JP3796437B2 - マスフローコントローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は例えば、半導体製造工程において用いられるマスフローコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置に用いられるプロセスガス及び液体材料等の流体を制御するマスフローコントローラは、フィルタや開閉バルブと共に流体供給系を構成するものである。流体供給系では、脱ガスの低減等の高性能化や、半導体製造装置のコストダウンのために、より小型軽量のものが求められている。
【0003】
従来、小型化の手段としては、流体供給系の各構成部品の接続方法を従来の配管継ぎ手による接続方式から、各構成部品のベース部分を共通の接続方法にて取り付けるフランジによる方法が採用されつつある。しかしながら、この方式による接続を行った場合の問題は、小型化を図ることができても、流体制御系の部品実装密度が上がる一方で、その重量に変化が殆どなく、取付フランジを多用するために流体供給系が金属の塊と化して、全体とすると返って重量が増加する場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
また従来の配管継ぎ手を用いる場合であっても、マスフローコントローラのベース部分が金属の切削加工品であるため、重量が重い上に大量生産が困難であり、コストダウン上の問題点となっていた。
【0005】
本発明は上記のようなマスフローコントローラにおける従来の問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は小型軽量であって、しかも、流体の流路がシンプルであり、コンタミネーションを生じやすい流体滞留部を備えない高性能なマスフローコントローラを安価に実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のマスフローコントローラは、流体の質量流量を流量センサで検出し、前記流量の値が所要値となるよう制御バルブを駆動して、所望の質量流量に制御するマスフローコントローラにおいて、制御バルブがソレノイドで駆動されるソレノイドバルブであって、円筒状の導管内の一端側に前記導管の内径とほぼ等しい径の層流素子を配し、前記導管内の他端側に前記導管の内径とほぼ等しい径のプランジャと、前記プランジャの移動により開度が調整される弁部とを配置し、前記層流素子と前記プランジャとの間に前記導管の内径とほぼ等しい径のヨークを配し、前記層流素子及び前記ヨークの表面に、前記導管の軸に平行な流路用の溝が設けられており、前記プランジャの表面には、前記導管の軸に平行な断面形状がほぼU字状の溝であって、当該溝を流れる流体の乱流の発生を防止し、安定したプランジャの動作を可能とする溝が形成されており、前記プランジャを前記導管の軸方向に駆動するソレノイドを前記導管外周部に設けて制御バルブを構成し、流体通路を導管の円筒軸方向としたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、コンタミネーションの発生を防ぐために、前記プランジャとして高耐食性の磁性合金を用いたこと特徴とする。
【0009】
請求項3に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、前記プランジャの一部に球状の弁頭を設け、オリフィスをすり鉢状にし、前記プランジャの側面を流体が流れても、前記プランジャの軸がずれにくく、常に安定した閉動作を可能としたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、ヨークの一部を分離可能とし、プランジャとヨークの間の間隙及び、弁頭の初期位置を微妙に調整可能としたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、流量センサには熱式の質量流量センサを用い、プランジャの一端側から前記熱式流量センサへの流体導入流路を設けると共に、前記プランジャの片側に前記熱式流量センサからの流体導出流路を設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、プランジャの片側に球状の弁頭を設け、すり鉢状の弁座と弁頭をソレノイドの内側で対向する構成とし、ソレノイドが非通電時に開動作となることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、ドーナツ状の永久磁石を導管の外部に設け、プランジャをソレノイド非通電時の軸方向の初期位置を保持させると共に前記ドーナツ状の永久磁石の導管上の位置を任意に調整可能としたことを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、流量検出センサに、バイパスに直線的に連結された熱式の質量流量センサを用いることにより、導管中の流体の流れを直線的にしたことを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、流量検出センサに圧力計を用いる圧力検出方式のセンサを用いることを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載のマスフローコントローラは、請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、流量検出センサに圧力計を用いた圧力検出方式のセンサを用い、圧力検出用の導圧路をバルブプランジャの流体導入側に設けたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明に係るマスフローコントローラを説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。第1の実施の形態に係るマスフローコントローラは、図1に側断面図を、図2に平面図を、図3に底面図を示すように構成されている。
【0019】
つまり、円筒状の導管1の一端に流体の導入部であるフランジ11を設け、他端に流体の導出部であるフランジ12を設けると共に、導入部であるフランジ11側に熱式質量流量計2を設け、導出部であるフランジ12側にソレノイドバルブ3を設けている。
【0020】
導管1内の導入部であるフランジ11側に層流素子であるバイパス芯10を配し、導管1内の導出部であるフランジ12側にソレノイドバルブ3のプランジャ30と、プランジャ30の移動により開度が調整される弁部4と配置し、導管1内を一方向に流体が流れるように構成されている。
【0021】
導入部であるフランジ11は直方体状のブロックからなる取付フランジであり、その一面に円形の窪み13が形成され、この窪み13の中央から流体が流れる穴14が穿設されている。穴14は導入部であるフランジ11の中央にて直角(図1では、右方向)方向に向きを変えられて形成されている。導入部であるフランジ11の上面から底面まで貫いて、ボルトが貫通される穴15が2つ設けられ、導入部であるフランジ11を流体供給系の他の部品に結合可能とされている。
【0022】
導出部であるフランジ12は直方体状のブロックからなる取付フランジであり、その一面に円形の窪み16が形成され、この窪み16の中央から流体が流れる穴17が穿設されている。穴17は導出部であるフランジ12の中央にて直角(図1では、左方向)方向に向きを変えられて径が細くされて形成され、図4(c)に正面方向からの図が示されるように、出口が略すり鉢状に切削されて弁座18が形成されている。導出部であるフランジ12の上面から底面まで貫いて、ボルトが貫通される穴19が2つ設けられ、導入部であるフランジ12を流体供給系の他の部品に結合可能とされている。
【0023】
導管1内のバイパス芯10とプランジャ30の間には、磁性体のヨーク20が設けられている。ヨーク20が設けられた部分の導管1の外周には、ソレノイド21が設けられている。
【0024】
プランジャ30が位置する導管1の外周部には、ドーナツ状の永久磁石22が同心に設けられている。永久磁石22の内径は導管1の外径よりも数mm程度大きく形成され、両サイドを円板状の磁性体からなるリング23、24により挟持されている。リング23、24内径は導管1の外径に等しい。
【0025】
プランジャ30の大径部は磁性体であり、図7に示すように先端側は小径のドラム状をなした非磁性体であり、内部にディスク状の永久磁石25を有する。この永久磁石25とドーナツ状の永久磁石22との間の磁力によりプランジャ30が軸心のセンタを移動するように保持される。プランジャ30は最先端に円筒状の支持部を備え、この支持部内に球状の弁頭26を挟持している。また、プランジャ30の大径部の側壁には、軸方向に数条の溝27が形成されており、流体が導管1の内壁と溝27の間を流れるようにされ、流体の流量が多いときにも流体の動圧により振動して不安定とならぬようにされている。
【0026】
ソレノイド21はボビン状であり、図6に示すように、筒状であって一端側に壁部分から中央部へ延びたストッパ部28を有するソレノイドケース29に収容され、ドーナツ板状のケース蓋31により蓋がなされ固定される。
【0027】
導管1の導入部であるフランジ11側であってバイパス芯10が設けられる部分の壁面には図4、図5に示されるように、穴32、33が穿設され、図8に示される板状に構成されたセンサユニット8を装着したときにセンサ管82に接続されるようになされており、センサユニット8はボルト113によって導管1の上面に固定される。この固定のために2本のU字状のセンサ固定具61、61が導管1の下方から導管1を包み、センサユニット8を上記ボルト113にて取り付ける構成となっている。
【0028】
次にセンサユニット8について図8、図9を参照して説明する。センサユニット8は、板状金属片80の四隅にボルト113を貫通させる穴81が穿設されており、中央部にセンサ管82を設ける長穴状の室83が形成され、この室82の両サイドに、室83と連通する円筒状の有底空洞84が形成されている。
【0029】
室83の手前方向には、センサ管82に巻回される発熱抵抗体R1、R2が接続されるリード85が設けられる凹部86が形成されている。発熱抵抗体R1、R2が巻回されたセンサ管82は、図9に示すように側壁から中央部へ向かう穴91と円端面から中央部へ向かう穴92が形成された円柱片90における穴91へ両端において挿入され固定される。有底空洞84に上記円柱片90を挿入してボルト113によって図4、図5に示されるように、センサ固定具61、61に固定される。穴92と穴32、33が、Oリング34を介して封止されて連通する。
【0030】
バイパス芯10は、図4(a)端面が示されているように、側壁に数条の溝41が軸方向に平行に形成され、この部分を流体が流れる。また、正面部および底面部にはV字状の溝が形成され流体がラジアル方向へ拡散し、またラジアル方向からの流体が中央に集まり易くしている。また、図4(b)に端面が示されているように、ヨーク20にも数条の溝42が軸方向に平行に形成され、この部分を流体が流れる。
【0031】
以上の構成のマスフローコントローラは、図4に示されるように各部品が揃えられ、導管1内の導入部であるフランジ11側所定位置にバイパス芯10が圧入固定されて、導出部であるフランジ12側の所定位置にヨーク20が圧入固定され、さらにプランジャ30が挿入される。
【0032】
ソレノイドケース29に収容され、ケース蓋31により蓋がなされたソレノイド21に導管1が挿入されて固定される。また、リング23、24により挟持された永久磁石22が導管1の外周に摺動されてネジ48により固定される。永久磁石22は軸方向へ着磁されており、永久磁石22の一方から出た磁束はリング23を通り導管1内のプランジャ30を通ってリング24から他方の極へと戻る。この結果、プランジャ30は、導管1の軸方向における永久磁石22の中央で保持される。
【0033】
ソレノイドケース29の永久磁石22側は、ストッパ部28を有することから、外周部がそのままリング23に延びる構造となっておらず、リング23の手前において内周側へ折れてリングの内周部分に磁気結合する。この構造により、ソレノイド21が非通電状態のときに、永久磁石22の磁束がソレノイド側に漏れてプランジャ30が導入部であるフランジ11方向へ力を受けることを防止できている。導入部であるフランジ11と導出部であるフランジ12とは導管1の端部に接続される。
【0034】
以上の構成により、プランジャ30はバネに依らずに導管1の軸方向における永久磁石22の中央で保持され、導出部であるフランジ12方向へ付勢された状態とされ、弁座18の穴を弁頭26が塞ぎ流体の流れを阻止した状態となる。
【0035】
そこで、ソレノイド21に通電を行うとソレノイド21による磁束はプランジャ30を導入部であるフランジ11方向へ吸引するように働き、所定量の流体を流すことができる。なお、本願発明のマスフローコントローラの機能ブロックとしては、特願2000−370713号に記載のものを用いることができ、質量流量センサの回路構成としては、特願2000−356726号などに記載のものを用いることができる。
【0036】
以上の通り、上記実施の形態では、センサおよびバルブを円筒状の導管1に設けたことにより、小型軽量化が可能となった。また、金属ブロックを切削して構成する流体ベースを用いないので、安価なマスフローコントローラを実現できる。また、流体通路を導管1の円筒軸方向としたことにより、コンタミネーションの原因となる滞留部を備えないマスフローコントローラが可能となる。
【0037】
更に、導管1の外部に設けたドーナツ状の永久磁石22により、ソレノイド21の非通電時に、プランジャ30を軸方向の初期位置に保持させているので、プランジャの運動方向の動作保持用のメインスプリングを無くして長寿命化を図り、従来のソレノイドバルブで常に問題点となっていた寿命問題を解決することが可能となる。
【0038】
また、ドーナツ状の永久磁石22の導管1上の位置をネジ48にて調整可能とし、プランジャ30の初期位置において弁頭26が弁座18を押圧する力を導管1の外から容易に調整することが可能となり、バルブ部の製作が容易となる。また、流体通路をプランジャ30と導管1の間で、プランジャ30の表面に軸方向に溝が形成されており、流体の流量が多いときでも、流体の動圧の影響でプランジャ30が不安定となることを防止できる。
【0039】
図10に、第2の実施の形態に係るマスフローコントローラを示す。このマスフローコントローラは、図10(a)に示す側断面図に示すようにプランジャ30Aの内部に永久磁石が設けられない。その代わりに、ヨーク20とプランジャ30Aの間にスプリング51を介装し、弁座18とプランジャ30Aの間にスプリング52(平面図は図10(b))を介装する。これらのスプリング51、52は、プランジャ30Aを軸心のセンタに位置付ける。係る構成によっても、永久磁石25によりプランジャ30を軸心のセンタに位置付けた第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】
図11に、第3の実施の形態に係るマスフローコントローラを示す。このマスフローコントローラは、第1の実施の形態に係るマスフローコントローラにおいて、導管1の端部に設けていた直方体状のブロック状の導入部であるフランジ11と導出部であるフランジ12に代えて配管継ぎ手60、62を設けたものである。配管継ぎ手62のプランジャ30側の内部に、導出部であるフランジ12におけるプランジャ30側の内部と同様の弁座18Aが形成されており、第1の実施の形態と同様にプランジャ30の初期位置において弁頭26が弁座18を押圧する。
【0041】
図12に、第4の実施の形態に係るマスフローコントローラの要部構成を示す。このマスフローコントローラは、プランジャ30とヨーク20とを軸63により接続する。或いは、プランジャ30Bを導入部であるフランジ11方向に延長し、導管1中のヨーク20を兼ねるように構成する。プランジャ30Bの導入部であるフランジ11側端部の位置がコイルケース29の導入部であるフランジ11側の近くとするように長さを調整することにより、ソレノイド21の通電時に、プランジャ30Bを弁座18から離れる方向に移動させることができる。この場合、プランジャ30Bがソレノイド21の内部にあるから、プランジャ30Bの吸引力は第1の実施の形態の場合よりも小さくなるが、プランジャ30Bの移動距離を多くする場合の構成に適する。
【0042】
図13に第5の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図を示し、図14にその組立断面図を示す。このマスフローコントローラでは、筒状のソレノイドケース29における穴部に、ヨーク20Aと薄肉管状のバルブ導管100を溶接して一体化した部材を、ネジ101により螺合し上記バルブ導管100内部に弁体であるプランジャ102を配置した構成を有する。この実施の形態におけるプランジャ102を含め、以降の実施の形態に用いられるプランジャには磁石が内包されていない。
【0043】
ヨーク20Aには、一端面の中心から軸方向に他端面に透通せずに流路103が穿設され、流路103の底部においてラジアル方向へ非透通の流路104が形成されている。プランジャ102の側部には軸方向へ向けて流路となる数条の溝105が形成されている。また、プランジャ102の背面部(ヨーク20A側)には、すり鉢状に湾曲した渦巻スプリング106が貼着されており、ヨーク20Aの一面に渦巻スプリング106が当接してプランジャ102を、流体が流入するフランジ12側へ付勢している。このため、プランジャ102の先端に設けられた球状の弁頭107をすり鉢状に形成された弁座18が当接して、ノーマリークローズ形のマスフローコントローラが実現されている。
【0044】
また、この実施の形態における導管1Aは、基本的に既に述べた導管1と基本的に同一の構造であるが、一端側にフランジ108が形成され、複数のネジ109によりソレノイドケース29と結合される。上記フランジ108の端面にはOリング109Aが設けられ、ヨーク20Aとの間をシールしている。
【0045】
その他の構成は、第1の実施の形態と変わらない。つまり、コンタミネーションの発生を防ぐために、プランジャ102には高耐食性の磁性合金を用いている。プランジャ102の一部に球状の弁頭107を設け、オリフィスをすり鉢状にしたことにより、プランジャ102の側壁を流体が流れても、プランジャ102の軸がずれにくく、常に安定した閉動作を可能としている。そして、ソレノイド21に通電されると、ソレノイド21による磁束は、ソレノイドケース29の片側からバルブ導管100を介してプランジャ102を通り、プランジャ102とヨーク101の間隙を通過してヨーク102からソレノイドケース29の片側に戻る。このとき、プランジャ102は、渦巻スプリング106に抗して、ヨーク101側へ吸引される。ソレノイド21の通電電流の大きさに応じて、プランジャ102はヨーク101側に吸引され、弁頭107とオリフィスとの距離が変わるので、任意の流量を流すことができる制御弁として作用する。
【0046】
次に上記第5の実施の形態において、ヨーク20Aを2個のパーツである調整用ヨーク110Aと固定用ヨーク110Bに分離可能に構成されたものを用いた構成例を図15、図16に示す。調整用ヨーク110Aは、その側面図を図16(a)に示し、正面図を図16(b)に示し、その平面図を図16(c)に示してあり、固定用ヨーク110Bにおいてはその断面図を図16(d)に示してある。この構成においては、プランジャ102に対向する側の調節ヨーク110Aを流体流出側の固定ヨーク110Bにバネ113を介してネジ111A、111Bで螺合させて固定する。そして、流路103を介して流出側からドライバを挿入し、調節ヨーク110Aの切欠部112へ合わせ回転することにより、調整用ヨーク110Aと固定用ヨーク110Bの間隔を変化させて、プランジャ102の初期位置の調整を可能にしたものである。この調整は、バルブ導管100の溶接後でも可能であるため、所要の流量制御範囲が正確に得られると共に、プランジャ102の初期位置が制御範囲に大きく影響する小流量用途バルブを構成するときに極めて有用である。つまり、ヨークを調整用ヨーク110Aと固定用ヨーク110Bに分離可能とし、プランジャ102と一体化されたヨーク20Aとの間の間隙及び、弁頭107の初期位置を微妙に調整可能としたものである。
【0047】
図17に第6の実施の形態の断面図を示し、図18にその要部を示す。図18(a)はプランジャ120の側断面図、図18(b)はその正面図、図18(c)はヨーク20Bの正面図、図18(d)はその側断面図である。この第6の実施の形態に係るマスフローコントローラは、ノーマリーオープン型の構成を有するもので、フランジ108から流体が流出するフランジ11までの構成は第5の実施の形態のものと変わらない。
【0048】
このマスフローコントローラにおいては、筒状のソレノイドケース29における穴部に設けられたヨーク20Bの一端側にすり鉢状の弁座(オリフィス)121が形成されており、この弁座121に対応する部分に弁頭122を備えるプランジャ120が上記のソレノイドケース29における穴部に設けられている。ヨーク20Bの弁座121は凹部に設けられ、この凹部から軸方向へ流体の流路121Aが貫通して形成されている。
【0049】
流体が流入するフランジ12Aは、基本的に流体が流出するフランジ11と同一の構成となっている。プランジャ120の底部には、プランジャ120の軸を中心に位置付けるスプリング124が貼着されている。また、プランジャ120のヨーク20B側の正面には、中央部に弁頭122を回避する穴を有する卍状のスプリング123が貼着されており、ヨーク20Bの隔壁部に当接してプランジャ120をフランジ12A側へ付勢して、ソレノイド21に通電しない状態においてオリフィスが開状態とされる。プランジャ120の側壁には流体の流路となる数条の溝125が形成されている。
【0050】
ソレノイド21が通電されると、プランジャ120は、弁頭122の近傍に設けられたスプリング123に抗してヨーク20B側に引き寄せられ、オリフィスを閉じるよう動作する。オリフィスの開度は、ソレノイド21への通電電流により任意に制御できるので、通常開の制御バルブとして動作する。つまり、プランジャ120の片側に球状の弁頭122を設け、すり鉢状の弁座121と弁頭122をソレノイド21の内側で対向する構成とし、ソレノイド21が非通電時に開動作となることを特徴とする。
【0051】
半導体用製造用装置に使用できるソレノイド方式の通常開のバルブは、一般に、ステムロッドを用い動作を反転させているため、構造が複雑で、かつ流路に大きなデッドスペースができる欠点があり、通常閉のバルブに比べあまり使用されていないが、本例によりこれらの欠点が解消される。
【0052】
図19に第7の実施の形態の断面図を示す。この構成例は、流体の流入する側のフランジ12からソレノイドケース29までの構成は、第5の実施の形態と同様の構成を有し、フランジ108から流体が流出するフランジ11までの構成が異なっている。つまり、流体がフランジ11へ流れ込む入口部には、流体を所要量ずつ流出させるノズル127が設けられており、導管1の側壁部には、半導体ゲージ方式の圧力計126が設置されている。
【0053】
上記圧力計126としては、例えばピエゾ抵抗型半導体圧力センサ(勿論、薄膜型半導体式や容量型半導体式や機械式の圧力センサを用いることもできる。)を適用することができる。このセンサは、ダイヤフラムの中央に2つのゲージ抵抗r2、r4を設け、ダイヤフラムの周囲端にゲージ抵抗r1を設け、ゲージ抵抗r2、r4を介してゲージ抵抗r1と対象な位置にゲージ抵抗r3を設けたものであり、ダイヤフラムが圧力を受けて撓むと各ゲージ抵抗r1〜r4は撓み量に応じた応力を受けて抵抗を変化させる。ゲージ抵抗r1〜r4にてホイートストンブリッジを形成シ、電圧や電流を加えて上記圧力に応じた電気信号を取り出すものである。この方式では、検出精度が2次側圧力の影響を受けたものとなるが、2次側が高真空となる用途に用いる場合には、実用上十分な精度をもって質量流量の検出が可能である。この構成によれば、流体の滞留部(デッドスペース)を更に小型化したマスフローコントローラを構成することが可能である。
【0054】
図20には、第8の実施の形態に係るマスフローコントローラの断面図が示されている。この実施の形態においは、図1に示した第1の実施の形態と基本的に同一の構成であるが、第1の実施の形態におけるプランジャ30に変えて、図13に第5の実施の形態に係るマスフローコントローラに用いたプランジャ102を用いている。
【0055】
そして、第1の実施の形態と同様にドーナツ状の永久磁石22が設けられ、この永久磁石22の位置をネジ22Aにて適宜変更することにより、プランジャ102の初期位置を導管1の外部から調整可能となっている。ソレノイド21の非通電のときには、プランジャ102の弁頭がオリフィスに圧接するようにドーナツ状の永久磁石22の位置が調整されて、導管1上で固定される。流体を流す場合には、ソレノイド21に通電して、任意の位置までプランジャ102をオリフィスと反対方向に移動させる。このように導管外部に設けたドーナツ状の永久磁石22により、ソレノイド21の非通電時にプランジャ102を軸方向の所定初期位置に保持させると共にドーナツ状の永久磁石22の導管上の位置をネジ22Aにて任意に調整可能としたことを特徴とする。
【0056】
図21には、第9の実施の形態に係るマスフローコントローラの断面図が示されている。この実施の形態においは、図11に示した実施の形態と基本的に同一の構成であるが、図11の実施の形態におけるプランジャ30に変えて、図13に第5の実施の形態に係るマスフローコントローラに用いたプランジャ102を用いている。この実施の形態においても導管外部に設けたドーナツ状の永久磁石22により、ソレノイド21の非通電時にプランジャ102を軸方向の所定初期位置に保持させると共にドーナツ状の永久磁石22の導管上の位置をネジ22Aにて任意に調整可能としたことを特徴とする。
【0057】
ソレノイド21の非通電のときには、プランジャ102の弁頭がオリフィスに圧接するようにドーナツ状の永久磁石22の位置が調整されて、導管1上で固定される。流体を流す場合には、ソレノイド21に通電して、任意の位置までプランジャ102をオリフィスと反対方向に移動させる。この実施の形態の構成により導管中の流体の流れを直線的にしたことを特徴とする。
【0058】
図22には、図13に示した第5の実施の形態に係るマスフローコントローラにおいて、流体の流れを逆方向に(フランジ11側からフランジ12側へ流すように)した場合の側断面図が示されている。この例においては、マスフローコントローラの構成自体は全く第5の実施の形態に係るマスフローコントローラと変わらないものである。
【0059】
図23には、第10の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図が示されている。一端に流体の導入部であるフランジ211を備え、他端に流体の導出部であるフランジ212を備えている。フランジ211とフランジ212との間は、筒状の導管201と流路ブロック202により結合されている。
【0060】
フランジ211は直方体状のブロックからなる取付フランジであり、その一面に円形の窪み213が形成され、この窪み213の中央から流体が流れる穴214が穿設されている。穴214は導入部であるフランジ211の中央にて直角(図23では、右方向)方向に向きを変えられて形成されている。フランジ211は図示せぬボルト等により流体供給系の他の部品に結合可能とされている。穴214が折れ曲がった部分の先には、出口が略すり鉢状に切削された弁座218が埋設されている。
【0061】
導出部であるフランジ212は直方体状のブロックからなる取付フランジであり、その一面に円形の窪み216が形成され、この窪み216の中央から流体が流れる穴217が穿設されている。穴217は導出部であるフランジ212の中央にて直角(図23では、左方向)方向に向きを変えられて径が太くされて形成されており、また、フランジ212は流体供給系の他の部品に結合可能とされている。
【0062】
フランジ211の導管201側には弁部204が位置する部屋を構成する穴部が形成されている。弁部204は、円筒状のプランジャ130の先端側に小円柱を有し、その最先端に円筒状の支持部を備えたものであり、この支持部内に球状の弁頭226を挟持している。また、プランジャ130の大径部の側壁には、軸方向に数条の溝227が形成されており、流体が円筒状の導管201における内壁と溝227の間を流れるようにされ、流体の流量が多いときにも流体の動圧により振動して不安定とならぬようにされている。
【0063】
プランジャ130の背面部(流路ユニット202側)には、すり鉢状に湾曲した渦巻スプリング206が貼着されており、流路ユニット202の一面に渦巻スプリング206が当接してプランジャ230を、流体が流入するフランジ212側へ付勢している。このため、プランジャ230の先端に設けられた球状の弁頭207をすり鉢状に形成された弁座218が当接して、ノーマリークローズ形のマスフローコントローラが実現されている。
【0064】
流路ブロック202は円筒状の形状を有し軸方向には、フランジ212の図23における横穴と同径で始まり、途中から小径となる穴部219が形成されており、この穴部は終端部分においてラジアル方向へ穿設された穴部215と連通している。流路ブロック202の外径は先端部(プランジャ230側)において小径となり、導管201との間に間隙が生じるようになされている。従って、溝227を介して流れた流体は、上記間隙から穴部215を介して穴部219へ到りフランジ212の穴217から排出される。
【0065】
導管201と流路ブロック202の外周には、ソレノイド221を内包した円筒状のソレノイドケース229が設けられ、ネジ228により流路ブロック202へ固着される。フランジ211のプランジャ230側には、穴214とは反対方向(図23では上方向)に向かって小孔222が形成されており、フランジ212の流路ブロック202側には、穴217とは反対方向(図23では上方向)に向かって小孔223が形成されている。
【0066】
上記小孔222、223は、図9にて説明した円柱片90、90にて蓋をされた状態とされ、円柱片90、90の間を結ぶセンサ管82に連通する。センサ管82には発熱抵抗体R1、R2が巻回され、発熱抵抗体R1、R2からリードが外に配線されている。円柱片90、90やセンサ管82は板状金属片80にセットされた状態で、板状金属片80がフランジ211、212に固定される。
【0067】
係る構成のマスフローコントローラでは、センサ部分がソレノイドケース229の外周部に取り付けられた状態とされ、流体はプランジャ230の一端部分においてセンサ管82へ向かい、プランジャ230の他端部分においてプランジャ230を通過した流体と合流するように流れ、適切な流量計測が保証され、しかも長手方向の長さを短くできる利点がある。
【0068】
図24には第11の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図が示されている。この実施の形態は基本的に第10の実施の形態に係るマスフローコントローラと同一の構成であるが、フランジ211Aに穿設された小孔222の先端部に圧力センサユニット300との連結部250を備えている。また、フランジ212には小孔223は形成されていない。
【0069】
この構成により、流体はプランジャ230の一端部分において小孔222へ向かい圧力センサユニット300にて適切な流量計測が保証され、しかも長手方向の長さを短くできる利点がある。なお、圧力センサユニット300に採用される圧力センサ310は、図19に示した第7の実施の形態にて説明したピエゾ抵抗型半導体圧力センサとする。勿論、薄膜型半導体式や容量型半導体式や機械式の圧力センサを用いることもできる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、円筒状の導管の一端に流体の導入部を設け、他端に流体の導出部を設けると共に、前記導入部側に熱式質量流量計を設け、前記導出部側にソレノイドバルブを設け、前記導管内の導入部側に層流素子を配し、前記導管内の導出部側にソレノイドバルブのプランジャと、前記プランジャの移動により開度が調整される弁部と配置し、前記導管内を一方向に流体を流すようにしたので、流体が導管内に滞留することなく流れ、また、導管内を利用しているため、構成を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラの平面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラの底面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラの組立断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラにおける要部の組立断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラにおける要部の組立断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るマスフローコントローラにおける要部の組立断面図。
【図8】本発明に係るマスフローコントローラのセンサユニットの構成例を示す図であり、(b)が平面図、(a)が(b)の1−1断面図。
【図9】本発明に係るマスフローコントローラのセンサユニットの要部構成例を示す斜視図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るマスフローコントローラにおける要部の側断面図。
【図13】第5の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図14】第5の実施の形態に係るマスフローコントローラの組立断面図
【図15】第5の実施の形態に係るマスフローコントローラの変形例の側断面図。
【図16】第5の実施の形態に係るマスフローコントローラの変形例の要部構成図。
【図17】第6の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図18】第6の実施の形態に係るマスフローコントローラの要部構成図。
【図19】第7の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図20】第8の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図21】第9の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図22】第5の実施の形態に係るマスフローコントローラにおいて、流体の流れを逆方向にした場合の側断面図。
【図23】第10の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【図24】第11の実施の形態に係るマスフローコントローラの側断面図。
【符号の説明】
1 導管
2 熱式質量流量計
3 ソレノイドバルブ
4 弁部
10 バイパス芯
11 フランジ
12 フランジ
20 ヨーク
21 ソレノイド
22 永久磁石
23、24 リング
25 永久磁石
26 弁頭
30 プランジャ

Claims (10)

  1. 流体の質量流量を流量センサで検出し、前記流量の値が所要値となるよう制御バルブを駆動して、所望の質量流量に制御するマスフローコントローラにおいて、制御バルブがソレノイドで駆動されるソレノイドバルブであって、
    円筒状の導管内の一端側に前記導管の内径とほぼ等しい径の層流素子を配し、前記導管内の他端側に前記導管の内径とほぼ等しい径のプランジャと、前記プランジャの移動により開度が調整される弁部とを配置し、前記層流素子と前記プランジャとの間に前記導管の内径とほぼ等しい径のヨークを配し、
    前記層流素子及び前記ヨークの表面に、前記導管の軸に平行な流路用の溝が設けられており、
    前記プランジャの表面には、前記導管の軸に平行な断面形状がほぼU字状の溝であって、当該溝を流れる流体の乱流の発生を防止し、安定したプランジャの動作を可能とする溝が形成されており、
    前記プランジャを前記導管の軸方向に駆動するソレノイドを前記導管外周部に設けて制御バルブを構成し、
    流体通路を導管の円筒軸方向としたことを特徴とするマスフローコントローラ。
  2. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    コンタミネーションの発生を防ぐために、前記プランジャとして高耐食性の磁性合金を用いたこと特徴とするマスフローコントローラ。
  3. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    前記プランジャの一部に球状の弁頭を設け、オリフィスをすり鉢状にし、前記プランジャの側面を流体が流れても、前記プランジャの軸がずれにくく、常に安定した閉動作を可能としたことを特徴とするマスフローコントローラ。
  4. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    ヨークの一部を分離可能とし、プランジャとヨークの間の間隙及び、弁頭の初期位置を微妙に調整可能としたことを特徴とするマスフローコントローラ。
  5. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    流量センサには熱式の質量流量センサを用い、プランジャの一端側から前記熱式流量センサへの流体導入流路を設けると共に、前記プランジャの片側に前記熱式流量センサからの流体導出流路を設けたことを特徴とするマスフローコントローラ。
  6. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    プランジャの片側に球状の弁頭を設け、すり鉢状の弁座と弁頭をソレノイドの内側で対向する構成とし、ソレノイドが非通電時に開動作となることを特徴とするマスフローコントローラ。
  7. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    ドーナツ状の永久磁石を導管の外部に設け、プランジャをソレノイド非通電時の軸方向の初期位置を保持させると共に前記ドーナツ状の永久磁石の導管上の位置を任意に調整可能としたことを特徴とするマスフローコントローラ。
  8. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    流量検出センサに、バイパスに直線的に連結された熱式の質量流量センサを用いることにより、導管中の流体の流れを直線的にしたことを特徴とするマスフローコントローラ。
  9. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    流量検出センサに圧力計を用いる圧力検出方式のセンサを用いることを特徴とするマスフローコントローラ。
  10. 請求項1に記載のマスフローコントローラにおいて、
    流量検出センサに圧力計を用いた圧力検出方式のセンサを用い、圧力検出用の導圧路をバルブプランジャの流体導入側に設けたことを特徴とするマスフローコントローラ。
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