JP2002259724A - オンラインショッピングシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】地域によって購入できない商品があるオンライ
ンショッピングシステムにおいて、購入できる商品と購
入できない商品とをユーザが検索できる。 【解決手段】商品を設置工事を必要とする第１の商品
群、設置作業を必要とする第２の商品群、配送のみで良
い第３の商品群の３つのカテゴリに分類し、地域（郵便
番号）毎に購入可能な商品群をデータベース（１６）に
記憶しておく。購入を希望する商品がどのカテゴリに属
するかを確認した後、ユーザは商品の配送先の郵便番号
を入力する。サーバ（１４）は郵便番号から購入可能な
商品群を検索し、ユーザが指定した地域の特性（設置工
事対応エリア、設置作業対応エリア等）と、カテゴリ毎
の商品の購入可能／不可を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】本発明はインターネットを利
用したオンラインショッピングシステムに関する。

【従来の技術】近年、インターネットを利用したオンラ
インショッピングシステムが実用化されている。小売業
者はホームページで商品の一覧を表示し、ユーザが所望
する商品があれば、ユーザは注文データをインターネッ
トを介して小売業者のサーバへ送る。注文データには、
商品を特定する情報、ユーザ（配送先）を特定する情
報、決済方法を示す情報等が含まれる。小売業者はユー
ザの認証が成功すると、ユーザが指定する配送先へ商品
を配送する。オンラインショッピングの対象は書籍やＣ
Ｄ、コンピュータソフトウェア等のように単にユーザへ
配送して済む商品だけに止まらず、エアーコンディショ
ナー、冷蔵庫等の設置工事、設置作業等が必要になる商
品にまで広がっている。後者の場合、小売業者によって
は同じサービス（工事、作業）を全国一律に提供するこ
とができない場合がある。例えば、自社の販売店、系列
の工事業者がユーザの指定する配送先地域、あるいは隣
接する地域に無い場合は、商品の配送はできるが、設置
工事、設置作業等をできないことがある。しかし、ユー
ザは自分の住居地域（購入商品の配送先）が小売業者の
どのようなサービスエリアに属しているかを知らないの
で、購入を希望する場合は商品の種類に関係なく取敢え
ず注文データを入力していく。小売業者のサーバは商品
名と配送先の住所が入力されると、当該住所が自社のど
のサービスエリア（設置工事可能エリア、設置作業可能
エリア等）であるかを判断し、当該商品がそのエリアで
の販売対象商品であるか否か判断する。当該商品がその
エリアでの販売対象商品でない場合は、その旨をユーザ
に知らせて（画面に表示して）、以降の注文データの入
力を受け付けない。このようにユーザは注文データ（特
に、商品名、住所）を入力して初めてその商品を購入で
きないことを知らされることになり、時間の無駄を余儀
なくされていた。さらに、これは時間の無駄だけに止ま
らず、オンラインショッピングの利便性に対して水を差
すものであり、オンラインショッピングの普及を図る上
でも問題になっていた。

【発明が解決しようとする課題】このように従来のオン
ラインショッピングシステムには、販売者が全国一律の
販売形態を実施していない場合、ユーザは注文の前には
提供を受けることができない販売サービスの内容を知る
ことができず、オンラインショッピングシステムの利用
促進の妨げになっていた。本発明の目的は地域によって
販売形態が異なるオンラインショッピングシステムにお
いて、ユーザが指定する地域における販売形態を事前に
検索できるようにすることである。

【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し目
的を達成するために、本発明は以下に示す手段を用いて
いる。 （１）オンラインで商品購入の申込みを行うことができ
るオンラインショッピングシステムにおいて、ユーザが
商品の配送を希望する地域情報を入力すると、ユーザが
購入を希望する商品が当該地域において購入可能か否か
をユーザに提示することを特徴とするオンラインショッ
ピングシステム。このシステムによれば、ユーザは実際
に注文する前に購入したい商品が購入可能か否かを知る
ことができる。 （２）ユーザに入力させる地域情報は郵便番号であって
もよい。このため、地域情報を容易に指定することがで
きる。 （３）オンラインで商品購入の申込みを行うことができ
るオンラインショッピングシステムにおいて、ユーザに
購入予定商品が設置工事が必要な第１の商品群、設置作
業が必要な第２の商品群、その他の第３の商品群のいず
れであるかを提示するとともに、購入予定商品の配送先
が前記第１の商品群、第２の商品群の販売地域であるか
否かを提示することを特徴とするオンラインショッピン
グシステム。このシステムによれば、購入したい商品が
購入可能か否かを知ることができるとともに、購入不可
能な理由を知ることができる。 （４）購入できる商品が地域によって異なるオンライン
ショッピングシステムにおいて、商品、あるいは地域が
指定されると、当該商品を購入できる地域、あるいは当
該地域で購入できる商品をユーザに提示する機能を有す
るオンラインショッピングシステム。このシステムによ
れば、オンラインショッピングの地域依存性をユーザが
認識して、受付不可能な注文を入力することが防止され
る。

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
るオンラインショッピングシステムの実施形態を説明す
る。図１は本発明の第１実施形態に係るオンラインショ
ッピングシステムの構成を示す図である。インターネッ
ト１２に複数のユーザ端末（例えば、パーソナルコンピ
ュータ）１０ａ、１０ｂ、１０ｃ、…が接続される。ホ
ームページの形でショッピングサイトを提供する小売業
者のサーバ１４もインターネット１２に接続される。サ
ーバ１４にはエリア毎の購入可能商品群を示すエリアデ
ータを記憶するエリアデータベース（ＤＢ）１６、注文
を受けた商品をユーザへ配送するロジスティックシステ
ム１８が接続される。なお、サーバ１４は、通常のイン
ターネットサービスプロバイダの機能を有するものであ
り、図示してはいないが、ユーザ情報のデータベース、
認証のためのサーバ、課金／決済のためのサーバ等も有
する。図２はユーザが本システムを利用して商品の購入
申込みを行う際の処理を示すフローチャートである。ス
テップＳ１０でユーザは小売業者のホームページ（オン
ラインショッピングためのページ：ここではプロダクト
ショップと称する）を閲覧して、商品カタログ画面を見
る。図３にプロダクトショップの一例を示す。プロダク
トショップでは、全部の商品を一画面には表示できなの
で、スクロール表示や、複数ページにわたる表示を行
う。なお、図３はホームページがプロダクトショップに
なっている場合を示すが、ホームページからハイパーリ
ンクによりプロダクトショップを選択してもよい。プロ
ダクトショップには、「配送・工事について」、「配送
状況」、「ローンシミュレーション」、「家電・ＰＣ・
Ｑ＆Ａ」、「データショップ」、「お買物カゴ」等の種
々のリンクボタンが表示されている。「配送・工事につ
いて」はユーザによる購入可能商品の検索（後述）に使
用される。「データショップ」は「プロダクトショッ
プ」がパーソナルコンピュータ、エアーコンデッショナ
ー、冷蔵庫等の実際の製品に関するカタログであるのに
対し、アミューズメント、ドラマ、占い等のディジタル
コンテンツに関するカタログである。「お買物カゴ」は
ユーザが購入を希望する商品を指定して、実際の注文を
行う画面である。商品カタログの中に購入を希望する商
品がある場合は、ステップＳ１２で「詳細表示」リンク
ボタンをクリックして、その詳細を表示する。詳細表示
の一例を図４に示す。図４は、図３のデスクトップパソ
コンが選択された場合である。詳細表示は、メーカ名、
商品名、型式、価格、仕様等の情報とともに、在庫の有
無、配送に関する商品のカテゴリ情報を含む。そして、
詳細表示画面の右下には、ユーザが購入を決めた場合に
クリックする「お買物カゴへ入れる」というリンクボタ
ンが表示されている。さらに、詳細表示には、「エリア
内商品」、「配送料無料」、「設置有り商品」が含まれ
ている。この「設置有り商品」が商品のカテゴリ情報で
あり、冷蔵庫等の大型、重量商品であり、配送業者が商
品をユーザの自宅、オフィスの玄関、入り口まで配送す
るだけでは不十分であり、自宅、オフィス内の設置場所
まで搬送業者が運び込み、設置作業を必要とする商品、
あるいはパーソナルコンピュータ、衛星放送受信アンテ
ナ等のセットアップ作業が必要な商品であることを示
す。このため、この商品は、単なる運送業者では配送で
きず、設置作業、セットアップ作業が可能な配送業者が
配送する必要がある。商品カテゴリ情報はこれ以外に
「工事有り商品」、「設置・工事無し商品」がある。
「工事有り商品」はエアーコンディショナーのように専
門的な設置工事が必要な商品を示し、工事能力がある業
者が配送する必要がある。「設置・工事無し商品」は単
に配送だけで済み、どのような運送業者でも配送できる
商品であることを示す。ステップＳ１４でユーザは、購
入を希望する商品が配送先の地域でオンラインショッピ
ングの対象になっているカテゴリであるか否か、すなわ
ち、購入可能であるか否かを確認するために、ホームペ
ージに戻って「配送・工事について」リングボタンをク
リックする。すると、図５に示すような検索画面が表示
される。ここでは、配送方法として、設置・工事が必要
な商品は自社の最寄りの販売店から配送し、その他の商
品は運送業者に委託して配送する旨の一般的な説明文が
表示され、その他にも配送料金、設置工事についてのリ
ンクボタンが表示される。販売地域と配送地域の検索は
郵便番号に基づいて行うとし、郵便番号（半角文字）を
入力するフィールドが表示される。ユーザが配送先（例
えば、自宅）の郵便番号を入力すると、ステップＳ１６
でサーバ１４は郵便番号に基づいてエリアデータベース
１６を検索する。エリアデータベース１６には、図７に
示すように郵便番号毎にエリアフラグが記憶される。エ
リアフラグとは当該地域で購入可能な商品のカテゴリを
定義するフラグである。ここでは、エリアフラグ１は
「店舗工事対応エリア」を、エリアフラグ２は「店舗作
業対応エリア」を、エリアフラグ３は「工事・作業非対
応エリア」を表す。「工事・作業非対応エリア」は「設
置・工事無し商品」のみ購入可能であるエリアである。
「作業対応エリア」は「設置・工事無し商品」、「設置
有り商品」を購入可能であるエリアである。「工事対応
エリア」は「設置・工事無し商品」、「設置有り商
品」、「工事有り商品」の全てが購入可能であるエリア
である。データベースの検索結果は、図６に示すような
画面として表示される。すなわち、ユーザが入力したエ
リア（郵便番号）がどのエリア（ここでは、店舗工事対
応エリア）であるかを示し、当該エリアで購入可能な商
品の一覧が表示される。ここでは、全ての商品が購入可
能であるが、ユーザが入力したエリアが「店舗作業対応
エリア」の場合は「工事有り家電」は購入不可となり、
「工事・作業非対応エリア」の場合は「工事有り家
電」、「設置有り家電」は購入不可となる。ただし、購
入可能／不可は原則的であるので、購入不可の場合で
も、コールセンターへ問い合わせてオペレータに相談し
て頂くことが好ましいので、その旨のメッセージを表示
する。この図６の表示画面を見ることにより、ユーザは
実際の注文作業を行う前に、その商品を購入できる（希
望の配送先へ配送可能）か否かを確認することができる
（ステップＳ１８）。このため、従来のように実際に注
文データを入力して初めてその商品を購入できないこと
を知らされるという時間の無駄を防ぐことができる。購
入可能な場合は、ステップＳ２０で図４の商品の詳細表
示に戻り、「お買物カゴへ入れる」リンクボタンをクリ
ックして、オンラインショッピングの注文処理に進む。
購入が不可能な場合は、ステップＳ２２でコールセンタ
ーへ問い合わせる。以上説明したように、第１実施形態
によれば、地域によって異なる販売形態をとるオンライ
ンショッピングシステムにおいて、ユーザは実際の注文
の前に自分のエリアの販売形態を知ることができ、受付
不可能な注文を入力することが防止される。そのため、
時間の無駄を防ぐことができるとともに、オンラインシ
ョッピングシステムの利用を促進することができる。ま
た、ユーザに入力させる地域情報を郵便番号とすること
により、地域情報の指定が容易となる。本発明は上述し
た実施形態に限定されず、種々変形して実施可能であ
る。例えば、上述の説明では、地域情報として、郵便番
号を全桁入力していたが、下４桁は省略してもよい。ま
た郵便番号に代わって、電話番号の市外局番を入力する
ようにしても良い。この場合は、図７に示すエリアデー
タベースは電話番号に基づいてエリアフラグを記憶すれ
ば良い。さらに、実際の市町村名を選択・指定して入力
できるようにしても良い。また、上述の実施形態では、
地域を指定すると、当該地域で購入可能／不可能な商品
の一覧が表示されたが、反対に商品を指定することによ
り、当該商品を購入可能な地域の一覧（市町村名）が表
示されるようにしても良い。さらに、オンラインショッ
ピングのホームページで、郵便番号あるいは電話番号等
のユーザの地域情報を指定すると、プロダクトショップ
をユーザ毎に編集して、当該地域で購入可能な商品のみ
からなるようなカタログとしてユーザに提供しても良
い。なお、本願発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、実施段階ではその趣旨を逸脱しない範囲で種々
に変形することが可能である。また、各実施形態は可能
な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み
合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種
々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成
要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つ
かの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする
課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述
べられている効果が得られる場合には、この構成要件が
削除された構成が発明として抽出され得る。

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
域によって異なる販売形態をとるオンラインショッピン
グシステムにおいて、ユーザがその地域依存性を調べる
ことができ、受付不可能な無駄な注文を入力することが
防止され、オンラインショッピングシステムの利用を促
進することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるオンラインショッピングシステム
の第１の実施形態の構成を示すブロック図。

【図２】第１の実施形態でオンラインショッピングを行
う際の処理の流れを示すフローチャート。

【図３】第１の実施形態のオンラインショッピングのホ
ームページの一例を示す図。

【図４】第１の実施形態のオンラインショッピングの商
品詳細表示の一例を示す図。

【図５】第１の実施形態のオンラインショッピングの配
送・工事問い合わせ画面の一例を示す図。

【図６】第１の実施形態のオンラインショッピングの配
送・工事問い合わせの検索結果画面の一例を示す図。

【図７】第１の実施形態のエリアデータベースの内容を
示す図。

【符号の説明】

１０ａ、１０ｂ、１０ｃ…ユーザ端末 １２…インターネット １４…オンラインショッピングサーバ １６…エリアデータベース １８…ロジスティックシステム

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 オンラインで商品購入の申込みを行うこ
   とができるオンラインショッピングシステムにおいて、
   ユーザが商品の配送を希望する地域情報を入力すると、
   ユーザが購入を希望する商品が当該地域において購入可
   能か否かをユーザに提示することを特徴とするオンライ
   ンショッピングシステム。
2. 【請求項２】 ユーザに入力させる地域情報は郵便番号
   であることを特徴とする請求項１に記載のオンラインシ
   ョッピングシステム。
3. 【請求項３】 オンラインで商品購入の申込みを行うこ
   とができるオンラインショッピングシステムにおいて、
   ユーザに購入予定商品が設置工事が必要な第１の商品
   群、設置作業が必要な第２の商品群、その他の第３の商
   品群のいずれであるかを提示する画面を表示する手段
   と、購入予定商品の配送先が前記第１の商品群、第２の
   商品群の販売地域であるか否かを提示する画面を表示す
   る手段とを具備することを特徴とするオンラインショッ
   ピングシステム。
4. 【請求項４】 購入できる商品が地域によって異なるオ
   ンラインショッピングシステムにおいて、商品、あるい
   は地域が指定されると、当該商品を購入できる地域、あ
   るいは当該地域で購入できる商品をユーザに提示する機
   能を有するオンラインショッピングシステム。