JP2884092B2 - スチルビデオカメラにおける画像変換装置 - Google Patents

スチルビデオカメラにおける画像変換装置

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JP2884092B2 JP20024889A JP20024889A JP2884092B2 JP 2884092 B2 JP2884092 B2 JP 2884092B2 JP 20024889 A JP20024889 A JP 20024889A JP 20024889 A JP20024889 A JP 20024889A JP 2884092 B2 JP2884092 B2 JP 2884092B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、スチルビデオカメラの画像変換装置に関
し、詳しくは、画像データの符号化における変換効率を
可変制御し得るよう構成した画像変換装置に関する。
〈従来の技術〉 近年、従来の光学式カメラに代わって、被写体からの
光画像信号を撮像素子により電気画像信号に変換し、該
電気画像信号を従来のフィルムに相当するメモリに記憶
する構成のスチルビデオカメラが開発されている。
現在、かかるスチルビデオカメラのメモリとして一般
に採用されているのは磁気ディスクであるが、磁気ディ
スクでは回転機構などが必要となってカメラが小型化で
きないなどの問題があるために、アナログ画像信号をA/
D変換して得たデジタル画像信号を半導体メモリに記憶
するようにしたスチルビデオカメラが提案されている
(特開昭63−72283号公報等参照)。
かかるデジタル記憶式のスチルビデオカメラでは、メ
モリに記憶させる前のデジタル画像信号を、例えば離散
的コサイン変換符号化(DCT)等の高能率符号変換法を
用いてデータの圧縮変換を行って、メモリ容量の節約を
図るようにしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、実際の被写体には、例えば第10図に示すよ
うに室内の暗いライティングで比較的近距離にて撮影さ
れる場合や、第11図に示すように晴れた日の屋外で遠景
を撮影する場合など種々の態様がある。
ここで、第10図に示すような室内の暗いライティング
で然も比較的近距離にて撮影される場合には、レンズの
焦点位置が近く、露出が暗いために絞りが開いており、
撮影の被写界深度は浅くなる。このため、合焦点から僅
かにずれた被写体においても像がボケてしまい、背影の
画像は詳細な解像度を必要としない場合が多い。また、
このような撮影においては、人物等の合焦点の被写体が
画面全体に大きく撮影されることが多く、画像全体とし
ては空間周波数の低い軟調なものとなり、高いデータ圧
縮を行っても目立ち難いという特徴がある。
一方、第11図に示すような晴れた屋外で遠景を撮影す
る場合には、レンズの焦点位置が遠く、絞り値も小さく
なるために被写界深度が深くなり、画面全体が詳細な解
像度を必要とする場合が多くなる。更に、遠景という画
像の特徴を考慮すれば、主たる被写体が画面全体となっ
たり、又は、遠くの一点となる場合が多く、画像全体と
しては空間周波数の比較的高い強調な絵柄となるため、
データ圧縮を強くかけると被写体の各点の鮮明度が低下
して撮影不良となってしまう。
更に、撮影レンジとしてマクロレンズを使用して撮影
する場合には、対象物を拡大した被写体を撮影するのが
殆どで、被写界深度の浅さと合わせて、画像内の画素間
相関が高く空間周波数の低い画面になり易い。
このように、画像の鮮明度を損なわずかつ最も効率良
くデータを圧縮できる圧縮率が撮影条件によって異なる
ため、一様な圧縮率でデジタル画像信号のデータ圧縮を
行うと、記憶画像に不満足な結果をもたらしたり、或い
は、不必要な冗長データがメモリに記憶されることにな
ってしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、被写
界深度等の撮影・記憶条件に応じてデジタル画像信号の
圧縮率を変化させ得る画像変換装置を提供し、画像情報
を損ねることなく最も高い効率でデータ圧縮が行えるよ
うにすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、量子化符
号の変換効率が可変的に選択可能な高能率符号変換手段
と、撮像素子により得られた画像信号を前記高能率符号
変換手段によって変換された量子化符号の形式で記憶す
る画像信号記憶手段と、を備えたスチルビデオカメラに
おいて、 被写体の被写界深度を検出する被写界深度検出手段
と、この被写界深度検出手段で検出された被写界深度に
基づいて前記高能率符号変換手段における量子化符号の
変換効率を選択して変換効率を被写界深度に応じて変化
させる変換効率選択手段と、を含んで画像変換装置を構
成するようにした。
また、第1図点線示のように、画像信号がフィールド
画像とフレーム画像とのいずれであるかによって高能率
符号変換手段における量子化符号の変換効率を変化させ
るフィールド・フレーム依存変換効率可変手段を設ける
ようにしても良い。
更に、第1図点線示のように、閃光装置の光量到達距
離を検出する光量到達距離検出手段と、被写体までの距
離を検出する被写体距離検出手段と、被写体距離検出手
段で検出された被写体までの距離が、光量到達距離検出
手段で検出された光量到達距離を上回るときに前記高能
率符号変換手段における量子化符号の変換効率をより高
い側に変化させる閃光装置による変換効率可変手段と、
を設けるようにしても良い。
また、自動露出制御手段と自動焦点制御手段との少な
くとも一方を備え、これら制御手段における制御情報を
用いて前記被写界深度検出手段が被写界深度を検出する
よう構成しても良い。
〈作用〉 かかる構成のスチルビデオカメラにおける画像変換装
置によると、被写界深度検出手段によって検出された被
写界深度、換言すれば、画像の要求解像度に基づき、変
換効率選択手段が高能率符号変換手段における量子化符
号の変換効率を選択して変換効率を被写界深度に応じて
変化させ、画像記憶手段に記憶される画像信号の量子化
レベル(データ圧縮レベル)を変化させる。
また、画像がフィールド画像であるか、又はフレーム
画像であるかによって、画像の分解能が異なるため、フ
ィールド・フレーム依存変換効率可変手段は、フィール
ド画像・フレーム画像のいずれであるかによって高能率
符号変換手段における量子化符号の変換効率を変化させ
る。
更に、光量到達距離検出手段で検出される閃光装置の
光量到達距離よりも、被写体距離検出手段で検出される
被写体までの距離が上回るときには、閃光装置による変
換効率可変手段が、高能率符号変換手段における量子化
符号の変換効率をより高い側に変化させ、被写体が閃光
装置の光量が到達しないような距離にあるときには画像
信号の変換効率を高くする。
また、自動露出制御手段と自動焦点制御手段との少な
くとも一方を備えたものでは、これらの制御手段におけ
る制御情報(例えば被写体までの距離や絞り値)を用い
て被写界深度検出手段が被写界深度を検出するよう構成
すれば、共通の情報を用いる手段で個別に情報を入手す
る必要がない。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
本発明の一実施例のスチルビデオカメラを示す第2図
において、光学レンズ1を介してCCD等の撮像素子2上
に結像された被写体の光画像信号は、撮像素子2により
電気画像信号に変換される。
撮像素子2から出力された電気画像信号は、前置増幅
補正回路3で、相関二重サンプリング(CDS)やγ補正
等の基本的なアナログ処理を受けた後、A/D変換器4で
デジタル画像信号に変換される。そして、デジタルプロ
セス回路5によってYC分離やRGB分離等のデコード操作
やイメージメモリ6へのアドレス・タイミング制御を受
けた画像信号となってイメージメモリ6へ一旦記憶され
る。
イメージメモリ6内の画像データは、例えば離散的コ
サイン変換符号化などを行う高能率符号変換手段として
の高能率符号変換器7により演算メモリ8を用いてデー
タ圧縮され、データ圧縮された画像信号が、バッファメ
モリを含むインタフェイス9を介して画像記憶手段とし
ての外部のメモリカード10に転送され記憶される。
前記メモリカード10はEEPROMやバックアップ付SRAM等
の半導体メモリを内蔵したものであり、カメラ本体に対
して着脱可能に構成されている。
以上の構成は、デジタル記憶式スチルビデオカメラの
一般的な構成であり、次に本発明にかかる構成を説明す
る。
本実施例では、高能率符号変換器7として近年一般的
に用いられるようになったソフトウェア制御やハードウ
ェア制御によって圧縮率(変換効率)を可変的に選択で
きるものを用いる。かかる高能率符号変換器7の圧縮率
制御は、第2図中に示す変換効率選択手段及び被写界深
度検出手段としての被写界深度演算プロセッサ11からの
ソフトウェア的又はハードウェア的な情報(圧縮制御信
号)によって行われるようになっている。
前記被写界深度演算プロセッサ11は、絞り値検出装置
12,焦点位置検出装置13及びレンズ焦点距離検出装置14
から、被写体の輝度に応じた絞り値情報Fや、被写体ま
での距離u、そしてレンズ焦点距離fの情報を得る。
尚、絞りや焦点距離が固定の光学レンズ1であって、然
も、レンズ交換のない場合には、前記絞り値F,被写体ま
での距離u,焦点距離fが一定値となるため、撮影タイミ
ング毎に前記情報を入力する必要がなく、この場合は、
例えば被写界深度演算プロセッサ11内に予めこれらのデ
ータを格納させておけば良い。
前記絞り値F,被写体までの距離u,焦点距離fの情報が
入力される被写界深度演算プロセッサ11は、画像がフィ
ールド画像であるか、又は、フレーム画像であるかの判
断に基づいて適合する錯乱円δを決定する。前記錯乱円
δは、画像を撮像表示するシステムにおいて、その全体
画像から目又は表示の解像力等で一義的に決まる判定可
能な分解像の大きさである。従って、表示能力等によっ
ては、この値をフィールド画像・フレーム画像で変更す
る必要がない場合もある。尚、上記のように被写界深度
演算プロセッサ11は、フィールド・フレーム依存変換効
率可変手段を兼ねるものである。
ここで、上記の絞り値F,被写体までの距離u,焦点距離
f、更に、錯乱円δの情報から、以下の式に従って被写
界深度dを演算決定することができる。
上記演算式は、第3図に示すように前焦時及び後焦時
に錯乱円δ内となるよう結像させ得る被写体距離u2,u1
と、合焦時の被写体距離uとの差として求められるd2
δFu2/(f2+uδF),d1=δFu2/(f2−uδF)の和
として求められるものであり、合焦位置を中心として前
記d範囲内の被写体であれば、錯乱円δ内の結像となっ
て、画像として鮮明に撮影される。
被写界深度dを上記のようにして求めると、この被写
界深度dに対応して予め設定してある圧縮率(符号変換
率)ηのマップから該当する圧縮率ηを検索して求め
る。ここで、前記圧縮率ηのマップは、被写界深度dが
少ない(浅い)ときほど圧縮率ηが高くなるようにして
あり、また、画像がフレーム画像であるときにはフィー
ルド画像であるときよりも高い圧縮率ηが選択されるよ
うにしてある。被写界深度dが浅いときには、合焦点か
ら僅かにずれた地点においても像がボケて、背影の画像
が詳細な解像度を必要しないことが多いために、上記の
ように圧縮率ηを高く設定できるものであり、逆に、被
写界深度dが深いときには画面全体が詳細な解像度を必
要とすることが多いために、圧縮率ηを低く設定してあ
る。また、同一物体を撮影したときに、フレーム画像よ
り解像度情報の有効残量が少ないフィールド画像でより
低い圧縮率ηが選択されるようにしてある。
尚、フィールド画像であるかフレーム画像であるかの
判別は、カメラ本体に設けられて撮影者が任意に操作す
るフィールド・フレーム切り換えスイッチ15の切り換え
信号に基づいて行われる。
このようにして圧縮率(符号変換率)ηが決定される
と、被写界深度演算プロセッサ11は、高能率符号変換器
7に前記圧縮率ηの情報を出力し、圧縮率ηの情報が入
力された高能率符号変換器7はイメージメモリ6内の画
像データを前記圧縮率ηに基づいてデータ圧縮される。
次に上記のような被写界深度d及びフィールド・フレ
ーム画像に基づく圧縮率ηの設定制御を、第4図のフロ
ーチャートに従って説明する。
まず、ステップ1(図中ではS1としてある。以下同
様)では、被写体までの距離情報uを入力し、次のステ
ップ2では絞り値Fを入力し、更にステップ3では焦点
距離fを入力する。
そして、ステップ4では、フィールド記録とフレーム
記録とのいずれかが選択されているかを判別し、それぞ
れにおける最適錯乱円δの決定をステップ5,14で行い、
ステップ6及びステップ15において該錯乱円δに基づい
てフィールド記録とフレーム記録とでそれぞれに1/被写
界深度dの演算を行わせる。
圧縮率ηのマップでは、第5図に示すように、1/被写
界深度dを4段階に区切るしきい値が、フィールド記録
とフレーム記録とでそれぞれに設定されており、上記の
ようにしてフィールド記録とフレーム記録とでそれぞれ
に1/被写界深度dが演算されると、フレーム記録ではし
きい値A,B,Cと1/被写界深度dとを比較することによっ
て、しきい値A,B,Cで区分される1/被写界深度d毎に設
定されている圧縮率(符号変換率)η(=1/2,1/4,1/8,
1/16)のいずれかが選択され(ステップ7〜ステップ1
3)、一方、フィールド記録ではしきい値A′,B′,C′
と1/被写界深度dとを比較することによって、圧縮率η
(=1/2,1/4,1/8,1/16)のいずれかが選択される(ステ
ップ16〜ステップ22)。
次にストロボ等の閃光装置を備えたスチルビデオカメ
ラにおける画像データの符号変換率の決定手順を説明す
る。
第2図のシステム構成において、ストロボのガイドナ
ンバーGNOを検出する装置16が設けられる。この光量到
達距離検出手段としてのガイドナンバーGNO検出装置16
は、例えばストロボからの電圧情報や、内蔵ストロボの
場合には予め定められた設定値の記憶によりガイドナン
バーGNOを検出する。
このようにして得られるストロボのガイドナンバーG
NO又はその等価情報と、前記絞り検出装置12で検出され
る絞り値F又はその等価情報とにより、ストロボ光が適
正に到達できる最大距離Xは下式により決定される。
X=GNO/F 上記最大距離Xを越える距離に位置する被写体の画像
情報は、ストロボ光の適正な光量を撮像素子2の受光面
上に結像できないため、暗がりの画像となり易い。この
ような暗がりの画像に対して圧縮率ηを低くして解像度
を向上させたのでは、画像情報に冗長性が生じてしま
う。
そこで、上記最大距離Xの値と、絞り値F,被写体まで
の距離u,焦点距離f、更に、錯乱円δの情報から決定さ
れる前焦被写界位置Y=u−d2{d2=δFu2/(f2+uδ
F)}とを比較して、ストロボ光が現状の絞り値Fで最
大到達できる位置において、合焦点から充分な被写界深
度がない場合には、その画像情報を強く圧縮することが
できる。即ち、前記最大距離X内の適正光量である距離
領域でも、充分に小さな錯乱円δが得られなければ画像
は軟調になり、高い圧縮をかけることができるものであ
る。
このため、前記最大距離Xと前焦被写界位置Yとの値
により、Z=X−(Y+α)(但し、αは補正項であっ
て、演算の精度を確保すべく予め設定される値でありゼ
ロでも良い。)のZの値が正であるか負であるかによっ
てストロボ使用時に圧縮率ηを切り換え、Zが正である
ときにはストロボ光量や被写界深度は適正であるので前
述の被写界深度dとフィールド・フレーム記録とに基づ
く圧縮率ηの設定を行わせ、Zが負であるときには圧縮
を強くかけることができるので、圧縮率ηとして最大値
を選択する。尚、上記前焦被写界位置Yの演算に用いた
被写体までの距離uを検出する焦点位置検出手段が被写
体距離検出手段に相当する。
かかるストロボ使用時の圧縮率η決定制御(閃光装置
による変換効率可変手段)を、第6図のフローチャート
に示してある。
まず、ステップ31では、ストロボのカイドナンバーG
NOを入力し、ステップ32では被写体までの距離uを入力
し、更にステップ33では絞り値Fを入力する。
そして、ステップ34では、ストロボ光が適正に到達で
きる最大距離X(←GNO/F)を演算する。
ステップ35ではレンズの焦点距離fを入力し、次のス
テップ36では錯乱円δの決定を行う。そして、ステップ
37では、絞り値F,被写体までの距離u,焦点距離f、更
に、錯乱円δの情報から前焦時被写界深度d2を演算す
る。
ステップ38では、前記被写体までの距離uと前焦時被
写界深度d2に基づいて前焦被写界位置Y(=u−d2)を
演算し、次のステップ39ではXとY+α(αは補正項)
とを比較することにより、ストロボ光の到達距離を越え
た画像であるか否かの判別を行って、ストロボ光の到達
距離を越え適正な光量の結像を行わせることができない
ときには(X<Y+α)、ステップ40へ進んで圧縮率η
として本実施例で最大の1/16が選択される。一方、スト
ロボ光が適正光量で到達する距離の被写体であるときに
は(X≧Y+α)、第4図のフローチャートに示した被
写界深度dとフィールド・フレーム記録とに基づく圧縮
率ηの決定を行わせる。
このように本実施例では、絞り値F,被写体までの距離
u,焦点距離f,錯乱円δの情報、更にストロボのガイドナ
ンバーGNOの情報が被写界深度演算プロセッサ11に入力
されて圧縮率ηが決定される構成であるが、圧縮率ηの
決定に使用するこれらの情報は、自動焦点制御装置(自
動焦点制御手段)や自動露出制御装置(自動露出制御手
段)などで使用する変数と概略等価であるため、本実施
例に示す圧縮率η決定制御は、自動焦点制御機能及び自
動露出制御機能と併設することができる。
即ち、従来より公知のアクティブ方式やパッシブ方式
の自動焦点制御装置(AF)により被写体までの距離uが
得られ、自動露出制御装置(AE)からは、以下の関係か
らFナンバーのアペックス値Av即ち絞り値Fを得ること
ができる。
Av+Tv=Ev=Lv=Sv+Bv Bv=FN+Pv 但し、Av:Fナンバーのアペックス値 Tv:シャッター露出時間(秒)のアペックス値 Ev:露出値のアペックス値 Lv:光のアペックス値 Sv:撮像素子の感度のアペックス値 Bv:被写体の輝度のアペックス値 TTL測光の場合、 FN:レンズ光学系の開口値のアペックス値 Pv:測光値のアペックス値 従って、自動焦点制御機能及び自動露出制御機能を備
えたものでは、被写体までの距離u及び絞り値Fの情報
は、個別にセンサを設ける必要はなく自動焦点制御及び
自動露出制御の情報として入手することができる。
第7図は、上記のように、自動焦点制御機能及び自動
露出制御機能と、圧縮率η決定制御とを併設させた場合
のシステム構成を示したものであり、第2図における絞
り値検出装置12及び焦点位置検出装置13が省略されてお
り、代わりに自動焦点制御及び自動露出制御のために開
口絞り・シャッター制御装置17,焦点位置制御装置18,レ
ンズ開放FN値検出装置19,測光装置20,測距装置21が設け
られている。
ここで、前記レンズ開放FN値検出装置19,測光装置20,
測距装置21により検出結果は、AE・AF被写界深度演算プ
ロセッサ11に入力されるようになっており、また、AE・
AF被写界深度演算プロセッサ11には第2図の場合と同様
にして設けられるストロボガイドナンバー検出装置16,
レンズ焦点位置検出装置14からの情報も入力されるよう
になっている。そして、AE・AF被写界深度演算プロセッ
サ11は各種情報に基づいて開口絞り・シャッター制御装
置17と焦点位置制御装置18に制御信号を出力して自動焦
点制御及び自動露出制御を行う一方、自動焦点制御及び
自動露出制御から得られる絞り値F及び被写体までの距
離uを用いて前述のように圧縮率ηの最適設定を行う。
尚、第7図において自動焦点制御手段は、測距離装置
21,焦点位置制御装置及びAE・AF被写界深度演算プロセ
ッサ11によって構成され、自動露出制御手段は、レンズ
開放FN値検出装置19,測光装置20,レンズ焦点距離検出装
置14,開口絞り・シャッター制御装置17及びAE・AF被写
界深度演算プロセッサ11によって構成される。
ところで、本実施例にように、画像データの圧縮率η
を被写界深度dやフィールド記録・フレーム記録の別に
よって変化させる場合には、再生側でそれぞれの画像に
おける圧縮率ηに基づいて逆圧縮(伸長処理)を行う必
要があるため、例えば第8図や第9図に示すようにして
画像信号の圧縮処理に用いた圧縮率ηのデータを画像別
にメモリ内に格納するようにする。
第8図に示す例では、まず、撮影記憶されている画面
の目次として、各画面の先頭アドレスと当該画面の圧縮
コード(圧縮率ηを符号化したもの)とを記憶させてお
り、かかる目次部の後に各画面の画像データが記憶され
るようになっている。
また、第9図に示す例では、メモリ領域を最小の読み
出し領域毎に区切って、その領域を示すナンバー(クラ
スタナンバー)を、画面の記憶領域を示す目次としてメ
モリの先頭部分に記憶させてあり、各画面の画像データ
が記憶されている領域を示すクラスタナンバーの次にそ
の画面のデートコードを記憶させ、更に、次にその画面
の圧縮コードを記憶させている。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、画像信号を量
子符号化する高能率符号変換における量子化符号の変換
効率が、被写界深度に基づいて可変制御される一方、更
に、フィールド・フレーム画像,閃光装置の光量到達に
基づいて変換効率が可変制御されるようにしたので、画
像の鮮明度を損なうことなく最も高い効率で画像信号を
符号化することができ、メモリ容量の節約と画像レベル
とを高い次元で両立させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例のシステム概略を示すブロック図、第3図
は被写界深度の演算特性を示す線図、第4図は同上実施
例における制御内容を示すフローチャート、第5図は同
上実施例における圧縮率(変換効率)の可変選択特性を
示す線図、第6図は同上実施例において閃光装置使用時
における制御内容を示すフローチャート、第7図は第2
図示のシステム概略の一部を変更した実施例を示すブロ
ック図、第8図及び第9図はそれぞれ同上実施例におけ
るメモリへの記憶状態を示す線図、第10図及び第11図は
それぞれ撮影条件による適正圧縮率を説明するための画
像サンプル図である。 1……光学レンズ、2……撮像素子、4……A/D変換
器、7……高能率符号変換器、10……メモリカード、11
……被写界深度演算プロセッサ、12……絞り値検出装
置、13……焦点位置検出手段、14……レンズ焦点距離検
出装置、16……ストロボガイドナンバー検出装置、17…
…開口絞り・シャッター制御装置、18……焦点位置制御
装置、20……測光装置、21……測距装置
フロントページの続き (72)発明者 磯口 成一 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 (72)発明者 小泉 幸範 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−103373(JP,A) 特開 昭63−122392(JP,A) 特開 昭62−269581(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 H04N 5/225

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】量子化符号の変換効率が可変的に選択可能
    な高能率符号変換手段と、 撮像素子により得られた画像信号を前記高能率符号変換
    手段によって変換された量子化符号の形式で記憶する画
    像信号記憶手段と、 を備えたスチルビデオカメラにおいて、 被写体の被写界深度を検出する被写界深度検出手段と、 該被写界深度検出手段で検出された被写界深度に基づい
    て前記高能率符号変換手段における量子化符号の変換効
    率を選択して変換効率を被写界深度に応じて変化させる
    変換効率選択手段と、 を含んで構成されたことを特徴とするスチルビデオカメ
    ラにおける画像変換装置。
  2. 【請求項2】画像信号がフィールド画像とフレーム画像
    とのいずれであるかによって前記高能率符号変換手段に
    おける量子化符号の変換効率を変化させるフィールド・
    フレーム依存変換効率可変手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のスチルビデオカメラにおける画像変換
    装置。
  3. 【請求項3】閃光装置の光量到達距離を検出する光量到
    達距離検出手段と、 被写体までの距離を検出する被写体距離検出手段と、 前記検出された被写体までの距離が光量到達距離を上回
    るときに前記高能率符号変換手段における量子化符号の
    変換効率をより高い側に変化させる閃光装置による変換
    効率可変手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載のスチルビデオカメラにおける画像変換装置。
  4. 【請求項4】自動露出制御手段と自動焦点制御手段との
    少なくとも一方を備え、該制御手段における制御情報を
    用いて前記被写界深度検出手段が被写界深度を検出する
    よう構成したことを特徴とする請求項1,2又は3のいず
    れかに記載のスチルビデオカメラにおける画像変換装
    置。
JP20024889A 1989-08-03 1989-08-03 スチルビデオカメラにおける画像変換装置 Expired - Lifetime JP2884092B2 (ja)

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