JP2002253311A - 腕装着型電子機器 - Google Patents

腕装着型電子機器

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JP2002253311A
JP2002253311A JP2001369128A JP2001369128A JP2002253311A JP 2002253311 A JP2002253311 A JP 2002253311A JP 2001369128 A JP2001369128 A JP 2001369128A JP 2001369128 A JP2001369128 A JP 2001369128A JP 2002253311 A JP2002253311 A JP 2002253311A
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electronic device
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Masaru Terasawa
大 寺沢
Nobuhide Matsumoto
信英 松本
Katsunobu Iguchi
勝信 井口
Yoshinori Bitou
由規 尾藤
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Seiko Instruments Inc
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    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長さ調節可能な腕装着型電子機器を提供する
こと 【解決手段】 スライド片7は、スライド溝8に嵌める
と、スライドが可能になる。かんぬき10がくぼみ15
にひっかかるとき、スライド片のスライド溝における位
置が安定する。スライド溝8にはくぼみ15が一定間隔
で複数設けられるので、その中で、最も適当な位置のく
ぼみ15を選択し、そのくぼみ15にかんぬき10を引
っかける。このスライド片7は、バンドの上記差込部と
一体になっているので、スライド片の位置を決定するこ
とは、バンドの腕周り長さを調整することになる。ま
た、かんぬき10は、ばねで付勢されているだけであ
り、くぼみ15もかんぬきを係合するまで深くないの
で、力を入れてスライド片7を押したり、引っ張れば、
スライド片7の位置を変更すること事もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器を腕に
装着するための装着体を有する腕装着型電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来の腕装着型電子機器の装
着体を示す構成図である。腕装着型電子機器は、時計、
計算機、通信機器等を電子回路で構成し、腕に装着でき
るまで小型化したものである。このような腕装着型電子
機器は、それが有する機能を実行するための本体80
と、腕に装着するための装着体としてのバンド81とで
構成される。
【0003】同図に示すバンド81は、本体80との結
合部に形成されたヒンジ82を中心に回動し、本体80
の腕への装着、腕からの取外しを可能にする。前記バン
ド81のヒンジ82と反対側の端部には、腕への装着状
態を保持するための係合部83が形成されている。この
係合部83は、間口の狭い挿入口84に、弾性変形によ
って幅変化が可能な略レの字型板金材85を挿入するタ
イプである。
【0004】前記略レの字型板金材85は、先端が鋭角
に折り曲げられた形状をしており、挿入口84に押し当
てると、挿入口84の間口壁に従って、前記間口の幅ま
で弾性的に縮小変形する。上記略レの字型板金材85
は、この変形によって、幅が小さくなり、挿入口84を
通過する。通過した後は、挿入口84内部の空間におい
て、元の幅に弾性的に戻り、抜けなくなる。上記空間に
は、外部と通じる脱着窓86が設けられ、この脱着窓8
6の外部から上記略レの字型板金材85が間口幅と同一
の幅になるまで押圧されると、挿入口84からバンド8
1が抜けて取付前の状態に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の腕装着型電子機器の装着体は、装着するユーザーの
腕太さに対応することができず、一律に係合するもので
あった。腕装着型電子機器の装着体は、装飾品と異な
り、腕装着型電子機器は可能な限り腕に対応するもので
あることが好ましい。
【0006】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、ユーザーの腕太さに対応し、バンドの
長さや角度が調整可能である腕装着型電子機器を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、細長いスラ
イド片と、前記スライド片を該スライド片が長手方向に
移動し得るようにガイドする装着体とを有する腕装着型
電子機器であって、前記スライド片又は前記装着体のう
ちのいずれか一方が前記装着体に対して前記スライド片
を係止させるための溝を備え、前記スライド片又は前記
装着体のうちの他方が前記溝と係合して前記スライド片
の位置を決める係止部を備える腕装着型電子機器であ
る。なお、ここで、スライド片に関して細長いとは、幅
や厚さと比較して長さの方が大きい(長い)ことをい
い、スライド片について長手方向とは、長さに沿った方
向を指し、軸方向ともいう。
【0008】この腕装着型電子機器では、使用者が欲す
る位置に、スライド片を装着体に対してスライドさせる
ことができ、装着体を腕に適合させることができる。
【0009】次に、この発明は、前記溝が、前記スライ
ド片または前記装着体のいずれか一方に複数個形成さ
れ、前記係止部が、前記一方とは異なる他方に形成され
る腕装着型電子機器である。
【0010】次に、この発明は、前記係止部が前記スラ
イド片に形成され、前記スライド片が、弾性変形する弾
性部を備え、該弾性部が前記係止部を有する腕装着型電
子機器である。
【0011】次に、この発明は、前記係止部が、前記溝
と係合する係合部材と該係合部材を前記溝の深さ方向に
押圧する弾性部材とを有する腕装着型電子機器である。
【0012】次に、この発明は、装着体を開閉するため
の第1のヒンジ片と第2のヒンジ片とからなるヒンジを
有する腕装着型電子機器であって、前記第1のヒンジ片
が第1の穴を備え、前記第2のヒンジ片が第2の穴を備
え、一方を前記第1の穴に挿入し、他方を前記第2の穴
に挿入するかんぬきピンを更に有する腕装着型電子機器
である。
【0013】次に、この発明は、前記第1の穴が前記か
んぬきピンと係合し、前記第2の穴の内径が前記かんぬ
きピンの外径よりも大きい腕装着型電子機器である。
【0014】次に、この発明は、前記第2の穴が、前記
内径が異なる複数の穴部分からなる腕装着型電子機器で
ある。
【0015】次に、この発明は、前記第2の穴が、前記
内径の異なる複数の内径を有する腕装着型電子機器であ
る。
【0016】次に、この発明は、ヒンジの開閉角度を決
めるかんぬき受けと、前記かんぬき受けを交換可能に固
定する固定部材と、を有する腕装着型電子機器である。
【0017】そして、この発明は、前記かんぬき受けと
係合し、前記ヒンジの回転に併せて回転するかんぬき
と、を有する腕装着型電子機器である。
【0018】なお、扁平形状を有するスライド片と該ス
ライド片の左右に刻まれた溝と前記スライド片を挿入す
る筐体の隙間とで構成される空間に嵌められ、鈍頭を有
すると共にばねによって前記スライド片から外向きに飛
び出す係止部としてのかんぬきと、前記スライド片を案
内すると共に、前記かんぬきの鈍頭がひっかかる係止用
の溝としてのくぼみを複数形成したスライド溝と、を有
するようにしてもよい。スライド片は、スライド溝に案
内され、スライドが可能となる。ばねによって前記スラ
イド片から外向きに飛び出すかんぬきは、その鈍頭が前
記スライド溝のくぼみにひっかかる。これにより、スラ
イド片の位置が安定する。前記くぼみは前記スライド溝
に複数設けられるので、それらのくぼみの中で、最も適
当な位置のくぼみを選択し、そのくぼみにかんぬきを引
っかける。このスライド片等を有するバンドは実質的に
長さ調整が可能になる。
【0019】また、腕装着型電子機器において、前記か
んぬきを、内部に位置するばねによって付勢(すなわち
偏倚)された球体が一部露出している円筒にしてもよ
い。円筒は、スライド片の溝に嵌められる。この円筒の
内部には、スライド片から外向きに飛び出す方向にばね
で付勢(偏倚)された球体が約半分程閉じこめられる。
球体の残りの部分は円筒から露出し、かんぬきの先端と
してスライド溝のくぼみにひっかかる。かんぬきの先端
をくぼみから抜くときや、スライド片をスライドさせる
ときに、球体は転がり摩擦を受けるので、摩擦が低減さ
れる。
【0020】また、ばねによって開く方向に付勢(偏
倚)されるヒンジに結合するバンドと、前記ヒンジを構
成する一方のヒンジ片表面に設けられ、ヒンジの回動軸
方向に並んで径方向に穿設される複数の穴Aと、該穴A
に対面するヒンジ片に設けられ、ヒンジの回動方向の間
口長さが段階的に異なる複数の穴Bと、前記穴Aのいず
れか一つの内部に、ばねによって開口側に付勢されたか
んぬきピンと、を有するようにしてもよい。ヒンジは2
つのヒンジ片を回動対偶にすることによって構成され
る。穴Aの開口側に付勢(偏倚)されるかんぬきピンが
穴Bに嵌入されるとき、ヒンジは固定される。穴Bは、
ヒンジの回動方向に間口長さが異なって穿設されている
ので、ヒンジの固定位置も前記穴Bのどれを選択するか
で異なる。この選択は、穴Aのどの位置(すなわち回動
軸方向に並んでいる複数の穴Aのうちのどの穴A)にか
んぬきピンを設けるかで決定される。なお、ヒンジは、
ばねによって開く方向に付勢(偏倚)されているので、
前記かんぬきピンは、穴Bの内壁片側に押し当てられ、
固定される。これによって、ヒンジに結合されるバンド
の角度が変化する。(ここで、「A」及び「B」は、二
種類の穴を相互に区別するために用いられている識別記
号である。この段落、並びにこれに続く二つの段落にお
いて、識別記号として、記号A、B、C、D、E、Fが
用いられているけれども、これらの段落における識別記
号の使用は、これらの記号自体が図面に記載されている
こを示すものではない。これらの記号は、これらの記号
を付した要素を文脈において他の要素から容易に識別し
得るようにすることを目的として付されている。)
【0021】腕装着型電子機器本体とバンドとを結合す
るヒンジを一対のヒンジ部で構成すると共に一対のヒン
ジ部のうちの一方のヒンジ部を凸部の形態で他方のヒン
ジ部を凹部の形態で構成し、更に、凸部内に、一方の端
面に一文字溝Aを備え他方は開口する内部穴Cを回動軸
方向に穿設すると共に、該内部穴Cの側面から軸方向に
飛び出る方向にばねで付勢されるように内部穴C内に設
けられ円筒軸の一方の端部に前記一文字溝Aと嵌合する
二面幅Eを備え反対側端部に一文字溝Bが刻まれたかん
ぬきと、キーが一体化されてヒンジのうち凹部の形態の
ヒンジ部の該凹部の内部穴Dの内面に係合するように構
成され、前記一文字溝Bに嵌合する二面幅Fを備えたか
んぬき受けと、を有する腕装着型電子機器の装着体とし
てもよい。この腕装着型電子機器の装着体では、前記キ
ーの突出方向に対して二面幅Fの角度がそれぞれ異なる
複数の前記かんぬき受けを設けておき、該複数のかんぬ
き受けのうち、いずれか一つを選択して用いるようにす
る。この腕装着型電子機器の装着体では、上述のよう
に、かんぬきが前記ヒンジを構成する凸部の内部穴Cに
設けられ、円筒軸であるかんぬきの端部に二面幅Eが設
けられて内部穴C内部の一文字溝Aに嵌合する。これに
よって、かんぬきは、内部穴C内での回動を束縛され、
上記凸部と回動を共にする。また、前記かんぬきは、ば
ねで付勢されているから、回動するかんぬきの一文字溝
Bとかんぬき受けの二面幅Fとが一致したときに内部穴
側面から軸方向に飛び出して、かんぬき受けに嵌合す
る。また、かんぬき受けは、キーとヒンジのうち凹部の
形態のヒンジ部の該凹部に形成された内部穴Dとの組合
せで、内部穴D内部での回動を束縛され、凹部と回動を
共にする。したがって、かんぬきとかんぬき受けの嵌合
はヒンジを固定することになる。
【0022】ところで、腕装着型電子機器のバンドは少
なくとも120度以下の回動でその役割を果たすことが
可能である。バンドまたはヒンジの回動範囲において、
かんぬきの端部に刻む一文字溝Bは、前記ヒンジの凹側
を基準として、同一の向きとなることが一つの角度のと
きしかない形状である。(180度回転して初めて同一
の向きになる。)したがって、キーの突出方向に対して
角度がそれぞれ異なる方向に、二面幅Fを備えた複数の
かんぬき受けのうち、いずれか一つを選択して凹部の内
部穴に設ければ、かんぬきがかんぬき受けと嵌合すると
きのヒンジの角度を変更できる。これによって、ヒンジ
に結合されるバンドの腕装着角度を変更・調整できる。
【0023】更に、本発明の腕装着型電子機器は、前記
目的を達成すべく、回動中心軸線のまわりで相対回動可
能な第1及び第2のヒンジ部を有すると共に、更に、第
1のヒンジ部と実質上一体的に回動中心軸線のまわりで
回動可能で、第1のヒンジ部から第2のヒンジ部に向か
って回動中心軸線の延在方向に交差する方向に突出した
突起部と、回動中心軸線のまわりにおける第2のヒンジ
部に対する第1のヒンジ部の一方の方向への回動を規制
すべく、突起部の突出端部を受容する突起受容凹部を備
え該凹部の一側壁で突起部の前記一方の方向への回動を
規制する回動位置規定部材であって、第2のヒンジ部に
対して取外し可能に装着されたものとを有し、回動位置
規定部材は、第2のヒンジ部に対する第1のヒンジ部の
相対回動の規制位置が変更され得るように、前記一側壁
の位置が異なる複数種類のうちから一つが選択的に装着
されたものである。
【0024】このような腕装着型電子機器では、回動位
置規定部材は、第2のヒンジ部に対する第1のヒンジ部
の相対回動の規制位置が変更され得るように、突起受容
凹部の一側壁の位置が異なる複数種類のうちから一つが
選択的に装着されたものであるので、複数種類からなる
一群の回動位置規定部材のうち腕の太さに合わせて適切
なものに取替えて装着することによって、第1及び第2
のヒンジ部の間の相対回動の規制位置が変更可能であ
り、しかも、腕装着型電子機器の小型化に伴って突起部
や突起受容凹部が小型化しても、突起受容凹部を備えた
回動位置規定部材は比較的大きなサイズを有し得るの
で、その交換なども容易に行われ得る。すなわち、この
腕装着型電子機器では、回動位置を変更するための細か
な小部品を取替えたり該小部品自体を取替えるのではな
くて、回動位置を変更可能な小部品構成が組込まれた比
較的大きい複合部品である回動位置規定部材が取替えら
れるようにしているので、その交換が容易に行われ得る
から、腕装着型電子機器がユーザの腕の太さに適合する
ように容易に変更され得る。
【0025】更に、回動位置規定部材は、回動中心軸線
の延在方向に交差する方向に突出した突起部の突出端部
を受容凹部で受容し一側壁で突起部の回動を規制すれば
よいから、回動中心軸線に交差する方向に沿って着脱さ
れ得るので、オープンスペースに向かって開いたところ
で着脱されるように構成され得るから、その着脱が一層
容易に行われ得る。ここで、突起部は、第1のヒンジ部
と実質上一体的に回動可能である。但し、突起部に関し
て「実質上一体的に回動」とは、第1のヒンジ部の回動
に伴って突起受容凹部内に嵌り込んで前記一側壁と係合
し得る程度に一体的であることをいい、回動に際して第
1のヒンジ部と厳密に一体的でなくてもよい。回動中心
軸線に交差する方向は、典型的には、直角な方向である
けれども、場合によっては、斜め方向でもよい。但し、
典型的には、第2のヒンジ部及び回動位置規定部材は、
回動位置規定部材が第2のヒンジ部材に着脱される際に
回動中心軸線の延在方向とほぼ直角な方向に第2のヒン
ジ部に対して移動されるように構成される。その結果、
着脱が容易となる。
【0026】従って、本発明の腕装着型電子機器では、
典型的には、回動位置規定部材の突起先端受容凹部が、
回動中心軸線に対面する位置で開口し、該開口から回動
軸線の延在方向に対してほぼ直角な向きに延在してい
る。
【0027】また、本発明の腕装着型電子機器では、第
1のヒンジ部は、突起部の先端部が突出・後退可能なよ
うに突起部に係合した突起支持部と、突起部をその突出
方向に偏倚させるバネとを有し、突起部を突起先端受容
凹部から押出し可能な押ピンを回動位置規定部材が備え
る。これにより、回動位置規定部材の一側壁に対する突
起部の当接ないし度当りの解除したがってロックの解除
による回動位置規制部材の取外しが容易になる。従っ
て、その交換が容易になり、腕装着型電子機器の装着体
のサイズ変更が容易に行われ得る。
【0028】なお、本発明の腕装着型電子機器では、第
2のヒンジ部は、突起部の先端部が後退して回動位置規
定部材の突起先端受容凹部から外れた際、該第2のヒン
ジ部に対する第1のヒンジ部の回動を許容すべく、突起
部の先端の回動を案内する案内面を備える。従って、回
動位置規制部材の取替えの際、突起部を案内面で安定に
支え得るので、回動位置規制部材の取外し及び再装着に
伴う再組立が容易に行われ得る。
【0029】また、本発明の腕装着型電子機器では、典
型的には、回動位置規定部材は、前記一側壁に突起部の
先端部が当接するまで、第1及び第2のヒンジ部の開き
角度が増大可能である。但し、腕輪の如く遊嵌させたい
場合には、逆向きの最大角度を規制するようにしておい
てもよい。なお、典型的には、第1及び第2のヒンジ部
の開き角度が増大する方向にバネ負荷がかけられる。従
って、第1及び第2のヒンジ部は、バネにより最大角度
に保たれることになる。
【0030】第1及び第2のヒンジ部のうちの一方のヒ
ンジ部は、バンドに取付けられるか一体形成されて、該
バンドと一体化され、他方のヒンジ部は電子機器の胴体
ないし筐体に取付けられるか一体形成されて、該胴体な
いし筐体と一体化される。但し、所望ならば、ヒンジ部
のうちのいずれか一方が他の同様なヒンジ部などを介し
て、バンドや電子機器の胴体ないし筐体に結合されてい
てもよい。
【0031】以上において説明した本発明の腕装着型電
子機器は、バンドの長さ自体を調整するもの(後述の実
施の形態1)と、剛性バンドと電子機器本体との間のヒ
ンジにおける相対回動位置(相対回動角度)を調整する
もの(後述の実施の形態2〜4)とに、分けられる。こ
の両者は、択一的なものではなく、併用可能である。後
者についてまとめていえば、本発明の腕装着型電子機器
は、典型的には、回動中心軸線のまわりで相対回動可能
な第1及び第2のヒンジ部を備えた腕装着型電子機器で
あって、第1のヒンジ部に対して回動中心軸線のまわり
で一方の方向に第2のヒンジ部を回動させるべく第1及
び第2のヒンジ部の間に配置された弾性偏倚手段と、第
1のヒンジ部に対する第2のヒンジ部の前記一方の方向
への相対回動の位置を調整可能に規定する相対回動位置
規定手段とを備えたものである。ここで、第1及び第2
のヒンジ部のうちの一方が剛性バンドに取付けられるか
又は該バンドに一体的に形成され、他方が機器本体に剛
性バンドに取付けられるか又は該バンドに一体的に形成
される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態のいくつかにつき図面を参照しつつ詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0033】(実施の形態1)図1は、この実施の形態
にかかる腕装着型電子機器の装着体を示す横断面であ
る。同図に示すように、この腕装着型電子機器は、略L
形に曲がった本体1とバンド2、3から構成される。同
図では、本体1の両側にバンドが2片2、3、ヒンジ4
によって結合されているが、1片のタイプや、多片を結
合して構成されるタイプでもよい。一方のバンド2の先
端には差込部5が設けられ、回動可能な他方のバンド3
の被差込部6に差込み部5を差し込むことによって二つ
のバンド2、3が係合される。これによって腕に腕装着
型電子機器を装着することができる。同図に示すタイプ
のバンド2では、差込部5を形成する扁平片がバンド2
の中まで延長される。
【0034】図2の(a)及び(b)は、上記差込部に
延長されるスライド片を示す側面図および正面図であ
る。スライド片7は、バンド2の筐体内に設けられる隙
間に挿入されるので、バンド2の形状に合わせて湾曲し
ている。スライド片7の左右の側縁部には、溝8が刻ま
れる。スライド片7の中央は大きく開口している。これ
は、バンド2の筐体内から脱落しないように、バンド2
の筐体に設けられる突起(後述のように符号16で示す
部分)にひっかかるようにするためである。
【0035】図3の(a)は、スライド片の溝付近を示
す拡大して示した断面図である。溝8には、ばね9によ
ってスライド片7から外向きに飛び出すように鈍頭を有
するかんぬき10が設けられる。この鈍頭部は、図示の
例では、なめらかに外向きに湾曲した凸面を与えるドー
ム状ないし半球状の形状をしている。なお、このかんぬ
き10の代わりに又はかんぬき10及びばね9の代わり
に、図3の(b)及び(c)に示したように、円筒11
の内部にばね12で外向きに付勢すなわち偏倚した球体
13を収め、前記球体13の一部を露出したものでもよ
い。この球体13を用いる場合、接触するもの13が転
がり摩擦するので、単なる鈍頭ですべり摩擦するもの1
0よりも摩擦が少なくて済むという効果がある。かんぬ
きは、上記溝8と筐体の隙間によって保持される。
【0036】図4は、スライド片7を挿入するバンド2
の内部を示す正面断面図である。バンド2の内部には、
スライド片7を案内するスライド溝14に係止用の溝と
してのくぼみ15が設けられる。このスライド溝14に
スライド片7が嵌められる。図5は、スライド片7をス
ライド溝14に嵌めたときの状態を示す断面説明図であ
る。同図に示すようにスライド片7は、スライド溝14
に嵌めると、長手方向にスライドが可能になる。しか
し、かんぬき10がくぼみ15にひっかかるとき、スラ
イド片7のスライド溝14における位置が安定する。な
お、スライド片7とスライド溝14との隙間は、スライ
ド片7の中央部に位置する突起16との関係で、適当な
寸法にすることが望ましい。
【0037】スライド溝14には、くぼみ15が一定間
隔で複数設けられるので、その中で最も適当な位置のく
ぼみ15を選択し、そのくぼみ15にかんぬき10を引
っかける。このスライド片7は、バンドの上記差込部5
と一体になっているので、スライド片7の位置を決定す
ることは、バンド2の腕周り長さを調整することにな
る。ここで、バンド2の長さは、バンド2とスライド片
7及び差込み部5との実効長(実質的長さ)をいう。ま
た、かんぬき10は、ばねで付勢されているだけであ
り、くぼみ15もかんぬき10を完全に係合する程(か
んぬき10がくぼみ15から抜けるのを禁止する程)深
くないので、力を入れてスライド片7を押したり、引っ
張れば、スライド片7の位置を変更すること事ができ
る。
【0038】図6の(a)及び(b)は、スライド片の
位置変化を示す腕装着型電子機器の横外観図である。な
お、バンド2は、開いた状態と、他のバンド3に係合し
て閉じた状態との両方を2点鎖線で示した。同図の
(a)及び(b)に示すように、スライド片7の位置を
変化させることによって、太い腕の人(図6の(b))
でも細い腕の人(図6の(a))でも、一つのバンドで
対応可能となる。なお、スライド片7は必ず差込部に延
長しなければならないものではなく、バンドがスライド
片、スライド溝及びかんぬきを有すれば、バンドの実質
的長さが変更・調整可能である。
【0039】このように、この実施の形態1にかかる腕
装着型電子機器の装着体によれば、腕の太さに合わせて
スライド片を最も適当な位置で維持できると共に位置変
更も容易となる。また、腕装着型電子機器の装着体を片
方の腕に装着した状態で、装着体を他方の手で握りしめ
れば、スライド片が押圧され、スライド片の溝に嵌めら
れたかんぬきが最も適当な位置のくぼみにひっかかる。
これにより、装着体の腕の太さへの対応が容易になる。
また、かんぬきが球体を用いたものにすれば、スライド
片の位置変更の際、ころがり摩擦によってスライド片の
摩擦が減少し、楽に位置変更できる。
【0040】なお、スライド片の一部に弾性部を設け、
前記弾性部が通常は溝と係合し、ある程度の力を加える
と溝との係合が外れることで、スライド片がスライドす
るようにしてもよい。これは、例えば、図3の(a)に
おいて、かんぬき10を弾性体で形成することに相当す
る。その場合、ばね9はなくてもよく、弾性体からなる
かんぬき10がスライド片7に一体的になるようにスラ
イド片7に固着されていてもよい。
【0041】(実施の形態2)図7の(a)及び(b)
は、この実施の形態2にかかる腕装着型電子機器の装着
体およびヒンジ部を示す横断面図と正面図である。より
詳しくは、図7(a)は電子機器全体を示す横断面図で
あり、図7(b)は、ヒンジ部を示す正面図である。同
図(a)に示す腕装着型電子機器20は、本体21と2
片のバンド22、23で構成される。図において、紙面
(図を表した面)に向かって左側のバンド22は閉じた
状態、右側のバンド23は開いた状態を示している。本
体21とバンド22、23とはヒンジによって結合され
る。より詳しくは、本体21とバンド22とを結合する
ヒンジは、バンド22側のヒンジ片24と本体21側の
ヒンジ片28とを含み、本体21とバンド23とを結合
するヒンジは、バンド23側のヒンジ片25と本体21
側のヒンジ片29とを含む。バンド22、23側のヒン
ジ片24、25の表面には、複数の穴26、27がヒン
ジの回動軸方向(すなわち回動軸の延在方向)38(図
8も参照)に並んで径方向(すなわち回動軸線を中心と
してその半径方向)に穿設される。
【0042】上記穴26、27に対面するヒンジ片2
8、29には、ヒンジの回動方向37の間口長さが段階
的に異なる複数の穴30(図8も参照)が回動軸方向3
8に並設される。ヒンジのしくみは左右同一なので、こ
こでは便宜上、左側のヒンジについて説明する。片側の
ヒンジ片の穴26には、ばね31aで付勢されたかんぬ
きピン31が収められる。バンド22の回動、すなわち
ヒンジ片24の回動によって、ヒンジ片24に形成され
た穴26も回動する。そして、穴26が対面するヒンジ
片28の穴30と向かい合ったときに、かんぬきピン3
1が対面する穴30に嵌合される。これによって、ヒン
ジ片26とそれと一体であるバンド22が固定される。
【0043】図7の(b)に示すように、ヒンジ片2
4、28は、ばね棒32と嵌合ピン33で回動対偶で結
合される。ばね棒32には、コイルばね34が通され、
その両端突出部35、36がそれぞれのヒンジ片24、
28に当てられる。これによって、ヒンジ片24、28
はバンドが常に開く方向に付勢される。図8は、本体側
ヒンジ片に穿設される穴を示す拡大図である。上述のよ
うに、穴30は、ヒンジの回動方向37の間口長さが段
階的に異なるように回動軸方向38に隣接して並んで複
数設けられる。なお、各穴は、必ずしも図に示したよう
には隣接していなくてもよい。
【0044】同図では、穴30を実線で、かんぬきピン
31およびそれが内挿される穴26を点線で示してい
る。このように、穴26のいずれか一つが選択されて、
その選択され穴26にかんぬきピン31が挿入される。
ヒンジ片24、28は開く方向に付勢されているから、
かんぬきピン31は、穴30の片側壁39にあたる。こ
れによってバンドの開き具合が決定される。
【0045】図9は、穴の間口長さがバンドの開き具合
に影響することを示す横断面図である。図9(a)は間
口が短い穴の片側壁39にかんぬきピン31があたって
いる状態を示す横断面図であり、図9(b)は、間口が
長い穴の片側壁39にかんぬきピン31があたっている
状態を示す横断面図である。双方の図を比較するとわか
るように、間口長さが長い穴を選択してかんぬきピン3
1を嵌合させた場合の方が、水平方向からのヒンジ片2
4の回動(水平方向に対するヒンジ片24の傾斜角度)
が小さい。これによってバンドは腕の太い人にも適用で
きる。反対に、腕の細い人は、間口長さの短い穴を選択
してかんぬきピン31を嵌合させればよい。なお、かん
ぬきピンをばねを介して収める穴の選択は、ヒンジを外
せば容易に行える。
【0046】かんぬきピン31の特定の壁部39との係
合を解除するには、例えば、押ボタン機構31bの押ボ
タン31cを押す。かんぬきピン31や押ボタン機構3
1bは、例えば、図14に関して後述するアジャストピ
ン構造体140や押ボタン機構180とほぼ同様な構造
を備え、押ボタン機構31bの押ボタン31bc押し下
げると、押圧プレート31dがかんぬきピン31の頭部
を押し下げて係合を解除させる。なお、図8では、階段
状の側壁39を備えた穴30に加えて、押圧プレート3
1d及び押ボタン31cの頭部の概略の位置関係が示さ
れている。
【0047】図10の(a)及び(b)は、ヒンジの開
き具合を示す拡大断面図である。図10の(a)は片側
のヒンジ部を示す拡大断面図であり、図10の(b)
は、腕装着型電子機器全体を示した断面図である。穴の
間口長さを3段階にしたとき、同図の(a)に示すよう
に3段階のバンド角度が得られる。同図の(b)に示し
たように、片側のバンド角度が3段階選択できれば、両
側合わせて、9段階のバンド角度調整ができる。穴の数
を増やせばさらに多くの角度で調整可能である。なお、
この実施の形態2では、穴の間口長さを段階的に変化さ
せたが、かんぬきピンを内挿する穴の方の位置を変化さ
せても、すなわち例えば複数の穴26について回動方向
37の位置が相互に異なるようにしても、同様の効果が
得られる。
【0048】このように、この実施の形態2にかかる腕
装着型電子機器の装着体によれば、複数穴である穴のう
ち、いずれにかんぬきピンを設けるかを選択することに
よって、バンドの固定位置を変更することができる。こ
れによって、腕の太さに合わせてバンドを最も適当な位
置で維持できる。
【0049】(実施の形態3)図11は、この実施の形
態3にかかる腕装着型電子機器の装着体におけるヒンジ
部を示す分解図である。ヒンジは、凹凸部を有する2片
のヒンジ片50、51で構成される。凸部側ヒンジ片
(凸部を有するヒンジ片)50は内部穴52を備え、こ
の内部穴52には、かんぬき53が設けられる。円筒軸
であるかんぬき53の一端部には二面幅54が設けら
れ、内部穴52内部の一文字溝55に嵌合する。これに
よって、かんぬき53は、内部穴52内での回動を束縛
され、上記凸部と即ち凸部側ヒンジ片50と回動を共に
する。また、かんぬき53は、開口側に飛び出す方向に
穴52の内側からばね53a(図12)で付勢され、か
んぬき53のうち飛び出す方向の端部には一文字溝56
が刻まれている。
【0050】凹側ヒンジ片(凹部有するヒンジ片)51
には回動軸方向に内部穴57が穿設されており、この内
部穴57には、かんぬき受け58が内挿される。このか
んぬき受け58はキー59を一体的に備え、該キー59
は上記内部穴57のキー溝60と係合する。これによっ
て、かんぬき受け58は、内部穴57での回動が束縛さ
れ、凹側ヒンジ片51と一体化する。また、かんぬき受
け58には、前記一文字溝56に嵌合する二面幅58a
(図12参照)が形成されている。そして、凸側ヒンジ
片50と共に回動するかんぬき53の一文字溝56とか
んぬき受けの二面幅58aとが一致したときに、かんぬ
き53は、内部穴52の側面から軸方向に飛び出し、か
んぬき受け58に嵌合する。この嵌合によってヒンジは
固定される。
【0051】凹側のヒンジ片51に挿入される押しボタ
ン61は、かんぬき受け58に穿設された孔62を貫通
し、反対側(貫通突出端部)に止め輪63が係合され
る。この押しボタン61は、嵌合されたかんぬき53を
凸側内部穴52に押し戻す役割を果たす。なお、コイル
ばね64aが押しボタン61とかんぬき受け58との間
に挟設されれば、押しボタン61は常に付勢されて押し
やすくなる。かんぬき53とかんぬき受け58は、上記
のように嵌合するから、かんぬき受け58の二面幅58
aが刻まれる角度を変えれば、かんぬき53、ひいては
凸側ヒンジ片50が固定される角度が変化する。
【0052】ところで、腕装着型電子機器の片側バンド
について考えた場合、バンドは、少なくとも120度以
下の回動でその役割を果たすことが可能である。バンド
またはヒンジの回動範囲において、かんぬき53の端部
に刻む一文字溝56は、前記ヒンジの凹側を基準とし
て、同一の向きとなることが一つの角度のときしかない
形状である。(180度回転して初めて同一の向きにな
る。)そこで、キー59の突出方向に対して角度がそれ
ぞれ異なる方向に、二面幅58aを設けた複数のかんぬ
き受け58を用意しておき、そのうちのいずれか一つを
選択して凹部側ヒンジ片51の内部穴57に設ける。こ
れにより、かんぬき受け58と嵌合するときのヒンジの
角度すなわちヒンジ片50の角度を変更できる。これに
よって、ヒンジに結合されるバンドの腕装着角度を変更
・調整できる。
【0053】なお、ここでは、腕装着型電子機器本体側
のヒンジ片51を凹側にし、バンド側のヒンジ片52を
凸側にした。但し、反対にしてもよく、その場合、押し
ボタンの位置がバンド側になるだけで、原理的に相違は
ない。さらに、押しボタン61は、本体またはバンドの
側面のうち、左右どちらに設けてもよい。
【0054】図12は、ヒンジ内部を示す平面断面図で
ある。同図に示すように、ヒンジの凸側と凹側は、回動
軸ピン64と凸側から少し飛び出したかんぬき53とで
回動可能になっている。回動軸ピン64には、コイルば
ね65が通されており、コイルばね65の両端にある突
出部66、67は、それぞれ本体68、バンド69に当
てられている。これによって、本体68とバンド69
は、常に開くように付勢される。かんぬき受け58のキ
ー59は、本体のななめ下から固定部材としてのねじ7
0で止められており、これを緩めることによって、かん
ぬき受け59と押しボタン61等が簡単に取り外せる。
一文字溝の角度が異なるかんぬき受け58と交換する際
には、上記ねじ70を利用する。
【0055】図13は、バンドの開き具合を示す横外観
図である。上記のように、かんぬき受け58を交換する
ことにより、バンドの開き具合を変化させることができ
る。同図に示すように、例えば、片側のバンドが3つの
角度で変更された場合、左右合わせて9段階でバンドの
角度を調整できることになる。これにより、様々な腕の
太さに対応可能となる。
【0056】このように、この実施の形態3にかかる腕
装着型電子機器の装着体によれば、キーに対する角度5
9が異なる二面幅又は一文字溝を端部に刻んだかんぬき
受け58を複数用意し、いずれか一つを選択し、凹部に
内挿することによって、ヒンジの固定角度を変化させる
ことができるから、バンド69の固定位置を変更・調整
することができる。これによって、腕の太さに合わせて
バンド69を最も適当な位置で維持できる。
【0057】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4の腕装着型電子機器100を、図14から図16に
基づいて説明する。
【0058】腕装着型電子機器100では、電子機器本
体101は、その一端102側でヒンジ103を介して
剛性のバンド104に連結されている。なお、図には示
されていないけれども、電子機器本体101が、他端側
においても同様なヒンジを介して別の剛性バンドに連結
されていることは、実施の形態2や実施の形態3の場合
と同様である。ここで、バンド104について、「剛
性」とは、バンド104自体が腕の周囲に沿うように撓
むことが実質上できない程度にバンド104の本体等の
剛性が高いこと、従って、電子機器本体101及びバン
ド104からなる腕装着体を腕の周囲に沿わせるために
は、バンド104が本体101に対してヒンジ103で
回動される必要があることをいう。
【0059】より詳しくは、電子機器本体101は、本
体101の胴部105の端部106の幅方向X(図15
の(a)及び(b))の中間部にほぼ直方体状の凹部な
いし切欠部107を有する。切欠部107の幅方向両端
の側面108、109は、胴部105の厚さ方向のほぼ
全体に亘って平面状に延びている。一方、切欠部107
の奥の側壁110は、奥行きの異なるところにある上側
及び下側側壁部111、112からなり、上側側壁部1
11の下端と下側側壁部112の上端との間には、凹部
113及び突起部114を備えた係合部115が形成さ
れている。116は、胴部105に固定された裏蓋であ
る。
【0060】本体101の胴部105の切欠部107に
は、後で詳述する回動位置規定部材としての位置決めユ
ニット160が取外し可能に固定される。
【0061】図15の(a)から最もよくわかるよう
に、本体101の胴部105には、更に、軸線Qを中心
軸線とする部分円筒形状を有し切欠部107に繋がった
凹部ないし切欠部117が形成されている。また、この
切欠部117の幅方向Xの両側の壁部118、119に
は軸線Qに沿って孔部120、121が形成されてい
る。孔部120、121には、回動軸ないしヒンジピン
123が嵌挿されている。切欠部117の幅方向両側の
側壁部118、119及びその孔部120、121は、
全体として、第1のヒンジ部124を構成しており、第
1のヒンジ部124は、電子機器本体101の胴部10
5と一体的である。
【0062】バンド104は、軸線Qを中心とする部分
円筒状の頭部131を備え、この頭部131は、その中
心軸線Qに沿って貫通孔132を備える。貫通孔132
には、ヒンジピン123が貫通し、バンド104の頭部
131は、中心軸線QのまわりでR1、R2方向に回動
可能なように胴部105の部分円筒状切欠部117内に
間隙を介して配置されている。ここで、第2のヒンジ部
134は、バンド104の頭部131及びその孔132
からなる。
【0063】一端がバンド104の頭部131に他端が
電子機器本体101の胴部105に直接的又は間接的に
支えられたトーションバネ125は、バンド104を開
方向R1に偏倚させるように捻られた状態で、胴部10
5の凹部126及び頭部131の凹部133によって形
成された室127内に配置されている。128は、バネ
125の形状を維持するための支持部材であり、軸12
3に嵌合されている。
【0064】バンド104の頭部131には、中心軸線
Qに直交する方向に延在し頭部131の頂部135で開
口したアジャストピン装着穴136が形成されている。
穴136の底137は、中心軸線Qよりも奥に位置す
る。穴136には、アジャストピン構造体140が嵌合
されている。アジャストピン構造体140は、一端14
1に半径方向内向きの係止リブ142を備え他端側に直
径方向の貫通孔143を備えた突起支持部としてのほぼ
円筒状の枠体144を有する。この枠体144は、穴1
36に嵌挿された状態で貫通孔143を貫通するヒンジ
ピン123により、穴136内に実質的に固定されてい
る。アジャストピン構造体140は、更に、基部の大径
部145で円筒状枠体144に嵌合され先端側の小径の
円筒状又は円柱状部分146が枠体144のリブ142
の開口を貫通して突出した突起部としてのピン本体14
7と、ピン本体147を外向きS1に偏倚させるべく枠
体144の内部においてピン本体147の大径基部14
5と軸123に配置されたバネ受148aとの間に組込
まれた圧縮バネ148とを有する。なお、ピン本体14
7は、滑らかな凸状で、典型的には、部分球状ないしド
ーム状の頂部149を備える。
【0065】従って、アジャストピン構造体140のピ
ン本体147は、バネ148を圧縮させる向き即ち内向
きS2に弾性的に後退可能な状態で、外向きS1に突出
する。アジャストピン構造体140のピン本体147を
実質的に枠体144の内部に位置するように押圧してピ
ン本体147を引込めた状態でバンド104を装着位置
P2から開位置P1に移動させた場合、図14におい
て、想像線147で示したように、ピン本体147の頂
部149が本体105の部分円筒状切欠部117の周面
117aに当接する。側面から見た状態を示した図14
では、この周面117aは、裏蓋116の部分円筒状内
周面116aと丁度重なる位置にある。従って、バンド
104は、ピン本体147換言すればアジャストピン構
造体140を引込めた状態で、電子機器本体101の胴
部105に対して、中心軸線QのまわりでR1、R2方
向に回動可能である。
【0066】回動位置規定部材としての位置決めユニッ
ト160は、電子機器本体101の胴部105の切欠部
ないし凹部107と相補的形状の外側面形状を備え、電
子機器本体101の凹部107に取外し可能に装着され
るユニット本体部161を有する。位置決めユニット1
60は、所定位置に装着された状態で、胴部105の側
面から止めボルト153で取外し可能に固定される。な
お、止めボルト153の代わりに、弾性フック部材の如
く係止解除可能な係止部材で位置決めユニット160が
本体101に取外し可能に係止ないし固定されるように
してもよい。
【0067】より詳しくは、ユニット本体部161は、
切欠部107の側面108、109に対面する側面16
2、163有すると共に、切欠部107の奥の側壁11
1、112、並びに凹部113及び突起部114からな
る係合部115と相補的な形状を備えた背面側の側壁1
64、165、並びに突起部166a及び凹部166b
からなる被係合部166を機器本体101の中央部に面
する側に有する。ユニット本体部161は、また、底部
のうち機器本体101から遠い側に、バンド104の頭
部131の部分円筒状周面に向合う部分円筒状の底面部
168を備え、上部には、機器本体101の胴部105
の上面に連続的につながる傾斜上面169を備える。
【0068】ユニット本体部161は、また、部分円筒
状底面部168で開口したアジャストピン受容凹部17
0と、傾斜上面169で開口した押ボタン受容凹部17
1と、二つの凹部170、171をその底部で連通する
押ピン挿通孔172とを有する。
【0069】押しボタン機構180は、押しボタン受容
凹部171に丁度嵌合される押しボタン本体181と、
上端で押しボタン本体181に嵌着され該嵌着部から下
方に延びた連結軸部182と、該軸部182の下端から
上向きに延びたネジ孔183に雄ネジ部で螺着され頭部
184がスペーサ185を介して固定された押ピン18
6と、押しボタン本体181を突出方向Y1すなわち上
向きY1に偏倚させる圧縮ばね187とを有する。軸部
182は押ピン挿通孔172を貫通して下向きY2に延
び、圧縮ばね187によりY1方向に偏倚されるスペー
サ185はその上面でアジャストピン受容孔170の底
面(上面)173に当接している。なお、圧縮ばね18
7は、一端側が押しボタン本体181のバネ受凹部18
8に嵌り込み、他端が押しボタン受容凹部171の底面
174に当接する。スペーサ185は平面形状が非円形
であるとして図示されているけれども、円形でもよい。
押しボタン機構180では、押しボタン本体181、連
結軸部182、スペーサ185及び押ピン186からな
る剛性の押しボタン189が、通常はばね187により
Y1方向に偏倚されてスペーサ185が孔170の底面
173に当接する状態で係止され、押しボタン本体18
1をY2方向に押し下げると、本体181と一体的なピ
ン186がY2方向に押し下げられる。
【0070】アジャストピン受容凹部170は、四つの
側面175、176、177、178によって規定さ
れ、回動方向R1の側面175は、アジャストピン本体
147の相対回動位置を規定ないし規制する回動位置規
制面ないし度当り面179を凹部170の開口190側
に備える。アジャストピン受容凹部170のX方向(本
体101の幅方向)に対向する側面はアジャストピン本
体147及び押ピン186のスペーサ185を収容する
に充分な間隔で位置し、回動方向R1、R2に対向する
側面175、176間の間隔は、アジャストピン本体1
47の太さよりも充分に大きい。但し、アジャストピン
本体147の側縁部147aが回動位置規制面179に
当接してアジャストピン本体147のR1方向回動が規
制され得、且つ押ピン186の頭部184によりアジャ
ストピン本体147の頂部149を押圧してアジャスト
ピン本体147をS2方向に押し下げ可能である限り、
側面175、176、177、178の形状は図示のも
のとは異なっていてもよく、凹部170が、例えば、ほ
ぼ四角形の穴の代わりに、楕円形状の穴(四側面が滑ら
かに湾曲して繋がっているもの)でもよく、側面の一部
が平面状でもよい。
【0071】図示の例では、装着位置P2においては、
アジャストピン本体147が、頂部149の縁部149
a、即ち側縁部147aの頂部149aで、位置規制面
179に当接しているけれども、側縁部147aのうち
頂部149a以外の部分で位置規制面179に当接する
ような形状・位置に位置規制面179が形成されていて
もよい。また、規制面179は、適切な位置に形成され
る場合には、図14に示されているように側面175に
対して傾斜・交差した面である代わりに、面175と面
一であってもよい。但し、図14に示したように、位置
規制面179を側面175に対してR1方向に傾斜した
面とすることにより、押しボタン181に対して回動軸
即ちヒンジピン123を本体101の長手方向Zの外側
に配置することが可能になる。
【0072】以上の如く構成されたヒンジ103では、
図14に示した装着位置P2において、剛性バンド10
4の電子機器本体101に対する回動方向R1、R2の
装着位置は、例えば、機器本体101の延在方向Z(図
14で見て水平方向)の仮想線Hに対してアジャストピ
ン本体147の延在方向の仮想線Wがなす角度αによっ
て規定される。すなわち、トーションバネ125により
機器本体101に対してR1方向に偏倚されているバン
ド104は、アジャストピン本体147の頂縁部149
aがアジャストピン受容凹部170の側壁179に当接
することにより、位置決めされる。なお、この状態で
は、アジャストピン147は、S1方向に最大限突出し
ており、且つアジャストピン147の頂部149と押し
ボタン機構180の押ピン186の頭部184との間に
は、間隙がある。
【0073】剛性ベルト104を装着位置P2から図1
4において想像線で示した開位置P1に移動させる場合
には、位置決めユニット160を取外す場合には、ロッ
ク解除用の押しボタン機構180の押しボタン181を
押圧し押ピン186の頭部184をY2方向に移動させ
てアジャストピン本体147をS2方向に押し下げる。
典型的には、押下げの進行に伴い、アジャストピン本体
147の頂縁部149aが側面179に沿ってY2方向
に移動すると共に剛性バンド104がトーションバネ1
25によりR1方向に少しづつ回動される。アジャスト
ピン本体147の頂縁部149aが底面168に達する
と、アジャストピン本体147の頂部149がトーショ
ンバネ125の作用下で底面168に沿ってR1方向に
移動し更に裏蓋116の切欠部116aと同一形状の本
体101の切欠部117に沿ってR1方向に移動するよ
うに、剛性バンド104はR1方向に回動される。剛性
ベルト104のこのR1方向の回動は、ベルト104の
頭部131のうち円筒形状からずれてほぼ接線方向に延
びた部分131aが、ユニット本体部161の突出下縁
部161aに当ることにより、停止される。なお、ベル
ト104がこの開位置P1にある場合、ベルト104の
部位131aのうち幅方向Xの端部は、胴部105の同
様な突出縁部(図示せず)に当接して保持される。
【0074】位置決めユニット160を取外す場合に
は、剛性ベルト104が、開位置P1にある状態で、止
めネジ153を外した後、例えば、ユニット本体161
の端部側の側面の凹部161bに指先を当ててユニット
本体161をY1方向に押し上げる。これにより、係合
部115と被係合部166との係合が解除されて、ユニ
ット本体161が胴部105の切欠部107から取外さ
れる。なお、剛性ベルト104は、上述のように、胴部
105の同様な突出縁部(図示せず)に対して部位13
1aの幅方向Xの端部で当接支持されているので、ベル
ト104は、そのままの位置で保持される。
【0075】位置決めユニット160を取付ける場合に
は、剛性ベルト104が開位置P1にある状態で、ユニ
ット本体161を被係合部166が胴部105の切欠部
107の係合部115に係合されるように、ユニット本
体161を切欠部107に嵌め込む。図示の例では、被
係合部166が係合部115に係合されると共に、ユニ
ット本体161に下端面161cが裏蓋116の切欠部
116aに当接して、ユニット本体161の装着が完了
する。ユニット本体161と機器本体101との着脱機
構ないし構造は、他の任意のもので代替されてもよい。
【0076】位置決めユニット160としては、位置決
め側壁179が、例えば、G1、G2、G3という三つ
の異なる位置にある三種類の一群の位置決めユニット1
60A、160B、160Cが準備される。位置決め側
壁179が図14において実線で示した位置G2にある
位置決めユニット160Bが、図14の位置決めユニッ
ト160であり、図14において想像線G1で示した位
置にある位置決めユニット160Aは図16の(a)に
示され、図14において想像線G3で示した位置にある
位置決めユニット160Cは図16の(b)に示されて
いる。なお、図16の(a)、図14及び図16の
(b)では、位置G1、G2、G3にある位置決め側壁
179が、夫々、179A、179B、179Cで示さ
れている。この三種類の位置決めユニット160A、1
60B、160Cは、典型的には、位置決め側壁179
の位置が異なること(より詳しくは、該差異に伴って、
更に、該側壁179につながる側壁175の位置が異な
り該側壁175と交わる底面173の水平方向の長さが
異なること及び側壁179が開口する底面部168の回
動方向R1、R2の長さが異なること)を除いて、その
他の点では、同一である。なお、図14並びに図16の
(a)及び(b)では、スペーサ185の形状や押ピン
186の頭部184の形状が異なるかの如く示されてい
るけれども、これらの形状は、同一でよい。但し、押し
ボタン181の押圧に伴ってアジャストピン本体147
を移動させるに適した形状や大きさにするために、所望
ならば、スペーサ185や押ピン186の頭部184な
どの形状を適宜変えておいてもよい。図示の例では、三
種類の位置決めユニット160A、160B、160C
が示されているけれども、ユーザの腕の太さに適合させ
得る限り、位置決めユニット160の種類は四種類以上
でも二種類でもよい。
【0077】例えば、図14の位置決めユニット160
Bが標準的な太さの腕に適合する位置決めユニット16
0である場合、より腕回りの大きい人に合わせるために
は、例えば、図14の位置決めユニット160Bを上述
の手順で取外した後、図16の(a)に示した位置決め
ユニット160Aを凹部107に嵌めればよい。この位
置決めユニット160Aを嵌めた状態では、該ユニット
160Aの被係合部166が凹部107の係合部115
に係合され、ユニット160Aの底面161cが裏蓋1
16の切欠面116bに当接する点は、前述の場合と同
様である。
【0078】位置決めユニット160Bを凹部107に
嵌込んだ後、剛性ベルト104を図14において想像線
で示した開位置P1からR2方向に回動させる。該ベル
ト104のR2方向回動に伴い、アジャストピン本体1
47は、その頂部149が裏蓋116の部分円筒状切欠
面116aに一致する機器本体101の切欠面117a
に当接する位置から、ユニット160Bの部分円筒状底
面168に当接する位置を通ってR2方向に移動した
後、アジャストピン受容凹部170に嵌り込む。ピン本
体147が凹部170に遊嵌された後、剛性ベルト10
4に対するR2方向回動力を解除すると、ベルト104
は、トーションバネ125によってR1方向に戻され
て、アジャストピン本体147の頂縁部149aが位置
G1にある位置決め側壁179Aに当接するところで係
止される。このようにして位置決めされた場合の角度α
1は、図14の角度αよりも小さく、より太い腕に適合
する形状を採る。
【0079】一方、腕の太さが標準より細い場合には、
位置決めユニット160Bの代わりに位置決めユニット
160Cを同様に装着すればよい。その結果、図16の
(b)に示したように、角度α2が図14の角度αより
も大きく、より細い腕に適合する形状の装着体を備えた
腕装着型電子機器が得られる。
【0080】以上の如く、この実施の形態4の電子機器
100では、腕の太さに合わせたサイズ調整のためにユ
ーザ又は機器提供者等が直接操作すべきものは、位置決
めユニット160(より詳しくは、該ユニット160の
押ボタン181及び凹部161bで取外し可能で被係合
部166で装着可能なユニット本体161)並びに剛性
ベルト104というサイズが比較的大きく表面に大きく
露出した部品に実際上限られ、その位置決めに係わるア
ジャストピン構造体140の凹部170に対する着脱等
のためにユーザがアジャストピン本体147などを指先
などで直接つまんで操作する必要がないので、サイズ調
整のための所望の部品交換(位置決めユニットの交換)
が、容易且つ確実に行われ得る。なお、止めネジ153
による固定は避けてもよいことは、前述の通りである。
また、位置決めユニット160が機器本体101の相補
的形状の凹部107に取外し可能に嵌め込まれるように
なっているので、その交換したがって剛性バンドの取付
け角度の変更(腕の太さに合せた変更)が容易である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
腕装着型電子機器の装着体によれば、腕の太さに合わせ
てスライド片を最も適当な位置で維持できると共に位置
変更も容易となる。また、腕装着型電子機器の装着体を
片方の腕に装着した状態で、装着体を他方の手で握りし
めれば、スライド片が押圧され、スライド片の溝に嵌め
られたかんぬきが最も適当な位置のくぼみにひっかか
る。これにより、装着体の腕の太さへの対応が容易にな
る。
【0082】また、この発明にかかる腕装着型電子機器
の装着体によれば、かんぬきの先端が球体であるので、
鈍頭がスライド溝や、そのくぼみと接触するとき、転が
り摩擦をする。これにより、単なる鈍頭ですべり摩擦す
るものよりも摩擦が少なくて済むという効果がある。
【0083】また、この発明にかかる腕装着型電子機器
の装着体によれば、複数穴である穴A(図示の例では穴
26)のうち、いずれにかんぬきピンを設けるか選択す
ることによって、バンドの固定位置を変更することがで
きる。これによって、腕の太さに合わせてバンドを最も
適当な位置で維持できる。
【0084】また、この発明にかかる腕装着型電子機器
の装着体によれば、キーに対する角度が異なる二面幅又
は一文字溝を端部に刻んだかんぬき受けを複数用意し、
いずれか一つを選択し、凹部に内挿することによって、
ヒンジの固定角度を変化させることができるから、バン
ドの固定位置を変更・調整することができる。これによ
って、腕の太さに合わせてバンドを最も適当な位置で維
持できる。
【0085】更に、この発明にかかる腕装着型電子機器
の装着体では、第1及び第2のヒンジ部間の相対回動規
定位置が異なる回動位置規定部材を複数種類用意してお
いて、この回動位置規定部材を機器本体の相補的形状の
凹部に取外し可能に装着するようにすることにより、細
かな部品を操作することなく回動規定位置を変更するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態1にかかる腕装着型電子機器の
装着体を示す横断面である。
【図2】差込部に延長されるスライド片を示したもの
で、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図3】スライド片の溝付近を示す拡大図で、(a)は
かんぬきを用いる場合の拡大図、(b)及び(c)は二
箇所のかんぬき及びバネの代わりに用いられる円筒、球
体及びバネの組合せ体の同様な断面説明図である。
【図4】スライド片を挿入するバンドの内部を示す正面
断面図である。
【図5】スライド片をスライド溝に嵌めたときの状態を
示す説明図である。
【図6】スライド片の位置変化を示す腕装着型電子機器
の横外観図で、(a)はSサイズ(小さい腕周り)の場
合の横外観図、(b)はLサイズ(大きい腕周り)の場
合の横外観図ある。
【図7】この実施の形態2にかかる腕装着型電子機器の
装着体およびヒンジ部を示す横断面図と正面図であり、
(a)は電子機器全体を示す横断面図であり、図7
(b)は、ヒンジ部を示す正面図である。
【図8】本体側ヒンジ片に穿設される穴を示す拡大図で
ある。
【図9】穴の間口長さがバンドの開き具合に影響するこ
とを示す横断面図であり、(a)は間口が短い穴の場合
を示す横断面図であり、(b)は、間口が長い穴の場合
を示す横断面図である。
【図10】ヒンジの開き具合を示す拡大断面図であり、
(a)は片側ヒンジ部を示す拡大断面図であり、(b)
は、腕装着型電子機器全体を示した断面図である。
【図11】この実施の形態3にかかる腕装着型電子機器
の装着体におけるヒンジ部を示す分解図である。
【図12】ヒンジ内部を示す平面断面図である。
【図13】バンドの開き具合を示す横外観図である。
【図14】この実施の形態4にかかる腕装着型電子機器
のヒンジ及びその周囲の部分を示した拡大断面説明図で
ある。
【図15】図14のヒンジの部分について説明するため
のもので、(a)はXVA−XVA線断面説明図、
(b)は矢印XVBの方向に見た一部の上面説明図であ
る。
【図16】図14の回動位置規制部材を備えた腕装着型
電子機器の代わりに、腕の太さの異なる人用の腕装着型
電子機器の例を示したもので、(a)はより太い腕の人
用の腕装着型電子機器についての図14と同様な断面説
明図、(b)はより細い腕の人用の腕装着型電子機器に
ついての図14と同様な断面説明図である。
【図17】従来の腕装着型電子機器の装着体を示す構成
図である。
【符号の説明】
1、21、68、80、101 本体 2、3、22、23、69、81、104 バンド 4、82、103 ヒンジ 7 スライド片 8 溝 10、53 かんぬき 11 円筒 13 球体 14 スライド溝 15 くぼみ 24、25、28、29、50、51 ヒンジ片 26、27、30 穴 31 かんぬきピン 34、64、65 コイルばね 52、57 内部穴 58 かんぬき受け 61 押しボタン 124、134 ヒンジ部 140 アジャストピン構造体 147 アジャストピン本体 148 バネ 160、160A、160B、160C 位置決めユニ
ット 168 面 170 アジャストピン受容凹部 179、179A、179B、179C 側壁 180 押ボタン機構 181 押ボタン 186 押ピン P1 開位置 P2 装着位置 Q 回動中心軸線 R1、R2 回動方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 勝信 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 尾藤 由規 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長いスライド片と、 前記スライド片を該スライド片が長手方向に移動し得る
    ようにガイドする装着体とを有する腕装着型電子機器で
    あって、 前記スライド片又は前記装着体のうちのいずれか一方が
    前記装着体に対して前記スライド片を係止させるための
    溝を備え、 前記スライド片又は前記装着体のうちの他方が前記溝と
    係合して前記スライド片の位置を決める係止部を備える
    腕装着型電子機器。
  2. 【請求項2】 前記溝が、前記スライド片または前記装
    着体のいずれか一方に複数個形成され、 前記係止部が、前記一方とは異なる他方に形成される請
    求項1記載の腕装着型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記係止部が前記スライド片に形成さ
    れ、前記スライド片が、弾性変形する弾性部を備え、該
    弾性部が前記係止部を有する請求項1記載の腕装着型電
    子機器。
  4. 【請求項4】 前記係止部が、前記溝と係合する係合部
    材と該係合部材を前記溝の深さ方向に押圧する弾性部材
    とを有する請求項1乃至3のいずれかに記載の腕装着型
    電子機器。
  5. 【請求項5】 装着体を開閉するための第1のヒンジ片
    と第2のヒンジ片とからなるヒンジを有する腕装着型電
    子機器であって、 前記第1のヒンジ片が第1の穴を備え、 前記第2のヒンジ片が第2の穴を備え、 一方を前記第1の穴に挿入し、他方を前記第2の穴に挿
    入するかんぬきピンを更に有する腕装着型電子機器。
  6. 【請求項6】 前記第1の穴が前記かんぬきピンと係合
    し、前記第2の穴の内径が前記かんぬきピンの外径より
    も大きい請求項5記載の腕装着型電子機器。
  7. 【請求項7】 前記第2の穴は、前記内径が異なる複数
    の穴部分からなる請求項5または6記載の腕装着型電子
    機器。
  8. 【請求項8】 前記第2の穴は、前記内径の異なる複数
    の内径を有する請求項5または6記載の腕装着型電子機
    器。
  9. 【請求項9】 ヒンジの開閉角度を決めるかんぬき受け
    と、 前記かんぬき受けを交換可能に固定する固定部材と、 を有する腕装着型電子機器。
  10. 【請求項10】 前記かんぬき受けと係合し、前記ヒン
    ジの回転に併せて回転するかんぬきと、を有する請求項
    9記載の腕装着型電子機器。
  11. 【請求項11】 回動中心軸線のまわりで相対回動可能
    な第1及び第2のヒンジ部を備えた腕装着型電子機器で
    あって、 第1のヒンジ部と実質上一体的に回動中心軸線のまわり
    で回動可能で、第1のヒンジ部から第2のヒンジ部に向
    かって回動中心軸線の延在方向に交差する方向に突出し
    た突起部と、 回動中心軸線のまわりにおける第2のヒンジ部に対する
    第1のヒンジ部の一方の方向への回動を規制すべく、突
    起部の突出端部を受容する突起受容凹部を備え該凹部の
    一側壁で突起部の前記一方の方向への回動を規制する回
    動位置規定部材であって、第2のヒンジ部に対して取外
    し可能に装着されたものとを有し、 回動位置規定部材は、第2のヒンジ部に対する第1のヒ
    ンジ部の相対回動の規制位置が変更され得るように、前
    記一側壁の位置が異なる複数種類のうちから一つが選択
    的に装着されたものである腕装着型電子機器。
  12. 【請求項12】 回動位置規定部材の突起先端受容凹部
    が、回動中心軸線に対面する位置で開口し、該開口から
    回動軸線の延在方向に対してほぼ直角な向きに延在して
    いる請求項11に記載の腕装着型電子機器。
  13. 【請求項13】 第1のヒンジ部は、突起部の先端部が
    突出・後退可能なように突起部に係合する突起支持部
    と、突起部をその突出方向に偏倚させるバネとを有し、
    突起部を突起先端受容凹部から押出し可能な押ピンを回
    動位置規定部材が備える請求項11又は122記載の腕
    装着型電子機器。
  14. 【請求項14】 第2のヒンジ部は、突起部の先端部が
    後退して回動位置規定部材の突起先端受容凹部から外れ
    た際、該第2のヒンジ部に対する第1のヒンジ部の回動
    を許容すべく、突起部の先端の回動を案内する案内面を
    備える請求項13に記載の腕装着型電子機器。
  15. 【請求項15】 第2のヒンジ部及び回動位置規定部材
    は、回動位置規定部材が第2のヒンジ部材に着脱される
    際に回動中心軸線の延在方向とほぼ直角な方向に第2の
    ヒンジ部に対して移動されるように構成されている請求
    項11から14までのいずれか一つの項に記載の腕装着
    型電子機器。
  16. 【請求項16】 回動位置規定部材は、前記一側壁に突
    起部の先端部が当接するまで、第1及び第2のヒンジ部
    の開き角度が増大可能である請求項11から15までの
    いずれか一つの項に記載の腕装着型電子機器。
  17. 【請求項17】 回動中心軸線のまわりで相対回動可能
    な第1及び第2のヒンジ部を備えた腕装着型電子機器で
    あって、第1のヒンジ部に対して回動中心軸線のまわり
    で一方の方向に第2のヒンジ部を回動させるべく第1及
    び第2のヒンジ部の間に配置された弾性偏倚手段と、第
    1のヒンジ部に対する第2のヒンジ部の前記一方の方向
    への相対回動の位置を調整可能に規定する相対回動位置
    規定手段とを備えた腕装着型電子機器。
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