JP2002260808A - 絶縁板に対する端子金具の気密植設方法 - Google Patents

絶縁板に対する端子金具の気密植設方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 硬質絶縁板に孔とこの孔に連接した環状凹所
とを形成し、前記絶縁板の孔に延展性金属で作った外鍔
付きの端子金具をゴムリングやパッキング等の気密保持
部材を用いることなく絶縁板に端子金具を気密性よく強
固に植設できるようにする。 【解決手段】強化プラスチック成形の硬質絶縁板1に孔
2とこの孔に連接した環状凹所3とを形成し、前記絶縁
板1の孔2に絶縁板1よりも軟質の延展性金属で作った
外鍔4付きの端子金具5をその鍔面まで挿通し、前記端
子金具5の絶縁板突出部6の周縁部分6Aだけをその平
面輪郭の60〜95%程度の一回り小さい縦穴7を有す
る押しダイ8の穴縁で前記外鍔方向にリング状に押し削
りながら満遍なくコキ広げ潰しカシメて前記絶縁板環状
凹所3の面と凹所周縁3Aとに強く気密圧接した鍔部9
を形成することで、気密保持部材を用いることなく前記
端子金具5を絶縁板1に気密を保ちカシメ止めして植設
することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、密閉形コンデン
サその他密閉形電気部品の導電端子を絶縁体に気密的に
植設して使用するに好適な絶縁板に対する端子金具の気
密植設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の端子植設構造を採用したものと
しては、従来、例えば実開昭55−105936号公報
記載のものが有る。この従来の技術は、硬質絶縁板とゴ
ム板との重合板に端部中空で中央部に鍔を有するピン状
端子筒を挿通させるとともに、上記鍔部の周縁を前記合
成ゴム板にきつく食い込ませて気密、液密性を確保する
ように前記端子筒の下端を押潰してカシメ止めし、この
カシメ止め部の端部を直接または(菊)座金を介してコ
ンデンサ主体に電気的に接触させ、また端子筒の他端中
空部内に外部導線を挿入後その周縁における端子筒を圧
着工具などで押潰して端子筒他端と外部導線とを強固に
結合させてなるコンデンサの端子栓装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、絶縁板の孔に外鍔付きのピン状端子金属筒を挿通
し、絶縁板から突出した端子筒部分を気密保持用パッキ
ングとした絶縁板ゴム面に押し潰し圧接してカシメ止め
することで前記端子金属筒を絶縁板に液密植設したもの
であり、絶縁板に対する端子筒の液密気密保持には硬質
絶縁板とゴム板との重合板が必要でゴムの経年劣化によ
る液密気密不良事故が生じるし、上記硬質絶縁板とゴム
板との重合板は、単なる硬質絶縁板よりも高価である
し、その保守や管理も面倒であるという本質的かつ、重
大な問題点が有る。
【0004】この他に、外面に回転止め用とした通常、
ローレットと称しているルーレット(Roulett
e)を削設した丸ピン状端子金具をプラスチック絶縁板
にインサート成形により植設したものも従来周知である
が、この従来例では、端子金具と絶縁板との間にインサ
ート成形後の樹脂冷却に伴なう「ヒケ」等により微小な
スキマが生じてしまっているので、気密液密不完全であ
り、大容量電解コンデンサのような密閉形電気部品の端
子栓としては使用できないというような問題点が有っ
た。
【0005】この点を解決するため、本出願人が先に提
案した実用新案登録第3061547号記載のものや、
特開2000ー294453号公報記載のもののよう
に、丸ピン状端子金具の周縁部を硬質絶縁板にコキ広げ
潰しカシメて植設したものも周知であるが、これらの従
来例でも依然として絶縁板に対する端子金具の液密気密
保持にはゴムリングやゴムパッキングなどのパッキング
部材が必要で、その入れ忘れによる気密不良事故も生じ
易く、しかもプラスチックの経年劣化による液密気密不
良事故が生じるし、ゴムや合成樹脂の耐液性の問題もあ
るだけでなく、上記ゴムリング等のパッキング部材の管
理や保守点検も面倒であるし、パッキング部材の分だけ
コスト高にもなるという本質的かつ、重大な問題点が有
る。
【0006】この発明は、前記した従来の各問題点を除
去するために、硬質絶縁板に孔とこの孔に連接した環状
凹所とを形成し、前記絶縁板の孔に延展性金属で作った
外鍔付きの端子金具をその鍔面まで挿通し、前記端子金
具の絶縁板突出部の周縁部分だけを押しダイの孔縁でコ
キ広げカシメて絶縁板の凹所面と周縁とに強く気密圧接
した鍔部となすことで、ゴムリング等のパッキング部材
を用いることなく、絶縁板に対して端子金具を気密性よ
く強固に植設できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、絶縁板の孔に外鍔付きの端子金具を挿通し、絶縁板
から突出した端子部分を絶縁板にカシメ止めすることで
前記端子金具を絶縁板に植設するに当たり、強化プラス
チック成形の硬質絶縁板に孔とこの孔に連接した環状凹
所とを形成し、前記絶縁板の孔に絶縁板よりも軟質の延
展性金属で作った外鍔付きの端子金具をその鍔面まで挿
通し、前記端子金具の絶縁板突出部の周縁部分だけを、
その平面輪郭の60〜95%程度の一回り小さい縦穴を
有する押しダイの穴縁で、前記外鍔方向にリング状に押
し削りながら満遍なくコキ広げ潰しカシメて、前記絶縁
板環状凹所の面と凹所周縁とに強く気密圧接した鍔部を
形成することで、前記端子金具を絶縁板に気密を保ちカ
シメ止め植設することができた。なお、前記端子金具を
絶縁板に対し、回り止め部により、端子金具が絶縁板孔
を中心として回わらないように、回り止めを施して端子
金具を絶縁板に気密を保ちカシメ止めして植設してもよ
い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例について図
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1から図3までの各図に示すように、絶縁板1の孔2
に外鍔4付きの端子金具5を挿通し、絶縁板1から突出
した端子部分を絶縁板1にカシメ止めすることで図1の
ように前記端子金具5を絶縁板1に植設するに当たり、
フェノール樹脂やポリフェニレンサルファイド等の硬質
強化プラスチックで図2のように成形して作った硬質絶
縁板1に孔2とこの孔に連接させた平面輪郭が円形や楕
円形などの環状凹所3とを形成し、前記絶縁板1の孔2
にアルミニウムや銅などの前記硬質絶縁板1よりも軟質
の延展性金属を圧延鍛したり造旋盤加工等して作った外
鍔4付きのほぼ丸ピン状端子金具5をその鍔面まで図3
のように挿通し、外鍔4の外面に固定ダイDを当てが
う。
【0009】次いで、前記絶縁板1の前記環状凹所3の
面から突出した端子金具5の突出部6の周縁部分6Aだ
けをその平面輪郭の60〜95%程度の一回り小さい縦
穴7を有し、油圧プレス機やメカプレス機等の周知手段
で精確な所定寸法だけ強力に動き、かつ、縦に二つ割り
して閉じた押しダイ8の予じめ位置合せ済の穴縁で、前
記外鍔方向に図4のように、押し削りつつ満遍なくコキ
広げ潰しカシメて図1のように絶縁板環状凹所3の面
と、その立上がり周縁3Aとに強く気密圧接した鍔部9
を形成した後、押しダイ8を水平方向に開くなどして取
り除くことで、前記端子金具5を絶縁板1に上記鍔部9
で図5のように気密的にカシメ止めしたこの発明による
成品を得ることができ、ゴムリング等のパッキング部材
が不要になった。
【0010】すなわち、この成品の前記鍔部9の特に外
周辺は、前記絶縁板1が硬いので、端子金具5の気密保
持用とした前記絶縁板凹所3の内周面とその立上がり周
縁3Aと孔2の周辺とに図1、図5のようにきつく気密
圧接し、端子金具5を絶縁板1に対して安定確実に気密
液密を保ちカシメ植設することができた。なお、前記絶
縁板環状凹所3は、同図5の鎖線のように凹所周縁3A
から孔2に斜めに向かう例えば面取りした斜面3aを有
する環状凹所3とした場合でも、前記と同様に端子金具
5を絶縁板1に対して安定確実に気密液密を保ちカシメ
植設することができた。なお、前記絶縁板環状凹所3の
底面または、上記斜面3aにリング状の凹凸を形成して
もよい。
【0011】なお、各図中の符号6Bで示す部分は、押
しダイ縦穴7の上部小径部(図示せず)に係入して押し
ダイ8を正確な昇降位置で昇降ガイドするパイロット突
部であるが、このパイロット突部6Bは、押しダイ8の
昇降位置を精確かつ、微細に設定できるプレス機を用い
れば省略できる。また、図1における符号10で示す部
分は、端子金具5が絶縁板孔2を中心として回わらない
ようにするための回り止め部であり、この図示例では、
端子金具5の外周面に設けた凸部10Aを絶縁板孔2の
周面に設けた縦溝等の凹部10Bに係合させて端子金具
5を絶縁板孔2に挿通後、前記のようにカシメ植設する
ことで、端子金具5を絶縁板孔2に対し回らないように
気密植設する例を示してあるが、端子金具5に横断面が
非円形のものを用い、絶縁板1の非円形の孔2に挿通し
て上記回り止めを施してもよい。
【0012】さらに、上記回り止め部10としては、前
記環状凹所3の平面輪郭を非円形としてその内部に前記
外鍔9を満遍なく潰しカシメて気密圧接させたものでも
よく、また、非円形の外鍔4を絶縁板下面の非円形凹所
(図示せず)に係合させたものでもよい。さらに、図6
中の符号n1で示すものは、上記のように回り止めを施
した端子金具5のねじ孔n2に螺着した雄ねじであり、
この雄ねじn1で外部導体Lを同図6のように端子金具
5の例えば外鍔4の外面に対し、きつく締め付け、導通
させて使用することもできる。この締め付け時において
も、端子金具5は絶縁板孔2に対して上記回り止めを施
してあるので回らず、気密性を損なうことがなかった。
【0013】
【実施例】このように本発明の絶縁板に対する端子金具
の気密植設方法で得た図5のような成品は、密閉形電気
部品の蓋板等として用いる硬質絶縁板1に前記のように
気密植設した端子金具5に、予め図5のように突設して
おいたカシメ接続用小突部6Cに外部導体Lやリード片
11の孔を挿通後、上記小突部6Cをきつく潰してカシ
メ部6Dで圧着接続したり、前記外鍔4と硬質絶縁板1
との間に図5のように外部導体Lを介在させた後、端子
金具5を前記のようにきつく潰しカシメることで、端子
金具5の外鍔4に外部導体Lを導通性よく圧接接続でき
るので、大容量電解コンデンサの充放電時等の所要電流
の大きい気密液密端子栓として、図6の鎖線のように端
子金具突出部6にスポット溶接部yで溶接した他のリー
ド片11を介しコンデンサ素子電極等に接続すること
で、このコンデンサ素子電極等を外部導体Lに導通性良
く接続して使用できる。
【0014】また、絶縁板1や端子金具5の硬度によっ
ては、絶縁板1の環状凹所周縁3Aの角部が前記鍔部9
の形成時におけるプレス圧により僅かに潰れる場合も有
るが、この場合にも、端子金具5の絶縁板1に対する気
密液密性能は、エアコンプレッサによる加圧実測値で8
Kg/cmの圧力に長時間耐え、実用上も全く支障
を来たさなかった。
【0015】さらに、前記環状凹所3の平面輪郭として
は、図2に示す円形のもの以外に、小判形とか楕円形や
多角形としたものでもよく、さらにまた、上記凹所3
は、孔2の周辺部における絶縁板1の面に図7のように
多角形や円形のクレータ状の縦リブ3Bを強固に突設し
て作り、この縦リブ3B内の凹面3Cとリブ周縁3Dと
に前記コキ広げた鍔部9をきつく気密圧接し、端子金具
5の絶縁板に対する気密性を確保するようにしてもよ
い。
【0016】さらにまた、本発明における端子金具5の
カシメ用突出部6の外端部にパイロット突部6Bを前記
各図のように突設した場合には、この突部6Bを接続部
としても使用できるが、押しダイ8の縦穴7の昇降パイ
ロットガイドとしても前記のように兼用でき、端子金具
5のカシメ用突出部6に対する押しダイ穴縁の位置合わ
せが容易確実となった。
【0017】なお、この例および前記各例では、押しダ
イ8が可動で、固定ダイDを固定して端子金具5の突出
部6を押しダイ8の穴縁でリング状に押し削り広げ、潰
しカシメ付ける例につき述べたが、押しダイ8を固定
し、固定ダイDを可動ダイとしても同効である。また、
端子金具5自体の形状も、前記したほぼ丸ピン状のもの
以外に角柱状や楕円・小判形の柱体とか端部密閉の筒体
でもよく、これらの形状に対応して凹所3の平面形状や
押しダイ8の縦穴7の輪郭を定めればよい。
【0018】
【発明の効果】この発明における請求項1の発明によれ
ば、硬質絶縁板の孔に外鍔付きの端子金具を挿通し、絶
縁板から突出した端子部分を絶縁板にカシメ止めするこ
とで前記端子金具を絶縁板に植設するに当たり、強化プ
ラスチック成形の硬質絶縁板1に孔2とこの孔に連接し
た環状凹所3とを形成し、前記絶縁板1の孔2に絶縁板
1よりも軟質の延展性金属で作った外鍔4付きの端子金
具5をその鍔面まで挿通し、前記端子金具5の絶縁板突
出部6の周縁部分6Aだけをその平面輪郭の65〜95
%程度の一回り小さい縦穴7を有する押しダイ8の穴縁
で、前記外鍔方向にリング状に押し削りながら満遍なく
コキ広げ、潰しカシメて前記絶縁板環状凹所3の面と凹
所周縁3Aとに強く気密圧接した鍔部9を形成すること
ができ、前記各従来例において必要であったゴムリング
等のパッキング部材を、本発明では全く用いないで端子
金具5を絶縁板1に気密を確実に保ち強固にカシメ止め
して植設することができた。
【0019】したがって、この発明によれば、前記パッ
キング部材の入れ忘れによる気密不良事故の発生が皆無
となり、しかも密閉型電気部品の製造、保管、流通、販
売、購入、使用およびメンテナンスなどすべての面で、
ゴムリング等のパッキング部材の経年劣化や耐液性劣化
を全く考慮する必要がなく簡素になったし、上記パッキ
ング部材の分だけ製品コストを低減できるとともに、部
品管理や保守点検も簡素になったという工業的な効果が
有る。
【0020】この発明における請求項2から請求項7ま
での各発明によれば、前記諸効果に加えて、絶縁板1に
対し端子金具5を回り止め部10により、回転不可能に
気密植設できるので、絶縁板1に植設した端子金具5に
対し、絶縁板1を固定した状態で外部導体Lを端子金具
5にきつく締め付け、導通させて使用することができる
という効果を付加できた。
【0021】特に、この発明における請求項6の発明に
よれば、絶縁板1に対する端子金具5の回り止めは、端
子金具5の絶縁板1からの突出部6の周縁部6Aを、押
しダイ8の孔縁でリング状に押し削りながら満遍なくコ
キ広げ、潰しカシメて絶縁板1の非円形凹所3の面と同
じく非円形の周縁3Aとに強く気密圧接した金具鍔部9
をプレス形成する時に自動的に鍔部9の外周面が非円形
の環状凹所3の周辺に強く圧接して絶縁板1に対する端
子金具5の回り止めを施こせるので、一工程のプレス作
業で済み、しかも、絶縁板孔2に対する端子金具5の挿
通位置合わせを不要化できたことと相俟って作業性よく
実施できたという効果を付加できた。
【0022】さらに、本発明における請求項8の発明に
よれば、前記諸効果に加えて、端子金具5のカシメ用突
出部6の端部にパイロット突部6Bを突設したので、こ
の突部6Bを押しダイ8の縦穴7のパイロットガイドピ
ンとして使用でき、端子金具5のカシメ用突出部6に対
する押しダイ穴縁の位置合わせが容易となったし、前記
突部6Bを外部導体接続部としても兼用できるという効
果を付加できた。
【0023】さらにまた、本発明における請求項9の発
明によれば、前記諸効果に加えて、前記環状凹所3を、
その周縁から孔2に向かう例えば面取りした斜面3aに
よる凹所となしたので、前記コキカシメによる外鍔4が
斜面3aによる環状凹所3内に入り易く、これら両者間
を気密圧着維持し易いという効果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す縦断立面図
【図2】本発明に用いる絶縁板に端子金具を挿通した状
態の例を示す斜視図
【図3】本発明の工程順序を示す縦断立面図
【図4】本発明の工程順序を示す縦断立面図
【図5】本発明により得た成品の例を示す縦断立面図
【図6】本発明により得た成品の他の例を示す縦断立面
【図7】図2に示すものの他の例をしめす斜視図
【符号の説明】
1 硬質絶縁板 2 絶縁板の孔 3 端子金具の気密保持用として絶縁板面に形成した
環状凹所 3A 環状凹所の周縁 3B クレータ状の縦リブ 3C 縦リブ内の面 3D 縦リブの周縁 3a 環状凹所の面取り斜面 4 端子金具の外鍔 5 硬質絶縁板よりも軟質の端子金具 6 絶縁板環状凹所から突出した端子金具の突出部 6A 突出部の周縁部分 6B パイロット突部 6C カシメ接続用小突部 6D カシメ接続用小突部の潰しカシメ部 7 押しダイの縦孔 8 押しダイ 9 コキ広げ潰しカシメした端子金具の鍔部 10 硬質絶縁板に対する端子金具の回り止め部 11 リード片 L 外部導体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁板の孔に外鍔付きの端子金具を挿通
    し、絶縁板から突出した端子部分を絶縁板にカシメ止め
    することで、前記端子金具を絶縁板に植設する方法にお
    いて、強化プラスチック成形の硬質絶縁板1に孔2とこ
    の孔に連接した環状凹所3とを形成し、前記絶縁板1の
    孔2に絶縁板1よりも軟質の延展性金属で作った外鍔4
    付きの端子金具5をその鍔面まで挿通し、前記端子金具
    5の絶縁板突出部6の周縁部分6Aだけを、その平面輪
    郭の60〜95%程度の一回り小さい縦穴7を有する押
    しダイ8の穴縁で、前記外鍔方向にリング状に押し削り
    ながら満遍なくコキ広げ潰しカシメて、前記絶縁板環状
    凹所3の面と凹所周縁3Aとに強く気密圧接した鍔部9
    を形成することで、ゴムリングやパッキング部材などの
    気密保持部材を用いることなく、前記端子金具5を絶縁
    板1に気密を保ちカシメ止めして植設することを特徴と
    する絶縁板に対する端子金具の気密植設方法。
  2. 【請求項2】 前記端子金具5を絶縁板1に対し、回り
    止め部10により、端子金具5が絶縁板孔2を中心とし
    て回わらないように、回り止めを施して端子金具5を絶
    縁板1に気密を保ちカシメ止めして植設することを特徴
    とする請求項1記載の絶縁板に対する端子金具の気密植
    設方法。
  3. 【請求項3】 前記回り止め部10として、端子金具5
    に形成した凹部または突部を絶縁板孔2の突部または凹
    部に係入して、端子金具5が絶縁板孔2を中心として回
    わらないように、回り止めを施して端子金具5を絶縁板
    1に気密を保ちカシメ止めして植設することを特徴とす
    る請求項2記載の絶縁板に対する端子金具の気密植設方
    法。
  4. 【請求項4】 前記回り止め部10として、端子金具5
    の前記外鍔4を絶縁板1とその面に形成した部分的な凹
    部とに接面させて端子金具5を絶縁板1にカシメ止めす
    ることで、このカシメ止め応力により前記外鍔4を絶縁
    板1に形成した前記凹部に入り込ませて回り止めを施
    し、端子金具5が絶縁板孔2を中心として回わらないよ
    うに、端子金具5を絶縁板1に気密を保ちカシメ止めし
    て植設することを特徴とする請求項2記載の絶縁板に対
    する端子金具の気密植設方法。
  5. 【請求項5】 前記回り止め部10として、横断面が非
    円形の端子金具5を絶縁板1の同じく非円形の孔2に挿
    通することで、回り止めを施して端子金具5を絶縁板1
    に気密を保ちカシメ止めして植設することを特徴とする
    請求項2記載の絶縁板に対する端子金具の気密植設方
    法。
  6. 【請求項6】 前記回り止め部10として、環状凹所3
    の平面輪郭を非円形に形成し、この凹所3内に満遍なく
    気密圧接させた前記端子金具5のカシメ済みの鍔部9で
    回り止めを施して、端子金具5を絶縁板1に気密を保ち
    カシメ止めして植設することを特徴とする請求項2記載
    の絶縁板に対する端子金具の気密植設方法。
  7. 【請求項7】 前記回り止め部10として、前記端子金
    具5の外鍔4の平面輪郭を非円形に形成し、この外鍔4
    を前記絶縁板1の非円形凹所内に係合させることで、回
    り止めを施して端子金具5を絶縁板1に気密を保ちカシ
    メ止めして植設することを特徴とする請求項2記載の絶
    縁板に対する端子金具の気密植設方法。
  8. 【請求項8】 前記端子金具5の絶縁板突出部6の端部
    にパイロット突部6Bを設け、この突部6Bを押しダイ
    8の縦穴7のパイロットガイドとして用いることを特徴
    とする請求項1から請求項6までに記載の絶縁板に対す
    る端子金具の気密植設方法。
  9. 【請求項9】 前記環状凹所3をその周縁3Aから孔2
    に向かう斜面3aとしたことを特徴とする請求項1から
    請求項8までに記載の絶縁板に対する端子金具の気密植
    設方法。
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