JP2002252480A - ロック部材 - Google Patents
ロック部材Info
- Publication number
- JP2002252480A JP2002252480A JP2001052204A JP2001052204A JP2002252480A JP 2002252480 A JP2002252480 A JP 2002252480A JP 2001052204 A JP2001052204 A JP 2001052204A JP 2001052204 A JP2001052204 A JP 2001052204A JP 2002252480 A JP2002252480 A JP 2002252480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- claw
- leg
- elastic piece
- mounting hole
- lock member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Abstract
易ではないため、リサイクルに供する部品、材種毎の分
別(仕分け)作業に余儀なくされる。 【解決手段】サドル本体1を支持する脚部2と、シャー
シEに穿設された取付孔E1 に抜け止めされる逆止爪3
とを備える。逆止爪3は、脚部2から離れる方向に付勢
された弾性片3aと、該弾性片3aの遊端側に連設され
た係合爪3bと、前記弾性片3aとは反対側に突出すべ
く前記脚部2に突設された変位爪3cとで構成する。弾
性片3aは、全体をしてテーパー状に拡径すべく脚部2
の下端側から斜め上(左上)方向に延設されている。係
合爪3bは、弾性片3aの弾性力を介して脚部2を取付
孔E1 の偏心位置に押圧せしめるべく取付孔E1 の内周
面に当接される支点部3b1 と、該支点部3b1 の下位
に形成されて前記取付孔E1の内周縁下に係止される段
差爪部3b2 とで構成される。
Description
等のプリント基板(PCボード)を一定間隔に保持する
ボードスペーサーや、シャーシに電線等を保持せしめる
ワイヤーサドル等に代表されるボードアクセサリー用の
ロック部材に関し、更に詳しくは、基板より簡単に分別
できるリサイクル化に適したロック部材に関する。
ば、実公昭52−28056号公報に開示されたものが
従来例として周知である。この従来例におけるロック部
材は、基板に穿設されている取付孔に力を加えて挿通す
ることにより、弾力により逆止爪が変形して同取付孔を
貫通し、かつ、貫通し抜けると同時に弾力で元の状態に
復元して、逆方向に容易に抜けることがない脚を、頭部
の下に同じ向きに複数段有し、上段の脚を下段の脚より
も太くし、かつ、その下端には下段の脚が固定すべき板
を受け止める肩を備えている。
た実公昭52−28056号公報に開示されている従来
のロック部材にあっては、一旦、上段脚及び下段脚を基
板の取付孔に挿通せしめると、逆止爪が働いて容易には
抜くことができないため、換言すれば、基板の裏側から
逆止爪を弾性力に抗して取付孔内に押し入れない限り、
離脱できないといった問題を有する。
から、電子機器にあってもリサイクル化が推進されてい
るが、斯かる電子部品の場合は、上述の如くプリント基
板とロック部材との離脱、分離が容易ではないため、リ
サイクルに供する部品、材種毎の分別(仕分け)作業に
余儀なくされるといった問題を有する。
ので、基板に確実に取り付けできるのみならず、必要に
応じて簡単に離脱させることができるなど、リサイクル
化に伴う分別作業にも便利に供することができる有用な
ロック部材を提供することを目的とするものである。
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、ボードスペーサーやワイヤーサドル等の固定
部を支持する脚部と、該脚部に形成されて基板に穿設さ
れた取付孔に抜け止めされる逆止爪とを備えてなるロッ
ク部材において、前記逆止爪は、脚部から離れる方向に
付勢されて同脚部を前記取付孔の偏心位置に押圧せしめ
る弾性片と、該弾性片に形成されて前記取付孔の内周縁
に係止される係合爪と、前記弾性片とは反対側に突出す
べく前記脚部に形成されて取付孔の内周縁に係止される
変位爪とを備えてなるロック部材に存する。
圧される支点部と、該支点部の下位に形成されて前記取
付孔の内周縁に係止される段差爪部とを備えるのが良
い。
は、前記逆止爪が、脚部から離れる方向に付勢されて同
脚部を前記取付孔の偏心位置に押圧せしめる弾性片と、
該弾性片に形成されて前記取付孔の内周縁に係止される
係合爪と、前記弾性片とは反対側に突出すべく前記脚部
に形成されて取付孔の内周縁に係止される変位爪とを備
えてなることによって、基板の取付孔内に前記脚部を押
圧挿入するだけで、前記弾性片が弾性により変形(縮
径)し、前記取付孔を貫通するや否や、同弾性片が元の
状態に復元(拡径)して前記係合爪と変位爪とが取付孔
の内周縁に係止され、抜止状態にロックされることとな
る。
は、基板上のボードスペーサーやワイヤーサドル等の本
体を、手指で弾性片の弾性力に抗する方向(弾性片側)
に変位させるだけで(図3参照)、脚部と共に、前記変
位爪が取付孔内に許容されるため、図4及び図5に示す
ように、係合爪を支点とすべく斯かる部分を斜めに引き
上げるだけで、回すことなく簡単に基板より離脱し得る
こととなる。
第1実施例を図1乃至5を参照しながら説明する。図中
Aは、シャーシEに電線等の線材を保持せしめるワイヤ
ーサドル仕様のロック部材であり、このロック部材A
は、ナイロン66等の適宜合成樹脂材からなり、図1に
示すように、所定大きさのサドル本体1と、該サドル本
体1を支持する脚部2と、シャーシEに穿設された取付
孔E1 に抜け止めされる逆止爪3とを備えている。
Sが確保できるようにコ字状に形成されており、上面側
に薄肉のヒンジ部1aを介して開閉自在に形成されたサ
ドル蓋1bと、該サドル蓋1bを対向するサドル壁1c
の係合凹部1dに着脱自在に係止される止着爪1eと、
サドル壁1cの遊端1c1 を前記止着爪1eに押圧狭持
せしめるガイド爪1fとを備えている。
た弧状の弾性座体4を介して同心方向に垂設されてお
り、下端側にアンカー状の逆止爪3が連設されている。
付勢された弾性片3aと、該弾性片3aの遊端側に連設
された係合爪3bと、前記弾性片3aとは反対側に突出
すべく前記脚部2に突設された変位爪3cとで構成され
ている。
径すべく脚部2の下端側から斜め上(左上)方向に延設
されており、遊端部に係合爪3bを立設している。
て脚部2を取付孔E1 の偏心位置に押圧せしめるべく取
付孔E1 の内周面に当接される支点部3b1 と、該支点
部3b1 の下位に形成されて前記取付孔E1 の内周縁下
に係止される段差爪部3b2とで構成されている。
端部と支点部3b1 の立上面とで形成された段差からな
り、弾性片3aのテーパー面に案内されてシャーシEの
取付孔E1 に無理な押圧力や曲げ力等のストレスがかか
らないように円滑に係止することができる。
全体をしてテーパー状に拡径すべく脚部2の下端側から
斜め上(右上)方向に延設されており、前記段差爪部3
b2と同じ段差高に形成されている。
Aは、弾性座体4の弾性力に抗してサドル本体1の脚部
2をシャーシEの取付孔E1 内に押圧挿入するだけで、
前記弾性片3aが弾性により変形(縮径)して前記取付
孔E1 を貫通でき、また、同弾性片3aが、貫通するや
否や、元の状態に復元(拡径)して前記係合爪3bと変
位爪3cとがそれぞれ取付孔E1 の内周縁に係止される
ため、逆方向(引抜方向)への抜け止めがなされ、ま
た、前記弾性座体4と逆止爪3との間にシャーシEが狭
持固定されることも相俟って、サドル本体1をぐらつく
ことなく確実に取り付けることができる(図2参照)。
スやリサイクルに供する時など)ワイヤサドルを取り外
したい場合は、シャーシE上のサドル本体1を、手指に
持ち、一旦、弾性片3aを左方向(矢示方向)に摺動さ
せるだけで(図3参照)、換言すれば、弾性片3aの弾
性力に抗する方向(弾性片側)に変位させるだけで、脚
部2と共に、前記変位爪3cが取付孔E1 内に許容され
るため、係合爪3bを支点とすべく斯かる部分を斜め上
方向に引き上げるだけで(図4参照)、簡単にシャーシ
Eより離脱させることができる(図5参照)。
例を図6乃至図7を参照しながら説明する。尚、理解を
容易にするため、前述した第1実施例と同一部分は同一
符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して
以下に説明する。
に電線等の線材10を保持せしめるワイヤーサドル仕様
のロック部材であり、このロック部材Bは、サドル蓋1
bに代わって抜止口5を有するサドル本体1下に装着さ
れている。
逆ハ状に配設された一対の抜止ガイド5a,5aにて形
成されており、斯かる抜止ガイド5a,5aの可撓性に
抗して線材10を下方に押圧することで、同抜止ガイド
5a,5aの間が拡径すべく弾性変化してサドル本体1
内に抜け止めできるのである。
例を図8を参照しながら説明する。尚、理解を容易にす
るため、前述した第1及び第2実施例と同一部分は同一
符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して
以下に説明する。
ャーシEに電線等の線材10を保持せしめるワイヤーサ
ドル仕様のロック部材であり、このロック部材Bは、抜
止口5を構成する抜止ガイド5a,5aの長さを違える
ことにより、線材10が斜め方向に落ち、かつ、抜け難
いように形成されている。
には、球状のリブ5b、5bが突設されている。このリ
ブ5b、5bは、抜止口5の補強をなすと共に、線材を
傷つけないように考慮されている。
例を図9乃至図10を参照しながら説明する。尚、理解
を容易にするため、前述した第1乃至第3実施例と同一
部分は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番
号を付して以下に説明する。
を一定間隔に保持するボードスペーサー仕様のロック部
材であり、このロック部材は、所定大きさのスペーサー
本体6と、該スペーサー本体6の上下両端に弧状の弾性
座体4、7を介して脚部2、8がそれぞれ突設されてい
る。
端側にアンカー状の逆止爪3が連設されている。この逆
止爪3は、脚部2から離れる方向に付勢された弾性片3
aと、該弾性片3aの遊端側に連設された係合爪3b
と、前記弾性片3aとは反対側に突出すべく前記脚部2
に突設された変位爪3cとで構成されている。
と同様、脚部2を取付孔E1 の偏心位置に押圧せしめる
ものであり、取付孔E1 の内周面に当接される支点部3
b1と、該支点部3b1 の下位に形成されて前記取付孔
E1 の内周縁下に係止される段差爪部3b2 とで構成さ
れている。
れた取付孔F1 に抜け止めされる逆止爪9を備えてい
る。この逆止爪9は、図9に示すように、左右対称に形
成された抜止アンカーからなり、下方に向かうに連れて
次第に拡径すべく弾性片9a,9aが弾設されている。
止突起9b、9bを介して段差が形成されており、取付
孔F1 の内周縁上に係止されるものである。
Dは、弾性座体4の弾性力に抗してスペーサー本体6の
脚部2をシャーシEの取付孔E1 内に押圧挿入するだけ
で、前記弾性片3aが弾性により変形(縮径)し、次い
で、同弾性片3aが、前記取付孔E1 を貫通するや否
や、元の状態に復元(拡径)して前記係合爪3bと変位
爪3cとがそれぞれ取付孔E1 の内周縁に係止されるた
め、逆方向(引抜方向)への抜け止めがなされ、また、
前記弾性座体4と逆止爪3との間にシャーシEが狭持固
定されることも相俟って、スペーサー本体6をぐらつく
ことなく確実に取り付けることができると共に、プリン
ト基板Fの取付孔F1 に前記脚部8を挿着するだけで同
プリント基板Fが逆止爪9で抜け止めされ、シャーシE
との間隔を一定に保持することができる。
時など、必要に応じてシャーシEから取り外す時は、弾
性片3aの弾性力に抗して左方向に変位させるだけで、
簡単にロック解除ができるものであり、係合爪3bを支
点とすべく斯かる部分を斜め上に引き上げるだけで(図
4参照)、簡単にシャーシEより離脱させることができ
(図5参照)、この際にもシャーシEには曲げ力などの
何のストレスもかからない。
定されることなく、本発明の目的の範囲内で自由に設計
変更し得るものであり、本発明はそれらの全てを包摂す
るものである。
止爪が、脚部から離れる方向に付勢されて同脚部を前記
取付孔の偏心位置に押圧せしめる弾性片と、該弾性片に
形成されて前記取付孔の内周縁に係止される係合爪と、
前記弾性片とは反対側に突出すべく前記脚部に形成され
て取付孔の内周縁に係止される変位爪とを備えてなるこ
とによって、基板上のボードスペーサーやワイヤーサド
ル等の本体を、手指に持ち、一旦、弾性片の弾性力に抗
する方向(弾性片側)に変位させるだけで簡単に抜止状
態(ロック状態)が解除できるため、プリント基板(若
しくはシャーシ)の取り付けやメンテナンスの際にも、
押圧力や曲げ力などのストレスが一切かかることがな
く、また、リサイクルに供する際も、迅速かつ簡単に分
別することができるといった効果を奏するものである。
ント基板やシャーシに簡単かつ確実に取り付けできる
他、簡単に基板との抜止状態を解除できるため、リサイ
クル化に伴う分別処理にも迅速に対応できるものであ
り、また、構成が単純であるため大量生産に適し、価格
も低廉なものとして需要者に供給できる等、本発明を実
施することはその実益的価値が甚だ大なるものがある。
面図である。
る。
ある。
面図である。
面図である。
明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ボードスペーサーやワイヤーサドル等の固
定部を支持する脚部と、該脚部に形成されて基板に穿設
された取付孔に抜け止めされる逆止爪とを備えてなるロ
ック部材において、前記逆止爪は、脚部から離れる方向
に付勢されて同脚部を前記取付孔の偏心位置に押圧せし
める弾性片と、該弾性片に形成されて前記取付孔の内周
縁に係止される係合爪と、前記弾性片とは反対側に突出
すべく前記脚部に形成されて取付孔の内周縁に係止され
る変位爪とを備えてなることを特徴とするロック部材。 - 【請求項2】前記係合爪は、取付孔の内周面に押圧され
る支点部と、該支点部の下位に形成されて前記取付孔の
内周縁に係止される段差爪部とを備えてなることを特徴
とする請求項1に記載のロック部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052204A JP2002252480A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | ロック部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052204A JP2002252480A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | ロック部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002252480A true JP2002252480A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18912871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001052204A Pending JP2002252480A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | ロック部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002252480A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005019855A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Kawamura Electric Inc | ワイヤリングホルダ |
JP2018200370A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | コイト電工株式会社 | 表示標識灯 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170410U (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-29 | ||
JPH06275967A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-30 | Kitagawa Ind Co Ltd | 固定具 |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001052204A patent/JP2002252480A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170410U (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-29 | ||
JPH06275967A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-09-30 | Kitagawa Ind Co Ltd | 固定具 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005019855A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Kawamura Electric Inc | ワイヤリングホルダ |
JP2018200370A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | コイト電工株式会社 | 表示標識灯 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100519 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100723 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100817 |