JP2002257017A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JP2002257017A JP2001059749A JP2001059749A JP2002257017A JP 2002257017 A JP2002257017 A JP 2002257017A JP 2001059749 A JP2001059749 A JP 2001059749A JP 2001059749 A JP2001059749 A JP 2001059749A JP 2002257017 A JP2002257017 A JP 2002257017A
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一智 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピニオンおよび電動モータ間に、減速機構、動
力変換機構およびクラッチが設けられるエンジン始動装
置において、部品点数の低減および小型化を可能とする
とともに低コスト化を図る。 【解決手段】モータ軸13に形成される伝動軸部23
と、該伝動軸部23と同一外径を有して伝動軸部23に
対向しつつモータ軸13に回転自在に支承される伝動筒
24と、モータ軸13の一方向への回転に伴なう伝動軸
部23の回転に応じて伝動軸部23および伝動筒24を
締付ける方向で伝動軸部23および伝動筒24に巻装さ
れるコイルばね25とでクラッチ22が構成され、伝動
筒24に同軸に固設される駆動はすばギヤ31と、ピニ
オン36に同軸に固設されて駆動はすばギヤ31に噛合
する被動はすばギヤ32とで、減速機構および動力変換
機構が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン始動装置
に関し、特に、エンジンのリングギヤに噛合する噛合位
置ならびに前記リングギヤとの噛合を解除する噛合解除
位置間での移動を可能とするとともに前記噛合解除位置
側にばね付勢されるピニオンと、該ピニオンと平行な回
転軸線のモータ軸を有する電動モータと、前記モータ軸
の一方向への回転動力を減速して前記ピニオンに伝達す
る減速機構と、前記モータ軸の一方向への回転動力を前
記ピニオンの噛合解除位置から噛合位置に向けての推力
に変換する動力変換機構と、前記ピニオンから電動モー
タ側への動力伝達を遮断するようにして前記ピニオンお
よびモータ軸間の動力伝達系に介設されるクラッチとを
備えるエンジン始動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるエンジン始動装置は、たと
えば実公平3−6863号公報等で既に知られており、
このものでは、電動モータのモータ軸に固着される小径
スパーギヤと、小径スパーギヤに噛合する大径スパーギ
ヤとで減速機構が構成され、動力変換機構は、大径スパ
ーギヤと一体に回転する回転軸がクラッチのクラッチア
ウタにヘリカルスプラインを介して結合されることで動
力変換機構が構成され、クラッチは、前記クラッチアウ
タと、ピニオンと一体であるクラッチインナとの間に複
数のローラが介装されて成るローラ式のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
エンジン始動装置が備えるローラ方式のクラッチは、信
頼性や伝達能力は大きいが、部品点数が多くなり、大型
化してしまうだけでなくコスト増になる。また動力変換
機構を構成するために、回転軸の外周面およびクラッチ
アウタの内周面に、ヘリカルスプラインを形成するため
の転造やブローチ加工等の機械加工を行うための設備が
必要であり、それによってもコスト増大を招くことにな
る。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数の低減および小型化を可能とすると
ともに低コスト化を図ることを可能としたエンジン始動
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、エンジンのリングギヤに噛
合する噛合位置ならびに前記リングギヤとの噛合を解除
する噛合解除位置間での移動を可能とするとともに前記
噛合解除位置側にばね付勢されるピニオンと、該ピニオ
ンと平行な回転軸線のモータ軸を有する電動モータと、
前記モータ軸の一方向への回転動力を減速して前記ピニ
オンに伝達する減速機構と、前記モータ軸の一方向への
回転動力を前記ピニオンの噛合解除位置から噛合位置に
向けての推力に変換する動力変換機構と、前記ピニオン
から電動モータ側への動力伝達を遮断するようにして前
記ピニオンおよびモータ軸間の動力伝達系に介設される
クラッチとを備えるエンジン始動装置において、前記モ
ータ軸に形成される伝動軸部と、該伝動軸部と同一外径
を有して伝動軸部に対向しつつモータ軸に回転自在に支
承される伝動筒と、前記モータ軸の前記一方向への回転
に伴なう前記伝動軸部の回転に応じて伝動軸部および伝
動筒を締付ける方向で伝動軸部および伝動筒に巻装され
るコイルばねとで前記クラッチが構成され、前記伝動筒
に同軸に固設される駆動はすばギヤと、前記ピニオンに
同軸に固設されて駆動はすばギヤに噛合する被動はすば
ギヤとで、前記減速機構および前記動力変換機構が構成
されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、モータ軸の伝動
軸部と、モータ軸に回転自在に支承される伝動筒とにコ
イルばねが巻装されてクラッチが構成されるようにし
て、クラッチの部品点数低減およびクラッチの小型化を
可能とし、また相互に噛合する駆動はすばギヤおよび被
動はすばギヤで、減速機構および動力変換機構を構成す
るので、ヘリカルスプライン形成のために従来必要であ
った機械加工を不要としつつ、減速機構および動力変換
機構を少ない部品点数でコンパクトに構成することがで
き、エンジン始動装置全体の部品点数をより一層低減
し、エンジン始動装置全体の小型化および低コスト化を
図ることが可能となる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記電動モータのモータハ
ウジングで一端部を支持された支軸に、前記ピニオンお
よび被動はすばギヤが軸方向の移動および軸線まわりの
回転を可能として支承されることを特徴とし、かかる構
成によれば、部品点数をより低減し、エンジン始動装置
をよりコンパクトに構成することができる。すなわちピ
ニオンを両持ち支持の回転軸で支承するようにしていた
従来のものと比べれば、回転軸の両端の軸受が不要とな
ることで部品点数を低減することが可能であり、また支
軸を片持ち支持とすることでエンジン始動装置をよりコ
ンパクトに構成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0009】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1はエンジン始動装置の側面図、図2は図1
の2矢視図、図3はピニオンが噛合解除位置にある状態
での図2の3−3線に沿う断面図、図4はエンジン始動
装置の要部の分解斜視図、図5はクラッチの拡大縦断面
図、図6はピニオンが噛合位置にある状態での図3の要
部拡大図である。
【0010】先ず図1〜図3において、このエンジン始
動装置は、たとえば除雪機に搭載される小型のエンジン
Eを、家庭等の商用電源を整流して印加するようにした
直流電動モータ5を備える。
【0011】この直流電動モータ5のモータハウジング
6は、磁性金属により有底円筒状に形成されるハウジン
グ主体7と、該ハウジング主体7の開口端部を気密に閉
じるようにしてハウジング主体7に締結される合成樹脂
またはアルミニウム製の蓋体8とで構成され、ハウジン
グ主体7の内周面には複数の永久磁石9が固着される。
またハウジング主体7の閉塞端中央部には閉塞端を外方
側に配置して外方側に突出した有底円筒状の軸受ハウジ
ング10が一体に形成され、蓋体8の中央部には、円筒
状の軸受筒部11が一体に形成される。
【0012】前記軸受ハウジング10には、前記軸受筒
部11を貫通するモータ軸13の一端が円筒状の軸受部
材12を介して回転自在に支承され、軸受筒部11およ
びモータ軸13間には円筒状の軸受部材14が介装され
るとともにリング状のシール部材15が介装される。
【0013】永久磁石9に対応する部分でモータ軸13
にはアーマチュア16が装着されており、蓋体8寄りの
部分でモータ軸13にはコンミテータ17が装着され
る。一方、蓋体8の内面側にはブラシホルダ18が締結
されており、該ブラシホルダ18で保持された一対のブ
ラシ(図示せず)が前記コンミテータ17に弾発的に摺
接される。
【0014】蓋体8にはグロメット19が装着され、前
記ブラシに一端が接続されてグロメット19を貫通する
電気コード20の他端がスイッチボックス40に接続さ
れる。このスイッチボックス40には、商用電源接続用
のコンセント41が設けられるとともに、図示しないス
イッチおよび整流器が内蔵される。
【0015】図4を併せて参照して、蓋体8には、電動
モータ5とは反対側で筒状に形成されるギヤハウジング
21が一体に設けられており、蓋体8を回転自在にかつ
気密に貫通したモータ軸13の他端部はギヤハウジング
21内に配置される。
【0016】ギヤハウジング21内でモータ軸13の他
端部には駆動はすばギヤ31が相対回転自在に支承され
ており、モータ軸13および駆動はすばギヤ31間にク
ラッチ22が設けられる。
【0017】図5をさらに併せて参照して、クラッチ2
2は、モータ軸13に形成される伝動軸部23と、該伝
動軸部23と同一外径を有して伝動軸部23に対向しつ
つモータ軸13に回転自在に支承される伝動筒24と、
伝動軸部23および伝動筒24に巻装されるコイルばね
25とで構成される。
【0018】モータ軸13の他端部には、駆動はすばギ
ヤ31側に臨む環状の第1段部26と、第1段部26の
内周に一端を連ならせた伝動軸部23と、伝動軸部23
の他端に外周を連ならせて前記駆動はすばギヤ31側に
臨む環状の第2段部27と、伝動軸部23よりも小径に
形成されて第2段部27の内周に一端を連ならせた軸支
部28とが同軸に形成される。
【0019】伝動筒24は、伝動軸部23と同一外径を
有して円筒状に形成されており、伝動軸部23の他端す
なわち第2段部27に一端を対向させつつモータ軸13
の軸支部28で回転自在に支承される。しかも伝動筒2
4は、駆動はすばギヤ31に同軸にかつ一体に固設され
るものであり、駆動はすばギヤ31は伝動筒24ととも
に軸支部28で回転自在に支承され、軸支部28には、
駆動はすばギヤ31の外面に係合して該駆動はすばギヤ
31が軸支部28から離脱しないようにするための止め
輪29が装着される。
【0020】またコイルばね25は、モータ軸13の一
方向30への回転に伴なう伝動軸部23の回転に応じて
伝動軸部23および伝動筒24を締付ける方向で伝動軸
部23および伝動筒23に巻装される。
【0021】このようなクラッチ22では、電動モータ
5のモータ軸13が一方向30に回転したときに、コイ
ルばね25には伝動軸部23との摩擦により伝動軸部2
3および伝動筒24に巻きついて締付ける方向の力が作
用し、伝動軸部23および伝動筒24間がコイルばね2
5を介して連結されることにより、伝動軸部23すなわ
ちモータ軸13から伝動筒24すなわち駆動はすばギヤ
31に、一方向30の回転動力が伝達されることにな
る。一方、駆動はすばギヤ31および伝動筒24の前記
一方向30への回転速度が、伝動軸部23すなわちモー
タ軸13よりも大きくなると、コイルばね25には伝動
筒24および伝動軸部23への巻付けを緩める方向の力
が作用し、コイルばね25による伝動筒24および伝動
軸部23間の動力伝達が遮断されることになり、クラッ
チ22は遮断状態となる。
【0022】ギヤハウジング21内で蓋体8には、モー
タ軸13と平行な軸線を有する支軸33の一端が支持さ
れており、この支軸33には、前記駆動はすばギヤ31
よりも大径である被動はすばギヤ32が、軸方向の移動
および軸線まわりの回転を可能として支承され、被動は
すばギヤ32は駆動はすばギヤ31に噛合される。
【0023】支軸33の他端はギヤハウジング21から
外方に突出した位置に配置されており、該支軸33の他
端部には止め輪34が装着される。また支軸33は、リ
ング板状のストッパ35に挿通されており、ストッパ3
5の外面に前記止め輪34が係合される。
【0024】被動はすばギヤ32には、ピニオン36が
同軸にかつ一体に固設されており、ピニオン36および
前記ストッパ35間には戻しばね38が縮設される。而
して被動はすばギヤ32およびピニオン36は、前記ス
トッパ35に摺接させたピニオン36が図6で示すよう
にエンジンEのリングギヤ37に噛合する噛合位置と、
図3で示すように被動はすばギヤ32を電動モータ5の
モータハウジング6における蓋体8に摺接させてピニオ
ン36がリングギヤ37との噛合を解除する噛合解除位
置との間で、支軸33に沿う移動が可能であり、戻しば
ね38により噛合解除位置側にばね付勢されている。
【0025】而して被動はすばギヤ32の軸線方向長さ
は、その噛合解除位置および噛合位置間での軸方向移動
にかかわらず、駆動はすばギヤ31との噛合状態を維持
するようにして、駆動はすばギヤ31の軸線方向長さよ
りも大きく設定される。
【0026】このような駆動はすばギヤ31および被動
はすばギヤ32によれば、電動モータ5からクラッチ2
2を介して入力される回転動力が減速してピニオン36
に伝達されることになり、また駆動はすばギヤ31およ
び被動はすばギヤ32は、駆動はすばギヤ31の回転に
応じて、噛合解除位置から噛合位置側に向けての推力が
被動はすばギヤ32に作用するようにして噛合されるも
のである。すなわち相互に噛合する駆動はすばギヤ31
および被動はすばギヤ32により、モータ軸13の一方
向30への回転動力を減速してピニオン36に伝達する
減速機構と、モータ軸13の一方向30への回転動力を
ピニオン36の噛合解除位置から噛合位置に向けての推
力に変換する動力変換機構とが構成されることになる。
【0027】次にこの実施例の作用について説明する
と、エンジンEを始動する際には、電動モータ5を一方
向30に回転作動せしめればよく、モータ軸13からの
回転動力がクラッチ22を介して駆動はすばギヤ31に
伝達され、駆動はすばギヤ31および被動はすばギヤ3
2の噛合により、ピニオン36には戻しばね38のばね
力に抗して噛合解除位置から噛合位置に向けての推力が
作用し、噛合位置でストッパ38に摺接しつつリングギ
ヤ37に噛合したピニオン36に、駆動はすばギヤ31
および被動はすばギヤ32で減速された回転動力が伝達
され、ピニオン36からリンギギヤ37に回転動力が伝
達される回転動力によりエンジンEが始動することにな
る。
【0028】エンジンEの始動により、ピニオン36は
高速で回転するようになるが、その高速回転に伴ってク
ラッチ22は遮断状態となり、電動モータ5にエンジン
Eからの動力が伝達されることはない。而してクラッチ
22の遮断によって駆動はすばギヤ31が自由回転状態
となることにより、被動はすばギヤ32は戻しばね38
のばね力によって噛合位置から噛合解除位置側に戻るこ
とになる。
【0029】このようなエンジン始動装置において、ピ
ニオン36から電動モータ5側への動力伝達を遮断する
ようにしてピニオン36およびモータ軸13間の動力伝
達系に介設されるクラッチ22が、モータ軸13に形成
される伝動軸部23と、伝動軸部23と同一外径を有し
て伝動軸部23に対向しつつモータ軸13に回転自在に
支承される伝動筒24と、モータ軸13の一方向30へ
の回転に伴なう伝動軸部23の回転に応じて伝動軸部2
3および伝動筒24を締付ける方向で伝動軸部23およ
び伝動筒24に巻装されるコイルばね25とで構成され
ており、従来用いられていたローラ式のクラッチに比べ
て、クラッチ22の部品点数を低減することができ、ク
ラッチ22の小型化を図ることが可能となる。
【0030】また前記伝動筒24に同軸にかつ一体に固
設される駆動はすばギヤ31と、ピニオン36に同軸に
かつ一体に固設されて駆動はすばギヤ31に噛合する被
動はすばギヤ32とで、モータ軸13の一方向30への
回転動力を減速してピニオン36に伝達する減速機構、
ならびにモータ軸13の一方向30への回転動力をピニ
オン36の噛合解除位置から噛合位置に向けての推力に
変換する動力変換機構が構成されるので、ヘリカルスプ
ライン形成のために従来必要であった機械加工を不要と
することができ、減速機構および動力変換機構を少ない
部品点数でコンパクトに構成することができる。
【0031】このようにクラッチ22の部品点数を低減
するとともに減速機構および動力変換機構の部品点数を
低減することで、エンジン始動装置全体の部品点数低減
および低コスト化を図ることができ、またクラッチ22
をコンパクトに構成するとともに減速機構および動力変
換機構をコンパクトに構成することで、エンジン始動装
置全体の小型化を図ることが可能となる。
【0032】また電動モータ5のモータハウジング6に
おける蓋体8で一端部を支持された支軸33にピニオン
36および被動はすばギヤ32が軸方向の移動および軸
線まわりの回転を可能として支承されているので、部品
点数をより一層低減し、エンジン始動装置をよりコンパ
クトに構成することができる。
【0033】すなわちピニオン36を両持ち支持の回転
軸で支承するようにしていた従来のものと比べれば、回
転軸の両端の軸受が不要となることで部品点数を低減す
ることが可能であり、また支軸33を片持ち支持とする
ことでエンジン始動装置をよりコンパクトに構成するこ
とができる。
【0034】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、クラッチの部品点数低減およびクラッチの小型化を
可能とし、また相互に噛合する駆動はすばギヤおよび被
動はすばギヤで、減速機構および動力変換機構を構成す
るようにして、機械加工を不要としつつ、減速機構およ
び動力変換機構を少ない部品点数でコンパクトに構成す
ることができ、エンジン始動装置全体の部品点数をより
一層低減し、エンジン始動装置全体の小型化および低コ
スト化を図ることが可能となる。
【0036】また請求項2記載の発明によれば、部品点
数をより低減し、エンジン始動装置をよりコンパクトに
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン始動装置の側面図である。
【図2】図1の2矢視図である。
【図3】ピニオンが噛合解除位置にある状態での図2の
3−3線に沿う断面図である。
【図4】エンジン始動装置の要部の分解斜視図である。
【図5】クラッチの拡大縦断面図である。
【図6】ピニオンが噛合位置にある状態での図3の要部
拡大図である。
【符号の説明】
5・・・電動モータ 6・・・モータハウジング 13・・・モータ軸 22・・・クラッチ 23・・・伝動軸部 24・・・伝動筒 25・・・コイルばね 30・・・一方向 31・・・駆動はすばギヤ 32・・・被動はすばギヤ 33・・・支軸 36・・・ピニオン 37・・・リングギヤ E・・・エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 一智 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 稲川 敏規 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のリングギヤ(37)に
    噛合する噛合位置ならびに前記リングギヤ(37)との
    噛合を解除する噛合解除位置間での移動を可能とすると
    ともに前記噛合解除位置側にばね付勢されるピニオン
    (36)と、該ピニオン(36)と平行な回転軸線のモ
    ータ軸(13)を有する電動モータ(5)と、前記モー
    タ軸(13)の一方向(30)への回転動力を減速して
    前記ピニオン(36)に伝達する減速機構と、前記モー
    タ軸(13)の一方向(30)への回転動力を前記ピニ
    オン(36)の噛合解除位置から噛合位置に向けての推
    力に変換する動力変換機構と、前記ピニオン(36)か
    ら電動モータ(5)側への動力伝達を遮断するようにし
    て前記ピニオン(36)およびモータ軸(13)間の動
    力伝達系に介設されるクラッチ(22)とを備えるエン
    ジン始動装置において、前記モータ軸(13)に形成さ
    れる伝動軸部(23)と、該伝動軸部(23)と同一外
    径を有して伝動軸部(23)に対向しつつモータ軸(1
    3)に回転自在に支承される伝動筒(24)と、前記モ
    ータ軸(13)の前記一方向(30)への回転に伴なう
    前記伝動軸部(23)の回転に応じて伝動軸部(23)
    および伝動筒(24)を締付ける方向で伝動軸部(2
    3)および伝動筒(24)に巻装されるコイルばね(2
    5)とで前記クラッチ(22)が構成され、前記伝動筒
    (24)に同軸に固設される駆動はすばギヤ(31)
    と、前記ピニオン(36)に同軸に固設されて駆動はす
    ばギヤ(31)に噛合する被動はすばギヤ(32)と
    で、前記減速機構および前記動力変換機構が構成される
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 前記電動モータ(5)のモータハウジン
    グ(6)で一端部を支持された支軸(33)に、前記ピ
    ニオン(36)および被動はすばギヤ(32)が軸方向
    の移動および軸線まわりの回転を可能として支承される
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン始動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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