JP2002258351A - 電子カメラおよび画像処理システム - Google Patents
電子カメラおよび画像処理システムInfo
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Landscapes
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Abstract
型軽量で低コストな像ブレ補正方式の電子カメラおよび
画像処理システムを提供する。 【解決手段】 撮像手段により被写体像を撮像する際
に、像ブレの比較的少ない第1の露光時間で撮像した第
1の画像データと前記第1の時間より長い第2の露光時
間で撮像した第2の画像データを生成する。次に第1の
画像データと第2の画像データの空間周波数分析を行
い、2つの画像データにおける高周波成分の振幅の比と
位相の差を算出する。算出された高周波成分の振幅の比
と位相の差に基づき、第2の画像データの空間周波数成
分を補正することにより像ブレを補正した第3の画像デ
ータを生成する。
Description
画像処理システムに関し、特にブレのない画像を生成す
る電子カメラおよび画像処理システムに関するものであ
る。
方法が提案されている。第1の方法は、カメラの撮影光
学系にブレ補正光学系を内蔵し、カメラブレをブレセン
サで検出し、検出したカメラブレに応じて撮像中にブレ
補正光学系を移動させることにより、カメラブレに伴う
画像ブレの発生を防止するものである。
センサで検出して記録しておき、該カメラブレ情報に基
づき撮像した画像を画像処理することによりブレ画像を
修復するものである。第3の方法は、連続して複数の画
像を撮像し、該複数の画像間の動きをパターンマッチン
グ等の手法で検出し、検出された画像間の動きに基づい
て複数の画像を合成してブレのない画像を生成するもの
である。
の第1の方法および第2の方法では、カメラにブレセン
サを内蔵する必要があり、カメラの大型化を招くととも
に、コストが増大するといった問題があった。
正するためにブレ補正光学系を移動させるための機械的
な移動機構が必要であり、カメラの大型化を招くととも
に、コストが増大し、バッテリ消耗が激しいといった問
題があった。また上記従来の第1の方法および第2の方
法では、ブレをブレセンサで検出しているため、露光中
の被写体の動きに起因する被写体ブレは補正できないと
いった問題があった。
像を撮像している間に発生するカメラブレは補正するこ
とができるが、撮像時の露光中に発生するブレは補正す
ることができないという欠点があった。そこで本発明
は、ブレセンサおよびブレ補正光学系を必要とせず、か
つ露光中に発生する画像ブレや被写体ブレを補正できる
電子カメラおよび画像処理システムを提供することを目
的とする。
め、請求項1に記載の発明による電子カメラでは、被写
体像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段による被写体
像の撮像の露光時間を制御する露光制御手段と、前記露
光制御手段と前記撮像手段により第1の露光時間で撮像
した第1の画像データと、前記第1の露光時間より長い
第2の露光時間で撮像した第2の画像データを連続して
生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成
された前記第1の画像データと前記第2の画像データに
基づき、前記第2の画像データに含まれる空間周波数の
少なくとも高周波成分を補正することにより第3の画像
データを生成する画像処理手段とを備えることを特徴と
する。
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記第2の
露光時間は画像データの輝度レベルが適正となるような
適正露光量を与える露光時間であるとともに、前記第1
の露光時間は前記第2の露光時間の1/2程度以下であ
ることを特徴とする。
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、さらに画像
データを記録するための記録手段と、画像データを圧縮
する画像圧縮手段とを備え、前記画像圧縮手段は、前記
第1の画像データを第1の圧縮率で画像圧縮して前記記
録手段に記録するとともに、前記第2の画像データを前
記第1の圧縮率よりも高い第2の圧縮率で画像圧縮して
前記記録手段に記録することを特徴とする。
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、さらに画像
データを表示する表示手段を備え、前記表示手段は前記
第2の画像データを表示するとともに、前記第1の画像
データの表示を禁止することを特徴とする。
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記画像処
理手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像デー
タの空間周波数成分の振幅比および位相差に基づき前記
第2の画像データの空間周波数成分の振幅および位相を
補正することにより第3の画像データを生成することを
特徴とする。
は、請求項5に記載の電子カメラにおいて、前記画像処
理手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像デー
タを所定個数の画素データブロックに分割するととも
に、各画素データブロック毎に求められた前記第1の画
像データと前記第2の画像データの空間周波数成分の振
幅比および位相差を平均することにより前記第1の画像
データと前記第2の画像データの空間周波数成分の振幅
比および位相差を算出することを特徴とする。
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記画像処
理手段は、前記第3の画像データに所定値以上の輝度デ
ータが含まれている場合、前記第3の画像データに対し
階調補正処理を行うことを特徴とする。
は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記画像処
理手段は、所定の量子化ビットで量子化された前記第3
の画像データに所定値以上の輝度データが含まれている
場合、前記第3の画像データに対し量子化ビット数を増
して量子化処理を行うことを特徴とする。
は、被写体像を撮像する撮像手段と、撮影時に前記被写
体を照明するために発光する閃光発光手段と、前記撮像
手段による被写体像の撮像の露光時間を制御する露光制
御手段と、前記露光制御手段と前記撮像手段により異な
る露光時間で撮像した複数の画像データを連続して生成
する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成され
た露光時間の異なる複数の画像データに基づき、ブレ補
正された第3の画像データを生成する画像処理手段とを
備え、前記閃光発光手段は、前記画像生成手段により露
光時間の異なる複数の画像データが露光される際に、各
露光毎に異なる発光量で発光するとともに、各発光毎の
発光量は各露光時間の長さに比例した量であることを特
徴とする。
ステムでは、被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段による被写体像の撮像の露光時間を制御する露光制
御手段と、前記露光制御手段と前記撮像手段により第1
の露光時間で撮像した第1の画像データと、前記第1の
露光時間より長い第2の露光時間で撮像した第2の画像
データを連続して生成する画像生成手段とを備える電子
カメラと、前記電子カメラにより生成された前記第1の
画像データと前記第2の画像データに基づき、前記第2
の画像データに含まれる空間周波数の少なくとも高周波
成分を補正し、第3の画像データを生成する画像処理装
置とからなることを特徴とする。
施形態について説明する。図1および図2は、本発明を
適用した電子カメラ1の実施形態の構成を示す斜視図で
ある。図1は電子カメラ1を前方から見た図であり、電
子カメラ1の前面には被写体像を形成する撮影レンズ
2、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
4、撮影時に被写体を照明する閃光を発する発光部(ス
トロボ)5、被写体の色を測色する測色素子6、被写体
の輝度を測光する測光素子7が設けられている。また電
子カメラ1の上面には被写体の撮影時に操作されるシャ
ッタ釦3が設けられている。
り、ファインダ4の接眼部、撮像した画像を表示する表
示部(表示LCD)8、流し撮り撮影時に流し撮りの方
向を設定するための流し撮り方向設定部材41、ブレ補
正を行うか否かを選択するためのブレ補正選択部材42
が設けられている。また電子カメラ1の側面には撮像し
た画像情報を記録するためのリムーバブルな記憶媒体
(メモリカード)を装着するためのメモリカードスロッ
ト9が設けられている。
を、図3に示すブロック図を参照して説明する。CPU
10は、電子カメラ全体の動作を制御する手段であっ
て、ROM26に記憶された制御プログラムに基づき、
CPU制御バス11に接続した各部を制御するようにな
されている。
数の画素を備えており、各画素に結像した光画像を画像
信号(電気信号)に光電変換するようになされている。
デジタルシグナルプロセッサ(DSP)21は、CCD
20にCCD水平駆動パルスを供給するとともに、CC
D駆動回路19を制御し、CCD20にCCD垂直駆動
パルスを供給させるようになされている。
れ、CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミ
ングでサンプリングし、そのサンプリングした信号を、
所定のレベルに増幅するようになされている。アナログ
/デジタル変換回路(AD変換回路)23は、画像調整
部22でサンプリングした画像信号を所定のビット数で
量子化(デジタル化)し、画像データとしてDSP21
に供給するようになされている。
メモリカード25に接続されるデータバス24を制御
し、AD変換回路23より供給された画像データを画像
圧縮してバッファメモリ30に一旦記憶させた後、バッ
ファメモリ30に記憶した画像データを読み出し、その
画像データを、メモリカード25に記録するようになさ
れている。
カード25から画像データを読み出し、その画像データ
を伸張した後、伸張後の画像データをフレームメモリ2
7に記憶させ、表示LCD8に表示させるようになされ
ている。DSP21は、メモリカード25への記録、画
像データのバッファメモリ30への記憶などにおけるデ
ータ入出力のタイミング管理を行うようになされてい
る。
るブレ画像を補正するための画像処理を行う。バッファ
メモリ30は記録手段として用いられ、メモリカード2
5に対するデータの入出力の速度と、CPU10やDS
P21などにおける処理速度の違いを緩和するために利
用される。
ーにより操作される操作部材であって、非操作状態と半
押し状態と全押し状態の3つの操作状態に応じた信号を
CPU10に出力する。CPU10はシャッタ釦3の操
作により撮影指示(全押し)がなされた場合は、DSP
21に撮影指示コマンドを送り、上述の撮像動作が実行
されるようになされている。
量を測定し、その測定結果を測光回路34に出力するよ
うになされている。測光回路34は、測光素子7より供
給された測光結果であるアナログ信号に対して所定の処
理を施した後、デジタル信号に変換して測光データと
し、その測光データをCPU10に出力するようになさ
れている。
温度を測定し、その測定結果を測色回路33に出力する
ようになされている。測色回路33は、測色素子6より
供給された測色結果であるアナログ信号に対して所定の
処理を施した後、デジタル信号に変換して測色データと
し、その測色データをCPU30に出力するようになさ
れている。
時刻に対応する時間データをCPU10に出力するよう
になされている。絞り駆動回路16は、絞り18の開口
径をステップモータ17により所定の値に設定するよう
になされている。
間に配置され、撮影レンズ2からCCD20に入射する
光の開口径を変更するようになされている。シャッタ駆
動回路13、ステップモータ14、シャッタ15は露光
制御手段として用いられており、シャッタ駆動回路13
は、シャッタ15をステップモータ14により動作さ
せ、CCD20の露光時間を制御するようになされてい
る。
0の間に配置され、撮影レンズ2からCCD20に入射
する光の遮断と透過を制御するようになされている。C
PU10は、測光回路34および測色回路33を制御
し、測光素子7の測光データを受け取るとともに、測色
素子6の測色データを受け取るようになされている。
ルを参照して、CCD20により撮像される画像データ
の輝度値が適正なレベルとなるように、絞り18の絞り
値データとシャッタ15のシャッタ速度(露光時間)デ
ータを決定し、それらのデータを絞り駆動回路およびシ
ャッタ駆動回路に供給するようになされている。
て、測色回路33より供給された測色データ(色温度)
に対応するホワイトバランス調整値を算出し、そのホワ
イトバランス調整値を画像調整部22に供給するように
なされている。CPU10は、測光データに応じて被写
体の輝度が所定値以下の場合は、撮影時にストロボ駆動
回路35を制御して、ストロボ5を適宜発光させるよう
になされている。
時間データに従って、撮影した日時の情報とファイルネ
ームを画像データのヘッダ情報として、メモリカード2
5の撮影画像記録領域に記録するようになされている。
CPU10は、レンズ駆動回路12を制御し、撮影レン
ズ2を移動させることにより、オートフォーカス動作を
行うようになされている。
し、撮影レンズ2が設定されている焦点距離のデータを
読み出すようになされている。CPU10は、ファイン
ダ内表示回路31を制御して、各種動作における設定な
どをファインダ内表示LCD32に表示させるようにな
されている。
て、所定の外部装置(図示せず)と所定のデータの授受
を行うようになされている。CPU10は、各種切換ス
イッチおよび操作釦40からの信号を受け取り、適宜処
理するようになされている。各種切換スイッチおよび操
作釦40には、カメラ動作を近接撮影に最適化した動作
モード(マクロモード)に切り換えるために使用者によ
り操作される切換スイッチが含まれる。CPU10は、
マクロモードに切り換えられた場合は、レンズ駆動回路
12を制御し、撮影レンズ2を移動させることにより、
近接撮影に適した光学系配置となるようになされてい
る。
20、シャッタ駆動回路13を制御し、後述するような
露光時間の異なる画像を生成させる。ブレ補正選択部材
42は、ブレ補正を行うか否かを指示するために使用者
により操作される操作部材であって、操作状態に応じた
信号をCPU10に出力する。CPU10は、ブレ補正
選択部材42の操作に応じ、バッファメモリに格納され
た画像情報に対して後述するブレ補正処理を実行するよ
うになされている。
行う場合の流し撮りの方向を指示するためにユーザーに
より操作される操作部材であって、操作状態に応じた信
号をCPU10に出力する。CPU10は、流し撮り方
向設定部材41の操作に応じ、バッファメモリに格納さ
れた画像情報に対して後述するブレ補正処理を実行する
際の処理を変更するようになされている。なお流し撮り
とは、背景に対して移動する主要被写体を撮影する際
に、主要被写体が露光中の移動によりぶれるのを防ぐた
めに、露光中に被写体の動きに合わせてカメラを振りな
がら撮影する手法である。流し撮り方向設定部材41の
設定状態としては、流し撮りしない、画面の水平方向に
流し撮りする、画面の垂直方向に流し撮りするの3つの
状態がある。
5を発光させて撮影を行う場合の動作モード(ストロボ
モード)を設定するためにユーザーにより操作される操
作部材であって、操作状態に応じた信号をCPU10に
出力する。ストロボモードとしては、ノーマルモードと
スローシンクロモードがあり、ノーマルモードでは測光
素子7により出力される測光データが所定値より暗い輝
度を示す場合にCPU10は撮影時に自動的にストロボ
5を発光させる。この時シャッタ速度の高速側はシャッ
タが全開する限度のシャッタ速度(例えば1/60秒)
以下に制限され、また低速側はブレが生じないシャッタ
速度(例えば撮影レンズ2の焦点距離をf(mm)とす
ると1/f(秒)、ただし焦点距離は35mm銀塩カメ
ラ換算)以上に制限される。
照明をしつつ背景の雰囲気も残して撮影するために、ス
トロボ撮影時に上記シャッタ速度の低速側の制限を設け
ないモードである。図4は電子カメラ1の基本的なシー
ケンスを示すフローチャートである。なおこのシーケン
スは図3のCPU10、DSP21等により実行され
る。またこのシーケンスでは、ブレ補正選択部材42は
ブレ補正を行うに設定され、流し撮り方向設定部材41
は流し撮りしないに設定され、ストロボモード設定部材
43はノーマルモードに設定されている。また被写体は
高輝度であり、ストロボ5の発光は行われないとして説
明する。
S100ではシャッタ釦3が半押しされたか否かを検出
する。半押しがなされない場合はS100を繰り返す。
半押しがなされたと判断された場合にはS101に移行
し、測光素子7により被写体の輝度を測光し、測光デー
タに基づき、この被写体をCCD20により撮像する際
に画像データの輝度レベルが適正となる適正露光量を得
るための絞り値と露光時間(シャッタ速度)Tが算出さ
れる。
か否かを検出する。全押しがなされない場合はS101
〜S102を繰り返す。S102でシャッタ釦3が全押
しされたと判断された場合にはS103に移行し、ステ
ップモータ17を駆動して絞り18をS101で定めら
れた絞り値に制御する。次にS104においてシャッタ
速度をS101で定められた適正露光量が得られる露光
時間Tの半分の露光時間T/2として、ステップモータ
14を駆動しシャッタ15を動作させCCD20に被写
体像を露光して撮像させる。この時得られた画像を画像
1とする。CCD20に蓄積された電荷は画像調整部2
2、AD変換回路23を経てDSP21に運ばれる。
では空間周波数の高周波成分の劣化が少ない1/8のJ
PEG圧縮が行われる。そしてS106ではこの露光量
の少ない画像1の再生を禁止するために、再生を禁止す
るフラグに1が記録される。このことにより、露出不足
の暗い画像1が表示されることを防ぐことができる。そ
してS107で画像1はバッファメモリ30に記録され
る。
正露光時間Tで画像の露光が行われ、画像1の場合と同
様にDSP21まで運ばれる。この時得られた画像を画
像2とする。そしてS109で、適正露光量で撮像され
た画像2は表示LCD8に表示される。このことによ
り、暗い画像1ではなく輝度レベルが適正な画像2が表
示されるので、使用者は適正な露光量で露光が行われた
ことを確認できる。
EG圧縮される。これは画像2は手ブレによって画像の
空間周波数の高周波成分が無くなっており、そのために
1/16で圧縮しても画質の劣化が少ないためである。
このように空間周波数の高周波成分を多く含む画像1は
低い圧縮率で、高周波成分をあまり含まない画像2は高
い圧縮率で圧縮することにより、効率的にバッファメモ
リを使用することが可能になっている。
記録される。S112では画像1と画像2からブレのな
い画像3を作成する。その際の画像処理の詳細内容につ
いては後述の図5、図6および図9、図10のフローチ
ャートで説明する。
リ30から消去された後、S114で画像3がメモリカ
ード25に記録され、カメラの基本シーケンスが終了す
る。次に図5および図6のブレ画像の補正処理を行うフ
ローチャート(図4のS112に対応)を説明する。な
お画像1のデータD1(x、y)および画像2のデータ
D2(x、y)は、図7に示すようなマトリックスデー
タであり、xの最大値はXmax、yの最大値はYma
xである。また画像1および画像2は、バッファメモリ
30に記憶されている圧縮されたデータを伸張して空間
座標のデータに戻したものである。また画像1および画
像2は輝度情報の他に色情報も含まれるが、簡単のため
輝度情報であるとして以下の説明を行う。また画像1お
よび画像2は8ビットで量子化されたデータとし、黒レ
ベルが0、白レベルが255として以下の説明を行う。
す座標パラメータx、yが1に初期化される。S201
で画像1より8×8個の画素データブロックの画像デー
タD1(x、y)〜D1(x+7、y+7)が読み出さ
れ、S202で2倍される。これは画像1の露光量が適
正値の半分であった為である。なおデータは256以上
になったとしても、その情報はそのまま保持する。これ
は白飛びが発生する箇所は、露光時間の短い画像1のデ
ータを参照するためである。
び(200以上)や黒ツブレ(50以下)でないかを調
べる。白飛びや黒ツブレが無いと判断されたならばS2
04へ移行する。白飛びや黒ツブレがあると判断された
ならばS209へ移行する。S204では画像2より8
×8個の画素データブロックの画像データD2(x、
y)〜D2(x+7、y+7)を読み込む。そしてS2
05でS203と同様に白飛びおよび黒ツブレについて
チェックする。
場合に白飛びや黒ツブレのある箇所を避けるためであ
る。S205で白飛びや黒ツブレが無いと判断されたな
らばS206へ移行する。白飛びや黒ツブレがあると判
断されたならばS209へ移行する。
像データD1(x、y)より縦8画素、横8画素の8×
8個の画素データブロックに対して、縦横ともに周期が
8画素から2画素までの4種類の空間周波数fx、fy
(fx=1〜4、fy=1〜4)について、フーリエ変
換等の手法により空間周波数分析を行い、図8(b)に
示す如くそれぞれの空間周波数に対する振幅A1(f
x、fy)および位相P1(fx、fy)を算出する。
8×8個の画素データブロックに対しS206と同様に
振幅A2(fx、fy)と位相P2(fx、fy)を求
める。S208では各周波数毎にA1(fx、fy)を
A2(fx,fy)で割った比である振幅比cA(f
x,fy)および位相P2(fx、fy)とP1(f
x、fy)の差である位相差dP(fx、fy)を求め
る。
xが画像の横方向の画素数の最大値Xmax以上になる
まで、また縦方向yが画像の縦方向の画素数の最大値Y
max以上になるまで、8×8個の画素データブロック
を8画素ずつ順次移動しつつ、S209、S210、S
211、S212でループを回して完了する。
8個の画素データブロック毎に振幅比cA(fx,f
y)および位相差dP(fx、fy)が求められている
ことになる。一般的にブレた画像においては、種々の空
間周波数成分の波がずれて重なりあうために、ブレのな
い被写体像に比較して空間周波数(特に高周波成分)の
振幅が減少するとともに、位相が変化する。すなわちシ
ャッタ速度の高速な画像1の方が、シャッタ速度の低速
な画像2よりシャープに撮影されているので、空間周波
数の領域においては画像1に比較して画像2の周波数成
分(とくに高周波成分)がブレの影響を大きく受けてい
る。
波成分)を、振幅比cA(fx,fy)および位相差d
P(fx、fy)に基づいて画像1の空間周波数のレベ
ルに補正することにより、ブレのない画像を生成するこ
とが可能である。しかしながら画像1は露光時間が短い
ために、信号対ノイズ比(SN比)が悪く、ノイズ成分
を多く含んでいるため、画像1に基づいて算出された振
幅比cA(fx,fy)および位相差dP(fx、f
y)も多くのノイズを含んでおり、これに基づいて画像
2を補正してもノイズの多い画像となってしまう。
に対応して求められた振幅比cA(fx,fy)と位相
差dP(fx、fy)を全ブロックにわたり平均するこ
とにより、ノイズの影響を除去する。そしてノイズのな
い振幅比cA(fx,fy)と位相差dP(fx、f
y)を用いて画像2を補正することにより、ノイズのな
いブレが補正された画像を生成する事が可能になる。
と位相差dP(fx、fy)を全ブロックにわたりその
平均を求め、平均振幅比Aav(fx,fy)、平均位
相差Pav(fx、fy)とし、図6のS214に進
む。図6のS214でx=9、y=9として初期化後、
S215においてぶれた画像2の8×8個の画素データ
ブロックの画像データD2(x、y)〜D2(x+7、
y+7)から4種類の空間周波数fx、fy(fx=1
〜4、fy=1〜4)について、それぞれの空間周波数
に対する振幅A1(fx、fy)および位相P1(f
x、fy)を算出する。
av(fx、fy)倍した振幅A3(fx、fy)、位
相P2(fx、fy)をPav(fx、fy)だけ進め
た位相P3(fx、fy)を計算する。S217におい
て振幅A3(fx、fy)と位相P3(fx、fy)に
基づいて画像3の画像データD3(x、y)〜D3(x
+7、y+7)を再生する。
max−8、y>Ymax−8になるまで、8×8個の
画素データブロックを8画素ずつ順次移動しつつ、S2
18、S219、S220、S221でループを回して
完了する。このループを完了するとブレが補正された画
像3の画像データD3(x、y)(x=9〜Xmax−
8、y=9〜Ymax―8)が求められていることにな
る。
ックは画像1と画像2とのズレにより、画像1に含まれ
ない背景が画像2に入り込んでいる可能性があるので、
正確にブレの再生ができない可能性が高い。そこでS2
22においてこの周辺のブロックは画像2より画像3に
移す。以上でブレの補正は完了する。
タが255より大きい、すなわちJPEGの8ビット記
録フォーマットなどでは白く飛んでしまう箇所が有るか
否かを判断する。255より大きいデータがない場合
は、そのまま終了する。255以上のデータがある場合
にはS224においてファイルフォーマットを例えばJ
PEGの16ビットフォーマットに変更する。すなわち
量子化ビット数を8ビットから16ビットに増加させる
ことにより、8ビットで表現できなかった白飛び部分を
再現することが可能になる。
カーブを変更(階調補正処理)する。すなわち画像の輝
度変化のダイナミックレンジが所定範囲に収まるように
輝度データの圧縮が行われる。そして終了する。このよ
うに図5および図6に示すブレ画像補正処理では、画像
1と画像2を8×8個の画素データブロックに分割し、
それらのブロックを8画素ずつずらしながら4×4個の
振幅データと位相データを計算し、画像1と画像2の振
幅データの比と位相データの差をとるとともに、それら
の平均を算出し、平均振幅比データと平均位相差データ
により画像2の振幅データと位相データを補正し、補正
された振幅データと位相データからブレのない画像3の
データを再構成するものである。
び図6とは異なるブレ画像補正処理のフローチャート
(図4のS112に対応)を説明する。図9および図1
0に示すブレ画像補正処理が図5および図6と異なる点
は、画像1と画像2を16×16個の画素データブロッ
クに分割し、それらのブロックを8画素ずつずらしなが
ら8×8個の振幅データと位相データを計算し、画像1
と画像2の振幅データの比と位相データの差をとり、そ
れらの平均を算出するとともに、画像3のデータの生成
においては、画像2を16×16個の画素データブロッ
クに分割し、それらのブロックを8画素ずつずらしなが
ら、平均振幅比データと平均位相差データにより画像2
の8×8個の振幅データと位相データを補正し、補正さ
れた振幅データと位相データからブレのない画像3の8
×8個の画素データブロックを順次再構成していく点で
ある。
大きくすることにより、大きなブレに対してもブレ補正
が可能になるとともに、画像データに含まれるノイズに
対する対抗力も向上する。図9において、S300では
各画素の位置を示す座標パラメータx、yが1に初期化
される。
データブロックの画像データD1(x、y)〜D1(x
+15、y+15)が読み出され、S302で2倍され
る。S303では画像1の各画像データが白飛び(20
0以上)や黒ツブレ(50以下)でないかを調べる。白
飛びや黒ツブレが無いと判断されたならばS304へ移
行する。白飛びや黒ツブレがあると判断されたならばS
309へ移行する。
素データブロックの画像データD2(x、y)〜D2
(x+15、y+15)を読み込む。そしてS305で
S303と同様に白飛びおよび黒ツブレについてチェッ
クする。S305で白飛びや黒ツブレが無いと判断され
たならばS306へ移行する。白飛びや黒ツブレがある
と判断されたならばS309へ移行する。
より縦16画素、横16画素の16×16個の画素デー
タブロックに対して、縦横ともに周期が16画素から2
画素までの8種類の空間周波数fx、fy(fx=1〜
8、fy=1〜8)について、フーリエ変換等の手法に
より空間周波数分析を行い、それぞれの空間周波数に対
する振幅A1(fx、fy)および位相P1(fx、f
y)を算出する。
16×16個の画素データブロックに対しS306と同
様に振幅A2(fx、fy)と位相P2(fx、fy)
を求める。S308では各周波数毎にA1(fx、f
y)をA2(fx,fy)で割った比である振幅比cA
(fx,fy)および位相P2(fx、fy)とP1
(fx、fy)の差である位相差dP(fx、fy)を
求める。
向xが画像の横方向の画素数の最大値Xmax以上にな
るまで、また縦方向yが画像の縦方向の画素数の最大値
Ymax以上になるまで、16×16個の画素データブ
ロックを8画素ずつ順次移動しつつ、S309、S31
0、S311、S312でループを回して完了する。
画像データの16×16個の画素データブロック毎に振
幅比cA(fx,fy)および位相差dP(fx、f
y)が求められていることになる。S313では、振幅
比cA(fx,fy)と位相差dP(fx、fy)を全
ブロックにわたりその平均を求め、平均振幅比cA(f
x,fy)、平均位相差Pav(fx、fy)とすし、
図10のS314に進む。
初期化後、S315においてぶれた画像2の16×16
個の画素データブロックの画像データD2(x、y)〜
D2(x+15、y+15)から8種類の空間周波数f
x、fy(fx=1〜8、fy=1〜8)について、そ
れぞれの空間周波数に対する振幅A1(fx、fy)お
よび位相P1(fx、fy)を算出する。
av(fx、fy)倍した振幅A3(fx、fy)、位
相P2(fx、fy)をPav(fx、fy)だけ進め
た位相P3(fx、fy)を計算する。S317におい
て振幅A3(fx、fy)と位相P3(fx、fy)に
基づいて画像3の8×8個の画素データブロックの画像
データD3(x+4、y+4)〜D3(x+11、y+
11)を再生する。
max−8、y>Ymax−8になるまで、16×16
個の画素データブロックを8画素ずつ順次移動しつつ、
S318、S319、S320、S321でループを回
して完了する。このループを完了するとブレが補正され
た画像3の画像データD3(x、y)(x=5〜Xma
x−4、y=5〜Ymax―4)が求められていること
になる。
画素)のブロックを画像2より画像3に移してブレ画像
の補正処理を完了する。図4に示すフローチャートにお
いては、ストロボモード設定部材43はノーマルモード
に設定され、かつ被写体は高輝度であり、ストロボ5の
発光は行われないとして説明を行ったが、撮影時にスト
ロボ5の発光を行う場合の動作シーケンスを図11に示
すフローチャートに示す。
00からS103までと同じ動作なので説明を省略す
る。S404では、ストロボ5の発光量Qを撮影距離、
絞り値、被写体輝度等に応じて算出する。S405にお
いてシャッタ速度をS401で定められた露光時間Tの
半分の露光時間T/2として、ステップモータ14を駆
動しシャッタ15を動作させCCD20に被写体像を露
光して撮像させる。この時のストロボ発光量は図12に
示す如くS404で定められた発光量Qの半分のQ/2
とする。この撮像動作により得られた画像を画像1とす
る。
05からS107までと同じ動作なので説明を省略す
る。S409ではS403と同じ絞り値により露光時間
Tで画像の露光が行われる。この時のストロボ発光量は
図12に示す如くS404で定められた発光量Qとす
る。この撮像動作により得られた画像を画像2とする。
S109からS114までと同じ動作なので説明を省略
する。以上説明した図11の実施形態では、異なる露光
時間で得られた画像の空間周波数成分を比較する画像処
理により像ブレ補正を行う像ブレ補正方式において、各
露光におけるストロボ発光量を露光時間に比例させたこ
とにより、各画像の全体の露光量レベルが露光時間に比
例することになり、その後に行われる像ブレ補正のため
の空間周波数成分の比較処理を良好に行うことが可能に
なる。特にスローシンクロモードのように、シャッタ速
度が遅くなるモードでは有効である。
に複数回の露光が行われるシーケンスとなっているが、
シャッタ速度(露光時間)が比較的長くなるスローシン
クロモード時のみ複数回の露光が行われるシーケンスと
してもよい。(変形形態の説明)本発明は以上説明した
実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可
能である。
おいてブレ補正のための画像処理まで行っているが、図
13に示すような画像処理システムを構成し、電子カメ
ラ1で画像1と画像2の撮像までを行い、画像1と画像
2を記録したメモリカード25等を介して、画像1と画
像2をパソコン等により構成される画像処理装置50に
取り込み、画像処理装置50により画像1と画像2に基
づき、ブレのない画像3を生成してもよい。この場合図
4のフローチャートにおいてS100からS111まで
の処理を電子カメラ1が行い、S112からS114ま
での処理を画像処理装置50が行うことになる。このよ
うな画像処理システムによれば、演算規模が大きく負担
の大きいブレ画像の補正処理部分を電子カメラ1の外部
にある処理能力の高い画像処理装置50に任せることが
できるので、電子カメラは撮影動作に専念でき、高速連
続撮影等の動作が可能になるとともに、画像処理装置5
0側でより高度なブレ画像の補正処理を高速に行うこと
が可能になる。
の取得を第2の画像の取得に先立って行っているが、第
2の画像の取得を先に行っても構わない。また上記実施
形態においては、適正露光時間により撮像された第2の
画像と適正露光時間の半分の露光時間により撮像された
第1の画像を空間周波数領域で解析することによりブレ
画像の補正処理を行っているが、第1の画像は第2の画
像の露光時間より短い露光時間であれば構わない。しか
しながら第1の画像の露光時間は画像ブレを発生させな
いために、好ましくは第2の画像の露光時間の1/2程
度以下であることが望ましい。また第2の画像の露光時
間は、必ずしも正確に適正露光時間である必要はなく、
ブレによる影響が表れる露光時間であればよい。
る露光時間で撮像された2つの画像を空間周波数領域で
解析することによりブレ画像の補正処理を行っている
が、異なる露光時間で得られた3つ以上の画像を用い、
ブレ画像の補正処理を行っても構わない。このようにす
れば、画像ノイズの影響をさらに緩和することが可能に
なる。
と第2の画像を記録した後、すぐにブレ画像補正処理を
行い第3の画像を生成するようになっているが、第1の
画像と第2の画像を記録した後、しばらく時間が経過し
た後でブレ画像補正処理を行い第3の画像を生成するよ
うにしても構わない。このようにすれば、電子カメラに
とって負担の大きいブレ画像補正処理を後回しにできる
ので、画像を高速に連写して記録することが可能にな
る。例えば使用者による特定の操作に応じて、撮影した
画像データに対するブレ画像補正処理を行うようにす
る。
機械的なシャッタにより制御されていたが、撮像素子に
備えられた電子シャッタ機能により露光時間を制御する
ようにしても構わない。
カメラおよび画像処理システムにおいては、ブレ補正光
学系やブレセンサを用いることなくブレ画像を補正でき
るために、電子カメラや画像処理システムの小型化が可
能になるとともに、コストの増大を押さえることができ
る。
データに基づき、空間周波数領域でブレ補正を行うの
で、露光中の画像ブレを補正することができる。また異
なる露光時間で得られた2つの画像データに基づき、空
間周波数領域でブレ補正を行う方式において、ストロボ
撮影を行っても像ブレ補正のための空間周波数成分の比
較処理を良好に行うことが可能になる。
す前方からの斜視図である。
す後方からの斜視図である。
示すブロック図である。
チャートである。
トの一部である。
トの一部である。
ク構成を示す図である。
ートの一部である。
ャートの一部である。
ーチャートである。
ムチャートである。
構成を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 被写体像を撮像する撮像手段と、前記撮
像手段による被写体像の撮像の露光時間を制御する露光
制御手段と、前記露光制御手段と前記撮像手段により第
1の露光時間で撮像した第1の画像データと、前記第1
の露光時間より長い第2の露光時間で撮像した第2の画
像データを連続して生成する画像生成手段と、前記画像
生成手段により生成された前記第1の画像データと前記
第2の画像データに基づき、前記第2の画像データに含
まれる空間周波数の少なくとも高周波成分を補正するこ
とにより第3の画像データを生成する画像処理手段とを
備えることを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記第2の露光時間は画像データの輝度レベルが適正と
なるような適正露光量を与える露光時間であるととも
に、前記第1の露光時間は前記第2の露光時間の1/2
程度以下であることを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
さらに画像データを記録するための記録手段と、画像デ
ータを圧縮する画像圧縮手段とを備え、前記画像圧縮手
段は、前記第1の画像データを第1の圧縮率で画像圧縮
して前記記録手段に記録するとともに、前記第2の画像
データを前記第1の圧縮率よりも高い第2の圧縮率で画
像圧縮して前記記録手段に記録することを特徴とする電
子カメラ。 - 【請求項4】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
さらに画像データを表示する表示手段を備え、前記表示
手段は前記第2の画像データを表示するとともに、前記
第1の画像データの表示を禁止することを特徴とする電
子カメラ。 - 【請求項5】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記画像処理手段は、前記第1の画像データと前記第2
の画像データの空間周波数成分の振幅比および位相差に
基づき前記第2の画像データの空間周波数成分の振幅お
よび位相を補正することにより第3の画像データを生成
することを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項6】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記画像処理手段は、前記第1の画像データと前記第2
の画像データを所定個数の画素データブロックに分割す
るとともに、各画素データブロック毎に求められた前記
第1の画像データと前記第2の画像データの空間周波数
成分の振幅比および位相差を平均することにより前記第
1の画像データと前記第2の画像データの空間周波数成
分の振幅比および位相差を算出することを特徴とする電
子カメラ。 - 【請求項7】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記画像処理手段は、前記第3の画像データに所定値以
上の輝度データが含まれている場合、前記第3の画像デ
ータに対し階調補正処理を行うことを特徴とする電子カ
メラ。 - 【請求項8】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記画像処理手段は、所定の量子化ビットで量子化され
た前記第3の画像データに所定値以上の輝度データが含
まれている場合、前記第3の画像データに対し量子化ビ
ット数を増して量子化処理を行うことを特徴とする電子
カメラ。 - 【請求項9】 被写体像を撮像する撮像手段と、撮影時
に前記被写体を照明するために発光する閃光発光手段
と、前記撮像手段による被写体像の撮像の露光時間を制
御する露光制御手段と、前記露光制御手段と前記撮像手
段により異なる露光時間で撮像した複数の画像データを
連続して生成する画像生成手段と、前記画像生成手段に
より生成された露光時間の異なる複数の画像データに基
づき、ブレ補正された第3の画像データを生成する画像
処理手段とを備え、前記閃光発光手段は、前記画像生成
手段により露光時間の異なる複数の画像データが露光さ
れる際に、各露光毎に異なる発光量で発光するととも
に、各発光毎の発光量は各露光時間の長さに比例した量
であることを特徴とする電子カメラ。 - 【請求項10】 被写体像を撮像する撮像手段と、前記
撮像手段による被写体像の撮像の露光時間を制御する露
光制御手段と、前記露光制御手段と前記撮像手段により
第1の露光時間で撮像した第1の画像データと、前記第
1の露光時間より長い第2の露光時間で撮像した第2の
画像データを連続して生成する画像生成手段とを備える
電子カメラと、前記電子カメラにより生成された前記第
1の画像データと前記第2の画像データに基づき、前記
第2の画像データに含まれる空間周波数の少なくとも高
周波成分を補正し、第3の画像データを生成する画像処
理装置とからなることを特徴とする画像処理システム。
Priority Applications (2)
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