JP2002260289A - 光情報記録媒体 - Google Patents
光情報記録媒体Info
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- JP2002260289A JP2002260289A JP2001157431A JP2001157431A JP2002260289A JP 2002260289 A JP2002260289 A JP 2002260289A JP 2001157431 A JP2001157431 A JP 2001157431A JP 2001157431 A JP2001157431 A JP 2001157431A JP 2002260289 A JP2002260289 A JP 2002260289A
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録時あるいはライターでの再生時にトラッ
キングがはずれることのない光情報記録媒体を提供する
こと。 【解決手段】 基板の一部がプレマスタリングされたピ
ットからなるＲＯＭ領域と、レーザー光の照射によりデ
ータが追記される記録可能なグルーブ領域からなる光情
報記録媒体において、該ピット部と隣接の非ピット部と
の光学的位相差（往復）が０．３０λ〜０．４５λであ
り、かつ、グルーブ部と隣接のランド部との光学的位相
差が０．０１λ〜０．１０λであることを特徴とする光
情報記録媒体。
キングがはずれることのない光情報記録媒体を提供する
こと。 【解決手段】 基板の一部がプレマスタリングされたピ
ットからなるＲＯＭ領域と、レーザー光の照射によりデ
ータが追記される記録可能なグルーブ領域からなる光情
報記録媒体において、該ピット部と隣接の非ピット部と
の光学的位相差（往復）が０．３０λ〜０．４５λであ
り、かつ、グルーブ部と隣接のランド部との光学的位相
差が０．０１λ〜０．１０λであることを特徴とする光
情報記録媒体。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光により記
録、反射光によって記録データを再生する光情報記録媒
体に関し、予めマスタリングでデータが記録されたＲＯ
Ｍ領域と、追記可能な記録可能領域とを有するＣＤ−
Ｒ、及びＣＤ−ＲＷのハイブリッドディスクに関する。
録、反射光によって記録データを再生する光情報記録媒
体に関し、予めマスタリングでデータが記録されたＲＯ
Ｍ領域と、追記可能な記録可能領域とを有するＣＤ−
Ｒ、及びＣＤ−ＲＷのハイブリッドディスクに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術として、特許第２５９６４７６
号公報には、ピット部位相差が０．３〜０．５λ、グル
ーブ部位相差が０．３λ以下の光情報記録媒体が開示さ
れており、また、特許第２１３５３６３号公報には、グ
ルーブ部位相差が−０．４〜０．３λ、グルーブ界面深
さが５００Å以上の光情報記録媒体が開示されており、
特開平４−１４６５３６号公報、特開平４−１４６５３
７号公報には、ピット部位相差が０．１２５λ以上（往
復０．２５λ）の光情報記録媒体が開示されている。
号公報には、ピット部位相差が０．３〜０．５λ、グル
ーブ部位相差が０．３λ以下の光情報記録媒体が開示さ
れており、また、特許第２１３５３６３号公報には、グ
ルーブ部位相差が−０．４〜０．３λ、グルーブ界面深
さが５００Å以上の光情報記録媒体が開示されており、
特開平４−１４６５３６号公報、特開平４−１４６５３
７号公報には、ピット部位相差が０．１２５λ以上（往
復０．２５λ）の光情報記録媒体が開示されている。
【０００３】一つの面上にマスタリングによるピットか
らなるＲＯＭ部と、グルーブ部の記録可能領域とを有す
るハイブリッドＣＤ−Ｒメディアは、特許第２０８３３
５５号公報に記載されているように、当初ＲＯＭ部は通
常ＣＤと同構成で、基板ピット上に直接反射膜を有して
いた。しかし、ＲＯＭ部とグルーブ部境界部の色素の塗
り分けが困難であり、またＲＯＭ部の内部への色素塗布
はさらに難しいことにより、ピット部、グルーブ部両方
に色素塗布し、かつピット部、グルーブの信号特性が良
好となるピット形状、グルーブ形状、及び色素塗布状態
を限定するようになった。
らなるＲＯＭ部と、グルーブ部の記録可能領域とを有す
るハイブリッドＣＤ−Ｒメディアは、特許第２０８３３
５５号公報に記載されているように、当初ＲＯＭ部は通
常ＣＤと同構成で、基板ピット上に直接反射膜を有して
いた。しかし、ＲＯＭ部とグルーブ部境界部の色素の塗
り分けが困難であり、またＲＯＭ部の内部への色素塗布
はさらに難しいことにより、ピット部、グルーブ部両方
に色素塗布し、かつピット部、グルーブの信号特性が良
好となるピット形状、グルーブ形状、及び色素塗布状態
を限定するようになった。
【０００４】しかし、いずれの構成の場合も、オレンジ
ブック記載の変調度、Push-pull Amplitude（ＰＰＡ）
等の特性項目を満たしても、通常、ライターのトラック
サーボに用いられるPush-pull/Ig（未記録部）、Push-p
ull/Iga（ＲＯＭ、追記部）の信号の面内での３ゾーン
でのバラツキがライターから通常要求される３ｄＢ（約
４０％）に入らないことがあり、記録時あるいはライタ
ーでの再生時にトラッキングがはずれるという問題が発
生する。この問題は初期のＲＯＭとグルーブ部の塗り分
けタイプでも発生し得る。
ブック記載の変調度、Push-pull Amplitude（ＰＰＡ）
等の特性項目を満たしても、通常、ライターのトラック
サーボに用いられるPush-pull/Ig（未記録部）、Push-p
ull/Iga（ＲＯＭ、追記部）の信号の面内での３ゾーン
でのバラツキがライターから通常要求される３ｄＢ（約
４０％）に入らないことがあり、記録時あるいはライタ
ーでの再生時にトラッキングがはずれるという問題が発
生する。この問題は初期のＲＯＭとグルーブ部の塗り分
けタイプでも発生し得る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の問題を解決し、記録時あるいはライターでの再生時に
トラッキングがはずれることのない光情報記録媒体を提
供することである。
の問題を解決し、記録時あるいはライターでの再生時に
トラッキングがはずれることのない光情報記録媒体を提
供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の
（１）「基板の一部がプレマスタリングされたピットか
らなるＲＯＭ領域と、レーザー光の照射によりデータが
追記される記録可能なグルーブ領域からなる光情報記録
媒体において、該ピット部と隣接の非ピット部との光学
的位相差（往復）が０．３０λ〜０．４５λであり、か
つ、グルーブ部と隣接のランド部との光学的位相差が
０．０１λ〜０．１０λであることを特徴とする光情報
記録媒体」、（２）「基板上のピット及びグルーブ上に
直接または他の層を介してレーザー光吸収層としての有
機色素が形成され、さらにこの上に直接または他の層を
介して金属層からなる反射膜が形成されていることを特
徴とする前記第（１）項に記載の光情報記録媒体」、
（３）「基板上のピット及びグルーブ上に直接または他
の層を介して、レーザー光照射による屈折率変化によっ
て記録が行なわれる相変化材料よりなる層が形成され、
さらにこの上に直接または他の層を介して金属層からな
る反射膜が形成されていることを特徴とする前記第
（１）項に記載の光情報記録媒体」、（４）「ピット及
びグルーブの巾が、半値巾で０．４〜０．７μｍであ
り、ピット及びグルーブ半値幅が０．４μｍのときの光
学的位相差が０．０２λ〜０．１０λ、ピット及びグル
ーブ半値幅が０．７μｍのときの光学的位相差が０．０
１λ〜０．０７λであることを特徴とする前記第（１）
項乃至第（３）項のいずれかに記載の光情報記録媒体」
により達成される。
（１）「基板の一部がプレマスタリングされたピットか
らなるＲＯＭ領域と、レーザー光の照射によりデータが
追記される記録可能なグルーブ領域からなる光情報記録
媒体において、該ピット部と隣接の非ピット部との光学
的位相差（往復）が０．３０λ〜０．４５λであり、か
つ、グルーブ部と隣接のランド部との光学的位相差が
０．０１λ〜０．１０λであることを特徴とする光情報
記録媒体」、（２）「基板上のピット及びグルーブ上に
直接または他の層を介してレーザー光吸収層としての有
機色素が形成され、さらにこの上に直接または他の層を
介して金属層からなる反射膜が形成されていることを特
徴とする前記第（１）項に記載の光情報記録媒体」、
（３）「基板上のピット及びグルーブ上に直接または他
の層を介して、レーザー光照射による屈折率変化によっ
て記録が行なわれる相変化材料よりなる層が形成され、
さらにこの上に直接または他の層を介して金属層からな
る反射膜が形成されていることを特徴とする前記第
（１）項に記載の光情報記録媒体」、（４）「ピット及
びグルーブの巾が、半値巾で０．４〜０．７μｍであ
り、ピット及びグルーブ半値幅が０．４μｍのときの光
学的位相差が０．０２λ〜０．１０λ、ピット及びグル
ーブ半値幅が０．７μｍのときの光学的位相差が０．０
１λ〜０．０７λであることを特徴とする前記第（１）
項乃至第（３）項のいずれかに記載の光情報記録媒体」
により達成される。
【０００７】前記第（１）項の目的は、ＲＯＭ領域と、
記録可能なグルーブ領域を有する光情報記録媒体におい
て、ピット部と隣接の非ピット部との光学的位相差が
０．３０λ〜０．４５λであり、かつ、グルーブ部隣接
のランド部との光学的位相差が０．０１λ〜０．１０λ
とすることにより前記課題を解決することである。
記録可能なグルーブ領域を有する光情報記録媒体におい
て、ピット部と隣接の非ピット部との光学的位相差が
０．３０λ〜０．４５λであり、かつ、グルーブ部隣接
のランド部との光学的位相差が０．０１λ〜０．１０λ
とすることにより前記課題を解決することである。
【０００８】ピット部のPush-pull信号は、グルーブ部
の信号と比べ通常かなり小さいため、追記部のPP/Igaは
ピット部のPP/Igaよりかなり大きい。また、未記録部の
PP/Igの値も追記部のPP/Iga程ではないがピット部のPP/
Igaより通常大きい。一般に、ライターはメディアが挿
入されると、ＴＯＣ部でトラックサーボ信号のゲイン調
整を行なう。よって、追記時にＴＯＣ部でのゲイン調整
の後、追記部あるいは未記録部へアクセスした時のサー
ボゲイン信号は大きくなる。大きくなって４０％を越え
るとサーボ上問題が発生するので、各ゾーンのサーボゲ
イン信号が±４０％以内となるようにピット、グルーブ
形状を設定することにより、前記問題を解決することが
できる。
の信号と比べ通常かなり小さいため、追記部のPP/Igaは
ピット部のPP/Igaよりかなり大きい。また、未記録部の
PP/Igの値も追記部のPP/Iga程ではないがピット部のPP/
Igaより通常大きい。一般に、ライターはメディアが挿
入されると、ＴＯＣ部でトラックサーボ信号のゲイン調
整を行なう。よって、追記時にＴＯＣ部でのゲイン調整
の後、追記部あるいは未記録部へアクセスした時のサー
ボゲイン信号は大きくなる。大きくなって４０％を越え
るとサーボ上問題が発生するので、各ゾーンのサーボゲ
イン信号が±４０％以内となるようにピット、グルーブ
形状を設定することにより、前記問題を解決することが
できる。
【０００９】ピット（ＲＯＭ）部において、光学的位相
差に対して、図１にＰＰＡの関係を、図２に変調度との
関係を、図３にPP/Igaとの関係を示す。各図中の凡例は
ピットの半値巾である。また、グルーブ部において、図
４に追記部のPP/Igaの関係を、図５に図４の光学的位相
差０．１λ以下の拡大部を示す。図４、５における光学
的位相差はグルーブ領域の追記部に対しての値である。
また、図中凡例の０．６、０．８は追記後の１１Ｔ変調
度を示す。
差に対して、図１にＰＰＡの関係を、図２に変調度との
関係を、図３にPP/Igaとの関係を示す。各図中の凡例は
ピットの半値巾である。また、グルーブ部において、図
４に追記部のPP/Igaの関係を、図５に図４の光学的位相
差０．１λ以下の拡大部を示す。図４、５における光学
的位相差はグルーブ領域の追記部に対しての値である。
また、図中凡例の０．６、０．８は追記後の１１Ｔ変調
度を示す。
【００１０】図１、図２より、ピット部のＰＰＡ、変調
度がオレンジブックを満たす（０．０４〜０．０９、
０．６以上）光学的位相差は０．３〜０．４５λであ
り、図３より、このときのピット部のPP/Igaは０．０８
〜０．２５である。この値の±４０％内にグルーブ追記
部のPP/Igaの値は入る必要があるが、ドライブ性能が良
いとして、±５０％（０．０４〜０．３７５）まで良い
とすると、その値に対応する光学的位相差は０．０１λ
〜０．１０λである。以上、ピット部、グルーブ部の光
学的位相差を前記値に設定することにより、上記問題を
解決することが可能である。
度がオレンジブックを満たす（０．０４〜０．０９、
０．６以上）光学的位相差は０．３〜０．４５λであ
り、図３より、このときのピット部のPP/Igaは０．０８
〜０．２５である。この値の±４０％内にグルーブ追記
部のPP/Igaの値は入る必要があるが、ドライブ性能が良
いとして、±５０％（０．０４〜０．３７５）まで良い
とすると、その値に対応する光学的位相差は０．０１λ
〜０．１０λである。以上、ピット部、グルーブ部の光
学的位相差を前記値に設定することにより、上記問題を
解決することが可能である。
【００１１】前記第（２）項の目的は、ハイブリッドＣ
Ｄ−Ｒにおいて、前記課題を解決することを目的とす
る。また、前記第（３）項の目的はハイブリッドＣＤ−
ＲＷにおいて、前記課題を解決することを目的とする。
また、前記第（４）項の目的は、前記第（１）項乃至第
（３）項の光記録情報媒体において、ピット及びグルー
ブの巾を限定することにより、前記課題をさらに明確に
解決することを目的とする。
Ｄ−Ｒにおいて、前記課題を解決することを目的とす
る。また、前記第（３）項の目的はハイブリッドＣＤ−
ＲＷにおいて、前記課題を解決することを目的とする。
また、前記第（４）項の目的は、前記第（１）項乃至第
（３）項の光記録情報媒体において、ピット及びグルー
ブの巾を限定することにより、前記課題をさらに明確に
解決することを目的とする。
【００１２】ピット、グルーブ巾の半値巾が０．４μｍ
のとき、図１〜図３より、ピット部のPP/Igaは０．１５
〜０．２１、この値の±５０％変化の追記部のPP/Iga値
０．０７５〜０．３１５に対応する光学的位相差は０．
０２〜０．１０λであることが図４、５よりわかる。同
様に、ピット、グルーブ巾の半値巾が０．７μｍのと
き、ピット部のPP/Igaは０．１〜０．２３、この値の±
５０％変化の追記部のPP/Iga値０．０５〜０．３４５に
対応する光学的位相差は０．０２〜０．１０λであるこ
とがわかる。すなわち、本発明の光情報記録媒体の構成
とすることにより、上記課題を明確に解決することがで
きる。
のとき、図１〜図３より、ピット部のPP/Igaは０．１５
〜０．２１、この値の±５０％変化の追記部のPP/Iga値
０．０７５〜０．３１５に対応する光学的位相差は０．
０２〜０．１０λであることが図４、５よりわかる。同
様に、ピット、グルーブ巾の半値巾が０．７μｍのと
き、ピット部のPP/Igaは０．１〜０．２３、この値の±
５０％変化の追記部のPP/Iga値０．０５〜０．３４５に
対応する光学的位相差は０．０２〜０．１０λであるこ
とがわかる。すなわち、本発明の光情報記録媒体の構成
とすることにより、上記課題を明確に解決することがで
きる。
【００１３】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。 実施例１ 直径１２０ｍｍ、厚さ１．２ｍｍのポリカーボネート円
盤の表面上に、ＴＯＣ部及び半径３５ｍｍの内側まで深
さ３０００Å、巾０．７μｍ、トラックピッチ１．６μ
ｍのピットとその外側に深さ１４００Å、巾０．７μ
ｍ、トラックピッチ１．６μｍの案内溝を有する基板を
用意し、フタロシアニン色素からなる光吸収層をエチル
シクロヘキサンからなる混合溶媒を塗布液としてスピン
コートすることにより設けた。光吸収層塗布後、１００
℃、３０分で熱処理後、スパッタ法によりＡｇを約１４
００Åの厚さに設け反射層とした。その上に紫外線硬化
樹脂をスピナーにより塗布し、紫外線で硬化させ約５μ
ｍの保護層を設け、更にその上に紫外線硬化インクをス
クリーン印刷法により塗布し、紫外線で硬化後上部保護
層として約１０μｍ設け、ＣＤ−Ｒ光記録媒体を得た。
上記媒体を７８０Åのピックアップを有する記録再生装
置でピット部及びグルーブ部の各信号値を測定したとこ
ろ、ピット部変調度：６６％、ＰＰＡ０．０６、ＰＰ／
Ｉｇａ０．１８、グルーブ部変調度：６４％（最適パワ
ー記録後）、ＰＰ／Ｉｇａ０．２２であり、ピット、グ
ルーブ部の変調度、ＰＰＡのオレンジブック規格を満足
し、またトラックサーボゲイン信号のＰＰ／Ｉｇａの比
は、グルーブ追記部はＲＯＭ部の２２％ＵＰであり、サ
ーボ特性から要求される±４０％を満足した。
明する。 実施例１ 直径１２０ｍｍ、厚さ１．２ｍｍのポリカーボネート円
盤の表面上に、ＴＯＣ部及び半径３５ｍｍの内側まで深
さ３０００Å、巾０．７μｍ、トラックピッチ１．６μ
ｍのピットとその外側に深さ１４００Å、巾０．７μ
ｍ、トラックピッチ１．６μｍの案内溝を有する基板を
用意し、フタロシアニン色素からなる光吸収層をエチル
シクロヘキサンからなる混合溶媒を塗布液としてスピン
コートすることにより設けた。光吸収層塗布後、１００
℃、３０分で熱処理後、スパッタ法によりＡｇを約１４
００Åの厚さに設け反射層とした。その上に紫外線硬化
樹脂をスピナーにより塗布し、紫外線で硬化させ約５μ
ｍの保護層を設け、更にその上に紫外線硬化インクをス
クリーン印刷法により塗布し、紫外線で硬化後上部保護
層として約１０μｍ設け、ＣＤ−Ｒ光記録媒体を得た。
上記媒体を７８０Åのピックアップを有する記録再生装
置でピット部及びグルーブ部の各信号値を測定したとこ
ろ、ピット部変調度：６６％、ＰＰＡ０．０６、ＰＰ／
Ｉｇａ０．１８、グルーブ部変調度：６４％（最適パワ
ー記録後）、ＰＰ／Ｉｇａ０．２２であり、ピット、グ
ルーブ部の変調度、ＰＰＡのオレンジブック規格を満足
し、またトラックサーボゲイン信号のＰＰ／Ｉｇａの比
は、グルーブ追記部はＲＯＭ部の２２％ＵＰであり、サ
ーボ特性から要求される±４０％を満足した。
【００１４】
【発明の効果】以上、詳細且つ具体的な説明より明らか
なように、本発明の請求項１の光情報記録媒体では、ピ
ット部と隣接の非ピット部との光学的位相差（往復）が
０．３０λ〜０．４５λであり、かつ、グルーブ部隣接
のランド部との光学的位相差が０．０１λ〜０．１０λ
となっているので、オレンジブック記載の変調度、Push
-pull Amplitude（ＰＰＡ）等の特性項目をみたして
も、通常、ライターのトラックサーボに用いられるPush
-pull/Ig（未記録部）、Push-pull/Iga（ＲＯＭ、追記
部）の信号の面内での３ゾーンでのバラツキがライター
から通常要求される３ｄＢ、％で約４０％に入らないこ
とがあり、記録時あるいはライターでの再生時にトラッ
キングがはずれるという問題を防ぐことができ、請求項
２の光情報記録媒体では、基板上のピット及びグルーブ
上に直接または他の層を介してレーザー光吸収層として
の有機色素が形成され、さらにこの上に直接または他の
層を介して金属層からなる反射膜が形成されている構成
となっているので、ハイブリッドＣＤ−Ｒにおいて、上
記問題の発生をなくすことができ、請求項３の光情報記
録媒体では、基板上のピット及びグルーブ上に直接また
は他の層を介して、レーザー光照射による屈折率変化に
よって記録が行なわれる相変化材料よりなる層が形成さ
れ、さらにこの上に直接または他の層を介して金属層か
らなる反射膜が形成されていることを特徴とする構成と
なっているので、ハイブリッドＣＤ−ＲＷにおいて、上
記問題の発生をなくすことができ、請求項４の光情報記
録媒体では、ピット及びグルーブの巾が、半値巾で０．
４〜０．７μｍであり、０．４μｍのときの光学的位相
差が０．０２λ〜０．１０λ、０．７μｍのときの光学
的位相差が０．０１λ〜０．０７λであることを特徴と
する請求項１乃至３のいずれかに記載の光情報記録媒体
の構成となっているので、ハイブリッドＣＤ−Ｒ、ハイ
ブリッドＣＤ−ＲＷにおいて、ピット、グルーブ巾の各
値に対するピット、グルーブの各光学的位相差が設定さ
れ、上記問題の発生をなくすことができるという極めて
優れた効果を奏するものである。
なように、本発明の請求項１の光情報記録媒体では、ピ
ット部と隣接の非ピット部との光学的位相差（往復）が
０．３０λ〜０．４５λであり、かつ、グルーブ部隣接
のランド部との光学的位相差が０．０１λ〜０．１０λ
となっているので、オレンジブック記載の変調度、Push
-pull Amplitude（ＰＰＡ）等の特性項目をみたして
も、通常、ライターのトラックサーボに用いられるPush
-pull/Ig（未記録部）、Push-pull/Iga（ＲＯＭ、追記
部）の信号の面内での３ゾーンでのバラツキがライター
から通常要求される３ｄＢ、％で約４０％に入らないこ
とがあり、記録時あるいはライターでの再生時にトラッ
キングがはずれるという問題を防ぐことができ、請求項
２の光情報記録媒体では、基板上のピット及びグルーブ
上に直接または他の層を介してレーザー光吸収層として
の有機色素が形成され、さらにこの上に直接または他の
層を介して金属層からなる反射膜が形成されている構成
となっているので、ハイブリッドＣＤ−Ｒにおいて、上
記問題の発生をなくすことができ、請求項３の光情報記
録媒体では、基板上のピット及びグルーブ上に直接また
は他の層を介して、レーザー光照射による屈折率変化に
よって記録が行なわれる相変化材料よりなる層が形成さ
れ、さらにこの上に直接または他の層を介して金属層か
らなる反射膜が形成されていることを特徴とする構成と
なっているので、ハイブリッドＣＤ−ＲＷにおいて、上
記問題の発生をなくすことができ、請求項４の光情報記
録媒体では、ピット及びグルーブの巾が、半値巾で０．
４〜０．７μｍであり、０．４μｍのときの光学的位相
差が０．０２λ〜０．１０λ、０．７μｍのときの光学
的位相差が０．０１λ〜０．０７λであることを特徴と
する請求項１乃至３のいずれかに記載の光情報記録媒体
の構成となっているので、ハイブリッドＣＤ−Ｒ、ハイ
ブリッドＣＤ−ＲＷにおいて、ピット、グルーブ巾の各
値に対するピット、グルーブの各光学的位相差が設定さ
れ、上記問題の発生をなくすことができるという極めて
優れた効果を奏するものである。
【図１】本発明の光情報記録媒体において、ピット（Ｒ
ＯＭ）部における光学的位相差とＰＰＡの関係を示した
図である。
ＯＭ）部における光学的位相差とＰＰＡの関係を示した
図である。
【図２】本発明の光情報記録媒体において、ピット（Ｒ
ＯＭ）部における光学的位相差と変調度の関係を示した
図である。
ＯＭ）部における光学的位相差と変調度の関係を示した
図である。
【図３】本発明の光情報記録媒体において、ピット（Ｒ
ＯＭ）部における光学的位相差とPP/Igaの関係を示した
図である。
ＯＭ）部における光学的位相差とPP/Igaの関係を示した
図である。
【図４】本発明の光情報記録媒体において、グルーブ部
における光学的位相差とPP/Igaの関係を示した図であ
る。
における光学的位相差とPP/Igaの関係を示した図であ
る。
【図５】図４において、光学的位相差０．１λ以下の部
分を拡大した図である。
分を拡大した図である。
Claims (4)
- 【請求項１】 基板の一部がプレマスタリングされたピ
ットからなるＲＯＭ領域と、レーザー光の照射によりデ
ータが追記される記録可能なグルーブ領域からなる光情
報記録媒体において、該ピット部と隣接の非ピット部と
の光学的位相差（往復）が０．３０λ〜０．４５λであ
り、かつ、グルーブ部と隣接のランド部との光学的位相
差が０．０１λ〜０．１０λであることを特徴とする光
情報記録媒体。 - 【請求項２】 基板上のピット及びグルーブ上に直接ま
たは他の層を介してレーザー光吸収層としての有機色素
が形成され、さらにこの上に直接または他の層を介して
金属層からなる反射膜が形成されていることを特徴とす
る請求項１に記載の光情報記録媒体。 - 【請求項３】 基板上のピット及びグルーブ上に直接ま
たは他の層を介して、レーザー光照射による屈折率変化
によって記録が行なわれる相変化材料よりなる層が形成
され、さらにこの上に直接または他の層を介して金属層
からなる反射膜が形成されていることを特徴とする請求
項１に記載の光情報記録媒体。 - 【請求項４】 ピット及びグルーブの巾が、半値巾で
０．４〜０．７μｍであり、ピット及びグルーブ半値幅
が０．４μｍのときの光学的位相差が０．０２λ〜０．
１０λ、ピット及びグルーブ半値幅が０．７μｍのとき
の光学的位相差が０．０１λ〜０．０７λであることを
特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の光情報記
録媒体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001157431A JP2002260289A (ja) | 2000-12-27 | 2001-05-25 | 光情報記録媒体 |
| US10/155,491 US6982110B2 (en) | 2001-05-25 | 2002-05-23 | Information recording medium and manufacturing method thereof |
| TW91111106A TWI223254B (en) | 2000-12-27 | 2002-05-24 | Information recording medium and manufacturing method thereof |
| EP02253665A EP1260974A3 (en) | 2001-05-25 | 2002-05-24 | Information recording medium and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000397151 | 2000-12-27 | ||
| JP2000-397151 | 2000-12-27 | ||
| JP2001157431A JP2002260289A (ja) | 2000-12-27 | 2001-05-25 | 光情報記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002260289A true JP2002260289A (ja) | 2002-09-13 |
Family
ID=26606799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001157431A Pending JP2002260289A (ja) | 2000-12-27 | 2001-05-25 | 光情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002260289A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010033684A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001157431A patent/JP2002260289A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010033684A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 光ディスク |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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