JP2002250999A - パターン補正装置、方法、パターン補正を行うためのコンピュータプログラム、および、そのようなプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

パターン補正装置、方法、パターン補正を行うためのコンピュータプログラム、および、そのようなプログラムを記録した記録媒体

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JP2002250999A
JP2002250999A JP2001050146A JP2001050146A JP2002250999A JP 2002250999 A JP2002250999 A JP 2002250999A JP 2001050146 A JP2001050146 A JP 2001050146A JP 2001050146 A JP2001050146 A JP 2001050146A JP 2002250999 A JP2002250999 A JP 2002250999A
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Yusaku Ono
祐作 小野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段差の有無にかかわらずレイアウトパターン
に対する補正抜けをなくし、より高精度な光近接効果補
正(OPC)を実現する。 【解決手段】 回路のレイアウトパターンに含まれる辺
に、補正パターンを付加するパターン補正装置であっ
て、レイアウトパターンを表すパターンデータを記憶す
る記憶部と、記憶部に記憶されたパターンデータに基づ
いて、レイアウトパターン内の3以上の複数の辺の各々
から辺上の点を抽出し、抽出した点の位置関係に基づい
て、複数の辺で画定されたレイアウトパターンの細さを
表すパラメータを取得するパラメータ取得部と、パラメ
ータ取得部で取得されたパラメータに基づいて複数の辺
の1つに付加すべき補正パターンを生成し、レイアウト
パターンに合成する補正処理部とを備えたパターン補正
装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体を製造する
際の、リソグラフィ、エッチング等のパターン形成プロ
セスで生じるパターン歪みを補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の技術の進歩により、半導体デバイ
スのデザインルールは、0.15μmレベルにまで達してい
る。この値は、光リソグラフィの際のマスクパターン転
写に必要なステッパの光源波長よりも短い(例えば、光
源としてのフッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザ
の波長は、0.248μmである)。
【0003】微細化されたパターンを転写する場合には
解像性が極端に悪化するので、変形照明技術のような特
殊な転写技術が必要となる。ところがそのような技術は
解像性の向上には貢献するが、ウェーハ上でのパターン
の忠実性を悪化させる。また、エッチングプロセス等の
他のプロセスでも、パターンの疎密差によるパターンの
寸法変動が生じる。
【0004】これらの問題に対処するための技術とし
て、寸法変動等を予め考慮して設計レイアウトパターン
を変形させ、最終的に所望のパターンが得られるように
する光近接効果補正(OPC:Optical Proximity Effe
ct Correction)がある。具体的には、(1)シミュレ
ーション結果に基づいてパターンを変形するモデルベー
スOPC、(2)設計レイアウトパターンの図形的特徴
(各パターンの幅、隣接するパターンとの距離、コーナ
部からの距離等)を考慮して変形させる仕様(OPCル
ール)を予め設定し、OPCルールに基づいてパターン
を変形するルールベースOPC、(3)モデルベースO
PCとルールベースOPCを組合せた複合OPC、であ
る。
【0005】以下、(2)のルールベースOPCを説明
する。図3は金属配線のレイアウトパターンデータを示
す。光リソグラフィの投影光学系では、回折光の影響に
より最終的なパターンがライン端で後退する現象を生じ
るので、この後退を考慮してライン端に補正パターンを
付加する。図15は、レイアウトパターンの図形的特徴
の条件を示す図である。すなわち、ある辺の長さがL1
未満、その両側に隣接する辺の長さがL2以上、ある辺
および隣接する両辺のなす角θ1、θ2がともに90度
のとき、補正パターンを付加すべき辺として抽出する。
図16は、補正パターンを示す図である。補正パターン
は、抽出された辺の外側と内側に、それぞれ長さD1、
D2、両横方向に長さD3だけ延ばしたパターンであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のルールベースO
PCでは、高精度な補正ができないという課題がある。
図を参照して、具体的に説明する。図17は、抽出され
た辺26〜31を示す図である。従来のルールベースO
PCでは、レイアウトパターンの辺26に微小な段差1
30が含まれているとその辺を抽出できないことがあ
る。段差130のために、辺26−1が上述した条件
(辺の長さがL2以上)を満たさないからである。図1
8は、補正パターン(図16)を付加したレイアウトパ
ターン112〜115を示す。領域116の端部の辺は
抽出されなかったので補正パターンが付加されていな
い。このようなレイアウトパターンによるウエハの仕上
がりパターンを図19に示す。補正パターンが付加され
ていなかったため、パターン118の端部122は、補
正パターンが付加されたパターン119〜121と比較
して大きく後退していることが理解される。このような
ウエハは不良品となり歩留まりを下げる一因となる。
【0007】本発明の目的は、段差の有無にかかわらず
レイアウトパターンに対する補正抜けをなくし、より高
精度な光近接効果補正を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン補正装
置は、回路のレイアウトパターンに含まれる辺に、補正
パターンを付加するパターン補正装置であって、前記レ
イアウトパターンを表すパターンデータを記憶する記憶
部と、記憶部に記憶された前記パターンデータに基づい
て、レイアウトパターン内の3以上の複数の辺の各々か
ら辺上の点を抽出し、抽出した点の位置関係に基づい
て、前記複数の辺で画定されたレイアウトパターンの細
さを表すパラメータを取得するパラメータ取得部と、パ
ラメータ取得部で取得された前記パラメータに基づいて
前記複数の辺の1つに付加すべき補正パターンを生成
し、前記レイアウトパターンに合成する補正処理部とを
備えたパターン補正装置であり、これにより上記目的が
達成される。
【0009】前記パラメータ取得部は、3以上の複数の
辺の各々から抽出した点の位置に基づいて2本の近似直
線を定め、2本の近似直線のなす角度を前記パラメータ
として算出する形状パラメータ算出部をさらに含んでも
よい。
【0010】前記補正処理部は、前記角度の大きさに応
じて補正パターンの大きさを算出する補正量演算部と、
補正量演算部により算出された前記補正パターンの大き
さに基づいて補正パターンを生成する補正パターン生成
部とをさらに備えていてもよい。
【0011】前記パラメータ取得部は、3以上の複数の
辺の各々から抽出した点を利用して近似曲線の式を求
め、式の係数を前記パラメータとして算出する形状パラ
メータ算出部をさらに含んでもよい。
【0012】前記補正処理部は、前記係数の大きさに応
じて補正パターンの大きさを算出する補正量演算部と、
補正量演算部により算出された前記補正パターンの大き
さに基づいて補正パターンを生成する補正パターン生成
部とをさらに備えていてもよい。
【0013】抽出した点は、3以上の複数の辺の各々の
中点を含んでもよい。
【0014】本発明のパターン補正方法は、回路のレイ
アウトパターンに含まれる辺に、補正パターンを付加す
るパターン補正方法であって、前記レイアウトパターン
を表すパターンデータを記憶するステップと、記憶され
た前記パターンデータに基づいて、レイアウトパターン
内の3以上の複数の辺の各々から辺上の点を抽出し、抽
出した点の位置関係に基づいて、前記複数の辺で画定さ
れたレイアウトパターンの細さを表すパラメータを取得
するステップと、取得された前記パラメータに基づいて
前記複数の辺の1つに付加すべき補正パターンを生成
し、前記レイアウトパターンに合成するステップとを備
えた、パターン補正方法であり、これにより上記目的が
達成される。
【0015】パラメータを取得する前記ステップは、3
以上の複数の辺の各々から抽出した点の位置に基づいて
2本の近似直線を定め、2本の近似直線のなす角度を前
記パラメータとして取得するステップであってもよい。
【0016】補正パターンを生成する前記ステップは、
前記角度の大きさに応じて補正パターンの大きさを算出
するステップと、算出された前記補正パターンの大きさ
に基づいて補正パターンを生成するステップとをさらに
備えていてもよい。
【0017】パラメータを取得する前記ステップは、3
以上の複数の辺の各々から抽出した点を利用して近似曲
線の式を求め、式の係数を前記パラメータとして算出す
るステップであってもよい。
【0018】補正パターンを生成する前記ステップは、
前記係数の大きさに応じて補正パターンの大きさを算出
するステップと、算出された前記補正パターンの大きさ
に基づいて補正パターンを生成するステップとをさらに
備えていてもよい。
【0019】抽出した点は、3以上の複数の辺の各々の
中点を含んでもよい。
【0020】本発明による半導体装置の製造方法は、上
記パターン補正方法が備えるステップと、前記パターン
補正方法により得られる補正パターンを用いて半導体装
置のレイアウトを決定するレイアウト決定ステップと、
を備える半導体装置の製造方法であり、これにより上記
目的が達成される。
【0021】本発明の記録媒体は、回路のレイアウトパ
ターンに含まれる辺に、補正パターンを付加する処理を
行うコンピュータで実行されるプログラムであって、前
記レイアウトパターンを表すパターンデータを記憶する
ステップと、記憶された前記パターンデータに基づい
て、レイアウトパターン内の3以上の複数の辺の各々か
ら辺上の点を抽出し、抽出した点の位置関係に基づい
て、前記複数の辺で画定されたレイアウトパターンの細
さを表すパラメータを取得するステップと、取得された
前記パラメータに基づいて前記複数の辺の1つに付加す
べき補正パターンを生成し、前記レイアウトパターンに
合成するステップとからなるプログラムを記録した記録
媒体であり、これにより上記目的が達成される。
【0022】パラメータを取得する前記ステップは、3
以上の複数の辺の各々から抽出した点の位置に基づいて
2本の近似直線を定め、2本の近似直線のなす角度を前
記パラメータとして取得するステップであってもよい。
【0023】補正パターンを生成する前記ステップは、
前記角度の大きさに応じて補正パターンの大きさを算出
するステップと、算出された前記補正パターンの大きさ
に基づいて補正パターンを生成するステップとをさらに
備えていてもよい。
【0024】パラメータを取得する前記ステップは、3
以上の複数の辺の各々から抽出した点を利用して近似曲
線の式を求め、式の係数を前記パラメータとして算出す
るステップであってもよい。
【0025】補正パターンを生成する前記ステップは、
前記係数の大きさに応じて補正パターンの大きさを算出
するステップと、算出された前記補正パターンの大きさ
に基づいて補正パターンを生成するステップとをさらに
備えていてもよい。
【0026】抽出した点は、3以上の複数の辺の各々の
中点を含んでもよい。
【0027】本発明のコンピュータで実行されるプログ
ラムは、回路のレイアウトパターンに含まれる辺に、補
正パターンを付加する処理を行うコンピュータで実行さ
れるプログラムであって、前記レイアウトパターンを表
すパターンデータを記憶するステップと、記憶された前
記パターンデータに基づいて、レイアウトパターン内の
3以上の複数の辺の各々から辺上の点を抽出し、抽出し
た点の位置関係に基づいて、前記複数の辺で画定された
レイアウトパターンの細さを表すパラメータを取得する
ステップと、取得された前記パラメータに基づいて前記
複数の辺の1つに付加すべき補正パターンを生成し、前
記レイアウトパターンに合成するステップとからなる、
コンピュータにより実行されるプログラムであって、こ
れにより上記目的が達成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態を説明する。
【0029】(実施の形態1)本発明は、寸法変動等を
予め考慮して設計レイアウトパターンを変形させ、最終
的に所望のパターンが得られるようにする光近接効果補
正(OPC:OpticalProximity Effect Correction)、
特にルールベースOPCを適切に行うための技術であ
る。具体的には、ルールベースOPCは、設計レイアウ
トパターンの図形的特徴を考慮して変形させる仕様(O
PCルール)を予め設定し、OPCルールに基づいてパ
ターンを変形する。
【0030】図1は、本発明のパターン補正装置10を
示す図である。パターン補正装置10は、設計レイアウ
トパターンに補正パターンを付加する。補正パターンの
付加は、設計レイアウトパターンのある辺(ある端部)
に段差がある場合でも行われる。その結果、例えば図3
に示すレイアウトパターンに補正パターンを付加して、
図7に示すレイアウトパターンを生成する。この処理を
具体的に説明すると、パターン補正装置10は端部パタ
ーンを形成する辺から複数の点を抽出し、それらの点の
位置関係からそのパターンの細さを形状パラメータの値
として取得する。点の抽出は、補正の対象となる辺のみ
ならず、その近隣の複数の辺からもそれぞれ抽出され
る。パターン補正装置10は、形状パラメータの値に応
じてその端部の幅が細いか、ある程度の幅を有している
か、十分広いかを判断する。そして端部が細ければ回折
光のけられによる影響が大きくなるので、より大きな補
正パターンを生成し、設計レイアウトパターンのその辺
(端部)に補正パターンを付加する。このようにして補
正されたレイアウトパターンのパターンデータを利用し
て光リソグラフィを行うと、ライン端での後退があるに
もかかわらず所望の形状を得ることができる。
【0031】以下、パターン補正装置10の具体的な構
成を説明する。図1の(a)を参照して、パターン補正
装置10は、入力部11と、記憶部12と、出力部15
と、コンピュータ16とを含む。図1の(a)から明ら
かなように、パターン補正装置10は周知のコンピュー
タにより実現できる。図示されていないが、コンピュー
タ16には、中央演算処理装置(CPU)やメモリ、画
像の描画処理を行うICを含む。次に図1の(b)を参
照して、コンピュータ16のより具体的な構成を説明す
る。図1の(b)に示されるように、パターン補正装置
10は、先に説明した入力部11、および、出力部15
に加え、コンピュータ16のRAM等のメモリに相当す
る記憶部12と、コンピュータ16の中央演算処理装置
(CPU)に相当する形状パラメータ取得部13、およ
び、補正処理部14とを含む。形状パラメータ取得部1
3および補正処理部14の処理動作は、主として中央演
算処理装置(CPU)により行われる。
【0032】入力部11は、レイアウトパターンデータ
2ー1、および、OPCルール2ー2を入力する手段で
ある。例えば、直接入力するキーボード、それらの情報
を記録したハードディスクドライブ装置とのインターフ
ェース部、それらの情報を記録した記録媒体(フロッピ
ー(登録商標)ディスク、CD、DVD等)の読取装置
とのインターフェース部、または、それらの情報をネッ
トワークを介して他のコンピュータから受け取るための
通信部である。
【0033】記憶部12は、パターンデータ2−1およ
びOPCルール2−2を記憶するRAM等の記憶装置で
ある。パターンデータ2−1は、パターンの形状、大き
さ、配置位置等の情報が記述されたデータであり、例え
ば図3に示すような設計レイアウトパターン21〜25
を特定できるデータである。一方OPCルール2−2
は、上述のように設計レイアウトパターンの図形的特徴
を考慮して変形させる仕様である。本実施の形態におけ
るOPCルールは、(a)ある辺を補正対象とするか否
かの判断条件、および、(b)補正対象の辺に付加する
補正パターンの形状の条件が規定される。
【0034】(a)については、本発明では、長さがL
1以下、かつ、隣接する両端の辺とのなす角が90°の
条件を満たす辺を抽出すべき補正対象の辺と判断する。
また(b)については、本発明では、形状パラメータと
しての角度θを用いて表1に示すような条件が用いられ
る。 (表1)
【0035】表1の「補正パターンの形状」の欄で示さ
れる「D1、D2、D3」とは、補正パターンが抽出さ
れた辺の外側と内側に、それぞれ長さD1、D2、両横
方向に長さD3だけ延ばしたパターンとして付加される
ことを表す。表1におけるD1、D2、D3のそれぞれ
は、対応するD4、D5、D6よりも大きいことに留意
されたい。これは、θが0°≦θ≦αの場合はレイアウ
トパターンが非常に細いため、α<θ≦βの場合よりも
大きいパターンを付加する必要が生じるからである。一
方、θがβ<θ≦180°の場合には、補正パターンの
付加は行われない。θが比較的大きければライン端の幅
が比較的広く回折光の影響が少ないため、光リソグラフ
ィを行ってもパターンがライン端で後退しにくいからで
ある。α、βの各値は、そのデザインルールに応じて適
宜決定することができる。OPCルールとして、従来の
ように各パターンの幅、隣接するパターンとの距離、コ
ーナ部からの距離等の、設計レイアウトパターンの図形
的特徴をさらに利用してもよい。
【0036】記憶部12はさらに、補正された後(OP
C後)のパターンデータ2−3をも記憶する。OPC後
のパターンデータ2−3の例は、図7に示されるような
パターンを特定できるデータである。
【0037】形状パラメータ取得部13は、レイアウト
パターン内の3以上の複数の辺の各々から辺上の点を抽
出し、抽出した点の位置関係に基づいて、複数の辺で画
定されたレイアウトパターンの細さを表す形状パラメー
タを取得する。より詳しくは形状パラメータ取得部13
は、対象抽出部3と、領域設定部4と、形状パラメータ
算出部5とを含む。対象抽出部3は、補正を行う対象で
ある辺、換言すれば補正パターンを付加すべきパターン
の辺(端部)を抽出する。これは上述したOPCルール
2−2の(a)に規定される条件に基づいて行われる。
領域設定部4は、補正対象の辺を含むような所定の領域
を設定する。形状パラメータ算出部5は、設定された領
域に含まれるパターンの形状を認識し、形状パラメータ
を算出する。これらの要素の具体的な説明は、図2〜図
6を参照して後述する。
【0038】補正処理部14は、形状パラメータ取得部
13で取得された形状パラメータに基づいて補正パター
ンを生成し、レイアウトパターンに合成する。より具体
的に説明すると、補正処理部14は、補正量演算部6
と、補正パターン生成部7と、図形演算部8とを含む。
【0039】補正量演算部6は、OPCルール2−2
(表1)を参照し、形状パラメータの値に応じて、補正
パターンの大きさ、すなわち補正量を算出する。例え
ば、形状パラメータの値が比較的小さければ、補正量演
算部6は、パターン端部の幅が狭いことから補正パター
ンの大きさを比較的大きく算出する。逆に形状パラメー
タの値が所定値よりも大きければ、パターン端部の幅は
十分広いので、補正パターンの大きさは0(すなわち補
正なし)とする。なお、表1に示すOPCルール2−2
(表1)を用いれば、形状パラメータθの値が取得され
れば補正量は画一的に決定される。しかし言うまでもな
く、補正量演算部6が形状パラメータθの値に応じて補
正パターンの大きさを決定してもよい。この場合には、
形状パラメータθの値に基づいて補正倍率等を決定し、
基準サイズの補正パターンの大きさに乗算する等の補正
量演算を行うこととなる。
【0040】補正パターン生成部7は、補正量演算部6
により算出された補正パターンの大きさに基づいて補正
パターンを生成する。図形演算部8は、生成された補正
パターンを元のレイアウトパターンに合成する図形演算
を行う。補正パターンの配置位置については、パターン
の端部の辺を基準として画一的に決められていてもよい
し、必要であれば、上述の補正量演算部6が形状パラメ
ータ算出部5の認識結果を利用してその都度決定しても
よい。図形演算部8による演算結果は、OPC後のパタ
ーンデータ2−3として出力される。
【0041】出力部15は、出力されたOPC後のパタ
ーンデータ2−3を、例えばモニタ等の表示装置、また
は光リソグラフィの装置等への送信部である。
【0042】以上から明らかなように、パターン補正装
置10は上述した構成要素を包含するコンピュータによ
って実現できる。このとき、形状パラメータ取得部1
3、補正処理部14およびその内部の各構成要素の処理
は、コンピュータの中央演算処理装置(CPU)により
実行される。ただしいうまでもなく、図形演算部8にお
ける描画演算等、特定の処理については、別の描画用I
C回路等が実行してもよい。
【0043】次に、パターン補正装置10がライン端に
補正パターンを付加する動作を説明する。図2は、パタ
ーン補正装置10(図1)の動作フローを示すフローチ
ャートである。まずパターン補正装置10(図1)は、
入力部11(図1)を介してパターンデータ2−1、お
よび、OPCルール2−2(図1)を読み込み、記憶部
12(図1)に記憶する(ステップS1)。パターンデ
ータ2−1の例を図3に示す。次に対象抽出部3(図
1)は、パターンデータ2−1と、OPCルールのうち
の(a)の判断条件に基づいて、補正の対象となる辺を
抽出する(図2のステップS2)。図4は、補正の対象
として抽出された辺26〜34を示す図である。
【0044】以下では、特定の補正対象の辺26および
27に注目して対して行われる処理を説明する。まず領
域設定部4(図1)は、補正対象の辺26と、その近隣
の辺を含む図形を認識して領域を設定する(図2のステ
ップS3)。本実施の形態では、領域は辺26および2
7の中点(「×」で示される点)を中心とした円領域3
5および36として示されている。後述するように、本
実施の形態では領域内の各辺上の点を利用して2本の直
線を求めることとなるので、設定される領域には補正対
象の辺を含む3以上の辺が存在することが必要となる。
図5は、円領域35の拡大図を示す。以下、この円領域
を利用して、形状パラメータ算出部5(図1)がレイア
ウトパターンの細さを表す形状パラメータを算出する手
順を説明する。
【0045】まず形状パラメータ算出部5(図1)は、
補正対象として抽出された辺26を含む、領域35内に
存在する全ての辺上の点を抽出する(図2のステップS
4)。辺の全てが領域に含まれる場合は、例えばその中
点40、41、42を抽出し、辺の一部が領域に含まれ
る場合は、例えばその辺と領域35との交点43、44
を抽出する。領域35には3以上の辺が存在することか
ら、抽出される点は常に3以上となる。図5に示す例で
は、領域35には5本の辺が存在することから、抽出さ
れる点の数は5である。
【0046】次に形状パラメータ算出部5(図1)は、
抽出点の位置に基づいて関数を決定する(ステップS
5)。図5を参照して説明すると、本実施の形態では2
本の近似直線を規定する関数を決定する。関数は、円領
域35の中心点40を通るように定められる。1本の直
線は、点40と点43とを通る直線46である。もう1
本の直線は、点40を通り、かつ、点41、点42およ
び点44からの距離が最小になる近似直線45である。
近似直線45は、例えば最小2乗法等、周知の手法によ
り特定できる。なお2点を通る直線46は「近似」では
ないが、便宜的に近似直線に含むことができる。
【0047】このようにして得られた関数(直線45お
よび直線46)を利用して、形状パラメータ算出部5
(図1)は形状パラメータを算出する(図2のステップ
S6)。ここでいう形状パラメータとは、本実施の形態
では2本の直線45および直線46のなす角度θをい
う。形状パラメータθは、領域35内の複数の辺で画定
されたレイアウトパターンの細さを表す。これは図5を
参照して理解されるように、形状パラメータθの値が小
さければレイアウトパターンの幅が狭いと言え、逆に形
状パラメータθの値が大きければレイアウトパターンの
幅が広いと言えるからである。なお点41および点42
を含む2つの辺により、このレイアウトパターンには段
差が存在するが、仮にこのような段差が存在しないレイ
アウトパターンの場合には、直線45は点40および点
44を通る直線として規定される。
【0048】形状パラメータ算出部5(図1)により形
状パラメータθが算出されると、続いて補正量演算部6
(図1)は、その形状パラメータθと表1のOPCルー
ル(b)を利用してパターンの補正が必要か否かを判断
する(図2のステップS7)。例えば形状パラメータθ
が0°≦θ≦αを満たす場合には、その補正対象辺の幅
は細いため補正パターンの付加が必要であり、かつ、そ
の補正パターンの大きさもα<θ≦βのときの補正パタ
ーンの大きさよりも大きくなければならないと判断す
る。
【0049】補正が必要な場合には、補正パターン生成
部7(図1)が表1のOPCルール(b)を利用して補
正パターンを生成する(図2のステップS8)。補正パ
ターンの生成が終了した場合、または、補正パターンが
必要でない場合には、全てのパターンが処理されたか否
かが判断される(図2のステップS9)。これまでは例
として辺26(図4)を説明したが、残りの辺27の処
理がまだ終了していないので続いて辺27(図4)の処
理が行われる。再び図4を参照して、辺27に対しても
辺27の中心点(「×」で示される点)を中心とした円
領域36が設定される。
【0050】図6は、円領域36の拡大図を示す。図5
を参照して既に説明したと同様に、各辺の中点47およ
び48と、円領域36と辺との交点49および50が抽
出され、関数(直線51および直線52)が求められ
る。そして直線51および直線52を利用して、2本の
直線のなす角を形状パラメータθが算出される。先の場
合と異なるのは、図6に示す例では形状パラメータθの
値がβ<θ≦180°と大きいので、補正は必要ないと
判断されることである(図2のステップS7)。上述の
ように、θが比較的大きければライン端の幅が比較的広
く回折光の影響が少ないため、光リソグラフィを行って
もパターンがライン端で後退しにくいからである。この
ようにして、パターン補正装置10(図1)は図4に示
すレイアウトパターン26〜34の全てについて補正が
必要か否か判断し、補正が必要であれば付加すべき補正
パターンを生成する。
【0051】その後図形演算部8は、パターンデータ2
−1で表されるレイアウトパターン(図3)に補正パタ
ーンを合成した補正後のレイアウトパターンを計算す
る。合成計算とは、レイアウトパターンと補正パターン
との加算(OR)演算である。図7は、補正後のレイア
ウトパターンを示す。段差があったパターン22(図
3)に補正パターンが付加されたパターン62が示され
ている。一方、補正が必要ないとされたパターン21
(図3)は、補正パターンが付加されていないパターン
61として示されている。また、パターン23〜25
(図3)は、パターン63〜65として示されている。
【0052】以上のようにして得られた補正後のレイア
ウトパターンに基づいて製造の対象となる半導体装置の
レイアウトを決定し、光リソグラフィを行うことによ
り、所望のレイアウトパターンを得ることができる。図
8は、光リソグラフィを行った後のウエハ上の仕上がり
パターン66〜70を示す図である。補正により得られ
たレイアウトパターン62(図7)を用いることによ
り、段差があったにも拘らず補正されたパターン67を
得ることができる。よって従来の補正の不十分さが解消
され、高度な補正が行われていることが理解される。
【0053】なお上述の例では、領域35および36
(図4〜図6)は円領域としたが、特に円に限られな
い。領域は、矩形等の任意の閉領域、または点43、4
4、48、49、50(図5および図6)が規定できる
のであれば任意の形状の開領域であってよい。
【0054】(実施の形態2)実施の形態1では、直線
を用いて形状パラメータを算出し、パターンのライン端
に補正パターンの付加が必要か否かを判断した。本実施
の形態では曲線を用いて形状パラメータの算出を行い、
掘り込み箇所を補正する場合を考える。掘り込み箇所と
は、レイアウトパターンとレイアウトパターンの間の凹
部分をいい、その補正とは、パターンの間隔等を十分確
保するために、必要以上に狭いレイアウトパターンの間
隔を広げることをいう。ただし、この処理は図2に示す
処理フローに沿って行われるので、その点においては実
施の形態1と同様である。
【0055】図9は、パターンデータ2−1(図1)に
より表されるレイアウトパターン71を示す。図9の中
央の掘り込み箇所には、切り欠きが存在する。本実施の
形態では、掘り込み箇所に切り欠きが存在しても補正が
適切に行われる。
【0056】実施の形態2では、OPCルール(a)
(ある辺を補正対象とするか否かの判断条件)を、長さ
がL1以下、かつ、隣接する両端の辺とのなす角が18
0°より大きく270°以下とする。図10は、判断条
件を満たすとして抽出された辺72、73、74を示
す。本実施の形態では、特定の補正対象の辺73および
辺74に注目して対して処理を説明する。領域設定部4
(図1)は、補正対象の辺が辺73および辺74である
と認識して、辺73および辺74の中点(「×」で示さ
れる点)を中心とした円領域75および76を設定す
る。
【0057】図11は、円領域75の拡大図を示す。形
状パラメータ算出部5(図1)は、円領域75に含まれ
る辺の中点82、83、および、円領域75と辺との交
点81および84を抽出する。次に形状パラメータ算出
部5(図1)は、 Y=AX2n(n=1,2,3,4,・・・) により表される曲線85と、抽出した点81〜84の各
々からの距離の和が最も小さくなるような係数Aの値を
求める。この係数Aが、本実施の形態における形状パラ
メータである。形状パラメータAは、その値が大きいほ
どパターン間の掘り込み部分の幅が狭いことを表し、そ
の値が小さいほどその幅が大きいことを表す。したがっ
て、形状パラメータの値の大きさに応じて補正パターン
のサイズを決定するための、すなわち付加すべき補正量
を決定するための、OPCルール(b)(形状パラメー
タAの値に応じた補正量の条件)が予め規定されてい
る。例えばOPCルール(b)(補正対象の辺に付加す
る補正パターンの形状の条件)として、Aの値の範囲を
定めその範囲に応じた補正パターンの形状を決定する、
または(形状パラメータAの値)×(定数C)により形
状パラメータAの値に比例した補正パターンの形状を決
定する、等である。OPCルール(b)を予め定めるこ
とで、補正量演算部6(図1)は補正パターンのサイズ
(補正量)を決定し、補正パターン生成部7(図1)は
補正パターンを生成する。
【0058】次に辺74(図10)の補正処理を説明す
る。図10に示されるように、辺74の中点(「×」で
示される点)を中心とした円領域76が設定される。図
12は、円領域76の拡大図を示す。形状パラメータ算
出部5(図1)は、円領域76に含まれる辺の中点8
8、89、および、円領域76と辺との交点87および
90を抽出する。次に形状パラメータ算出部5(図1)
は、 Y=AX2n(n=1,2,3,4,・・・) により表される曲線91と、抽出した点87〜90の各
々からの距離の和が最も小さくなるような係数A、すな
わち形状パラメータAの値を求める。図12に示される
ように、曲線91は曲線85(図11)よりも、緩やか
に下に凸の形状を呈しているため、曲線91の形状パラ
メータAの値は曲線85(図11)のAの値よりも小さ
い。したがって、パターン間の掘り込み部分の幅は広い
と判断できる。補正量演算部6(図1)は比較的小さく
補正パターンのサイズ(補正量)を決定し、補正パター
ン生成部7(図1)はその補正パターンを生成する。
【0059】その後図形演算部8は、パターンデータ2
−1で表されるレイアウトパターン(図9)に補正パタ
ーンを合成した補正後のレイアウトパターンを計算す
る。本実施の形態における合成計算は、レイアウトパタ
ーンと補正パターンとを減算するNOT演算である。図
13は、補正後のレイアウトパターンを示す。切り欠き
があったパターン(図3)にも補正パターンが付加され
たパターン101が示されている。一方、パターン間の
幅が比較的広い箇所については、緩く補正されたパター
ン102が示されている。
【0060】以上のようにして得られた補正後のレイア
ウトパターン100に基づいて半導体装置のレイアウト
を決定し、光リソグラフィを行うことにより、所望のレ
イアウトパターンを得ることができる。図14は、光リ
ソグラフィを行った後のウエハ上の仕上がりパターン1
01を示す図である。補正により得られたレイアウトパ
ターン100(図13)を用いることにより、切り欠き
があるにも拘らず補正されたパターン101を得ること
ができる。よって従来の補正の不十分さが解消され、高
度な補正が行われていることが理解される。
【0061】図2に示すパターン補正装置10の処理動
作は、そのような処理をコンピュータに実行させるため
のコンピュータプログラムとしても実現できる。そのよ
うなコンピュータプログラムは、CD、DVD等の光デ
ィスク、フロッピーディスク等の磁気記録媒体、フラッ
シュメモリ等の半導体記録媒体に記録され、またはイン
ターネット等のネットワークを介して伝送される。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、レイアウトパターンの
複数の辺を利用してレイアウトパターンの細さを表すパ
ラメータを算出し、補正パターンの生成を行う。したが
って、レイアウトパターンに微少な段差や切り欠きが存
在してもそのことのみを理由として補正パターンの生成
が行われなくなることはない。これにより、補正抜けが
生じることがなく、かつ当該部分に対して高度な補正が
できる。
【0063】形状パラメータは、レイアウトパターンを
形成する辺の複数の点を利用して定めた2本の近似直線
のなす角度として得られる。角度が小さければパターン
の幅が狭く、また角度が大きければパターンの幅が広い
と判断できるので、その角度に基づいてレイアウトパタ
ーンに付加すべき補正パターンが容易に得られ、かつ高
度な補正ができる。また2本の近似直線に代えて1本の
近似曲線を用いても、その係数を形状パラメータとして
用いることでパターンの幅の広狭が判断できるので、同
様に、その係数に基づいてレイアウトパターンに付加す
べき補正パターンが容易に得られ、かつ高度な補正がで
きる。なお、レイアウトパターンを形成する辺の複数の
点として、各辺の中点を利用することにより、点の抽出
計算も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパターン補正装置を示す図である。
【図2】 パターン補正装置の動作フローを示すフロー
チャートである。
【図3】 パターンデータ2−1の例を示す図である。
【図4】 補正の対象として抽出された辺を示す図であ
る。
【図5】 円領域の拡大図である。
【図6】 円領域の拡大図である。
【図7】 補正後のレイアウトパターンを示す図であ
る。
【図8】 光リソグラフィを行った後のウエハ上の仕上
がりパターンを示す図である。
【図9】 パターンデータにより表されるレイアウトパ
ターンを示す図である。
【図10】 判断条件を満たすとして抽出された辺を示
す図である。
【図11】 円領域の拡大図である。
【図12】 円領域の拡大図である。
【図13】 補正後のレイアウトパターンを示す図であ
る。
【図14】 光リソグラフィを行った後のウエハ上の仕
上がりパターンを示す図である。
【図15】 レイアウトパターンの図形的特徴の条件を
示す図である。
【図16】 補正パターンを示す図である。
【図17】 抽出された辺を示す図である。
【図18】 補正パターンを付加したレイアウトパター
ンを示す図である。
【図19】 ウエハの仕上がりパターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
3 対象抽出部、 4 領域設定部、 5 形状パラメ
ータ算出部、6 補正量演算部、 7 補正パターン生
成部、 8 図形演算部、 10 パターン補正装置、
11 入力部、 12 記憶部、 13 形状パラメ
ータ取得部、14 補正処理部、 15 出力部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路のレイアウトパターンに含まれる辺
    に、補正パターンを付加するパターン補正装置であっ
    て、 前記レイアウトパターンを表すパターンデータを記憶す
    る記憶部と、 記憶部に記憶された前記パターンデータに基づいて、レ
    イアウトパターン内の3以上の複数の辺の各々から辺上
    の点を抽出し、抽出した点の位置関係に基づいて、前記
    複数の辺で画定されたレイアウトパターンの細さを表す
    パラメータを取得するパラメータ取得部と、 パラメータ取得部で取得された前記パラメータに基づい
    て前記複数の辺の1つに付加すべき補正パターンを生成
    し、前記レイアウトパターンに合成する補正処理部とを
    備えた、パターン補正装置。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ取得部は、3以上の複数
    の辺の各々から抽出した点の位置に基づいて2本の近似
    直線を定め、2本の近似直線のなす角度を前記パラメー
    タとして算出する形状パラメータ算出部をさらに含む、
    請求項1に記載のパターン補正装置。
  3. 【請求項3】 前記補正処理部は、前記角度の大きさに
    応じて補正パターンの大きさを算出する補正量演算部
    と、 補正量演算部により算出された前記補正パターンの大き
    さに基づいて補正パターンを生成する補正パターン生成
    部とをさらに備えた、請求項2に記載のパターン補正装
    置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ取得部は、3以上の複数
    の辺の各々から抽出した点を利用して近似曲線の式を求
    め、式の係数を前記パラメータとして算出する形状パラ
    メータ算出部をさらに含む、請求項1に記載のパターン
    補正装置。
  5. 【請求項5】 前記補正処理部は、前記係数の大きさに
    応じて補正パターンの大きさを算出する補正量演算部
    と、 補正量演算部により算出された前記補正パターンの大き
    さに基づいて補正パターンを生成する補正パターン生成
    部とをさらに備えた、請求項4に記載のパターン補正装
    置。
  6. 【請求項6】 抽出した点は、3以上の複数の辺の各々
    の中点を含む、請求項1〜5に記載のパターン補正装
    置。
  7. 【請求項7】 回路のレイアウトパターンに含まれる辺
    に、補正パターンを付加するパターン補正方法であっ
    て、 前記レイアウトパターンを表すパターンデータを記憶す
    るステップと、 記憶された前記パターンデータに基づいて、レイアウト
    パターン内の3以上の複数の辺の各々から辺上の点を抽
    出し、抽出した点の位置関係に基づいて、前記複数の辺
    で画定されたレイアウトパターンの細さを表すパラメー
    タを取得するステップと、 取得された前記パラメータに基づいて前記複数の辺の1
    つに付加すべき補正パターンを生成し、前記レイアウト
    パターンに合成するステップとを備えた、パターン補正
    方法。
  8. 【請求項8】 パラメータを取得する前記ステップは、
    3以上の複数の辺の各々から抽出した点の位置に基づい
    て2本の近似直線を定め、2本の近似直線のなす角度を
    前記パラメータとして取得するステップである、請求項
    7に記載のパターン補正方法。
  9. 【請求項9】 補正パターンを生成する前記ステップ
    は、前記角度の大きさに応じて補正パターンの大きさを
    算出するステップと、 算出された前記補正パターンの大きさに基づいて補正パ
    ターンを生成するステップとをさらに備えた、請求項8
    に記載のパターン補正方法。
  10. 【請求項10】 パラメータを取得する前記ステップ
    は、3以上の複数の辺の各々から抽出した点を利用して
    近似曲線の式を求め、式の係数を前記パラメータとして
    算出するステップである、請求項7に記載のパターン補
    正方法。
  11. 【請求項11】 補正パターンを生成する前記ステップ
    は、前記係数の大きさに応じて補正パターンの大きさを
    算出するステップと、 算出された前記補正パターンの大きさに基づいて補正パ
    ターンを生成するステップとをさらに備えた、請求項1
    0に記載のパターン補正方法。
  12. 【請求項12】 抽出した点は、3以上の複数の辺の各
    々の中点を含む、請求項7〜11に記載のパターン補正
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項7〜12のいずれかに記載のパ
    ターン補正方法が備えるステップと、 前記パターン補正方法により得られる補正パターンを用
    いて半導体装置のレイアウトを決定するレイアウト決定
    ステップと、を備える半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 回路のレイアウトパターンに含まれる
    辺に、補正パターンを付加する処理を行うコンピュータ
    で実行されるプログラムであって、 前記レイアウトパターンを表すパターンデータを記憶す
    るステップと、 記憶された前記パターンデータに基づいて、レイアウト
    パターン内の3以上の複数の辺の各々から辺上の点を抽
    出し、抽出した点の位置関係に基づいて、前記複数の辺
    で画定されたレイアウトパターンの細さを表すパラメー
    タを取得するステップと、 取得された前記パラメータに基づいて前記複数の辺の1
    つに付加すべき補正パターンを生成し、前記レイアウト
    パターンに合成するステップとからなるプログラムを記
    録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 パラメータを取得する前記ステップ
    は、3以上の複数の辺の各々から抽出した点の位置に基
    づいて2本の近似直線を定め、2本の近似直線のなす角
    度を前記パラメータとして取得するステップである、請
    求項14に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 補正パターンを生成する前記ステップ
    は、前記角度の大きさに応じて補正パターンの大きさを
    算出するステップと、 算出された前記補正パターンの大きさに基づいて補正パ
    ターンを生成するステップとをさらに備えた、請求項1
    5に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 パラメータを取得する前記ステップ
    は、3以上の複数の辺の各々から抽出した点を利用して
    近似曲線の式を求め、式の係数を前記パラメータとして
    算出するステップである、請求項14に記載のプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 補正パターンを生成する前記ステップ
    は、前記係数の大きさに応じて補正パターンの大きさを
    算出するステップと、 算出された前記補正パターンの大きさに基づいて補正パ
    ターンを生成するステップとをさらに備えた、請求項1
    7に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 抽出した点は、3以上の複数の辺の各
    々の中点を含む、請求項14〜18に記載のプログラム
    を記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 回路のレイアウトパターンに含まれる
    辺に、補正パターンを付加する処理を行うコンピュータ
    で実行されるプログラムであって、 前記レイアウトパターンを表すパターンデータを記憶す
    るステップと、 記憶された前記パターンデータに基づいて、レイアウト
    パターン内の3以上の複数の辺の各々から辺上の点を抽
    出し、抽出した点の位置関係に基づいて、前記複数の辺
    で画定されたレイアウトパターンの細さを表すパラメー
    タを取得するステップと、 取得された前記パラメータに基づいて前記複数の辺の1
    つに付加すべき補正パターンを生成し、前記レイアウト
    パターンに合成するステップとからなる、コンピュータ
    により実行されるプログラム。
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