JP2002257140A - 転動装置 - Google Patents

転動装置

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JP2002257140A
JP2002257140A JP2001055727A JP2001055727A JP2002257140A JP 2002257140 A JP2002257140 A JP 2002257140A JP 2001055727 A JP2001055727 A JP 2001055727A JP 2001055727 A JP2001055727 A JP 2001055727A JP 2002257140 A JP2002257140 A JP 2002257140A
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Koichi Yamamoto
幸一 山本
Norifumi Ikeda
憲文 池田
Toyohisa Yamamoto
豊寿 山本
Takeshi Saito
剛 齋藤
Masaru Konno
大 金野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックス製の転動体を備えた転動装置にお
いて、測長SEM用転動装置やX線管回転陽極用玉軸受
等として好適なものを提供する。 【解決手段】転動体の材料として、遷移金属の窒化物、
炭化物、および酸化物から選択された一つ以上の物質か
らなる添加剤を、10重量%以上60重量%以下の割合
で含有するセラミックス材料を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス製の
転動体を備えた転動装置(転がり軸受、ボールねじ、リ
ニアガイド等)に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスは、耐食性、耐熱性、耐摩
耗性に優れるとともに、密度が低いため、軸受の転動体
の材料としても広く使用されている。例えば、特開20
00−154825号公報には、磁場環境での使用に適
した転がり軸受として、軌道輪がNiを結合相とするW
C−Ni系超合金製であり、転動体が窒化珪素等のセラ
ミックス製であるものが記載されている。特開平11−
336755号公報には、磁場を利用した装置に使用で
きる直動形ガイド装置として、軌道部材の材質はベリリ
ウム銅であり、転動体の材質はセラミックス(窒化珪
素、炭化珪素、アルミナ等)製であるものが記載されて
いる。
【0003】また、特開平8−42564号公報には、
X線管回転陽極用玉軸受として、少なくとも1個の玉
(転動体)は金属製として、残りの複数個の玉をセラミ
ックス製にすることが記載されている。これは全ての玉
をセラミックス製にしてしまうと、ターゲットとブッシ
ングとの間の電気的導通が確保できず、ターゲットを陽
極として機能させるために複雑な構造が必要となるから
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
素子の製造プロセスで使用される測長SEM(走査型電
子顕微鏡)等のように、非磁性であることと同時に導電
性を有することが要求される用途で、絶縁性であるセラ
ミックス製転動体を使用すると、測長の分解能が低下す
る等の問題が生じる。なお、炭化珪素は導電性のセラミ
ックス材料ではあるが、加工し難く、脆い材料である。
そのため、炭化珪素製の転動体は、表面から摩耗粉の離
脱が生じ易く、寿命が短くなるという問題点がある。
【0005】また、X線管回転陽極用玉軸受の内輪およ
び外輪は金属(耐熱鋼)製であるため、特開平8−42
564号公報に記載の構成では、金属製の玉と金属製の
内輪および外輪との接触点に、軸受の作動に伴って局所
的な凝着が生じ易い。そのため、軌道面の摩耗が生じ易
く、軸受寿命が短くなる恐れがある。特に、この玉軸受
を備えたX線管をX線CTスキャナのX線源として用い
た場合には、高速回転によって玉軸受に過大な負荷がか
かるため、短時間で摩耗する恐れがある。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、セラミックス製の転動体
を備えた転動装置において、測長SEM用転動装置やX
線管回転陽極用玉軸受等として好適なものを提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、内側に配置されて外面に軌道面を有する
内方部材と、外側に配置されて内面に軌道面を有する外
方部材と、両軌道面で構成される軌道内に配置される転
動体と、を少なくとも備え、内方部材、外方部材、およ
び転動体は非磁性で導電性の材料からなり、転動体が軌
道内を転がり移動することにより内方部材および外方部
材の一方が他方に対して相対的に移動する転動装置にお
いて、少なくとも転動体は、遷移金属の窒化物、炭化
物、および酸化物から選択された一つ以上の物質からな
る添加剤を、10重量%以上60重量%以下の割合で含
有するセラミックス材料からなることを特徴とする転動
装置を提供する。この転動装置を本発明の第1の転動装
置と称する。
【0008】本発明はまた、内側に配置されて外面に軌
道面を有する内方部材と、外側に配置されて内面に軌道
面を有する外方部材と、両軌道面で構成される軌道内に
配置される転動体と、を少なくとも備え、内方部材、外
方部材、および転動体は導電性の材料からなり、転動体
が軌道内を転がり移動することにより内方部材および外
方部材の一方が他方に対して相対的に移動する転動装置
において、少なくとも転動体は全て、遷移金属の窒化
物、炭化物、および酸化物から選択された一つ以上の物
質からなる添加剤を、10重量%以上60重量%以下の
割合で含有するセラミックス材料からなることを特徴と
する転動装置を提供する。この転動装置を本発明の第2
の転動装置と称する。
【0009】一般に、内方部材、外方部材、および転動
体の導電率が10-8(Ω-1・cm-1)以上であれば、内
方部材および外方部材と転動体との間に帯電が生じな
い。例えば、窒化珪素の導電率は10-14 (Ω-1・cm
-1)であるが、前記添加剤を10重量%以上含有するこ
とによって、導電率を10-8(Ω-1・cm-1)以上とす
ることができる。前記添加剤の含有率が60重量%を超
えると、セラミックス焼結体が脆化して機械的強度が著
しく低下するため、構成部材(内方部材、外方部材、ま
たは転動体)として十分な性能が得られない。
【0010】添加剤をなす窒化物、炭化物、および酸化
物を構成する遷移金属としては、Ti、Zr、Mo、
V、W、Nb、Fe等が挙げられる。この添加剤として
は、Tiの窒化物または炭化物、Feの酸化物を使用す
ることが好ましい。また、マトリックスとなるセラミッ
クスと添加剤との組み合わせは、構成部材として十分な
強度を得られる組み合わせであれば特に限定されない
が、マトリックスと同系の物質を添加剤として選択する
と、複合結晶相の結晶粒界強度が高くなることが期待さ
れるため好ましい。例えば、窒化珪素に対しては窒化物
または炭化物、アルミナに対しては酸化物を添加物とす
ることが好ましい。
【0011】本発明の第1の転動装置においては、内方
部材および外方部材は、非磁性で導電性の材料からなる
ものであればよく、必ずしも前記セラミックス材料から
なる必要はない。例えば、チタン合金(透磁率:例えば
1.0001以下)、非磁性超硬合金(透磁率:例えば
1.0002程度)、非磁性サーメット(透磁率:例え
ば1.002〜1.04程度)、非磁性ステンレス鋼
(透磁率:例えば1.002〜1.04程度)、ベリリ
ウム銅合金(透磁率:例えば1.0001以下)等が挙
げられる。
【0012】測長SEM用転動装置としては、構成部材
を透磁率が1.002以下の材料で形成することによ
り、電子銃から発生する電子ビームが曲がって測長の分
解能が低下する等の問題が生じない。また、内方部材お
よび外方部材を、硬さHv400以上のチタン合金(T
i−15Mo−5Zr、Ti−15Mo−5Zr−3A
l)や非磁性超硬合金で形成することにより、十分な硬
さと耐摩耗性を得ることができる。
【0013】本発明の第2の転動装置において、内方部
材および外方部材は、導電性材料からなるものであれば
よく、必ずしも前記セラミックス材料からなる必要はな
い。例えば、X線管回転陽極用玉軸受では、X線管の作
動時に内輪温度が200〜300℃になるため、SKH
51、SKH4、SUH、HCM、SUS等の耐熱鋼を
使用する。
【0014】本発明の第2の転動装置においては、転動
体は全て前記セラミックス材料からなるため、少なくと
も1つの金属製転動体を備えた特開平8−42564号
公報に記載の構成と比較して、玉と金属製の内輪および
外輪との接触点に、軸受の作動に伴う局所的な凝着が生
じ難い。したがって、本発明の第2の転動装置は、耐熱
鋼製の内輪および外輪を備えたX線管回転陽極用玉軸受
として好適である。
【0015】本発明はまた、内側に配置されて外面に軌
道面を有する内方部材と、外側に配置されて内面に軌道
面を有する外方部材と、両軌道面で構成される軌道内に
配置される転動体と、を少なくとも備え、内方部材、外
方部材、および転動体は導電性の材料からなり、転動体
が軌道内を転がり移動することにより内方部材および外
方部材の一方が他方に対して相対的に移動する転動装置
において、少なくとも転動体はセラミックス材料からな
り、表面に導電性被膜を有することを特徴とする転動装
置を提供する。この転動装置を本発明の第3の転動装置
と称する。
【0016】本発明の第3の転動装置において、転動体
に用いるセラミックス材料は、窒化珪素、ジルコニア、
サイアロン、アルミナ等を使用することができる。ま
た、導電性被膜の材料としては、窒化チタン、炭化チタ
ン、TiCN、TiAlN、またはCrNが挙げられ
る。この被膜の形成方法としては、熱CVD、プラズマ
CVD、マグネトロンスパッタリング等の方法が採用で
きる。
【0017】これらの被膜は母材との密着性を大きくす
るために300℃以上の高温で形成することが好まし
い。また、被膜の残留応力を緩和して被膜が母材から剥
離し難くするために、母材と被膜とは線膨張係数ができ
るだけ近いもの同士を組み合わせることが好ましい。ま
た、本発明の第3の転動装置において、内方部材および
外方部材は、導電性材料からなるものであればよく、必
ずしも転動体のように「セラミックス+導電性被膜」で
ある必要はない。例えば、ステンレス鋼(SUS440
C、13Crマルテンサイトステンレス(C:0.65
%、またはN:0.14%))、軸受鋼、M50、高速
度工具鋼、チタン合金(β型チタン、α+β型チタン)
等を用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 [第1実施形態(第1の転動装置)]呼び番号608の
深溝玉軸受(内径8mm、外形22mm、幅7mm)
を、下記の表1に示す各構成で作製した。保持器として
はフッ素系樹脂製の冠形保持器を使用した。
【0019】各軸受について軸受の導電性を評価すると
ともに、回転試験を行ってトルク寿命を評価した。軸受
の導電性は以下の方法で評価した。先ず、図1に示す回
路を組み立てて軸受の抵抗値を測定した。この回路にお
いて、玉軸受1の外輪と玉軸受1が取り付けられた軸2
は、それぞれ独立に抵抗測定器3と定電圧電源4とに接
続され、軸2と定電圧電源4との間には抵抗5が設けて
ある。定電圧電源4の電圧を6.2V、抵抗5を62k
Ωとし、玉軸受1を25℃、ラジアル荷重19.6N、
回転速度500rpmの条件で連続回転させて、100
時間後の抵抗値を測定した。次に、各サンプルについて
測定された抵抗値の逆数を算出し、比較例1−1の値を
「1」とした相対値を、軸受の導電性を示す値として算
出した。
【0020】トルク寿命の測定は以下の方法で行った。
雰囲気温度:常温、雰囲気圧力:真空(1×10-3
a)、回転速度:200rpm、アキシャル荷重:49
0Nの条件で玉軸受を回転させながらトルクを測定し、
トルク測定値が基準トルク値(初期値の3倍)に達する
までの軸受の回転時間をトルク寿命として測定した。こ
れらの結果も下記の表1に合わせて示す。
【0021】
【表1】
【0022】この結果から、転動体が窒化珪素、ジルコ
ニア、アルミナに、それぞれチタンの窒化物、チタンの
炭化物、または鉄の酸化物を含有する材料からなる実施
例1−1〜1−5は、軸受の導電性およびトルク寿命の
両方の点で優れた軸受であることが分かる。また、比較
例1−2は転動体が炭化珪素からなるため導電性は良好
であったが、トルク寿命は著しく低かった。
【0023】また、窒化珪素と窒化チタンの混合物から
なり窒化チタンの含有率が異なる複数組の転動体を作製
し、各組の転動体と、チタン合金(Ti−15Mo−5
Zr)製の内輪および外輪とにより、転動体をなす材料
のTiN含有率が異なる複数の深溝玉軸受を組み立て
た。各軸受を用いて上述の方法で軸受の導電性とトルク
寿命を測定し、TiN含有率と軸受の導電性およびトル
ク寿命との関係を調べた。その結果を図2にグラフで示
す。
【0024】図2のグラフにおいて、軸受の導電性およ
びトルク寿命は、ともにTiNの含有率が「0」の時の
測定値を「1」とした相対値で示した。この結果から分
かるように、TiNを10〜60重量%の割合で含有す
る窒化珪素で形成された転動体を使用することにより、
軸受の導電性およびトルク寿命の両方の点で優れた軸受
を得ることができる。 [第2実施形態(第2の転動装置)]呼び番号608の
深溝玉軸受(内径8mm、外形22mm、幅7mm)
を、下記の表2に示す各構成で作製した。ここでは、保
持器のない総玉形式の軸受とした。また、各サンプルと
も、軌道輪(内輪および外輪)の表面には、イオンプレ
ーティングによりPb合金被膜(厚さ0.3μm)を形
成した。また、比較例2−2と2−3で使用した金属球
はSKH4製とした。
【0025】各軸受について軸受の導電性を評価すると
ともに、回転試験を行ってトルク寿命を評価した。これ
らの評価は第1実施形態と同じ方法で行った。ただし、
トルク寿命評価のための回転試験条件は、雰囲気温度:
300℃、雰囲気圧力:真空(1×10-3Pa)、回転
速度:8000rpm、アキシャル荷重:490Nとし
た。
【0026】これらの結果も下記の表2に合わせて示
す。
【0027】
【表2】
【0028】この結果から、転動体が窒化珪素、ジルコ
ニア、アルミナに、それぞれチタンの窒化物、チタンの
炭化物、または鉄の酸化物を含有する材料からなる実施
例2−1〜2−5は、軸受の導電性およびトルク寿命の
両方の点で優れた軸受であることが分かる。なお、比較
例2−2は1個の転動体が金属球であるため、導電性は
良好であったが、トルク寿命は著しく低かった。比較例
2−3は全ての転動体が金属球であるため、導電性は良
好であったが、トルク寿命は比較例2−2よりもさらに
低かった。
【0029】また、窒化珪素と窒化チタンの混合物から
なり窒化チタンの含有率が異なる複数組の転動体を作製
し、各組の転動体と、SKH4製の内輪および外輪とに
より、転動体をなす材料のTiN含有率が異なる複数の
深溝玉軸受を組み立てた。各軸受を用いて上述の方法で
軸受の導電性とトルク寿命を測定し、TiN含有率と軸
受の導電性およびトルク寿命との関係を調べた。その結
果を図3にグラフで示す。
【0030】図3のグラフにおいて、軸受の導電性およ
びトルク寿命は、ともにTiNの含有率が「0」の時の
測定値を「1」とした相対値で示した。この結果から分
かるように、TiNを10〜60重量%の割合で含有す
る窒化珪素で形成された転動体を使用することにより、
軸受の導電性およびトルク寿命の両方の点で優れた軸受
を得ることができる。 [第3実施形態(第3の転動装置)]第1実施形態と同
じ構造の深溝玉軸受を下記の表3に示す各構成で作製し
た。また、転動体に使用した母材と被膜の材料の線膨張
係数を表4に示す。
【0031】各軸受について軸受の電気抵抗値を測定す
るとともに、回転試験を行ってトルク寿命を評価した。
電気抵抗値の測定は、第1実施形態で抵抗値を測定した
方法と同じ方法で行った。トルク寿命の評価は図4に示
す装置を用い、下記の方法で行った。図4の符号10は
モータであり、11はベルトであり、12はプーリであ
り、13は磁性流体シールユニットであり、14は真空
チャンバであり、15はスプリングであり、16はハウ
ジングであり、17はロードセルであり、20は試験軸
受である。試験条件は、雰囲気温度:室温、雰囲気圧
力:真空(1×10-4Pa)、回転速度:1000rp
m、アキシャル荷重:30Nとした。
【0032】これらの結果も下記の表3に併せて示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】この結果から、セラミックス材料からなり
表面に導電性被膜を有する転動体を用いた実施例3−1
〜3−7は、軸受の導電性およびトルク寿命の両方の点
で優れた軸受であることが分かる。これに対して、比較
例3−1は、軌道輪も転動体もSUS440C製である
ため、導電性の点では優れていたが、トルク寿命は低か
った。また、転動体が窒化珪素からなり導電性被膜を有
さない比較例3−2〜3−4では、トルク寿命の点では
問題ないが、電気抵抗値が高いため、静電気の帯電が生
じる構成となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セラミックス製の転動体を備えた転動装置において、測
長SEM用転動装置やX線管回転陽極用玉軸受等として
好適な、導電性およびトルク寿命の両方の点で優れたも
のが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態で軸受の抵抗値を測定するために使用
した回路を示す図である。
【図2】第1実施形態において、転動体のTiN含有率
と軸受の導電性およびトルク寿命との関係を調べた結果
を示すグラフである。
【図3】第2実施形態において、転動体のTiN含有率
と軸受の導電性およびトルク寿命との関係を調べた結果
を示すグラフである。
【図4】トルク寿命の測定に使用した装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 玉軸受 2 軸 3 抵抗測定器 4 定電圧電源 5 抵抗 10 モータ 11 ベルト 12 プーリ 13 磁性流体シールユニット 14 真空チャンバ 15 スプリング 16 ハウジング 17 ロードセル 20 試験軸受
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/62 F16H 25/22 L F16H 25/22 C04B 35/00 H (72)発明者 山本 豊寿 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 齋藤 剛 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 金野 大 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J062 AA28 AA52 AB22 BA09 BA17 BA18 BA32 CD02 CD26 3J101 AA02 AA13 AA14 AA16 AA24 AA25 AA32 AA34 AA42 AA52 AA53 AA54 AA62 AA63 AA64 BA10 BA70 DA05 EA05 EA06 EA12 EA13 EA42 EA43 EA44 EA72 EA78 FA11 FA31 GA55 GA57 3J104 AA01 BA03 CA11 CA20 DA06 DA20 4G030 AA17 AA36 AA45 AA49 AA51 AA52 BA18 GA35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に配置されて外面に軌道面を有する
    内方部材と、外側に配置されて内面に軌道面を有する外
    方部材と、両軌道面で構成される軌道内に配置される転
    動体と、を少なくとも備え、 内方部材、外方部材、および転動体は非磁性で導電性の
    材料からなり、 転動体が軌道内を転がり移動することにより内方部材お
    よび外方部材の一方が他方に対して相対的に移動する転
    動装置において、 少なくとも転動体は、遷移金属の窒化物、炭化物、およ
    び酸化物から選択された一つ以上の物質からなる添加剤
    を、10重量%以上60重量%以下の割合で含有するセ
    ラミックス材料からなることを特徴とする転動装置。
  2. 【請求項2】 内側に配置されて外面に軌道面を有する
    内方部材と、外側に配置されて内面に軌道面を有する外
    方部材と、両軌道面で構成される軌道内に配置される転
    動体と、を少なくとも備え、 内方部材、外方部材、および転動体は導電性材料からな
    り、 転動体が軌道内を転がり移動することにより内方部材お
    よび外方部材の一方が他方に対して相対的に移動する転
    動装置において、 少なくとも転動体は全て、遷移金属の窒化物、炭化物、
    および酸化物から選択された一つ以上の物質からなる添
    加剤を、10重量%以上60重量%以下の割合で含有す
    るセラミックス材料からなることを特徴とする転動装
    置。
  3. 【請求項3】 内側に配置されて外面に軌道面を有する
    内方部材と、外側に配置されて内面に軌道面を有する外
    方部材と、両軌道面で構成される軌道内に配置される転
    動体と、を少なくとも備え、 内方部材、外方部材、および転動体は導電性材料からな
    り、 転動体が軌道内を転がり移動することにより内方部材お
    よび外方部材の一方が他方に対して相対的に移動する転
    動装置において、 少なくとも転動体は、セラミックス材料からなり、表面
    に導電性被膜を有することを特徴とする転動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518226A (ja) * 2010-01-28 2013-05-20 チンフアダーシェイ 高温ガス冷却原子炉ヘリウムガススペースの密封伝動装置及びその駆動装置

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JP2013518226A (ja) * 2010-01-28 2013-05-20 チンフアダーシェイ 高温ガス冷却原子炉ヘリウムガススペースの密封伝動装置及びその駆動装置

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