JP2002255800A - 血管新生阻害剤 - Google Patents

血管新生阻害剤

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JP2002255800A
JP2002255800A JP2001051848A JP2001051848A JP2002255800A JP 2002255800 A JP2002255800 A JP 2002255800A JP 2001051848 A JP2001051848 A JP 2001051848A JP 2001051848 A JP2001051848 A JP 2001051848A JP 2002255800 A JP2002255800 A JP 2002255800A
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Japan
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group
substituent
angiogenesis
disease
therapeutic agent
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JP2001051848A
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Hiroyuki Sakai
宏之 酒井
Toshiaki Sakai
利彰 坂井
Tokie Ohashi
ときえ 大橋
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Santen Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Santen Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アミド誘導体について新たな薬理作用を見い出
すこと。 【解決手段】アミド誘導体について高酸素負荷誘発網膜
血管新生法による血管新生阻害試験を実施したところ、
当該アミド誘導体は優れた血管新生阻害効果を有するの
で、増殖性糖尿病網膜症、未熟児網膜症等の眼科疾患、
固形腫瘍、血管腫等の癌疾患、慢性関節リュウマチ、乾
癬、浮腫性硬化症等の炎症性疾患など血管新生を伴う疾
患の治療剤として有用であることが期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミド誘導体を有
効成分とする血管新生阻害剤に関するものであって、特
に眼科疾患、癌疾患、炎症性疾患等の血管新生を伴う疾
患の治療に有用な薬物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】血管の恒常性は内皮細胞の有する多様な
機能によって保たれている。血管内皮細胞は、1)血液
中の栄養物などの必要な成分を組織へ輸送する仲介を
し、不必要に多量の成分が通過することを防ぐ作用、
2)血液が凝固しないで円滑に循環させる作用、3)血
管が離断したときに出血を阻止する作用、および4)血
管の緊張を一定に保つ調節作用を有している。
【0003】血管内皮細胞によって産生されたプロテア
ーゼによる基底膜の分解、血管内皮細胞の遊走・増殖、
血管内皮細胞の管腔形成、基底膜の形成と周皮細胞の取
り囲みという段階で血管新生が生じる。血管新生は種々
の疾患、特に増殖性糖尿病網膜症、未熟児網膜症、滲出
型加齢黄斑変性症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症、
網膜動脈閉塞症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生血管
症等の眼科疾患、固形腫瘍、血管腫、腫瘍の増殖または
転移等の癌疾患、慢性関節リュウマチ、乾癬、浮腫性硬
化症等の炎症性疾患などと密接なつながりがある。
【0004】一方、WO99/21543、WO00/
64430、WO00/64859および特開2000
−344752公開公報において、本発明の有効成分で
あるアミド誘導体は、白色光連続照射障害に対する薬理
効果に基づき神経網膜変性疾患治療剤およびアポトーシ
ス阻害剤として有用な化合物であることが開示されてい
る。しかしながら、血管新生阻害作用を伴う疾患の治療
効果に関する報告はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この医薬として有用な
アミド誘導体について、さらに新たな薬理作用を見出す
ことは非常に興味のある課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等はアミド誘導
体の新たな薬理作用を見いだすために、血管新生に対す
るアミド誘導体の作用を検討した。その結果、アミド誘
導体は優れた血管新生阻害作用を有しており、眼科疾
患、癌疾患、炎症性疾患等の血管新生を伴う疾患の治療
剤として有用であることを見出した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は下記一般式[I]で表わ
される化合物、そのプロドラッグまたはそれらの塩類
(以下これらを総称して「本化合物」という)を有効成
分とする血管新生阻害剤および血管新生を伴う疾患の治
療剤を提供するものである。
【0008】
【化2】
【0009】[式中、Arは置換基を有してもよいフェ
ニル基または置換基を有してもよい芳香族複素環基を表
す。nは整数0、1または2を表す。R は置換基を
有してもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アルコキシカルボニル基若しくはアルカノイル基、
水素原子、カルバモイル基またはシアノ基を表し、R
およびRは、それぞれ独立して、置換基を有してもよ
いアルキル基を表す。R、RおよびRは、互いに
結合してそれらが結合している炭素原子と共に置換基を
有することがあるシクロアルカン環を形成してもよい。
およびRは、それぞれ独立して、水素原子または
置換基を有してもよいアルキル基を表す。R は水素原
子、水酸基またはアルキル基を表す。]
【0010】上記一般式[I]で規定した基をさらに詳
しく説明すると、「芳香族複素環基」としては、例えば
窒素原子、硫黄原子および酸素原子からなる群から独立
して任意に選択される1〜3個のヘテロ原子を含む五員
環又は六員環の芳香族複素環基等が挙げられ、該芳香族
複素環を構成する窒素原子又は硫黄原子は酸化されてい
てもよい。五員環芳香族複素環としては、ピロリル、チ
エニル、フリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソ
キサゾリル、チアゾリル、オキサゾリルなどの窒素原
子、硫黄原子および酸素原子からなる群から独立して任
意に選択される1又は2個のヘテロ原子を五員環芳香族
複素環が挙げられる。六員環芳香族複素環としては、例
えば窒素原子1〜3個を含む六員環の芳香族複素環が挙
げられ、具体例としてはピリジル、1−オキシド−ピリ
ジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリ
アジニル、ピリミジル等が列挙される。
【0011】本化合物における置換基を有してもよいフ
ェニル基および置換基を有してもよい芳香族複素環基に
おける「置換基」としては、ハロゲン原子、シアノ基、
ニトロ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン置換アルコキシ基、アルコキシアル
コキシ基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルアミ
ノ基、アミノ基、フェニル基、アルキルアミノカルボニ
ルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキル
スルホニルアミノ基、カルバモイル基、アルキル置換カ
ルバモイル基等が挙げられ、それらが独立して1又は2
以上置換していてもよい。
【0012】また、置換基を有してもよいフェニル基に
おける好ましい「置換基」としては、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、ハロゲン置換アルキル基、ハロゲン
置換アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、アルカノ
イルアミノ基、アミノ基、フェニル基、アルキルアミノ
カルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、
アルキルスルホニルアミノ基、カルバモイル基、アルキ
ル置換カルバモイル基等が挙げられる。さらに好ましい
「置換基」としては、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ
基、トリフルオロメチル等の電子吸引性の置換基が挙げ
られる。より好ましくはハロゲン原子が挙げられ、特に
好ましくはフッ素原子が挙げられる。
【0013】置換基を有してもよい芳香族複素環基にお
ける好ましい「置換基」としては、ハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル
基、アルコキシカルボニル基、アルカノイルアミノ基、
アミノ基、フェニル基、アルキルアミノカルボニルアミ
ノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルスルホ
ニルアミノ基、カルバモイル基、アルキル置換カルバモ
イル基が挙げられ、特に好ましくは、ハロゲン原子が挙
げられる。
【0014】置換基を有してもよいフェニル基におい
て、その置換基の数は、例えば1、2又は3が挙げら
れ、好ましくは1又は2が挙げられ、さらに好ましくは
2が挙げられる。その置換基の好ましい置換位置として
は4位が挙げられ、複数の置換基を有する場合には、
2,4位が挙げられる。
【0015】置換基を有してもよい芳香族複素環基にお
いて、その置換基の数は、例えば1、2又は3が挙げら
れ、好ましくは1又は2が挙げられ、さらに好ましくは
1が挙げられる。
【0016】「アルキル基」としては、例えば直鎖又は
分岐鎖の炭素原子数6以下のアルキル基が挙げられ、具
体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、1−メチル
エチル基、ブチル基、2−メチルプロピル基、ペンチル
基、1,2−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、3−メ
チルペンチル基等が挙げられる。
【0017】アルキル基が他の基の一部である場合、す
なわち、例えばハロゲン置換アルキル基、アルキルアミ
ノカルボニル基、アルキルスルホニルアミノ基、アルキ
ルアミノ基、ジアルキルアミノ基などにおけるアルキル
部分としても、上記と同様のアルキル基を例示すること
ができる。なお、本明細書で説明するその他の基が更に
他の基の一部である場合も同様である。
【0018】「アルコキシ基」としては、例えば直鎖又
は分岐鎖の炭素数6以下のアルコキシ基が挙げられ、具
体的にはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、1−
メチルエトキシ基、ブトキシ基、2−メチルプロポキシ
基、ペンチルオキシ基、1,2−ジメチルプロポキシ
基、ヘキシルオキシ基、3−メチルペントキシ基等が挙
げられる。
【0019】「アルコキシアルコキシ基」とは、「アル
コキシ基」で置換された「アルコキシ基」を意味する。
「アルコキシカルボニル基」とは、「アルコキシ基」で
置換されたカルボニル基を意味する。
【0020】「アルケニル基」としては、例えば直鎖又
は分岐鎖の炭素数6以下のアルケニル基が挙げられ、具
体的にはビニル基、アリル基、1−プロペニル基、2−
ブテニル基、5−ヘキセニル基等が挙げられる。
【0021】「アルキニル基」としては、例えば直鎖又
は分岐鎖の炭素数6以下のアルキニル基が挙げられ、具
体的にはエチニル基、プロパギル基、2−ブチニル基、
5−ヘキシニル基等が挙げられる。
【0022】「アルカノイル基」としては、例えば直鎖
又は分岐鎖の炭素原子数20以下のアルカノイル基が挙
げられ、具体的にはホルミル基、アセチル基、プロピオ
ニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イ
ソバレリル基、ピバロイル基、2−メチルブチリル基、
ヘキサノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パル
ミトイル基、ステアロイル基等が挙げられる。
【0023】「ハロゲン置換アルキル基」および「ハロ
ゲン置換アルコキシ基」とは、それぞれ1又は2以上の
ハロゲン原子が置換した「アルキル基」および「アルコ
キシ基」を意味し、好ましい例としては、それぞれ例え
ばトリフルオロメチル基およびトリフルオロメトキシ基
等が挙げられる。
【0024】「アルキル置換カルバモイル基」はモノア
ルキルカルバモイル基およびジアルキルカルバモイル基
を含み、そのアルキル部分としては前記アルキル基のよ
うな例を挙げることができる。
【0025】「ハロゲン原子」としては、例えばフッ素
原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられ
る。好ましくはフッ素原子、塩素原子、臭素原子が挙げ
られ、特に好ましくはフッ素原子が挙げられる。
【0026】「シクロアルカン環」としては、例えば炭
素原子数3〜8個のシクロアルカン環が挙げられ、具体
的にはシクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペン
タン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロ
オクタン環等が挙げられる。
【0027】置換基を有してもよいアルキル基、アルケ
ニル基、アルキニル基、アルコキシカルボニル基および
アルカノイル基並びに置換基を有することがあるシクロ
アルカン環における「置換基」としては、例えばシクロ
アルキル基、アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、ア
ルコキシアルコキシ基、アルカノイルオキシ基、アミノ
基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アルカノ
イルアミノ基等が挙げられ、さらに、フェニル基、トリ
ル基などのアリール基並びにピロリジノ基、ピペリジノ
基、ピペラジノ基、4−アルキルピペラジノ基、モルホ
リノ基等の複素環基が挙げられ、これらの置換基は独立
して1又は2以上存在していてもよい。
【0028】好ましい本化合物としては、前記一般式中
[I]においてArが置換基を有するフェニル基または
置換基を有してもよいピリジル基で、nが0で、R
アルキル基またはヒドロキシアルキル基で、Rおよび
がそれぞれ独立してアルキル基、Rが水素原子ま
たはアルキル基である化合物、そのプロドラッグまたは
それらの塩類が挙げられる。
【0029】特に好ましい本化合物の具体例としては、
例えばN−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチ
ル)−2,4−ジフルオロベンズアミド、N−tert−ブ
チル−2,4−ジフルオロベンズアミド、N−(2−ヒ
ドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−クロロ−2
−ピリジンカルボキサミド、N−tert−ブチル−1−オ
キシド−2−ピリジンカルボキサミド、それらのプロド
ラッグまたは塩類が挙げられる。
【0030】本化合物は、有機合成化学の分野における
通常の方法に従って製造でき、WO99/21543公
報に詳細な製造方法が記載されている。
【0031】本発明において「プロドラッグ」とは、前
記一般式[I]で表わされる化合物の水酸基を生体内で
脱離し得る基で修飾した化合物を意味する。修飾基の代
表的な例はアシル基、置換基を有してもよいホスホノ基
および置換基を有してもよいアルカノイルオキシメチル
基等である。
【0032】本発明のプロドラッグの代表例としては、
がヒドロキシアルキル基である一般式[A]の水酸
基を、アシル基、置換基を有してもよいホスホノ基また
は置換基を有してもよいアルカノイルオキシメチル基等
で置換した一般式[B]が挙げられる。
【0033】
【化3】
【0034】[式中、Ar、n、R、R、R、R
およびRは請求項1記載のとおりである。R
水素原子または置換基を有してもよいアルキル基を表
す。]
【0035】
【化4】
【0036】[式中、Ar、n、R、R、R、R
およびRは請求項1記載のとおりである。R
水素原子または置換基を有してもよいアルキル基を、ま
た、R はアシル基、置換基を有してもよいホスホノ
基または置換基を有してもよいアルカノイルオキシメチ
ル基をそれぞれ表す。]
【0037】一般式[A]及び[B]において、「アシ
ル基」としては、例えば置換基を有していてもよいアル
カノイル基、置換基を有していてもよいアロイル基、置
換基を有していてもよいアルコキシカルボニル基、置換
基を有していてもよいアミノカルボニル基等が挙げられ
る。
【0038】「アロイル基」としては、例えばベンゾイ
ル基、トルオイル基、ナフトイル基等の炭素原子数10
以下の基が挙げられる。
【0039】置換基を有していてもよいアルカノイル基
および置換基を有していてもよいアロイル基の「置換
基」としては、例えばアミノ基、アルキルアミノ基、ジ
アルキルアミノ基、アルカノイルアミノ基、アロイルア
ミノ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アリ
ールオキシカルボニル基、ヒドロキシル基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニト
ロ基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニ
ルアミノ基、カルバモイル基等が挙げられる。
【0040】置換基を有していてもよいアルコキシカル
ボニル基の「置換基」としては、例えばアルキル基、ア
リールアルキル基、アリール基等が挙げられる。
【0041】置換基を有していてもよいアミノカルボニ
ル基の「置換基」としては、例えばアルキル基、アリー
ルアルキル基、アリール基等が挙げられる。
【0042】ジアルキルアミノ基においては、アミノ基
に置換する2個のアルキルが互いに、又は酸素原子を介
して結合して、アミノ窒素原子と一緒になって例えばピ
ペリジル、ピロリジル、モルホリル等の五員環又は六員
環の飽和複素環を形成してもよい。
【0043】好ましいアシル基としては、アルカノイル
基、置換アルカノイル基(例えばアミノアルカノイル
基、カルボキシアルカノイル基)、アロイル基、置換さ
れてもよいアルコキシカルボニル基、置換されてもよい
アミノカルボニル基等が挙げられる。
【0044】アシル基の具体的な例としては、例えばホ
ルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、
イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロ
イル基、2−メチルブチリル基、ヘキサノイル基、ラウ
ロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロ
イル基、3−アミノプロピオニル基、3−ジメチルアミ
ノプロピオニル基、2−ジメチルアミノブチリル基、3
−ジメチルアミノブチリル基、4−ジメチルアミノブチ
リル基、5−ジメチルアミノバレリル基、エチルアミノ
アセチル基、ジエチルアミノアセチル基、プロピルアミ
ノアセチル基、(1−ピロリジル)アセチル基、(1−
ピペリジル)アセチル基、モルホリノアセチル基、α−
アミノ酸のアシル基(例えばグリシル基、アラニル基、
フェニルアラニル基、アルギニル基、リシル基、α−ア
スパルチル基、β−アスパルチル基、α−グルタミル
基、γ−グルタミル基、メチルアミノアセチル基、ジメ
チルアミノアセチル基、2−ジメチルアミノプロピオニ
ル基、2−ジメチルアミノ−2−メチルプロピオニル基
等)、カルボキシアセチル基、2−カルボキシプロピオ
ニル基、3−カルボキシプロピオニル基、2−カルボキ
シブチリル基、3−カルボキシブチリル基、4−カルボ
キシブチリル基、2−カルボキシ−2−メチルプロピオ
ニル基、グリコロイル基、ラクトイル基、ベンゾイル
基、1−ナフトイル基、2−ナフトイル基、2−カルボ
キシベンゾイル基、3−カルボキシベンゾイル基、4−
カルボキシベンゾイル基、2−ヒドロキシベンゾイル
基、2−アミノベンゾイル基、メトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、t−
ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、
アミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル基、ジメ
チルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、
ジエチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボニ
ル基、ブチルアミノカルボニル基、ピロリジノカルボニ
ル基、ピペリジノカルボニル基、モルホリノカルボニル
基等が挙げられる。
【0045】置換基を有していてもよいホスホノ基の
「置換基」としては、例えばアルキル基、アリールアル
キル基、アリール基等が挙げられる。置換基を有してい
てもよいホスホノ基の具体的な例としては、例えばホス
ホノ基、ジメチルホスホノ基、ジエチルホスホノ基等が
挙げられる。
【0046】置換基を有していてもよいアルカノイルオ
キシメチル基の「置換基」がアルカノイル基上に存在す
る場合、そのような置換基および置換アルカノイル基と
しては前述した置換アルカノイル基についての例と同様
の例を挙げることができる。また、アルカノイルオキシ
メチル基の「メチル」部分にアルキル基などの置換基を
有していてもよい。
【0047】「アリール基」としては、例えばフェニル
基、トリル基、ナフトイル基等の炭素原子数10以下の
基が挙げられる。
【0048】本発明のプロドラッグの製造方法は、有機
合成化学の分野における通常の方法に従って製造でき、
WO 00/64859公報に具体的に示されている。
【0049】一般式[B]で表されるプロドラッグの好
適な具体例として、例えばN−(2−アセトキシ−1,
1−ジメチルエチル)−2,4−ジフルオロベンズアミ
ド、N−(2−ベンゾイルオキシ−1,1−ジメチルエ
チル)−2,4−ジフルオロベンズアミド、N−(2−
(3−カルボキシプロピオニルオキシ)−1,1−ジメ
チルエチル)−2,4−ジフルオロベンズアミド、N−
(2−グリシルオキシ−1,1−ジメチルエチル)−
2,4−ジフルオロベンズアミド ベンゼンスルホン酸
塩、N−(2−(2−カルボキシベンゾイルオキシ)−
1,1−ジメチルエチル)−5−クロロ−2−ピリジン
カルボキサミド等の化合物が挙げられる。
【0050】本化合物の塩類としては、医薬として許容
される有機または無機の酸もしくは塩基との塩類であれ
ばよく、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸
塩、硫酸塩、酢酸塩、リン酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、
リンゴ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、シ
ュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン
酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグ
ネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、トリエタノール
アミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、アルギニン、リ
ジンなどの塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
【0051】本化合物には光学異性体が存在し、また場
合によってはジアステレオ異性体が存在するが、これら
を有効成分とするものも本発明に含まれる。また、本化
合物は溶媒和物、例えば水和物の形態をとっていてもよ
い。
【0052】前記一般式[I]で表されるアミド誘導体
の有用性を調べるべく、本化合物の血管新生阻害作用に
ついて検討した。詳細については後述の薬理試験の項で
示すが、本化合物は、in vivo の血管新生評価モデルで
ある高酸素負荷誘発の 網膜血管新生に対して強い阻害
作用を示すことを見出した。この結果より、本化合物
は、血管新生阻害剤および血管新生を伴う疾患、特に増
殖性糖尿病網膜症、未熟児網膜症、滲出型加齢黄斑変性
症、血管新生緑内障、網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞
症、翼状片、ルベオーシス、角膜新生血管症等の眼科疾
患、固形腫瘍、血管腫、腫瘍の増殖または転移等の癌疾
患、慢性関節リュウマチ、乾癬、浮腫性硬化症等の炎症
性疾患などの予防剤、治療剤および抑制剤として有用で
あることが期待される。
【0053】本化合物の投与は経口でも非経口でも行う
ことができる。投与剤型としては、錠剤、カプセル剤、
散剤、顆粒剤、経皮吸収剤、注射剤、点眼剤、眼軟膏等
が挙げられ、汎用されている技術を用いて製剤化するこ
とができる。
【0054】本化合物の投与量は症状、年齢、剤型等に
よって適宜選択できるが、経口剤であれば通常1日当り
0.1〜5000mg、好ましくは1〜1000mgを
1回または数回に分けて投与すればよい。
【0055】以下に薬理試験の結果を示すが、これは本
発明をよりよく理解するためのものであり、本発明の範
囲を限定するものではない
【0056】
【実施例】[1.高酸素負荷誘発網膜血管新生法による
血管新生阻害試験]in vivo における 網膜血管新生評価
モデルとして新生児マウスに高酸素を負荷することによ
り誘発される血管新生に対する薬物の阻害効果を測定す
る高酸素負荷誘発網膜血管新生法がInvest. Ophthalmo
l. Vis. Sci., 35, 101-111 (1994)に報告されている。
そこで、上記文献に記載された方法に準じて、本化合物
の血管新生評価モデルに おける効果について検討し
た。
【0057】(被験化合物の調 製) 1. 被験化合物を ジメチルスルホキシド (DMSO)
に溶解して25mg/mlの被験化合物溶液を得た。
【0058】2. ついで、25mg/mlの被験化合
物溶液をDMSOで希釈して0.25mg/mlの被験
化合物溶液を得た。
【0059】(実験方法)生後7日齢の新生児マウスを
親マウスとともに75%O2および25%N2の条件に
保たれた高酸素負荷用飼育箱内にて5日間飼育し、生後
12日目に通常の飼育条件下に戻した。通常の飼育条件
下で、生後12日目、13日目,14日目,15日目お
よび16日目の各日に被験化合物(1mg/4ml/k
gおよび100mg/4ml/kg)をそれぞれ1日1
回皮下投与した。生後17日目にマウスをペントバルビ
タール投与により安楽死させ、眼球を摘出した。摘出し
た眼球から網膜を単離し、ADPase染色を行い網膜
伸展標本を作成して、網膜中の新生血管の割合を、下記
の式より算出される網膜無血管面積比として表した。な
お、モデルマウスのコントロールとして、被験化合物溶
液の代わりにDMSO(4ml/kg)を投与し、上記
と同様の操作を行った。
【0060】網膜無血管面積比=網膜無血管面積×10
0/網膜総面積
【0061】(網膜の単離ならびにADPase染色
法) 1. 摘出したマウスの眼球を4%パラホルムアルデヒ
ド溶液で約30分間固定し、その後リン酸緩衝生理食塩
水中で眼球から角膜および強膜を除去した。
【0062】2. 水晶体を包蔵した状態の眼球を4%
パラホルムアルデヒド溶液で約2時間固定した後、リン
酸緩衝生理食塩水中で眼球から水晶体および硝子体を除
去した。
【0063】3. 単離した網膜をTris緩衝液(5
0mmol/l,pH7.2)で洗浄した。
【0064】4. ADPase染色用の反応液(3m
mol/l Lead(II)Nitrate,6mmol/l Mn
Cl,2.3mmol/l ADP, 200mmo
l/lTris Maleate緩衝液)に網膜を浸し、37℃で6
0分間反応させた。
【0065】5. 反応終了後、リン酸緩衝生理食塩水
で網膜を十分に洗浄して、染色液 (2% Ammonium S
ulfide水溶液)に1分間浸した。
【0066】6. 網膜をリン酸緩衝生理食塩水で十分
に洗浄し、残存する硝子体を除去した。
【0067】7. 網膜に数カ所切れ目を入れ、スライ
ドガラスにのせ、カバーガラスと蛍光退色防止剤でマウ
ントした。
【0068】8. 上記7)で作成した網膜伸展標本を
光学顕微鏡下で撮影し、得られた画面から画像解析装置
を用いて網膜全体の面積(網膜総面積)と網膜無血管部
分の面積(網膜無血管面積)を算出した。
【0069】(結果)被験化合物としてN−(2−ヒド
ロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,4−ジフルオ
ロベンズアミドを用いた試験結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】
【発明の効果】上記の高酸素負荷誘発網膜血管新生法に
よる血管新生阻害試験の結果(表1)から明らかなよう
に、本化合物は網膜無血管面積を著しく増大させる。こ
のように、本化合物は優れた血管新生阻害作用を有する
ので、例えば、増殖性糖尿病網膜症、未熟児網膜症等の
眼科疾患、固形腫瘍、血管腫等の癌疾患、慢性関節リュ
ウマチ、乾癬、浮腫性硬化症等の炎症性疾患など血管新
生を伴う疾患の予防剤および治療剤として有用であるこ
とが期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 29/00 A61P 29/00 101 101 35/00 35/00 C07D 213/81 C07D 213/81 213/89 213/89 (72)発明者 坂井 利彰 奈良県生駒市高山町8916番−16 参天製薬 株式会社研究所内 (72)発明者 大橋 ときえ 奈良県生駒市高山町8916番−16 参天製薬 株式会社研究所内 Fターム(参考) 4C055 AA01 AA17 BA02 BA03 BA39 BA58 BB02 BB08 CA01 DA01 4C086 AA01 AA02 BC17 BC19 MA01 MA04 NA14 NA15 ZA33 ZA36 ZA89 ZB11 ZB15 ZB21 ZB26 4C206 AA01 AA02 GA09 GA26 KA01 MA01 MA04 NA14 NA15 ZA33 ZA36 ZA89 ZB11 ZB15 ZB21 ZB26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[I]で表わされる化合物、そ
    のプロドラッグまたはそれらの塩類を有効成分とする血
    管新生阻害剤。 【化1】 [式中、Arは置換基を有してもよいフェニル基または
    置換基を有してもよい芳香族複素環基を表す。nは整数
    0、1または2を表す。R は置換基を有してもよい
    アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ
    カルボニル基若しくはアルカノイル基、水素原子、カル
    バモイル基またはシアノ基を表し、RおよびRは、
    それぞれ独立して、置換基を有してもよいアルキル基を
    表す。R、RおよびRは、互いに結合してそれら
    が結合している炭素原子と共に置換基を有することがあ
    るシクロアルカン環を形成してもよい。RおよびR
    は、それぞれ独立して、水素原子または置換基を有して
    もよいアルキル基を表す。R は水素原子、水酸基また
    はアルキル基を表す。]
  2. 【請求項2】Arが置換基を有するフェニル基または置
    換基を有してもよいピリジル基で、nが0で、Rがア
    ルキル基またはヒドロキシアルキル基で、R およびR
    がそれぞれ独立してアルキル基、Rが水素原子また
    はアルキル基である請求項1記載の化合物、そのプロド
    ラッグまたはそれらの塩類を有効成分とする血管新生阻
    害剤。
  3. 【請求項3】N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル
    エチル)−2,4−ジフルオロベンズアミド、N−tert
    −ブチル−2,4−ジフルオロベンズアミド、N−(2
    −ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−クロロ
    −2−ピリジンカルボキサミド若しくはN−tert−ブチ
    ル−1−オキシド−2−ピリジンカルボキサミドである
    請求項1記載の化合物、そのプロドラッグまたはそれら
    の塩類を有効成分とする血管新生阻害剤。
  4. 【請求項4】請求項1〜3記載の化合物、そのプロドラ
    ッグまたはそれらの塩類を有効成分とする血管新生を伴
    う疾患の治療剤。
  5. 【請求項5】血管新生を伴う疾患が眼科疾患である請求
    項4記載の治療剤。
  6. 【請求項6】眼科疾患が増殖性糖尿病網膜症、未熟児網
    膜症、滲出型加齢黄斑変性症、血管新生緑内障、網膜静
    脈閉塞症、網膜動脈閉塞症、翼状片、ルベオーシス又は
    角膜新生血管症である請求項5記載の治療剤。
  7. 【請求項7】血管新生を伴う疾患が癌疾患である請求項
    4記載の治療剤。
  8. 【請求項8】癌疾患が固形腫瘍又は血管腫である請求項
    7記載の治療剤。
  9. 【請求項9】血管新生を伴う疾患が炎症性疾患である請
    求項4記載の治療剤。
  10. 【請求項10】炎症性疾患が慢性関節リュウマチ、乾癬
    又は浮腫性硬化症である請求項9記載の治療剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003045367A1 (fr) * 2001-11-30 2003-06-05 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Inhibiteur d'angiogenese
WO2005030221A1 (ja) * 2003-09-29 2005-04-07 Meiji Dairies Corporation 加齢黄斑変性治療剤

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