JP2002260400A - 半導体記憶装置およびメモリ混載ロジックlsi - Google Patents

半導体記憶装置およびメモリ混載ロジックlsi

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JP2002260400A
JP2002260400A JP2001053686A JP2001053686A JP2002260400A JP 2002260400 A JP2002260400 A JP 2002260400A JP 2001053686 A JP2001053686 A JP 2001053686A JP 2001053686 A JP2001053686 A JP 2001053686A JP 2002260400 A JP2002260400 A JP 2002260400A
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Makoto Fukuda
良 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、メモリマクロのテスト時、メモリ
マクロのアドレス空間外でもメモリマクロからのデータ
出力を可能にするものである。 【解決手段】 メモリマクロ10内に、データを記憶す
るメモリセルアレイ11と、テスト期待値を生成する期
待値生成回路12と、外部アドレスがメモリマクロ10
の構成中存在するものかどうかを判定し、制御信号(期
待値出力コマンド)を出力するアドレス検知回路13
と、制御信号によりメモリセルアレイ11と期待値生成
回路12の出力データのどちらかを選択し、メモリマク
ロ10のデータとして出力するマルチプレクサ14(出
力選択回路)とから構成されている。期待値生成回路1
2は、メモリセルアレイ11のアドレス空間外がアクセ
スされた時に、期待値を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に1チップ内に複数個のメモリマクロが搭載さ
れるメモリ混載デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリの機能(メモリマク
ロ)を含む複数の機能をワンチップに集積し、ワンチッ
プ内に特定のシステムを形成したメモリ混載ロジックL
SI(システムLSI)が注目されている。メモリ混載
ロジックLSIのメモリマクロ内には、メモリマクロの
機能を確認するため、テスト制御ブロックが設けられて
いる。テスト時に、このテスト制御ブロックを機能させ
てメモリマクロのテストを行っている。しかし、複数の
メモリマクロを有するメモリ混載ロジックLSIの場合
には、複数のメモリマクロを1つずつ順番にテストする
ことになるため、テスト時間が増大するという欠点があ
る。
【0003】そこで、複数個のメモリマクロを同時にア
クセスし、それぞれのメモリマクロのテストデータ出力
をコンパレートする回路を用いて、テストをする技術が
提案されている(特開2000−133000号公
報)。
【0004】図8は、従来のメモリマクロが搭載された
メモリ混載ロジックLSIの回路構成図である。メモリ
混載ロジックLSIには、メモリマクロと、メモリマク
ロ以外の機能を有する回路ブロックが形成されている。
図8の半導体チップ80内には、4つのメモリマクロ8
1A〜81D、出力選択回路(例えば、マルチプレク
サ)82、および、パッド83a,83bが配置されて
いる。そして、nビットの入力データを転送可能な入力
信号線84の一端がパッド83aに接続され、他端がメ
モリマクロ81A〜81Dに共通に接続されている。n
ビットの出力データを転送可能な第1の出力信号線85
A〜85Dの一端が各メモリマクロ81A〜81Dに接
続され、他端が出力選択回路82に接続されている。ま
た、nビットの出力データを転送可能な第2の出力信号
線86の一端が出力選択回路82に接続され、他端がパ
ッド83bに接続されている。
【0005】メモリマクロ81A〜81Dは、メモリセ
ルに記憶されたデータを、バッファを通して出力する。
出力選択回路82は、メモリマクロ81A〜81Dから
出力されたデータが入力され、メモリ選択情報信号によ
って選択されたメモリマクロのデータを演算し、その結
果を出力するものである。
【0006】尚、出力選択回路82は、メモリマクロを
1つずつ選択してテストする場合に用いられる。メモリ
マクロを同時にテストする場合は、出力合成回路を用い
る。出力合成回路は、データ出力間で演算し、その結果
を出力するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、異なる容量の
メモリセルアレイを持つメモリマクロを1つずつ選択し
てテストする時、容量にあわせた処理が必要となる。
【0008】また、例えば、それぞれ容量の異なるメモ
リマクロを同時にテストしようとした時、他のメモリマ
クロよりも小さい容量のメモリマクロでは、アドレス空
間外のデータを要求された場合は正常なデータが出力さ
れない。
【0009】そのため、メモリマクロに存在しないアド
レス空間にアクセスした時には、データ出力を無効にす
るような機能をもたせなければならなかった。例えば、
メモリマクロの出力を無効にするような制御信号を使用
するロジックを組まなければならず、出力選択回路また
は出力合成回路が複雑になってしまうという問題があっ
た。
【0010】また、メモリマクロからデータが出力され
る前に、制御信号の有効/無効を切り替えるように、制
御信号の入力タイミングを注意しなければならなかっ
た。したがって、異なる構成の複数個のメモリマクロに
対しては、その制御の切り替えのために連続したアドレ
ス空間をシームレスにテストすることが困難であった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するもので、そ
の目的は、メモリマクロを個々にテストする時、また
は、異なる容量のメモリセルアレイを持つ複数のメモリ
マクロを同時にテストする時、メモリマクロのアドレス
空間外やメモリセルアレイの半端なビット分についても
でもメモリマクロからのデータ出力を可能にする半導体
記憶装置およびメモリ混載ロジックLSIを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明による半導体
記憶装置は、データを記憶するメモリセルアレイと、期
待値を生成する期待値生成回路と、制御信号に基づい
て、前記メモリセルアレイのデータまたは前記期待値生
成回路の期待値のいずれかを選択して出力する第1の出
力選択回路とを具備し、前記期待値生成回路は、前記メ
モリセルアレイが存在しないアドレスをアクセスされた
時に、期待値を生成することを特徴としている。さら
に、アドレス信号が入力され、このアドレス信号に基づ
いて前記制御信号を生成するアドレス検知回路を具備す
ることを特徴としている。
【0013】また、第2の発明による半導体記憶装置
は、データを記憶するメモリセルアレイと、ビット幅を
示すIOアドレス信号に基づき、前記メモリセルアレイ
からデータを分割して出力する第1の出力選択回路と、
期待値を生成する期待値生成回路と、制御信号に基づい
て、前記第1の出力選択回路のデータまたは前記期待値
生成回路の期待値の少なくともいずれかを選択して出力
する第2の出力選択回路とを具備し、前記期待値生成回
路は、前記第1の出力選択回路から分割して出力される
メモリセルアレイのデータが所望のビット幅に満たない
時に、期待値を生成することを特徴としている。さら
に、前記IOアドレス信号が入力され、このIOアドレ
ス信号に基づいて前記制御信号を生成するIOアドレス
検知回路を具備することを特徴としている。
【0014】また、この発明によるメモリ混載ロジック
LSIは、第1または第2のいずれかの発明の複数個の
半導体記憶装置と、前記半導体記憶装置からの出力デー
タを入力とする出力演算装置とを具備することを特徴と
している。あるいは、第1の半導体記憶装置と、第2の
半導体記憶装置と前記第1および第2の半導体記憶装置
からの出力データを入力とする出力演算装置とを備え、
前記第1の半導体記憶装置は、第1または第2のいずれ
かの発明の半導体記憶装置であることを特徴としてい
る。
【0015】そして、前記出力演算装置は、前記半導体
記憶装置のうち1つを選択することを、または、前記半
導体記憶装置のすべてを同時に選択することを特徴とし
ている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明における第1の実
施の形態に係わるメモリマクロの概略構成図である。メ
モリマクロ(半導体記憶装置)10は、例えばDRAM
(Dynamic Random Access Memory)の機能を有し、メモ
リマクロ内でデータの書き込み、読み出しなどの完結し
た一連の動作が可能である。メモリマクロ10内に、デ
ータを記憶するメモリセルアレイ11と、テスト期待値
を生成する期待値生成回路12と、外部アドレスがメモ
リマクロ10の構成中存在するものかどうかを判定し、
制御信号(期待値出力コマンド)を出力するアドレス検
知回路13と、制御信号によりメモリセルアレイ11と
期待値生成回路12の出力データのどちらかを選択し、
メモリマクロ10のデータとして出力するマルチプレク
サ14(出力選択回路)とから構成されている。
【0017】次に、図1におけるメモリマクロのテスト
時の動作について説明する。メモリセルアレイ11から
は、例えばnビットずつデータが読み出される。メモリ
セルアレイ11からのnビットの出力をQ[0:n−
1]、期待値生成回路12からのnビットの出力をE
[0:n−1]とする。まず、メモリマクロ10にアド
レスが入力される。入力されたアドレスに基づき、アド
レス検知回路13は、このアドレスがメモリセルアレイ
11中に存在するものかどうかを判定する。メモリセル
アレイ11中に存在する場合は、アドレス検知回路13
の出力(制御信号)は活性化されず、マルチプレクサ1
4は、メモリセルアレイ11からの出力Q[0:n−
1]をデータ出力OUT[0:n−1]として出力す
る。メモリセルアレイ11中に存在しない場合は、アド
レス検知回路13の出力は活性化され、マルチプレクサ
14は、期待値生成回路12からの出力E[0:n−
1]をデータ出力OUT[0:n−1]として出力す
る。
【0018】メモリマクロ内にアドレス検知回路を設け
ることにより、アドレス入力を受けて自身のメモリセル
アレイのアドレス空間内か外かをメモリマクロ内で判定
でき、制御信号を生成できるので、外部からメモリマク
ロに応じた制御信号を必要としない。
【0019】このように、自らにないアドレス信号が入
力された場合、期待値生成回路12で生成した期待値を
選択・出力することにより、あたかもその部分(アドレ
ス空間外)をマスクして正常に動作しているように振舞
うことができる。
【0020】したがって、メモリマクロ(メモリセルア
レイ)の大きさによらず、アドレス空間外もメモリセル
アレイの一部だとみなすことができるので、メモリセル
アレイの容量に影響されることなく特定のテストを共通
化することができ、さらに、データ出力信号線数の倍数
ではないビット幅のメモリセルアレイを持つメモリマク
ロに対しても共通のインターフェースを利用することが
できる。
【0021】尚、本実施の形態では、メモリマクロ内の
アドレス検知回路により、メモリセルアレイおよび期待
値生成回路のデータを選択するマルチプレクサへの制御
信号を生成しているが、メモリマクロの外部でこの制御
信号を生成し、マルチプレクサに供給してもよい。この
場合、メモリマクロ内のアドレス検知回路が必要なくな
る。
【0022】次に、図1のメモリマクロを複数個搭載し
たメモリ混載ロジックLSIについて説明する。図2
は、複数個のメモリマクロが搭載されたメモリ混載ロジ
ックLSIの概略構成図である。本実施の形態のメモリ
混載ロジックLSI100は、1チップに複数個のメモ
リマクロ10A〜10Cと、マクロ出力演算回路101
とから構成されている。メモリマクロ10A〜10Cの
構成は、図1に示したメモリマクロである。
【0023】図2では、1チップに3つのメモリマクロ
10A〜10Cが配置されている。それぞれのメモリマ
クロは、1kロウ/2kカラムのメモリセルアレイを有
するメモリマクロ10A、2kロウ/2kカラムのメモ
リセルアレイを有するメモリマクロ10B、1kロウ/
1kカラムのメモリセルアレイを有するメモリマクロ1
0Cである。それぞれのメモリマクロ10A〜10Cに
は、テスト信号が入力される。マクロ出力演算回路10
1は、メモリマクロ10A〜10Cから出力されたデー
タが入力され、その演算結果を出力するものである。
【0024】テスト信号線102の一端がパッド103
aに接続され、他端がメモリマクロ10A〜10Cに共
通に接続されている。nビットのデータを転送可能な第
1の出力信号線104A〜104Cの一端が各メモリマ
クロ10A〜10Cに接続され、他端がマクロ出力演算
回路101に接続されている。また、nビットのデータ
を転送可能な第2の出力信号線105の一端がマクロ出
力演算回路101に接続され、他端がパッド103bに
接続されている。
【0025】次に、メモリマクロ10A〜10Cを同時
にテストする場合の動作について説明する。メモリマク
ロ10A〜10Cにテスト信号が共通に入力される。こ
れにより、それぞれのメモリマクロ10A〜10C内の
メモリセルアレイからデータが出力される。
【0026】しかしながら、メモリマクロ10B(2k
ロウ/2kカラム)に対して、メモリマクロ10Aおよ
びメモリマクロ10Cはメモリセルアレイの容量が小さ
い。この場合、メモリマクロ10Aとメモリマクロ10
Cの1kロウ以上の部分とメモリマクロ10Cの1kカ
ラム以上のところではアドレス空間外となるので、正常
なデータが出力されない。したがって、それぞれのメモ
リマクロが自らに存在しないアドレス空間にアクセスさ
れた時には、メモリマクロ内の期待値生成回路のデータ
を選択し出力とする。つまり、それぞれのメモリマクロ
は、外部からの制御信号を受け、メモリセルアレイのデ
ータまたは期待値生成回路のデータを選択し出力する。
あるいは、それぞれのメモリマクロ内で、アクセスされ
たアドレス、すなわち、入力されたアドレス信号がメモ
リセルアレイのアドレス空間内かどうかをアドレス検知
回路で判断し、制御信号を生成し、メモリセルアレイの
データまたは期待値生成回路のデータを選択し出力す
る。
【0027】図3に、図2における構成で、複数個のメ
モリマクロを同時にテストしているタイミングチャート
図を示す。図3は、あるロウが選択されている状態であ
る。CLKはクロック信号であり、このクロック信号C
LKに同期して動作を行う。RDnはリード命令信号
(テスト信号)である。CAはカラムアドレスで、ペー
ジリードと呼ばれるカラムをインクリメントしてデータ
を読み出す動作を表している。この時、メモリマクロ1
0A〜10Cは全て、リード命令信号RDnを受けてペ
ージリード動作を行っている。OUT[B]はメモリマ
クロ10Bのデータ出力信号を、OUT[C]はメモリ
マクロ10Cのデータ出力信号を表している。
【0028】図3は、メモリマクロ10Bとメモリマク
ロ10Cの動作に注目している。カラムアドレスCAが
0〜1k−1の1k分までは、メモリマクロ10B,1
0Cはメモリセルアレイのアドレス空間内に蓄えられた
データを出力している。また、カラムアドレスCAが1
k〜2k−1までは、メモリマクロ10Bではメモリセ
ルアレイのアドレス空間内に蓄えられたデータを出力し
ている。一方、メモリマクロ10Cではメモリセルアレ
イのアドレス空間外となるので、メモリマクロ10Cの
期待値出力コマンドが活性化(図3では“H”を活性化
状態としている)し、メモリセルアレイからのデータ出
力にかわって、期待値生成回路のデータが出力される。
【0029】上記の説明は、カラムアドレスの場合につ
いて示したが、ロウアドレスの場合についても同様であ
る。
【0030】このように、異なる容量のメモリセルアレ
イを持つ複数のメモリマクロを同時にテストする場合、
アドレス空間外をアクセスされたメモリマクロは、メモ
リマクロ内の期待値生成回路で生成した期待値を選択・
出力することにより、すべてのメモリマクロのメモリセ
ルアレイが同じ大きさであるかのように動作することが
できる。
【0031】したがって、メモリマクロ(メモリセルア
レイ)の大きさによらず、どのメモリマクロも同じ大き
さのメモリセルアレイを持っているとみなすことができ
るので、異なる容量のメモリセルアレイを持つ複数のメ
モリマクロに対して、共通のインターフェースを利用す
ることができる。
【0032】よって、マクロ出力演算回路101は、す
べてのメモリマクロから同じ容量のデータを受け取るこ
とができるので、その構成は簡単になる。マクロ出力演
算回路101の回路図の一例を図4に示す。
【0033】図4(a)は、メモリマクロからの出力デ
ータによる結果を表す回路の一例であり、3つのメモリ
マクロの出力を入力とするAND回路である。図中のO
UT[A]〜OUT[C]はメモリマクロ10A〜10
Cの出力データである。図4(a)の回路の出力TOU
Tは、すべてのメモリマクロの出力データが“H”とな
った時に、“H”となる。
【0034】また、図4(b)は、メモリマクロからの
出力データが一致しているかどうかを表す回路の一例で
あり、3つのメモリマクロの出力を入力とし、2つのN
AND回路と1つのOR回路から構成されている。図中
のOUT[A]〜OUT[C]はメモリマクロ10A〜
10Cの出力データである。図4(b)の回路の出力T
MATCHは、OUT[A]〜OUT[C]がすべて
“H”かすべて“L”となった時に、すなわち、すべて
のOUT[]のデータが一致している時に、“H”とな
る。一方、一致していない時には、“L”となる。
【0035】尚、上記では3つの異なるメモリマクロを
持つ場合について説明したが、メモリマクロの数が異な
っても、入力数が異なるだけで図4の構成は同じでよ
い。
【0036】したがって、マクロ出力演算回路101
は、すべてのメモリマクロから同じ容量のデータを受け
取ることができるので、メモリマクロを同時にテストす
ることができ、テスト時間が短くなる。
【0037】また、マクロ出力演算回路101にメモリ
マクロを選択する機能を持たせて、メモリマクロを1つ
ずつテストしてもよい。この場合、各メモリマクロ内に
期待値生成回路があるので、共通のインターフェースを
利用できるのはもちろんである。
【0038】尚、搭載されたメモリマクロのうち、最も
メモリセルアレイの容量が大きいものは、期待値生成回
路を持たせなくてもよい。このメモリマクロの場合、ア
ドレス空間外をアクセスされることはないかもしれない
からである。
【0039】図5に、期待値生成回路の回路図の一例を
示す。図5に示されている期待値生成回路は、アドレス
信号が入力され、出力1ビット分に対応している。デー
タ出力信号線がnビットならば、図5に示した回路を最
大n個必要とする。但し、ビット間に相関があるとき
は、それを回路に実現してもよく、データ出力ビット数
に対して回路を削減できる。図5の期待値生成回路は、
2つのAND回路と、2つのXOR回路(排他的論理和
回路)とから構成されている。図5中のDATA,CS
およびRSは、あらかじめ保持している値で、DATA
はその時出力されるべきデータの極性(“H”/
“L”)を表している。CS,RSはデータスクランブ
ルを実現するもので、CSはカラムストライプ、RSは
ロウストライプを実現するものである。また、CA
[0]、RA[0]は入力されたアドレス信号の最下位
ビットで、読まれているセルのカラムアドレス、ロウア
ドレスを示している。そして、この回路の出力が期待値
となる。
【0040】このような構成にすることにより、入力さ
れたアドレス信号がメモリセルアレイのアドレス空間外
でも、現在アクセスしているアドレスのセルデータとし
て期待値を生成できる。すなわち、入力されたアドレス
信号によって所望の期待値を生成できる。
【0041】図5に示した期待値生成回路は一例で、入
力されるアドレス信号に関係なく、“H”または“L”
を出力するだけのものでもよい。 (第2の実施の形態)図6は、本発明における第2の実
施の形態に係わるメモリマクロの概略構成図である。本
実施の形態のメモリマクロは、通常のデータ出力に用い
られるjビットのデータ出力線Q[0:j−1]と、テ
スト時のデータ出力に用いられるn(n<j)ビットの
テスト出力線OUT[0:n−1]を有する。そして、
外部から、IOアドレスと、メモリセルアレイ21中の
セルを選択するアドレスが入力される。ここでいうIO
アドレスは、jビットのデータをテスト用にnビットに
圧縮する時に使用されるもので、通常のデータ出力時に
は必要としない。尚、図示されていないが、通常のデー
タ入力線jビットと、テスト時のテスト入力線nビット
も有する。
【0042】図6に示すメモリマクロ20内は、データ
を記憶するメモリセルアレイ21と、jビットのデータ
をnビットずつ選択して出力するマルチプレクサ24
と、外部から入力されるアドレスに基づき、期待値を生
成する期待値生成回路22と、IOアドレスに基づき、
メモリマクロ20からの出力nビット幅中の有効ビット
幅を検知し、制御信号SEL[0:n−1](期待値出
力コマンド)を出力するIOアドレス検知回路23と、
制御信号によりメモリセルアレイ21と期待値生成回路
22の出力データのどちらかを選択し、メモリマクロ2
0のデータとして出力するマルチプレクサ(出力選択回
路)25とから構成されている。
【0043】第1の実施の形態におけるメモリマクロと
異なるのは、第1の実施の形態ではメモリセルアレイか
らnビットずつ出力するのに対し、本実施の形態では通
常のデータ出力時に使われるjビットのデータ出力線か
らnビットずつ選択して出力することである。これによ
り、テスト用のパッド数を減少できる。
【0044】次に、図6におけるメモリマクロのテスト
時の動作について説明する。メモリセルアレイ21か
ら、jビットのデータが読み出される。jビットのデー
タは、マルチプレクサ24でnビットずつ選択され出力
される。しかしながら、従来ではjビットのI/Oを持
つメモリマクロにおいてjがnの倍数でない場合、すな
わち、j=n×k+m(k≧0,0<m<n)である場
合、nビットのうち一部だけをマスクすることはでき
ず、mビット分のデータはフェイルとなってしまう。そ
こで、本実施の形態では、所望のビット幅ずつメモリセ
ルアレイからデータを読み出さなければならない場合に
は、足りないビット幅分を期待値生成回路22で期待値
を生成し、メモリマクロのデータとして出力する。
【0045】ここで、メモリセルアレイ11の大きさを
j=n×k+mとする。まず、jビットのデータをマル
チプレクサ24で、nビットずつ選択し、データ読み出
しを行う。k回の読み出しはすべてメモリセルアレイ2
1のアドレス空間内であるので、マルチプレクサ25は
メモリセルアレイ21のデータを選択し出力する。
【0046】次に、k+1回目のデータ読み出しは、n
ビットに満たないデータ(mビット)の読み出しとな
る。すると、IOアドレス検知回路23は、入力された
IOアドレスに基づいて、nビットのうちmビットが有
効であるので、SEL[0:m−1]は非活性化し、S
EL[m:n−1]は活性化する。そして、マルチプレ
クサ25は、Q[0:m−1]をOUT[0:m−1]
として、E[m:n−1]をOUT[m:n−1]とし
て出力する。
【0047】図7に、図6の構成のメモリマクロをテス
トしているタイミングチャート図を示す。CLKはクロ
ック信号であり、このクロック信号CLKに同期して本
実施の形態のメモリマクロは動作を行う。RDnはリー
ド命令信号(テスト信号)であり、この信号が入力され
るとクロック信号CLKに同期して、入力されたアドレ
スに対応したデータをメモリセルアレイから読み出す。
IOADDはIOアドレスで、通常の出力がjビットで
あるのに対し、テスト時の出力はnビットに圧縮される
ので、テスト時に入力され、jビットからnビットのデ
ータを選択するものである。OUT[]は、メモリマク
ロ20のデータ出力信号を表している。
【0048】現在、あるロウが選択されている状態であ
る。IOアドレスIOADD[0:k−1]までは、全
ビット有効なので、IOアドレス検知回路23は制御信
号SEL[0:n−1](期待値出力コマンド)を非活
性化(“L”)する。この信号を受けて、メモリマクロ
20はメモリセルアレイ21からの出力Q[0:n−
1]をOUT[0:n−1]として出力している。
【0049】一方、IOアドレスIOADD[k]の時
は、メモリセルアレイ21からの出力がmビットしか有
効でないので、IOアドレス検知回路23は制御信号S
EL[0:m−1]を非活性化(“L”)し、SEL
[m:n−1]を活性化(“H”)する。この信号を受
けて、メモリマクロ20はOUT[0:n−1]とし
て、メモリセルアレイ21からの出力Q[0:m−1]
と期待値生成回路22からの出力E[m:n−1]を出
力している。
【0050】このように、jビットのデータをnビット
ずつ選択する時、jビットのメモリセルアレイがnビッ
トの倍数でないメモリマクロをテストする場合、期待値
生成回路で生成した期待値を選択・出力することによ
り、あたかもその部分をマスクして正常に動作している
ように振舞うことができる。
【0051】したがって、メモリマクロ(メモリセルア
レイ)の大きさによらず、所望のビット幅に合わせた出
力ができるので、テストデータ出力線の倍数ではないビ
ット幅のメモリセルアレイを持つメモリマクロに対して
も共通のインターフェースを利用することができる。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、メモリマクロ内に期
待値生成回路を設けることにより、自らにないアドレス
空間をアクセスする場合、または、メモリセルアレイか
らのデータを分割してメモリマクロをテストする場合、
期待値生成回路で生成した期待値を選択・出力すること
により、あたかも特定の部分(アドレス空間外やデータ
分割時の半端なビット)をマスクして正常に動作してい
るように振舞うことができる。
【0053】よって、メモリマクロ(メモリセルアレ
イ)の大きさによらず、アドレス空間外や半端なビット
分もメモリセルアレイの一部だとみなすことができ、デ
ータ出力信号線数の倍数ではないビット幅のメモリセル
アレイを持つメモリマクロに対しても共通のインターフ
ェースを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態に係わるメモ
リマクロの概略構成図。
【図2】複数個のメモリマクロが搭載されたメモリ混載
ロジックLSIの概略構成図。
【図3】複数個のメモリマクロを同時にテストしている
タイミングチャート図。
【図4】マクロ出力演算回路の回路図
【図5】期待値生成回路の回路図。
【図6】本発明における第2の実施の形態に係わるメモ
リマクロの概略構成図。
【図7】第2の実施の形態におけるメモリマクロをテス
トしているタイミングチャート図。
【図8】従来のメモリマクロが搭載されたメモリ混載ロ
ジックLSIの概略構成図。
【符号の説明】
10、20、10A〜10C…メモリマクロ 11、21…メモリセルアレイ 12、22…期待値生成回路 13…アドレス検知回路 23…IOアドレス検知回路 14、24、25…マルチプレクサ 100…メモリ混載ロジックLSI 101…マクロ出力演算回路 102…テスト信号線 103a、103b…パッド 104A〜104C…第1の出力信号線 105…第2の出力信号線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを記憶するメモリセルアレイと、 期待値を生成する期待値生成回路と、 制御信号に基づいて、前記メモリセルアレイのデータ、
    および、前記期待値生成回路の期待値の少なくともいず
    れかを選択して出力する第1の出力選択回路とを具備
    し、 前記期待値生成回路は、前記メモリセルアレイのアドレ
    ス空間外がアクセスされた時に、期待値を生成すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】アドレス信号が入力され、このアドレス信
    号に基づいて前記制御信号を生成するアドレス検知回路
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】データを記憶するメモリセルアレイと、 ビット幅を示すIOアドレス信号に基づき、前記メモリ
    セルアレイからデータを分割して出力する第1の出力選
    択回路と、 期待値を生成する期待値生成回路と、 制御信号に基づいて、前記第1の出力選択回路のデータ
    または前記期待値生成回路の期待値の少なくともいずれ
    かを選択して出力する第2の出力選択回路とを具備し、 前記期待値生成回路は、前記第1の出力選択回路から分
    割して出力されるメモリセルアレイのデータが所望のビ
    ット幅に満たない時に、期待値を生成することを特徴と
    する半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記IOアドレス信号が入力され、このI
    Oアドレス信号に基づいて前記制御信号を生成するIO
    アドレス検知回路をさらに具備することを特徴とする請
    求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記期待値生成回路は、 ロウ/カラムアドレス信号が入力され、このロウ/カラ
    ムアドレス信号に基づいて期待値を生成することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか記載の半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1または2に記載の複数個の半導体
    記憶装置と、 前記半導体記憶装置からの出力データを入力とする出力
    演算装置とを具備することを特徴とするメモリ混載ロジ
    ックLSI。
  7. 【請求項7】第1の半導体記憶装置と、 第2の半導体記憶装置と前記第1および第2の半導体記
    憶装置からの出力データを入力とする出力演算装置とを
    備え、 前記第1の半導体記憶装置は、請求項1または2に記載
    の半導体記憶装置であることを特徴とするメモリ混載ロ
    ジックLSI。
  8. 【請求項8】前記第1の半導体記憶装置のメモリセルア
    レイは、 前記第2の半導体記憶装置のメモリセルアレイよりも容
    量が小さいことを特徴とする請求項7記載のメモリ混載
    ロジックLSI。
  9. 【請求項9】前記出力演算装置は、 前記半導体記憶装置のうち1つを選択することを特徴と
    する請求項6乃至8のいずれかに記載のメモリ混載ロジ
    ックLSI。
  10. 【請求項10】前記出力演算装置は、 前記半導体記憶装置のすべてを同時に選択することを特
    徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のメモリ混載
    ロジックLSI。
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