JP2002253323A - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JP2002253323A JP2001143719A JP2001143719A JP2002253323A JP 2002253323 A JP2002253323 A JP 2002253323A JP 2001143719 A JP2001143719 A JP 2001143719A JP 2001143719 A JP2001143719 A JP 2001143719A JP 2002253323 A JP2002253323 A JP 2002253323A
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昌男 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポケットの収納幅が、収納対象物の厚さ若し
くは大きさに対応して調整することのできる収納ケース
を提供すること。 【解決手段】 上部に出し入れ口36を備えたケース本
体11と、このケース本体11の背面部31側に装着さ
れてケース本体11の外側に別途の収納領域を形成する
ポケット形成部材12とによりケースファイル10が構
成されている。ポケット形成部材12はケース本体11
の背面部31に沿う外側背面部60と、これに連なるポ
ケット側面61及びポケット底面63を備える。ポケッ
ト側面61及びポケット底面63にはスロット穴66,
69がそれぞれ形成されており、これらスロット穴6
6,69には、ケース本体11のサイドパネル17に設
けられた軸部材49が貫通して当該軸部材49とスロッ
ト穴66,69との相対移動でポケットPの収納幅が調
整可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収納ケースに係り、
更に詳しくは、内部に所定の収納領域を備えたケース本
体の外側に、収納幅若しくは収納隙間を調整することの
できる別途の収納領域を形成した収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、書類等を収納して持ち運ぶこ
とに適した各種の収納ケースが知られており、当該収納
ケースの一種としてケースファイルが存在する。このケ
ースファイルは、例えば、ポリプロピレン等の樹脂製シ
ートを用いて形成されており、比較的扁平な箱状の外形
に設けられ、上端の開放部をフラップ状の蓋によって開
閉可能に設けられた構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなケースファイルにあっては、内部に書類を入れた場
合に、蓋を開けない限り内部の書類を取り出すことはで
きない。従って、蓋を開閉することなくケースファイル
の外側で書類を単に挿抜するようにして当該書類を出し
入れできる別領域となるポケットが存在すれば、使い勝
手が格段に改善されることとなる。
【0004】このようなポケットは手提げ鞄等に既に採
用されているが、同ポケットは、収納幅が小さく且つ一
定であるため、厚みのある書類の出し入れが困難であ
る。従って、厚みのある書類を出し入れすると、ポケッ
トの開放口に拡がり癖がついてしまう傾向が強く、ポケ
ットに何も収納しない場合でも当該ポケットの開放口が
拡がったままの状態となってしまい、元の位置に復帰す
ることができなくなるという不都合がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、ポケットの収納幅
が、収納対象物の厚さ若しくは大きさに対応して調整す
ることのできる収納ケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る収納ケースは、内部に所定の収納領域
が形成されたケース本体と、このケース本体に装着され
て当該ケース本体の外側に別途の収納領域を形成するポ
ケット形成部材とを備え、前記ポケット形成部材はケー
ス本体との間に形成される収納幅を調整可能に設けられ
る、という構成を採っている。具体的には、底面部の前
後に連なる正面部及び背面部と、これら正面部及び背面
部の左右両端間に位置する一対の側面部とを含んで内部
に所定の収納領域が形成されたケース本体と、前記背面
部側に装着されてケース本体の外側に別途の収納領域を
形成するポケット形成部材とを備え、前記ポケット形成
部材は背面部との間に形成される収納幅を調整可能に設
けられる、という構成を採ることができる。このような
構成とすれば、書類等を極めて簡便な手法によって出し
入れできるようになる他、当該書類の厚みに応じて収納
幅を調整することで、ポケット形成部材における開放口
側の拡がり癖等を防止することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるポケット形成部材
は、前記ケース本体の背面部と略平行に位置する外側背
面部と、この外側背面部の左右両縁及び下縁に連なって
前記ケース本体の側面部及び底面部に沿う左右一対のポ
ケット側面及びポケット底面を備え、これらポケット側
面及びポケット底面を前記側面部と底面部に相対移動さ
せることで前記収納幅が調整可能に設けられる、という
構成を採ることが好ましい。これにより、前記側面部及
び底面部がガイド面として作用し、収納幅を調整する際
のポケット形成部材の移動が安定した状態でスムースに
行えるようになる。
【0008】また、前記ケース本体及びポケット形成部
材との間に、当該ポケット形成部材の収納幅調整を可能
とするガイド手段が設けられる、という構成を採用する
とよく、当該ガイド手段は、前記ケース本体側に設けら
れた軸部材と、ポケット形成部材に設けられて前記軸部
材が貫通するスロット穴とにより構成され、当該スロッ
ト穴はポケット形成部材による収納幅調整方向に沿って
延びる略楕円形状に設けられる、という構成を採用する
ことができる。このような構成により、ポケット形成部
材を収納幅調整方向に移動させるときの当該移動軌跡を
一定に保つことができ、また、ポケット形成部材による
収納幅調整がスロット穴の長さによって規制できるた
め、ポケット形成部材がケース本体から外れてしまうこ
ともない。
【0009】また、前記ケース本体とポケット形成部材
との間に、当該ポケット形成部材による収納幅調整方向
に沿うクリック機構を設けることが好ましい。このよう
な構成を採用すれば、ポケット形成部材の位置を安定し
て保つことができる。従って、例えば、ポケット形成部
材がケース本体に対して不用意に動いてしまうような虞
を防止することができる。
【0010】更に、前記クリック機構は複数箇所に設け
られ、少なくとも一部のクリック機構の近傍に、当該ク
リック機構の動作をスムースに行わせるための変形代を
設ける、という構成も採用されている。このような構成
により、スムースなるクリック動作をもとより達成でき
る他、クリック動作を生ずる部分の摩滅等を防止するこ
とができる。
【0011】また、前記ポケット形成部材の開放口形成
領域には、定型性付与部材が設けられる、という構成を
採るとよい。この定型性付与部材としては、直線状に延
びるモールを採用することが好ましく、当該モールは、
ポケットの底部側に開放する二股状の挟持部を備え、こ
の挟持部の相対面には前記開放口形成領域に引っ掛け可
能な脱落防止部を備えたものを用いるとよい。このよう
な構成とすれば、ポケット形成部材を構成するシートが
延びたりする虞が回避されてポケットの開放口領域の形
状が常に一定に保たれ、書類等の頻繁な出し入れによっ
て前記開放口に開き癖が残るような不都合も確実に防止
することができる。なお、脱落防止部はポケット形成部
材の面内を切り起こして形成された切り起こし片により
構成され、前記挟持部の内面側には前記切り起こし片の
外縁に引っ掛け可能なフック部が形成される、という構
成を採るとよい。これにより、脱落防止部を極めて簡単
な構成によって形成することができる。
【0012】なお、本明細書において、「上」とは、以
下に説明するケースファイルの出し入れ口側について用
いられ、「下」とは、その反対側すなわち底部側につい
て用いられる。また、「収納幅」とは、ケースファイル
の背面部の面に直交する方向に沿う隙間の幅を意味し、
「左右」とは、同ケースファイルの側面部間を結ぶ方向
の両側について用いられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0014】図1には、本発明がケースファイルに適用
された実施例を正面側から見た概略斜視図が示され、図
2及び図3にはケースファイルを背面側から見た概略斜
視図が示されている。これらの図において、ケースファ
イル10は、ケース本体11と、当該ケース本体11の
背面側に装着されるとともに、ケース本体11内の収納
領域とは別途の収納領域となるポケットPを形成するポ
ケット形成部材12とを備えて構成されている。
【0015】前記ケース本体11は、全体がポリプロピ
レン等の樹脂製シートを用いて形成されている。このケ
ース本体11は、図4に示されるように、正面側部材1
5と、当該正面側部材15に組み合わされる背面側部材
16と、これら正面側部材15と背面側部材16の左右
両端側に装着されるサイドパネル17とにより構成され
ている。
【0016】正面側部材15は、上下方向長さ若しくは
高さに対して左右方向長さ若しくは高さが大きく設けら
れた正面部20と、この正面部20の左右両端縁に連な
る左右一対の正面側側面部21,21と、正面部20の
下端縁に連なる正面側底面部22とからなる。正面部2
0の上端は、凹状の切欠部24が形成されているととも
に、切欠部24の中央部下方位置に止め具取付穴25が
形成されている。また、正面側側面部21,21には、
上下方向に沿う四箇所に連結穴27が形成されていると
ともに、上二つの連結穴27,27間において正面部2
0寄りの位置に一個の軸挿入穴28が形成されている。
更に、正面側底面部22には、左右方向に沿う三箇所に
連結穴29が形成されているとともに、左右両端側に角
穴30が各二個ずつ形成されている。
【0017】前記背面側部材16は、前記正面部20と
略平行に配置されて当該正面部20との間に所定の収納
領域を形成する背面部31と、この背面部31の左右両
端縁に連なるとともに正面側側面部21と相互に作用し
てケース本体11の側面部を構成する左右一対の背面側
側面部33,33と、背面部31の下縁に連なるととも
に正面側底面部22と相互に作用してケース本体11の
底面部を構成する背面側底面部34と、背面部31の上
端縁に連なってケース本体11の出し入れ口36を開閉
する片状フラップからなる蓋35とを備えて構成されて
いる。背面側側面部33及び背面側底面部34の各面内
には、正面側部材15の連結穴27,29に対応する連
結穴37,38がそれぞれ形成されているとともに、背
面側側面部33の上部一箇所に正面側部材15の軸挿入
穴28に対応する軸挿入穴40が形成されている。な
お、背面側底面部34における連結穴38は、正面側底
面部22の連結穴29に一致する位置で、中間に後述す
るポケット底面を介在させた状態で上下二分割型のリベ
ット部材39によって分離不能に一体化されるようにな
っている(図12及び図13参照)。
【0018】前記正面側部材15と背面側部材16の左
右両端側に装着される左右一対のサイドパネル17は、
図9ないし図11にも示されるように、上下方向に長い
略長方形状の本体面42と、この本体面42の上端及び
下端に連なって当該本体面42の面と略直交する上片4
3及び下片44と、これら上片43及び下片44の短寸
幅方向一端部すなわち図9中右側の端部間を相互に連結
する前鉛直片45と、この前鉛直片45の反対側に設け
られた後鉛直片46と、本体面42の面内に設けられて
正面側部材15及び背面側部材16の各連結穴27,3
7に挿入される四個の軸部材49と、前記軸挿入穴2
8,40に挿入される筒軸50とを備えて構成されてい
る。
【0019】サイドパネル17は、本実施例では、樹脂
成形品が用いられ、容易に変形することのない堅さを備
えてケース本体11の側面部形状を一定に保つようにな
っている。このサイドパネル17における上片43は、
正面側側面部21を背面側側面部33の内面側に重ね合
わせた状態で、これら各側面部21,33の上端を受容
するフック部43Aを設けている一方、下片44には、
正面側底面部22に形成された角穴30に受容される突
起52が形成されている。
【0020】前記軸部材49は、軸中心を通過する割溝
53が形成された形状をなし、図9中上方より第一番目
と第三番目の軸部材49の割溝53は上下方向に沿って
設けられている一方、第二番目と第四番目の軸部材49
の割溝53はサイドパネル17の短寸幅方向に沿って設
けられている。また、各軸部材49は、図10に示され
るように、基部軸49Aと、これに連なる小径軸49B
と、この小径軸49Bの先端側で周方向に沿って断続的
に設けられた爪49Cとを備えた形状に設けられ、軸部
材49を連結穴27,37に挿入したときに、正面側側
面部21及び背面側側面部33が基部軸49Aと爪49
Cとの間の小径軸49B回りに脱落不能に位置するよう
になっている。
【0021】前記ポケット形成部材12は、ポリプロピ
レン等からなる樹脂製のシートにより形成されている。
このポケット形成部材12は、図2ないし図4に示され
るように、背面側部材16の背面部31の外側に沿う平
面形状を備えた外側背面部60と、この外側背面部60
の左右両縁及び下縁に連なってケース本体11の側面部
及び底面部に沿うとともに、例えば、蛇腹のようには変
形することのない面形状を備えた左右一対のポケット側
面61及びポケット底面63と、外側背面部60の上端
縁に装着されて開放口を形成するとともに、当該上端縁
領域の定型性を保持するモール65とを備えて構成され
ている。
【0022】前記外側背面部60の上端縁領域すなわち
開放口形成領域には、上端縁に沿って所定間隔を隔てた
三箇所に切り起こし片60Aが形成され、この切り起こ
し片60Aを利用してモール65が上方へ脱落不能に装
着されている。これを更に詳述すると、図5ないし図8
に示されるように、切り起こし片60Aは、上向きコ字
状にスリット60Bを形成することで形成されており、
当該切り起こし片60Aの上部側を基部として下部側が
外側背面部60の面に対して外側に所定角度傾いた姿勢
に設けられている。この一方、モール65は、開放口の
上端を縁取る直線状部65Aと、この直線状部65Aの
下面側略中央部に位置する中間部65Bと、この中間部
65Bの下端から二股状に分岐するとともに、下端側が
次第に接近する湾曲型をなす一対の挟持部65C,65
Cとにより構成されている。挟持部65C,65Cの下
部相対面には、前記切り起こし片60Aと相互に作用し
て脱落防止部を構成する鈎状のフック部65D,65D
が形成されており、一方のフック部65Dが切り起し片
60Aの下端縁に引っ掛かるようになっている。従っ
て、モール65を外側背面部60の上端縁側から下方に
押し込むことで、挟持部65C,65C間に外側背面部
60の開放口形成領域を嵌め込み可能となり、これによ
り、ポケット形成部材12における開放口形成領域の定
型性が維持できるようになっている。
【0023】前記ポケット側面61には、その面内の上
下方向三箇所に設けられるとともに、前述した軸部材4
9と相互に作用してガイド手段を構成するスロット穴6
6と、中段のスロット穴66を除く上下各段のスロット
穴66の直下に併設されたスリット状の変形代67と、
図4中ケース本体11側となる端縁の上部に形成された
開放切欠部68とを備えた形状に設けられている。
【0024】前記スロット穴66は、サイドパネル17
に設けられた軸部材49の基部軸49Aを貫通させるこ
とのできる大きさに設けられているとともに、ポケット
形成部材12による収納幅を調整する方向、すなわち、
ポケット側面61の短寸幅方向に沿う方向を長軸とする
略楕円形状に設けられている。
【0025】ポケット側面61は、図11に示されるよ
うに、前記正面側側面部21とサイドパネル17との間
に位置するように組み立てられ、前記スロット穴66の
長軸方向(図11中紙面直交方向)に沿って軸部材49
との相対移動でポケットPの収納幅が調整されるように
なっている。また、図14に示されるように、上段及び
下段のスロット穴66の各下縁部分には、クリック機構
を構成する平面視略半円弧状の突片66Aが設けられて
いる。この突片66Aは、スロット穴66の短軸方向幅
Wを部分的に狭くする幅W1を形成する。この際、幅W
1は、前記軸部材49の基部軸49Aの径よりも小さい
幅となるように設定されている。従って、収納幅の調整
に当たり、ポケット形成部材12に強制的な外力を付与
しない限り、軸部材49は、突片66Aを左右方向に乗
り越えることはない。この一方、外力を付与した場合に
は、前述したスリット状の変形代67のスリット幅が狭
まるように変形することで、突片66A領域の幅W1が
一時的に拡大されて軸部材49の乗り越えが許容される
こととなる。なお、上段のスロット穴66に設けられた
突片66Aは、下段のスロット穴66に設けられた突片
66Aよりも、図14中右側に位置するよう設けられて
いる。これは、ポケット形成部材12を引き出して収納
幅を最大とする位置にしたときに、当該位置を保つよう
に突片66Aが軸部材49の外周部分に接触するように
するためである。
【0026】また、前記ポケット底面63の面内におい
て、左右方向に沿う三箇所にはガイド手段を構成するス
ロット穴69が設けられている。これらのスロット穴6
9は、ポケット側面61のスロット穴66と同様に、ポ
ケット底面63の短寸幅方向に沿って延びる略楕円形状
に設けられているとともに、ケース本体11における連
結穴29,38間に位置して、前述した二分割型のリベ
ット39が貫通するようになっている。
【0027】前記開放切欠部68はサイドパネル17の
筒軸50を受容するものであり、当該開放切欠部68の
開放端の幅は筒軸50の径よりも大きく設けられてい
る。この一方、開放切欠部68の中間には、クリック機
構を構成する上下一対の絞り片70,70が設けられて
おり、これら絞り片70間の隙間幅は、筒軸50の径よ
りも小さく設けられている。そのため、筒軸50が絞り
片70と、開放切欠部68の底部との間に位置したとき
に、ポケット形成部材12が背面側部材16の背面部3
1に略接する最小の収納幅位置に保たれることとなる。
【0028】なお、図1中符号75は収納ケース10の
把持部を示し、76は蓋35を閉塞位置に保つためのバ
ックルを示す。
【0029】次に、前記ケースファイルにおけるポケッ
トPの収納幅調整方法について、図12ないし図17を
参照しながら説明する。なお、図14ないし図17で
は、図面の錯綜を回避して理解を容易とするために、正
面側部材15及び背面側部材16が省略されている。
【0030】ポケットPの収納幅が最小となっている状
態、すなわち、ポケット形成部材12の内面側が背面側
部材16の背面部31に略接触する状態では、図14に
示されるように、ポケット側面61の開放切欠部68の
底部と絞り片70との間に筒軸50が位置して相互位置
が保たれるとともに、スロット穴66の図14中左側に
軸部材49が位置することとなる。ここで、下段のスロ
ット穴66の突片66Aは、軸部材49の基部軸49A
の外周部分に接する位置となり、ポケット形成部材12
を引き出す外力を付与しない限り、同位置に静止した状
態に保たれる。この一方、ポケット底面63側は、図1
12に示されるように、スロット穴69の長軸方向一端
側に位置することとなる。
【0031】前記収納幅を拡大すべくポケット形成部材
12のモール65に指先を掛けて引き操作すると、ポケ
ット形成部材12の上部側が回転し、図15に示される
ように、開放切欠部68から筒軸50が抜け出ることと
なる。この際、筒軸50が絞り片70を強制的に乗り越
えてクリック動作を生ずることとなる。そして、更に引
き操作を続けると、上段の軸部材49がクリック動作を
伴ってスロット穴66の突片66Aを乗り越えてポケッ
トPの最大収納幅に対応する位置まで移動する(図16
参照)。軸部材49が上段の突片66Aを乗り越える際
には、これに併設されている変形代67のスリット幅が
狭められるように変形するため、つまり、クリック機構
の動作がスムースに行われるため、突片66Aの摩滅が
効果的に回避される。なお、突片66Aを乗り越える軸
部材49は割溝53が上下方向向きでないため、突片6
6Aは割溝53に干渉することなく基部軸49Aの外周
に接触するだけとなり、軸部材49が突片66Aを乗り
越えるときに割溝53に突片66Aが引っ掛かることは
ない。
【0032】ポケット形成部材12の上部が収納幅を拡
大する位置に移動して開放側が開いた後に、当該開放側
から手の平を差し込んでポケット形成部材12の下部を
引き出す方向に力を付与すればよい。これにより、下段
のスロット穴66における突片66Aを軸部材49がク
リック動作を伴って乗り越え、図17に示されるよう
に、スロット穴66の右側領域まで軸部材49が相対移
動することとなる。このとき、ポケット底面63側も、
リベット69がスロット穴69に対して初期の位置とは
反対側に移動することとなる(図13参照)。
【0033】このようにして、ポケット形成部材12が
収納幅を最大とする位置まで完全に移動した状態で、上
段のスロット穴66における突片66Aよりも右側に軸
部材49が位置することとなるため、ポケット形成部材
12を初期の位置に戻すような押し込み力を付与しない
限り、拡大された収納幅が安定して保たれることとな
り、常に、一定の収納幅となるポケットP内に書類等を
挿抜することができる。
【0034】従って、このような実施例によれば、ポケ
ットPの収納幅が調整可能に設けられているため、収納
すべき書類の厚みに応じて必要幅を選択することがで
き、厚みのある書類の無理な収納に伴う開放口の拡がり
癖をなくすことができる。また、ポケット形成部材12
の開放口にモール65を設けているため、この点からも
拡がり癖を効果的に防止することができる。
【0035】なお、前記実施例では、本発明がケースフ
ァイル10に適用された場合を示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、ケース本体11の外側に別
途の収納領域を形成するポケットPを備えた各種タイプ
の収納ケースに適用することができる。
【0036】また、前記実施例では、ケース本体11を
正面側部材15と背面側部材16との分割型としたが、
これらは一体に形成されたものであってもよい。この場
合、サイドパネル17に類似したパネルを設ければよ
い。更に、ケース本体11が一体型である場合には、サ
イドパネル17を設けなくてもよく、前述した軸部材4
9が別途に設けられていれば足りる。更に、前記実施例
では、ポケット形成部材12が最小の収納幅となる位置
と、最大の収納幅となる位置との二段階調整タイプであ
る場合を説明したが、それらの中間で位置規制可能な収
納幅を設定することも可能である。この場合、突片66
Aをスロット穴66に複数設ければ足りる。
【0037】更に、前記実施例では、ポケット形成部材
12の背面側部材60の開放口形成領域にモール65を
装着するに際し、背面側部材60に切り起こし片60A
を設けた場合を図示、説明したが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、図18ないし図21に示
されるように、背面側部材60の開放口形成領域をシー
ト二枚厚となるように下向きに折り返し片80を設け、
この折り返し片80の下端にフック65Dが引っ掛かる
ようにしてもよい。これによれば、背面側部材60のシ
ート厚が薄くても開放口形成領域が部分的にシートの二
枚厚となり、モール65による補強作用と相俟って一定
の定型性を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポケット形成部材がケース本体の背面部との間に形成さ
れる収納幅を調整可能に設けられているため、書類等を
極めて簡便な手法によって出し入れできるようになると
いう効果を得る。また、書類の厚みに応じて収納幅を調
整することで、ポケット形成部材における開放口側の拡
がり癖等を防止することも可能となる。
【0039】また、ポケット形成部材を外側背面部と、
この外側背面部に連なるポケット側面及びポケット底面
とにより構成し、これらポケット側面及びポケット底面
がケース本体の側面部と底面部に対して相対移動するこ
とで収納幅が調整可能に設けられているため、ケース本
体の側面部及び底面部がポケット形成部材の収納幅調整
時のガイド面として作用し、ポケット形成部材の移動を
安定した状態でスムースに行うことができる。
【0040】更に、前記ケース本体及びポケット形成部
材との間に設けられたガイド手段がケース本体側に設け
られた軸部材と、ポケット形成部材に設けられて前記軸
部材が貫通するスロット穴とにより構成され、このスロ
ット穴がポケット形成部材による収納幅調整方向に沿っ
て延びる略楕円形状に設けられる構成としたから、ポケ
ット形成部材を収納幅調整方向に移動させるときの当該
移動軌跡を一定に保つことができ、また、ポケット形成
部材による収納幅調整がスロット穴の長さによって規制
できるため、ポケット形成部材がケース本体から外れて
しまうこともない。
【0041】また、前記ケース本体とポケット形成部材
との間にクリック機構を設けた構成によれば、ポケット
形成部材の位置を安定して保つことができる。従って、
例えば、ポケット形成部材がケース本体に対して不用意
に動いてしまうような虞を防止することができる。
【0042】更に、クリック機構の動作をスムースに行
わせるための変形代を設けた構成によれば、クリック動
作を生ずる部分の摩滅等を防止することができる。
【0043】また、前記ポケット形成部材の開放口形成
領域に定型性付与部材として直線状に延びるモールを採
用し、当該モールがポケットの底部側に開放する二股状
の挟持部を備えているとともに、当該挟持部の相対面に
開放口形成領域に引っ掛け可能な脱落防止部を備えた構
成を採用した場合には、ポケット形成部材を構成するシ
ートが延びたりする虞が回避されてポケットの開放口領
域の形状が常に一定に保たれることとなる。従って、ポ
ケットに対して書類等の頻繁な出し入れを行っても、前
記開放口に開き癖が残るような不都合も確実に防止する
ことができる。なお、脱落防止部を切り起こし片により
構成し、挟持部の内面側にフック部を設けて当該フック
部が切り起こし片の外縁に引っ掛け可能とした構成で
は、脱落防止部を極めて簡単な構成によって形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明がケースファイルに適用された実施例を
示す正面側の概略斜視図。
【図2】前記ケースファイルを背面側から見た概略斜視
図。
【図3】蓋を若干開いた状態を示す図2と同様の概略斜
視図。
【図4】図3の分解斜視図。
【図5】ポケット形成部材における開放口領域の一部を
拡大した分解斜視図。
【図6】モールを開放口領域に装着した状態を拡大した
一部拡大斜視図。
【図7】ポケット形成部材とモールとの拡大分解断面
図。
【図8】ポケット形成部材にモールが装着された状態を
示す拡大断面図。
【図9】サイドパネルの正面図。
【図10】(A)は図9のA−A線に沿う矢視断面図、
(B)は図9の左側面図。
【図11】側面部側のガイド手段の概略断面図。
【図12】ポケット形成部材が最小収納幅位置にあると
きの底面部側のガイド手段を示す概略断面図。
【図13】ポケット形成部材が最大収納幅位置にあると
きの底面部側のガイド手段を示す概略断面図。
【図14】ポケット形成部材が最小収納幅にある時の説
明図。
【図15】ポケット形成部材の開放口側を引き出した初
期段階を示す説明図。
【図16】ポケット形成部材の解放口側を最大に引き出
した状態を示す説明図。
【図17】ポケット形成部材が最大収納幅位置に移動し
た状態を示す説明図。
【図18】変形例を示す図5と同様の斜視図。
【図19】変形例を示す図6と同様の斜視図。
【図20】変形例を示す図7と同様の断面図。
【図21】変形例を示す図8と同様の断面図。
【符号の説明】
10 ケースファイル 11 ケース本体 12 ポケット形成部材 49 軸部材 50 筒軸 60 外側背面部 61 ポケット側面 62 ポケット底面 65 モール(定型性付与部材) 65C 挟持部 65D フック部 66 スロット穴 66A 突片 67 変形代 68 開放切欠部 69 スロット穴 70 絞り片 P ポケット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に所定の収納領域が形成されたケー
    ス本体と、このケース本体に装着されて当該ケース本体
    の外側に別途の収納領域を形成するポケット形成部材と
    を備え、 前記ポケット形成部材はケース本体との間に形成される
    収納幅を調整可能に設けられていることを特徴とする収
    納ケース。
  2. 【請求項2】 底面部の前後に連なる正面部及び背面部
    と、これら正面部及び背面部の左右両端間に位置する一
    対の側面部とを含んで内部に所定の収納領域が形成され
    たケース本体と、前記背面部側に装着されてケース本体
    の外側に別途の収納領域を形成するポケット形成部材と
    を備え、 前記ポケット形成部材は背面部との間に形成される収納
    幅を調整可能に設けられていることを特徴とする収納ケ
    ース。
  3. 【請求項3】 前記ポケット形成部材は、前記ケース本
    体の背面部と略平行に位置する外側背面部と、この外側
    背面部の左右両縁及び下縁に連なって前記ケース本体の
    側面部及び底面部に沿う左右一対のポケット側面及びポ
    ケット底面を備え、これらポケット側面及びポケット底
    面を前記側面部と底面部に相対移動させることで前記収
    納幅が調整可能に設けられていることを特徴とする請求
    項2記載の収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記ケース本体及びポケット形成部材と
    の間に、当該ポケット形成部材の収納幅調整を可能とす
    るガイド手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記ガイド手段は、前記ケース本体側に
    設けられた軸部材と、ポケット形成部材に設けられて前
    記軸部材が貫通するスロット穴とにより構成され、当該
    スロット穴はポケット形成部材による収納幅調整方向に
    沿って延びる略楕円形状に設けられていることを特徴と
    する請求項4記載の収納ケース。
  6. 【請求項6】 前記ケース本体とポケット形成部材との
    間に、当該ポケット形成部材による収納幅調整方向に沿
    うクリック機構が設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし5の何れかに記載の収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記クリック機構は複数箇所に設けら
    れ、少なくとも一部のクリック機構の近傍に、当該クリ
    ック機構の動作をスムースに行わせるための変形代が設
    けられていることを特徴とする請求項6記載の収納ケー
    ス。
  8. 【請求項8】 前記ポケット形成部材の開放口形成領域
    には、定型性付与部材が設けられていることを特徴とす
    る請求項1ないし7の何れかに記載の収納ケース。
  9. 【請求項9】 前記ポケット形成部材の開放口形成領域
    には、直線状に延びるモールが装着されていることを特
    徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の収納ケー
    ス。
  10. 【請求項10】 前記モールは、ポケットの底部側に開
    放する二股状の挟持部を備え、この挟持部の相対面には
    前記開放口形成領域に引っ掛け可能な脱落防止部が形成
    されていることを特徴とする請求項9記載の収納ケー
    ス。
  11. 【請求項11】 前記脱落防止部はポケット形成部材の
    面内を切り起こして形成された切り起こし片により構成
    され、前記挟持部の内面側には前記切り起こし片の外縁
    に引っ掛け可能なフック部が形成されていることを特徴
    とする請求項10記載の収納ケース。
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