値を発生する、第1のディジタル・カウンタと、 前記正確なクロック信号によって刻時され、前記不正確
なクロック信号によって使用可能になり、前記正確なク
ロック信号と同期した前記不正確なクロック信号の周期
毎に1回ずつ、前記第1のディジタル・カウンタの使用
禁止中に、ロード・パルスを送り出すクロック同期回路
と、 前記クロック同期回路によって送り出される前記ロード
・パルスによって、前記第1のディジタル・カウンタの
前記カウント値がロードされ、前記ディジタル処理装置
による読み取りが可能な同期カウント出力を発生するこ
とによって、前記不正確なクロック信号の前記所定の部
分において生じた前記正確なクロック信号の周期数を表
示するディジタル・カウンタ・レジスタがふくまれてい
ることを特徴とする、 請求項1に記載の時間遅延システム。 - 【請求項6】前記第2のクロック・カウンタ回路に、 前記ディジタル処理装置によって計算された前記不正確
なクロック信号の前記所望の周期数がロードされる最大
カウント・レジスタと、 前記不正確なクロック信号によって刻時され、前記開始
時間遅延信号によって始動し、カウント値を発生する第
2のディジタル・カウンタと、 前記最大カウント・レジスタからの前記不正確なクロッ
ク信号の前記所望の周期数と、前記第2のディジタル・
カウンタによって発生した前記カウント値を比較して、
前記最大カウント・レジスタからの前記不正確なクロッ
ク信号の前記所望の周期数が、前記第2のディジタル・
カウンタによって発生した前記カウント値以上の場合に
は、前記時間遅延事象信号を発生するディジタル・コン
パレータが含まれていることを特徴とする、 請求項1に記載の時間遅延システム。 - 【請求項7】前記第2のクロック・カウンタ回路に、 前記ディジタル処理装置によって計算された前記不正確
なクロック信号の前記所望の周期数がロードされ、前記
不正確なクロック信号によって刻時され、前記開始時間
遅延信号によって始動し、前記カウント値が0に達する
と、前記時間遅延事象信号を発生するディジタル・カウ
ントダウン・カウンタが含まれていることを特徴とす
る、 請求項1に記載の時間遅延システム。 - 【請求項8】較正のために正確なクロック信号を利用す
る時間遅延システムであって、 その周波数が前記正確なクロック信号より高い不正確な
クロック信号を発生する不正確なクロック信号発生手段
と、 前記正確なクロック信号の所定の部分において生じる前
記不正確なクロック信号の周期数をカウントする第1の
クロック・カウンタ回路と、 前記第1のクロック・カウンタ回路からの不正確なクロ
ック信号の周期数、前記正確なクロック信号の所定の部
分における周期数、前記正確なクロック信号の周期、及
び、所望の時間遅延を利用して、前記所望の時間遅延に
相当する前記不正確なクロック信号の所望の周期数を計
算するディジタル処理装置と、 開始時間遅延信号を受信すると、前記不正確なクロック
信号の周期数をカウントし、前記不正確なクロック信号
の周期数が、前記ディジタル処理装置によって計算され
た前記不正確なクロック信号の前記所望の周期数に達す
ると、時間遅延事象信号を発生することによって、前記
所望の時間遅延が経過したことを表示する第2のクロッ
ク・カウンタ回路が含まれている、 時間遅延システム。 - 【請求項9】前記不正確なクロック信号の周波数が、前
記正確なクロック信号(280)の周波数の10〜10
00倍であることを特徴とする、請求項8に記載の時間
遅延システム。 - 【請求項10】前記正確なクロック信号の前記所定の部
分が、全周期の1/2であることを特徴とする、請求項
8に記載の時間遅延システム。 - 【請求項11】前記不正確なクロック信号発生手段に、 不正確な発振器信号を発生する不正確な発振器と、 前記不正確な発振器信号を入力として受け取り、不正確
なクロック信号を発生するディジタル周波数分割器が含
まれていることを特徴とする、 請求項8に記載の時間遅延システム。 - 【請求項12】前記第1のクロック・カウンタ回路に、 前記不正確なクロック信号によって刻時され、前記正確
なクロック信号の前記所定の部分によって使用可能にな
り、前記正確なクロック信号の前記所定の部分において
生じた前記不正確なクロック信号の周期数を表すカウン
ト値を発生する、第1のディジタル・カウンタと、 前記不正確なクロック信号によって刻時され、前記正確
なクロック信号によって使用可能になり、前記不正確な
クロック信号と同期した前記正確なクロック信号の周期
毎に1回ずつ、前記第1のディジタル・カウンタの使用
禁止中に、ロード・パルスを送り出すクロック同期回路
と、 前記クロック同期回路によって送り出される前記ロード
・パルスによって、前記第1のディジタル・カウンタの
前記カウント値がロードされ、前記ディジタル処理装置
による読み取りが可能な同期カウント出力を発生するこ
とによって、前記正確なクロック信号の前記所定の部分
において生じた前記不正確なクロック信号の周期数を表
示するディジタル・カウンタ・レジスタがふくまれてい
ることを特徴とする、 請求項8に記載の時間遅延システム。 - 【請求項13】前記第2のクロック・カウンタ回路に、 前記ディジタル処理装置によって計算された前記不正確
なクロック信号の前記所望の周期数がロードされる最大
カウント・レジスタと、 前記不正確なクロック信号によって刻時され、前記開始
時間遅延信号によって始動し、カウント値を発生する第
2のディジタル・カウンタと、 前記最大カウント・レジスタからの前記不正確なクロッ
ク信号の前記所望の周期数と、前記第2のディジタル・
カウンタによって発生した前記カウント値を比較して、
前記最大カウント・レジスタからの前記不正確なクロッ
ク信号の前記所望の周期数が、前記第2のディジタル・
カウンタによって発生した前記カウント値以上の場合に
は、前記時間遅延事象信号を発生するディジタル・コン
パレータが含まれていることを特徴とする、 請求項8に記載の時間遅延システム。 - 【請求項14】前記第2のクロック・カウンタ回路に、 前記ディジタル処理装置によって計算された前記不正確
なクロック信号の前記所望の周期数がロードされ、前記
不正確なクロック信号によって刻時され、前記開始時間
遅延信号によって始動し、前記カウント値が0に達する
と、前記時間遅延事象信号を発生するディジタル・カウ
ントダウン・カウンタが含まれていることを特徴とす
る、 請求項8に記載の時間遅延システム。 - 【請求項15】較正のために正確なクロック信号を利用
して、正確な時間遅延を生じさせる方法であって、 その周波数が前記正確なクロック信号より低い不正確な
クロック信号を発生するステップと、 前記不正確なクロック信号の所定の部分において生じる
前記正確なクロック信号の周期数をカウントするステッ
プと、 前記第1のカウント・ステップからの正確なクロック信
号の周期数、前記不正確なクロック信号の所定の部分に
おける周期数、前記正確なクロック信号の周期、及び、
所望の時間遅延を利用して、前記所望の時間遅延に相当
する前記不正確なクロック信号の所望の周期数を計算す
るステップと、 前記不正確なクロック信号の前記所望の周期数をカウン
トするステップと、 前記所望の周期数の前記不正確なクロック信号が生じた
ことを表示し、それによって、前記所望の時間遅延が経
過したことを表示するステップが含まれている、 方法。 - 【請求項16】前記不正確なクロック信号の周波数が、
正確なクロック信号(280)の周波数の0.1%〜1
0.0%であることを特徴とする、請求項15に記載の
方法。 - 【請求項17】前記不正確なクロック信号の前記所定の
部分が、全周期の1/2であることを特徴とする、請求
項15に記載の方法。 - 【請求項18】較正のために正確なクロック信号を利用
して、正確な時間遅延を生じさせる方法であって、 その周波数が前記正確なクロック信号より高い不正確な
クロック信号を発生するステップと、 前記正確なクロック信号の所定の部分において生じる前
記不正確なクロック信号の周期数をカウントするステッ
プと、 前記第1のカウント・ステップからの不正確なクロック
信号の周期数、前記正確なクロック信号の所定の部分に
おける周期数、前記正確なクロック信号の周期、及び、
所望の時間遅延を利用して、前記所望の時間遅延に相当
する前記不正確なクロック信号の所望の周期数を計算す
るステップと、 前記不正確なクロック信号の前記所望の周期数をカウン
トするステップと、 前記所望の周期数の前記不正確なクロック信号が生じた
ことを表示し、それによって、前記所望の時間遅延が経
過したことを表示するステップが含まれている、 方法。 - 【請求項19】前記不正確なクロック信号の周波数が、
前記正確なクロック信号(280)の周波数の10〜1
000倍であることを特徴とする、請求項18に記載の
方法。 - 【請求項20】前記正確なクロック信号の前記所定の部
分が、全周期の1/2であることを特徴とする、請求項
18に記載の方法。
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