JP2002254308A - 研削盤の砥石半径演算方法 - Google Patents

研削盤の砥石半径演算方法

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JP2002254308A JP2001055555A JP2001055555A JP2002254308A JP 2002254308 A JP2002254308 A JP 2002254308A JP 2001055555 A JP2001055555 A JP 2001055555A JP 2001055555 A JP2001055555 A JP 2001055555A JP 2002254308 A JP2002254308 A JP 2002254308A
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center
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ground
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Sadatsune Yasumi
貞恒 安味
Hiroo Yanagawa
博生 梁川
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の測定装置を使用することなく砥石半径
を高精度に測定することができる研削盤の砥石半径演算
方法を提供する。 【解決手段】 砥石18の回転中心Pとピン部14aの
中心Opとの中心間距離Rgpcを砥石18の暫定半径
Rgcにピン部の研削目標半径Rpcを加算して記録媒
体に記録する。クランクシャフト14の旋回中心Oと砥
石の回転中心Pとの間の距離、つまり加工データXを求
める演算式を予め記録媒体に記録する。この演算式を用
いた研削作業プログラムによりピン部14aの研削作業
を数値制御により行い、仕上げ研削時にピン部の直径を
定寸装置29により測定し、その直径からピン部の実測
半径Rpxを演算する。前記中心間距離Rgpcからピ
ン部14aの実測半径Rpxを減算して実際の砥石半径
Rgxを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削盤の砥石半径
演算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クランクシャフトは円柱状をなす複数の
ピン部と、ピン部を連結するジャーナル部とにより構成
されている。主軸台の主軸により旋回されるピン部に対
し前後動する砥石台に支持された回転砥石を接触してピ
ン部を研削するように構成した研削盤においては、砥石
を交換するときやツルーイング等の修正を施した場合に
は、砥石半径を測定する。そして、測定された砥石半径
に基づいて砥石台の位置を数値制御するための加工デー
タの演算式における砥石半径の数値を変更し、新たな演
算式に基づいて砥石台の前後動を数値制御することによ
りピン部の研削を高精度で行うようにしていた。
【0003】砥石半径の測定方法として、砥石の回転を
停止した状態でタッチプローブを砥石に接触させて砥石
半径を直接測定する方法と、特開2000−94322
号公報に開示されたタッチプローブ装置を用いて砥石半
径を間接的に測定する方法がある。後者の測定方法は、
先ず、砥石台に取り付けられたタッチプローブを主軸台
に固定された基準ブロックに当接させ、砥石の回転軸線
と主軸の回転軸線との位置関係を精密に求める。次に、
回転中の砥石を転写棒に接触させて転写棒をわずかに研
削することにより砥石半径を転写棒に転写する。研削さ
れた転写棒の先端の位置をタッチプローブで計測して回
転中の砥石半径を計測する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の砥石
半径を直接測定する方法は、専用の測定装置が必要にな
るので、コストの低減を図ることができないという問題
がある。又、実際にワークを研削中における砥石の回転
中の遠心力が作用した状態で測定しないので、砥石が遠
心力により膨張し、その影響により砥石半径の測定精度
を向上することができないという問題もある。
【0005】後者の砥石半径の間接測定方法は、回転中
の砥石により転写棒を僅かに研削するので、砥石の遠心
力を反映するので測定精度をある程度向上することがで
きる。しかし、転写棒やタッチプローブ等の測定装置が
必要となり、又、転写棒が磨耗する等、コストの低減を
図ることが難しいという問題がある。又、機体の温度上
昇によりタッチプローブの位置(測定点)が変位した状
態で砥石半径を測定することになるので、結局測定精度
を向上することができないという問題がある。
【0006】本発明は、上記の従来技術に存する問題点
を解消するためになされたものであって、専用の測定装
置を使用することなく砥石半径を高精度に測定すること
ができる研削盤の砥石半径演算方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、主軸台の主軸により旋
回されるワークの円柱状の被研削部に対し前後動する砥
石台に支持された回転砥石を接触して被研削部を研削す
るように構成した研削盤において、前記ワークの旋回中
心と被研削部の中心との距離を旋回半径、被研削部の目
標半径、砥石の回転中心、砥石の暫定半径、前記旋回中
心及び回転中心を結ぶ直線に対する被研削部の中心の旋
回角とし、前記砥石の回転中心と被研削部の中心との中
心間距離を前記砥石の暫定半径に前記目標半径を加算し
て記録媒体に予め記録する行程と、ワークの旋回中心と
砥石の回転中心との間の距離、つまり加工データを演算
するための演算式を、前記旋回半径、中心間距離及び旋
回角を含むように作成して予め記録媒体に記録する行程
と、前記演算式を用いた研削作業プログラムにより被研
削部の研削作業を数値制御により行い、仕上げ研削時に
被研削部の直径を定寸装置により測定し、その直径から
被研削部の実測半径を演算する行程と、前記中心間距離
から被研削部の実測半径を減算して実際の砥石半径を演
算する行程とを含むことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、被研削部の切込み代とすると、前記加工データを求
める演算式は、 X=L・cosθ+√〔2−L2・sin2θ〕+Δx 又は X=L・cosθ+√〔(Rgpc+Δx)2−L2・
sin2θ〕 であることを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
において、被研削部の実測半径Rpxを演算する行程
は、被研削部の直径寸法を複数回サンプリングし、サン
プリングデータから半径寸法を計算し、これらの半径寸
法を最小二乗法により演算してその誤差範囲が予め設定
された目標範囲になった場合に最終の半径寸法とする行
程を含むことを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した研削盤
の砥石半径演算方法の一実施形態を図1〜図4に従って
説明する。
【0011】図2は研削盤の右側面を表し、ベッド11
には一対の主軸台12が紙面直交方向に所定の間隔をお
いて設けられ、両主軸台12の主軸12aにはクランプ
機構13がそれぞれ装着されている。このクランプ機構
13によりクランプされるワークとしてのクランクシャ
フト14は、複数のピン部14aと各ピン部を変心位置
で連結する複数のジャーナル部14bとにより構成され
ている。前記クランプ機構13によりクランクシャフト
14の両端のジャーナル部14bをクランプするように
なっている。
【0012】ベッド11に敷設された案内レール16に
は砥石台17が前後方向(図2の左右方向)の往復動可
能に装着され、この砥石台17には砥石18がモータ1
9によって回転可能に装着されている。ベッド11の上
部にはリニアモータ20が固定され、このリニアモータ
20によってボールねじ(図示略)が回動されると、ボ
ールナット(図示略)を介して砥石台17が前後動され
る。
【0013】図3に示す研削盤を制御する制御装置22
は、制御部23を備えている。この制御部23には駆動
回路24,25,26を介して前記各モータ15,19
及び20が接続されている。
【0014】前記制御部23にはサーボモータ15に設
けられたエンコーダ27と、リニアモータ20に設けら
れた位置検出器28とが接続されている。一方のエンコ
ーダ27からの信号は主軸12aの回転角、従ってピン
部14aの旋回角θに比例するパルスを発生する。他方
の位置検出器28からの信号は砥石台17の移動量に比
例するパルスを発生する。前記砥石台17には定寸装置
29が装着され、クランクシャフト14のピン部14a
の仕上げ形状、つまりピン部14aの直径寸法をその円
周方向に段階的に測定するようになっている。
【0015】制御部23は予め設定された研削作業プロ
グラムに基づいて各種の判定、演算処理等を行うための
マイクロプロセッサ30、予め設定された研削作業プロ
グラムや固定の数値データ等の補助記憶装置31及び新
たに検出された数値データ等を書き込み・読み出し可能
なランダム・アクセス・メモリー(RAM32)を備え
ている。
【0016】なお、前記制御部23には図示しないが、
各種のデータや研削作業プログラムを入力するキーボー
ド及びマウスが接続され、入力データ等を表示するディ
スプレイが接続されている。
【0017】次に、前記のように構成した研削盤を用い
て、砥石半径を演算する方法を説明する。最初に、この
砥石半径の演算方法に必要となる各種の要素を図1の線
図に基づいて説明する。
【0018】符号中、Oは主軸12aの回転中心であっ
てピン部14aの旋回中心でもある。Pは砥石18の回
転中心、Opはピン部14aの中心、Xは前記両中心
O,Pの距離をそれぞれ表す。この距離Xは後述するよ
うに加工データの演算式を用いて演算され、このデータ
に基づいてリニアモータ20を数値制御して砥石18を
前後動させる。
【0019】又、Lは前記両中心O,Opの直線距離で
あって、ピン部14aの旋回半径を表す。さらに、Rp
cはピン部14aの仕上げ(研削終了)時における目標
半径、Rgcは砥石18の暫定半径、Rgpcは、両中
心P,Opの直線上の中心間距離をそれぞれ表す。この
中心間距離Rgpcは砥石の暫定半径Rgcにピン部の
目標半径Rpcを加算したものと等しい。
【0020】Rgpc=Rgc+Rpc ピン部14aの研削途中において定寸装置29により測
定される直径を2で除算した値が実測半径Rpxとな
る。
【0021】θは前記ピン部14aの旋回中心Oと砥石
18の回転中心Pを結ぶ直線OPに対するピン部14a
の中心Opの旋回角を表す。Δxはピン部14aの外周
面の研削作業時の切込み代を表す。
【0022】ここで、上述した各種の要素に基づいて制
御装置22における演算式や各種データ等の入力設定動
作について説明する。前記ピン部14aの旋回半径L及
びピン部14aの目標半径Rpcは、一定の数値である
ため共に測定値としてではなく定数として予め記録媒体
(RAM32)に記録される。
【0023】前記ピン部14aの旋回角θはサーボモー
タ15のエンコーダ27から制御部23に入力されるも
のである。前記ピン部14aは旋回角θの変動を伴って
旋回されながら砥石18により研削されるので、旋回角
θの変動に応じて、砥石台17の前後動をリニアモータ
20の数値制御により制御して前記両中心O,Pの距離
Xを制御する。この距離Xの演算式は次のようにして予
め補助記憶装置31に設定される。すなわち、ピン部1
4aの目標半径Rpcに砥石の暫定半径Rgcを加算し
た両中心Op,Pの中心間距離Rgpcと、旋回半径L
及び旋回角θの各要素に基づいて、前記距離Xのうち研
削終了状態における距離Xo、つまり仕上げデータXo
の演算式(1)が設定される。
【0024】 Xo=L・cosθ+√〔(Rgpc)2−L2・sin2θ〕・・・(1) 次に、ピン部14aを実際に研削する際の切込み代Δx
を加味した加工データXの演算式(2)が設定される。
【0025】 X=L・cosθ+√〔(Rgpc)2−L2・sin2θ〕+Δx・・・(2 ) なお、上記の切込み代Δxは最終仕上げで零になるが、
旋回角θの増加に伴い漸減し、最初は0.2〜0.8m
mに設定される。前記演算式(2)による砥石台17の
往復ストローク量は20〜100mmに設定される。
【0026】前述した演算式(2)により求められた加
工データXに基づいて、砥石台17のリニアモータ20
を数値制御してピン部14aの研削が行われる。次に、
研削盤によるピン部14aの仕上げ研削時に、実際の砥
石半径Rgxを高精度で演算する方法を図4のフローチ
ャートを中心に説明する。
【0027】最初に、ステップS1で、加工データXの
読み込みが行われるとともに、サーボモータ15が起動
されてクランクシャフト14のピン部14aが旋回さ
れ、モータ19が起動されて砥石18が回転される。
【0028】ステップS2で、リニアモータ20が起動
されて砥石台とともに砥石18がピン部14aの加工開
始位置へ移動される。そして、ステップS3でピン部1
4aの粗研削が行われる。又、ステップS4で中仕上げ
1の研削が行われ、次にステップS5で通常の研削作業
のためのピン部14aの直径の測定が行われる。次に、
ステップS6でピン部14aの中仕上げ2及びステップ
S7で仕上げ研削が行われる。
【0029】その後、ステップS8で、砥石18がドレ
ス時期に達したか否かが判断される。このステップS8
では、前述したステップS5でのピン部の直径の測定値
が仕上げ研削を終えても許容値を超えると予測される場
合にはYESと判断される。又、ピン部14aの面粗度
が設定値を超えると予測される場合にもYESと判断さ
れる。例えばCBN(六方晶窒化ほう素)砥石の場合に
は磨耗が非常に少ないので、ドレス頻度は一日に一回程
度である。
【0030】ステップS8でYESと判断された場合に
は、ピン部14aの直径のサンプリングが行われる。す
なわち、ステップS9で定寸装置29により研削中のピ
ン部14aの直径が測定され、この測定データは旋回角
θと対応して例えば旋回角θが90°〜180°の間
で、100点程度の任意の旋回角θm毎にサンプリング
される。
【0031】次に、ピン部14aの仕上げ研削が行われ
て、前記演算式(2)の切込み代Δxが零になって、ス
テップS10でスパークアウトになった後、ピン部14
aの研削が完了する。(ステップS11)なお、ステッ
プS8でNOと判断された場合には、ステップS10に
進む。
【0032】さらに、ステップS12で、最終のピン部
14aの研削か否かが判断され、YESの場合には、ス
テップS13で砥石18が原位置に復帰され、ステップ
S14で砥石半径Rgxが演算される。なおステップS
12でNOと判断された場合には、ステップS2へ戻
る。
【0033】ここで、前記ステップS14での砥石半径
Rgxの演算について説明する。ステップS9で得られ
たピン部14aの直径の多数のサンプリングデータから
マイクロプロセッサ30によりピン部14aの実測半径
Rpxが演算される。これらの実測半径Rpxの誤差が
最小二乗法により目標範囲になったときに最終の実測半
径Rpxとして決定される。
【0034】砥石半径Rgxは、中心間距離Rgpcか
ら実際のピン部の半径Rpxが減算されることにより求
められる。 Rgx=Rgpc−Rpx さらに、新たに設定された前記砥石半径Rgxから前記
演算式(2)を補正して次の演算式(3)を設定する。
【0035】 X=L・cosθ+√〔(Rgx+Rpc)2−L2・sin2θ〕+Δx・・ ・(3) そして、演算式(3)に基づいて次回のピン部14aの
研削作業を高精度に行うことができる。
【0036】上記実施形態の研削盤の砥石半径演算方法
によれば、以下のような特徴を得ることができる。 (1)前述の実施形態では、演算式(2)に基づいてピ
ン部14aの研削を行い、砥石がドレス時期になった時
点でピン部14aの実測半径Rpxを求め、この実測半
径Rpxと中心間距離Rgpcにより実際の砥石半径R
gxを次の式により演算する。
【0037】Rgx=Rgpc−Rpx このようにして得られた砥石半径Rgxを、ドレス後の
次のピン部の研削作業に活用してピン部の研削精度を向
上することができる。
【0038】ここで、実際の砥石半径Rgxが高精度に
演算される理由を以下に説明する。前記両中心Op,P
の中心間距離Rgpcは前述した(Rgpc=Rgc+
Rpc)式から明らかなように砥石の暫定半径Rgcと
ピン部14aの目標半径Rpcが分かっておれば、正確
に求められる。しかし、実際の砥石半径Rgxは、前述
したように精度良く測定することが困難であるため、初
期段階で近似値として適当な寸法、例えば砥石の暫定半
径Rgc=250.000mmに設定される。ピン部1
4aの目標半径Rpcは、例えば20.000mmに設
定される。従って、前記中心間距離Rgpcは実際には
誤差を含んでいるが所定値として設定することができ
る。
【0039】 Rgpc=Rgc+Rpc=270.000mm 一方、前記演算式(2)に関する各要素の制御精度、定
寸装置29の検出精度は以下の通りである。
【0040】(a)主軸による旋回角θの追従誤差ε1
=±0.001° (b)砥石台17の移動制御誤差ε2=±0.001m
m (c)定寸装置29によるピン部14aの半径Rpxの
測定誤差ε3=±0.001mm 従って、前記演算式(2)において、例えば中心間距離
Rgpc=270.000mm、旋回半径L=30.0
00mmとして実際にピン部の仕上げ研削を行った場
合、前記中心間距離Rgpcに発生する実際の寸法誤差
ε4もε4=±0.001mmに管理することができ
る。
【0041】この結果、前記中心間距離Rgpcを微小
誤差を含んだ実際の中心間距離Rgpcとして把握する
ことができ、この中心間距離Rgpcからピン部14a
の実測半径Rpxを減算することにより専用の測定装置
を使用することなく実際の砥石半径Rgxを高精度に演
算することができる。
【0042】(2) 前記実施形態では、ピン部14a
の実測半径Rpxを複数回サンプリングして、その誤差
が最小二乗法により目標範囲になったときに実測半径R
pxを決定するようにしたので、実測半径の測定精度を
向上し、結果的に砥石半径Rgxを高精度に演算するこ
とができる。
【0043】実験の結果、砥石半径が250mmの場
合、その平均実測値と本発明の方法で算出した砥石半径
Rgxの値の差は±0.01mmで一致することが分か
った。ピン部14aの半径Rpxを測定する定寸装置2
9と、演算式(2)に用いられる制御データのみで、回
転砥石の実際の半径Rgxを±0.01mmという高精
度で演算することができる。
【0044】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ○ 演算式Xを以下のようにしてもよい。 X=L・cosθ+√〔(Rgpc+Δx)2−L2・s
in2θ〕 ○ ワークとしてクランクシャフト14以外に円柱状の
カム部を有するカムシャフトに具体化したり、その他円
柱状部を旋回させて研削する各種の部品の研削方法に具
体化したりしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1〜3記
載の発明は、専用の測定装置を使用することなく砥石半
径を高精度に測定することができ、ひいてはワークの研
削制度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した一実施形態を示す研削
盤の旋回するピン部の研削方法を示す線図。
【図2】 研削盤の右側面図。
【図3】 研削盤の制御装置を示すブロック回路図。
【図4】 研削方法を説明するフローチャート。
【符号の説明】
θ…旋回角、L…旋回半径、O…旋回中心、P…回転中
心、Q…中間研削点、X…加工データ、Op…中心、Q
o…研削開始点、Rgc…暫定半径、Rgx…砥石半
径、Rpc…目標半径、Rpx…実測半径、Rgpc…
中心間距離、14a…被研削部としてのピン部、29…
定寸装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸台の主軸により旋回されるワークの
    円柱状の被研削部(14a)に対し前後動する砥石台に
    支持された回転砥石を接触して被研削部を研削するよう
    に構成した研削盤において、 前記ワークの旋回中心(O)と被研削部の中心(Op)
    との距離を旋回半径(L)、被研削部の目標半径(Rp
    c)、砥石の回転中心(P)、砥石の暫定半径(Rg
    c)、前記旋回中心(O)及び回転中心(P)を結ぶ直
    線に対する被研削部の中心(Op)の旋回角(θ)と
    し、 前記砥石の回転中心(P)と被研削部の中心(Op)と
    の中心間距離(Rgpc)を前記砥石の暫定半径(Rg
    c)に前記目標半径(Rpc)を加算して記録媒体に予
    め記録する行程と、 ワークの旋回中心(O)と砥石の回転中心(P)との間
    の距離、つまり加工データ(X)を演算するための演算
    式を、前記旋回半径(L)、中心間距離(Rgpc)及
    び旋回角(θ)を含むように作成して予め記録媒体に記
    録する行程と、 前記演算式を用いた研削作業プログラムにより被研削部
    (14a)の研削作業を数値制御により行い、仕上げ研
    削時に被研削部(14a)の直径を定寸装置(29)に
    より測定し、その直径から被研削部の実測半径(Rp
    x)を演算する行程と、 前記中心間距離(Rgpc)から被研削部(14a)の
    実測半径(Rpx)を減算して実際の砥石半径(Rg
    x)を演算する行程とを含む研削盤の砥石半径演算方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、被研削部の切込み代
    (Δx)とすると、前記加工データ(X)を求める演算
    式は、 X=L・cosθ+√〔(Rgpc)2−L2・sin2
    θ〕+Δx 又は X=L・cosθ+√〔(Rgpc+Δx)2−L2・s
    in2θ〕 である研削盤の砥石半径演算方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、被研削部の実
    測半径Rpxを演算する行程は、被研削部の直径寸法を
    複数回サンプリングし、サンプリングデータから半径寸
    法を計算し、これらの半径寸法を最小二乗法により演算
    してその誤差範囲が予め設定された目標範囲になった場
    合に最終の半径寸法とする行程を含む研削盤の砥石半径
    演算方法。
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