JP2002259838A - 閲覧許可情報を含む提供情報を供給するシステム、閲覧許可情報管理装置、情報提供装置、ユーザ端末装置、提供情報をユーザ端末装置に提供する方法、閲覧許可情報を生成する方法、閲覧許可情報を判定する方法、提供情報を記録した記録媒体 - Google Patents

閲覧許可情報を含む提供情報を供給するシステム、閲覧許可情報管理装置、情報提供装置、ユーザ端末装置、提供情報をユーザ端末装置に提供する方法、閲覧許可情報を生成する方法、閲覧許可情報を判定する方法、提供情報を記録した記録媒体

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JP2002259838A
JP2002259838A JP2001055964A JP2001055964A JP2002259838A JP 2002259838 A JP2002259838 A JP 2002259838A JP 2001055964 A JP2001055964 A JP 2001055964A JP 2001055964 A JP2001055964 A JP 2001055964A JP 2002259838 A JP2002259838 A JP 2002259838A
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JP2001055964A
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Nobutoshi Furuya
信俊 古谷
Yukio Tanabe
幸夫 田辺
Takehito Niwa
勇仁 丹羽
Toshihiko Suzuki
俊彦 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閲覧許可の条件が記述されている閲覧許可情
報を用いることにより、閲覧許可の条件が満たされてい
るか否かを、特別な管理装置やその他のデータベースサ
ーバなどに問い合わせることなく、ユーザ端末装置に自
律的に提供情報の再生の可否を判断させる。 【解決手段】 ユーザ端末装置と、情報提供装置と、閲
覧許可情報管理装置とが通信網に接続されている。閲覧
許可情報管理装置は、閲覧許可情報の発行要求に応じて
閲覧許可情報を生成する。情報提供装置は、閲覧許可情
報を含む提供情報を保存する。該情報提供装置はユーザ
端末装置からの送信要求に応じてユーザ端末装置に該提
供情報を提供する。ユーザ端末装置は、提供情報に含ま
れる閲覧許可情報から該提供情報を再生することが許可
されるか否か判断し、許可されると判断された場合当該
提供情報の再生を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閲覧許可情報を含
む提供情報を供給するシステム、閲覧許可情報管理装
置、情報提供装置、ユーザ端末装置、提供情報をユーザ
端末装置に提供する方法、閲覧許可情報を生成する方
法、閲覧許可情報を判定する方法、提供情報を記録した
記録媒体などに関する。より詳しくは、ユーザ端末装置
において自律的にて情報の正当性を判断できるようにす
ることにより、様々な利用形態を可能とする閲覧許可情
報を含む提供情報を供給するシステム、閲覧許可情報管
理装置、情報提供装置、ユーザ端末装置、提供情報をユ
ーザ端末装置に提供する方法、閲覧許可情報を生成する
方法、閲覧許可情報を判定する方法、提供情報を記録し
た記録媒体などに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理技術、通信技術の発展に
より、三次元仮想空間データ、コンピュータ・グラフィ
ックス、Web文書などのいわゆるデジタル・コンテン
ツの需要が増加してきた。かかるデジタル・コンテンツ
の販売、貸し出し、制作代行などを行うことにより利益
を得るコンテンツ制作者が登場してきた。一方、このよ
うなコンテンツ作成ビジネスに関連して、ソフトウエア
・メーカなどの事業者がビジネスコンテンツを作成する
ためのツールをコンテンツ作成者に対して販売する、と
いうビジネスも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のビジネ
スには以下の問題点があった。すなわち、ツールを提供
する側の事業者は、コンテンツ制作者の制作頻度に関わ
らず同額のツールを販売するため、製作頻度の高い製作
者に対して利益率が悪い。また、一度ツールを販売する
と、一般にバージョンアップ-スパンが長いため、販売
先のコンテンツ制作者に対し、継続的に高収入を得る手
段が少ない。また、つぎの製品をコンテンツ制作者に購
入して貰うためには、魅力的なバージョンアップ内容に
するための企画力、技術力、開発費が必要となる。さら
に年間保守契約は販売価格に比べ低額でありまた、契約
率も低い。保守契約契約のための営業活動も必要となり
さらに経費がかかり利益が少なくなるおそれもある。
【0004】一方、コンテンツ製作者側にとっても従来
のツール販売によるビジネス形式は問題があった。すな
わち、製作の頻度に関わらず、同額のツールを購入しな
ければならないため、製作頻度の少ない製作者にとって
投資効率が悪い。
【0005】また、事業者のポータルサイトにコンテン
ツの情報を掲載するために、別途申告が必要である。そ
の上、コンテンツ更新の際に申告を怠るとポータルサイ
トに載っている情報が不正確になり、せっかくの利用者
のアクセスに対する機会損失を招くという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを目的
としてなされたものであり、閲覧許可の条件が記述され
ている閲覧許可情報を提供情報に含めて供給することに
より、閲覧許可の条件が満たされているか否かを、特別
な管理装置やその他のデータベースサーバなどに問い合
わせることなく、ユーザ端末装置に自律的に提供情報の
再生の可否を判断させる。これにより提供情報の作成ツ
ールにコピープロテクトをかけるなどの不正使用防止対
策を行う必要が無くなり、顧客の自由な使用・コンテン
ツの作成をさせることを可能する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的とする手段として、本発明は以下の特徴を有す
る。
【0008】(請求項1に記載の発明)本発明に係るシ
ステムは通信網に接続可能なユーザ端末装置と、通信網
に接続された情報提供装置と、通信網に接続された閲覧
許可情報管理装置とを有している。
【0009】閲覧許可情報管理装置は、閲覧許可情報の
発行要求に応じて閲覧許可情報を生成し、顧客データ、
注文データなどの閲覧許可情報の生成に関連して取得し
た情報や、閲覧許可情報や決済情報などのなどの該生成
に関連して発生した情報などを記録する。
【0010】該情報提供装置は、閲覧許可情報を受領し
た後これを所定の形式にて情報に組み込んで提供情報を
作成し、これを保存する。該情報提供装置は、たとえば
HTTPプロトコルによってなされるユーザ端末装置か
らの送信要求に応じてユーザ端末装置に該提供情報を通
信網を介して提供する。
【0011】ユーザ端末装置は、提供情報を受け取った
場合当該提供情報に含まれる閲覧許可情報から該提供情
報を再生することが許可されるか否か判断し、許可され
ると判断された場合当該提供情報の再生を実行する。な
お、「再生」とは、提供情報の内容を読み取り、読み取
った内容に従って表示することをいうものとする。
【0012】なお、提供情報とは閲覧許可情報を含む情
報をいい、HTML、VRMLその他の記述言語を用い
て記述されたもののみならず、他の型式のファイルJP
EG,MIDIなどいずれのファイル形式のものもすべ
て含む。だだし、ある所定の形式たとえばVRMLによ
って記述された情報のみを提供情報として扱うように構
成することも可能である。このような例の場合、VRM
L以外の型式の情報については閲覧許可情報に関係なく
ユーザ端末装置にて利用可能になる。
【0013】閲覧許可情報は、閲覧許可条件が含まれる
情報をいい、閲覧許可条件には、時期的、人的、地域
的、などあらゆる条件を用いることができる。また、閲
覧許可条件には提供情報や閲覧許可情報が不正に複写、
偽造、改ざん等がされていないことも含めることができ
る。この場合閲覧許可情報としてはハッシュ値等の閲覧
許可情報が不正に複製、偽造、改ざん等を防止するため
の不正防止用データを用いることができる。なお、閲覧
許可情報は、提供情報が再生される際には無視され、閲
覧許可情報の内容が表示されることはない。
【0014】本システムにおいては、ユーザ端末装置で
利用できる提供情報は、閲覧許可条件を満たしたものの
みであり、それ以外の者は不正なものとして利用を制限
することができる。
【0015】また、閲覧許可情報に関連して閲覧許可情
報管理装置に集まる情報を蓄積し、これを利用すること
により、提携業者紹介、閲覧許可情報の有効期限切れの
自動お知らせ、提供情報一覧を掲げるサイトの自動更新
などのサービスを行うことも可能となる。
【0016】(請求項4に記載の発明)請求項4に記載
の発明は、顧客からの発行要求に応じて閲覧許可情報を
生成する閲覧許可情報生成手段を有し、該閲覧許可情報
生成手段は、発行請求情報取得手段と、閲覧許可情報構
成手段とを有し発行請求情報取得手段は閲覧許可情報の
発行請求に関して送られてくる情報を取得し、該取得し
た情報から閲覧許可情報の生成に用いる情報を取り出
し、これを閲覧許可情報構成手段に渡し、閲覧許可情報
構成手段は、発行請求情報取得手段から閲覧許可情報の
生成に用いる情報を受け取ると、これに基づいて閲覧許
可情報もしくはその要部を生成することを特徴とする。
【0017】顧客からの発行要求に含まれる情報を利用
して、閲覧許可情報の生成を行うように作用する。これ
により顧客の要求に合致した閲覧許可情報が自動的に生
成されることになる。
【0018】(請求項9に記載の発明)請求項9に記載
の発明は、閲覧許可情報を含む提供情報を有する情報提
供装置であって、前記閲覧許可情報は、提供情報の記憶
されている場所を特定する情報である情報格納場所情報
と、提供情報の再生を許可する期間を示す有効期間情報
とを具備することを特徴とする。
【0019】閲覧許可情報に含まれる情報格納場所情報
は当該情報提供装置のたとえばIPアドレスであるの
で、他の情報提供装置において当該提供情報を使用しよ
うとしても、閲覧許可情報の機能により禁止されるよう
に作用する。また、有効期間情報が含まれるので、有効
期間経過後も当該提供情報を削除せずにおいても不正な
利用は生じないように作用する。
【0020】(請求項10に記載の発明)請求項10に
記載の発明は、閲覧許可情報を含む提供情報を受け取
り、該閲覧許可情報に基づいて提供情報の再生の可否を
判定する閲覧許可情報判定手段と、前記閲覧許可情報判
定手段より判定結果を受け取り、判定結果が閲覧許可を
示す場合は、提供情報の再生を行い、判定結果が閲覧許
可を示さない場合は提供情報の再生を行わない情報閲覧
手段とを有していることを特徴とする。
【0021】かかる発明においては、提供情報に格納さ
れている閲覧情報を用いて利用の可否が判断できるの
で、ユーザ端末装置が他のデータベースサーバと更新す
ることなく、自律的に判断を行うように作用する。
【0022】(請求項14に記載の発明)請求項14に
記載の発明は、閲覧許可情報管理装置に対して閲覧許可
情報の発行を要求するステップと、該発行の要求を受け
取った閲覧許可情報管理装置が、発行の要求にともなっ
て送られてくる諸情報を記録するとともに、これらの情
報に基づいて閲覧許可情報を生成するステップと、当該
閲覧許可情報含む提供情報を生成し、ユーザ端末装置か
らの要求に応じて、閲覧許可情報を含む提供情報を送信
できるように、情報提供装置に記憶させるステップと、
ユーザ端末装置から前記提供情報を送信するよう情報提
供装置に要求を発するステップと、該要求を受け取った
情報提供装置が、要求された提供情報をユーザ端末装置
に送信するステップと、前記提供情報を受け取ったユー
ザ端末装置は、当該提供情報に含まれる閲覧許可情報を
用いて閲覧許可するか否かを判定し、閲覧許可する旨の
判定がなされた場合は、提供情報の再生を実行し、閲覧
許可しない旨の判定を行った場合は提供情報の再生を実
行しないステップとを具備することを特徴とする。
【0023】(請求項15に記載の発明)請求項15に
記載の発明は、閲覧許可情報を生成する方法において、
提供情報を格納するサーバIP、サービスURL、使用
開始日、使用期限のデータを受け取るステップと、サー
バIPおよびサービスURLから情報格納場所情報を生
成するステップと、使用開始日および使用期限から有効
期間情報を生成するステップと、情報格納場所情報及び
有効期間情報を合わせて閲覧許可情報を生成するステッ
プとを具備することを特徴とする。
【0024】これにより、閲覧許可情報の中に適否を直
接判断できる情報が組み込まれるので、ユーザ端末装置
が閲覧許可情報管理装置やその他のデータベースサーバ
などに問い合わせることなく自律的に提供情報の再生の
可否を判断させるように作用する。
【0025】(請求項17に記載の発明)請求項17に
記載の発明は、閲覧許可情報を判定する方法において提
供情報から閲覧許可情報を取得するステップと、閲覧許
可情報に含まれる情報格納場所情報が正しいか否か判定
するステップと、閲覧許可情報に含まれる有効期間情報
から有効期間内の使用か否かを判定するステップと、情
報格納場所情報が正しく、かつ有効期間内の使用である
と判定された場合は提供情報の再生を実行し、それ以外
の場合は提供情報の再生を行わないステップと、を具備
することを特徴とする。
【0026】これにより、閲覧許可情報の中に適否を直
接判断できる情報に基づいて、ユーザ端末装置が閲覧許
可情報管理装置やその他のデータベースサーバなどに問
い合わせることなく、自律的に提供情報の再生の可否を
判断させるように作用する。
【0027】(請求項19に記載の発明)請求項19に
記載の発明は、閲覧許可情報を含む提供情報を記録した
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記閲
覧許可情報は提供情報の記憶されている場所を特定する
情報である情報格納場所情報と、提供情報の再生を許可
する期間を示す有効期間情報と、閲覧許可情報の不正な
複製等を防止するための不正防止用データとを具備する
ことを特徴とする。
【0028】これにより、閲覧許可情報の中に適否を直
接判断できる情報に基づいて、ユーザ端末装置が閲覧許
可情報管理装置やその他のデータベースサーバなどに問
い合わせることなく、自律的に提供情報の再生の可否を
判断させるように作用する。
【0029】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0030】(1.第1の実施の形態)図1は、本実施
の形態に係るシステムの全体図を示すブロック図であ
る。本システムは、通信網104に接続可能なユーザ端
末装置103と、通信網104に接続された情報提供装
置102と、通信網104に接続された閲覧許可情報管
理装置101とを有している。
【0031】通信網104は、有線・無線、専用回線・
交換回線を問わず、これに接続されている装置がそれぞ
れ目的とする装置に対しセッションを確立したときにそ
の間での情報の送受を可能とするように作用する。図1
中、通信網104は一本の基幹線によって接続されるよ
うに表示してあるが、これはインターネットのように、
ゲートウエイを介して複数のネットワークが組み合わさ
れて実現しても構わない。また、その接続についてもい
わゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずと
も、PPP接続などによって一時的に接続してあって
も、セッションを確立したときにその間で情報の送受が
できるようになっていれば構わない。なお、上記「通信
網」には専用回線を固定的に張りめくらせたような、交
換機を用いない通信網104も含まれる。
【0032】情報提供装置102は、コンピュータ、ワ
ークステーションなどの入力装置、中央処理装置、主記
憶装置、および出力装置を備えた情報処理装置であっ
て、たとえば閲覧許可情報を含むWeb文書を格納した
Webサーバなどである。この情報提供装置102は、
ユーザ端末装置103からの要求に応じてユーザ端末装
置103に情報を提供する機能を有する。情報提供装置
102が提供する情報(以下、「提供情報」という)と
は、通信網104を介してユーザ端末装置103に供給
可能な情報であって、以下に述べる閲覧許可情報を含ん
でおり、ユーザ端末装置103がユーザ端末装置103
の操作者に該提供情報の内容を了知させること(以下、
「提供情報の再生」という)が可能な情報をいい、たと
えばHTMLなどによって記述されたWeb文書、VR
MLなどで記述された3次元空間データ、MP3型式の
音楽データなどである。
【0033】閲覧許可情報管理装置101は、コンピュ
ータ、ワークステーションなどの情報処理装置であっ
て、たとえばWeb接続機能を備えたサーバ・コンピュ
ータである。この閲覧許可情報管理装置101は、要求
に応じて閲覧許可情報を生成する機能を有する閲覧許可
情報生成手段105と、閲覧許可情報生成に関連して取
得した情報及び該生成に関連して発生した情報などの閲
覧許可情報の管理に使用可能な情報を記録する機能を有
する閲覧許可情報記録手段106とを有している。な
お、閲覧許可情報管理装置101は、物理的に1つの装
置によって構成されても良いが、互いにデータ交換可能
に接続された複数の情報処理装置によって構成されても
構わない。たとえば閲覧許可情報生成手段105をWe
bサーバ及びアプリケーションサーバで構成し、閲覧許
可情報記録手段106をデータベースサーバにより構成
し、これらをネットワークで接続して閲覧許可情報管理
装置101として使用しても良い。
【0034】ユーザ端末装置103は、通信網104を
介して情報提供装置102に接続可能なコンピュータ、
ワークステーション、移動体端末などの情報処理装置で
あって、たとえばWeb接続機能を有しWeb文書閲覧
ソフトウエアであるいわゆるブラウザを搭載したコンピ
ュータ、もしくは携帯電話器などである。このユーザ端
末装置103は、提供情報を受け取った場合、当該提供
情報に含まれる閲覧許可情報から該提供情報を再生する
ことが許可されるか否か判断する機能を有する閲覧許可
情報判定手段107と、当該閲覧許可情報判定手段10
7において許可されると判断された場合当該提供情報の
再生を実行する機能を有する情報閲覧手段108とを有
する。この情報閲覧手段108は、たとえばブラウザ及
び該ブラウザからの出力を表示する表示装置で構成さ
れ、また閲覧許可情報判定手段107は該ブラウザ用の
プラグ・インとして提供され、ユーザ等によって該ユー
ザ端末装置103に搭載されるようにしても良い。
【0035】図2に、本システムで用いられる提供情報
の構成例を示す。この構成例においては、提供情報はV
RML(Virtual Reality Modeling Language)によっ
て記述された3次元仮想空間を構成するファイルである
が、本発明において扱われる提供情報がVRMLによっ
て記述される情報に限られる趣旨ではない。
【0036】ファイル201は、ヘッダ部202と、複
数のノード203,204,205、…を有している。
ノード203は、閲覧許可情報206を含むノードであ
り、ノードタイプ「KEY」によって当該ノードが閲覧
許可情報を含むノードであることが識別される。ノード
203は閲覧許可情報206をそのボディに格納してい
る。図3に、閲覧許可情報206の構成例を示す。この
例においては、閲覧許可情報206は、提供情報の記憶
されている場所を特定する情報である情報格納場所情報
301と、提供情報の再生を許可する期間を示す有効期
間情報302と、閲覧許可情報の不正な複製等を防止す
るための不正防止用データ303とによって構成され
る。なお、本発明に用いることのできる閲覧許可情報の
構成は、これに限られるものではなく、閲覧許可をどの
ような条件でユーザに与えるかによって閲覧許可情報の
内容を適宜に変更して良い。
【0037】前記情報格納場所情報としては、たとえば
当該提供情報を格納したサーバのIPアドレス、当該提
供情報のURL、当該提供情報のファイルパスなどを用
いれば良い。あるいは、これらを複数組み合わせて情報
格納場所情報として用いても良い。
【0038】有効期間情報としては、提供情報の閲覧許
可を開始する開始日と、その有効期間の終期を示す情報
(たとえば、期間や期間満了日)とを用いればよい。
【0039】不正防止用データは、当該閲覧許可情報が
その提供情報に関するものであることを確認できる情報
であればどのような情報でもよく、たとえば当該提供情
報のハッシュ値を不正防止用データとして用いることが
できる。
【0040】つぎに、当該システムを構成する各装置の
構成例について説明する。
【0041】(閲覧許可情報管理装置の構成例)図4
は、閲覧許可情報管理装置101の構成例を示すブロッ
ク図である。閲覧許可情報管理装置101は、通信網1
04に接続可能であって、通信網104を介して他の装
置との情報の送受を制御する通信制御手段401と、該
通信制御手段に接続された閲覧許可情報生成手段105
と、該閲覧許可情報生成手段105に接続された閲覧許
可情報記録手段106とを有している。
【0042】通信制御手段401は、通信網104と閲
覧許可情報管理装置101を接続する機能を有し、たと
えばプロトコル・スタック、該プロトコル・スタックに
従って所定の通信手順を実行する中央演算装置などで構
成される前置通信処理装置(Front End Communication
Processor)である。
【0043】閲覧許可情報生成手段105は、発行請求
情報取得手段402と、閲覧許可情報構成手段403
と、暗号化手段404と、送信データ生成手段405と
を有している。
【0044】発行請求情報取得手段402は、かかる通
信制御手段401を介して閲覧許可情報の発行請求に関
して送られてくる情報を取得する機能を有する。該取得
した情報から閲覧許可情報の生成に必要な情報を取り出
し、これを閲覧許可情報構成手段403に渡すように作
用する。また、発行請求情報取得手段402は、閲覧許
可情報記録手段106に所定の情報を渡し、これを記録
させるように作用する。
【0045】閲覧許可情報構成手段403は、発行請求
情報取得手段402から閲覧許可情報の生成に必要な情
報を受け取ると、これに基づいて閲覧許可情報もしくは
その要部を生成するように作用する。また閲覧許可情報
構成手段403は、生成した閲覧許可情報を暗号化手段
404に渡すとともに、閲覧許可情報記録手段106に
渡しこれを記録させるように作用する。
【0046】暗号化手段404は、閲覧許可情報構成手
段403から受け取った閲覧許可情報を所定の暗号化方
式にて暗号化し、暗号化された閲覧許可情報を生成し
て、これを送信データ生成手段405に渡す。暗号化方
式はDES、RSAなどいずれの方式であっても良い。
また、閲覧許可情報の偽造盗用等の危険がない環境下に
あっては、暗号化手段を設けずとも良い。
【0047】送信データ生成手段405は、該閲覧許可
情報の生成を要求した者などに宛てて、暗号化された閲
覧許可情報を送信するためのデータを生成するように作
用する。電子メールにて送信する場合には、宛先となる
電子メールアドレスを発行要求情報取得手段もしくは閲
覧許可情報記録手段106から取得して、暗号化された
閲覧許可情報を含む電子メールデータであって宛先を該
電子メールアドレスとした電子メールデータを生成し、
これをかかる通信制御手段401に渡すように作用す
る。なお、本発明においては、閲覧許可情報を通信網1
04を介して発行要求者に返信しなくともよく、フロッ
ピー(登録商標)ディスクなどの記録媒体に閲覧許可情
報を出力してこれを発行要求者に渡すようにしても良
い。この場合には、送信データ生成手段405の代わり
にフロッピーディスク書込装置やプリンタなどの出力手
段を設ければよい。
【0048】つぎに、閲覧許可情報記録手段106の構
成例について説明する。
【0049】閲覧許可情報記録手段106は、閲覧許可
情報管理データベース406と、データベース管理シス
テム手段407とを有している。閲覧許可情報管理デー
タベース406は、閲覧許可情報及びこれに関連する情
報を読み書き可能に記録するように作用し、データベー
ス管理システム手段407は、閲覧許可情報生成手段1
05及び図略の入力装置からの命令及びデータに基づい
て、閲覧許可情報管理データベース406の記憶管理、
アクセス制御、問い合わせ処理、トランザクション処理
を行うように作用する。
【0050】閲覧許可情報管理データベース406は、
顧客テーブル408と、注文テーブル409と、閲覧許
可情報管理テーブル410とを有している。
【0051】図5に、顧客テーブル408の構成例を示
す。顧客テーブル408は、閲覧許可情報を利用する者
(以下、「顧客」という)に関する情報を記録するもの
であり、1の顧客について1のレコードが生成される。
顧客は閲覧許可情報の発行を請求する者である。また、
この閲覧許可情報を含む提供情報のデータの所有者であ
る。発行請求情報取得手段402は、顧客からの請求と
請求に伴って提出される情報や請求に対応して行われた
契約内容の情報に基づいて、発行請求情報を取得する。
図示の例においては、「A株式会社」「Bカンパニー」
それぞれについてレコード501,502が作成されて
いる。各レコードは、顧客ナンバーフィールド503,
法人名フィールド504,メールアドレスフィールド5
05を有しており、顧客ナンバーフィールド503には
顧客を一意に特定できる識別番号が格納される。法人名
フィールド504には、当該顧客の名称が文字データと
して格納され、メールアドレスフィールド505には、
当該顧客の連絡先となるメールアドレスが格納される。
【0052】つぎに、注文テーブル409の構成例につ
いて説明する。図6に注文テーブル409の構成例を示
す。注文テーブル409は、顧客からの閲覧許可情報の
発行要求(以下、「注文」という)を記録するものであ
り、1の注文について1のレコードが生成される。図6
に示す例では、2つの注文がレコード601、602と
して記録されている。
【0053】各レコードは、注文ナンバーフィールド6
03,顧客ナンバーフィールド604、購入日フィール
ド605、決済の完了フィールド606を有している。
注文ナンバーフィールド603には、注文を一意に特定
する識別情報が格納される。顧客ナンバーフィールド6
04には顧客を一意に特定する識別情報が格納される。
購入日フィールド605には、注文受け日が格納され
る。決済の完了フィールド606には、当該注文の代金
の支払いが行われたか否かを示す情報が格納される。た
とえば、レコード601は、注文ナンバーが「1」であ
る注文であって、該注文は顧客ナンバー「1」である顧
客からの注文で、注文受付は2001年1月15日に注
文の受付が行われ、該注文に対する支払いは完了してい
ることを記録している。なお、図6に示す構成例では、
閲覧許可情報の発行の注文に対する決済が完了している
場合には「TRUE」値を、完了していない場合には
「FALSE」値を格納するようになっている。
【0054】つぎに、閲覧許可情報管理テーブル410
の構成例について説明する。図7は、閲覧許可情報管理
テーブル410の構成例を示す図である。閲覧許可情報
管理テーブル410は、各閲覧許可情報についての情報
を記録するものであり、一の閲覧許可情報について一つ
のレコードが記録される。同図の例においては、2つの
閲覧許可情報について2つのレコード701,702が
記録されている。
【0055】各レコードは、発行ナンバーフィールド7
03、注文ナンバーフィールド704、テナント業者ナ
ンバーフィールド705、サーバIPフィールド70
6、サービスURLフィールド707、三次元データハ
ッシュフィールド708、鍵データフィールド709、
鍵使用開始日フィールド710、鍵有効期限フィールド
711、エントリールームフィールド712、公開の有
無フィールド713、サービス分類フィールド714、
サービス概要フィールド715、更新案内フィールド7
16を有している。発行ナンバーフィールド703は閲
覧許可情報を一意に特定するための識別情報を格納し、
注文ナンバーフィールド704は注文を一意に特定する
ための識別情報で、前記注文情報の識別ナンバーとリン
クしている。テナント業者ナンバーフィールド705は
該閲覧許可情報がテナント業者を介して注文された場合
該テナント業者を特定するための識別情報を格納する。
ここで、テナント業者とは、たとえば3次元空間の画像
の表示スペースを貸し出しこのスペースに貸出先(テナ
ント)のコンテンツを埋め込み表示させる業者である。
テナント業者を介さない場合は、何も格納されない。サ
ーバIPフィールド706は、情報格納場所情報であ
る、当該閲覧許可情報を含む提供情報を配信するサーバ
のIPアドレスを格納する。サービスURLフィールド
707は、情報格納場所情報である、前記提供情報にア
クセスするためのURLを格納する。三次元データハッ
シュフィールド708は前記提供情報の不正防止用デー
タである、ハッシュ値を格納する。鍵データフィールド
709は閲覧許可情報を格納する。格納される閲覧許可
情報は暗号化前であっても暗号化後であっても構わな
い。鍵使用開始日フィールド710には、有効期間情報
である、前記提供情報の閲覧可能期間の開始日が格納さ
れる。鍵有効期限フィールド711には、有効期間情報
である、前記提供情報の閲覧可能期間の終了日が格納さ
れる。エントリールームフィールド712は、当該提供
情報がユーザ端末装置103が通信網104を介して他
の提供情報を介さずにアクセスできる提供情報(「エン
トリールーム」)であるか否かを示す情報を格納する。
公開の有無フィールド713は提供情報の一覧などをユ
ーザ端末に利用させる場合、かかる一覧に当該提供情報
を掲載するか否かを示す情報を格納する。サービス分類
フィールド714は当該提供情報がどのようなサービス
内容かを示す分類を格納する。サービス概要フィールド
715は当該提供情報によるサービス内容の概要を格納
する。更新案内フィールド716は、当該閲覧許可情報
が有効期限が終了した場合もしくはまもなく終了する場
合に、閲覧許可情報の更新を促す情報を注文者に発した
か否かを示す情報を格納する。
【0056】(情報提供装置の構成例)つぎに、情報提
供装置102の構成例について説明する。図8に情報提
供装置102の構成例を示す。この構成例において、情
報提供装置102は、通信制御手段801と、該通信制
御手段801とデータのやり取りが可能な要求処理手段
802と、該要求処理手段802とデータのやり取りが
可能な提供情報格納手段803とを有する。
【0057】通信制御手段801は、通信網104と情
報提供装置102を接続する機能を有し、たとえばプロ
トコル・スタックと、該プロトコル・スタックに従って
所定の通信手順を実行する中央演算装置などで構成され
る前置通信処理装置(FrontEnd Communication Process
or)である。
【0058】要求処理手段802は、あるユーザ端末装
置103からの提供情報の送信要求を受け取り、該要求
に応じた提供情報のデータを提供情報格納手段803か
ら取得し、これを該要求を発したユーザ端末装置103
に宛てて通信制御手段801、通信網104を介して返
信するように作用する。
【0059】提供情報格納手段803は、提供情報のデ
ータ(提供情報データ)804を格納するように作用す
る。各提供情報はそれぞれ対応した閲覧許可情報805
を含んでおり、ユーザ端末装置103からの送信要求に
応じて提供情報が返信される場合、対応する閲覧許可情
報も提供情報の一部として送られるようになっている。
【0060】(ユーザ端末装置の構成例)つぎに、ユー
ザ端末装置103の構成例について説明する。図9は、
ユーザ端末装置103の構成例のブロック図である。ユ
ーザ端末装置103は、通信制御手段901と、前記通
信制御手段901を介して情報提供装置102から提供
情報を受け取る閲覧許可情報判定手段107と、前記閲
覧許可情報判定手段107より判定結果を受け取り、判
定結果が閲覧許可を示す場合は、提供情報の再生を行う
情報閲覧手段108とを有している。
【0061】通信制御手段901は、通信網104とユ
ーザ端末装置103を接続する機能を有し、たとえばプ
ロトコル・スタックと、該プロトコル・スタックに従っ
て所定の通信手順を実行する中央演算装置などで構成さ
れる前置通信処理装置(Front End Communication Proc
essor)である。
【0062】閲覧許可情報判定手段107は、通信制御
手段901から提供情報を受け取る提供情報受取手段9
03と、該提供情報から閲覧許可情報を抽出し、判断手
段905に提供する閲覧許可情報取得手段904と、閲
覧許可情報取得手段904から閲覧許可情報を受け取
り、該情報の内容から当該提供情報を再生することが許
可されるか否かを判断する判断手段905とを有してい
る。判断手段905は閲覧が許可されると判断した場
合、情報閲覧手段108に当該提供情報を再生するよう
に命令する。
【0063】情報閲覧手段108は、提供情報を再生し
ユーザ端末装置103の操作者にその内容を示す機能を
有する情報表示処理手段906と、提供情報を含む種種
の情報を要求する機能を有する情報要求手段907を有
する。情報表示手処理手段は、例えば提供情報がVRM
Lで記述されたものである場合は、当該記述に従って三
次元仮想空間を描画し、ユーザ端末装置103の操作者
の操作に従って当該三次元仮想空間内の移動するよう処
理し、また該三次元仮想空間内に動画像が埋め込まれて
いる場合にはこれを動画として処理するなどの各種処理
を行う。情報要求手段907は、URLの入力やハイパ
ーリンクのクリックなどのようなユーザ端末装置103
への操作者からの入力により、提供情報を含むWebか
ら取得可能な情報を要求し、これを取得する。
【0064】(動作について)つぎに、上記のようなシ
ステムの動作及び当該システムを構成する諸装置の動作
について説明する。
【0065】図10は、図1に示すシステムの主たる動
作を示すフロー図である。
【0066】まず、情報提供装置102から閲覧許可情
報管理装置101に対して閲覧許可情報の発行が要求さ
れる(ステップ1001)。なお、該発行の請求は必ず
しも情報提供装置102から行われる必要はなく、その
他の端末装置、例えば当該情報提供装置102を運営管
理する業者のコンピュータから行われても良い。
【0067】該発行の要求を受け取った閲覧許可情報管
理装置101は、発行の要求にともなって送られてくる
諸情報、たとえば法人名、連絡先電子メールアドレス、
サーバIPなどを閲覧許可情報記録手段106に記録す
るとともに、閲覧許可情報生成手段105によってこれ
らの情報に基づいて閲覧許可情報を生成する(ステップ
1002)。
【0068】閲覧許可情報管理装置101は、前記ステ
ップ1002において生成した閲覧許可情報を該発行の
要求を発した情報提供装置102に送り返す(ステップ
1003)。なお、閲覧許可情報を送り返す宛先は必ず
しも情報提供装置102でなくともよく、その他の端末
装置、例えば当該情報提供装置102を運営管理する業
者のコンピュータに宛てて送り返すようにしても良い。
【0069】つぎに、当該閲覧許可情報含む提供情報を
生成し、ユーザ端末装置103からの要求に応じて、閲
覧許可情報を含む提供情報を送信できるように、情報提
供装置102に記憶させる(ステップ1004)。
【0070】つぎに、ユーザ端末装置103から前記提
供情報を送信するよう情報提供装置102に要求が発せ
られる(ステップ1005)。
【0071】該要求を受け取った情報提供装置102
は、要求された提供情報をユーザ端末装置103に送信
する(ステップ1006)。
【0072】前記提供情報を受け取ったユーザ端末装置
103は、当該提供情報に含まれる閲覧許可情報を閲覧
許可情報判定手段107によって判定し、閲覧許可する
か否かを判定する。閲覧許可する旨の判定がなされた場
合は、閲覧許可情報判定手段107が情報閲覧手段10
8に提供情報の再生を実行するように指示し、該指示に
応じて情報閲覧手段108が提供情報の内容に従って、
情報内容の再生を実行する(ステップ1007)。閲覧
許可情報判定手段107が閲覧を許可しない旨の判定を
行った場合は、当該判定手段はその旨を情報閲覧手段1
08に提供情報の再生を行わないように指示し、情報閲
覧手段108は提供情報の再生を実行しない。この場
合、エラーメッセージが情報表示手段によって表示され
るようにしても良い。
【0073】上記のように動作するので、本システムに
おいては適正な閲覧許可情報を含む提供情報のみがユー
ザ端末装置103において利用できるようになり、一
方、適正でない閲覧許可情報、たとえば閲覧期間が徒過
したものはユーザ端末装置103の利用に供することが
できないようにすることが可能となる。
【0074】つぎに、上記動作についてより詳細に説明
する。
【0075】(顧客登録動作)図11は、顧客登録を行
う際の本システムの動作を示すフロー図である。顧客登
録は、閲覧許可情報の発行を希望する者であって未だ顧
客登録を行っていないものが閲覧許可情報の発行を請求
するに先立ち閲覧許可情報管理装置101に対して行う
処理である。
【0076】まず、情報提供装置102は閲覧許可情報
管理装置101に通信網104を介してアクセスし、顧
客登録画面を表示するよう要求する(ステップ110
1)。具体的には顧客登録画面のURLを指定して当該
URLに対応するWeb文書を送信するように閲覧許可
情報管理装置101に要求する。
【0077】この要求に応答して、閲覧許可情報管理装
置101は情報提供装置102に顧客登録画面となるデ
ータを送信する(ステップ1102)。
【0078】情報提供装置102は、受け取ったデータ
をブラウザなどで処理して顧客登録画面を表示する。図
12は、このような顧客登録画面の例を示す図である。
同図において顧客登録画面1201には、法人名の入力
を促すための入力ボックス1203とその電子メールア
ドレスの入力ボックス1204と、送信ボタン1205
が設けられている。
【0079】再び図11に戻ると、情報提供装置102
の操作者は上記登録画面1201に従って、法人名、電
子メールアドレスをそれぞれの入力ボックス1203,
1204に入力し、送信ボタン1205を押す(ステッ
プ1103)。
【0080】情報提供装置102は上記動作に応じて閲
覧許可情報許可装置に入力された法人名、電子メールア
ドレスを送信する(ステップ1104)。
【0081】これらを受け取った閲覧許可情報管理装置
101では、閲覧許可情報記録手段106において、顧
客ナンバーを発行しこれと法人名、電子メールアドレス
を顧客テーブル408に書き込む(ステップ110
5)。
【0082】閲覧許可情報管理装置101は、上記書き
込みが完了すると、顧客登録が完了した旨を通知するた
め電子メールデータを生成し、情報提供装置102に送
信する(ステップ1106)。図13は、この通知の電
子メールデータの例を示す図である。電子メールデータ
1301には先に顧客テーブル408に登録された電子
メールアドレス1302,及び顧客ナンバー1303が
用いられている。
【0083】以上で顧客登録が完了する。このように動
作することによりすべの顧客に関して顧客テーブル40
8に登録することができる。なお、顧客登録は必ずしも
情報提供装置102から行われる必要はなく、その他の
通信網104を介して閲覧許可情報管理装置101にア
クセス可能な情報処理装置、例えば当該情報提供装置1
02を運営管理する業者のコンピュータから行われるよ
うにしても良い。
【0084】(閲覧許可情報の発行要求及び発行の動作
について)つぎに、本システムにおける閲覧許可情報の
発行要求及び発行の動作について説明する。
【0085】上記のように顧客登録が完了すると、当該
顧客は閲覧許可情報の発行請求を行うことが可能とな
る。図14,図15は閲覧許可情報の発行依頼を閲覧許
可情報管理装置101に送り、これに応じて閲覧許可情
報管理装置101が閲覧許可情報を発行する際の動作を
示すフロー図である。これらの図を参照しながら動作を
説明する。
【0086】まず、閲覧許可情報の発行を希望する者
は、通信網104を介して閲覧許可情報管理装置101
にアクセス可能な情報処理装置を用いて、注文依頼入力
画面となるWeb文書の送信を要求する(ステップ14
01)。図16に当該注文以来入力画面の例を示す。注
文依頼入力画面1601には、顧客ナンバー入力ボック
ス1602と送信ボタン1603が設けられている。顧
客は顧客登録完了時に閲覧許可情報管理装置101から
通知された顧客ナンバーを入力ボックス1602に入力
した後送信ボタン1603をクリックする(ステップ1
402)。これにより、発行申請画面となるWeb文書
が閲覧許可情報管理装置101から顧客の情報処理装置
に送信される。図17に、発行申請画面となる当該We
b文書が顧客の情報処理装置によって表示された場合の
発行申請画面例を示す。発行申請画面1701には、サ
ーバIP入力ボックス1702、サービスURL入力ボ
ックス1703、提供情報データ添付エリア1704、
使用開始日入力ボックス1705、使用期限入力ボック
ス1706、エントリールーム入力ボックス1707、
公開の有無入力ボックス1708,サービス分類入力ボ
ックス1709、サービス概要入力ボックス1710、
次データボタン1711,完了ボタン1712を有して
いる。
【0087】顧客が上記の入力ボックスに入力を行い、
提供情報としたいデータ(例えばVRMLで記述された
三次元仮想空間データなど)を添付して完了ボタン17
12をクリックすると、入力されたデータは通信網10
4を介して閲覧許可情報管理装置101に送られる。
【0088】なお、上記申請画面で次データボタン17
11を押すことにより、新たな発行申請画面が生成され
複数の申請を一度に実行することもできる。
【0089】つぎに、閲覧許可情報管理装置101にお
いて、閲覧許可情報構成手段403は発行請求情報取得
手段402から、サーバIP、サービスURL、添付デ
ータ、使用開始日、使用期限のデータを受け取り、これ
らに基づいて閲覧許可情報を構成する。まず、添付デー
タをハッシュ関数によりハッシュ値を生成する(ステッ
プ1405)。つぎに、図2に示す構成を有する閲覧許
可情報206を構成するように、サーバIPおよびサー
ビスURLから情報格納場所情報301を生成し,使用
開始日および使用期限から有効期間情報302を生成
し、前記ハッシュ値を不正防止用データ303とする。
閲覧許可情報構成手段403はこれらを結合して1のデ
ータ列を構成して、閲覧許可情報とする(ステップ14
06)。
【0090】閲覧許可情報生成手段105の発行請求情
報取得手段402および閲覧許可情報構成手段403か
ら顧客No、サーバーIP、サービスURL、ハッシュ値、閲
覧許可情報、使用開始日、鍵有効期限、サービス分類、
およびサービス概要が閲覧許可情報記録手段106に送
られて閲覧許可情報管理データベース406の注文テー
ブル409に新たなレコードが生成されそのフィールド
に対応するデータが格納される。同様に閲覧許可情報管
理テーブル410に新たなレコードが生成されそのフィ
ールドの対応するデータが格納される(ステップ140
7)。「決済の完了」、「更新案内」フィールドはFA
LSE値をデフォルト値として入れておく。
【0091】つぎに、閲覧許可情報管理装置101にお
いて、図略の料金計算手段が提供情報のデータサイズ、
有効期間の長さなどに基づき、閲覧許可情報の価格を計
算し、挙客に対し、該価格を料金として請求する(ステ
ップ1501)。該請求は電子決済システムにより行わ
れるのが好ましく、支払いがあった場合は閲覧許可情報
管理装置にその旨が通知されることが好ましい。
【0092】上記のような通知があった場合、閲覧許可
情報記録手段106は注文テーブル409の対応するレ
コードにおける決済の完了フィールドに決済が行われた
旨のデータとしてTRUE値を格納する。
【0093】閲覧許可情報構成手段403が生成した閲
覧許可情報を暗号化手段404が暗号化した後、送信デ
ータ生成手段405は暗号化した閲覧許可情報を当該閲
覧許可情報の発行依頼者に宛てて送信する(ステップ1
503)。宛先は顧客テーブル408の電子メールアド
レスフィールドを参照することにより定める。なお、送
信データ生成手段405はこの場合に注文テーブル40
9の対応するレコードの決済の完了フィールドを参照
し、決済の完了している場合にのみ閲覧許可情報の送信
処理を行うようにすることが好ましい。このようにする
ことにより代金回収のできない閲覧許可情報の発行を防
止することが可能となる。
【0094】上記暗号化された閲覧許可情報を受け取っ
た顧客は、申請の際に添付した提供情報に該閲覧許可情
報を埋め込む(ステップ1504)。なお、閲覧許可情
報に提供情報のハッシュ値が含まれているので、申請の
際に添付した提供情報以外の情報に当該閲覧許可情報を
埋め込んでも、利用することはできない。
【0095】最後に、顧客は申請の際に通知したサーバ
IP、サービスURLに当該提供情報を設定し、外部へ
公開しサービスを開始する。なお、閲覧許可情報に提供
情報のサーバIP、サービスURLが含まれているの
で、申請の際に申告したサーバIP、サービスURL以
外のアドレスにおいて提供情報を公開した場合、当該提
供情報は利用することはできないものとなる。
【0096】(閲覧許可情報の判定及び提供情報の再生
動作について)つぎに、本システムにおける提供情報を
受け取った場合のユーザ端末装置103の動作について
説明する。図18,19は提供情報を受け取った場合の
ユーザ端末装置103の動作例を示すフローチャートで
ある。以下、このフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0097】まず、ユーザ端末装置103は情報提供装
置102にアクセスし、提供情報を送信するよう要求
し、該要求に応じて情報提供装置102が送信した提供
情報を受信する(ステップ1801)。該提供情報はユ
ーザ端末装置103の通信制御手段901を介して閲覧
許可情報判定手段107の情報受取手段903に保持さ
れる。
【0098】つぎに、該提供情報を送信したサーバのI
Pアドレス情報を取得する(ステップ1802)。これ
は提供情報のIPパケットのヘッダ部に含まれる宛先ア
ドレスなどをサーバのIPアドレス情報とすればよい。
【0099】つぎに、閲覧許可情報取得手段904は提
供情報に閲覧許可情報が含まれているか否かを調べる
(ステップ1803)。含まれていない場合は、適正な
提供情報ではないので、再生処理を行わず、エラーメッ
セージを表示する(ステップ1901)。含まれている
場合は、閲覧許可情報取得手段904は暗号化された閲
覧許可情報を復号化し、ここから所定の情報を読み取る
(ステップ1804)。図3に示す構成を有する閲覧許
可情報を扱う場合は、情報格納場所情報であるサーバI
Pアドレス、有効期間情報である使用開始日および使用
期間、不正防止用データであるハッシュ値を取得し、こ
れらのデータを判断手段905に渡す。
【0100】判断手段905は、提供情報のハッシュ値
を算出し、これを閲覧許可情報から得たハッシュ値と比
較し、該閲覧許可情報に含まれているハッシュ値が正当
か否かを判断する(ステップ1805)。正当ではない
と判断した場合は、適正な提供情報ではないので情報閲
覧手段108における再生処理を行わず、エラーメッセ
ージを表示する(ステップ1901)。
【0101】また、判断手段905は、前記取得したサ
ーバのIPアドレス情報と、閲覧許可情報に含まれる情
報格納場所情報とを比較し、両者が一致するか否かを判
断する(ステップ1806)。一致しない場合には、正
しいサーバから送信された提供情報ではないと見なし、
適正な提供情報ではないので情報閲覧手段108におけ
る再生処理を行わず、エラーメッセージを表示する(ス
テップ1901)。
【0102】また、判断手段905は、前記取得した有
効期間情報と提供情報の配信時間とを比較し、提供情報
の送信は有効期間内に行われたか否かを判断する(ステ
ップ1807)。送信時間はユーザ端末装置103が有
するクロックから現在時間を得ても使用しても良いし、
パケットに含まれるタイムスタンプを抽出して配信時間
としても良い。配信時間が有効期間内ではない場合、適
正な提供情報ではないので情報閲覧手段108における
再生処理を行わず、エラーメッセージを表示する(ステ
ップ1901)。また、期限超過の場合は閲覧許可情報
管理装置101にその閲覧許可情報の有効期間が切れて
いる旨、及びそのサーバ情報を通知する(ステップ19
02)ように構成しても良い。一方、ステップ180
5,1806,1807の判断でいずれも正当であると
された場合、判断手段905は情報閲覧手段108に当
該提供情報を再生するように指示し(ステップ180
8)、情報表示処理手段906は提供情報を解釈しその
再生を実行する(ステップ1809)。
【0103】以上で、ユーザ端末装置103における提
供情報の処理動作が終了する。
【0104】(第1の実施の形態の利点)本実施の形態
によれば、閲覧許可情報に閲覧許可の条件が記述されて
いるので、閲覧許可の条件が満たされているか否かを、
閲覧許可情報管理装置101やその他のデータベースサ
ーバなどに問い合わせることなく、ユーザ端末装置10
3が自律的に提供情報の再生の可否を判断することが可
能となる。これにより提供情報の作成ツールにコピープ
ロテクトをかけるなどの不正使用防止対策を行う必要が
無くなり、顧客の自由な使用・コンテンツの作成をさせ
ることも可能となる。
【0105】このように自由な使用及びコンテンツの作
成が認められるようになることで以下のようなメリット
が生まれる。
【0106】本実施の形態に係るシステムを用いること
により、閲覧許可情報管理装置101の所有者・運営者
は顧客に対し、継続的な収入を得ることができる。
【0107】またキーを購入しない顧客が不正にデータ
を外部に対しサービスすることを防ぐこともできる。正
式にキーを購入したデータを、不正に別の業者がコピー
して使いまわすことを防ぐことができる。申告した期間
を超えて、顧客がデータをサービスすることを防ぐこと
ができる。そしてこのような不正使用を回避し、不正使
用による損失を防止できる。
【0108】また、閲覧許可情報の発行に際して収集し
た情報等を利用することにより利用者(ユーザ端末装置
において、提供情報を閲覧する閲覧者)に対して、本技
術を使ったサービス業者の正確な情報を案内することが
できる。
【0109】閲覧ソフトウエアやプラグインソフトウエ
アを無償で配布することにより、提供情報の利用者の拡
大が容易であり、これによって、利用者の対象をより広
げることができる。仮想三次元空間を閲覧するために別
途ソフトウェアを購入する必要がなく、面白いサービス
を利用することができる。
【0110】作成頻度の少ない制作業者が、高価な作成
ツールを購入せず必要に応じて閲覧許可情報を購入すれ
ばよいので、過度な投資を抑えることができる。
【0111】(第2の実施の形態)つぎに、本発明に係
る第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形
態は、閲覧許可情報管理装置2001が提携業者に関す
る情報を提供する機能をさらに有する点で第1の実施の
形態と異なるが、その他は第1の実施の形態と同様であ
るので、同様の部分の説明は省略する。ここで提携業者
とは提供情報にかかる業務を行う者であって、たとえば
提供情報の作成を行う者や(制作会社)、提供情報を他
人に貸し出す者(テナント業者)である。
【0112】提供情報を作成するにはそれを作成するた
めの記述言語を習得していることが必要であり、またそ
の作成に時間・労力がかかる場合もある。ユーザ端末装
置103の操作者である一般利用者に供する映像、音楽
などのコンテンツを保有する者(コンテンツ・ホルダ
ー)が自ら提供情報を作成することは難しい場合が多
く、作成を代行してくれる業者や、自己のコンテンツを
配置する予め作成してある提供情報を貸し出してくれる
業者を紹介する機能があればより多くのコンテンツ・ホ
ルダーによる本発明の利用を促すことができる。
【0113】図20は、第2の実施の形態に係る閲覧許
可情報管理装置2001の構成例を示すブロック図であ
る。閲覧許可情報管理装置2001は、通信制御手段2
002と、閲覧許可情報生成手段2003と、閲覧許可
情報記録手段2004とに加えて、提携業者情報提供手
段2005を有する。
【0114】通信制御手段2002、閲覧許可情報生成
手段2003、および閲覧許可情報記録手段2004
は、第1の実施の形態に係る閲覧許可情報管理装置10
1の通信制御手段401、閲覧許可情報生成手段10
5、および閲覧許可情報記録手段106と同様である。
提携業者情報提供手段2005は、通信網104を介し
て提携業者情報の送信要求を受けた場合、これに応じて
提携業者情報を送信する機能を有する。提携業者情報提
供手段2005は提携業者テーブル2006を有してお
り、提携業者テーブルはここの提携業者に関する情報を
記録する機能を有する。図21は、提携業者テーブルの
構成例を示す図である。この構成例において、提携業者
テーブル2101は、一の提携業者について1のレコー
ドを有する。この例の場合は「株式会社甲乙」「有限会
社 スタジオB」の2つの業者について2つのレコード
2102,2102が設けられている。各レコードは、
業者ナンバーフィールド2104,法人名フィールド2
105,メールアドレスフィールド2106、ホームア
ドレスフィールド2107、業種フィールド2108を
有しており、提携業者から提供されたデータがそれぞれ
格納される。
【0115】提携業者情報提供手段2005は、当該提
携業者テーブルに記録されたデータに基づいて提供業者
情報を生成する。図22に、生成された提供業者情報の
画面表示例を示す。画面表示2201は、提携業者情報
提供手段が生成した提供者情報を受け取った情報処理装
置によって表示されるものである。このような情報を提
供することにより、提供情報の提供に関わる者のすそ野
を広げることが可能となり、本発明の利用者の拡大を可
能とする。
【0116】(第3の実施の形態)つぎに、本発明に係
る第3の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、ある提供情報のための閲覧許可情報の有効期間が終
了した場合若しくはまもなく終了する場合、当該提供情
報を扱う者(提供サービス業者)に対して閲覧許可情報
の再購入を促すメッセージを自動的に送るという機能を
有する。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0117】図23は、本実施の形態における閲覧許可
情報管理装置2301の構成例を示すブロック図であ
る。閲覧許可情報管理装置2301は、通信制御手段2
302と、閲覧許可情報生成手段2303と、閲覧許可
情報記録手段2304とに加えて、更新情報自動連絡手
段2305とを有する。
【0118】通信制御手段2302、閲覧許可情報生成
手段2303、および閲覧許可情報記録手段2304
は、第1の実施の形態に係る閲覧許可情報管理装置10
1の通信制御手段401、閲覧許可情報生成手段10
5、および閲覧許可情報記録手段106と同様の構成及
び機能を有するものである。
【0119】更新情報自動連絡手段2305は、更新情
報を送る顧客及びその連絡先を特定する連絡先特定部2
306と、連絡先特定部から連絡先(この例の場合は電
子メールアドレス)を取得し、該連絡先に宛てて更新を
促すメッセージを作成し送るメッセージ生成部2307
とを有する。
【0120】図24は、本実施の形態に係る更新情報自
動連絡処理のフローチャートである。同図を参照しなが
ら閲覧許可情報管理装置2301の動作を説明する。
【0121】まず、連絡先特定部2306が閲覧許可情
報記録手段2304に更新情報を送る顧客及びその連絡
先を特定するように指示すると、閲覧許可情報記録手段
2304のデータベース管理システム部は、閲覧許可情
報管理テーブル410を調べるよう動作する。まず、閲
覧許可情報管理テーブル410の先頭レコードへ移動す
る(ステップ2401)。
【0122】つぎに、現在位置にレコードがあるかどう
かを調べる(ステップ2402)。レコードがない場合
には閲覧許可管理テーブルのすべてのレコードを調べた
ので処理は終了する。
【0123】存在する場合はそのレコードの更新案内フ
ィールドの値が更新案内を送信したことを示す値である
か否かを調べる(ステップ2403)。送信したことを
示す値であれば、すでに更新案内を発しているので、つ
ぎのレコードに移動した後(ステップ2405)、ステ
ップ2402にリターンする。
【0124】更新案内がまだ出されていない場合は、現
在の日時と当該レコードの有効期間とを比較し、有効期
限の一ケ月前を経過したか否かを調べる(ステップ24
04)。経過していない場合はつぎのレコードに移動し
(ステップ2405)、そのレコードについてステップ
2402からステップ2404を実行する。なお、本発
明において更新案内を出す条件は「有効期限の一ヶ月
前」に限定されるものではなく、顧客の状況等に合わせ
て適宜変更して良い。
【0125】経過している場合は、更新案内を出す必要
があるので、更に顧客テーブル408を参照し「顧客ナ
ンバー」からその顧客のメールアドレスを取得する(ス
テップ2406)。閲覧許可情報記録手段2304は該
メールアドレスを連絡先特定部2306に返す。連絡先
特定部2306は、そのメールアドレスをメッセージ生
成部2307に渡す。
【0126】メッセージ生成部2307は、有効期限切
れを通知し、閲覧許可情報の再購入を促すメッセージを
当該メールアドレス宛の電子メールとして送信処理する
(ステップ2407)。
【0127】以上のような動作をおこなうことにより、
本実施の形態においては、登録された顧客に対して有効
期限の切れる閲覧許可情報の再購入を促すメッセージを
もれなくかつ適時に発することが可能となる。
【0128】(第4の実施の形態)つぎに、本発明に係
る第4の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、提供情報の一覧情報をユーザ端末装置103の操作
者に向けて提供し、かつ該一覧情報を更新して提供する
という機能を有する。その他は第1の実施の形態と同様
である。提供情報の一覧情報をいわゆるポータルサイト
の型式でユーザ端末装置103の操作者に向けて提供す
ることにより、ユーザ端末装置103の操作者の利便性
が増し、より多くのユーザを獲得することができる。し
かし、閲覧許可情報の有効期限切れのために一覧情報に
掲げてあるにもかかわらず、視聴できないという不都合
が生じるおそれがある。かかる不都合を生じさせないた
め、閲覧許可情報の変動を反映した一覧情報を提供する
ことにより、本実施の形態はユーザの利便性をより一層
向上させることができる。
【0129】図25は、本実施の形態における閲覧許可
情報管理装置2501の構成例を示すブロック図であ
る。閲覧許可情報管理装置2501は、通信制御手段2
502と、閲覧許可情報生成手段2503と、閲覧許可
情報記録手段2504とに加えて、情報提供先情報更新
手段2505とを有する。
【0130】通信制御手段2502、閲覧許可情報生成
手段2503、および閲覧許可情報記録手段2504
は、第1の実施の形態に係る閲覧許可情報管理装置10
1の通信制御手段401、閲覧許可情報生成手段10
5、および閲覧許可情報記録手段106と同様の構成及
び機能を有するものである。
【0131】情報提供先情報更新手段2505は、閲覧
許可情報記録手段2504の閲覧許可情報管理テーブル
410等を参照して、現在利用可能な提供情報について
のアドレス情報等の情報提供情報を提供する機能を有す
る。
【0132】情報提供先情報更新手段2505は、情報
提供先情報抽出部2506と、情報提供先情報記憶部2
507とを有している。情報提供先情報抽出部は250
6、現在利用可能な提供情報についてのアドレス情報等
を抽出するように作用し、情報提供先情報記憶部250
7は、当該抽出された情報を蓄積しユーザ端末装置10
3からの要求に応じて当該抽出された情報を提供できる
ように作用する。
【0133】図26は情報提供先情報更新処理のフロー
チャートである。同図を参照しながら閲覧許可情報管理
装置2501の動作を説明する。
【0134】まず、情報提供先情報記憶部2507に記
憶された情報をすべて消去する(ステップ2601)。
情報提供先情報抽出部2506が閲覧許可情報管理手段
2504に現在利用可能な提供情報の情報を抽出するよ
うに指示すると、閲覧許可情報管理手段2504のデー
タベース管理システム部は、閲覧許可情報管理テーブル
410を調べるため、閲覧許可情報管理テーブル410
の先頭レコードへ移動する(ステップ2602)。
【0135】つぎに、現在位置にレコードがあるかどう
かを調べる(ステップ2603)。レコードがない場合
には閲覧許可管理テーブルのすべてのレコードを調べた
ということなので処理を終了する。
【0136】存在する場合はそのレコードの公開の希望
フィールドの値が「Yes」であって、エントリルーム
フィールドに値があり、現在使用期間中となっているか
否かを調べる(ステップ2604)。そのレコードが上
記条件に合致しない場合は、つぎのレコードに移動し
(ステップ2607)、そのレコードについてステップ
2603からステップ2604を実行する。
【0137】レコードが条件に合致している場合は、情
報提供先情報として公開するに適した提供情報なので、
そのレコードに格納されているサービス分類、サービス
内容、サービスURLなどを取得し、更に顧客テーブル4
08を参照し「顧客ナンバー」からその顧客の名称を取
得してこれらを情報提供先情報抽出部2506に渡す。
(ステップ2605)。
【0138】情報提供先情報抽出部2506は、閲覧許
可情報記録手段2504から名称、サービス分類、サー
ビス内容、サービスURLを受け取るとこれらを情報提供
先情報記憶部2507に渡す。これらを受け取った情報
提供先情報記憶部2507は、これら情報をユーザ端末
装置103等の要求に応じて提供できるように記憶す
る。たとえばHTML文書に書き加えていくように処理
する。
【0139】上記の処理を閲覧許可情報管理テーブル4
10のすべてのレコードについて実施することにより、
現在利用可能な提供先情報の一覧情報が生成できる。
【0140】以上のような更新動作を適時におこなうに
より、本実施の形態においては利用可能な提供情報の一
覧情報を常に最新の状態に保つことが可能となる。
【0141】(課金・料金収集)本発明にかかるシステ
ムに提供可能な課金・料金収集法について説明する。
【0142】まず、閲覧許可情報管理装置の所有者・運
営者は、閲覧許可情報を販売することにより利益を得る
ことができる。
【0143】情報提供装置102の所有者・運営者は、
提供情報の中に広告を設けることにより、広告西から広
告料を収集し利益を上げることができる。また、ユーザ
端末装置103への提供情報の提供を有料とし、ユーザ
端末装置103の所有者から料金を収集するようにして
も良い。
【0144】ユーザ端末装置103の閲覧許可情報判定
手段107、情報閲覧手段906の一部はブラウザのプ
ラグ・インとしてユーザに提供するようにしても良い。
この場合プラグ・インは無償で配布し、若しくは無償で
ダウンロードできるようにして良い。これによりユーザ
数を拡大することができ、情報提供装置102の所有者
・運営者の得られる料金が増加し、これにより閲覧許可
情報の販売が増加し、閲覧許可情報管理装置の所有者・
運営者の利益も増大する。
【0145】また、提供情報を他のものに貸し出す業務
を行うものの場合、これを借り受けるものからテナント
料として料金を受けるようにしても良い。
【0146】(その他)一般のユーザ端末装置103に
提供する閲覧許可情報判定手段107、情報閲覧手段9
06の一部はブラウザのプラグ・インとして提供されて
も良い。かかるプラグ・インは閲覧許可情報を含まない
制作途中の提供情報を再生することができない。しか
し、かかる状態は制作者にとって好ましくない。提供情
報がどのように再生されるか確認したい場合があるから
である。かかる不都合に対応するよう、閲覧許可情報を
含まない提供情報も再生するプラグ・インを制作者等に
提供しても良い。かかる制作者盗用のプラグ・インは有
償としても良い。また、このうようなプラグ・インに自
己の属する一定の範囲に保存された提供情報に限って閲
覧許可情報が含まれたい状態でも再生するように構成し
ても良い。このようにすることにより制作会社の社内L
ANで複数の制作者が提供情報のテストをしながら作成
することが可能となる。
【0147】(変形例)本発明は上述の各実施の形態に
おいて以下のように変形して実施しても良い。
【0148】事業者から閲覧許可情報を発行し、その閲
覧許可情報を一般的な三次元空間ファイルに埋め込むと
いう手順の代わりに、一般的な三次元空間ファイルを受
け取り、それを閲覧ソフトウェアで読むための特別な形
式に変換して、購入者へ渡す方法として、本発明を実施
しても良い。
【0149】本発明では、例え不正な閲覧許可情報を含
んだ三次元空間データでも、情報提供装置からの提供は
普通に行われ、ユーザ端末装置側でそのチェックをする
ものであったが、提供する情報提供装置側で一次チェッ
クを行い、不正防止の機能を強める方法を採用すること
も可能である。ただし、この場合、情報提供装置に搭載
するソフトウェアも特別なものを用意する必要がある。
【0150】また、第3の実施の形態においては、閲覧
許可情報の有効期間が終了した場合等に、閲覧許可情報
管理装置2301が閲覧許可情報記録手段2304を検
索して有効期間が終了している閲覧許可情報若しくは終
了しようとしている閲覧許可情報を見つけ、提供サービ
ス業者に再購入を促す通知を送信するように構成してい
るが、これに代わって、ユーザ端末装置103からの通
知に基づいて提供サービス業者に再購入を促す通知を送
信するようにしてもよい。
【0151】ユーザ端末装置103は、閲覧許可情報の
判断処理において有効期間終了のため閲覧を許可しない
旨の判断をした場合、閲覧許可情報管理装置2301
に、閲覧を許可しない処理をした通知(例えば、エラー
メッセージ)と、当該閲覧許可情報を含む提供情報を供
給したサーバ情報(例えばそのIPアドレス)とを通信
網104を介して送信する。この機能を果たすため、ユ
ーザ端末装置103は、判定手段905と、通信制御手
段901とに接続された通知手段を有するようにし、該
通知手段は判定手段905から閲覧を許可しないを受け
取ると、サーバ情報とエラーメッセージを通信制御手段
901を介して閲覧許可情報管理装置101に送るよう
に動作する。
【0152】かかる通知を受けた閲覧許可情報管理装置
2301は、更新情報自動連絡手段2305が閲覧許可
情報記録手段の閲覧許可情報管理テーブル410、注文
テーブル409、顧客テーブル408を参照して、サー
バ情報からそのサーバを扱う顧客のメールアドレスを抽
出し、かかるメールアドレスに宛てて、閲覧許可情報の
有効期間が終了した旨、及び再購入を薦める旨のメッセ
ージを送信するように構成する。
【0153】また、上記の構成では、有効期間の満了に
よる閲覧不許可の場合にのみユーザ端末装置103が閲
覧許可情報管理装置2301に通知する構成としたが、
その他の理由による閲覧不許可の場合もユーザ端末装置
103が閲覧許可情報管理装置101にエラーを通知
し、閲覧許可情報管理装置2301はその通知を受け取
った場合、閲覧不許可の理由が有効期間の終了であるか
否かを閲覧許可情報管理テーブル410を参照して判断
し、閲覧不許可の理由が有効期間の終了である場合に限
って提供サービス業者に再購入を促す通知を送信するよ
うに構成してもよい。
【0154】
【発明の効果】本発明によれば、閲覧許可情報に閲覧許
可の条件が記述されているので、閲覧許可の条件が満た
されているか否かを、閲覧許可情報管理装置101やそ
の他のデータベースサーバなどに問い合わせることな
く、ユーザ端末装置103が自律的に提供情報の再生の
可否を判断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るシステムの全体ブロッ
ク図である。
【図2】提供情報の構成例を示す図である。
【図3】閲覧許可情報の構成例を示す図である。
【図4】閲覧許可情報管理装置の構成例を示すブロック
図である。
【図5】顧客テーブルの構成例を示す図である。
【図6】注文テーブルの構成例を示す図である。
【図7】閲覧許可情報管理テーブルの構成例を示す図で
ある。
【図8】情報提供装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】ユーザ端末装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】システム全体の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】顧客登録処理のフローチャートである。
【図12】顧客登録画面例を示す図である。
【図13】顧客登録完了通知画面例を示す図である。
【図14】閲覧許可情報発行要求の動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】閲覧許可情報発行要求の動作を示すフローチ
ャートで、図14の続きである。
【図16】注文依頼画面例を示す図である。
【図17】発行申請画面例を示す図である。
【図18】ユーザ端末装置の動作を示すフローチャート
である。
【図19】ユーザ端末装置の動作を示すフローチャート
で、図18の続きである。
【図20】第2の実施の形態に係る閲覧許可情報管理装
置の構成例を示すブロック図である。
【図21】提携業者テーブルの構成例を示す図である。
【図22】提携業者紹介画面の例を示す図である。
【図23】第3の実施の形態に係る閲覧許可情報管理装
置の構成例を示す図である。
【図24】更新情報自動連絡処理のフローチャートであ
る。
【図25】第4の実施の形態に係る閲覧許可情報管理装
置の構成例を示す図である。
【図26】情報提供先情報更新のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 … 閲覧許可情報管理装置 102 … 情報提供装置 103 … ユーザ端末装置 104 … 通信網 105 … 閲覧許可情報生成手段 106 … 閲覧許可情報記録手段 107 … 閲覧許可情報判定手段 108 … 情報閲覧手段
フロントページの続き (72)発明者 丹羽 勇仁 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 鈴木 俊彦 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (54)【発明の名称】 閲覧許可情報を含む提供情報を供給するシステム、閲覧許可情報管理装置、情報提供装置、ユー ザ端末装置、提供情報をユーザ端末装置に提供する方法、閲覧許可情報を生成する方法、閲覧許 可情報を判定する方法、提供情報を記録した記録媒体

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閲覧許可情報を含む提供情報を供給する
    ためのシステムにおいて、 該システムは、通信網に接続可能なユーザ端末装置と、
    通信網に接続された情報提供装置と、通信網に接続され
    た閲覧許可情報管理装置とを有しており、 閲覧許可情報管理装置は、要求に応じて閲覧許可情報を
    生成し、閲覧許可情報の生成に関連して取得した情報及
    び該生成に関連して発生した情報などを記録し、 該情報提供装置は、前記閲覧許可情報管理装置によって
    生成された閲覧許可情報を含む提供情報を有しており、
    ユーザ端末装置からの要求に応じてユーザ端末装置に該
    提供情報を提供し、 ユーザ端末装置は、提供情報を受け取った場合当該提供
    情報に含まれる閲覧許可情報から該提供情報を再生する
    ことが許可されるか否か判断し、許可されると判断され
    た場合当該提供情報の再生を実行することを特徴とする
    閲覧許可情報を含む提供情報を供給するためのシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 前記閲覧許可情報は提供情報の記憶されている場所を特
    定する情報である情報格納場所情報及び提供情報の再生
    を許可する期間を示す有効期間情報の少なくとも一方を
    具備することを特徴とする閲覧許可情報を含む提供情報
    を供給するためのシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシステムにおいて、 前記閲覧許可情報は、閲覧許可情報の不正なデータ操作
    を防止するための不正防止用データを更に具備すること
    を特徴とする、閲覧許可情報を含む提供情報を供給する
    ためのシステム。
  4. 【請求項4】 要求に応じて閲覧許可情報を生成する閲
    覧許可情報生成手段を有し、 該閲覧許可情報生成手段は、発行請求情報取得手段と、
    閲覧許可情報構成手段とを有し発行請求情報取得手段は
    閲覧許可情報の発行請求に関して送られてくる情報を取
    得し、該取得した情報から閲覧許可情報の生成に用いる
    情報を取り出し、これを閲覧許可情報構成手段に渡し、 閲覧許可情報構成手段は、発行請求情報取得手段から閲
    覧許可情報の生成に用いる情報を受け取ると、これに基
    づいて閲覧許可情報もしくはその要部を生成することを
    特徴とする閲覧許可情報管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記閲
    覧許可情報の生成に用いる情報は、提供情報の記憶され
    ている場所を特定する情報と、提供情報の再生を許可す
    る期間を示す有効期間情報とを含んでいることを特徴と
    する閲覧許可情報管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の装置において、 前記閲覧許可情報管理装置はさらに閲覧許可情報の生成
    に関連して取得した情報及び該生成に関連して発生した
    情報などの閲覧許可情報の管理に使用可能な情報を記録
    する閲覧許可情報記録手段と、 通信網を介して提携業者情報の送信要求を受けた場合、
    これに応じて提携業者情報を送信する提携業者情報提供
    手段とを有することを特徴とする閲覧許可情報管理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の装置において、 前記閲覧許可情報管理装置はさらに閲覧許可情報の生成
    に関連して取得した情報及び該生成に関連して発生した
    情報などの閲覧許可情報の管理に使用可能な情報を記録
    する閲覧許可情報記録手段と、 閲覧許可情報に関する更新情報を送る顧客及びその連絡
    先を特定して該連絡先を取得し、該連絡先に宛てて更新
    を促すメッセージを作成し送る更新情報自動連絡手段と
    を具備し、 更新情報自動連絡手段は更新情報を送る顧客及びその連
    絡先を特定するために、閲覧許可情報記録部に記録され
    た情報を使用することを特徴とする閲覧許可情報管理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の装置において、 前記閲覧許可情報管理装置はさらに閲覧許可情報の生成
    に関連して取得した情報及び該生成に関連して発生した
    情報などの閲覧許可情報の管理に使用可能な情報を記録
    する閲覧許可情報記録手段と、 閲覧許可情報記録手段の記録する情報を参照して、現在
    利用可能な提供情報についてのアドレス情報等の情報提
    供先情報を生成し、要求に応じてこれを提供する情報提
    供先情報更新手段とを具備することを特徴とする閲覧許
    可情報管理装置。
  9. 【請求項9】 閲覧許可情報を含む提供情報を有する情
    報提供装置であって、前記閲覧許可情報は、提供情報の
    記憶されている場所を特定する情報である情報格納場所
    情報と、提供情報の再生を許可する期間を示す有効期間
    情報とを具備することを特徴とする情報提供装置。
  10. 【請求項10】 閲覧許可情報を含む提供情報を受け取
    り、該閲覧許可情報に基づいて提供情報の再生の可否を
    判定する閲覧許可情報判定手段と、前記閲覧許可情報判
    定手段より判定結果を受け取り、判定結果が閲覧許可を
    示す場合は、提供情報の再生を行い、判定結果が閲覧許
    可を示さない場合は提供情報の再生を行わない情報閲覧
    手段とを有していることを特徴とするユーザ端末装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の装置であって、 前記閲覧許可情報は、提供情報の記憶されている場所を
    特定する情報である情報格納場所情報と、提供情報の再
    生を許可する期間を示す有効期間情報とを具備すること
    を特徴とするユーザ端末装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置であって、該
    装置は、判定手段に接続され、判定手段の判定結果が閲
    覧許可を示さない場合に通知を行なうための通知手段を
    更に具備することを特徴とするユーザ端末装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のユーザ端末装置で
    あって、 閲覧許可情報判定手段は、 提供情報を受け取る提供情報受取手段と、 該提供情報から閲覧許可情報を抽出し、判断手段に提供
    する閲覧許可情報取得手段と、 閲覧許可情報取得手段から閲覧許可情報を受け取り、該
    情報の内容から当該提供情報を再生することが許可され
    るか否かを判断する判断手段とを有し、 前記判断手段は閲覧が許可されると判断した場合、情報
    閲覧手段に当該提供情報を再生するように命令すること
    を特徴とするユーザ端末装置。
  14. 【請求項14】 閲覧許可情報を含む提供情報を供給す
    るためのシステムにおいて、提供情報をユーザ端末に提
    供する方法であって、 閲覧許可情報管理装置に対して閲覧許可情報の発行を要
    求するステップと、 該発行の要求を受け取った閲覧許可情報管理装置が、発
    行の要求にともなって送られてくる諸情報を記録すると
    ともに、これらの情報に基づいて閲覧許可情報を生成す
    るステップと、 当該閲覧許可情報含む提供情報を生成し、ユーザ端末装
    置からの要求に応じて、閲覧許可情報を含む提供情報を
    送信できるように、情報提供装置に記憶させるステップ
    と、 ユーザ端末装置から前記提供情報を送信するよう情報提
    供装置に要求を発するステップと、 該要求を受け取った情報提供装置が、要求された提供情
    報をユーザ端末装置に送信するステップと、 前記提供情報を受け取ったユーザ端末装置は、当該提供
    情報に含まれる閲覧許可情報を用いて閲覧許可するか否
    かを判定し、閲覧許可する旨の判定がなされた場合は、
    提供情報の再生を実行し、閲覧許可しない旨の判定を行
    った場合は提供情報の再生を実行しないステップとを具
    備することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 閲覧許可情報を生成する方法におい
    て、 提供情報を格納するサーバIP、サービスURL、使用
    開始日、使用期限のデータを受け取るステップと、 サーバIPおよびサービスURLから情報格納場所情報
    を生成するステップと、 使用開始日および使用期限から有効期間情報を生成する
    ステップと、 情報格納場所情報及び有効期間情報を合わせて閲覧許可
    情報を生成するステップとを具備することを特徴とする
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、 提供情報を受け取るステップと、 提供情報をハッシュ関数により変換してハッシュ値を生
    成するステップと、 前記ハッシュ値を不正防止用データとして閲覧許可情報
    の生成に使用するステップとを更に具備することを特徴
    とする方法。
  17. 【請求項17】 閲覧許可情報を判定する方法において 提供情報から閲覧許可情報を取得するステップと、 閲覧許可情報に含まれる情報格納場所情報が正しいか否
    か判定するステップと、 閲覧許可情報に含まれる有効期間情報から有効期間内の
    使用か否かを判定するステップと、 情報格納場所情報が正しく、かつ有効期間内の使用であ
    ると判定された場合は提供情報の再生を実行し、それ以
    外の場合は提供情報の再生を行わないステップと、を具
    備することを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、 閲覧許可情報に含まれるハッシュ値を取得するステップ
    と、 提供情報をハッシュ関数により変換してハッシュ値を生
    成するステップと、 前記ハッシュ値を双方比較してハッシュ値が正しいか否
    かを判定するステップとを更に具備し、 前記情報格納場所情報が正しく、かつ有効期間内の使用
    であると判定された場合は提供情報の再生を実行し、そ
    れ以外の場合は提供情報の再生を行わないステップにお
    いて、前記情報格納場所情報が正しく、かつ有効期間内
    の使用であり、さらにハッシュ値が正しいと判定された
    場合のみ提供情報の再生を実行し、それ以外の場合は提
    供情報の再生を行わないことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 閲覧許可情報を含む提供情報を記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記
    閲覧許可情報は提供情報の記憶されている場所を特定す
    る情報である情報格納場所情報と、提供情報の再生を許
    可する期間を示す有効期間情報とのうち少なくとも一方
    を具備することを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のコンピュータ読み
    取り可能な記憶媒体において、 前記閲覧許可情報は閲覧許可情報の不正なデータ操作を
    防止するための不正防止用データをさらに具備すること
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 コンピュータをして請求項4に記載の
    装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 コンピュータをして請求項5に記載の
    装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 コンピュータをして請求項6に記載の
    装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 コンピュータをして請求項7に記載の
    装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 コンピュータをして請求項8に記載の
    装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 コンピュータをして請求項9に記載の
    装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 コンピュータをして請求項10に記載
    の装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 コンピュータをして請求項11に記載
    の装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 コンピュータをして請求項12に記載
    の装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  30. 【請求項30】 コンピュータをして請求項13に記載
    の装置として動作せしめるプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項14に記載の方法をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  32. 【請求項32】 請求項15に記載の方法をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  33. 【請求項33】 請求項16に記載の方法をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  34. 【請求項34】 請求項17に記載の方法をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  35. 【請求項35】 請求項18に記載の方法をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
JP2001055964A 2001-02-28 2001-02-28 閲覧許可情報を含む提供情報を供給するシステム、閲覧許可情報管理装置、情報提供装置、ユーザ端末装置、提供情報をユーザ端末装置に提供する方法、閲覧許可情報を生成する方法、閲覧許可情報を判定する方法、提供情報を記録した記録媒体 Pending JP2002259838A (ja)

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