JP2002253330A - 髪止め具 - Google Patents

髪止め具

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JP2002253330A
JP2002253330A JP2001059592A JP2001059592A JP2002253330A JP 2002253330 A JP2002253330 A JP 2002253330A JP 2001059592 A JP2001059592 A JP 2001059592A JP 2001059592 A JP2001059592 A JP 2001059592A JP 2002253330 A JP2002253330 A JP 2002253330A
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retainers
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JP2001059592A
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English (en)
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Masahiro Yasuda
昌弘 安田
Ichiro Terada
一郎 寺田
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SHOBIDO KK
Yasuda Corp
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SHOBIDO KK
Yasuda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ片相互の隙間あるいはヒンジ片とシャ
フトの径大端部との隙間に毛髪が入り込むのが防止され
ると共に、毛髪狭着力が向上された髪止め具を提供す
る。 【解決手段】 一対のヘアリテイナーが開閉作動される
ものとなされた髪止め具において、沿接配置された両ヒ
ンジ片のいずれか一方に、他方のヒンジ片の内側縁を覆
うヒンジカバーを設け、それによって沿接配置された両
ヒンジ片相互の隙間に毛髪が入り込むのを防止し、か
つ、両ヒンジ片のうち外側に位置するヒンジ片に、側方
突出状に筒状部を形成し、該筒状部内にシャフトの径大
端部を嵌め合わせた状態で配置することにより、前記ヒ
ンジ片と前記シャフトの径大端部との隙間に毛髪が入り
込むのを防止する。また、一方のヘアーリテイナーの内
側面の枢着部側に、他方のヘアーリテイナー側に向かう
複数の突起を形成し、それによって前記一対のヘアーリ
テイナーの枢着部側における毛髪狭着力を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いにヒンジ部
で枢着された一対のヘアーリテイナーを備え、これら相
互間に毛髪を挟みつける髪止め具に関する。
【0002】図8及び図9は、従来の髪止め具(B)を
示す。この髪止め具(B)は、基端部側にレバー部(51
b)(52b)を有する一対のヘアーリテイナー(51)
(52)を備えている。これらヘアーリテイナー(51)(52)
は、基端部において枢着され、巻きばね(56)により両
ヘアーリテイナー(51)(52)の先端部(51a)(52a)どう
しが常に閉じ合わせ方向に付勢されている。
【0003】各ヘアーリテイナー(51)(52)は、レバ
ー部(51b)(52b)側の両側縁に、対向する一対のヒン
ジ片(53)(53)(54)(54)を備えている。一方のヘ
アーリテイナー(51)の一対のヒンジ片(53)(53)は、
他方のヘアーリテイナー(52)の一対のヒンジ片(54)(54)
の外側に沿接配置されている。これらヒンジ片(53)
(53)(54)(54)は、巻きばね(56)が巻き付けられた
シャフト(55)(リベット)により枢着されている。而
して、両ヘアーリテイナー(51)(52)は、その先端部
(51a)(52a)どうしが常に閉じ合わせ方向に付勢され
た状態で開閉作動可能なものとなされている。
【0004】従って、不使用時においては、両ヘアーリ
テイナー(51)(52)の先端部(51a)(52a)どうしが
巻きばね(56)の付勢力によって閉じ合わさっており、レ
バー部(51b)(52b)を操作することにより、両ヘアー
リテイナー(51)(52)が開き、それらの間に毛髪を束
ねるように挟み込むものとなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ヘアー
リテイナー(51)(52)の対応するヒンジ片(53)(54)は互い
に沿接配置されている。しかし、前記ヘアーリテイナー
(51)(52)が自由に回動しうるように、通常、沿接する
ヒンジ片(53)(54)間には極僅かな隙間が形成されてい
る。
【0006】このため、前記隙間、即ち沿接するヒンジ
片(53)(54)相互間に毛髪が不本意に巻き込まれるおそれ
がある。
【0007】また、シャフト(55)の頭部(55a)(55b)と
外側に位置するヒンジ片(53)53)との間にも隙間が形
成されている。従って、この隙間、即ち前記頭部(55a)
(55b)と外側に位置するヒンジ片(53)53)との間に
も、毛髪が不本意に巻き込まれるおそれがある。このよ
うに髪止め具(B)に毛髪が絡まった状態で髪止め具
(B)を頭部から外そうとすると、毛髪が頭部から引き
抜かれてしまう。このような、毛髪が髪止め具(B)に
引き抜かれることによる痛みはもとより、頭から毛髪が
抜け落ちること自体が極めて不快感を催すものであっ
た。
【0008】更には、上記従来の髪止め具(B)にあっ
ては、前記両ヘアーリテイナー(51)(52)をとじ合わせた
状態において、これらの間に枢軸(55)側に向かって漸
次拡大した隙間が生ずる。このため、図10に示すよう
に、これら両ヘアーリテイナー(51)(52)間に毛髪(H)
を挟んだ状態において、前記一対のヘアーリテイナー(5
1)(52)の先端寄りの部分では十分な狭着力が得られるの
に対し、枢軸(55)側では大きな間隙(G)が形成され
ているため、狭着力が得られないかあるいは極弱い狭着
力しか得られない。加えて、前記髪止め具(B)は、そ
れ自体枢軸(55)側に重心が偏在している。
【0009】従って、図11に矢印でに示すように、髪
止め具(B)を毛髪に狭着した使用状態において、先端
部(51a)側を中心としてレバー部(51b)側が下方にずれ動
いて傾き、所期した状態に髪止め具(B)が保持されな
いという難があった。
【0010】このように従来の髪止め具(B)にあって
は、装着安定性に欠け、使用感、装着外観を損なうとい
う問題点をも有するものであった。
【0011】この発明の目的は、一対のヘアーリテイナ
ーのヒンジ片相互の隙間に毛髪が巻き込まれることがな
く、装着安定性に優れ、使用感及び装着外観を損なうこ
とのない髪止め具を提供することにある。
【0012】この発明の他の目的は、一対のヘアーリテ
イナーのヒンジ片に挿通された枢軸の径大頭部と外側に
位置する前記ヒンジ片との間の隙間に毛髪が巻き込まれ
ることがなく、装着安定性に優れ、使用感及び装着外観
を損なうことのない髪止め具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は第1の側面に
よると、髪止め具は、相互間に毛髪を挟持するための一
対のヘアリテイナーと、前記一対のヘアーリテイナーを
それらの基端部側で枢着するシャフトと、前記一対のヘ
アーリテイナーの先端部側を閉じあわせ方向に付勢する
スプリングとを備え、前記各ヘアーリテイナーは、前記
基端部側から延設された、対向する一対のヒンジ片を有
し、一方の前記ヘアーリテイナーの対向する一対の前記
ヒンジ片が、他方の前記ヘアーリテイナーの対向する一
対の前記ヒンジ片に沿接配置されると共に、前記シャフ
トが、前記各ヒンジ片に形成されたシャフト挿通孔に挿
通されることによって、該シャフトを中心に前記一対の
ヘアーリテイナーが開閉作動されるものとなされてい
る。
【0014】そして、沿接配置された前記両ヒンジ片の
うちの一方の前記ヒンジ片が、他方の前記ヒンジ片の内
側縁を覆うヒンジカバーを備え、該ヒンジカバーによっ
て、互いに沿接配置された前記両ヒンジ片相互の隙間に
毛髪が入り込むのが防止されている。
【0015】更には、前記一方のヘアーリテイナーの内
側面の前記基端部側に、前記他方のヘアーリテイナー側
に向かって伸びる複数の突起が形成され、これら突起に
よって前記一対のヘアーリテイナーの前記基端部側にお
ける毛髪狭着力が向上されており、前記複数の突起は、
前記一対のヘアーリテイナーを閉じた状態における前記
両ヘアーリテイナーの相互間隔に対応して、前記基端部
側から前記先端部側に向かって漸次高さが低くなるよう
に設定されている。
【0016】この髪止め具によれば、互いに接するよう
に配置された前記両ヒンジ片相互の隙間に毛髪が入り込
むのが防止されるので、髪止め具を装着状態から外す際
に前記隙間に絡まった毛髪が引き抜かれるような不都合
が未然に回避され、使用者に不快感を与えることがな
い。また、ヒンジカバーが設けられているので、ヒンジ
片の補強、ひいてはヘアーリテイナーの補強もなされ、
より耐久性に優れた髪止め具を提供できる。
【0017】また、前記一方のヘアーリテイナーの内側
面の前記基端部側に、前記他方のヘアーリテイナー側に
向かって伸びた複数の突起が形成されているので、髪止
め具を装着した状態においてヘアーリテイナーの全長に
亘って十分な狭着力が得られる。従って、使用中に髪止
め具が基端部側において下方にずれ動いたりする不都合
が回避され、装着安定性が向上する。
【0018】前記髪止め具において、互いに接するよう
に配置された前記両ヒンジ片のうち外側に位置する前記
ヒンジ片が、側方突出状に形成された筒状部を有し、該
筒状部内に前記シャフトの径大端部が嵌め合わされるこ
とにより、前記ヒンジ片と前記シャフトの径大端部との
隙間に毛髪が入り込むのを防止するものとしても良い。
【0019】この場合、外側に位置する前記ヒンジ片と
前記シャフトの径大端部との隙間に毛髪が入り込むのが
防止されるので、髪止め具を装着状態から外す際に前記
隙間に絡まった毛髪が引き抜かれるような不都合が未然
に回避され、使用者に不快感を与えることがない。ま
た、ヒンジ片にシャフトの径大頭部を嵌め合わせる筒状
部が形成されているので、ヒンジ片の補強、ひいてはヘ
アーリテイナーの補強もなされ、より耐久性に優れた髪
止め具を提供できる。
【0020】この発明の第2の側面によれば、髪止め具
は、相互間に毛髪を挟持するための一対のヘアリテイナ
ーと、前記一対のヘアーリテイナーをそれらの基端部側
で枢着するシャフトと、前記一対のヘアーリテイナーの
先端部側を閉じあわせ方向に付勢するスプリングとを備
え、前記各ヘアーリテイナーは、前記基端部側から延設
された、対向する一対のヒンジ片を有し、一方の前記ヘ
アーリテイナーの対向する一対の前記ヒンジ片が、他方
の前記ヘアーリテイナーの対向する一対の前記ヒンジ片
に沿接配置されると共に、前記シャフトが、前記各ヒン
ジ片に形成されたシャフト挿通孔に挿通されることによ
って、該シャフトを中心に前記一対のヘアーリテイナー
が開閉作動されるものとなされている。
【0021】また、沿接配置された前記両ヒンジ片のう
ち外側に位置する前記ヒンジ片は、側方突出状に形成さ
れた筒状部を有し、該筒状部内に前記シャフトの径大端
部が嵌め合わされることにより、前記ヒンジ片と前記シ
ャフトの径大端部との隙間に毛髪が入り込むのが防止さ
れている。
【0022】更には、一方の前記ヘアーリテイナーの内
側面の前記基端部側に、他方の前記ヘアーリテイナー側
に向かって伸びる複数の突起が形成され、これら突起に
よって前記一対のヘアーリテイナーの前記基端部側にお
ける毛髪狭着力が向上されており、前記複数の突起は、
前記一対のヘアーリテイナーを閉じた状態における前記
両ヘアーリテイナーの相互間隔に対応して、前記基端部
側から先端部側に向かって漸次高さが低くなるように設
定されている。
【0023】この髪止め具によれば、外側に位置する前
記ヒンジ片と前記シャフトの径大端部との隙間に毛髪が
入り込むのが防止されるので、髪止め具を装着状態から
外す際に前記隙間に絡まった毛髪が引き抜かれるような
不都合が未然に回避され、使用者に不快感を与えること
がない。また、ヒンジ片にシャフトの径大頭部を嵌め合
わせる筒状部が形成されているので、ヒンジ片の補強、
ひいてはヘアーリテイナーの補強もなされ、より耐久性
に優れた髪止め具を提供できる。
【0024】また、前記一方のヘアーリテイナーの内側
面の前記基端部側に、前記他方のヘアーリテイナー側に
向かって伸びる複数の突起が形成されているので、髪止
め具を装着した状態においてヘアーリテイナーの全長に
亘って十分な狭着力が得られる。従って、使用中に髪止
め具が基端部側において下方にずれ動いたりする不都合
が回避され、装着安定性が向上する。
【0025】前記ヒンジカバーは、前記一対のヘアーリ
テイナーの開き角度に拘わらず、互いに接するように配
置された前記両ヒンジ片相互の隙間にそれらの内側縁側
から毛髪が入り込むのを防止するのに十分な幅及び長さ
を有するものであることが好ましい。
【0026】前記ヒンジカバーは、互いに接するように
配置された前記両ヒンジ片のうち外側に位置するヒンジ
片の内側縁から内方屈曲状に延設されたものであること
が好ましい。
【0027】互いに接するように配置された一方の前記
ヒンジ片は、その基端部に内側縁側から前記シャフト挿
通孔の下方に至るまでスロットが形成され、他方のヒン
ジ片に設けられた前記ヒンジカバーが、前記両ヘアーリ
テイナーを閉じ合わせた状態において、前記スロットに
導入されるようになされていることが好ましい。
【0028】前記両ヒンジ片は、前記ヘアーリテイナー
の基端部側の両側縁から延設されたものであることが好
ましい。
【0029】前記スプリングは、前記シャフトに巻き付
けられたコイルスプリングであることが好ましい。
【0030】前記両ヘアーリテイナーは、それぞれ基端
部側にレバー部が延設されたものであることが好まし
い。
【0031】装着状態の下で外側に位置するヘアーリテ
イナーは、合成樹脂成型品であり、該ヘアーリテイナー
の両ヒンジ片が、他方のヘアーリテイナーの両ヒンジ片
の外側に配置されたものであることが好ましい。このよ
うに合成樹脂で形成することにより、色付け、形状など
のバリエーションを豊富にしやすく、装飾性を高めるこ
とができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す一実
施例に基づいて説明する。
【0033】図4に示すように、この実施例の髪止め具
(A)は、一対のヘアーリテイナー(1)(2)と、シ
ャフト(5)と、コイルスプリング(6)とを有する。
【0034】前記両ヘアーリテイナー(1)(2)は、
いずれも細長い帯板状部材であり、長さ方向の基端側に
レバー部(1b)(2b)を有する。前記ヘアーリテイ
ナー(1)(2)のうち、髪止め具(A)を頭髪へ装着
した状態において、外側に位置するヘアーリテイナー
(1)(以下、外側ヘアーリテイナーという)は、半硬
質の合成樹脂一体成型品からなるものである。なお、該
ヘアーリテイナー(1)の材質は当該実施例に限定され
るものではなく、金属その他の各種材料からなるもので
あっても良い。
【0035】前記外側ヘアーリテイナー(1)は、前記
基端部側の両側縁から下向きに延設された対向する一対
のヒンジ片(3)(3)を有する。これら一対のヒンジ
片(3)(3)には、それぞれ中央部にシャフト貫通孔
(3a)(3a)が設けられている。
【0036】一方、髪止め具(A)を頭部へ装着した状
態において、頭部側に位置するヘアーリテイナー(2)
(以下、内側ヘアーリテイナーという)は、金属板をプ
レス成形加工したものである。この金属材としては、例
えば、耐腐食性に富みかつ軽量なアルミニウム材等が好
適に用いられる。もっとも、該ヘアーリテイナー(2)
の材質は、当該実施例に限定されるものではなく、合成
樹脂その他の各種材料からなるものであっても良い。こ
の内側ヘアーリテイナー(2)は、前記基端部側の両側
縁から上向きに延設された対向する一対のヒンジ片
(4)(4)を有する。これら一対のヒンジ片(4)
(4)にも、中央部にシャフト挿通孔(4a)(4a)
が設けられている。
【0037】しかして、図3に示すように、前記外側ヘ
アーリテイナー(1)の前記各ヒンジ片(3)(3)
が、前記内側ヘアーリテイナー(2)の前記各ヒンジ片
(4)(4)の、前記ヘアーリテイナー(1)の幅方向
外側に位置する態様で、対応するヒンジ片(3)(4)
どおしが互いに沿接配置されている。そして、これらヒ
ンジ片(3)(3)(4)(4)の前記シャフト挿通孔
(3a)(3a)(4a)(4a)にシャフト(5)の
端部が差し込まれ、前記ヘアーリテイナー(1)(2)
が、前記シャフト(5)を中心に開閉作動されるように
なされている。
【0038】前記シャフト(5)には、図2および図3
に示すように、コイルスプリング(6)が巻き付けられ
ている。このコイルスプリング(6)の両端延出部は、
前記両ヘアーリテイナー(1)(2)のレバー部(1
b)(2b)の裏面に当接配置されている。しかして、
このコイルスプリング(6)のスプリング力により、前
記ヘアーリテイナー(1)(2)が常に閉じるように付
勢されている。なお、前記両ヘアーリテイナー(1)
(2)を閉じ方向に付勢するものであれば、コイルスプ
リング(6)に限定されるものではない。
【0039】ところで、前述のとおり、前記一対のヘア
ーリテイナー(1)(2)の対応する前記ヒンジ片
(3)(4)どおしは、互いに沿接するように配設され
ている。しかし、実際には、ヘアーリテイナー(1)
(2)どおしが摩擦を生じることなく回動されるよう
に、沿接するヒンジ片(3)(4)相互は、しっかりと
密着されていない。而して、それら相互間には隙間が形
成されているものである。従って、髪止め具(1)を実
際に使用した際に、前記ヒンジ片(3)(4)相互間の
隙間に、毛髪が入り込んで絡むおそれがある。このよう
に毛髪が絡んだ状態で、髪止め具(1)を頭部から取り
外すと、毛髪が引き抜かれるという不都合がある。
【0040】従って、この実施例では、互いに接するよ
うに配置された前記ヒンジ片(3)(4)相互間の隙間
に毛髪が入り込むのを防ぐようにする目的で、外側に位
置する前記各ヒンジ片(3)の内側縁、即ちヘアーリテ
イナー(1)の先端部(1a)側の側縁(以下、内側縁
という)に沿って、ヒンジカバー(7)が、前記ヘアー
リテイナー(1)の幅方向内側に向かって一体的に延設
されている。しかして、このヒンジカバー(7)は、ヘ
アーリテイナー(1)(2)の幅方向内側に位置する前
記ヒンジ片(4)の内側縁を覆うものとなされている。
【0041】このようにヒンジカバー(7)を設けるこ
とによって、互いに接するように配置された前記両ヒン
ジ片(3)(4)相互の間に、毛髪が入り込むのが防止
される。
【0042】なお、上記実施例では、ヒンジカバー
(7)は、外側ヘアーリテイナー(1)のヒンジ片
(3)に設けられているが、この発明はこれに限定され
るものではない。内側ヘアーリテイナー(2)のヒンジ
片(4)の内側縁に沿って、該ヘアーリテイナー(2)
の幅方向外向きにヒンジカバーを延設し、外側に位置す
るヒンジ片(3)を覆うようにしても良い。また、上記
実施例では、外側ヘアーリテイナー(1)のヒンジ片
(3)(3)が、内側ヘアーリテイナー(2)のヒンジ
片(4)(4)の外側に位置するように配置されてい
る。しかし、外側ヘアーリテイナー(1)のヒンジ片
(3)(3)が、内側ヘアーリテイナー(2)のヒンジ
片(4)(4)の内側に位置するように配置されたもの
であってもよい。
【0043】また、この実施例では、前記一対のヘアー
リテイナー(1)(2)の開き角度に拘わらず、互いに
接するように配置された両ヒンジ片(3)(4)相互の
隙間にそれらの内側縁側から毛髪が入り込むのを防止す
る目的で、以下のような構成を採用している。
【0044】即ち、図4に示すように、下側ヘアーリテ
イナー(2)の各ヒンジ片(4)の基端部に、その内側
縁から前記シャフト挿通孔(4a)の下方に至るまでス
ロット(4b)が形成されている。しかして、図5に示
すように、ヘアーリテイナー(1)(2)を閉じた状態
において、上側ヘアーリテイナー(1)の各ヒンジ片
(3)に設けれられたヒンジカバー(7)が、下側ヘア
ーリテイナー(2)の各ヒンジ片(4)のスロット(4
b)に導入される。
【0045】一方、図6に示すように、ヘアーリテイナ
ー(1)(2)を開いた状態において、上側ヘアーリテ
イナー(1)の各ヒンジ片(3)に設けられたヒンジカ
バー(7)は、下側ヘアーリテイナー(2)の各ヒンジ
片(4)の内側縁を覆うようになされている。従って、
ヘアーリテイナー(1)(2)の開き角度の如何に拘わ
らず、互いに接するように配置されたヒンジ片(3)
(4)の内側縁が常にヒンジカバー(7)によって覆わ
れるため、毛髪が入り込まないようになされている。
【0046】ところで、前記シャフト(5)は、図4に
示すように、その基端部に頭部(5a)を有するもので
ある。そして該シャフト(5)は、前記ヒンジ片(3)
(4)および(4)(3)のシャフト貫通孔(3a)
(4a)および(4a)(3a)に挿通され、図3に示
すように他端部がかしめられて、前記ヒンジ片(3)
(4)(4)(3)から抜け脱不能な状態となされるも
のである。即ち、シャフト(5)は、その両端部に径大
端部(5a)(5b)を有するものとなっている。従っ
て、外側ヘアーリテイナー(1)の各ヒンジ片(3)の
外側面と各径大端部(5a)または(5b)との間に毛
髪が入り込む隙間が生する。このため、この隙間に毛髪
が入り込むと、前述と同様の問題点が生ずる。
【0047】従って、この実施例では、外側ヘアーリテ
イナー(1)の各ヒンジ片(3)の外側面側に、前記シ
ャフト(5)の径大端部(5a)(5b)を嵌め込みう
る筒状部(8)が外向きに一体的に形成されている。こ
のように径大端部(5a)(5b)が筒状部(8)に覆
われることにより、毛髪が径大端部(5a)(5b)と
ヒンジ片(3)との間の隙間に入り込むという不都合が
回避されるのである。
【0048】また、この髪止め具(A)にあっては、装
着状態において、ヘアーリテイナー(1)(2)のレバ
ー部(1b)(2b)部側が下方にずれ動くのを防止す
るように工夫されている。
【0049】即ち、この髪止め具(A)にあっては、前
記両ヘアーリテイナー(1)(2)を閉じ合わせた状態
において、図5に示すように、これらヘアーリテイナー
(1)(2)間に、枢軸(5)側に向かって漸次拡大した隙
間(G)が生ずる。そのため、これら両ヘアーリテイナ
ー(1)(2)間に毛髪を挟んだときに、前記両ヘアーリテ
イナー(1)(2)の先端寄りの部分では十分な狭着力が得
られるのに対し、枢軸(5)側では狭着力が得られない
か、あるいは極弱い狭着力しか得られない。しかも、前
記髪止め具(A)は、それ自体枢軸側に寄った位置に重
心が存在する。
【0050】従って、この髪止め具(A)においては、
これを毛髪に狭着した使用状態において、ヘアーリテイ
ナー(1)(2)の全長に亘って十分な狭着力が得られ
るように、特に図5に明確に示されるように、外側ヘア
ーリテイナー(1)の毛髪挟持内側面の前記ヒンジ片
(3)側に、前記内側ヘアーリテイナー(2)側に向か
って複数の滑り止め用の突起(10)が一体的に形成さ
れている。これら突起(10)は、外側ヘアーリテイナ
ー(1)の長さ方向に沿って2列に形成されている。各
例を構成する突起(10)は、その高さが前記ヒンジ片
(3)側において最も高く、先端部(1a)側に至るに
従って漸次低くなるように設定されている。而して、こ
れら突起(10)は、図5に示すように、前記両ヘアー
リテイナー(1)(2)を閉じ合わせた状態において、
それら相互間の前記ヒンジ片(3)(4)側に形成され
る間隙(G)に対応して伸びるように配置される。
【0051】従って、髪止め具(A)を装着した状態に
おいて、これら突起(10)群が毛髪に入りこむことに
よって、前記一対のヘアーリテイナー(1)(2)の前
記ヒンジ片(3)(4)側における毛髪狭着力が向上さ
れる。このため、ヘアーリテイナー(1)(2)を閉じ
合わせた状態において基端部側に隙間(G)が形成され
ると共に、基端部側に重心が偏在するにも拘わらず、基
端部側が下方にずれ動いて傾くような不都合を回避する
ことができる。従って、装着安定性、使用感に優れたも
のとなり、装着外観を損なうことがない。
【0052】なお、滑り止め用の突起(10)の具体的
構造は、図示実施例に限定されるものではなく、要する
にヘアーリテイナー(1)(2)の基端部側における毛
髪狭着力を確保して髪止め具の不本意な回転挙動を阻止
し、装着安定性を増大しうるものであれば任意の設計変
更をも許容される。
【0053】なお、上記実施例においては、一対のヘア
ーリテイナー(1)(2)が細長く形成されたものを示
したが、この発明はこれに限定されるものではない。一
対のヘアーリテイナーどおしがヒンジ片を介して枢着さ
れている形式のものであれば、如何なる形状のヘアーリ
テイナーを備えたものであっても適用されうるものであ
る。
【0054】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る髪止め具
は、互いに接するように配置された前記両ヒンジ片
(3)(4)のいずれか一方の内側縁に、他方の前記ヒ
ンジ片の内側縁を覆うヒンジカバー(7)が設けられ、
それによって互いに接するように配置された前記両ヒン
ジ片(3)(4)相互の隙間に毛髪が入り込むのが防止
され、かつ前記一方のヘアーリテイナー(1)の内側面
の前記ヒンジ片(3)側に、前記他方のヘアーリテイナ
ー(2)側に向かって伸びた複数の突起(10)が形成
され、それによって前記一対のヘアーリテイナー(1)
(2)の前記ヒンジ片(4)側における毛髪狭着力が向
上されており、前記複数の突起(10)は、前記一対の
ヘアーリテイナー(1)(2)を閉じた状態における前
記両ヘアーリテイナーの相互間隔に対応して、基端部か
ら先端部側に向かって漸次高さが低くなるように設定さ
れている。
【0055】従って、互いに接するように配置された前
記両ヒンジ片(3)(4)相互の隙間に毛髪が入り込む
のが防止されので、髪止め具を装着状態から外す際に前
記隙間に絡まった毛髪が引き抜かれるような不都合が未
然に回避され、使用者に不快感を与えることがない。ま
た、ヒンジカバー(7)が他方のヒンジ片(4)の内側
縁を覆うように設けられているので、ヒンジ片(3)の
補強、ひいてはヘアーリテイナー(1)の補強もなさ
れ、より耐久性に優れた髪止め具を提供できる。
【0056】また、前記一方のヘアーリテイナー(1)
の内側面の前記ヒンジ片(3)側に、前記他方のヘアー
リテイナー(2)側に向かって伸びた複数の突起(1
0)が形成されているので、髪止め具を装着した状態に
おいてヘアーリテイナー(1)(2)の全長に亘って十
分な狭着力が得られる。従って、使用中に髪止め具が枢
軸側において下方にずれ動いたりする不都合が回避さ
れ、装着安定性が向上する。
【0057】上記髪止め具において、互いに接するよう
に配置された前記両ヒンジ片(3)(4)のうち外側に
位置する前記ヒンジ片(3)が、側方突出状に形成され
た筒状部(8)を有し、該筒状部(8)内に前記シャフ
ト(5)の径大端部(5a)(5b)が嵌め合わされることによ
り、前記ヒンジ片(3)と前記シャフト(5)の径大端
部(5a)(5b)との隙間に毛髪が入り込むのを防止するも
のとしても良い。
【0058】この場合、髪止め具を装着状態から外す際
に前記隙間に絡まった毛髪が引き抜かれるような不都合
が未然に回避され、使用者に不快感を与えることがな
い。また、ヒンジ片(3)にシャフト(5)の径大頭部
(5a)(5b)を嵌め合わせる筒状部(8)が形成されてい
るので、ヒンジ片(3)の補強、ひいてはヘアーリテイ
ナー(1)の補強もなされ、より耐久性に優れた髪止め
具を提供できる。
【0059】この発明の第2の側面によれば、髪止め具
は、相互間に毛髪を挟持するための一対のヘアリテイナ
ー(1)(2)と、前記一対のヘアーリテイナーをそれ
らの基端部側において枢着するシャフト(5)と、前記
一対のヘアーリテイナーの先端部(1a)(2a)側を閉じあわ
せる方向に付勢するスプリング(5)とを備え、前記各
ヘアーリテイナーは、前記基端部側から延設された対向
する一対のヒンジ片(3)(4)を有し、前記両ヘアー
リテイナーの対応する前記ヒンジ片どおしが互いに接す
るように配置され、前記シャフト(5)が、前記各ヒン
ジ片(3)(4)に形成されたシャフト挿通孔(3a)(4a)
に挿通され、該シャフト(5)を中心に前記一対のヘア
ーリテイナー(1)(2)が開閉作動されるものとなさ
れている。
【0060】また、互いに接するように配置された前記
両ヒンジ片(3)(4)のうち外側に位置する前記ヒン
ジ片(3)は、側方突出状に形成された筒状部(8)を
有し、該筒状部(8)内に前記シャフト(5)の径大端
部(5a)(5b)が嵌め合わされることにより、前記ヒンジ
片(3)と前記シャフト(5)の径大端部(5a)(5b)との
隙間に毛髪が入り込むのが防止されている。
【0061】更には、前記一方のヘアーリテイナー
(1)の内側面の前記基端部側に、前記他方のヘアーリ
テイナー(2)側に向かって伸びた複数の突起(10)が
形成され、それによって前記一対のヘアーリテイナー
(1)(2)の前記基端部側における毛髪狭着力が向上
されており、前記複数の突起(10)は、前記一対のヘアー
リテイナー(1)(2)を閉じた状態における前記両ヘ
アーリテイナーの相互間隔に対応して、前記基端部側か
ら先端部側に向かって漸次高さが低くなるように設定さ
れている。
【0062】この髪止め具によれば、外側に位置する前
記ヒンジ片(3)と前記シャフト(5)の径大端部(5a)
(5b)との隙間に毛髪が入り込むのが防止されるので、髪
止め具を装着状態から外す際に前記隙間に絡まった毛髪
が引き抜かれるような不都合が未然に回避され、使用者
に不快感を与えることがない。また、ヒンジ片(3)に
シャフト(5)の径大頭部(5a)(5b)を嵌め合わせる筒状
部が形成されているので、ヒンジ片の補強、ひいてはヘ
アーリテイナー(1)の補強もなされ、より耐久性に優
れた髪止め具を提供できる。
【0063】また、前記一方のヘアーリテイナー(1)
の内側面の前記基端部側に、前記他方のヘアーリテイナ
ー(2)側に向かって伸びた複数の突起(10)が形成され
ているので、髪止め具を装着した状態においてヘアーリ
テイナー(1)(2)の全長に亘って十分な狭着力が得
られる。従って、使用中に髪止め具が基端部側において
下方にずれ動いたりする不都合が回避され、装着安定性
が向上する。
【0064】前記ヒンジカバー(7)は、前記一対のヘ
アーリテイナー(1)(2)の開き角度に拘わらず、互
いに接するように配置された前記両ヒンジ片(3)
(4)相互の隙間にそれらの内側縁側から毛髪が入り込
むのを防止するのに十分な幅及び長さを有するものであ
ることが好ましい。
【0065】前記ヒンジカバー(7)は、互いに接する
ように配置された前記両ヒンジ片(3)(4)のうち外
側に位置するヒンジ片(3)の内側縁から内方屈曲状に
延設されたものであることが好ましい。
【0066】互いに接するように配置された一方の前記
ヒンジ片(4)は、その基端部に内側縁側から前記シャ
フト挿通孔(4a)の下方に至るまでスロット(4b)
が形成され、他方のヒンジ片(3)に設けられた前記ヒ
ンジカバー(7)が、前記両ヘアーリテイナー(1)
(2)を閉じ合わせた状態において、前記スロット(4
b)に導入されるようになされていることが好ましい。
【0067】前記両ヒンジ片(3)(4)は、前記ヘア
ーリテイナー(1)(2)の基端部側の両側縁から延設
されたものであることが好ましい。
【0068】前記スプリング(6)は、前記シャフト
(5)に巻き付けられたコイルスプリングであることが
好ましい。
【0069】前記両ヘアーリテイナー(1)(2)は、
それぞれ基端部側にレバー部(1b)(2b)が延設さ
れたものであることが好ましい。
【0070】頭髪に装着した状態の下で外側に位置する
ヘアーリテイナー(1)は、合成樹脂成型品であり、該
ヘアーリテイナー(1)の両ヒンジ片(3)が、他方の
ヘアーリテイナー(2)の両ヒンジ片(3)の外側に配
置されたものであることが好ましい。このように合成樹
脂で形成することにより、色つけ、形状などのバリエー
ションを豊富にしやすく、装飾性を高めることができ
る。
【0071】ここに用いられた用語および説明は、この
発明に係る実施例の1つを説明するために用いられたも
のであって、この発明はこれに限定されるものではな
い。この発明はクレームされた範囲内であれば、その精
神を逸脱するものでない限り如何なる設計的変更をも許
容するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る髪止め具の一実施例の斜視図で
ある。
【図2】図1の2−2線拡大断面図、
【図3】図1の3−3線拡大断面図である。
【図4】図1に示す髪止め具の分解状態の斜視図であ
る。
【図5】図1に示す髪止め具の閉じた状態を示す側断面
図である。
【図6】図1に示す髪止め具の開いた状態を示す側断面
図である。
【図7】髪止め具を構成する一対のヘアーリテイナーを
分離した状態を示す斜視図である。
【図8】従来の髪止め具の斜視図である。
【図9】図8の9−9線拡大断面図である。
【図10】従来の髪止め具の毛髪狭着状態を示す側面図
である。
【図11】従来の髪止め具の使用状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ヘアーリテイナー 1b・・・レバー部 2・・・ヘアーリテイナー 2b・・・レバー部 3・・・ヒンジ片 4・・・ヒンジ片 4a・・・シャフト挿通孔 4b・・・スロット 5・・・シャフト 5a・・・径大端部 5b・・・径大端部 7・・・ヒンジカバー 8・・・筒状部 10・・・突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互間に毛髪を挟持するための一対のヘ
    アリテイナーと、 前記一対のヘアーリテイナーをそれらの基端部側で枢着
    するシャフトと、 前記一対のヘアーリテイナーの先端部側を閉じあわせ方
    向に付勢するスプリングとを備え、 前記各ヘアーリテイナーは、前記基端部側から延設され
    た、対向する一対のヒンジ片を有し、一方の前記ヘアー
    リテイナーの対向する一対の前記ヒンジ片が、他方の前
    記ヘアーリテイナーの対向する一対の前記ヒンジ片に沿
    接配置されると共に、 前記シャフトが、前記各ヒンジ片に形成されたシャフト
    挿通孔に挿通されることによって、該シャフトを中心に
    前記一対のヘアーリテイナーが開閉作動されるものとな
    される一方、 沿接配置された前記両ヒンジ片のうちの一方の前記ヒン
    ジ片が、他方の前記ヒンジ片の内側縁を覆うヒンジカバ
    ーを備え、該ヒンジカバーによって、互いに沿接配置さ
    れた前記両ヒンジ片相互の隙間に毛髪が入り込むのが防
    止され、かつ前記一方のヘアーリテイナーの内側面の前
    記基端部側に、前記他方のヘアーリテイナー側に向かっ
    て伸びる複数の突起が形成され、これら突起によって前
    記一対のヘアーリテイナーの前記基端部側における毛髪
    狭着力が向上されており、 前記複数の突起は、前記一対のヘアーリテイナーを閉じ
    た状態における前記両ヘアーリテイナーの相互間隔に対
    応して、前記基端部側から前記先端部側に向かって漸次
    高さが低くなるように設定されている、髪止め具。
  2. 【請求項2】 沿接配置された前記両ヒンジ片のうち外
    側に位置する前記ヒンジ片が、側方突出状に形成された
    筒状部を有し、該筒状部内に前記シャフトの径大端部が
    嵌め合わされた状態で配置されることにより、前記ヒン
    ジ片と前記シャフトの径大端部との隙間に毛髪が入り込
    むのが防止されている、請求項1に記載の髪止め具。
  3. 【請求項3】 相互間に毛髪を挟持するための一対のヘ
    アリテイナーと、 前記一対のヘアーリテイナーをそれらの基端部側で枢着
    するシャフトと、 前記一対のヘアーリテイナーの先端部側を閉じあわせ方
    向に付勢するスプリングとを備え、 前記各ヘアーリテイナーは、前記基端部側から延設され
    た、対向する一対のヒンジ片を有し、一方の前記ヘアー
    リテイナーの対向する一対の前記ヒンジ片が、他方の前
    記ヘアーリテイナーの対向する一対の前記ヒンジ片に沿
    接配置されると共に、 前記シャフトが、前記各ヒンジ片に形成されたシャフト
    挿通孔に挿通されることによって、該シャフトを中心に
    前記一対のヘアーリテイナーが開閉作動されるものとな
    される一方、 沿接配置された前記両ヒンジ片のうち外側に位置する前
    記ヒンジ片が、側方突出状に形成された筒状部を有し、
    該筒状部内に前記シャフトの径大端部が嵌め合わされた
    状態で配置されることにより、前記ヒンジ片と前記シャ
    フトの径大端部との隙間に毛髪が入り込むのが防止さ
    れ、かつ一方の前記ヘアーリテイナーの内側面の前記基
    端部側に、他方の前記ヘアーリテイナー側に向かって伸
    びる複数の突起が形成され、これら突起によって前記一
    対のヘアーリテイナーの前記基端部側における毛髪狭着
    力が向上されており、 前記複数の突起は、前記一対のヘアーリテイナーを閉じ
    た状態における前記両ヘアーリテイナーの相互間隔に対
    応して、前記基端部側から前記先端部側に向かって漸次
    高さが低くなるように設定されている髪止め具。
  4. 【請求項4】 前記ヒンジカバーは、前記一対のヘアー
    リテイナーの開き角度に拘わらず、前記両ヒンジ片相互
    の隙間に前記ヒンジ片の内側縁側から毛髪が入り込むの
    を防止するのに十分な幅及び長さを有するものである、
    請求項1又は2に記載の髪止め具。
  5. 【請求項5】 前記ヒンジカバーは、沿接配置された前
    記両ヒンジ片のうち外側に位置するヒンジ片の内側縁か
    ら内方屈曲状に延設されたものである、請求項1、2及
    び4のいずれか1に記載の髪止め具。
  6. 【請求項6】 沿接配置された一方の前記ヒンジ片は、
    その基端部に内側縁側からスロットが形成され、他方の
    ヒンジ片に設けられた前記ヒンジカバーが、前記両ヘア
    ーリテイナーを閉じ合わせた状態において、前記スロッ
    トに導入されるようになされている、請求項1、2、4
    および5のいずれか1に記載の髪止め具。
  7. 【請求項7】 前記両ヒンジ片は、前記各ヘアーリテイ
    ナーの前記基端部側の両側縁から延設されている、請求
    項1ないし6のいずれか1に記載の髪止め具。
  8. 【請求項8】 前記スプリングは、前記シャフトに巻き
    付けられたコイルスプリングである、請求項1ないし7
    のいずれか1に記載の髪止め具。
  9. 【請求項9】 前記各ヘアーリテイナーは、前記基端部
    側にレバー部が設けられている、請求項1ないし8のい
    ずれか1に記載の髪止め具。
  10. 【請求項10】 装着状態において外側に位置する一方
    の前記ヘアーリテイナーは、合成樹脂成型品であり、該
    ヘアーリテイナーの前記両ヒンジ片が、他方の前記ヘア
    ーリテイナーの前記両ヒンジ片の外側に配置されてい
    る、請求項1ないし9のいずれか1に記載の髪止め具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004039201A1 (ja) * 2002-10-29 2006-02-23 株式会社ヤスダコーポレーション 髪止め具
JP2009082690A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Jei Suru Lee ヘアークリップ
JP6150414B1 (ja) * 2016-04-01 2017-06-21 株式会社a2Dazzle ヘアクリップ
JP2019180824A (ja) * 2018-04-10 2019-10-24 金室 ひとみ ヘアクリップ

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