JP2002257609A - マスフローコントローラ - Google Patents

マスフローコントローラ

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JP2002257609A JP2001369106A JP2001369106A JP2002257609A JP 2002257609 A JP2002257609 A JP 2002257609A JP 2001369106 A JP2001369106 A JP 2001369106A JP 2001369106 A JP2001369106 A JP 2001369106A JP 2002257609 A JP2002257609 A JP 2002257609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量、流体の流路がシンプルで、流体滞
留部を備えない高性能なマスフローコントローラを安価
に実現する。 【解決手段】 円筒状の導管1の一端に流体のフランジ
11を設け、他端に流体のフランジ12を設けると共
に、前記フランジ11側に熱式質量流量計2を設け、前
記フランジ12側にソレノイドバルブ3を設けたマスフ
ローコントローラであって、前記導管1内のフランジ1
1側に層流素子を配し、前記導管1内のフランジ12側
にソレノイドバルブのプランジャ30と、前記プランジ
ャ30の移動により開度が調整される弁部4と配置し、
前記導管1内を一方向に流体を流すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えば、半導体製
造工程において用いられるマスフローコントローラに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置に用いられるプロセスガ
ス及び液体材料等の流体を制御するマスフローコントロ
ーラは、フィルタや開閉バルブと共に流体供給系を構成
するものである。流体供給系では、脱ガスの低減等の高
性能化や、半導体製造装置のコストダウンのために、よ
り小型軽量のものが求められている。
【0003】従来、小型化の手段としては、流体供給系
の各構成部品の接続方法を従来の配管継ぎ手による接続
方式から、各構成部品のベース部分を共通の接続方法に
て取り付けるフランジによる方法が採用されつつある。
しかしながら、この方式による接続を行った場合の問題
は、小型化を図ることができても、流体制御系の部品実
装密度が上がる一方で、その重量に変化が殆どなく、取
付フランジを多用するために流体供給系が金属の塊と化
して、全体とすると返って重量が増加する場合もあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また従来の配管継ぎ手
を用いる場合であっても、マスフローコントローラのベ
ース部分が金属の切削加工品であるため、重量が重い上
に大量生産が困難であり、コストダウン上の問題点とな
っていた。
【0005】本発明は上記のようなマスフローコントロ
ーラにおける従来の問題点を解決せんとしてなされたも
ので、その目的は小型軽量であって、しかも、流体の流
路がシンプルであり、コンタミネーションを生じやすい
流体滞留部を備えない高性能なマスフローコントローラ
を安価に実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のマスフ
ローコントローラは、円筒状の導管の一端に流体の第1
のフランジを設け、他端に流体の第2のフランジを設け
ると共に、前記第1または第2のフランジのいずれか一
方側に熱式質量流量計を設け、前記第1または第2のフ
ランジの他方側にソレノイドバルブを設けたマスフロー
コントローラであって、前記導管内の第1または第2の
フランジのいずれか一方側に層流素子を配し、前記導管
内の他方側にソレノイドバルブのプランジャと、前記プ
ランジャの移動により開度が調整される弁部とを配置
し、前記導管内を一方向に流体を流すようにしたことを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載のマスフローコントローラ
は、流体の質量流量を流量センサで検出し、前記流量の
値が所要値となるよう制御バルブを駆動して、所望の質
量流量に制御するマスフローコントローラにおいて、制
御バルブがソレノイドで駆動されるソレノイドバルブで
あって、バルブ部の流体通路を導管の円筒軸方向とし、
前記バルブ部のプランジャを流体導管内に設け、該プラ
ンジャの表面を流体が円筒軸方向に流れるとともに該プ
ランジャを前記導管の軸方向にソレノイドで駆動させる
制御バルブを用い、前記プランジャは、表面に前記導管
の軸に平行な溝が設けられ、該溝が流路を構成し、当該
プランジャを流れる流体の乱流の発生を防止し、安定し
たプランジャの動作を可能としたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、コンタミネーションの発生を防ぐために、前記プラ
ンジャとして高耐食性の磁性合金を用いたこと特徴とす
る。
【0009】請求項4に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、前記プランジャの一部に球状の弁頭を設け、オリフ
ィスをすり鉢状にし、前記プランジャの側面を流体が流
れても、前記プランジャの軸がずれにくく、常に安定し
た閉動作を可能としたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、ヨークの一部を分離可能とし、プランジャとヨーク
の間の間隙及び、弁頭の初期位置を微妙に調整可能とし
たことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、流量センサには熱式の質量流量センサを用い、プラ
ンジャの一端側から前記熱式流量センサへの流体導入流
路を設けると共に、前記プランジャの片側に前記熱式流
量センサからの流体導出流路を設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項7に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、プランジャの片側に球状の弁頭を設け、すり鉢状の
弁座と弁頭をソレノイドの内側で対向する構成とし、ソ
レノイドが非通電時に開動作となることを特徴とする。
【0013】請求項8に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、ドーナツ状の永久磁石を導管の外部に設け、プラン
ジャをソレノイド非通電時の軸方向の初期位置を保持さ
せると共に前記ドーナツ状の永久磁石の導管上の位置を
任意に調整可能としたことを特徴とする。
【0014】請求項9に記載のマスフローコントローラ
は、請求項10に記載のマスフローコントローラにおい
て、流量検出センサに、バルブプランジャと直線的に連
結されたバイパスで構成される熱式の質量流量センサを
用いることにより、導管中の流体の流れを直線的にした
ことを特徴とする。
【0015】請求項10に記載のマスフローコントロー
ラは、請求項10に記載のマスフローコントローラにお
いて、流量検出センサに圧力計を用いる圧力検出方式の
センサを用いることを特徴とする。
【0016】請求項11に記載のマスフローコントロー
ラは、請求項10に記載のマスフローコントローラにお
いて、流量検出センサに圧力計を用いた圧力検出方式の
センサを用い、圧力検出用の導圧路をバルブプランジャ
の流体導入側に設けたことを特徴とする。
【0017】請求項12に記載のマスフローコントロー
ラは、流体の質量流量を流量センサで検出し、前記質量
流量の値が所要値となるよう制御バルブを駆動して制御
するマスフローコントローラにおいて、制御バルブがソ
レノイドで駆動されるソレノイドバルブであって、前記
バルブの流体通路を導管の円筒軸方向とし、プランジャ
を流体導管内に設け、該プランジャの表面において流体
が円筒軸方向に流れるとともに該プランジャを導管軸方
向にソレノイドで駆動させた制御バルブを用い、前記プ
ランジャには高耐食性の磁性合金を用い、前記プランジ
ャの一部に球状の弁頭を設け、オリフィスをすり鉢状に
し、プランジャの側面を流体が流れても、プランジャの
軸がずれにくく、常に安定した閉動作を可能としたこと
を特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係るマスフローコントローラを説明する。各図におい
て同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。第1の実施の形態に係るマスフローコント
ローラは、図1に側断面図を、図2に平面図を、図3に
底面図を示すように構成されている。
【0019】つまり、円筒状の導管1の一端に流体の導
入部であるフランジ11を設け、他端に流体の導出部で
あるフランジ12を設けると共に、導入部であるフラン
ジ11側に熱式質量流量計2を設け、導出部であるフラ
ンジ12側にソレノイドバルブ3を設けている。
【0020】導管1内の導入部であるフランジ11側に
層流素子であるバイパス芯10を配し、導管1内の導出
部であるフランジ12側にソレノイドバルブ3のプラン
ジャ30と、プランジャ30の移動により開度が調整さ
れる弁部4と配置し、導管1内を一方向に流体が流れる
ように構成されている。
【0021】導入部であるフランジ11は直方体状のブ
ロックからなる取付フランジであり、その一面に円形の
窪み13が形成され、この窪み13の中央から流体が流
れる穴14が穿設されている。穴14は導入部であるフ
ランジ11の中央にて直角(図1では、右方向)方向に
向きを変えられて形成されている。導入部であるフラン
ジ11の上面から底面まで貫いて、ボルトが貫通される
穴15が2つ設けられ、導入部であるフランジ11を流
体供給系の他の部品に結合可能とされている。
【0022】導出部であるフランジ12は直方体状のブ
ロックからなる取付フランジであり、その一面に円形の
窪み16が形成され、この窪み16の中央から流体が流
れる穴17が穿設されている。穴17は導出部であるフ
ランジ12の中央にて直角(図1では、左方向)方向に
向きを変えられて径が細くされて形成され、図4(c)
に正面方向からの図が示されるように、出口が略すり鉢
状に切削されて弁座18が形成されている。導出部であ
るフランジ12の上面から底面まで貫いて、ボルトが貫
通される穴19が2つ設けられ、導入部であるフランジ
12を流体供給系の他の部品に結合可能とされている。
【0023】導管1内のバイパス芯10とプランジャ3
0の間には、磁性体のヨーク20が設けられている。ヨ
ーク20が設けられた部分の導管1の外周には、ソレノ
イド21が設けられている。
【0024】プランジャ30が位置する導管1の外周部
には、ドーナツ状の永久磁石22が同心に設けられてい
る。永久磁石22の内径は導管1の外径よりも数mm程
度大きく形成され、両サイドを円板状の磁性体からなる
リング23、24により挟持されている。リング23、
24内径は導管1の外径に等しい。
【0025】プランジャ30の大径部は磁性体であり、
図7に示すように先端側は小径のドラム状をなした非磁
性体であり、内部にディスク状の永久磁石25を有す
る。この永久磁石25とドーナツ状の永久磁石22との
間の磁力によりプランジャ30が軸心のセンタを移動す
るように保持される。プランジャ30は最先端に円筒状
の支持部を備え、この支持部内に球状の弁頭26を挟持
している。また、プランジャ30の大径部の側壁には、
軸方向に数条の溝27が形成されており、流体が導管1
の内壁と溝27の間を流れるようにされ、流体の流量が
多いときにも流体の動圧により振動して不安定とならぬ
ようにされている。
【0026】ソレノイド21はボビン状であり、図6に
示すように、筒状であって一端側に壁部分から中央部へ
延びたストッパ部28を有するソレノイドケース29に
収容され、ドーナツ板状のケース蓋31により蓋がなさ
れ固定される。
【0027】導管1の導入部であるフランジ11側であ
ってバイパス芯10が設けられる部分の壁面には図4、
図5に示されるように、穴32、33が穿設され、図8
に示される板状に構成されたセンサユニット8を装着し
たときにセンサ管82に接続されるようになされてお
り、センサユニット8はボルト113によって導管1の
上面に固定される。この固定のために2本のU字状のセ
ンサ固定具61、61が導管1の下方から導管1を包
み、センサユニット8を上記ボルト113にて取り付け
る構成となっている。
【0028】次にセンサユニット8について図8、図9
を参照して説明する。センサユニット8は、板状金属片
80の四隅にボルト113を貫通させる穴81が穿設さ
れており、中央部にセンサ管82を設ける長穴状の室8
3が形成され、この室82の両サイドに、室83と連通
する円筒状の有底空洞84が形成されている。
【0029】室83の手前方向には、センサ管82に巻
回される発熱抵抗体R1、R2が接続されるリード85
が設けられる凹部86が形成されている。発熱抵抗体R
1、R2が巻回されたセンサ管82は、図9に示すよう
に側壁から中央部へ向かう穴91と円端面から中央部へ
向かう穴92が形成された円柱片90における穴91へ
両端において挿入され固定される。有底空洞84に上記
円柱片90を挿入してボルト113によって図4、図5
に示されるように、センサ固定具61、61に固定され
る。穴92と穴32、33が、Oリング34を介して封
止されて連通する。
【0030】バイパス芯10は、図4(a)端面が示さ
れているように、側壁に数条の溝41が軸方向に平行に
形成され、この部分を流体が流れる。また、正面部およ
び底面部にはV字状の溝が形成され流体がラジアル方向
へ拡散し、またラジアル方向からの流体が中央に集まり
易くしている。また、図4(b)に端面が示されている
ように、ヨーク20にも数条の溝42が軸方向に平行に
形成され、この部分を流体が流れる。
【0031】以上の構成のマスフローコントローラは、
図4に示されるように各部品が揃えられ、導管1内の導
入部であるフランジ11側所定位置にバイパス芯10が
圧入固定されて、導出部であるフランジ12側の所定位
置にヨーク20が圧入固定され、さらにプランジャ30
が挿入される。
【0032】ソレノイドケース29に収容され、ケース
蓋31により蓋がなされたソレノイド21に導管1が挿
入されて固定される。また、リング23、24により挟
持された永久磁石22が導管1の外周に摺動されてネジ
48により固定される。永久磁石22は軸方向へ着磁さ
れており、永久磁石22の一方から出た磁束はリング2
3を通り導管1内のプランジャ30を通ってリング24
から他方の極へと戻る。この結果、プランジャ30は、
導管1の軸方向における永久磁石22の中央で保持され
る。
【0033】ソレノイドケース29の永久磁石22側
は、ストッパ部28を有することから、外周部がそのま
まリング23に延びる構造となっておらず、リング23
の手前において内周側へ折れてリングの内周部分に磁気
結合する。この構造により、ソレノイド21が非通電状
態のときに、永久磁石22の磁束がソレノイド側に漏れ
てプランジャ30が導入部であるフランジ11方向へ力
を受けることを防止できている。導入部であるフランジ
11と導出部であるフランジ12とは導管1の端部に接
続される。
【0034】以上の構成により、プランジャ30はバネ
に依らずに導管1の軸方向における永久磁石22の中央
で保持され、導出部であるフランジ12方向へ付勢され
た状態とされ、弁座18の穴を弁頭26が塞ぎ流体の流
れを阻止した状態となる。
【0035】そこで、ソレノイド21に通電を行うとソ
レノイド21による磁束はプランジャ30を導入部であ
るフランジ11方向へ吸引するように働き、所定量の流
体を流すことができる。なお、本願発明のマスフローコ
ントローラの機能ブロックとしては、特願2000−3
70713号に記載のものを用いることができ、質量流
量センサの回路構成としては、特願2000−3567
26号などに記載のものを用いることができる。
【0036】以上の通り、上記実施の形態では、センサ
およびバルブを円筒状の導管1に設けたことにより、小
型軽量化が可能となった。また、金属ブロックを切削し
て構成する流体ベースを用いないので、安価なマスフロ
ーコントローラを実現できる。また、流体通路を導管1
の円筒軸方向としたことにより、コンタミネーションの
原因となる滞留部を備えないマスフローコントローラが
可能となる。
【0037】更に、導管1の外部に設けたドーナツ状の
永久磁石22により、ソレノイド21の非通電時に、プ
ランジャ30を軸方向の初期位置に保持させているの
で、プランジャの運動方向の動作保持用のメインスプリ
ングを無くして長寿命化を図り、従来のソレノイドバル
ブで常に問題点となっていた寿命問題を解決することが
可能となる。
【0038】また、ドーナツ状の永久磁石22の導管1
上の位置をネジ48にて調整可能とし、プランジャ30
の初期位置において弁頭26が弁座18を押圧する力を
導管1の外から容易に調整することが可能となり、バル
ブ部の製作が容易となる。また、流体通路をプランジャ
30と導管1の間で、プランジャ30の表面に軸方向に
溝が形成されており、流体の流量が多いときでも、流体
の動圧の影響でプランジャ30が不安定となることを防
止できる。
【0039】図10に、第2の実施の形態に係るマスフ
ローコントローラを示す。このマスフローコントローラ
は、図10(a)に示す側断面図に示すようにプランジ
ャ30Aの内部に永久磁石が設けられない。その代わり
に、ヨーク20とプランジャ30Aの間にスプリング5
1を介装し、弁座18とプランジャ30Aの間にスプリ
ング52(平面図は図10(b))を介装する。これら
のスプリング51、52は、プランジャ30Aを軸心の
センタに位置付ける。係る構成によっても、永久磁石2
5によりプランジャ30を軸心のセンタに位置付けた第
1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】図11に、第3の実施の形態に係るマスフ
ローコントローラを示す。このマスフローコントローラ
は、第1の実施の形態に係るマスフローコントローラに
おいて、導管1の端部に設けていた直方体状のブロック
状の導入部であるフランジ11と導出部であるフランジ
12に代えて配管継ぎ手60、62を設けたものであ
る。配管継ぎ手62のプランジャ30側の内部に、導出
部であるフランジ12におけるプランジャ30側の内部
と同様の弁座18Aが形成されており、第1の実施の形
態と同様にプランジャ30の初期位置において弁頭26
が弁座18を押圧する。
【0041】図12に、第4の実施の形態に係るマスフ
ローコントローラの要部構成を示す。このマスフローコ
ントローラは、プランジャ30とヨーク20とを軸63
により接続する。或いは、プランジャ30Bを導入部で
あるフランジ11方向に延長し、導管1中のヨーク20
を兼ねるように構成する。プランジャ30Bの導入部で
あるフランジ11側端部の位置がコイルケース29の導
入部であるフランジ11側の近くとするように長さを調
整することにより、ソレノイド21の通電時に、プラン
ジャ30Bを弁座18から離れる方向に移動させること
ができる。この場合、プランジャ30Bがソレノイド2
1の内部にあるから、プランジャ30Bの吸引力は第1
の実施の形態の場合よりも小さくなるが、プランジャ3
0Bの移動距離を多くする場合の構成に適する。
【0042】図13に第5の実施の形態に係るマスフロ
ーコントローラの側断面図を示し、図14にその組立断
面図を示す。このマスフローコントローラでは、筒状の
ソレノイドケース29における穴部に、ヨーク20Aと
薄肉管状のバルブ導管100を溶接して一体化した部材
を、ネジ101により螺合し上記バルブ導管100内部
に弁体であるプランジャ102を配置した構成を有す
る。この実施の形態におけるプランジャ102を含め、
以降の実施の形態に用いられるプランジャには磁石が内
包されていない。
【0043】ヨーク20Aには、一端面の中心から軸方
向に他端面に透通せずに流路103が穿設され、流路1
03の底部においてラジアル方向へ非透通の流路104
が形成されている。プランジャ102の側部には軸方向
へ向けて流路となる数条の溝105が形成されている。
また、プランジャ102の背面部(ヨーク20A側)に
は、すり鉢状に湾曲した渦巻スプリング106が貼着さ
れており、ヨーク20Aの一面に渦巻スプリング106
が当接してプランジャ102を、流体が流入するフラン
ジ12側へ付勢している。このため、プランジャ102
の先端に設けられた球状の弁頭107をすり鉢状に形成
された弁座18が当接して、ノーマリークローズ形のマ
スフローコントローラが実現されている。
【0044】また、この実施の形態における導管1A
は、基本的に既に述べた導管1と基本的に同一の構造で
あるが、一端側にフランジ108が形成され、複数のネ
ジ109によりソレノイドケース29と結合される。上
記フランジ108の端面にはOリング109Aが設けら
れ、ヨーク20Aとの間をシールしている。
【0045】その他の構成は、第1の実施の形態と変わ
らない。つまり、コンタミネーションの発生を防ぐため
に、プランジャ102には高耐食性の磁性合金を用いて
いる。プランジャ102の一部に球状の弁頭107を設
け、オリフィスをすり鉢状にしたことにより、プランジ
ャ102の側壁を流体が流れても、プランジャ102の
軸がずれにくく、常に安定した閉動作を可能としてい
る。そして、ソレノイド21に通電されると、ソレノイ
ド21による磁束は、ソレノイドケース29の片側から
バルブ導管100を介してプランジャ102を通り、プ
ランジャ102とヨーク101の間隙を通過してヨーク
102からソレノイドケース29の片側に戻る。このと
き、プランジャ102は、渦巻スプリング106に抗し
て、ヨーク101側へ吸引される。ソレノイド21の通
電電流の大きさに応じて、プランジャ102はヨーク1
01側に吸引され、弁頭107とオリフィスとの距離が
変わるので、任意の流量を流すことができる制御弁とし
て作用する。
【0046】次に上記第5の実施の形態において、ヨー
ク20Aを2個のパーツである調整用ヨーク110Aと
固定用ヨーク110Bに分離可能に構成されたものを用
いた構成例を図15、図16に示す。調整用ヨーク11
0Aは、その側面図を図16(a)に示し、正面図を図
16(b)に示し、その平面図を図16(c)に示して
あり、固定用ヨーク110Bにおいてはその断面図を図
16(d)に示してある。この構成においては、プラン
ジャ102に対向する側の調節ヨーク110Aを流体流
出側の固定ヨーク110Bにバネ113を介してネジ1
11A、111Bで螺合させて固定する。そして、流路
103を介して流出側からドライバを挿入し、調節ヨー
ク110Aの切欠部112へ合わせ回転することによ
り、調整用ヨーク110Aと固定用ヨーク110Bの間
隔を変化させて、プランジャ102の初期位置の調整を
可能にしたものである。この調整は、バルブ導管100
の溶接後でも可能であるため、所要の流量制御範囲が正
確に得られると共に、プランジャ102の初期位置が制
御範囲に大きく影響する小流量用途バルブを構成すると
きに極めて有用である。つまり、ヨークを調整用ヨーク
110Aと固定用ヨーク110Bに分離可能とし、プラ
ンジャ102と一体化されたヨーク20Aとの間の間隙
及び、弁頭107の初期位置を微妙に調整可能としたも
のである。
【0047】図17に第6の実施の形態の断面図を示
し、図18にその要部を示す。図18(a)はプランジ
ャ120の側断面図、図18(b)はその正面図、図1
8(c)はヨーク20Bの正面図、図18(d)はその
側断面図である。この第6の実施の形態に係るマスフロ
ーコントローラは、ノーマリーオープン型の構成を有す
るもので、フランジ108から流体が流出するフランジ
11までの構成は第5の実施の形態のものと変わらな
い。
【0048】このマスフローコントローラにおいては、
筒状のソレノイドケース29における穴部に設けられた
ヨーク20Bの一端側にすり鉢状の弁座(オリフィス)
121が形成されており、この弁座121に対応する部
分に弁頭122を備えるプランジャ120が上記のソレ
ノイドケース29における穴部に設けられている。ヨー
ク20Bの弁座121は凹部に設けられ、この凹部から
軸方向へ流体の流路121Aが貫通して形成されてい
る。
【0049】流体が流入するフランジ12Aは、基本的
に流体が流出するフランジ11と同一の構成となってい
る。プランジャ120の底部には、プランジャ120の
軸を中心に位置付けるスプリング124が貼着されてい
る。また、プランジャ120のヨーク20B側の正面に
は、中央部に弁頭122を回避する穴を有する卍状のス
プリング123が貼着されており、ヨーク20Bの隔壁
部に当接してプランジャ120をフランジ12A側へ付
勢して、ソレノイド21に通電しない状態においてオリ
フィスが開状態とされる。プランジャ120の側壁には
流体の流路となる数条の溝125が形成されている。
【0050】ソレノイド21が通電されると、プランジ
ャ120は、弁頭122の近傍に設けられたスプリング
123に抗してヨーク20B側に引き寄せられ、オリフ
ィスを閉じるよう動作する。オリフィスの開度は、ソレ
ノイド21への通電電流により任意に制御できるので、
通常開の制御バルブとして動作する。つまり、プランジ
ャ120の片側に球状の弁頭122を設け、すり鉢状の
弁座121と弁頭122をソレノイド21の内側で対向
する構成とし、ソレノイド21が非通電時に開動作とな
ることを特徴とする。
【0051】半導体用製造用装置に使用できるソレノイ
ド方式の通常開のバルブは、一般に、ステムロッドを用
い動作を反転させているため、構造が複雑で、かつ流路
に大きなデッドスペースができる欠点があり、通常閉の
バルブに比べあまり使用されていないが、本例によりこ
れらの欠点が解消される。
【0052】図19に第7の実施の形態の断面図を示
す。この構成例は、流体の流入する側のフランジ12か
らソレノイドケース29までの構成は、第5の実施の形
態と同様の構成を有し、フランジ108から流体が流出
するフランジ11までの構成が異なっている。つまり、
流体がフランジ11へ流れ込む入口部には、流体を所要
量ずつ流出させるノズル127が設けられており、導管
1の側壁部には、半導体ゲージ方式の圧力計126が設
置されている。
【0053】上記圧力計126としては、例えばピエゾ
抵抗型半導体圧力センサ(勿論、薄膜型半導体式や容量
型半導体式や機械式の圧力センサを用いることもでき
る。)を適用することができる。このセンサは、ダイヤ
フラムの中央に2つのゲージ抵抗r2、r4を設け、ダ
イヤフラムの周囲端にゲージ抵抗r1を設け、ゲージ抵
抗r2、r4を介してゲージ抵抗r1と対象な位置にゲ
ージ抵抗r3を設けたものであり、ダイヤフラムが圧力
を受けて撓むと各ゲージ抵抗r1〜r4は撓み量に応じ
た応力を受けて抵抗を変化させる。ゲージ抵抗r1〜r
4にてホイートストンブリッジを形成シ、電圧や電流を
加えて上記圧力に応じた電気信号を取り出すものであ
る。この方式では、検出精度が2次側圧力の影響を受け
たものとなるが、2次側が高真空となる用途に用いる場
合には、実用上十分な精度をもって質量流量の検出が可
能である。この構成によれば、流体の滞留部(デッドス
ペース)を更に小型化したマスフローコントローラを構
成することが可能である。
【0054】図20には、第8の実施の形態に係るマス
フローコントローラの断面図が示されている。この実施
の形態においは、図1に示した第1の実施の形態と基本
的に同一の構成であるが、第1の実施の形態におけるプ
ランジャ30に変えて、図13に第5の実施の形態に係
るマスフローコントローラに用いたプランジャ102を
用いている。
【0055】そして、第1の実施の形態と同様にドーナ
ツ状の永久磁石22が設けられ、この永久磁石22の位
置をネジ22Aにて適宜変更することにより、プランジ
ャ102の初期位置を導管1の外部から調整可能となっ
ている。ソレノイド21の非通電のときには、プランジ
ャ102の弁頭がオリフィスに圧接するようにドーナツ
状の永久磁石22の位置が調整されて、導管1上で固定
される。流体を流す場合には、ソレノイド21に通電し
て、任意の位置までプランジャ102をオリフィスと反
対方向に移動させる。このように導管外部に設けたドー
ナツ状の永久磁石22により、ソレノイド21の非通電
時にプランジャ102を軸方向の所定初期位置に保持さ
せると共にドーナツ状の永久磁石22の導管上の位置を
ネジ22Aにて任意に調整可能としたことを特徴とす
る。
【0056】図21には、第9の実施の形態に係るマス
フローコントローラの断面図が示されている。この実施
の形態においは、図11に示した実施の形態と基本的に
同一の構成であるが、図11の実施の形態におけるプラ
ンジャ30に変えて、図13に第5の実施の形態に係る
マスフローコントローラに用いたプランジャ102を用
いている。この実施の形態においても導管外部に設けた
ドーナツ状の永久磁石22により、ソレノイド21の非
通電時にプランジャ102を軸方向の所定初期位置に保
持させると共にドーナツ状の永久磁石22の導管上の位
置をネジ22Aにて任意に調整可能としたことを特徴と
する。
【0057】ソレノイド21の非通電のときには、プラ
ンジャ102の弁頭がオリフィスに圧接するようにドー
ナツ状の永久磁石22の位置が調整されて、導管1上で
固定される。流体を流す場合には、ソレノイド21に通
電して、任意の位置までプランジャ102をオリフィス
と反対方向に移動させる。この実施の形態の構成により
導管中の流体の流れを直線的にしたことを特徴とする。
【0058】図22には、図13に示した第5の実施の
形態に係るマスフローコントローラにおいて、流体の流
れを逆方向に(フランジ11側からフランジ12側へ流
すように)した場合の側断面図が示されている。この例
においては、マスフローコントローラの構成自体は全く
第5の実施の形態に係るマスフローコントローラと変わ
らないものである。
【0059】図23には、第10の実施の形態に係るマ
スフローコントローラの側断面図が示されている。一端
に流体の導入部であるフランジ211を備え、他端に流
体の導出部であるフランジ212を備えている。フラン
ジ211とフランジ212との間は、筒状の導管201
と流路ブロック202により結合されている。
【0060】フランジ211は直方体状のブロックから
なる取付フランジであり、その一面に円形の窪み213
が形成され、この窪み213の中央から流体が流れる穴
214が穿設されている。穴214は導入部であるフラ
ンジ211の中央にて直角(図23では、右方向)方向
に向きを変えられて形成されている。フランジ211は
図示せぬボルト等により流体供給系の他の部品に結合可
能とされている。穴214が折れ曲がった部分の先に
は、出口が略すり鉢状に切削された弁座218が埋設さ
れている。
【0061】導出部であるフランジ212は直方体状の
ブロックからなる取付フランジであり、その一面に円形
の窪み216が形成され、この窪み216の中央から流
体が流れる穴217が穿設されている。穴217は導出
部であるフランジ212の中央にて直角(図23では、
左方向)方向に向きを変えられて径が太くされて形成さ
れており、また、フランジ212は流体供給系の他の部
品に結合可能とされている。
【0062】フランジ211の導管201側には弁部2
04が位置する部屋を構成する穴部が形成されている。
弁部204は、円筒状のプランジャ130の先端側に小
円柱を有し、その最先端に円筒状の支持部を備えたもの
であり、この支持部内に球状の弁頭226を挟持してい
る。また、プランジャ130の大径部の側壁には、軸方
向に数条の溝227が形成されており、流体が円筒状の
導管201における内壁と溝227の間を流れるように
され、流体の流量が多いときにも流体の動圧により振動
して不安定とならぬようにされている。
【0063】プランジャ130の背面部(流路ユニット
202側)には、すり鉢状に湾曲した渦巻スプリング2
06が貼着されており、流路ユニット202の一面に渦
巻スプリング206が当接してプランジャ230を、流
体が流入するフランジ212側へ付勢している。このた
め、プランジャ230の先端に設けられた球状の弁頭2
07をすり鉢状に形成された弁座218が当接して、ノ
ーマリークローズ形のマスフローコントローラが実現さ
れている。
【0064】流路ブロック202は円筒状の形状を有し
軸方向には、フランジ212の図23における横穴と同
径で始まり、途中から小径となる穴部219が形成され
ており、この穴部は終端部分においてラジアル方向へ穿
設された穴部215と連通している。流路ブロック20
2の外径は先端部(プランジャ230側)において小径
となり、導管201との間に間隙が生じるようになされ
ている。従って、溝227を介して流れた流体は、上記
間隙から穴部215を介して穴部219へ到りフランジ
212の穴217から排出される。
【0065】導管201と流路ブロック202の外周に
は、ソレノイド221を内包した円筒状のソレノイドケ
ース229が設けられ、ネジ228により流路ブロック
202へ固着される。フランジ211のプランジャ23
0側には、穴214とは反対方向(図23では上方向)
に向かって小孔222が形成されており、フランジ21
2の流路ブロック202側には、穴217とは反対方向
(図23では上方向)に向かって小孔223が形成され
ている。
【0066】上記小孔222、223は、図9にて説明
した円柱片90、90にて蓋をされた状態とされ、円柱
片90、90の間を結ぶセンサ管82に連通する。セン
サ管82には発熱抵抗体R1、R2が巻回され、発熱抵
抗体R1、R2からリードが外に配線されている。円柱
片90、90やセンサ管82は板状金属片80にセット
された状態で、板状金属片80がフランジ211、21
2に固定される。
【0067】係る構成のマスフローコントローラでは、
センサ部分がソレノイドケース229の外周部に取り付
けられた状態とされ、流体はプランジャ230の一端部
分においてセンサ管82へ向かい、プランジャ230の
他端部分においてプランジャ230を通過した流体と合
流するように流れ、適切な流量計測が保証され、しかも
長手方向の長さを短くできる利点がある。
【0068】図24には第11の実施の形態に係るマス
フローコントローラの側断面図が示されている。この実
施の形態は基本的に第10の実施の形態に係るマスフロ
ーコントローラと同一の構成であるが、フランジ211
Aに穿設された小孔222の先端部に圧力センサユニッ
ト300との連結部250を備えている。また、フラン
ジ212には小孔223は形成されていない。
【0069】この構成により、流体はプランジャ230
の一端部分において小孔222へ向かい圧力センサユニ
ット300にて適切な流量計測が保証され、しかも長手
方向の長さを短くできる利点がある。なお、圧力センサ
ユニット300に採用される圧力センサ310は、図1
9に示した第7の実施の形態にて説明したピエゾ抵抗型
半導体圧力センサとする。勿論、薄膜型半導体式や容量
型半導体式や機械式の圧力センサを用いることもでき
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、円
筒状の導管の一端に流体の導入部を設け、他端に流体の
導出部を設けると共に、前記導入部側に熱式質量流量計
を設け、前記導出部側にソレノイドバルブを設け、前記
導管内の導入部側に層流素子を配し、前記導管内の導出
部側にソレノイドバルブのプランジャと、前記プランジ
ャの移動により開度が調整される弁部と配置し、前記導
管内を一方向に流体を流すようにしたので、流体が導管
内に滞留することなく流れ、また、導管内を利用してい
るため、構成を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラの側断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラの平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラの底面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラの組立断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラにおける要部の組立断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラにおける要部の組立断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコ
ントローラにおける要部の組立断面図。
【図8】本発明に係るマスフローコントローラのセンサ
ユニットの構成例を示す図であり、(b)が平面図、
(a)が(b)の1−1断面図。
【図9】本発明に係るマスフローコントローラのセンサ
ユニットの要部構成例を示す斜視図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るマスフロー
コントローラの側断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るマスフロー
コントローラの側断面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るマスフロー
コントローラにおける要部の側断面図。
【図13】第5の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの側断面図。
【図14】第5の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの組立断面図
【図15】第5の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの変形例の側断面図。
【図16】第5の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの変形例の要部構成図。
【図17】第6の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの側断面図。
【図18】第6の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの要部構成図。
【図19】第7の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの側断面図。
【図20】第8の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの側断面図。
【図21】第9の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラの側断面図。
【図22】第5の実施の形態に係るマスフローコントロ
ーラにおいて、流体の流れを逆方向にした場合の側断面
図。
【図23】第10の実施の形態に係るマスフローコント
ローラの側断面図。
【図24】第11の実施の形態に係るマスフローコント
ローラの側断面図。
【符号の説明】
1 導管 2 熱式質量流量計 3 ソレノイドバルブ 4 弁部 10 バイパス芯 11 フランジ 12 フランジ 20 ヨーク 21 ソレノイド 22 永久磁石 23、24 リング 25 永久磁石 26 弁頭 30 プランジャ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の導管の一端に流体の第1のフラ
    ンジを設け、他端に流体の第2のフランジを設けると共
    に、前記第1または第2のフランジのいずれか一方側に
    熱式質量流量計を設け、前記第1または第2のフランジ
    の他方側にソレノイドバルブを設けたマスフローコント
    ローラであって、 前記導管内の第1または第2のフランジのいずれか一方
    側に層流素子を配し、前記導管内の他方側にソレノイド
    バルブのプランジャと、前記プランジャの移動により開
    度が調整される弁部とを配置し、前記導管内を一方向に
    流体を流すようにしたことを特徴とするマスフローコン
    トローラ。
  2. 【請求項2】 流体の質量流量を流量センサで検出し、
    前記流量の値が所要値となるよう制御バルブを駆動し
    て、所望の質量流量に制御するマスフローコントローラ
    において、制御バルブがソレノイドで駆動されるソレノ
    イドバルブであって、 バルブ部の流体通路を導管の円筒軸方向とし、前記バル
    ブ部のプランジャを流体導管内に設け、該プランジャの
    表面を流体が円筒軸方向に流れるとともに該プランジャ
    を前記導管の軸方向にソレノイドで駆動させる制御バル
    ブを用い、 前記プランジャは、表面に前記導管の軸に平行な溝が設
    けられ、該溝が流路を構成し、当該プランジャを流れる
    流体の乱流の発生を防止し、安定したプランジャの動作
    を可能としたことを特徴とするマスフローコントロー
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 コンタミネーションの発生を防ぐために、前記プランジ
    ャとして高耐食性の磁性合金を用いたこと特徴とするマ
    スフローコントローラ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 前記プランジャの一部に球状の弁頭を設け、オリフィス
    をすり鉢状にし、前記プランジャの側面を流体が流れて
    も、前記プランジャの軸がずれにくく、常に安定した閉
    動作を可能としたことを特徴とするマスフローコントロ
    ーラ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 ヨークの一部を分離可能とし、プランジャとヨークの間
    の間隙及び、弁頭の初期位置を微妙に調整可能としたこ
    とを特徴とするマスフローコントローラ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 流量センサには熱式の質量流量センサを用い、プランジ
    ャの一端側から前記熱式流量センサへの流体導入流路を
    設けると共に、前記プランジャの片側に前記熱式流量セ
    ンサからの流体導出流路を設けたことを特徴とするマス
    フローコントローラ。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 プランジャの片側に球状の弁頭を設け、すり鉢状の弁座
    と弁頭をソレノイドの内側で対向する構成とし、ソレノ
    イドが非通電時に開動作となることを特徴とするマスフ
    ローコントローラ。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 ドーナツ状の永久磁石を導管の外部に設け、プランジャ
    をソレノイド非通電時の軸方向の初期位置を保持させる
    と共に前記ドーナツ状の永久磁石の導管上の位置を任意
    に調整可能としたことを特徴とするマスフローコントロ
    ーラ。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載のマスフローコントロー
    ラにおいて、 流量検出センサに、バルブプランジャと直線的に連結さ
    れたバイパスで構成される熱式の質量流量センサを用い
    ることにより、導管中の流体の流れを直線的にしたこと
    を特徴とするマスフローコントローラ。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載のマスフローコントロ
    ーラにおいて、 流量検出センサに圧力計を用いる圧力検出方式のセンサ
    を用いることを特徴とするマスフローコントローラ。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載のマスフローコントロ
    ーラにおいて、 流量検出センサに圧力計を用いた圧力検出方式のセンサ
    を用い、圧力検出用の導圧路をバルブプランジャの流体
    導入側に設けたことを特徴とするマスフローコントロー
    ラ。
  12. 【請求項12】 流体の質量流量を流量センサで検出
    し、前記質量流量の値が所要値となるよう制御バルブを
    駆動して制御するマスフローコントローラにおいて、 制御バルブがソレノイドで駆動されるソレノイドバルブ
    であって、 前記バルブの流体通路を導管の円筒軸方向とし、プラン
    ジャを流体導管内に設け、該プランジャの表面において
    流体が円筒軸方向に流れるとともに該プランジャを導管
    軸方向にソレノイドで駆動させた制御バルブを用い、 前記プランジャには高耐食性の磁性合金を用い、 前記プランジャの一部に球状の弁頭を設け、オリフィス
    をすり鉢状にし、プランジャの側面を流体が流れても、
    プランジャの軸がずれにくく、常に安定した閉動作を可
    能としたことを特徴とするマスフローコントローラ。
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