JP2002260428A - 照明装置及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

照明装置及びこれを用いた液晶表示装置

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JP2002260428A
JP2002260428A JP2001061468A JP2001061468A JP2002260428A JP 2002260428 A JP2002260428 A JP 2002260428A JP 2001061468 A JP2001061468 A JP 2001061468A JP 2001061468 A JP2001061468 A JP 2001061468A JP 2002260428 A JP2002260428 A JP 2002260428A
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light guide
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face
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JP2001061468A
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Hiroyasu Miyata
裕安 宮田
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、導光体から明るい光を出射するこ
とができる照明装置、及びこの照明装置を用いて表示画
面に文字等の画像を明るく鮮明に表示することができる
液晶表示装置を提供すること。 【解決手段】 光源2と、この光源2の光を入射端面3
aから入射させて入射端面3aと平行方向に屈折させる
第1導光体3と、この第1導光体3を一端面側4aに配
置した第2導光体4とを備え、この第2導光体4は、一
端面4aと対向する側に他端面4bを有すると共に、一
端面4aと他端面4bとに挟まれた部分に互いに対向す
る上部面6と下部面4cとを有し、上部面6は、一端面
4aから4b他端面に向かうに従って第2導光体4の厚
さが漸次薄くなる階段状に形成し、第1導光体3を介し
て一端面4aから入射した光源2の光は、階段状の上部
面6により下部面4c方向に屈折されて下部面4cから
下方に出射するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置およびこれ
を用いた液晶表示装置に係わり、特にフロントライト用
として用いたときに好適な照明装置およびこの照明装置
を用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照明装置及びこれを用いた液晶表
示装置を図6に基づいて説明すると、従来の液晶表示装
置に用いられている照明装置31は、LED等からなる
光源32を有し、この光源32はホルダー部材33に支
持されている。前記ホルダー部材33は、金属板をプレ
ス等でコ字状に折り曲げて壁部33aが形成され、この
壁部33aは、内面が鏡面状に形成され、一方側が開放
されて開口部33bが形成されている。
【0003】前記ホルダー部材33の開口部33b側に
は、透明樹脂材料からなる導光体34が配設されてい
る。この導光体34は、平板状で矩形状に形成され、ホ
ルダー部材33の開口部23bに入射端面34aが位置
し、この入射端面34aから、ホルダー部材33の壁部
33aで反射する光源32の光が導光体34内に入射可
能になっている。前記導光体34は、入射端面34aと
対向する側に他方の端面34bを有すると共に、入射端
面34aと他方の端面34bとに挟まれた部分の上下
に、互いに対向して上部面34cと下部面34dとが形
成されている。
【0004】前記入射端面34aから導光体34内に入
射する光源32の光は、壁部23aで乱反射して、光束
が一定でないために、導光体34内に入射した光は四方
に散乱し、他方の端面34b、あるいは上部面34cか
ら透過、または導光体34内部に乱反射される。そし
て、上部面34cに対して一定範囲の入射角で入射した
光だけが、下部面34b方向に屈折され、下部面34d
から図示下方に向かって出射されるようになっている。
【0005】このような照明装置31を用いた液晶表示
装置の概略構造は、図6に示すように、液晶素子35が
ガラスからなる一対の絶縁基板36、37との間に液晶
(図示せず)を封入し、この一対の絶縁基板36、37
の上下に偏光板38、39が貼着されている。また、下
方の偏光板39の下部には反射部材40が配設されてい
る。この反射部材40は、透明樹脂材料からなる介在層
40aを有し、この介在層40aの下面には、平坦状で
鏡面状に仕上げ加工された反射板40bが配設されてい
る。
【0006】このような構成の液晶表示装置は、導光体
34の上部面34cに対して一定範囲の入射角で入射し
た光だけが、下部面34b方向に屈折されて、導光体3
4の下部面34dから液晶素子35側に出射される。そ
して、この光は液晶素子35を透過して下部の反射部材
40で図示上方に反射され、その反射光が再度液晶素子
35から導光体34に入射され、上部面34cを透過し
て上方に出射される。この時、液晶素子35により形成
された文字等の画像が上部面34cに表示されて視認で
きるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の照明装置31は、光源32の光がホルダー部材
33の壁部33aの内面で乱反射するために、入射端面
34aから導光体34内に導かれる光量が少なくなり、
光の利用効率が悪かった。また、入射端面34aから導
光体34内に入射する光は、光束が一定でないために、
導光体34内部で反射を繰り返しながら、入射端面34
a以外の端面、例えば他方の端面34b、あるいは上部
面34cから外部に出射される漏れ光となり、光の利用
効率が更に悪くなる問題があった。
【0008】そのために、従来の照明装置31を用いた
液晶表示装置は、導光体34の下部面34bから出射さ
れる光の光量が少なくなり、導光体24の上部面34c
に表示される文字等の画像の明るさが低下して視認しに
くくなるという問題があった。また、光源32の数を増
やすことにより、明るい光を出射することはできるが、
光源32を増やすと消費電力が増加する問題があった。
本発明は、前述のような課題を解決して、導光体から明
るい光を出射することができる低消費電力の照明装置、
及びこの照明装置を用いて文字等の画像を明るく鮮明に
表示することができる液晶表示装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の照明装置は、光源と、
この光源の光を入射可能な入射端面を有する第1導光体
とを備え、この第1導光体は、前記入射端面から入射す
る前記光源の光を屈折可能とし、前記第1導光体で屈折
させた前記光源の光が入射する第2導光体を有し、この
第2導光体の一端面に沿って前記第1導光体を配設し、
前記光源の光は、前記第1導光体を介して前記一端面か
ら前記第2導光体に入射可能とし、前記第2導光体は、
一端面、及びこの一端面と対向する側の他端面とに挟ま
れた部分に、互いに対向する上部面と下部面とを有し、
前記上部面は、前記一端面から前記他端面に向かうに従
って前記第2導光体の厚さが漸次薄くなる階段状に形成
し、前記一端面から入射する前記光源の光は、前記階段
状の上部面により前記下部面方向に屈折するような構成
とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記上部面は、前記下部面と平行な平坦
部と、この平坦部に対して所定角度で傾斜させた傾斜部
とを交互に配して階段状に形成され、前記第2導光体に
入射する前記光源の光を前記傾斜部で前記下部面方向に
屈折させ、また、前記平坦部で前記下部面から入射した
光を透過させて出射させるような構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記第1導光体は、前記入射端面から入
射した前記光源の光を前記第2導光体方向に屈折させる
光屈折面を有する構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記入射端面は、前記第1導光体の一方
の端面に形成し、前記光屈折面は、前記入射端面から遠
のくに従って前記一端面からの寸法が漸次小さくなる階
段状に形成した構成とした。
【0013】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として、前記入射端面は、前記第1導光体の互い
に対向する一方と他方の端面にそれぞれ形成し、前記光
屈折面は、前記一方と他方の端面から、前記一方と他方
の端面の間の略中央部に向かうに従って、前記第2導光
体の前記一端面からの寸法が漸次小さくなる階段状に形
成した構成とした。
【0014】また、前記課題を解決するための第6の解
決手段として、前記光屈折面は、前記第2導光体の一端
面と平行な平坦部と、この平坦部に対して所定角度で傾
斜させた傾斜部とを交互に配して階段状に形成し、前記
入射端面から入射した前記光源の光を前記傾斜部で前記
第2導光体方向に屈折させるような構成とした。
【0015】また、前記課題を解決するための第7の解
決手段として、前記第1導光体は、少なくとも前記光屈
折面を反射物で覆った構成とした。
【0016】また、前記課題を解決するための第8の解
決手段として、前記光源は、発光ダイオード素子(LE
D)からなる構成とした。
【0017】また、前記課題を解決するための第9の解
決手段として、前記光源近傍には、前記光源の光を散乱
させないで平行光束にする平行光束手段を有し、この平
行光束手段で平行光束にした前記光源の光を前記入射端
面から前記第1導光体に入射させるような構成とした。
【0018】また、前記課題を解決するための第10の
解決手段として、前記平行光束手段は、前記光源の前方
である前記光源と前記入射端面との間に配設した凸レン
ズ、または前記光源の後方に配設した反射部材からなる
構成とした。
【0019】また、前記課題を解決するための第11の
解決手段として、前記第1、第2導光体は、同じ材料で
一体形成した構成とした。
【0020】また、前記課題を解決するための第12の
解決手段として本発明の液晶表示装置は、請求項1乃至
請求項11のいずれかに記載の照明装置を液晶素子の一
面側に積層すると共に、前記液晶素子の他面側に反射部
材を配設した構成とした。
【0021】また、前記課題を解決するための第13の
解決手段として、前記反射部材は、表面に光反射性を有
する複数の凹部を形成し、前記第1、第2導光体を介し
て前記液晶素子を透過する前記光が前記凹部で前記液晶
素子側に反射するような構成とした。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の照明装置および
この照明装置を用いた液晶表示装置の1実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。まず、図1は本発明の第1
の実施の形態の照明装置の平面図であり、図2は図1の
側面図であり、図3は本発明の第2の実施の形態の種名
装置の平面図であり、図4は図3の側面図であり、図5
は本発明の照明装置を用いた液晶表示装置の要部断面図
である。
【0023】本発明の第1の実施の形態の照明装置1
は、図1に示すように、左端部寄りに発光ダイオード素
子(LED)等の点光源からなる光源2を有し、この光
源2の前方(図示下方)には、図示縦長状の第1導光体
3が第2導光体4の一端面4aに沿って配設されてい
る。前記第1導光体3は、材質が透明の例えばアクリル
樹脂からなり、第1導光体3に入射する光源2の光の輝
度のバラツキを均等化させる等の性質がある。また、第
1導光体3は、光源2が位置する側の一方の端面を入射
端面3aとし、この入射端面3aから入射した光源2の
光を第2導光体4方向に屈折させる光屈折面5が、第2
導光体4の一端面4aと対向する外面に形成されてい
る。前記光屈折面5は、入射端面3aから図示下方に遠
のくに従って、第2導光体4の一端面4aからの寸法が
漸次小さくなる階段状に形成されている。
【0024】また、光屈折面5は、第1導光体3に入射
する光源2の光を、第2導光体4方向に屈折させる複数
の傾斜部5aと、第2導光体4の一端面4aと平行に形
成した複数の平坦部5bとを交互に配して階段状に形成
されている。前記傾斜部5aは、平坦部5bに対して略
45゜の角度で傾斜すると共に、幅寸法Aでそれぞれ形
成されている。そして、第1導光体3は、光屈折面5
と、この光屈折面5と接する図2に示す上下面3b、3
cを、例えば金属メッキ等により形成した光沢のある金
属膜からなる反射物(図示せず)で覆って、入射端面3
aから入射した光源2の光が外部に漏れないようになっ
ている。前記反射物は、少なくとも光屈折面5を覆うこ
とにより、入射端面3aから入射する光源2の光を、傾
斜部5aで入射方向と略直交する方向である第2導光体
4方向に強制的に屈折させることができ、光の利用効率
を高めることができる。また、反射物により、外部から
第1導光体3に光源2以外の光が入射しないようになっ
ている。
【0025】このような第1導光体3は、第2導光体4
の一端面4aに沿って配設され、第2導光体4の一端面
4aに当接、または透明接着剤(図示せず)等により接
着して、第2導光体4に取り付けられている。また、第
2導光体4は、例えば第1導光体3と同じ材料の透明な
アクリル樹脂等で形成され、図1に示すように、左側端
面を一端面4aとし、この一端面4aから所定寸法離れ
て対向する図示右側端面を他端面4bとして矩形状に形
成されている。また、第2導光体4は、図2に示すよう
に、一端面4aと他端面4bとに挟まれた部分に、互い
に対向する下部面4cと上部面6が形成されている。そ
して、下部面4cは、平坦状に形成されている。
【0026】また、上部面6は、一端面4aから他端面
4bに向かうに従って第2導光体4の厚さが漸次薄くな
る階段状に形成されている。そのために、第2導光体4
は、一端面4a側が一番厚く、他端面4b側が一番薄く
なっている。前記上部面6は、一端面4aから入射した
平行光束の光源2の光を下部面4c方向に屈折させるた
めの幅寸法Bの複数の傾斜部6aと、下部面4cと平行
な複数の平坦部6bとを交互に配して階段状になってい
る。そして、平坦部6bは、下方から下部面4cを透過
して上方に入射した光が透過して上方に出射するように
なっている。前記傾斜部6aの傾斜角度は、第1導光体
3から第2導光体4に入射する光源2の光が下部面4c
方向に全反射されるような所定の角度で形成されてい
る。
【0027】また、光源2の近傍には、光源2の光を散
乱させないで平行光束にするための平行光束手段7が、
光源2の前方である、光源2と入射端面3aとの間に配
設されている。前記平行光束手段7は、凸レンズからな
り、平行光束手段7で平行光束にした光源2の光が、第
1導光体3の入射端面3aから第1導光体3内に入射す
るようになっている。前記平行光束手段7は、凸レンズ
に限定されず、光源2の後方に反射部材(図示せず)を
配設したものでも良い。前記反射部材は、所定の曲率半
径で凹状に形成することにより、反射部材で反射する光
源2の光が平行光束になるようになっている。
【0028】このような本発明の第1の実施の形態の照
明装置1は、LED等からなる光源2の光が、平行光束
手段7で平行光束にされ、この平行光束の光が入射端面
3aから第1導光体3に入射する。この第1導光体3に
入射した光源2の光は、幅寸法Aの傾斜部5aで第2導
光体4方向に屈折され、幅寸法Aの平行光束となって、
一端面4aから第2導光体4に入射される。また、傾斜
部5aで屈折された屈折光は、図2に示す高さ寸法が、
第1導光体3の上下の側面3b、3c間の寸法Cと同じ
となり、その断面寸法がA×Cの帯状の平行光束となっ
て第2導光体4に入射される。
【0029】そして、第2導光体4に入射した平行光束
の入射光は、他端面4bに向かって直進し、幅寸法Bの
複数の傾斜部6aにぶつかった光は、それぞれの傾斜部
6aで全反射されて下部面4c方向に屈折される。前記
傾斜部6aから下部面4c方向に屈折される光の口径寸
法は、A×Bのスポット状の光となって下部面4cから
図示下方の被照射物(図示せず)に向かって出射され、
被照射物を照射するようになっている。
【0030】このような第1の実施の形態の照明装置1
は、少なくとも1個の光源2の光を平行光束手段7で平
行光束にして、複数のスポット状の光にして出射するこ
とができる。そのために、第1の実施の形態の照明装置
1は、1個の光源2で被照射物を明るく照射することが
できると共に、低消費電力にすることができる。
【0031】また、本発明の第1の実施の形態の説明で
は、第1、第2導光体3、4を別体のもので説明した
が、第1、第2導光体3、4を一体形成(図示せず)し
たものでも良い。このような、第1、第2導光体3、4
を一体形成することにより、成形加工等で第1、第2導
光体3、4を同時に製造することができ、製造が容易に
なると共に、部品点数を削減して組立も容易になる。ま
た、第1、第2導光体3、4を一体形成することによ
り、第1、第2導光体3、4の接続面がなくなり、この
接続面を透過するときの光の減衰をなくすることができ
る。
【0032】また、本発明の第2の実施の形態の照明装
置11を、図3、図4で説明する。まず、第1の実施の
形態で説明した第2導光体4の一端面4aに沿って第1
導光体13を配設している。そして、一端面4aに沿っ
て配設された第1導光体13は、互いに対向する図示上
下の一方と他方の端面をそれぞれ入射端面13a、13
bとし、この入射端面13a、13bに、それぞれ少な
くとも1個の光源2を配設している。
【0033】また、第2導光体4の一端面4aと対向す
る外面に形成した光屈折面15は、一方と他方の入射端
面13a、13bから、一方と他方の入射端面13a、
13bの間の略中央部の平坦面15aに向かうに従っ
て、第2導光体4の一端面4aからの寸法が漸次小さく
なる階段状に形成されている。この階段状の光屈折面1
5は、第1導光体13に入射する光源2の光を第2導光
体4方向に屈折させる傾斜部15bと、第2導光体4の
一端面4aと平行形成した平坦部15cとを交互に配し
て階段状に形成されている。
【0034】即ち、第2導光体4の一端面4aに沿って
配設した第1導光体13は、略中央部である平坦面15
aにおいて、第2導光体4の一端面4aからの寸法が一
番小さくなっており、略中央部の平坦面15aからそれ
ぞれ外側の一方と他方の入射端面13a、13bに向か
うに従って、一端面4aからの寸法が漸次大きくなる階
段状になっている。また、一方と他方の入射端面13
a、13bと、それぞれの光源2との間には、第1の実
施の形態と同じ平行光束手段7を配設している。
【0035】このような第2の実施の形態の照明装置1
1は、光源2を第1導光体3の互いに対向する一方と他
方の入射端面13a、13bにそれぞれ配設して、少な
くとも2個の光源2の光を第1導光体13に入射させる
ことができるので、第2導光体4に入射する光を明るく
することができる。
【0036】また、前述のような第1の実施の形態の照
明装置1を用いた液晶表示装置を、図5に基づいて説明
すると、まず、照明装置1を一面側である図示上部に配
設した液晶素子21が配設されている。この液晶素子2
1は、上下2枚の矩形状のガラス板からなる一対の絶縁
基板22、23を互いに対向させて配設され、この一対
の絶縁基板22、23の間に液晶(図示せず)が封入さ
れている。また、液晶を封入した状態の一対の絶縁基板
22、23の上面には、偏光板24が貼付されて液晶素
子21が概略構成されている。
【0037】また、液晶素子21の他面側である図示下
面には反射部材25が貼付されており、この反射部材2
5は、透明材料からなる基材26の下面に、例えばアル
ミニウム等からなる平板状の反射板27が積層形成され
ている。そして、反射板27の表面には光反射性を有す
る、例えば球面状に彫り込みされた複数の凹部27aが
形成されている。この凹部27aは、凹部27aによっ
て上方に反射される、より多くの光を一定方向に収束し
て所定の視野範囲Wに有効に絞り込みできるようになっ
ている。
【0038】そして、第2導光体4の下部面4cから反
射板27に出射する光は、断面寸法がA×Bのスポット
状となり所定の出射角度で出射されることにより、反射
板27からの反射光Hは、所定の視野範囲Wに収束さ
れ、視野範囲Wに観察者の視点Mを置くことにより、他
の方向から観察する場合に比べて、液晶素子21に形成
した文字等の画像をより明るく鮮明に観察できる。前記
凹部27aの形成方法は、例えば凹部27aの形状を凸
部に変換した先端形状を有するポンチ(図示せず)を用
いて、反射板27の表面を打刻して、例えば深さを所定
範囲内でばらつかせて形成している。そして、凹部27
aの形状と配列方向を調整することにより、視野範囲W
の広がり、あるいは方向を制御できるようになってい
る。また、反射部材25の下部には、樹脂材料からなる
保護部材(図示せず)が配設され、この保護部材で液晶
素子21の下面全体を保護している。
【0039】このような構成の液晶表示装置を、外周が
明るい、例えば昼間に使用する場合は、光源2を点灯し
なくとも、昼間の明るい光が、第2導光体4の上部面6
の複数の平坦部6eから第2導光体4内に入射する。そ
して、この入射光が下部面4cから下方の液晶素子21
を透過して、反射部材25によって図示上方に反射され
る。この図示上方に反射される反射光Hにより、液晶素
子21に形成した文字等の画像を所定の視野範囲Wで明
るく鮮明に観察することができる。
【0040】また、本発明の照明装置1を用いた液晶表
示装置を、外周が暗い例えば夜間等で使用する場合は、
光源2を点灯することにより、光源2の光が、平行光束
手段7で平行光束にされて、図1に示す第1導光体3に
入射して直進する。そして、第1導光体3の階段状の光
屈折面5で入射方向と略直交する方向に屈折されて、第
2導光体4内に入射され、この光が傾斜部6aで複数の
スポット状の光となって、下方の液晶素子21側に出射
される。そして、反射部材25で上方に反射される。こ
の図示上方に反射される反射光Hにより、液晶素子21
に形成した文字等の画像を所定の視野範囲Wで、首位が
暗い夜等でも、明るく鮮明に観察することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の照明装置は、第1導光体の一端
面から入射する前記光源の光は、第2導光体の階段状の
上部面により下部面方向に屈折するようになっているの
で、少なくとも1個の光源の光を第2導光体の階段状の
上部面で下部面方向に屈折させることができ、明るい光
を被照射物に向けて照射できる高性能な照明装置を提供
できる。また、光源が1個でも良いので低コストにする
ことができる。
【0042】また、第2導光体の上部面は、平坦部と傾
斜部とを交互に配して階段状に形成され、第2導光体に
入射する光源の光を傾斜部で下部面方向に屈折させ、ま
た、平坦部で下部面から入射した光を透過させて出射さ
せるようにしたので、傾斜部で被照射物に向けて明るい
光を照射し、被照射物で反射して再度第2導光体に入射
した光が、平坦部で乱反射しないで、確実に平坦部から
出射させることができる。そのために、被照射物が液晶
表示装置の液晶素子であると、液晶素子に形成した文字
等の画像を鮮明に表示可能な照明装置を提供できる。
【0043】また、第1導光体は、入射端面から入射し
た光源の光を第2導光体方向に屈折させる光屈折面を有
するので、入射端面から第1導光体に入射する光源の光
を、光屈折面で第2導光体方向に屈折させて第2導光体
に入射させることができる。そのために、第2導光体に
明るい光を入射させることができる。
【0044】また、入射端面は、第1導光体の一方の端
面に形成し、光屈折面は、入射端面から遠のくに従って
第2導光体の一端面からの寸法が漸次小さくなる階段状
に形成しているので、入射端面から入射する光源の光
を、階段状の光屈折面で効率よく第2導光体方向に屈折
させることができ、光の利用効率を高めることができ
る。また、入射端面に配置する光源は少なくとも1個で
良く、低消費電力で、低コストの照明装置を提供でき
る。
【0045】また、光屈折面は、一方と他方の端面か
ら、一方と他方の端面の間の略中央部に向かうに従っ
て、第2導光体の一端面からの寸法が漸次小さくなる階
段状に形成したので、一方と他方の入射端面に、それぞ
れ光源を配置して、少なくとも2個の光源の光を第1導
光体に入射することができる。そのために、更に明るい
光を、光屈折面で屈折させて第2導光体方向に入射させ
ることができる。
【0046】また、光屈折面は、平坦部と傾斜部とを交
互に配して階段状に形成し、入射端面から入射した光源
の光を傾斜部で第2導光体方向に屈折させるようにした
ので、光源の光を傾斜部で確実に第2導光体方向に屈折
させて、効率よく第2導光体に入射させることができ
る。
【0047】また、第1導光体は、少なくとも光屈折面
を反射物で覆ったので、入射端面から入射する光源の光
を、強制的に第2導光体方向に屈折させることができ、
光の利用効率を更に高めることができる。
【0048】また、光源は、発光ダイオード素子(LE
D)からなるので、光源を点光源とすることができ、点
光源から出射される光は、平行光束手段で容易に平行光
束にすることができる。また、光源をLEDにすること
により低コストにすることができる。
【0049】また、光源近傍には、光源の光を散乱させ
ないで平行光束にする平行光束手段を有し、この平行光
束手段で平行光束にした光源の光を、入射端面から第1
導光体内に入射させるようにしたので、第1導光体に入
射する平行光束の光源の光は、傾斜部で第2導光体方向
に屈折されて平行拘束の状態で第2導光体に入射させる
ことができる。そのために、第2導光体方向に屈折する
光源の光は、散乱しないので、明るさが減衰せず、明る
い光を第2導光体に入射させることができる。
【0050】また、平行光束手段は、光源の前方である
光源と入射端面との間に配設した凸レンズ、または光源
の後方に配設した反射部材からなるので、光源の光を確
実に平行光束にして第1導光体に入射させることができ
る。
【0051】また、第1、第2導光体は同じ材料で一体
形成したので、第1、第2導光体を同時に成形加工等で
形成することができ、製造が容易になると共に、2つの
部材が一体化されるので組立も容易である。また、第
1、第2導光体を一体化することにより、第2導光体に
入射する光の明るさが減衰することがない。そのため
に、第2導光体の下部面から出射して被照射物を照射す
る光を明るくすることができる。
【0052】また、本発明の液晶表示装置は、請求項1
乃至請求項11のいずれかに記載の照明装置を液晶素子
の一面側に積層すると共に、液晶素子の他面側に反射部
材を配設したので、第1、第2導光体により明るい光を
液晶素子に照射することができ、この照射光を反射部材
で再度液晶素子に入射させることにより、液晶素子に形
成した文字等の画像を、所定の視野範囲で、周囲が暗い
夜等でも、明るく鮮明に観察できる高性能な液晶表示装
置を提供できる。
【0053】また、反射部材は、表面に光反射性を有す
る複数の凹部を形成し、第1、第2導光体を介して液晶
素子を透過した光が凹部で液晶素子側に反射するように
したので、第1、第2導光体から液晶素子に照射される
明るい照射光を、凹部で反射させて、液晶素子に形成し
た文字等の画像を、所定の視野範囲で、周囲が暗い夜等
でも、明るく鮮明に観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の照明装置の平面図
である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の照明装置の平面図
である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明の照明装置を用いた液晶表示装置の要部
断面図である。
【図6】従来の照明装置を用いた液晶表示装置の要部断
面図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 光源 3 第1導光体 3a 入射端面 4 第2導光体 4a 一端面 4b 他端面 4c 下部面 5 光屈折面 5a 傾斜部 5b 平坦部 6 上部面 6a 傾斜部 6b 平坦部 7 平行光束手段 21 液晶素子 25 反射部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 336 G09F 9/00 336B // F21Y 101:02 F21Y 101:02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源の光を入射可能な入射
    端面を有する第1導光体とを備え、この第1導光体は、
    前記入射端面から入射する前記光源の光を屈折可能と
    し、前記第1導光体で屈折させた前記光源の光が入射す
    る第2導光体を有し、この第2導光体の一端面に沿って
    前記第1導光体を配設し、前記光源の光は、前記第1導
    光体を介して前記一端面から前記第2導光体に入射可能
    とし、前記第2導光体は、一端面、及びこの一端面と対
    向する側の他端面とに挟まれた部分に、互いに対向する
    上部面と下部面とを有し、前記上部面は、前記一端面か
    ら前記他端面に向かうに従って前記第2導光体の厚さが
    漸次薄くなる階段状に形成し、前記一端面から入射する
    前記光源の光は、前記階段状の上部面により前記下部面
    方向に屈折するようにしたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記上部面は、前記下部面と平行な平坦
    部と、この平坦部に対して所定角度で傾斜させた傾斜部
    とを交互に配して階段状に形成され、前記第2導光体に
    入射する前記光源の光を前記傾斜部で前記下部面方向に
    屈折させ、また、前記平坦部で前記下部面から入射した
    光を透過させて出射させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記第1導光体は、前記入射端面から入
    射した前記光源の光を前記第2導光体方向に屈折させる
    光屈折面を有することを特徴とする請求項1、または2
    記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記入射端面は、前記第1導光体の一方
    の端面に形成し、前記光屈折面は、前記入射端面から遠
    のくに従って前記一端面からの寸法が漸次小さくなる階
    段状に形成したことを特徴とする請求項3記載の照明装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入射端面は、前記第1導光体の互い
    に対向する一方と他方の端面にそれぞれ形成し、前記光
    屈折面は、前記一方と他方の端面から、前記一方と他方
    の端面の間の略中央部に向かうに従って、前記第2導光
    体の前記一端面からの寸法が漸次小さくなる階段状に形
    成したことを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記光屈折面は、前記第2導光体の一端
    面と平行な平坦部と、この平坦部に対して所定角度で傾
    斜させた傾斜部とを交互に配して階段状に形成し、前記
    入射端面から入射した前記光源の光を前記傾斜部で前記
    第2導光体方向に屈折させるようにしたことを特徴とす
    る請求項3乃至5記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記第1導光体は、少なくとも前記光屈
    折面を反射物で覆ったことを特徴とする請求項3乃至6
    記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記光源は、発光ダイオード素子(LE
    D)からなることを特徴とする請求項1乃至7記載の照
    明装置。
  9. 【請求項9】 前記光源近傍には、前記光源の光を散乱
    させないで平行光束にする平行光束手段を有し、この平
    行光束手段で平行光束にした前記光源の光を前記入射端
    面から前記第1導光体に入射させるようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至8記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記平行光束手段は、前記光源の前方
    である前記光源と前記入射端面との間に配設した凸レン
    ズ、または前記光源の後方に配設した反射部材からなる
    ことを特徴とする請求項9記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 前記第1、第2導光体は、同じ材料で
    一体形成したことを特徴とする請求項1乃至10記載の
    照明装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項1乃至請求項11のいずれ
    かに記載の照明装置を液晶素子の一面側に積層すると共
    に、前記液晶素子の他面側に反射部材を配設したことを
    特徴とする液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記反射部材は、表面に光反射性を有
    する複数の凹部を形成し、前記第1、第2導光体を介し
    て前記液晶素子を透過する前記光が前記凹部で前記液晶
    素子側に反射するようにしたことを特徴とする請求項1
    2記載の液晶表示装置。
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