JP2002259921A - Idタグ及びidタグの受信電力制御方法 - Google Patents

Idタグ及びidタグの受信電力制御方法

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JP2002259921A
JP2002259921A JP2001058292A JP2001058292A JP2002259921A JP 2002259921 A JP2002259921 A JP 2002259921A JP 2001058292 A JP2001058292 A JP 2001058292A JP 2001058292 A JP2001058292 A JP 2001058292A JP 2002259921 A JP2002259921 A JP 2002259921A
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resonance frequency
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Takayuki Komatsu
隆幸 小松
Nobuyuki Teraura
信之 寺浦
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の物品が重ねられた状態でリーダによ
りデータの一括読取りが行われる場合でも、夫々の動作
用電源が適切に得ることができるIDタグを提供する。 【解決手段】 IDタグ11のCPU16は、リーダよ
り送信される電波信号に基づいて平滑回路17が生成出
力する動作用電源の電圧レベルをA/D変換部20によ
って検出し、その電圧レベルに応じてコンデンサ14の
接続数を変化させることで、共振回路15の共振周波数
fを変化させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品に内蔵された
状態で或いは物品に付帯した状態で使用され、リーダ側
より送信される電波信号より生成された動作用電源が供
給されて動作するIDタグ、及びIDタグの受信電力制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IDタグを利用したリモートIDシステ
ムは、現在様々なシステムに応用されているが、その一
例として、回転寿司店の集計システムがある。このシス
テムは、図7に示すように、図示しない寿司を載置する
ためメラミン樹脂などで形成されている皿1の内部に、
チップ状のIDタグ2を予め埋め込んでおく。コイル3
は、IDタグ2が電波信号の送受信を行うためにアンテ
ナとして使用するものである。
【0003】IDタグ2のメモリには、寿司の種類や握
った時刻,価格などのデータをライタを用いて電波信号
(磁気信号)により記録させ、寿司を載せた状態の皿1
を、店内に設置されたループ状の回転用コンベア(図示
せず)によって搬送させる。そして、客が回転用コンベ
ア上の皿1(寿司)を適宜選択して手元に取り食事した
後会計を行う際には、複数枚の皿1を一か所に集めた状
態で各皿2に内蔵されているIDタグ2のメモリデータ
をリーダによって読み取ることで(マルチリード)、客
の支払うべき金額を一括で集計するものである。
【0004】斯様な集計を行う際の効率的な形態として
は、図8に示すように、複数枚の皿1を重ねておき、手
持ち式のリーダ4をそれらの上方に配置した状態で各皿
1のIDタグ2のメモリデータを読み取ることが想定さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、斯様な読取
り形態の場合には、以下のような問題が存在する。即
ち、各皿1が積み重ねられることで上方に位置する皿1
はリーダ4に接近することになり、下方に位置する皿1
はリーダ4から遠ざかることになる。従って、下方に位
置する皿1のIDタグ2から確実にデータを読み取るこ
とができるように保証するためには、上方に位置する皿
1のIDタグ2に対しては、リーダ4より電波信号によ
って供給される動作用の電力が過剰気味とならざるを得
ない。
【0006】また、IDタグ2は、リーダ4より送信さ
れる電波信号を効率的に受信するため、前述のコイル3
を含んで構成され、前記電波信号の周波数で共振するよ
うに調整された共振回路を受信用の回路として備えてい
るが、複数枚の皿1が積み重ねられると、上下の皿1間
において各コイル3同士のインダクタンスが結合して相
互インダクタンス成分が発生する場合がある。その結
果、受信回路の共振点にずれを生じて、IDタグ2が動
作するのに必要な電力を十分に得ることができない場合
があった。
【0007】前者の電力が過剰に供給されるという問題
に対応するものとしては、IDタグ側の電源回路部にツ
ェナーダイオードを配置して、電圧レベルの適正化を図
るように構成したものがある。しかしながら、この従来
技術では、後者のように相互インダクタンス成分の影響
を受けて共振周波数のずれが発生するという問題を解決
することはできなかった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、複数個の物品が重ねられた状態でリ
ーダによりデータの一括読取りが行われる場合でも、夫
々の動作用電源を適切に得ることができるIDタグ,及
びIDタグの受信電力制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のIDタグ
によれば、制御手段は、電圧検出手段が検出した動作用
電源の電圧レベルに応じて、共振回路の共振周波数を変
化させるように制御する。即ち、動作用電源の電圧レベ
ルに過不足がある場合には、共振回路の共振周波数が適
正な値からずれている場合や、共振周波数自体は適正で
あるにもかかわらず、リーダとの相対的な位置関係によ
って送信される電波信号の電力が過剰となっている場合
が想定される。
【0010】従って、制御手段が、動作用電源の電圧レ
ベルに応じて共振周波数を変化させることで、前者の場
合には共振周波数のずれを補正して動作用電源の電圧レ
ベルを適正な範囲に復帰させることができる。また、後
者の場合には、共振周波数を敢えてずらすように調整す
ることで、過剰に供給されている電力のレベルを緩和し
て適正な範囲に復帰させることが可能となる。そして、
複数のIDタグからデータ読取りを一括して行う場合
に、IDタグが破壊されることや、動作用電源の供給不
足によって読取りのエラーが発生することなどを極力防
止することができる。
【0011】請求項2記載のIDタグによれば、共振回
路を、容量が可変のLC共振回路で構成し、制御手段
を、動作用電源の電圧レベルに応じて共振回路の容量を
変化させるようにする。即ち、LC共振回路の容量成分
を変化させることは、部品配置にスペース上の制約があ
るIDタグにおいて比較的実現し易い手段であるので、
共振回路の共振周波数を比較的簡単な構成によって変化
させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の第
1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。
尚、図7及び図8と同一部分には同一符号を付して説明
を省略する。図1は、IDタグ11の電気的構成を示す
機能ブロック図である。IDタグ11は、IDタグ2に
代わって皿(物品)1に内蔵されるものである。コイル
12と、このコイル12に対し、スイッチ13を介して
夫々並列に接続可能に構成された複数(n個)のコンデ
ンサ14とは、LC共振回路15を構成している。各ス
イッチ13の開閉制御は、CPU(制御手段)16によ
って行われるようになっている。
【0013】LC共振回路15は、平滑回路17と、送
信回路18の出力端子側及び受信回路19の入力端子側
とに接続されている。平滑回路17は、リーダ4より送
信された電波信号を整流平滑して動作用の直流電源を生
成すると、CPU16等に供給するようになっている。
また、CPU16はA/D変換部(電圧検出手段)20
を内蔵しており、平滑回路17より供給される直流電圧
(起電圧)のレベルをモニタするようになっている。
【0014】受信回路19は、コイル12を介して受信
した電波信号に重畳されている通信用コマンド等を復調
すると、その復調信号をCPU16に出力するようにな
っている。また、送信回路18は、CPU16が出力し
たIDタグ11のIDデータや寿司の料金データ等を電
波信号に重畳するように変調を行い、被変調信号をコイ
ル12を介してリーダ4側に送信するようになってい
る。
【0015】また、CPU16には、ROM21及びR
AM22が接続されており、CPU16は、ROM21
に記憶されている制御プログラムに基づいて動作すると
共に、記憶されているIDデータや寿司の料金データ等
を読み出すようになっている。また、RAM22は、C
PU16がリーダ4との通信処理中にワークエリアとし
て使用するものである。
【0016】図2は、リーダ4の電気的構成を示すもの
である。リーダ4は、握り部に配置されているキースイ
ッチ群23、例えば液晶からなる表示部24などを備え
ており、また、動作用電源として電池25を内蔵してい
る。そして、ユーザは、キースイッチ群23によって動
作内容を指示したり、集計に必要な基礎的データ、例え
ば皿1の種類別単価などを入力したりするようになって
いる。
【0017】また、リーダ4は、主制御部26およびリ
モート制御部27を備えている。そして、主制御部26
には、前記キースイッチ群23がスイッチ回路28を介
して接続されていると共に、前記表示部24および上位
装置(例えばパソコン)との間でデータの授受を行う通
信部29などが接続されている。また、リモート制御部
27には、IDタグ11との間で電波信号を送受信する
アンテナ部30、およびブザーなどの発音部31が接続
されている。なお、スイッチ回路28は、操作されたキ
ースイッチに応じた信号を主制御部26に送信するもの
である。
【0018】両制御部26,27は、CPU等を含むマ
イクロコンピュータとして構成されており、夫々が内蔵
している通信部(図示せず)を通じてデータの授受を行
うようになっている。
【0019】主制御部26は、データを処理したり、周
辺機器を制御したりするもので、リモート制御部27或
いはスイッチ回路28から送られてくる信号に応じた処
理を実行すると共に、その実行中の処理内容或いは処理
結果などを表示部24に表示させるように構成されてい
る。
【0020】一方、リモート制御部27は、IDタグ1
1との通信を制御すると共に、発音部31の制御を行う
もので、IDタグ11との通信を行う際には、まず、キ
ャリア信号を電力用電波信号としてアンテナ部30から
送信し、その後、送信すべきデータを電力用電波信号に
重畳するように変調してアンテナ部30から送信するよ
うになっている。
【0021】IDタグ11から発信された電波信号につ
いては、アンテナ部30を介して受信し、復調してデー
タとして弁別する。そして、リモート制御部27は、復
調されたデータを図示しないRAM等に一時的に記憶
し、その後、そのデータを主制御部26側に送信するよ
うになっている。
【0022】次に、本実施例の作用について図3乃至図
5をも参照して説明する。図3は、リーダ4側より電波
信号が送信され、IDタグ11のCPU16が起動した
場合に行う受信電力制御処理の内容を示すフローチャー
トである。CPU16は、先ず、コンデンサ14の接続
数を制御するための変数C(初期設定で、予め定められ
た共振周波数f0 に一致する数に設定されている)をイ
ンクリメントする(ステップS1)。
【0023】それから、CPU16は、A/D変換部2
0にA/D変換を行わせて平滑回路17の起電圧Eのレ
ベルを読み出し(ステップS2)、そのレベルが下限値
以下であるか否かを判断する(ステップS3)。起電圧
Eのレベルが下限値VL を上回っている場合は(「N
O」)、次に、起電圧Eのレベルが上限値VH 以上であ
るか否かを判断する(ステップS4)。起電圧Eのレベ
ルが上限値VH 未満であれば(「NO」)、起電圧Eの
レベルは適正な範囲(VL <E<VH )にあることか
ら、そのまま処理を終了する。
【0024】一方、ステップS3において、起電圧Eの
レベルが下限値VL 以下であった場合(「YES」)、
CPU16は、コンデンサ14の接続切り替えを行う
(ステップS5)。即ち、ステップS1において、デフ
ォルト数に“1”を加えた変数Cに基づいて、共振回路
15にコンデンサ14が1個多く接続されるようにスイ
ッチ13を閉じる。
【0025】それから、CPU16は、平滑回路17の
起電圧Eのレベルを再び読み出し(ステップS6)、そ
のレベルがステップS2で読み出した時点から増加した
か否かを判断する(ステップS7)。
【0026】ここで、図4は、共振回路15の共振周波
数fと起電圧Eとの関係を示すものである。共振周波数
fは、f=1/{2π(LC)1/2}で表される。但
し、Lはコイル12のインダクタンス,Cは共振回路1
5に接続されているコンデンサ14のキャパシタンスで
ある。上記のケースでステップS7において起電圧Eが
増加した場合は(「YES」)、IDタグ11側の共振
周波数fが本来の共振周波数f0 に対して高い方にずれ
ているので(図4,fH 側)、コンデンサ14を更に多
く接続する(共振回路15の共振周波数を低下させる)
ことが望ましいと判断できる。従って、CPU16は変
数Cをインクリメントしてから(ステップS9)ステッ
プS10に移行する。
【0027】また、上記のケースでステップS7におい
て、起電圧Eが減少した場合は(「NO」)、IDタグ
11側の共振周波数が共振周波数f0 に対して低い方に
ずれているので(図4,fL 側)、コンデンサ14の接
続数をより少なくする(共振回路15の共振周波数を上
昇させる)ことが望ましいと判断できる。従って、CP
U16は変数Cをデクリメントしてから(ステップS
8)ステップS10に移行する。
【0028】ステップS10において、CPU16は、
変数Cがコンデンサ14の接続数の調整可能範囲にある
か(最大又は最小に達したか)否かを判断し、調整可能
範囲内にあれば(「YES」)、ステップS2に戻る。
従って、ステップS1,S8またはS9により変数Cを
変化させ、ステップS5でコンデンサ14の接続数を切
り換えた結果、起電圧Eのレベルが下限値VL を上回り
ステップS3で「NO」と判断するまで、ステップS5
〜S10のループを繰り返し実行する。
【0029】また、ステップS10において変数Cが調
整可能範囲を超えていれば(「NO」)、CPU16は
ステップS4に移行する。そして、この時点で起電圧E
が上限値VH 未満であれば(ステップS4,「N
O」)、電圧調整の目的は達成されるので処理を終了す
る。
【0030】一方、起電圧Eのレベルが上限値VH 以上
であり、CPU16がステップS4において「YES」
と判断した場合は、IDタグ11側の共振周波数fが本
来の共振周波数f0 に対してずれている,いないかにか
かわらず、リーダ4との通信距離が近すぎる状態にあ
る。この場合の共振回路15の共振周波数fと起電圧E
との関係を図5に示す。
【0031】この場合も、CPU16は、コンデンサ1
4の接続切り替えを行うと(ステップS11)平滑回路
17の起電圧Eのレベルを再び読み出し(ステップS1
2)、そのレベルがステップS2で読み出した時点から
減少したか否かを判断する(ステップS13)。ここ
で、起電圧Eが減少した場合は(「YES」)、IDタ
グ11側の共振周波数fは図5に示すfL 側にあり、共
振周波数f0 に対して遠ざかる方向に変化しているので
(図5における左方向)、コンデンサ14を更に多く接
続することが望ましいと判断できる。従って、CPU1
6は変数Cをインクリメントしてから(ステップS1
5)ステップS16に移行する。
【0032】また、ステップS13において、起電圧E
が増加した場合は(「YES」)、IDタグ11側の共
振周波数fは図5に示すfH 側にあり、共振周波数f0
に近付く方向に変化しているので、コンデンサ14の接
続数を減らす方向に変化させることが望ましい(図5に
おける右方向)。従って、CPU16は変数Cをデクリ
メントしてから(ステップS14)ステップS16に移
行する。
【0033】ステップS16において、CPU16は、
ステップS10と同様に変数Cがコンデンサ14の接続
数の調整可能範囲にあるか否かを判断し、調整可能範囲
内にあれば(「YES」)ステップS2に戻る。従っ
て、ステップS1,S14またはS15により変数Cを
変化させ、ステップS11でコンデンサ14の接続数を
切り換えた結果、起電圧Eのレベルが上限値VH 未満と
なりステップS4で「NO」と判断するまで、ステップ
S11〜S16のループを繰り返し実行する。また、ス
テップS16において、変数Cが調整可能範囲を超えて
いれば(「NO」)、それ以上の調整は不能であるから
その時点で処理を終了する。尚、図3のフローチャート
において、ステップS2〜S4は検出ステップに対応
し、ステップS5〜S10,S11〜S16は制御ステ
ップに対応する。
【0034】斯様にして、リーダ4がIDタグ11との
実質的な通信を行う前の段階で、IDタグ11側におい
て起電圧Eのレベル調整が自動的に行われ、リーダ4
は、その調整動作を全く意識することなく各IDタグ1
1からデータの読取りをマルチリードモードで一括して
行うことができる。
【0035】以上のように本実施例によれば、IDタグ
11のCPU16は、リーダ4より送信される電波信号
に基づいて平滑回路17が生成出力する動作用電源の電
圧レベルをA/D変換部20によって検出し、その起電
圧Eに応じて、共振回路15の共振周波数fを変化させ
るように制御する。
【0036】従って、共振周波数fが適正な値f0 から
ずれている場合や、共振周波数f自体は適正であるにも
かかわらず、リーダ4との相対的な位置関係によって送
信される電波信号の電力が過剰となっている場合など
に、共振周波数fのずれを補正して起電圧Eを適正な範
囲に復帰させたり、共振周波数fをf0 に対して敢えて
ずらすように調整することで、過剰に供給されている電
力のレベルを緩和して適正な範囲に復帰させることが可
能となる。そして、複数のIDタグ11からデータ読取
りを一括して行う場合に、IDタグ11が破壊されるこ
とや、動作用電源の供給不足によって読取りのエラーが
発生することなどを極力防止することができる。
【0037】また、本実施例によれば、共振回路15
を、コンデンサ14の接続数を変化させることで容量C
が可変であるLC共振回路15で構成し、CPU16
は、起電圧Eに応じて共振回路15の容量を変化させる
ようにしたので、部品配置にスペース上の制約があるI
Dタグ11において、共振回路15の共振周波数fを比
較的簡単な構成によって変化させることができる。
【0038】(第2実施例)図6は本発明の第2実施例
を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説
明する。第2実施例のIDタグ32では、平滑回路17
からの出力電圧は、電源電圧検出回路(電圧検出手段)
33にも与えられている。電源電圧検出回路33は、例
えばウインドウコンパレータで構成されており、平滑回
路17が生成して出力する起電圧Eが適正な範囲(上限
値VH ,下限値VL )内にあるか比較を行い、その比較
結果を信号SH ,SL としてCPU16Aに出力するよ
うになっている。
【0039】従って、CPU16Aは、図3に示すフロ
ーチャートにおいて、ステップS2を省略し、ステップ
S3,S4における判断は、電源電圧検出回路33の出
力信号SH ,SL を参照することで行うことができる。
即ち、ステップS3において、信号SL がロウレベルで
あれば、CPU16Aは起電圧Eのレベルが下限値VL
を上回っており(「NO」)、信号SL がハイレベルで
あれば、起電圧Eのレベルが下限値VL 以下である
(「YES」)と判断できる。
【0040】また、ステップS4において、信号SH が
ロウレベルであれば、CPU16Aは起電圧Eのレベル
が上限値VH 未満であり(「NO」)、信号SH がハイ
レベルであれば、起電圧Eのレベルが上限値VH 以下で
ある(「YES」)、と判断できる。
【0041】以上のように第2実施例によれば、起電圧
Eが適正な範囲内にあるか否かの比較を電源電圧検出回
路33によって行うようにしたので、CPU16Aにお
けるソフトウエアの処理負担をその分だけ軽減すること
ができる。また、CPU16Aは、起電圧Eのレベル
が、VL <E<VH の範囲内にあるかどうかの判断をよ
り迅速に行うことができる。
【0042】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。共振回路のインダクタンス成分を変
化させて共振周波数を調整しても良い。回転寿司の皿に
埋め込まれるものに限ることなく、物品に内蔵された
り、付着,取り付けられた状態で使用されるIDタグで
あり、その物品が複数一か所に集められた状態でリーダ
によって一括で読取りされるものであれば、適用が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、IDタグの電気的
構成を示す機能ブロック図
【図2】リーダの電気的構成を示す機能ブロック図
【図3】IDタグのCPUによる電圧調整処理の制御内
容を示すフローチャート
【図4】IDタグの共振回路の共振周波数fと起電圧E
との関係を示す図(その1)
【図5】図4相当図(その2)
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図7】従来のIDタグが、回転寿司用の皿に内蔵され
た状態を示す図
【図8】図7に示す皿が積み重ねられた状態で、リーダ
によってデータの一括読取りが行われる状態を示す図
【符号の説明】
1は皿(物品)、4はリーダ、11はIDタグ、14は
コンデンサ、15はLC共振回路、16,16AはCP
U(制御手段)、20はA/D変換部(電圧検出手
段)、32はIDタグ、33は電源電圧検出回路(電圧
検出手段)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品に内蔵された状態で、或いは物品に
    付帯した状態で使用され、リーダ側より送信される電波
    信号より生成される動作用電源が供給されて動作するI
    Dタグにおいて、 前記電波信号を受信するものであり、共振周波数が可変
    に構成される共振回路と、 前記リーダ側より供給される動作用電源の電圧レベルを
    検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段が検出した前記動作用電源の電圧レベ
    ルに応じて、前記共振回路の共振周波数を変化させるよ
    うに制御する制御手段とを備えて構成されることを特徴
    とするIDタグ。
  2. 【請求項2】 前記共振回路は、容量が可変のLC共振
    回路で構成されており、 前記制御手段は、前記動作用電源の電圧レベルに応じ
    て、前記共振回路の容量を変化させることを特徴とする
    請求項1記載のIDタグ。
  3. 【請求項3】 物品に内蔵された状態で、或いは物品に
    付帯した状態で使用され、リーダ側より送信される電波
    信号より生成される動作用電源が供給されて動作するI
    Dタグの受信電力制御方法において、 前記リーダ側より供給される動作用電源の電圧レベルを
    検出する検出ステップと、 前記動作用電源の電圧レベルに応じて、前記電波信号を
    受信するための共振回路の共振周波数を変化させるよう
    に制御する制御ステップとを有することを特徴とするI
    Dタグの受信電力制御方法。
  4. 【請求項4】 前記共振回路は、容量が可変のLC共振
    回路で構成されており、 前記制御ステップにおいて、前記動作用電源の電圧レベ
    ルに応じて、前記共振回路の容量を変化させることを特
    徴とする請求項3記載のIDタグの受信電力制御方法。
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