JP2002253189A - ジュースの凍結方法とその装置 - Google Patents

ジュースの凍結方法とその装置

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JP2002253189A JP2001052795A JP2001052795A JP2002253189A JP 2002253189 A JP2002253189 A JP 2002253189A JP 2001052795 A JP2001052795 A JP 2001052795A JP 2001052795 A JP2001052795 A JP 2001052795A JP 2002253189 A JP2002253189 A JP 2002253189A
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juice
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cold
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Makoto Fujii
誠 藤井
Shinzo Manmoto
信三 万本
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Mayekawa Manufacturing Co
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Mayekawa Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能率的にジュース氷の大規模生産を可能とす
る凍結方法と、品質的にむらのない良質のジュース氷の
提供できる凍結方法と、品質低下を伴うことのない長期
保存が可能のジュースの凍結方法と上記凍結方法を使用
した凍結装置を提供する。 【構成】 ジュース氷を生成する製氷缶本体20と底板
22とよりなる製氷手段19と、該製氷手段18に冷温
熱を供給する冷温熱供給手段30と、ポンプ手段38
と、パレット部23と、図示していない制御部とより構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凍結生ジュースを
製造するのに適したジュースの凍結方法とその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】製菓メーカは果汁を利用して種々の製品
を製造するが、その果汁は濃縮ジュースの形で購入し加
工している。しかし、果汁の味は濃縮ジュースより生ジ
ュースの方が優れている。それにも関わらず、濃縮ジュ
ースが流通しているのは、生ジュースの大規模生産が困
難で、特に大型ブロック状氷の形成には、長時間を要す
る一方、生ジュースの長期間保存が難しく、その流通が
困難なことによる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生ジュースを品質低下
を伴うことなく保存する方法として冷凍が考えられる
が、生ジュースを工業的規模で効率的に凍結させること
ができる装置は、従来より余り見受けられないが、最近
公開された特開2000−121217公報記載の提案
がある。下記提案は、凍結生ジュースを工業的規模で効
率的に製造できる製氷装置に関するもので、図4に示す
ように、上下ヘッダ60、60と該上下ヘッダを結合す
る中心軸に平行の縦横二方向に並列に設けたユニットと
より構成する。該ユニットは 容器本体52と、該容器
本体の周囲より熱媒体を循環させて冷温熱を供給するジ
ャケット51からなる複数の製氷容器50よりなり、前
記容器本体52には凍結させるべき液体を注入し、容器
本体とジャケット51の間には冷凍用媒体を導入管6
1、排出管62を介して流通させることにより、容器本
体52内の液体を凍結させ、凍結後容器本体52とジャ
ケット51との間に解凍用媒体を流通させ、液体凍結物
を容器本体52外に容易に取出し可能にしたものであ
る。
【0004】本発明は、上記生ジュースの工業的規模で
の一層の効率的生産に対応すべく鋭意努力の結果得られ
たもので、能率的にジュース氷の大規模生産を可能とす
る凍結方法と、品質的にむらのない良質のジュース氷の
提供できる凍結方法と、品質低下を伴うことのない長期
保存が可能のジュースの凍結方法と上記凍結方法を使用
した凍結装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のジュー
ス凍結方法は、ジュースのブロック状氷の凍結方法にお
いて、底板と、断面矩形/方形の中空角柱容器を設け、
該中空角柱容器に角柱面の一に平行の矩形筒状角柱を複
数個貫通直立させ一体構造に形成させた製氷缶本体とを
備えて、前記筒状角柱を介して底板上に並列直立薄板ジ
ュース氷列を形成する構成とし、前記一体構造の製氷缶
本体を前記底板上に載置させて載置面をアイスシールす
る製氷缶本体と底板とのシール工程と、前記アイスシー
ルにより底板に液密固定された製氷缶本体の筒状角柱に
ジュースを注入するとともに、中空角柱容器の内部空間
に冷ブラインを供給してジュースを凍結させて並列直立
薄板ジュース氷列を形成する凍結工程と、前記冷ブライ
ンの代わりに温ブラインの供給により前記製氷缶本体を
並列直立薄板ジュース氷列より脱氷させ、前記底板を前
記氷列を載置したままでの状態で製氷缶本体より分離さ
せる製氷缶本体脱氷剥離工程と、前記底板を並列直立薄
板ジュース氷列より脱氷させる底板脱氷剥離工程と、剥
離された並列直立薄板ジュース氷列の各々を厚み方向に
圧接するブロック状氷生成工程と、よりブロック状氷を
得るようにしたことを特徴とする。
【0006】前記請求項1記載の発明は、本発明の目的
である生ジュース氷を工業生産的規模でより効率的且つ
能率的に生産が出来、且つ品質的にもむらのない良質の
ものを保障するとともに、長期間の保存に対しても品質
保障のできるブロック状ジュース氷の凍結方法について
記載したもので、先ず能率的凍結のために、前記従来例
とは異なる発想を基にしてなされたものである。これ
は、肉の薄い断面矩形の薄板角柱氷を並列状に分散凍結
させ、それぞれが広い伝熱面積を介してむらのない良質
のジュース氷を短時間のうちに凍結できる並列直立薄板
ジュース氷の列生産方式を採るようにしたものである。
そして、前記並列状に生産された並列直立薄板ジュース
氷列の各々を厚さ方向に圧接して長期間保存しても変質
を伴うことがなく外部汚染を防止する緻密な氷層よりな
る積層ブロック状氷を形成させる凍結方式を使用するよ
うにしてある。
【0007】そこで、前記した並列直立薄板ジュース氷
列を形成するため、底板と、その上に載置する熱媒体を
充填させる中空角柱容器を設け、該中空角柱容器に上部
より直立状に貫通植設した複数の薄幅矩形断面を持つ筒
状角柱を液密状に設け、そして並列状の筒状角柱の周囲
を取り巻く中空角柱容器の内部空間には熱媒体を充填し
て、前記筒状角柱内のジュース液を凍結させ、または剥
離させ、前記底板上に並列直立薄板ジュース氷列を形成
できるようにした製氷缶本体を用意する。
【0008】先ず底板に載置させた中空角柱容器の載置
面をアイスシールして密閉状にするシール工程と、前記
密閉状の中空角柱容器に液密状に設けた複数の筒状角柱
にジュース液を注入するとともに、中空角柱容器の内部
空間と底板中央部のジュース接触面に冷ブラインを供給
して並列直立薄板ジュース氷列を形成する凍結工程と、
前記凍結工程により形成された並列直立薄板ジュース氷
列を周囲の製氷缶本体より温ブラインを介して脱氷剥離
させ、底板上に並列直立薄板ジュース氷列を載置したま
まの状態で製氷缶本体より分離させる製氷缶本体脱氷剥
離工程と、同じく底板に温ブラインを供給して前記並列
直立薄板ジュース氷列を底板より脱氷分離させる底板脱
氷剥離工程と、前記分離した並列直立薄板ジュース氷列
のおのおのを厚さ方向に圧接して緻密状の積層ブロック
状氷を形成するブロック状氷生成工程と、より構成した
ものである。
【0009】前記アイスシールは、約−30〜−40℃
の冷ブラインを使用し、前記底板と製氷缶本体の中空角
柱容器との間の載置面をアイスシールすることにより、
中空角柱容器を密閉状に形成させ、ジュース注入部から
のジュースや凍結用ないし脱氷剥離用の冷温ブラインの
底板との接合部より漏洩を防止する構造にしてある。
【0010】また、前記製氷缶本体への注入ジュースの
凍結には、約−30〜−40℃の冷ブラインを使用する
構成とし、また前記して生成された凍結状態にあるジュ
ース氷の脱氷剥離には約10℃前後の温ブラインを使用
し、ジュース氷への品質への悪影響を与えないようにし
てある。
【0011】なお、前記ジュース氷の脱氷剥離に使用す
る温ブラインは、ジュース氷の凍結に使用する冷ブライ
ンの冷熱源を形成する冷凍サイクルの凝縮器における凝
縮熱の有効利用を図るようにしてある。
【0012】そして、前記請求項1記載のジュース凍結
方法を利用した本発明のジュースのブロック状氷の凍結
装置において、薄板ジュース氷を生成する複数の並列直
立状に配設された断面矩形の筒状角柱群を用意して、該
筒状角柱群を中空角柱容器の外部より内部空間を貫通植
設して一体構造とした製氷缶本体と、前記形成された製
氷缶本体に当接して密閉状にアイスシールまたは剥離用
の熱媒体を充填する外周熱交換器と、注入ジュースに接
触して冷温熱を与える熱媒体を充填する内部熱交換器と
を当接面に設けた底板と、により構成された製氷手段
と、該製氷手段に冷温熱を供給する冷温熱供給手段と、
冷/温ブラインを製氷手段に送るポンプ部と、前記底板
の昇降反転をさせるパレット部と、前記ジュース注入よ
りブロック氷生成までの制御をする制御部と、より構成
したことを特徴とする。
【0013】前記請求項2記載の発明は、前記請求項1
記載のジュース凍結方法を使用したジュース凍結装置の
構成について記載したもので、ジュース氷を生成する製
氷缶本体と底板とよりなる製氷手段と、該製氷手段に冷
温熱を供給する冷温熱供給手段と、ポンプ部と、パレッ
ト部と、制御部とより構成し、前記製氷缶本体は、密閉
状アイスシールにより底板との一体状態にあるときは、
注入ジュースを凍結させ底板上に並列直立薄板ジュース
氷列を生成させ、前記底板上にジュース氷の生成後は、
脱氷剥離状態にある並列直立薄板ジュース氷列を持つ底
板より分離させるようにしたものである。なお、前記底
板との間の密閉状にアイスシールされた製氷缶本体の筒
状角柱群には生ジュースを注入し、前記筒状角柱群が立
設してある中空角柱容器には熱媒体を注入する構成にし
てある。
【0014】なお、前記密閉状アイスシールをすること
により、前記充填した生ジュース及び熱媒体の底板と製
氷缶本体との当接部位よりの外部漏洩を防止する構成に
してある。
【0015】前記冷温熱供給手段は、冷温熱源を形成す
る冷凍サイクルと、該サイクルの凝縮器に設けて凝縮熱
を利用する温ブラインタンクと、蒸発器に設けて蒸発潜
熱を利用する冷ブラインタンクを配設する構成にしてあ
る。また、前記制御部は、前記ジュース注入よりブロッ
ク状氷生成の諸工程遂行の際は、パレット部と冷/温ブ
ラインを供給するポンプ部とを適宜制御操作する構成に
してある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに
限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1は
本発明のジュース凍結方法の流れを示す工程図で、図2
は図1の凍結方法を使用したジュース凍結装置の概略構
成を示す系統図で、図3(A)は図2の製氷缶本体の概
略構成を示す図で(B)は図2の底板の概略構成を示す
図である。
【0017】図1に示すように本発明のジュース凍結方
法は、シール工程11と凍結工程12と製氷缶本体の脱
氷剥離工程13と、底板脱氷剥離工程14と、ブロック
状氷生成工程15、ブロック状氷反転工程16の工程群
により行なわれるようにしてあり、ジュース氷は多数の
断面矩形状の薄板氷を底板上に並列状に形成させ、それ
を厚み方向に圧接ブロック状の緻密氷にしたものであ
る。そのため、製氷手段には、底板22とその上に並列
直立薄板ジュース氷列を形成する製氷缶本体19とを分
離可能に設け、製氷缶本体20には前記並列直立薄板ジ
ュース氷列の形成のための断面矩形状の中空角柱容器2
1bを用意するとともに、前記中空角柱容器21bに立
設して下面まで貫通する複数個の薄幅矩形断面の筒状角
柱21aを貫通固設させたものである。
【0018】以下図1によりジュース凍結方法の概要を
説明する。前記シール工程11で、パレット部23のパ
レット23aを介して前記底板22を矢印A方向に上昇
させ、製氷缶本体20の下面に当接させ、底板22との
間の当接面に冷ブライン25aを供給してアイスシール
を施し前記製氷缶本体20を密閉状態にした後、前記複
数の筒状角柱21aに生ジュースを注入充填する。
【0019】ついで、次の凍結工程12で前記アイスシ
ールが施され底板22と製氷缶本体20との一体構造体
に充填されている生ジュースを凍結させるべく、冷ブラ
イン25bを前記中空角柱容器21bの内部空間に供給
して、該空間を貫通している筒状角柱21aの外周を介
して内部のジュースに冷熱を与えるとともに、底板22
のジュースとの接触面に冷ブライン25cを供給して、
前記複数の筒状角柱21aに充填された生ジュースを凍
結させ、底板22上に並列直立薄板ジュース氷列を形成
させる。上記製氷工程で複数の筒状角柱により並列直立
薄板ジュース氷列に分散凍結させるようにしてあるた
め、凍結むらのない高品質のジュース氷を能率的に生成
できる。
【0020】ついで、次の製氷缶本体の脱氷剥離工程1
3では、前記冷熱25a、25b、25cの代わりに温
ブライン26を供給し、前記底板22上に形成された並
列直立薄板ジュース氷列より製氷缶本体20の脱氷剥離
をさせ、ついで、パレット部23のパレット23aを介
して直立薄板ジュース氷25よりなる前記並列直立薄板
ジュース氷列を底板に搭載したままの状態で、前記底板
22を矢印B方向に下降分離させる。
【0021】ついで、底板脱氷剥離工程14で、前記底
板22上の並列直立薄板ジュース氷列を形成する各直立
薄板ジュース氷25を温ブラインを介して脱氷剥離さ
せ、ついでブロック氷生成工程15で、前記底板22上
でジュース氷25の厚み方向の矢印C方向に圧接してブ
ロック化する。上記工程により長期保存に際しても品質
に変化を与えない緻密なブロック氷27を得ることがで
きる。ついで、ブロック氷反転工程16でパレット部2
3の反転操作を介してブロック氷27を横転させ、後段
の包装工程に移行させるようにしてある。
【0022】図2には図1の凍結方法を使用したジュー
ス凍結装置の概略構成を示してあるが、図に見るよう
に、本発明のジュース凍結装置は、ジュース氷を生成す
る製氷缶本体20と底板22とよりなる製氷手段19
と、該製氷手段に冷温熱を供給する冷温熱供給手段30
と、ポンプ手段38と、パレット部23と、図示してな
い制御部とより構成する。
【0023】前記冷温熱供給手段30は、冷凍サイクル
31と温ブラインタンク36と冷ブラインタンク37と
を含む構成とする。前記冷凍サイクル31は圧縮機3
2、凝縮器33、膨張弁34、蒸発器35等を含む構成
とし、前記凝縮器33にはクーリングタワー36cと温
ブラインタンク36とを設け、蒸発器35には冷ブライ
ンタンク37を設け、前記温ブラインタンク36は前記
凝縮器33の凝縮熱により調節弁36bを介して適宜調
節して、常に約10℃前後の温ブラインを前記ポンプ手
段38と制御部を介して製氷手段19に供給するように
してある。また、冷ブラインタンク37は蒸発器35に
おける蒸発潜熱により約−35℃の冷ブラインを得て、
前記ポンプ手段38と制御部を介して製氷手段19に冷
熱を供給する構成にしてある。
【0024】また、前記図示していない制御部は、前記
パレット部23を介しての前記シール工程11、凍結工
程12、製氷缶本体の脱氷剥離工程13、底板脱氷剥離
工程14、ブロック氷生成工程15、ブロック氷反転工
程16における各昇降、反転操作と、ポンプ手段38の
ポンプ38a、38b、38cを介しての冷温熱の製氷
手段19への供給操作とを適宜制御する構成にしてあ
る。
【0025】図3(A)には図2の製氷缶本体の一実施
例に関する概略構成を示してあり、(B)には図2の底
板の概略構成を示してある。図3(A)に見るように、
製氷缶本体20は、断面矩形/方形の中空角柱容器21
bと、該中空角柱容器21bの柱面の一に平行に且つ直
立状に等間隔に植設した複数の断面矩形状の筒状角柱2
1aとより構成し、前記筒状角柱21aは前記中空角柱
容器21bの中空空間を貫通させ、貫通端面を前記中空
角柱容器21bの下底下面まで貫通させ液密状に固設し
一体構造にしてある。なお、前記中空角柱容器21bに
は、該容器の中空空間に冷ブライン/温ブラインの熱媒
体供給用の供給口21cと排出口21dが設けてある。
【0026】図3(B)には、前記製氷缶本体20の下
部が仮想線で示すように嵌合する凹部を上部に持ち、且
つ凹部上面には外周部に前記製氷缶本体20の下底外周
部が当接する部位のアイスシールの形成と剥離をする外
周熱交換器22aと、前記筒状角柱21aの貫通部のジ
ュースに接触して凍結用冷熱及び脱氷剥離用の温ブライ
ンを供給する内部熱交換器22bを設ける構成とてあ
る。
【0027】そして、使用に際しては、前記一体構造の
製氷缶本体20の下面に、前記底板22をパレット23
aを介して上昇した底板22の凹部に嵌合当接させ、前
記外周熱交換器22aに冷ブライン25aを供給させア
イスシールを形成させ前記製氷缶本体を密閉状態にす
る。ついで、筒状角柱21aに生ジュースを注入する。
ついで、前記製氷缶本体に冷ブライン25bを供給する
とともに、前記底板22の内部熱交換器22bに冷ブラ
イン25cを供給し前記複数の筒状角柱21aに注入し
てある生ジュースを凍結させる。ついで、前記冷ブライ
ン25bの代わりに温ブライン26を製氷缶本体20に
供給して、製氷缶本体の脱氷剥離をさせ、底板22上に
並列薄板ジュース氷列を形成させるとともに、底板を下
降させる。ついで、底板22の外周熱交換器22aに温
ブラインを供給し底板脱氷剥離を行い底板22上に複数
のそれぞれ分離した直立薄板ジュース氷25を得て、幅
方向に圧接してブロック氷27を得る。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成により、むらのない高
品質のジュース氷の能率的生成を工業生産的規模で可能
とするとともに、長期保存での搬送や荷扱いを効率的に
可能とするブロック状氷を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のジュース凍結方法の概略の流れを示
す工程流れ図である。
【図2】 図1の凍結方法を使用したジュース凍結装置
の概略構成を示す系統図ある。
【図3】 (A)は図2の製氷缶本体の一実施例の概略
構成を示す図で(B)は図2の底板の概略構成を示す図
である。
【図4】 従来の生ジュースを工業的規模で生成する製
氷装置の概略構成を示す一部破断した斜視図である。
【符号の説明】
11 シール工程 12 凍結工程 13 製氷缶本体の脱氷剥離工程 14 底板脱氷剥離工程 15 ブロック氷生成工程 16 ブロック氷反転工程 19 製氷手段 20 製氷缶本体 21a 筒状角柱 21b 中空角柱容器 22 底板 22a 外周熱交換器 22b 内部熱交換器 23 パレット部 25 直立薄板ジュース氷 25a、25b、25c 冷ブライン 26 温ブライン 27 ブロック氷 30 冷温熱供給手段 31 冷凍サイクル 36 温ブラインタンク 37 冷ブラインタンク 38 ポンプ手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ジュースのブロック状氷の凍結方法に
    おいて、 底板と、断面矩形/方形の中空角柱容器を設け、該中空
    角柱容器に角柱面の一に平行の矩形筒状角柱を複数個貫
    通直立させ一体構造に形成させた製氷缶本体とを備え
    て、前記筒状角柱を介して底板上に並列直立薄板ジュー
    ス氷列を形成する構成とし、 前記一体構造の製氷缶本体を前記底板上に載置させて載
    置面をアイスシールする製氷缶本体と底板とのシール工
    程と、 前記アイスシールにより底板に液密固定された製氷缶本
    体の筒状角柱にジュースを注入するとともに、中空角柱
    容器の内部空間に冷ブラインを供給してジュースを凍結
    させて並列直立薄板ジュース氷列を形成する凍結工程
    と、 前記冷ブラインの代わりに温ブラインの供給により前記
    製氷缶本体を並列直立薄板ジュース氷列より脱氷させ、
    前記底板を前記氷列を載置したままでの状態で製氷缶本
    体より分離させる製氷缶本体脱氷剥離工程と、 前記底板を並列直立薄板ジュース氷列より脱氷させる底
    板脱氷剥離工程と、 剥離された並列直立薄板ジュース氷列の各々を厚み方向
    に圧接するブロック状氷生成工程と、よりブロック状氷
    を得るようにしたことを特徴とするジュース凍結方法。
  2. 【請求項2】 ジュースのブロック状氷の凍結装置にお
    いて、 薄板ジュース氷を生成する複数の並列直立状に配設され
    た断面矩形の筒状角柱群を用意して、該筒状角柱群を中
    空角柱容器の外部より内部空間を貫通植設して一体構造
    とした製氷缶本体と、 前記形成された製氷缶本体に当接して密閉状にアイスシ
    ールまたは剥離用の熱媒体を充填する外周熱交換器と、
    注入ジュースに接触して冷温熱を与える熱媒体を充填す
    る内部熱交換器とを当接面に設けた底板と、により構成
    された製氷手段と、 該製氷手段に冷温熱を供給する冷温熱供給手段と、冷/
    温ブラインを製氷手段に送るポンプ部と、前記底板の昇
    降反転をさせるパレット部と、前記ジュース注入よりブ
    ロック氷生成までの制御をする制御部と、より構成した
    ことを特徴とするジュース氷の凍結装置。
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