JP4794762B2 - コンテンツ流通システム並びにコンテンツ流通サーバおよびコンテンツの流通方法 - Google Patents

コンテンツ流通システム並びにコンテンツ流通サーバおよびコンテンツの流通方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムを用いてもしくは、ネットワーク上でコンテンツを流通させるサーバ、方法、システム、及びプログラムに係り、特に、ユーザに対する課金を確実に行うことができるコンテンツ流通サーバ、方法、システム、及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ネットワーク上で、有償情報をネットワークのサーバからユーザへ送信することは、広く行われている。この方法では、コンテンツを購入できるユーザを増やすために複数のプロバイダにコンテンツを提供することが考えられる。
この場合には、同一のコンテンツを各々のプロバイダの仕様などに合わせて、この各々のプロバイダの仕様などに合わせられたコンテンツを該当するプロバイダに提供することが行われる。プロバイダは提供されたコンテンツを自身のサーバなどで管理を行い、ユーザに提供する。
また、コンテンツ提供者とプロバイダなどとの間に新たにコンテンツ流通者を介在させることが行われてきている。
このコンテンツ流通者は、コンテンツ提供者から提供されたコンテンツを、各々のプロバイダなどの仕様に合わせて、コンテンツを該当するプロバイダなどに提供することを行う。
また、このコンテンツ流通者は、プロバイダへの課金、請求などの代金決済方法や、コンテンツをユーザに送信するなどの管理を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンテンツ提供者は、自身が新たに作成したコンテンツをユーザに早く提供したいとの要望がある。
また、コンテンツ提供者が単独でセキュリティーや、代金決済などの管理を提供する仕組みが提供されることが望まれる。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、コンテンツに対するセキュリティーを保ちながら、確実にコンテンツの課金などの処理を行なうことができるコンテンツ流通システムに用いられるコンテンツ流通サーバおよびコンテンツの流通方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コンテンツ(例えば、実施の形態におけるコンテンツ)を記憶したサーバ(例えば、実施の形態におけるコンテンツプロバイダのサーバ151、Webサーバ260)と相互に接続されるとともに、ユーザの端末(例えば、実施の形態におけるユーザの端末401、携帯端末402、携帯端末403)に接続されるコンテンツ流通サーバ(例えば、実施の形態におけるコンテンツ流通者のサーバ201)であって、前記ユーザの端末が前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求を行う配信サーバアドレス情報を受信し、前記サーバから取得したコンテンツを前記ユーザの端末に送信する通信手段と、前記配信サーバアドレス情報を該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換し、前記サーバから取得したコンテンツに記憶されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を前記配信サーバアドレス情報に変換するアドレス変換手段(例えば、実施の形態におけるアドレス変換部216、アドレス変換部222)と、コンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバからコンテンツを取得する制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、コンテンツを記録したサーバと相互に接続されるとともに、ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバであって、前記サーバに記録されたコンテンツを前記ユーザの端末に送信する場合に、前記サーバからコンテンツとともに送信されるコンテンツが記録されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を、前記ユーザの端末が前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求を行った配信サーバアドレス情報に変換するアドレス変換手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、上述のコンテンツ流通サーバにおいて、前記コンテンツ所有サーバアドレス情報とは、前記コンテンツの送信元を示すアドレス情報であり、前記配信サーバアドレス情報とは、前記コンテンツ流通サーバのアドレス情報であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、上述のコンテンツ流通サーバにおいて、前記コンテンツ所有サーバアドレス情報には、前記コンテンツ内に含まれるリンク先を示すアドレス情報が含まれることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、上述のコンテンツ流通サーバにおいて、前記コンテンツを特定するためのコンテンツIDと前記コンテンツを記憶しているサーバのコンテンツ所有サーバアドレス情報を関連づけて記憶する記憶手段を有し、前記アドレス変換手段は、前記ユーザの端末からのコンテンツの取得要求に含まれるコンテンツIDに対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報を前記記憶手段から読み出し、読み出したコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバにコンテンツの送信要求を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上述のコンテンツ流通サーバにおいて、前記コンテンツの取得要求には、利用者を認証するためのユーザIDあるいはアクセスキーとが含まれており、前記制御手段は、前記コンテンツの取得要求を前記ユーザの端末から受信した場合に、前記コンテンツの取得要求に含まれるユーザIDあるいはアクセスキーとに基づいて、認証処理を行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上述のコンテンツ流通サーバにおいて、前記コンテンツの送信対象となるユーザを特定するユーザIDを記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は、前記コンテンツの配信要求とともに送信されるユーザIDと前記記憶手段に予め記憶されている情報とに基づいて、ユーザの認証を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、上述のコンテンツ流通サーバにおいて、前記アドレス変換手段が変換する変換後の配信サーバアドレス情報にはユーザIDが付加されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバと、コンテンツを記録したサーバとが相互に接続されたコンテンツ流通システムであって、前記コンテンツ流通サーバは、前記サーバに記録されたコンテンツを前記端末に送信する場合に、前記サーバからコンテンツとともに送信されるコンテンツの所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を、前記ユーザの端末が前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求を行った配信サーバアドレス情報に変換するアドレス変換手段を有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、コンテンツを記録したサーバと相互に接続されるとともに、ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通システムにおけるコンテンツ流通方法であって、前記サーバに記録されたコンテンツを前記ユーザの端末に送信する場合に、前記サーバからコンテンツとともに送信されるコンテンツが記録されている所ン在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を、前記ユーザの端末が前記コンテツ流通サーバにコンテンツの要求を行った配信サーバアドレス情報に変換することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、コンテンツを記録したサーバと相互に接続されるとともに、ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通システムにおけるコンテンツ流通プログラムであって、前記サーバに記録されたコンテンツを前記ユーザの端末に送信する場合に、前記サーバからコンテンツとともに送信されるコンテンツが記録されている所ン在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を、前記ユーザの端末が前記コンテツ流通サーバにコンテンツの要求を行った配信サーバアドレス情報に変換するステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、コンテンツを記録したサーバと相互に接続されるとともに、ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通システムにおけるコンテンツ流通プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記サーバに記録されたコンテンツを前記ユーザの端末に送信する場合に、前記サーバからコンテンツとともに送信されるコンテンツが記録されている所ン在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を、前記ユーザの端末が前記コンテツ流通サーバにコンテンツの要求を行った配信サーバアドレス情報に変換するステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態によるコンテンツ流通システムおよびコンテンツの流通方法を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態によるコンテンツ流通システムとこの発明の中心的な役割を担うコンテンツ流通サーバの構成を示す概略構成図である。
この図において、コンテンツ流通システムは、コンテンツの作成及び又は提供主であるコンテンツ提供者が所有するコンテンツ提供者の端末101と、該コンテンツ提供者の端末101から流通を依頼されたコンテンツを流通させるコンテンツ流通者のサーバ201と、コンテンツ提供者のコンテンツを記録したコンテンツ提供者のサーバ151と、複数のプロバイダのサーバ301と、該プロバイダの会員ユーザとしてユーザID、パスワード等のプロバイダ会員情報を持つユーザの端末401とからなる。前記コンテンツ流通者のサーバ201とプロバイダのサーバ301との間に他のプロバイダのサーバが介在しても構わない。
【0018】
ここでネットワークとは有線、又は無線も対象とし、インターネット、電話線、専用線、衛星通信等のネットワークも含むものとする。
【0019】
また、コンテンツとは、写真等の静止画像、映像、映画等の動画像、及び又は小説等の文字等の情報や、パソコン、カメラ等の商品、航空チケット、コンサートチケット等のチケット等の購入を画像及び又は文字等で表した物販に関する情報や、運送等のサービスの申し込みを画像及び又は文字等で表したサービス提供に関する情報等でユーザと提供者との間で、取引されるすべてのものに関わる情報のことをいうものとする。ユーザへのコンテンツの提供とは、当該コンテンツをユーザの端末へ送信し、表示することで行われる。なお、商品、チケットの提供は、郵便や宅配などの手段によって行われ、サービスは、サービスの種類によって異なるが、サービスをユーザに提供することで行われる。
【0020】
また、「プロバイダ」には、消費者となり得る者等に対してサービスを提供するサービスプロバイダが相当する。このサービスプロバイダには、例えばネットワークへの接続サービスを提供するサービスプロバイダが含まれ、典型的にはインターネットへの接続サービスを提供するISP(インターネットサービスプロバイダ)が該当する。また、電話会社が携帯電話や固定電話を用いて行っているネットワークへの接続サービスもプロバイダに含まれる。
【0021】
但し、「プロバイダ」はこのネットワーク接続サービスを提供するインターネットサービスプロバイダ等に限定されず、銀行、証券会社、クレジットカード会社、その他決済サービス提供者、貸金業者、その他金融関連サービス提供者、電子マネー関連事業者、前払い証票関連事業者、地上波や衛星波やケーブル等による放送事業者あるいは放送類似事業を営む者、電力事業者、流通業者、輸送業者など、会員・契約者・口座保持者など(これらを総称してユーザと呼ぶ)に関する情報を管理し、当該ユーザに直接的あるいは間接的にコンテンツを提供する手段及び当該コンテンツの代金決済手段とを有するものであれば良い。
【0022】
本実施形態では、ユーザの端末401、プロバイダのサーバ301、コンテンツ流通者のサーバ201、コンテンツ提供者のサーバ151の間において接続するのに用いられる情報を総称してアドレス情報という。
特に、ユーザの端末401とコンテンツ流通者のサーバ201との接続に用いられ、コンテンツの要求を行うアドレス情報を、配信サーバアドレス情報という。
コンテンツ流通者のサーバ201と、コンテンツを取得するために用いられるコンテンツが記録された所在を示すアドレス情報を、コンテンツ所有サーバアドレス情報という。
コンテンツが記録された所在とは、例えば、図2に示す内部サーバコンテンツデータベース217やコンテンツ提供者のサーバ151である。
【0023】
本実施の形態の構成及び情報の流れを図1により説明すると、コンテンツ提供者の端末101は、コンテンツ流通者にコンテンツをユーザに提供できるように依頼をする。
このコンテンツ流通者は、依頼されたコンテンツをコンテンツ流通者のサーバ201に登録したり、依頼されたコンテンツが記録されたコンテンツ流通者のサーバ201やコンテンツ提供者のサーバ151のアドレス情報などを登録する。
コンテンツ流通者のサーバ201に登録されるコンテンツやアドレス情報などは、コンテンツ提供者の端末101からネットワークを介してコンテンツ流通者のサーバ201に送信し、設定することができる。また、CD(コンパクトディスク)、FD(フレキシブルディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体にコンテンツを記録し、この記録媒体を用いてコンテンツ流通者のサーバ201に登録させることもできる。
また、コンテンツ流通者が直接、自身のコンテンツをコンテンツ流通者のサーバ201に登録するようにしても良い。
さらに、コンテンツ提供者のサーバ151へのコンテンツの登録も同様に行われる。
【0024】
また、コンテンツ流通者のサーバ201は、ある特定のコンテンツ提供者から複数のコンテンツの依頼を受けることもできるし、複数のコンテンツ提供者から1以上のコンテンツの依頼を受けることもできる。
【0025】
次に、図1におけるコンテンツ流通者のサーバ201について、図2を用いてさらに説明する。図2は、コンテンツ流通者のサーバ201の構成を示す概略ブロック図である。この図において、通信部211は、ネットワーク500を介して、プロバイダのサーバ301と通信を行うとともに、専用線やネットワークを介して接続されるコンテンツ提供者のサーバ151と通信を行う。
制御部212は、アドレス変換部216を有するとともに、認証機能とアクセスキー機能とを有し、装置各部の制御を行う(詳細は後述する)。
【0026】
サーバ検索データベース(以下、検索DBという)215は、例えば、図3に示すように、コンテンツを特定するためのコンテンツIDとコンテンツを記憶しているサーバのコンテンツ所有サーバアドレス情報とを対応づけて記憶する。このコンテンツ所有サーバアドレス情報として記憶される情報は、コンテンツIDに対応するコンテンツが記憶されている場所がコンテンツ流通者のサーバ201の内部(内部サーバコンテンツデータベース217)であるか、外部サーバ(コンテンツ提供者のサーバ151)であるかを示す情報が含まれる。
さらに、このコンテンツ所有サーバアドレス情報のうち、コンテンツの記憶場所が内部サーバコンテンツデータベース(以下、内部DBという)217である場合、コンテンツが格納されているアドレスに関する情報が記憶される。
さらに、コンテンツの記憶場所が外部サーバである場合は、コンテンツ所有サーバアドレス情報には、コンテンツが記憶されているサーバを示すドメイン名が記憶される。ここで、同じコンテンツ提供者のサーバ151内に複数のコンテンツが含まれる場合、サーバのドメイン名にさらに、ディレクトリ名が付加され、記憶されている。
なお、本実施の形態においては、アドレス情報やコンテンツ所有サーバアドレス情報がURL(Uniform Resource Locator)である場合について説明しているが、アドレス情報やコンテンツ所有サーバアドレス情報は、URLに限られるものではなく、IPアドレス、電話番号など、一意に特定する情報であればいずれでも良い。
【0027】
検索部214は、制御部212からユーザが取得要求をしたコンテンツの配信サーバアドレス情報が出力されるとともに、サーバの検索が指示されると、制御部212から出力されるURL情報の中から、コンテンツIDを抽出し、抽出したコンテンツIDと検索DB215に記憶されている情報とに基づいて、コンテンツIDに対応するコンテンツが内部DB217に記憶されているか否かを検索する。
また、検索部214は、コンテンツIDに対応するコンテンツが内部DB217に記憶されていない場合、該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報を検索DB215から読み出し、読み出したコンテンツ所有サーバアドレス情報をアドレス変換部216に出力する。
【0028】
アドレス変換部216は、コンテンツ流通者のサーバ201からコンテンツとともにユーザの端末に送信されるコンテンツ流通者のサーバ201のアドレス情報以外のアドレス情報であるコンテンツ所有サーバアドレス情報を、コンテンツ流通サーバを介して通信がなされる配信サーバアドレス情報に変換する。
ここでいうコンテンツ所有サーバアドレス情報とは、コンテンツの送信元を示すアドレス情報すなわち、コンテンツを記憶しているサーバのアドレス情報であり、配信サーバアドレス情報とは、コンテンツ流通サーバのアドレス情報である。
また、アドレス変換部216は、ユーザの端末401からのコンテンツの取得要求に含まれるコンテンツIDに対応するサーバのコンテンツ所有サーバアドレス情報を検索部214の検索結果に基づいて、検索DB215から読み出し、読み出したコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、サーバにコンテンツの送信要求を行う。
内部DB217は、コンテンツ提供者などから提供されたコンテンツを記憶する。
【0029】
以下、図1のコンテンツ流通システムの動作について図面を用いて説明する。まず、図4のフローチャートを用いて、ユーザがコンテンツにアクセスするまでの操作手順について説明する。
ここでは、ユーザの端末401を用いるユーザが予めプロバイダのサーバ301を運用するプロバイダに会員として、予め登録されているものとする。
まず、ユーザの端末401は、ユーザから入力される指示に応じて、プロバイダのサーバ301にアクセスし(ステップS1)、プロバイダのサーバ301からコンテンツの紹介ページを取得し、取得したコンテンツの紹介ページを出力部に出力する。このとき、例えば、ユーザの端末401の出力部には、図5に示すようなコンテンツの紹介ページが出力される。ユーザは、このコンテンツの紹介ページの中から任意のジャンルが選択可能となる。
【0030】
次に、ユーザによって「素材集」というジャンルのコンテンツが選択され、クリックされると、ユーザの端末401は、素材集コンテンツ一覧をプロバイダのサーバ301から取得し(ステップS3)、取得した素材集コンテンツ一覧を出力部に出力する。このとき、ユーザの端末401の出力部には、例えば、図6に示すような素材集コンテンツ一覧のページが出力される。この素材集コンテンツ一覧のページの段階ではユーザへの課金等は、なされない。
【0031】
次に、ユーザによって、上記素材集コンテンツ一覧の中から、有償のコンテンツの購入希望が入力されると、ユーザの端末401は、プロバイダのサーバ301にコンテンツの購入希望を指示する(ステップS4)。プロバイダのサーバ301は、ユーザの端末401から購入希望が指示されると、ユーザの端末401に認証情報要求を送信する(ステップS5)。ユーザの端末401は、プロバイダのサーバ301から認証情報要求を受信すると、認証情報要求に応じた画面を出力部に出力する。このとき、例えば、ユーザの端末401の出力部には、図7に示すような認証情報の入力画面が出力される。そして、ユーザによって認証情報として、ユーザ名、パスワードなどが入力された後(ステップS6)、購入確認画面である図8に示すような画面に遷移し、マウスの指示などによって「購入」ボタンがクリックされると、ユーザの端末401は、入力された認証情報をプロバイダのサーバ301に送信する。
【0032】
ユーザの端末401から認証情報を受信すると、プロバイダのサーバ301は、コンテンツ流通者のサーバ201と認証処理およびアクセスキー発行処理を行う(ステップS7、詳細は後述する)。そして、プロバイダのサーバ301は、この処理によって発行されるアクセスキーをユーザの端末401に発行する(ステップS8)。ユーザの端末401は、プロバイダのサーバ301からアクセスキーを受信すると、受信したアクセスキーを一時保持し、ユーザによって所望のコンテンツのURL情報が配信サーバアドレス情報として指示されると、指示された配信サーバアドレス情報に一時保持したアクセスキーを含めてアクセス情報としてコンテンツ流通者のサーバ201にコンテンツの要求を行う(ステップS9)。コンテンツ流通者のサーバ201は、ユーザの端末401から要求されたアクセス情報の中からアクセスキーの文字列を取り出し、このアクセスキーの正当性をチェック(認証)する(ステップS10)。
【0033】
そして、コンテンツ流通者のサーバ201は、取得要求された有償のコンテンツの配信サーバアドレス情報に応じて、内部DB217またはコンテンツ提供者のサーバ151からコンテンツを取得する。このとき、コンテンツ流通者のサーバ201は、コンテンツ提供者のサーバ151から有償のコンテンツを取得する場合に、アドレスの変換処理を行うとともに、コンテンツ提供者のサーバ151から有償のコンテンツを取得する(ステップS11、詳細は後述する)。そして、コンテンツ流通者のサーバ201は、取得した有償のコンテンツをユーザの端末401に送信する(ステップS12)。ユーザの端末401は、コンテンツ流通者のサーバ201から受信した有償のコンテンツを出力部に出力する。このとき、例えば、ユーザの端末401の出力部には、図9の符号(a)に示すような画面が出力される(ステップS13)。また、ユーザの端末401は、ユーザからの取得要求に応じて、符号(b)に示すような有償のコンテンツをコンテンツ提供者のサーバ151から取得し、出力部に出力する。
【0034】
次に、図4のステップS10からステップS12におけるコンテンツ流通者のサーバ201の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
ここでは、ユーザの端末401から、「http://fe.bitway.ne.jp/contentsA/index.html」という配信サーバアドレス情報の有償のコンテンツに対する取得要求がなされた場合について説明する。また、この実施形態においては、サーバにアクセスするための情報と配信サーバアドレス情報とを含む情報をアクセス情報として説明するものとし、この実施形態においては、アクセスキーとURL情報とを含む情報をアクセス情報の一例として説明する。
【0035】
コンテンツ流通者のサーバ201の制御部212は、通信部211によって、ユーザの端末401からアクセスキーを含むアクセス情報を受信すると、受信したアクセス情報の中から、URL情報(配信サーバアドレス情報)とアクセスキーの情報とに分けて抽出し、一時保持する。そして、制御部212は、一時保持された配信サーバアドレス情報に基づいて、有償のコンテンツであるか無償のコンテンツであるかを検出する(ステップS20)。この検出は、例えば、配信サーバアドレス情報が「http://www」で始まる場合は、無償のコンテンツであり、それ以外は、有償のコンテンツであるものとして予め設定されており、この配信サーバアドレス情報に基づいて検出される。この場合、有償のコンテンツあての配信サーバアドレス情報であることが検出される。次に、制御部212は、一時保持されたアクセスキーの情報に基づいて、正当性をチェック(認証)する(ステップS21)。そして、当該チェックの結果、正当なアクセスキーではないことが確認されると(ステップS22)、コンテンツ流通者のサーバ201は、ユーザの端末401に認証に失敗したことを通知(エラーの返答)する(ステップS23)。
【0036】
一方、当該チェックの結果、正当なアクセスキーであることが確認された場合(ステップS22)、検索部214は、制御部212から配信サーバアドレス情報が出力され、サーバの検索が指示されると、この配信サーバアドレス情報の中から、コンテンツID「contentsA」を抽出する。そして、このコンテンツIDに対応するコンテンツが内部DB217に記憶されているか、コンテンツ提供者のサーバ151かを、検索DB215に記憶されているコンテンツ所有サーバアドレス情報の中から検索する(ステップS24)。
内部DB217にユーザの端末401から取得要求がなされたコンテンツが記憶されていることが検出されると(ステップS25)、検索部214は、このコンテンツが記憶されている内部DB217のコンテンツ所有サーバアドレス情報を検索DB215から読み出し、読み出したコンテンツ所有サーバアドレス情報を制御部212に出力する。制御部212は、検索部214から出力されたコンテンツ所有サーバアドレス情報に格納されているコンテンツを内部DB217から読み出し(ステップS26)、読み出したコンテンツを通信部211によってユーザの端末401に送信する制御を行う(ステップS27)。
【0037】
一方、コンテンツIDに対応するコンテンツが内部DB217に記憶されていない場合(ステップS25)、検索部214は、コンテンツID「contentsA」に対応するコンテンツが記憶されているサーバを示すコンテンツ所有サーバアドレス情報である「www.gaibu.co.jp」を検索DB215から読み出し、読み出したコンテンツ所有サーバアドレス情報を制御部212に出力するとともに、外部サーバへアクセスする指示を出力する。
【0038】
制御部212は、検索部214からコンテンツ所有サーバアドレス情報である「www.gaibu.co.jp」と外部サーバへアクセスする指示を受けると、アドレス変換部216によって、URL情報の付け替えを行う(ステップS28)。すなわち、制御部212は、アドレス変換部216によって、
「http://fe.bitway.ne.jp/contentsA/index.html」
なるURL情報のうち、
「fe.bitway.ne.jp/contentsA/」
なる文字列を
「www.gaibu.co.jp」のアドレス情報に変換し、
「http://www.gaibu.co.jp/index.html」
であるコンテンツ所有サーバアドレス情報として、通信部211によって外部サーバであるコンテンツ提供者のサーバ151にアクセスする。
【0039】
次いで、制御部212は、コンテンツ提供者のサーバ151からコンテンツを取得すると(ステップS29)、取得したコンテンツに付与されている、送信元を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報である
「http://www.gaibu.co.jp/index.html」
をアドレス変換部216によって、
「http://fe.bitway.ne.jp/contentsA/index.html」
のURL情報に再度の変換を行う(ステップS30)。そして、制御部212は、コンテンツ提供者のサーバ151から取得したコンテンツに送信元のURL情報を
「http://fe.bitway.ne.jp/contentsA/index.html」
の配信サーバアドレス情報として、通信部211によって、ユーザの端末401に送信する(ステップS31)。
【0040】
図10におけるコンテンツ流通者のサーバ201の動作は、コンテンツ提供者のサーバ151が有する有償のコンテンツをユーザの端末401に送信する場合について説明したが、次に、無償のコンテンツをユーザの端末401に送信する場合について図11を用いて説明する。ここでは、ユーザの端末401から、「http://www.bitway.ne.jp/contentsD/index.html」というURL情報のコンテンツに対する取得要求がなされた場合について説明する。また、ここでは、ユーザの端末401から、新たにコンテンツ流通者のサーバ201にアクセスされた場合について説明する。
【0041】
コンテンツ流通者のサーバ201の制御部212は、通信部211によって、ユーザの端末401から、アクセスキーを含むアクセス情報を受信すると、受信したこのアクセス情報の中から、URL情報とアクセスキーの情報とに分けて抽出し、一時保持する。そして、制御部212は、取得要求がなされたURL情報すなわち配信サーバアドレス情報が、有償のコンテンツあてのURL情報であるか無償のコンテンツあてのURLであるかを検出する(ステップS41)。この場合、「http://」以下のURL情報が「www.」であるので、無償のコンテンツのURL情報であることが検出される。そして、制御部212は、このURL情報によって指示されるサーバが、内部DB217であるか外部サーバであるかを検索する指示を行う。
【0042】
検索部214は、制御部212からURL情報が出力され、サーバの検索が指示されると、このURL情報の中から、コンテンツIDである「contentsD」を抽出し、このコンテンツIDに対応するコンテンツが内部DB217に記憶されているか否かを、検索DB215に記憶されているコンテンツ所有サーバアドレス情報の中から検索する(ステップS42)。
内部DB217に指示されたコンテンツが記憶されていることが検出されると(ステップS43)、検索部214は、このコンテンツが記憶されている内部DB217のコンテンツ所有サーバアドレス情報を読み出し、制御部212に出力する。制御部212は、検索部214から出力されたコンテンツ所有サーバアドレス情報に格納されているコンテンツを内部DB217から読み出し、読み出したコンテンツを通信部211によってユーザの端末401に送信する制御を行う(ステップS47)。
【0043】
一方、コンテンツIDに対応するコンテンツが内部DB217に記憶されていない場合(ステップS43)、検索部214は、コンテンツIDである「contentsD」に対応するコンテンツが記憶されているサーバを示すコンテンツ所有サーバアドレス情報である「www.t−net.co.jp」を検索DB215から読み出し、読み出したコンテンツ所有サーバアドレス情報を制御部212に出力するとともに、コンテンツ所有サーバアドレス情報に該当する外部サーバへアクセスする指示を出力する。
【0044】
制御部212は、検索部214から外部サーバのコンテンツ所有サーバアドレス情報である「www.t−net.co.jp」と外部サーバへアクセスする指示を受けると、上述したように、アドレス変換部216によって、URL情報の付け替えを行う(ステップS44)。このとき、制御部212は、アドレス変換部216によって、
「http://www.bitway.ne.jp/contentsD/index.html」
なるURL情報のうち、
「www.bitway.ne.jp/contentsD/」
なる文字列を
「www.t−net.co.jp」
のアドレス情報に変換し、
「http://www.t−net.co.jp/index.html」
であるコンテンツ所有アドレス情報として、通信部211によって外部サーバであるコンテンツ提供者のサーバ151にアクセスする。
【0045】
次いで、制御部212は、コンテンツ提供者のサーバ151から該当するコンテンツを取得すると(ステップS45)、取得したコンテンツに付与されている、送信元を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報
「http://www.t−net.co.jp/index.html」
をアドレス変換部216によって、
「http://www.bitway.ne.jp/contentsD/index.html」
のURL情報に再度の変換を行う(ステップS46)。そして、制御部212は、コンテンツ提供者のサーバ151から取得したコンテンツの送信元のURL情報を
「http://www.bitway.ne.jp/contentsD/index.html」
である配信サーバアドレス情報として、取得したコンテンツとともに、通信部211によって、ユーザの端末401に送信する(ステップS47)。
なお、上述した実施形態においては、URL情報が「http://www」で始まる場合は、無償のコンテンツであり、それ以外は、有償のコンテンツであるものとして検出する場合について説明したが、URL情報以外の情報を用いて有償のコンテンツと無償のコンテンツを識別するようにしてもよい。
【0046】
次に、図4のステップS7における認証処理及びアクセスキー発行処理について図12を用いて説明する。図12は、認証処理及びアクセスキー発行処理について説明するためのシーケンス図である。
この図において、ユーザがサービスの認証画面においてユーザIDおよびパスワードを入力して送信操作を行うことにより、ユーザの端末401からプロバイダのサーバ301にサービスの認証依頼が送られる(ステップS51)。プロバイダのサーバ301は、受信したユーザIDなどの情報をもとに会員情報データベース351にアクセスしてこのユーザが登録済のユーザであるか否かを判別する。当該判別により、登録済であることを確認してから(ステップS52)、コンテンツ流通者のサーバ201にアクセスキー発行依頼を送信する。このアクセスキー発行依頼は、プロバイダによって付与されたユーザID、コンテンツ流通者によって付与されておりプロバイダを識別するためのプロバイダID、およびコンテンツ流通者によって付与されており、ユーザが要求したコンテンツを識別するためのコンテンツIDが付加されて送信される(ステップS53)。このプロバイダIDとユーザIDの組み合わせによってユーザが一意に特定される。
【0047】
ここで、コンテンツIDには、課金種別およびコンテンツカテゴリーを示す情報が含まれる。課金種別は、アクセスの都度料金が発生する件数課金や、一定期間(例えば、1週間、1ヶ月間など回数に関係なく自由にアクセスを許す期間課金)などの種別を示す。またコンテンツカテゴリーは、コンテンツの分野分類を示すものであり、アクセスパターンを分析する際や、ギャンブル情報など特定の年齢層のみにアクセスを許可する際などの情報として利用される。
【0048】
アクセスキー発行依頼を受信したコンテンツ流通者のサーバ201は、受信した情報に基づき、アクセスキーを生成する。アクセスキーとは、コンテンツへのアクセスの正当性を判断するためのデータの並びであり、容易に偽造されることを防ぐために、アクセスキーの生成ロジックには暗号技術等を援用するようにする。本実施形態では、少なくとも、プロバイダID、ユーザID、コンテンツID、アクセスキー発行日時をもとに所定の演算を行い、その結果得られる文字列をアクセスキーとしている。なお、この演算過程は少なくとも部分的には可逆的であり、生成されたアクセスキーをもとに少なくともプロバイダID、ユーザID、コンテンツID、アクセスキー発行日時を得ることのできる逆演算が存在するように上記演算を選択する。
【0049】
次に、コンテンツ流通者のサーバ201は、アクセスキー発行情報をアクセス管理データベース251(アクセス管理情報記憶部)に登録する(ステップS54)。ここで登録される情報は、プロバイダID、ユーザID、コンテンツID、アクセスキー発行日時、課金種別、発行されるアクセスキーである。
【0050】
この登録が完了すると、コンテンツ流通者のサーバ201は、プロバイダのサーバ301に生成したアクセスキーを含むアクセス情報を返答する(ステップS55)。ここで、ユーザから要求されているコンテンツがアクセスの都度課金するタイプのものである場合は、この段階で、プロバイダのサーバ301は、会員情報データベース351に課金情報を記録する(ステップS56)。また、ユーザに一定期間自由にアクセスすることを許すコンテンツの場合であっても、アクセスのパターンを分析するための基礎データとして情報を記録するようにしても良い。
また、何らかの原因によってアクセスキーが正しく発行されず、ステップS5のアクセスキー返答においてエラーのステータスが返された場合には、プロバイダのサーバ301はステップS56の課金記録を行わない。
【0051】
アクセスキーが正常に返答された場合は、プロバイダのサーバ301はそのアクセスキーをユーザの端末401に発行し(ステップS57)、ユーザの端末401はこのアクセスキーが含まれたアクセス情報を用いてコンテンツ流通者のサーバ201にアクセスする(ステップS58)。これを受信したコンテンツ流通者のサーバ201は、このアクセス情報の中かからアクセスキーの文字列を取り出し、このアクセスキーの正当性をチェック(判別)する(ステップS59)。そして、要求されたコンテンツを取得する。ここで、取得すべきコンテンツがコンテンツ提供者のサーバ151に記憶されている場合、コンテンツ提供者のサーバ151から、上述のアドレス変換部216によってURL情報をコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換してからコンテンツの取得要求をする(ステップS60)。
【0052】
そして、コンテンツ流通者のサーバ201は、コンテンツ提供者のサーバ151からコンテンツを取得すると(ステップS61)、取得したコンテンツに設定されている送信元のコンテンツ所有サーバアドレス情報を上述した手順に基づいて配信サーバアドレス情報に再度変換し、コンテンツとともにユーザの端末401に送信する(ステップS62)。
【0053】
ステップS62において送信されるコンテンツなどのデータがユーザの端末401において、出力された場合、表示画面上の「アドレス」の欄には、「http://fe.bitway.co.jp/4880dg33333/contentsA/index.html」という表示がなされる。ここで、アクセス情報内に含まれる「4880dg33333」という文字列が、アクセスキーに相当する。ユーザは、このページからさらにハイパーリンクされたページにアクセスすることができるが、リンク先へアクセスするときも、トップページにアクセスしたときと同一のアクセスキーが含まれたアクセス情報を用いてアクセスすることになる。コンテンツ流通者のサーバ201はこのリンク先へのアクセスについてもアクセス情報の中からアクセスキーの文字列を取り出して、このアクセスキーの正当性をチェックしてからコンテンツを送信するようにしている。トップページからのリンク先はいくつであっても良く、また間接的に複数段階にリンクされていても良いが、コンテンツの各ページへのアクセスは、ページが変わる都度アクセスキーの正当性をチェックする必要がある。
【0054】
次に、第2の実施形態について説明する。この実施形態においては、ユーザの端末401が、コンピュータ端末ではなく、携帯端末である場合について説明する。ここでいう携帯端末とは、携帯電話機または、PHS(パーソナルハンディホンシステム)等の携帯電話パケット網501を用いる場合が含まれる。
図13は、第2の実施形態におけるコンテンツ流通システムと、この発明の中心的な役割を担うコンテンツ流通サーバの構成を示す概略構成図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
この図において、携帯端末402は、無線によって携帯電話パケット網501を介して携帯端末用サーバ302に接続される。ここでは、一例として、携帯端末へのサービスを提供している電話会社(事業者)が異なる場合、その電話会社(事業者)毎に携帯端末用サーバ303を設け、該携帯端末用サーバ303に対応する携帯電話パケット網502を設け、携帯端末403を接続する構成が示されている。ここで、電話会社(事業者)は、第1の実施形態のプロバイダに相当し、携帯端末用サーバは、プロバイダのサーバ301に相当する。
【0055】
携帯端末用サーバ302(携帯端末用サーバ303)は、携帯端末402(携帯端末403)の電話番号などの携帯電話パケット網501を用いるための一意に定められた情報とユーザIDとを対応づけるデータベースを有しており、携帯電話パケット網501を介してコンテンツ流通者のサーバ201に接続される。この携帯電話パケット網501は、専用線若しくはVPN(Virtual Private Network,仮想専用線網)が適用される。
コンテンツ流通者のサーバ201には、コンテンツ提供者のサーバとなるWebサーバ260が接続される。このWebサーバ260は、有償のコンテンツまたは無償のコンテンツのうち、少なくとも一方のコンテンツが記憶されている。
【0056】
次に、図13におけるコンテンツ流通者のサーバ201の構成について図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態におけるコンテンツ流通者のサーバ201の構成を示す概略ブロック図である。この図において、ユーザIDデータベース220は、コンテンツの配信サービスに加入している会員のユーザIDを記憶している。通信部211は、制御部223からの指示に基づき、外部サーバ(例えば、Webサーバ260)と通信を行うとともに、ネットワーク501を介して、携帯端末用サーバ302、携帯端末用サーバ303と通信を行う。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、ユーザの携帯端末402、形態用端末サーバ302や303、コンテンツ流通者のサーバ201,コンテンツ提供者のWebサーバ260の間で接続するために用いられる情報を総称してアドレス情報という。
特に、ユーザの携帯端末402とコンテンツ提供者のサーバ201との接続に用いられ、コンテンツの要求を行うアドレス情報を、配信サーバアドレス情報という。
コンテンツ流通者のサーバ201と、コンテンツを取得するために用いられるコンテンツが記録された所在を示すアドレス情報を、コンテンツ所有サーバアドレス情報という。
コンテンツが記録された所在とは、例えば、コンテンツ提供者のWebサーバ260である。
【0057】
ユーザ認証部221は、制御部223から出力されるユーザIDが、ユーザIDデータベース220に記憶されているか否かを検索し、検索結果を制御部223に出力する。例えば、ユーザ認証部221は、ユーザIDがユーザIDデータベース220に記憶されている場合に、ユーザIDが認証されたことを制御部223に通知する。
【0058】
制御部223は、携帯端末用サーバ302を介して携帯端末402からコンテンツの取得要求とコンテンツを取得するアクセス先となるアクセス情報に基づいて、ユーザIDを示すユーザID部とアクセス先のURL情報を示すパス部とに分割し、パス部の文字列のデコードを行い、コンテンツ所有サーバアドレス情報を生成する。また、制御部223は、装置各部の制御を行うほか、アドレス変換部222を有する。なお、ここでは、ユーザID部の情報とURL情報とを含む情報をアクセス情報として説明する。
【0059】
アドレス変換部222は、制御部223からの指示に応じて、外部サーバ(例えば、Webサーバ260)から取得したコンテンツ内のリンク先等を示すアドレスに関するコンテンツ所有サーバアドレス情報を、コンテンツ流通者のサーバ201を介して外部サーバであるWebサーバ260を含む他のサーバにアクセスされるようなURL情報に変換する。また、アドレス変換部222は、変換された配信サーバアドレス情報をエンコードする。
【0060】
次に、図13における構成のコンテンツ流通システムの動作について、図15のシーケンス図を用いて説明する。
まず、携帯端末402は、ユーザからの入力に応じて、取得したいコンテンツのURL情報を配信サーバアドレス情報として携帯端末用サーバ302に通知するとともに、配信要求を行う(ステップS201)。携帯端末用サーバ302は、自己が有するデータベースの情報に基づいて、配信要求と配信サーバアドレス情報とに、携帯端末402からの配信要求に含まれる携帯端末402の電話番号に対応するユーザIDを付加してアクセス情報としてコンテンツ流通者のサーバ201に送信する(ステップS202)。
【0061】
コンテンツ流通者のサーバ201の制御部223は、通信部211を介して携帯端末用サーバ302からアクセス情報を受信すると、受信したアクセス情報に含まれる配信要求、配信サーバアドレス情報とユーザIDのうち、ユーザIDがユーザIDデータベース220に記憶されているか否かをユーザ認証部221によって検索し、コンテンツの配信要求を行った携帯端末402のユーザが会員であるか否かを検出する。このユーザが会員ではない場合、コンテンツ流通者のサーバ201は、携帯端末用サーバ302を介して携帯端末402にエラーを送信する。
一方、このユーザIDがユーザIDデータベース220に登録されており、会員であることが検出されると、制御部223は、通信部211を介して、配信要求がなされたURL情報に対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報のWebサーバ260にアクセスし(ステップS205)、該当するコンテンツを取得する(ステップS206)。通信部211を介してWebサーバ260から該当するコンテンツを取得すると、制御部223は、取得したコンテンツ内に含まれるリンク先を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を、アドレス変換部222によって配信サーバアドレス情報に変換させ、エンコードさせる(詳細は後述する)。
【0062】
次に、制御部223は、アドレス変換部222によってアドレス変換処理がなされたコンテンツに送信先を指定するユーザIDを付加し、携帯端末用サーバ302に送信する(ステップS207)。携帯端末用サーバ302は、コンテンツ流通者のサーバ201からコンテンツとユーザIDを受信すると、受信したユーザIDに対応する電話番号のデータベース220から読み出し、読み出した電話番号の携帯端末402を呼び出し、コンテンツ流通者のサーバ201から受信したコンテンツを送信する(ステップS208)。
【0063】
次に、図15のステップS202からS207におけるコンテンツ流通者のサーバ201の動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。まず、携帯端末用サーバ302からコンテンツの取得要求と配信サーバアドレス情報とユーザIDを含むアクセス情報が送信されると、コンテンツ流通者のサーバ201の制御部223は、コンテンツの取得要求であるか送信要求であるかを検出する(ステップS211)。このとき通知されるアクセス情報の一例を図17に示す。コンテンツの送信要求である場合、制御部223は、このコンテンツの大きさをチェックし(ステップS212)、予め設定されている最大コンテンツサイズより小さいか否かを検出する(ステップS213)。最大コンテンツサイズより送信要求がなされたコンテンツの方が大きい場合、制御部223は、通信部211を介して、携帯端末用サーバ302にコンテンツサイズエラーを送信する(ステップS214)。
【0064】
一方、最大コンテンツサイズより送信要求がなされたコンテンツの方が小さい場合およびステップS211において送信要求である場合、制御部223は、アクセス情報の中にユーザIDを示す変数「uid」が存在するか否かを検出する。変数「uid」が存在しない場合、制御部223は、通信部211を介して認証エラーを携帯端末用サーバ302に送信する(ステップS216)。
【0065】
一方、変数「uid」が存在する場合、制御部223は、「url=」で始まる文字列(図17符号(a))において、最初の「&」の文字を基準にユーザID部(図18符号(c))とパス部(図18符号(b))に分割する(ステップS217)。そして、制御部223は、分割したユーザID部(図18符号(c))の情報をユーザ認証部221に出力する。ユーザ認証部221は、制御部223から出力されたユーザID部のユーザIDがユーザIDデータベース220に登録されているか否かを検出する(ステップS219)。ユーザ認証部221は、ユーザIDがユーザIDデータベース220に登録されていない場合、制御部223に認証エラーであることを指示する。制御部223は、認証エラーであることを通信部211によって携帯端末用サーバ302に送信する(ステップS216)。
【0066】
一方、ユーザ認証部221は、ユーザIDが登録されている場合、認証がなされたことを制御部223に通知する。制御部223は、分割した文字列のうち、パス部の文字列(図18符号(b))をデコードする(ステップS220)。このとき、パス部の文字列(図18符号(b))は、図19に示すようにデコードされる。
【0067】
次に、制御部223は、デコードされたパス部の後ろにユーザID部を付加し、Webサーバ260にアクセスするためコンテンツ所有サーバアドレス情報を生成する(ステップS221)。パス部の後ろにユーザID部が付加された文字列(コンテンツ所有サーバアドレス情報)は、図20のように示される。そして、制御部223は、通信部211を介して、生成したコンテンツ所有サーバアドレス情報を用いてWebサーバ260にアクセスし、該当するコンテンツを取得する(ステップS222)。次いで、制御部223は、取得したコンテンツの形式(Contnet−type)のチェックを行い(ステップS223)、コンテンツの形式が「HTML」形式である場合(ステップS224)、アドレス変換部222によって、コンテンツ内に含まれているリンク先となるコンテンツ所有サーバアドレス情報を配信サーバアドレス情報に変換する処理を行い(ステップS225)、アドレス変換処理がなされたコンテンツを通信部211によって携帯端末用サーバ302に送信する(ステップS226)。
一方、コンテンツの形式(Contnet−type)が「HTML」形式ではない場合(ステップS224)、制御部223は、通信部211によって、このコンテンツをそのまま携帯端末用サーバ302に送信する。この実施の形態では、コンテンツの形式について「HTML」形式のみについて説明したが、コンテンツの形式が「HTML」形式以外にも、例えば「Compact HTML」、「HDML」、「MML」、「text」などの様々なコンテンツの形式があげられる。その他、画像や音声のコンテンツ形式も様々ある。ステップS224は、コンテンツデータに含まれているリンク先となるコンテンツ所有サーバアドレス情報が存在しない場合は、コンテンツをそのまま携帯端末用サーバ302に送信することが行われる。したがって、「HTML」形式以外であっても、コンテンツ内にコンテンツ所有サーバアドレス情報が含まれないことを確認するためにステップS224の処理が行われる。
【0068】
次に、図16のステップS225におけるコンテンツ内のアドレス変換処理について、図21のフローチャートを用いて説明する。
アドレス変換部222は、制御部223からアドレス変換処理が指示されると、コンテンツ内のアドレス変換を行う前に、HTTPレスポンス内のボディ部をチェックし、アドレス変換処理を行った後の出力するボディ部の情報の大きさ(バイト数)を計算する(ステップS231)。次に、アドレス変換部222は、再度HTTPレスポンスのボディ部のチェックを行う(ステップS232)。ボディ部のチェックがすべて終わっていない場合(ステップS233)、残りのボディ部のチェックを行い(ステップS234)、変換する対象となるHTML形式のタグがあるか否かを検出する(ステップS235)。ここで、変更する対象となるHTML形式のタグは、例えば、
〈A HREF=”・・・・”〉
〈FORM ACTION=”・・・・”〉
〈IMG SRC=”・・・・”〉
等である。
変更対象であるHTML形式のタグがない場合、ボディ部のチェックがすべて完了するまで(ステップS233)、残りのボディ部をすべてチェックする(ステップS234)。
【0069】
一方、変更対象であるHTML形式のタグとして、例えば、図22に示すような文字列が検出されると、アドレス変換部222は、図23に示すように、HTML形式のタグ名の直後に記述された2つのダブルクォート「”」によって3つの変数に分割し(ステップS235)、タグ内のパス部をチェックする(ステップS237)。このチェックにおいて、先頭の文字列が「http」、「mailto」、「tel」等の変換しない対象スキーム名である場合、ボディ部のチェックがすべて完了するまで(ステップS233)、残りのボディ部をすべてチェックする(ステップS234)。
【0070】
一方、先頭の文字列が変換する対象スキーム名である場合、HTML形式のタグ内のパス部をエンコードする(ステップS239)。このとき、図23符号(e)のHTML形式のタグ内のパス部の文字列は、図24に示すようにエンコードされる。
さらに、アドレス変換部222は、このエンコードされた文字列を含む情報をコンテンツ流通者のサーバ201を介してWebサーバ260などの他のサーバにアクセスされるようなURL情報の形式に変換する(ステップS240)。このとき、変換後の配信サーバアドレス情報にユーザIDを付加したアクセス情報は、例えば、図25のように示される。そして、アドレス変換部222は、変換後の配信サーバアドレス情報とユーザIDを含むアクセス情報をURLを含まない部分と連結する(ステップS241)。このとき、連結された文字列は、例えば、図26のように示される。そして、ステップS233に移行し、すべての文字列のチェックを行う。
【0071】
以上説明したコンテンツ内のアドレス変換処理を行うことにより、例えば、Webサーバ260から取得した、図27(a)に示すようなコンテンツのHTML形式のファイルが、図27(b)に示すようなコンテンツのHTML形式のファイルに変換され、携帯端末用サーバ302を介して携帯端末402に送信される。これにより、携帯端末402のユーザが、携帯端末用サーバ302を介してコンテンツ流通者のサーバ201から取得したコンテンツ内におけるリンク先を指示(クリック)することにより、必ずコンテンツ流通者のサーバ201を介して外部サーバであるWebサーバ260などからコンテンツを取得するようにすることができる。
【0072】
次に、図21のステップS231のコンテンツの情報の大きさ(バイト数)を計算する処理について、図28のフローチャートを用いて説明する。
アドレス変換部222は、制御部223からコンテンツ内のアドレス変換処理が指示されると、HTTPレスポンス内のボディ部のチェックを行う(ステップS251)。ボディ部分のすべてのチェックが完了していない場合(ステップS252)、残りの部分のチェックを行い(ステップS253)、変換対象となるHTML形式のタグがない場合(ステップS254)、ステップS252に移行する。ここで、変換対象となるHTMLのタグは、
〈A HREF=”・・・・”〉
〈FORM ACTION=”・・・・”〉
〈IMG SRC=”・・・・”〉
等である。
【0073】
一方、変換対象となるHTML形式のタグがある場合、アドレス変換部222は、最初のダブルクォートの直後の文字列をチェックし(ステップS255)、先頭の文字列が変換しない対象のスキーム名であるか否かを検出し(ステップS256)、変換しない対象のスキーム名(http、mailto、tel等)である場合、ステップS252に移行する。
一方、変換対象のスキーム名である場合、パス部の確認を行い(ステップS257)、パス部の終わりを示すダブルクォートがある場合(ステップS258)、アドレス変換部222は、「cgi_name」分の文字数(環境により異なる)と「?url=」の5文字と「&uid=NULLGWMODOCO」の17文字に基づいてコンテンツの大きさの増加分を計算し(ステップS259)、ステップS252に移行する。
一方、パス部の終わりを示すダブルクォートがない場合(ステップS258)、文字チェックを行い(ステップS260)、エンコードの対象となる文字列があるか否かを検出する(ステップS261)。ここで、エンコード対象文字は、例えば、
{}|¥^〜[]<>#%”:;/?@&=’
等である。
エンコード対象文字がなければステップS257移行する。
一方、エンコード対象文字がある場合、アドレス変換部222は、エンコード対象文字をエンコードする際に増加するコンテンツの大きさの増加分を計算する(ステップS262)。
そして、HTTPレスポンスのボディ部のすべてについてチェックが完了するまで、上述の処理を繰り返す。
【0074】
次に、図16のステップS220におけるパス部の文字列をデコードする処理について図29のフローチャートを用いて説明する。
制御部223は、エンコードされている状態のパス部がすべてチェック済みであるか否かを検出し(ステップS271)、すべてのチェックが完了していない場合、文字チェックを行う(ステップS272)。例えば、入力される文字列が
%2Finfo%2Fidle%2Fmain,cgi%3Fidle%3Dhiro%26actor%3Doda ……(1)
である場合に、この文字列に「%」の文字が含まれているか否かをチェックし(ステップS273)、「%」の文字が含まれていない場合、ステップS271に移行する。
【0075】
一方、上述した(1)に示す文字列のように「%」の文字が含まれている場合、制御部223は、「%」の文字の次の2文字(16進数)を取得し(ステップS274)、取得した16進数の文字から、元の記号にデコードする(ステップS275)。例えば、上記(1)に示す文字列のうち「%26」という文字列は、ステップS274において、「26」の16進数の文字列が取得され、ステップS275において、16進数の文字列「26」から「&」に変換される。
そして、制御部223は、変換された「&」の文字がデコード対象の文字
{}|¥^〜[]<>#%”:;/?@&=’
であるか否かをチェックし(ステップS276)、デコード対象の文字である場合、デコードした後の文字を出力し、ステップS271に移行する。
一方、デコード対象の文字ではない場合、改めて16進数の文字にエンコードし、この16進数の文字列の前に「%」の文字を付加し、文字にデコードを行わない状態で出力する(ステップS277)。そして、ステップS271に移行し、すべてのチェックが完了すると、パス部の文字列のデコード処理を完了する。
ここで、上述の(1)式における文字列の文字にデコード処理が行われた後の文字列は、
/info/idle/main,cgi?idle=hiro&actor=oda
のように変換される。
【0076】
次に、図21のステップS239におけるHTML形式のタグ内のパス部をエンコードする処理について図30のフローチャートを用いて説明する。
アドレス変換部222は、HTML形式のタグ内のパス部をすべてチェック済みであるか否かを検出し、(ステップS281)、チェックが完了していなければ、文字列のチェックを行い(ステップS282)、エンコード対象の文字があるか否かを検出する(ステップS283)。エンコード対象の文字がある場合、該文字を16進数にエンコードし、エンコードされた16進数の文字の前に「%」の文字を付加し(ステップS284)、ステップS281に移行する。
一方、ステップS283において、エンコード対象の文字がない場合、ステップS281に移行する。
そして、HTML形式のタグ内のパス部のすべてチェック済みであれば、エンコードの処理を完了する。
例えば、下記(2)に示すHTML形式のタグ内のパス部の文字列がエンコードされると、(3)に示すように変換される。
/info/idle/main,cgi?idle=hiro&actor=oda ……(2)
%2Finfo%2Fidle%2Fmain,cgi%3Fidle%3Dhiro%26actor%3Doda ……(3)
【0077】
次に、図16のステップS222におけるWebサーバ260からコンテンツを取得する処理について図31のフローチャートを用いて説明する。
制御部223は、接続先のホスト名をIPアドレスに変換し(ステップS291)、ソケット生成を行い(ステップS292)、指定のホストの指定のポートに接続する(ステップS293)。そして、制御部223は、HTTPリクエストを通信部211を介して送信し(ステップS294)、Webサーバ260から送信されるコンテンツのデータを受信する(ステップS295)。
【0078】
以上説明した第2の実施形態において、ユーザIDデータベース220にユーザIDのみが記憶されている場合について説明したが、このユーザIDにさらに、オプション情報を関連づけて記憶しておき、この記憶されたオプション情報に応じて、携帯端末毎にサービスを提供するようにしてもよい。
例えば、オプション情報として電話会社(事業者)を識別する事業者IDを対応づけて記憶し、さらに、コンテンツを表示する形式の情報を事業者IDと関連づけて記憶しておく。そして、コンテンツを送信する場合に、ユーザIDに応じて、携帯端末が加入している電話会社(事業者)に応じた形式になるように携帯端末にコンテンツを送信するようにしてもよい。
【0079】
また、オプション情報として、携帯端末の画面の表示方式がカラー表示であるか白黒表示であるか否かの情報や、表示画面のサイズに関する情報を記憶させておき、コンテンツの送信要求がなされた場合に、携帯端末のユーザIDに応じて、携帯端末の表示方式に応じた形式になるように携帯端末にコンテンツを送信するようにしてもよい。また、第2の実施形態に置いて、コンテンツ流通者のサーバ201とWebサーバ260とを分けて説明したが、一体となって構成しても良い。
【0080】
なお、上述した第1実施形態において、さらに、第2実施形態において説明したコンテンツ内のアドレスに関する情報を変換する処理を行うようにしてもよい。また、第2の実施形態において、さらに、第1実施形態において説明した送信元を示すアドレスに関する情報を変換する処理を行うようにしてもよい。
【0081】
また、図1におけるアドレス変換部216(図14におけるアドレス変換部222)、制御部212(図14における制御部223)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりコンテンツの流通を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0082】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0083】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、サーバに記憶されたコンテンツを端末に送信する場合に、サーバからコンテンツとともに送信されるコンテンツ流通サーバのアドレス情報以外のアドレス情報がコンテンツ流通サーバを介して通信がなされるアドレス情報に変換するようにしたので、端末側からのコンテンツ取得要求は、必ずコンテンツ流通サーバを経由して行われようにすることができる。これにより、コンテンツに対するセキュリティーが保たれる。また、有償のコンテンツの課金処理を確実に行うことができる。
【0085】
また、この発明によれば、コンテンツに付加されているコンテンツの送信元を示すURLがコンテンツ流通サーバのURLに変換されるので、端末側にサーバのURLが通知されない。これにより、コンテンツに付加される送信元情報を手がかりに端末側からサーバに直接アクセスされることを防ぐことができる。
【0086】
また、この発明によれば、コンテンツ所有サーバアドレス情報には、コンテンツ内に含まれるリンク先を示すアドレス情報が含まれるようにしたので、コンテンツ内に含まれるリンク先の情報についても、コンテンツ流通サーバを介して通信がなされるアドレス情報に変換される。これにより、コンテンツ内のリンク先を示す情報をもとに、ユーザが直接サーバにアクセスすることを防ぐことができる。
【0087】
また、この発明によれば、端末からのコンテンツの取得要求に含まれるコンテンツIDに対応するサーバのサーバアドレス情報を記憶手段から読み出し、読み出したサーバアドレス情報に基づいて、サーバにコンテンツの送信要求を行うようにしたので、端末側にサーバのサーバアドレス情報を通知しなくても、端末側のユーザは、所望のコンテンツを取得することができることが可能である。
【0088】
また、この発明によれば、端末からコンテンツの取得要求がなされた場合に、ユーザの認証を行うようにしたので、コンテンツを提供する対象となる会員以外のユーザを識別することができ、コンテンツの送信対象を会員のユーザに限定して送信することができる。
【0089】
また、この発明によれば、変換後のアドレス情報にユーザIDを付加し、端末側に通知しておくようにしたので、端末は、アドレス変換の処理がなされたリンク先の情報を用いてコンテンツの取得要求をする場合に、自身が会員であることをコンテンツ流通サーバに通知することができる。従って、リンク情報を用いた場合においても、会員の認証処理を行うことができ、コンテンツの送信対象を会員のユーザに限定して送信することができる。
【0090】
また、発明は、コンテンツ流通プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録するようにしたので、汎用コンピュータにコンテンツ流通プログラムを読みこませ、実行することにより、汎用コンピュータによってコンテンツ流通処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による有償情報流通装置を適用した有償情報流通システムの構成を示す概略構成図である。
【図2】 有償情報流通者のサーバ201の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】 サーバ検索データベース215に記憶される情報の一例を示す図面である。
【図4】 ユーザが有償コンテンツにアクセスするまでの操作手順について説明するためのフローチャートである。
【図5】 ユーザの端末401の出力部に出力されるコンテンツの紹介ページの一例を示す図面である。
【図6】 ユーザの端末401の出力部に出力される素材集コンテンツ一覧のページの一例を示す図面である。
【図7】 ユーザの端末401の出力部に出力される認証情報の入力画面の一例を示す図面である。
【図8】 ユーザの端末401の出力部に出力される画面の一例を示す図面である。
【図9】 ユーザの端末401の出力部に出力されるコンテンツの一例を示す図面である。
【図10】 図4のステップS10からステップS12における有償情報流通者のサーバ201の動作について説明するためのフローチャートである。
【図11】 無償コンテンツをユーザの端末401に送信する場合について用いて説明するためのフローチャートである。
【図12】 認証処理及びアクセスキー発行処理について説明するためのシーケンス図である。
【図13】 第2の実施形態における有償情報流通装置を適用した有償情報流通システムの構成を示す概略構成図である。
【図14】 第2の実施形態における有償情報流通者のサーバ201の構成を示す概略ブロック図である。
【図15】 図13における構成の有償情報流通システムの動作について、説明するためのシーケンス図である。
【図16】 図15のステップS202からS207における有償情報流通者のサーバ201の動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。
【図17】 携帯端末から通知されるURLに関する情報の一例を示す図面である。
【図18】 ユーザID部とパス部とに分割された一例を示す図面である。
【図19】 デコードされたパス部の文字列の一例を示す図面である。
【図20】 パス部の後ろにユーザID部が付加された文字列の一例を示す図面である。
【図21】 図16のステップS225におけるコンテンツ内のURL変換処理について説明するためのフローチャートである。
【図22】 アドレス変換部222によって検出された文字列の一例を示す図面である。
【図23】 アドレス変換部222によって3つの変数に分割された文字列の一例を示す図面である。
【図24】 エンコードされた文字列の一例を示す図面である。
【図25】 変換後のアドレス情報の一例を示す図面である。
【図26】 アドレス変換部222によって連結された文字列の一例を示す図面である。
【図27】 変換前と変換後のコンテンツのHTMLファイルの一例を示す図面である。
【図28】 図21のステップS231のコンテンツの情報の長さを計算する処理について説明するためのフローチャートである。
【図29】 図16のステップS220におけるパス部の文字列をデコードする処理について説明するためのフローチャートである。
【図30】 図21のステップS239におけるタグ内のパス部をエンコードする処理について説明するためのフローチャートである。
【図31】 図16のステップS222におけるWebサーバからコンテンツを取得する処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101…コンテンツ提供者の端末
151…コンテンツ提供者のサーバ
201……コンテンツ流通者のサーバ
212、223……制御部
213……アクセス管理データベース
214……検索部
215……サーバ検索データベース
216、222……アドレス変換部
217……内部サーバコンテンツデータベース
220……ユーザIDデータベース
221……ユーザ認証部
251……アクセス管理データベース
260……Webサーバ
301……プロバイダのサーバ
302、303……携帯端末サーバ
351……会員情報データベース
401……ユーザの端末
402、403……携帯端末
500…ネットワーク

Claims (9)

  1. コンテンツを記憶したサーバと相互に接続されるとともに、ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバであって、
    前記ユーザの端末から前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求がなされた配信サーバアドレス情報を受信し、前記サーバから取得したコンテンツを前記ユーザの端末に送信する通信手段と、
    前記配信サーバアドレス情報を該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報であって当該配信サーバアドレスを含まないコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換し、前記サーバから取得したコンテンツに記憶されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレス情報を含まない前記配信サーバアドレス情報に変換するアドレス変換手段と、
    コンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバからコンテンツを取得する制御を行う制御手段と、
    前記コンテンツの取得要求には、ユーザIDを示すユーザID部とアクセス先の情報を示すURL情報を示すパス部とに分割可能な前記配信サーバアドレス情報が含まれており、
    前記制御手段は、前記コンテンツの取得要求を前記ユーザの端末から受信した場合に、前記コンテンツの取得要求に含まれる前記ユーザIDに基づいて、認証処理を行い、
    前記アドレス変換手段は、前記制御手段の認証処理が成立した場合に、前記ユーザの端末からのコンテンツの取得要求に含まれるURL情報に対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバにコンテンツの送信要求を行い、前記通信手段によって前記サーバから取得したコンテンツに変換対象のアドレスであるコンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出し、コンテンツ所有サーバアドレス情報が検出された場合には、そのコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレスを含まない前記配信サーバアドレス情報に変換し、変換後の前記配信サーバアドレス情報に前記ユーザIDを付加する
    ことを特徴とするコンテンツ流通サーバ。
  2. 前記アドレス変換手段は、通信手段によって前記サーバから取得したコンテンツにリンク先となるコンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出し、コンテンツ所有サーバアドレス情報が検出された場合には、そのコンテンツ所有サーバアドレス情報を前記配信サーバアドレス情報に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ流通サーバ。
  3. 前記アドレス変換手段は、前記コンテンツが記述される文字列に、所定の文字が含まれているか否かに基づいて、コンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンテンツ流通サーバ。
  4. 前記コンテンツ所有サーバアドレス情報とは、前記コンテンツの送信元を示すアドレス情報であり、前記配信サーバアドレス情報とは、前記コンテンツ流通サーバのアドレス情報であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれかに記載のコンテンツ流通サーバ。
  5. 前記ユーザIDを記憶する記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記コンテンツの取得要求とともに送信されるユーザIDと前記記憶手段に予め記憶されている情報とに基づいて、ユーザの認証を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれかに記載のコンテンツ流通サーバ。
  6. ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバと、コンテンツを記録したサーバとが相互に接続されたコンテンツ流通システムであって、
    前記コンテンツ流通サーバは、
    前記ユーザの端末から前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求がなされた配信サーバアドレス情報を受信し、前記サーバから取得したコンテンツを前記ユーザの端末に送信する通信手段と、
    前記配信サーバアドレス情報を該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報であって当該配信サーバアドレスを含まないコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換し、前記サーバから取得したコンテンツに記憶されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレス情報を含まない前記配信サーバアドレス情報に変換するアドレス変換手段と、
    コンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバからコンテンツを取得する制御を行う制御手段と、
    前記コンテンツの取得要求には、ユーザIDを示すユーザID部とアクセス先の情報を示すURL情報を示すパス部とに分割可能な前記配信サーバアドレス情報が含まれており、
    前記制御手段は、前記コンテンツの取得要求を前記ユーザの端末から受信した場合に、前記コンテンツの取得要求に含まれる前記ユーザIDに基づいて、認証処理を行い
    前記アドレス変換手段は、前記制御手段の認証処理が成立した場合に、前記ユーザの端末からのコンテンツの取得要求に含まれるURL情報に対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバにコンテンツの送信要求を行い、前記通信手段によって前記サーバから取得したコンテンツに変換対象のアドレスであるコンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出し、コンテンツ所有サーバアドレス情報が検出された場合には、そのコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレスを含まない前記配信サーバアドレス情報に変換し、変換後の前記配信サーバアドレス情報に前記ユーザIDを付加する
    ことを特徴とするコンテンツ流通システム。
  7. ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバと、コンテンツを記録したサーバとが相互に接続されたコンテンツ流通システムにおけるコンテンツ流通方法であって、
    前記コンテンツ流通サーバの通信手段が、前記ユーザの端末から前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求がなされた配信サーバアドレス情報を受信し、前記サーバから取得したコンテンツを前記ユーザの端末に送信するステップと、
    前記コンテンツ流通サーバのアドレス変換手段が、前記配信サーバアドレス情報を該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報であって当該配信サーバアドレスを含まないコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換し、前記サーバから取得したコンテンツに記憶されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレス情報を含まない前記配信サーバアドレス情報に変換するステップと、
    前記コンテンツ流通サーバの制御手段が、コンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバからコンテンツを取得する制御を行うステップと、
    前記コンテンツ流通サーバの制御手段が、前記コンテンツの取得要求には、ユーザIDを示すユーザID部とアクセス先の情報を示すURL情報を示すパス部とに分割可能な前記配信サーバアドレス情報が含まれており、前記コンテンツの取得要求を前記ユーザの端末から受信した場合に、前記コンテンツの取得要求に含まれる前記ユーザIDに基づいて、認証処理を行うステップと、
    前記コンテンツ流通サーバの前記アドレス変換手段が、前記制御手段の認証処理が成立した場合に、前記ユーザの端末からのコンテンツの取得要求に含まれるURL情報に対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバにコンテンツの送信要求を行い、前記通信手段によって前記サーバから取得したコンテンツに変換対象のアドレスであるコンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出し、コンテンツ所有サーバアドレス情報が検出された場合には、そのコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレスを含まない前記配信サーバアドレス情報に変換し、変換後の前記配信サーバアドレス情報に前記ユーザIDを付加するステップと、
    を実行することを特徴とするコンテンツ流通方法。
  8. ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバと、コンテンツを記録したサーバとが相互に接続されたコンテンツ流通システムにおける前記コンテンツ流通サーバのコンピュータに、
    前記コンテンツ流通サーバの通信手段が、前記ユーザの端末から前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求がなされた配信サーバアドレス情報を受信し、前記サーバから取得したコンテンツを前記ユーザの端末に送信するステップ、
    前記コンテンツ流通サーバのアドレス変換手段が、前記配信サーバアドレス情報を該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報であって当該配信サーバアドレスを含まないコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換し、前記サーバから取得したコンテンツに記憶されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレス情報を含まない前記配信サーバアドレス情報に変換するステップ、
    前記コンテンツ流通サーバの制御手段が、コンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバからコンテンツを取得する制御を行うステップ、
    前記コンテンツ流通サーバの制御手段が、前記コンテンツの取得要求には、ユーザIDを示すユーザID部とアクセス先の情報を示すURL情報を示すパス部とに分割可能な前記配信サーバアドレス情報が含まれており、前記コンテンツの取得要求を前記ユーザの端末から受信した場合に、前記コンテンツの取得要求に含まれる前記ユーザIDに基づいて、認証処理を行うステップ、
    前記コンテンツ流通サーバの前記アドレス変換手段が、前記制御手段の認証処理が成立した場合に、前記ユーザの端末からのコンテンツの取得要求に含まれるURL情報に対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバにコンテンツの送信要求を行い、前記通信手段によって前記サーバから取得したコンテンツに変換対象のアドレスであるコンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出し、コンテンツ所有サーバアドレス情報が検出された場合には、そのコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレスを含まない前記配信サーバアドレス情報に変換し、変換後の前記配信サーバアドレス情報に前記ユーザIDを付加するステップ、
    、前記コンテンツ流通サーバのコンピュータに実行させるためのコンテンツ流通プログラム。
  9. ユーザの端末に接続されるコンテンツ流通サーバと、コンテンツを記録したサーバとが相互に接続されたコンテンツ流通システムにおける前記コンテンツ流通サーバのコンピュータに、
    前記コンテンツ流通サーバの通信手段が、前記ユーザの端末から前記コンテンツ流通サーバにコンテンツの要求がなされた配信サーバアドレス情報を受信し、前記サーバから取得したコンテンツを前記ユーザの端末に送信するステップ、
    前記コンテンツ流通サーバのアドレス変換手段が、前記配信サーバアドレス情報を該当するコンテンツ所有サーバアドレス情報であって当該配信サーバアドレスを含まないコンテンツ所有サーバアドレス情報に変換し、前記サーバから取得したコンテンツに記憶されている所在を示すコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレス情報を含まない前記配信サーバアドレス情報に変換するステップ、
    前記コンテンツ流通サーバの制御手段が、コンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバからコンテンツを取得する制御を行うステップ、
    前記コンテンツ流通サーバの制御手段が、前記コンテンツの取得要求には、ユーザIDを示すユーザID部とアクセス先の情報を示すURL情報を示すパス部とに分割可能な前記配信サーバアドレス情報が含まれており、前記コンテンツの取得要求を前記ユーザの端末から受信した場合に、前記コンテンツの取得要求に含まれる前記ユーザIDに基づいて、認証処理を行うステップ、
    前記コンテンツ流通サーバの前記アドレス変換手段が、前記制御手段の認証処理が成立した場合に、前記ユーザの端末からのコンテンツの取得要求に含まれるURL情報に対応するコンテンツ所有サーバアドレス情報に基づいて、前記サーバにコンテンツの送信要求を行い、前記通信手段によって前記サーバから取得したコンテンツに変換対象のアドレスであるコンテンツ所有サーバアドレス情報があるか否かを検出し、コンテンツ所有サーバアドレス情報が検出された場合には、そのコンテンツ所有サーバアドレス情報を当該コンテンツ所有サーバアドレスを含まない前記配信サーバアドレス情報に変換し、変換後の前記配信サーバアドレス情報に前記ユーザIDを付加するステップ、
    を実行させるためのコンテンツ流通プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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