JP2002252803A - カード型カメラ - Google Patents

カード型カメラ

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JP2002252803A
JP2002252803A JP2001047252A JP2001047252A JP2002252803A JP 2002252803 A JP2002252803 A JP 2002252803A JP 2001047252 A JP2001047252 A JP 2001047252A JP 2001047252 A JP2001047252 A JP 2001047252A JP 2002252803 A JP2002252803 A JP 2002252803A
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card
camera
type camera
prism
angle
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JP2001047252A
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English (en)
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Yasuo Suda
康夫 須田
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略同一寸法のカード型付属装置を接続できる
とともに小型化が制限されることなく使い勝手の向上し
たカード型カメラを提供する。 【解決手段】 カード型カメラは、本体10とディスプ
レイカード80の面同士が向い合って重なっている。本
体10の長辺とディスプレイカード80の短辺が略平行
になっている。ディスプレイカード80はファインダー
光学系や撮像系20の光路を塞がずに本体10に接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルカメラや超小
型写真フィルムを用いるフィルムカメラ等のうち、軽量
小型のいわゆるカード型カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルカメラでは、レリー
ズ釦の押下に応動してCCDやCMOSセンサなどの固
体撮像素子に被写体像を所望の時間だけ露光している。
この露光によって被写体像の静止画像を表わす画像信号
が得られる。この画像信号をデジタル信号に変換して、
YC処理などの所定の処理を施すことによって所定の形
式のデジタル画像信号が得られる。デジタル画像信号
は、それぞれに画像毎に半導体メモリに記録される。記
録されたデジタル画像信号は、随時読み出して表示した
り、印刷したりできる信号に再生され、モニタなどに出
力されて表示されたり、印刷手段によって印刷されたり
する。
【0003】このようなデジタルカメラは小型の固体撮
像素子を用いるので、比較的容易に薄型化できる。薄型
化されたデジタルカメラの例として特開平10−126
658号公報に開示されたデジタルカメラは、各種のカ
メラ機能がPCカードのサイズに収められ、パーソナル
コンピュータに代表される外部情報処理装置のカードス
ロットに装着されて外部情報処理装置側から画像メモリ
部へのアクセスが可能であり、さらに、折り畳み式の撮
像部とレリーズ釦とを備えたものである。
【0004】また、特開平10−126667号公報で
は、電池やレリーズ釦等のカメラ要素をカード型の外装
ケースに収め、全体としてフラットな外形形状とする技
術が開示されている。
【0005】さらに、特開平10−233989号公報
では、メモリカードやカード型表示装置を接続して使用
するカード型デジタルカメラが開示されている。メモ
リ、表示装置、閃光発光装置、プリンター、バッテリー
等をデジタルカメラと同一サイズのカード型としている
ので、携帯性に優れたカメラシステムが得られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−233989号公報に記載のカメラシステムで
は、カード型ビデオカメラと付属装置との外形を揃える
ように重ねているために、カード型ビデオカメラのカー
ド面にファインダー光学系や撮像系を配置しようとする
と、その光路を塞いてしまうという重大な欠点がある。
光路を確保するためには、カード型ビデオカメラ本体の
サイズを付属装置よりも大きくしなければならない。従
って、カード型ビデオカメラ本体の小型化が制限される
ことになる。
【0007】本発明の目的は、略同一寸法のカード型付
属装置を接続できるとともに小型化が制限されることな
く使い勝手の向上したカード型カメラを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカード型カメラは、筐体の長手方向
の一方向に偏った位置に撮像のための外光を取り込む開
口が形成されており、カード型付属装置を接続自在なカ
ード型カメラにおいて、前記カード型付属装置は、前記
筐体と略同一の投影寸法を有し、前記開口が形成された
前記筐体の面の寸法と略同一の投影寸法を有する面を前
記開口から外れた位置で前記筐体の面と対向して接続さ
れることを特徴とする。
【0009】請求項2記載のカード型カメラは、請求項
1記載のカード型カメラにおいて、前記カード型カメラ
と前記カード型付属装置とは長方形であり、該カード型
付属装置は、短辺が前記カード型カメラの長辺に略平行
になる位置で前記カード型カメラに接続されることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
カード型カメラを図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るカード型カメラの外観を示す図で
ある。(A)はカード型カメラの背面図であり、(B)
はカード型カメラの右側面図であり、(C)はカード型
カメラの左側面図である。
【0012】図1の(A)において、l0はカード型カ
メラの本体である。図1の(B)及び(C)とともに示
すようにカード型カメラの本体10は非常に薄い筐体3
0(図2参照)を有している。11はメインスイッチ、
12はレリーズ釦である。このレリーズ釦12の操作軸
はカード面に平行、すなわち、本体10の高さ方向に平
行である。13,14,15はユーザがカード型カメラ
に各種の設定をするための操作ボタン、16は撮影可能
枚数の表示部である。17はファインダー接眼窓であっ
て、ファインダーに入射した物体光がここから射出す
る。20は本体10に内蔵されている撮像系である。1
8は、外部のコンピュータ等に接続して、それらとの間
でデータの送受信をするための規格化された接続端子で
ある(図1の(C)参照)。
【0013】本体10は、PCカードと同一のサイズに
してパーソナルコンピュータに装着するようにしてもよ
い。この場合、本体10のサイズは、長さ85.6m
m、幅54.0mm、厚さ3.3mm(PCカード規格
Typel)あるいは5.0mm(PCカード規格Ty
pe2)である。
【0014】図2は、カード型カメラの本体10をファ
インダー接眼窓17を通る面で切った平面縦断面図であ
る。図2において、30は本体10を保持する筐体、3
1は本体10の裏蓋である。カード型カメラの前面にあ
たる筐体30の面30aと裏蓋31を以下カード面とい
うことがある。
【0015】ファインダー部分には、ファインダー光学
系を形成する第1プリズム41および第2プリズム42
か配置されている。第1プリズム41と第2プリズム4
2とはアクリル樹脂等の透明材料で形成され、両者には
同一の屈折率を持たせてある。また、これらのプリズム
は中実であり、内部を光が直進する。
【0016】第2プリズム42の物体光射出面42aの
周囲には遮光用の印刷を施した領域42bが形成され、
ファインダー射出光の通過範囲を制限している。また、
この印刷領域は第2プリズム42の側面や物体光射出面
42aに対向する部分にも形成されている。
【0017】次に、ファインダーの原理について説明す
る。このファインダーは屈折率が高い媒質と低い媒質と
の境界面で光が全反射する性質を利用している。ここで
は、空気中で使用するときの構成について説明する。
【0018】図3は、ファインダーを構成する第1プリ
ズム41および第2プリズム42を示す分解斜視図であ
る。第1プリズム41は平面41aの4つの辺を一辺に
有する4つの矩形の平面41c,41d,41e,41
fを有している。平面41aから入射した物体光はこれ
ら平面41c,41d,41e,41fから射出でき
る。
【0019】一方、第2プリズム42には、第1プリズ
ム41の各面41c,41d,41e,41fに対向す
る位置に、平面42c,42d,42e,42fを有し
ている。平面42c,42d,42e,42fから入射
した物体光は平面42aから射出する。第1プリズム4
1の平面41c,41d,41e,41fと第2プリズ
ム42の平面42c,42d,42e,42fとは、僅
かなエアギャップを介して平行に対向している。
【0020】また、ファインダー接眼窓17に眼を近づ
けて物体を観察できるようにするため、ファインダー系
は屈折力を持たないようにしてある。さらには、撮像系
20と不図示の信号処理系は演算上のディストーション
補正を含む総合的な処理として長方形の画像を得るの
で、ファインダーを通して見える観察視野も長方形とす
る必要がある。したがって、第1プリズム41と第2プ
リズム42上の光学的に有効な面は何れも上下左右に面
対称である。2つの対称面の交線がファインダー光軸L
lである。
【0021】図4は、ファインダーの模式図である。
【0022】図3の第1プリズム41と第2プリズム4
2とを所定の位置関係に組み合わせてファインダー系を
構成し、主断面で観察者眼の位置から光路を逆トレース
した状態を上方から見た図である。
【0023】図4に於いて、点Plは、観察者眼の瞳を
無限に絞ったときに観察視野全体を見渡すことができる
範囲のうちファインダーから最も離れた点であり、いわ
ゆるアイポイントである。
【0024】点Plを発し、ファインダー画角ωを僅か
に越える角度の光線50について考える。光線50は第
2プリズム42の面42aで屈折して面42cに達す
る。この面42cの傾斜角は、ファインダー画角ωに相
当する光線の入射角βが臨界角になるように設定されて
いる。したがって、光線50の入射面42cへの入射角
は臨界角を僅かに越えている。
【0025】ここで、面42cの傾斜角と臨界角につい
て考える。図4の紙面内で、ファインダー画角ωに相当
する視野角がθであるとすると、ファインダー画角ωに
相当する光線と面42aとの成す角はθ/2である。第
1プリズム41と第2プリズム42とは同一の屈折率で
ある。この屈折率をnとおけば、第2プリズム42の内
部においてファィンダー画角ωに相当する光線がファイ
ンダー光軸Llと成す角をαとすると、次式(1)の関
係が成り立つ。
【0026】 n・sinα=sin(θ/2) …(1) 面42cの傾斜角φをファインダー光軸Llとの成す角
として定義すると、ファインダー画角ωに相当する光線
が面42cと成す角βは、 β=(90−φ)十α …(2) である。この入射角βが臨界角に一致するということ
は、ファインダーが空気中で使用されると仮定して、 n・sinβ=1 …(3) である。式(1)、式(2)、式(3)より、φ、n、
θの関係として次式(4)を得る。
【0027】 φ=90+sin-1{(1/n)sin(θ/2)}−sin-1(1/n) …(4) 例えば、θ=45.6°、n=1.49171として式
(4)からφを算出すると、φ=63°になる。
【0028】光線50の挙動に戻ると、光線50はファ
インダー画角ωを僅かに越える角度の光線であるので、
面42cから射出することはできずに全反射する。第2
プリズム42の側面には遮光のための印刷領域42bが
あり、光線50はここで吸収される。したがって、観察
者からは、光線50の方向に被写体は見えずに暗部が見
える。この暗部は被写界以外であることを示す。
【0029】次に、点Plを発し、ファインダー画角ω
よりも僅かに小さい角度の光線51について考える。光
線51は第2プリズム42の面42aで屈折し、面42
cに達する。前述のように面42cの傾斜角は、ファイ
ンダー画角ωに相当する光線の入射角βが臨界角になる
ように設定されている。光線51の面42cへの入射角
は臨界角よりも僅かに小さい。光線51は面42cから
射出し、僅かなエアギャップを通った後、第1プリズム
41の面41cに入射する。面42cとこれに対向する
面41cは同一形状であるので、第1プリズム41内で
の光の進行方向は第2プリズム42内での進行方向と同
一である。
【0030】第1プリズム41まで到達した光線に対し
ては、第1プリズム41と第2プリズム42との総合特
性が平行平板に等価である。この結果、光線51は面4
2aへの入射角と等しい角度を持って面41aから射出
する。つまり、視野角θとファインダー画角ωとは等し
い。したがって、観察者からは、光線51の方向に被写
体が見え、被写界を認識することができる。
【0031】以上に示した光線50,51の光路は、臨
界角を利用してファインダー視野を制限すること、つま
り、明確なファインダー視野の輪郭を得ることが可能で
あることを表している。
【0032】前述のように第1プリズム41と第2プリ
ズム42とは面対称形状をしているので、図示した光路
もファインダー光軸L1に対して折り返したものが存在
する。さらには、第1プリズム41の面41e,41f
と第2プリズム42の面42e,42fとのそれぞれの
関係においても、同様の原理によるファインダー視野の
制限がかかる。以上は簡単のために観察者眼の位置から
光線を逆に追って考えたが、被写体を発した光の進行方
向に光路を考えれば、光線の可逆性により、観察視野内
から第1プリズム41の物体光入射面41aに入射した
物体光はエアギヤップを通過し、観察視野外から第1プ
リズム41の物体光入射面41aに入射した物体光はエ
アギャップを通過しないことと等価である。したがっ
て、総合的なファインダーの特性として、点Plの位置
からほぼ長方形のファインダー視野を得ることができ
る。
【0033】次に、観察者眼の位置が動いたときについ
て考える。点P2はファインダー画角ωに相当する光線
上の点である。点Plを発しファインダー画角ωを僅か
に越える角度の光線50と、点Plを発しファインダー
画角ωよりも僅かに小さい角度の光線51との間に位置
し、しかも極めて近い距離にあるので、光線50と光線
51は点Ρ2を発したものと考えても差し支えない。し
たがって、第2プリズム42の面42c上の光線通過位
置もその反射や透過の挙動も同一である。
【0034】ただし、点Ρ2はファインダー光軸Ll上
の点ではないので、ファインダー画面の反対側の見え方
については、個別に考えなければならない。そこで、点
P2を発し、ファインダー画角ωよりも僅かに小さい角
度の光線52について考える。光線52は第2プリズム
42の面42aで屈折し、面42dに達する。面42d
の傾斜角は、前述のように点Plを発しファインダー画
角ωに相当する光線の入射角βが臨界角になるように設
定されている。ところが、面42dは平面であるため、
点P2を発しファインダー画角ωに相当する光線につい
ても、その入射位置が変わるだけで、入射角は臨界角に
一致することになる。したがって、光線52の入射面4
2dへの入射角は臨界角を僅かに越えて全反射する。
【0035】一方、点Ρ2を発し、ファインダー画角ω
よりも僅かに小さい角度の光線53は次のようになる。
光線53は第2プリズム42の面42aで屈折し、面4
2dに達する。光線53の面42dへの入射角は臨界角
よりも僅かに小さいので、光線53は面42dから射出
し、エアギャップを通った後、第1プリズム41の面4
1dに入射する。面42dとこれに対向する面41dは
同一形状であるので、第1プリズム41内での光の進行
方向は第2プリズム42内での進行方向と同一である。
【0036】第1プリズム41まで到達した光線に対し
ては、第1プリズム41と第2プリズム42との総合特
性が平行平板に等価である。この結果、光線53は面4
2aへの入射角と等しい角度を持って面41aから射出
する。したがって、観察者からは、光線53の方向に被
写体が見え、被写界を認識することができる。以上に示
した光線52,53の光路は、観察者眼の位置が動いた
ときにも、ファインダー視野が変化しないことを表して
いる。
【0037】このような考察から、点Pl,点P2,点
Ρ3,点P4で形成される菱形の領域に眼をおけば、フ
ァインダー視野を正しく見ることが理解できる。
【0038】さらに、ここで用いたエアギャップの量
は、第1プリズム−第2プリズム間でのエバネッセント
波の伝搬を防止するために、波長の2倍以上とする必要
がある。可視光域で考え、視感度がある最大の波長を採
用して計算すると、この量は約1.4μmとなる。した
がって、1.4μm以上にエアギャップを設定すること
で、観察視野外の暗部に光が漏れ込むのを確実に防止で
きる。また、ファインダー視野の境界を明確にするため
には、エアギャップを300μm以下とするのがよい。
【0039】次に、カメラの動作を説明する。図5は、
図1における接続端子18に接点保護キャップを装着し
たカード型カメラの外観を示す図である。(A)は接点
保護キャップを装着したカード型カメラの背面図であ
り、(B)は接点保護キャップを装着したカード型カメ
ラの右側面図であり、(C)は接点保護キャップを装着
したカード型カメラの左側面図である。撮影時にはカメ
ラの本体10の接続端子18を保護するために接点保護
キャップを装着して使用する。
【0040】図5において、60は接点保護キャップで
ある。接点保護キャップ60は軟質の樹脂あるいはゴム
で形成されている。接点保護キャップ60をカメラの本
体10に装着すると、カメラのグリップとして機能し、
カメラを持ち易くする役割を果たす。
【0041】カメラの操作に当って、先ず、メインスイ
ッチl1をオンにする。これによって各部に電源電圧が
供給されて動作可能状態になる。次に、メモリに画像信
号を記録可能か否かが判定される。この際に、メモリの
残り容量に応じて撮影可能記録枚数が表示部16に表示
される。その表示を見たユーザは、撮影可能であれば、
被写体にカメラを向けて、レリーズ釦l2を押下する。
【0042】レリーズ釦l2を半分だけ押下すると、不
図示のスイッチの第1段回路が閉成し、露光時間の算出
が行なわれる。すべての撮影準備処理が終了すると、撮
影可能になり、撮影者に表示される。この後にレリーズ
釦l2が終端まで押下されると、前述したスイッチの第
2段回路が開成し、不図示の操作検出回路がシステム制
御回路にその検出信号を送出する。その際に、予め算出
された露光時間の経過をカウントする。所定の露光時間
が経過すると、固体撮像素子駆動回路(図示せず)にタ
イミング信号を供給する。これにより、固体撮像素子駆
動回路は水平および垂直駆動信号を生成し、露光された
撮像領域の画素出力を水平および垂直方向に順次に読み
出す。
【0043】以上はカメラ単体の動作を説明したが、次
に、上述したカード型カメラとこれに装着するカード型
の付属装置について説明する。
【0044】付属装置としては、ハードディスクカー
ド、フラッシュカード、ディスプレイカード、プリンタ
ーカード、バッテリーカード等がある。
【0045】ハードディスクカードは大容量のメモリを
備えており、数十分から数時間という実用的な時間の動
画記録を可能とするものである。フラッシュカードは主
に低輝度被写体の撮影や逆光撮影の際に、補助光源とし
て撮影に同期した閃光を発するものである。ディスプレ
イカードは撮像系が捉えた画像を大画面表示するもので
ある。プリンターカードは撮影された被写体の画像をプ
リントするものである。バッテリーカードは大容量のバ
ッテリーを内蔵し、長時間に渡るカメラの使用を可能に
するものである。
【0046】カード型カメラ本体と付属装置との接続形
態について、ディスプレイカードを例にとって述べる。
【0047】図6は、ディスプレイカードを装着したカ
ード型カメラの背面図である。図7は、ディスプレイカ
ードを装着したカード型カメラの平面図である。図8
は、カメラの本体と付属装置とを接続するために用いる
中継ユニットを示す図である。
【0048】中継ユニット70は、カメラ接続ピン71
と付属装置接続ピン72とを備えている。さらに、内部
にCPUを有する回路部を備えてもよい。
【0049】ディスプレイカード80の投影寸法はカメ
ラの本体10とほぼ同一であって、本体10に対して9
0°回転した縦長の形態で使用する。ディスプレイカー
ド80の下部には有機EL発光素子あるいは液晶パネル
とバックライト照明とで構成された表示部81が備えら
れている。ユーザが操作ボタン82,83を操作するこ
とによって、撮像部20が捉えている画像を表示部81
にリアルタイムに表示したり、過去に撮影した画像を選
択的に表示したりできる。表示部81が設けられている
面80aとその裏面とがカード面である。また、ディス
プレイカード80の上部側面には接続端子が設けられて
いる。
【0050】図6と図7とに示すように、カメラの本体
10の接続端子18には中継ユニット70のカメラ接続
ピン71が挿入され、また、ディスプレイカード80の
不図示の接続端子に中継ユニット70の付属装置接続ピ
ン72が挿入されている。これにより、本体10とディ
スプレイカード80とは電気的および機械的に接続され
ている。ディスプレイカード80は本体10の正面側に
配置されている。
【0051】中継ユニット70は接点保護キャップ60
と同様にカメラのグリップとして機能し、カメラを持ち
易くする役割も果たす。
【0052】カメラの本体10とディスプレイカード8
0とを接続すると、本体10とディスプレイカード80
の面同士が向い合って重なるので、全体としてたいへん
薄型である。しかも、本体10の長辺とディスプレイカ
ード80の短辺が略平行になる状態で接続し、外形を揃
えるようにはしていないので、本体10にあるファイン
ダー光学系や撮像系20の光路を塞いでしまうことがな
い。
【0053】すなわち、図7においてハッチングを付し
て示したファインダー光路90は中継ユニット70やデ
ィスプレイカード80から確実に離れている。さらに、
前述したように撮像系20の画角はファインダー光学系
と同一であるので、撮像系20の光路も中継ユニット7
0やディスプレイカード80にけられない。
【0054】しかも、本体10にディスプレイカード8
0を接続しても、中継ユニット70で構成したグリップ
とレリーズ釦l2との位置関係は、先に図5の(A),
(B),(C)を用いて説明した接点保護キャップ60
で構成したグリップとレリーズ釦l2との位置関係に比
してほとんど変化がない。したがって、レリーズ釦12
に関して、カメラ単体の場合に操作するときと全く同様
の操作感を提供できる。さらに、撮影の際にカード型カ
メラを持った掌にカード型付属装置の長辺が接するので
たいへん持ち易い。
【0055】(第2の実施の形態)図9は、本発明の第
2の実施の形態に係るカード型カメラにカード型付属装
置を接続したものの背面図である。図10は、カード型
付属装置を装着したカード型カメラの平面図である。
【0056】図11は、カード型付属装置の背面図であ
る。
【0057】図9に示すように、カメラの本体100の
正面側にはディスプレイカード110が接続されてい
る。
【0058】ディスプレイカード110の投影寸法はカ
メラの本体100とほぼ同一であって、本体100に対
して90°回転した縦長の形態で使用する。ディスプレ
イカード110の下部には有機EL発光素子あるいは液
晶パネルとバックライト照明とで構成された表示部11
1が備えられ、ユーザが操作ボタン112,113を操
作することによって、本体100の撮像部20が捉えて
いる画像をリアルタイムに表示したり、過去に撮影した
画像を選択的に表示したりできる。表示部111が設け
られている面110aとその裏面とがカード面である。
カード面110aには、本体100と接続するための位
置決め用凸部114,115が設けられている。
【0059】また、ディスプレイカード110には接触
型の接続端子は設けられていない。本体100との情報
交換は、例えばBluetoothといった規格で知られる短距
離無線通信や光通信を介して行われる。こういった通信
技術を用いれば、カード型カメラ本体と付属装置をある
程度離して機能させるような使用形態にも対応可能であ
る。
【0060】図9と図10に示される状態では、本体1
00に設けられた2つの位置決め用凹部104,105
にディスプレイカード110の位置決め用凸部114,
115が嵌合し、さらに、ディスプレイカード110の
内部に設けられた不図示のマグネットによる磁力で本体
100に吸着している。
【0061】本体100とディスプレイカード110を
接続すると、本体100とディスプレイカード110の
面同士が向い合って重なるので、全体としてたいへん薄
型である。しかも、カメラ本体100の長辺とディスプ
レイカード80の短辺がほぼ平行になる状態で接続し、
外形を揃えるようにはしていないので、本体100にあ
るファインダー光学系や撮像系20の光路を塞いでしま
うことがない。
【0062】すなわち、図10においてハッチングを付
して示したファインダー光路120はディスプレイカー
ド110から確実に離れている。さらに、撮像系20の
画角はファインダー光学系と同一であるので、撮像系2
0の光路もディスプレイカード110にけられない。
【0063】しかも、本体100にディスプレイカード
110を接続しても、カメラを持ったときに掌が位置す
るカメラの本体100の右端とレリーズ釦12との位置
関係は、カメラの本体単体と変わらない。したがって、
レリーズ釦12の操作において、カメラ単体の場合に操
作するときと全く同様の操作感を提供できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のカード型カメラによれば、カード型付属装置は撮像
のための外光を取り込む開口から外れた位置で筐体の面
と対向して接続される。このため、カード型付属装置に
よって開口が塞がれない寸法までカード型カメラの寸法
をとる必要がない。したがって、カード型カメラの小型
化が制限されない。また、筐体の寸法とカード型付属装
置の投影寸法とが略同一なので両者を一まとめにし易
い。この結果、携帯の際の使い勝手が向上する。
【0065】請求項2記載のカード型カメラによれば、
カード型付属装置は、その短辺がカード型カメラの長辺
に略平行になる位置でカード型カメラに接続される。し
たがって、撮影の際にカード型カメラを持った掌にカー
ド型付属装置が接するので持ち易い。この結果、使い勝
手が一層に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカード型カメ
ラの外観を示す図である。(A)はカード型カメラの背
面図であり、(B)はカード型カメラの右側面図であ
り、(C)はカード型カメラの左側面図である。
【図2】カード型カメラの本体10をファインダー接眼
窓17を通る面で切った平面縦断面図である。
【図3】ファインダーを構成する第1プリズム41およ
び第2プリズム42を示す分解斜視図である。
【図4】ファインダーの模式図である。
【図5】図1における接続端子18に接点保護キャップ
を装着したカード型カメラの外観を示す図である。
(A)は接点保護キャップを装着したカード型カメラの
背面図であり、(B)は接点保護キャップを装着したカ
ード型カメラの右側面図であり、(C)は接点保護キャ
ップを装着したカード型カメラの左側面図である。
【図6】ディスプレイカードを装着したカード型カメラ
の背面図である。
【図7】ディスプレイカードを装着したカード型カメラ
の平面図である。
【図8】カメラの本体と付属装置とを接続するために用
いる中継ユニットを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るカード型カメ
ラにカード型付属装置を接続したものの背面図である。
【図10】カード型付属装置を装着したカード型カメラ
の平面図である。
【図11】カード型付属装置の背面図である。
【符号の説明】
10,100 カード型カメラの本体 12 レリーズ釦 17 ファインダー接眼窓 18 接続端子 20 撮像系 30 筐体 30a 筐体の面 41 第1プリズム 42 第2プリズム 80,110 カード型付属装置 90,120 ファインダー光路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 5C022 // G03B 13/04 G03B 13/04 H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2H018 AA01 2H054 AA01 BB00 CD03 2H100 AA31 AA32 BB05 BB06 BB09 CC07 2H101 BB00 FF00 2H105 EE00 EE21 5C022 AA13 AC02 AC03 AC32 AC42 AC77

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の長手方向の一方向に偏った位置に
    撮像のための外光を取り込む開口が形成されており、カ
    ード型付属装置を接続自在なカード型カメラにおいて、 前記カード型付属装置は、前記筐体と略同一の投影寸法
    を有し、前記開口が形成された前記筐体の面の寸法と略
    同一の投影寸法を有する面を前記開口から外れた位置で
    前記筐体の面と対向して接続されることを特徴とするカ
    ード型カメラ。
  2. 【請求項2】 前記カード型カメラと前記カード型付属
    装置とは長方形であり、該カード型付属装置は、短辺が
    前記カード型カメラの長辺に略平行になる位置で前記カ
    ード型カメラに接続されることを特徴とする請求項1記
    載のカード型カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006505074A (ja) * 2002-10-17 2006-02-09 ヴォウダフォン・グループ・ピーエルシー トランザクションの容易化および認証
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