JP2002250861A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JP2002250861A
JP2002250861A JP2001051840A JP2001051840A JP2002250861A JP 2002250861 A JP2002250861 A JP 2002250861A JP 2001051840 A JP2001051840 A JP 2001051840A JP 2001051840 A JP2001051840 A JP 2001051840A JP 2002250861 A JP2002250861 A JP 2002250861A
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aperture
lens
light beam
blade
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Akihiko Nagano
明彦 長野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部の大きさを可変とすることにより、瞳
分割方式による焦点調節状態の検出精度を向上させる。 【解決手段】 撮影光路に対して進退可能な複数の遮光
部材を有し、これら遮光部材を撮影光路内で組み合わせ
て光束を分割するための複数の開口部を形成するととも
に、前記複数の遮光部材を移動させることにより前記開
口部の大きさを可変とした光束分割機構を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瞳分割方式により
焦点調節状態を検出する際に撮影レンズの瞳を通過する
光束を制限する光束分割機構を有するカメラ等の光学機
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラの焦点調節状態を
検出する方式にはいくつかの方法があるが、撮像に用い
るイメージセンサを用いて、撮影光学系の瞳の異なる領
域から到来する光束により生じる複数の被写体像の相対
的偏位量から撮影光学系の焦点調節状態を検出するいわ
ゆる瞳分割方式の焦点調節状態を検出する装置が特開平
9−43507号公報に開示されている。同公報の焦点
検出装置は、撮影光路の瞳分割を行う焦点検出光束が対
称となるように撮影レンズの瞳近傍に複数の開口を有す
る絞りマスクとその複数の開口のうちの一つだけを透過
状態にして残りの開口を遮蔽する遮光板が進退可能な絞
り装置を設けていることを特徴としている。この絞り装
置に設けられた絞りマスクと遮光板は、通常の撮像状態
のときには撮影光路から退避し、焦点調節状態を検出す
るときのみ撮影光路内に進入するように構成されてい
る。
【0003】また、本出願人は特願平11−30681
5号において、撮影レンズに撮影光路に対して進退可能
で2つの開口部を形成する絞りマスクを設け、この絞り
マスクの開口を通過する光束をイメージセンサの1画素
内に配置された2つの受光部で受光することにより、瞳
分割方式の焦点調節状態を検出する装置を提案してい
る。
【0004】図12は、この焦点調節状態を検出する装
置を有するデジタルスチルカメラの概略図である。レン
ズ鏡筒5内には、撮影レンズ5a、5bが配置されてい
るとともに、撮影光路に対して進退可能であり、光束を
分割するための2つの開口部を形成する絞りマスクを備
えた絞り装置4が配置されている。カメラ本体1内には
イメージセンサ10が配置されており、このイメージセ
ンサ10を構成する各画素にはマイクロレンズと、絞り
マスクの開口部を通過した光束を受光する1対の受光部
とが設けられている。ここで、マイクロレンズは絞り装
置4と受光部とが共役となるように設計されている。
【0005】このデジタルスチルカメラで焦点調節状態
の検出を行う場合、絞りマスクが撮影光路内に進入する
ことにより光束を2つに分割し、イメージセンサ10の
各画素における1対の受光部で同時に撮像を行い、この
撮像された画像の相関演算を行うことにより焦点調節状
態を検出する。
【0006】また、2枚の絞りマスクを用いて、焦点調
節状態の検出を行う時に光束を2つに分割可能な絞り装
置が特開平7−234436号公報に開示されている。
同公報の絞り装置は複数の絞りマスクを有しており、こ
れらの絞りマスクの位相を変えることにより開口部が1
つである第1の状態と、開口部が複数である第2の状態
とを選択できるように構成されている。つまり、この絞
り装置は、焦点調節状態の検出時には第2の状態に選択
されて光束を複数に分割するとともに、通常の撮像時に
は第1の状態に選択されて通常の絞りとして機能する。
さらに、絞りマスクとして液晶素子を用いた焦点検出装
置が特開昭58−194008号公報に開示されてい
る。
【0007】さらには、撮影レンズの開放F値に応じて
焦点検出光学系に配置された複数の絞りを切り換える焦
点検出装置が特公平7−62731号公報に開示されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すようなイ
メージセンサを用いて瞳分割方式の焦点調節状態を検出
するデジタルスチルカメラにおいて、光束を分割する複
数の開口部を有する絞りマスクを備えていない既存の交
換レンズを使用する場合、デジタルスチルカメラ本体
(以下、カメラ本体)と交換レンズの間に絞りマスクを
備えたコンバータを連結することが考えられる。しか
し、カメラ本体(コンバータ)に装着可能な交換レンズ
の開放F値はさまざまであり、開放F値の大きい暗い交
換レンズに合わせて開口面積が小さい開口部を有する絞
りマスクを備えたコンバータをカメラ本体に連結する
と、開放F値の大きい暗い交換レンズを開放F値の小さ
い明るい交換レンズに変えた場合に十分な焦点調節状態
の検出精度が得られないという欠点がある。
【0009】また、絞りマスクを液晶素子で構成して交
換レンズの開放F値に応じて開口部の大きさや位置を電
気的に変更する方法や、絞りマスクとして円盤形状の部
材に径の異なる複数の開口部を同心円上に設けたものを
用い、この絞りマスクを交換レンズの開放F値に応じて
適宜回転させて適切な開口部を撮影光路内に進入させる
方法も考えられるが、液晶素子で構成された絞りマスク
は偏光板を用いているため光の透過率が低く焦点調節状
態の検出能力を低下させるという欠点があり、円盤形状
の絞りマスクは径の異なる複数の開口部を有していなけ
ればならないため絞りマスクの大きさが大きくなるとと
もにこの絞りマスクが配置されるコンバータ自体の大き
さも大きくなるという欠点がある。
【0010】一方、撮影画面(イメージセンサ)の周辺
領域で瞳分割方式による焦点調節状態の検出を行う場合
において、絞りマスクに形成される開口部の大きさや位
置が固定されていると撮影レンズのレンズ枠で光束がケ
ラレてしまう場合があり(いわゆる口径食)、絞りマス
クに形成された複数の開口部のうちそれぞれの開口部を
通過する光束のバランスがくずれて焦点調節状態の検出
精度が低下するおそれがある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の光学機器は、撮
影光路に対して進退可能な複数の遮光部材を有し、これ
ら遮光部材を撮影光路内で組み合わせて光束を分割する
ための複数の開口部を形成するとともに、前記複数の遮
光部材を移動させることにより前記開口部の大きさを可
変とした光束分割機構を有することを特徴とする。
【0012】このように開口部の大きさを変えることに
より撮影光束の光量を調節することができるため、分割
された光束を用いた焦点調節状態の検出を精度良く行う
ことができる。また、偏光板を用いずに光束を分割する
ための開口部を形成することにより、光透過量低減によ
る焦点調節状態の検出精度の低下を防止することができ
る。さらに、複数の遮光部材を用いているため、これら
の遮光部材が撮影光路から退避しても、円盤形状の大き
な絞りマスクを用いた場合に比べて光学機器(コンバー
タ等)が大型になるのを防止することができる。
【0013】また、光束分割機構において複数の遮光部
材を移動させることにより開口部の位置を可変としても
よい。これにより、開口部が特定の位置にあるとき撮影
レンズ等により光束がケラレる場合においても開口部の
位置をケラレが生じない位置に変えることができ、開口
部を通過する光束のバランスを調節して焦点調節状態の
検出精度が低下するのを防止することができる。
【0014】ここで、撮影レンズの装着が可能な光学機
器に、撮影レンズの開放F値情報を取得し、この取得し
た開放F値情報に応じて複数の遮光部材を移動させるこ
とにより開口部の大きさ及び位置を変える制御手段を設
ければ、光学機器に装着される撮影レンズの開放F値情
報に応じて開口部の大きさを適宜変えることができ、光
量を調節して焦点調節状態の検出を精度良く行うことが
できる。
【0015】また、制御手段により、撮影画面内に設定
された複数の焦点検出領域のうち選択された焦点検出領
域に関する情報を取得し、この取得した焦点検出領域に
関する情報に応じて前記複数の遮光部材を移動させて前
記開口部の大きさ及び位置のうち少なくとも一方を可変
とするように制御してもよい。これにより、複数の焦点
検出領域のうち選択された焦点検出領域に合わせて適宜
開口部の大きさや位置を変えることができる。
【0016】なお、前記複数の遮光部材として、前記光
束の中心領域での遮光範囲を変化させる第1の遮光部材
と、前記光束の周辺領域での遮光範囲を変化させる第2
の遮光部材とで構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図7は本
発明の第1実施形態を説明する図であり、図1はカメラ
システムの構成図、図2は焦点検出光学系の説明図、図
3はカメラの動作を示すフローチャート、図4は焦点調
節状態の検出動作を示すフローチャート、図5は焦点検
出信号説明図、図6は絞り装置の分解斜視図、図7は絞
り装置の動作状態説明図である。
【0018】絞り装置40(本願請求項に記載の光束分
割機構)は、瞳分割方式による焦点調節状態の検出を行
うデジタルスチルカメラ本体1(以下、カメラ本体1)
と交換レンズ50との間に連結されるコンバータ30
(本願請求項に記載の光学機器)の内部に配置されてい
る。この絞り装置40は、コンバータ30内においてリ
レーレンズ31に対して交換レンズ50側に配置されて
おり、交換レンズ50内に配置された撮影レンズ50
a、50bを通過してきた光束を分割する。コンバータ
30内に配置されたCPU33(本願請求項に記載の制
御手段)は、コンバータ30に装着された交換レンズ5
0のレンズ情報に基づいてモータ等で構成される絞り駆
動機構34に制御信号を送り、絞り装置40で形成され
る光束を分割するための開口部の大きさや位置を変え
る。コンバータ30内に配置されたメモリ回路35は、
様々な交換レンズ50のうち各交換レンズ50がもつ固
有の情報を記憶している。また、コンバータ30内には
バッテリ32が設けられているとともに、コンバータ3
0と交換レンズ50との間で通信を行うための電気接点
39が設けられている。
【0019】カメラ本体1には、交換レンズ50及びコ
ンバータ30を通過した被写体光を受光するイメージセ
ンサ10と、このイメージセンサ10を駆動制御するイ
メージセンサ制御回路21と、イメージセンサ10にて
撮像した画像信号を画像処理する画像処理回路24と、
撮像された画像(被写体像)を表示するための液晶表示
素子9と、液晶表示素子9を駆動する液晶表示素子駆動
回路25と、液晶表示素子9に表示された被写体像を観
察するための接眼レンズ3と、イメージセンサ10にて
撮像された画像を記録するメモリ回路22と、画像処理
回路24にて画像処理された画像をカメラ外部に出力す
るためのインターフェース回路23と、カメラ全体を制
御するCPU20と、撮像された画像をメモリ回路22
に記憶させるために操作される操作スイッチSW2(不
図示)と、カメラ本体1とコンバータ30との間で通信
を行うための電気接点29とが設けられている。
【0020】また、交換レンズ50内には、2枚の撮影
レンズ50a、50bと、この撮影レンズ50a、50
bを光軸方向に進退させる撮影レンズ駆動機構54と、
この撮影レンズ駆動機構54の駆動を制御するCPU5
2と、交換レンズ50の固有情報を記憶するメモリ回路
53とが設けられている。なお、図1では、便宜上交換
レンズ50内に2枚の撮影レンズ50a、50bを配置
しているが実際は多数枚の撮影レンズで構成されてお
り、これらの撮影レンズはそれぞれカメラ本体1から送
られてくる変倍情報や焦点調節情報を受けた撮影レンズ
駆動機構54が駆動することにより光軸方向に進退して
ズーミングやフォーカシングを行う。
【0021】次に、交換レンズ50及びコンバータ30
が装着されたカメラ本体1の焦点調節状態の検出方法に
ついて図2を用いて説明する。
【0022】イメージセンサ10は撮影光束の予定結像
面に配置されており、このイメージセンサ10の画面中
央部には焦点検出領域が設定されている。図2では、イ
メージセンサ10に便宜上3画素しか示していないが、
実際はイメージセンサ10は数百万画素から構成されて
いる。
【0023】イメージセンサ10の1画素には1つのマ
イクロレンズ11及び1つのカラーフィルタ12に対し
て2つの受光部13a、13bが設けられている。各画
素にカラーフィルタ12を設けることで、イメージセン
サ10はカラー画像を再生できるようになっている。こ
こで、イメージセンサ10はCMOSセンサであり、受
光部13a、13b間に不図示のフローティングディフ
ュージョン部を有している。また、各受光部13a、1
3bとフローティングディフュージョン部間には不図示
の転送スイッチMOSトランジスタが設けられており、
この転送スイッチMOSトランジスタは受光部13a、
13bで発生した電荷をフローティングディフュージョ
ン部に選択的に転送する。
【0024】イメージセンサ10の各画素の表面に設け
られたマイクロレンズ11は、通常図12に示すように
撮影レンズ5bの瞳近傍に配置された複数の開口を有す
る絞り装置4とイメージセンサ10の受光部13とが共
役となるように設計されている。ここで、本実施形態の
ように光束を分割するための複数の開口部を形成する絞
り装置40を具備していない交換レンズ50を使用する
場合、絞り装置40を具備したコンバータ30をカメラ
本体1と交換レンズ50との間に連結することにより、
同様の機能が達成できるようになっている。すなわち、
コンバータ30内に設けられた絞り装置40をリレーレ
ンズ31に対して交換レンズ50側に配置することによ
って絞り装置40とイメージセンサ10の受光部13
(13a、13b)とが共役となるように構成してい
る。
【0025】図2において1画素中の上側の受光部13
aは、交換レンズ50の下側を通過するとともにコンバ
ータ30の絞り装置40に形成された下側の開口部を通
過した光束をマイクロレンズ11を介して受光する。一
方、1画素中の下側の受光部13bは、交換レンズ50
の上側を通過するとともにコンバータ30の絞り装置4
0に形成された上側の開口部を通過した光束をマイクロ
レンズ11を介して受光する。
【0026】焦点調節状態の検出を行う場合は、イメー
ジセンサ10の受光部13a、13bにて発生した電荷
はそれぞれ、転送スイッチMOSトランジスタを介して
個別にフローティングディフュージョン部に転送され、
不図示のアンプを介してイメージセンサ制御回路21に
出力される。ここで、本実施形態ではイメージセンサ1
0の画面のうち中央部に焦点検出領域が設定されてい
る。図5は、イメージセンサ10の受光部13a、13
bにて出力される2つの焦点検出信号を示したものであ
る。撮影レンズ50a、50bがピントが合う位置にな
い場合、2つの焦点検出信号は位相がずれたものとな
る。CPU20は2つの焦点検出信号に基づいて相関演
算をおこない撮影レンズ50a、50bの焦点調節状態
を検出する。このように瞳分割方式による焦点調節状態
の検出方法は公知の技術であり、特開平5−12707
4号公報等に開示されている。
【0027】次に、図3に示すフローチャートを用いて
カメラ動作を説明する。
【0028】撮影者操作によりカメラ本体1のメインス
イッチ(不図示)をオンにすると(♯101)、カメラ全
体を制御するCPU20はカメラ本体1内に設けられた
バッテリ(不図示)の電圧レベルをチェックする(♯1
02)。もし、バッテリの電圧レベルが所定値(カメラ
が動作するために必要な電圧レベル)以下の場合(♯1
02)には、カメラ本体1のCPU20は電気接点29
を介してコンバータ30のCPU33と通信し、コンバ
ータ30内に設けられたバッテリ32からカメラ本体1
及び交換レンズ50へ電源を供給するように切り換える
(♯103)。
【0029】カメラ本体1及び交換レンズ50への電源
供給が確保されると、焦点調節状態の検出動作が行われ
る(♯104)。ここで、焦点調節状態の検出動作を図
4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0030】カメラ本体1のCPU20から出力された
焦点調節状態の検出を行うための実行信号は、電気接点
29を介してコンバータ30のCPU33に送られる。
CPU33は電気接点39を介して交換レンズ50のC
PU52と通信を行い、交換レンズ50のメモリ回路5
3に記憶されたレンズIDを読みとる(♯201)。こ
こで、コンバータ30のメモリ回路35には、コンバー
タ30に装着可能な交換レンズ50のレンズ情報、例え
ば交換レンズ50の開放F値や前玉レンズの位置と大き
さ及び後玉レンズの位置と大きさに関するレンズ情報が
記憶されているため、CPU33は、メモリ回路53に
記憶されたレンズIDを読みとると、この読みとったレ
ンズIDに基づいてメモリ回路35からコンバータ30
に装着された交換レンズ50のレンズ情報を引き出す。
CPU33は、イメージセンサ10の中央部に設定され
た焦点検出領域やメモリ回路35から引き出された交換
レンズ50のレンズ情報に基づいて光束が撮影レンズ5
0a、50bによりケラレないように絞り装置40で形
成される開口部の大きさを決定する。絞り装置40の開
口部の大きさが決定すると、CPU33は絞り駆動機構
34に絞り駆動信号を送る。この駆動信号を受けた絞り
駆動機構34はモータ(不図示)を正転させることによ
り絞り装置40に設けられた後述する絞り羽根42(本
願請求項に記載の第2の遮光部材)及び遮光羽根44
(本願請求項に記載の第1の遮光部材)を撮影光路内に
進入させる(♯202)。これにより、絞り装置40に
おいて先に決定された大きさの開口部が形成される。
【0031】ここで、図6に絞り装置40の分解斜視図
を示す。
【0032】絞り装置40は、コンバータ30内に固定
される地板43を挟んで、一方に6枚の羽根42aから
なる絞り羽根42とこの絞り羽根42を駆動する第1の
連結リング41とが配置され、他方に2枚の羽根44a
からなる遮光羽根44とこの遮光羽根44を駆動する第
2の連結リング45とが配置されている。なお、第1の
連結リング41、地板43および第2の連結リング45
の中央部に形成された穴部は、撮影光束が通過する部分
となる。
【0033】第1の連結リング41にはカム溝41aが
形成されており、このカム溝41aには絞り羽根42の
羽根42aに形成されたピン42bが係合する。また、
第1の連結リング41にはピン41bが形成されてい
る。このピン41bは絞り駆動機構34と連結してお
り、モータ(不図示)の駆動力を受けることにより第1
の連結リング41を光軸回りに回転させる。第1の連結
リング41が光軸回りに回転すると、羽根42aに形成
されたピン42bが第1の連結リング41のカム溝41
aに案内されて、羽根42aが撮影光路内に進退する。
【0034】同様に、第2の連結リング45にはカム溝
45aが形成されており、このカム溝45aには羽根4
4aの裏面(第2の連結リング45側)に形成されたピ
ン44cが係合する。また、羽根44aの表面(第2の
連結リング45とは反対側)にはピン44bが形成され
ており、このピン44bは地板43に形成された穴部4
3aに嵌合する。さらに、第2の連結リング45にはピ
ン45bが形成されている。このピン45bは絞り駆動
機構34と連結しておりモータ(不図示)の駆動力を受
けることにより第2の連結リング45を光軸回りに回転
させる。第2の連結リング45が光軸回りに回転する
と、羽根44aに形成されたピン44cが第2の連結リ
ング45のカム溝45aに案内される。このとき、羽根
44aのピン44bは地板43の穴部43aに嵌合して
いるため、羽根44aのピン44cが第2の連結リング
45のカム溝45aに案内されることで、羽根44aは
ピン44bを軸に回転して撮影光路内に進退する。ここ
で、第1の連結リング41および第2の連結リング45
はそれぞれ絞り駆動機構34により個別に駆動する。
【0035】図7は絞り装置40の動作状態を示した図
である。
【0036】絞り駆動機構34によって第1の連結リン
グ41及び第2の連結リング45が図6中左回りに回転
しきった状態(羽根42aのピン42bが第1の連結リ
ング41に形成されたカム溝41aの端部に当接してい
るとともに、羽根44aのピン44cが第2の連結リン
グ45に形成されたカム溝45aの端部に当接している
状態)を示したのが図7(a)であり、絞り羽根42及
び遮光羽根44は撮影光路から退避した位置にある。こ
のとき、絞り羽根42により開口部46が形成されてい
る。ここで、絞り羽根42および遮光羽根44はそれぞ
れ小型の羽根42aおよび羽根44aで構成されている
ため、絞り羽根42および遮光羽根44が撮影光路から
退避した位置にあるときでもコンバータ30の外径が大
きくなるのを防止することができる。
【0037】一方、絞り駆動機構34によって第1の連
結リング41が、図6中左回りに回転しきった状態(図
7(a)に示す状態)から右回りに回転すると、羽根4
2aのピン42bが第1の連結リング41のカム溝41
aに案内されることにより、絞り羽根42は撮影光路の
外側から徐々に内側に進入してくる。また、第2の連結
リング45が図6中左回りに回転しきった状態から右回
りに回転すると、羽根44aのピン44cが第2の連結
リング45のカム溝45aに案内されることにより、遮
光羽根44が撮影光路内に進入して羽根44aの先端部
が光束の中心を遮光する。ここで、絞り装置40におい
て光束を分割する場合、遮光羽根44は羽根44aの先
端部が光束の中心を遮光する位置で停止し続けるが、絞
り羽根42は第2の連結リング45の回転に伴って徐々
に撮影光路内に進入する。
【0038】図7(b)は、絞り羽根42の撮影光路内
への進入が小さく、遮光羽根44が羽根44aの先端で
光束の中心を遮光している状態を示す。このとき、絞り
羽根42と遮光羽根44により形成される2つの開口部
46a、46bは同一形状であるとともに、この開口部
46a、46bの開口面積は大きい状態にある。この状
態は、コンバータ30に装着される交換レンズ50の開
放F値が小さい場合や撮影レンズ50a、50bによる
光束のケラレが小さい場合に絞り装置40で設定される
状態を示している。
【0039】この設定状態では、開口部46a、46b
を通過するそれぞれの光束がケラレことなく対称となる
ため、イメージセンサ10において精度の高い焦点調節
状態の検出を行うことができる。ここで、開口部46
a、46bを通過する2つの光束のうち一方の光束がケ
ラレることにより2つの光束が非対称となると、2つの
光束により生じる被写体像の相関演算により焦点調節状
態の検出を行う、いわゆる瞳分割方式による焦点調節状
態の検出を精度良く行うことはできなくなる。
【0040】また、開口部46a、46bの開口面積が
大きい状態では、イメージセンサ10の受光部13a、
13bから出力される焦点検出信号のS/N比が向上す
るとともに、開口部46a、46bの重心間隔が広くな
る(基線長が長くなる)ため瞳分割方式による焦点調節
状態の検出は精度の高いものとなる。
【0041】図7(c)は、遮光羽根44が光束の中心
領域を遮光する位置に停止しているとともに絞り羽根4
2の撮影光路内への進入が大きい状態を示す。このと
き、絞り羽根42と遮光羽根44により形成される2つ
の開口部46a、46bは同一形状であるとともに、こ
の開口部46a、46bの開口面積は小さい状態にあ
る。この状態は、コンバータ30に装着される交換レン
ズ50の開放F値が大きい場合や撮影レンズ50a、5
0bによる光束のケラレが大きい場合に絞り装置40で
設定される状態を示している。
【0042】このように絞り羽根42が光路内に進入す
る量、つまり第1の連結リング41の回転量を変えるこ
とにより、開口部46a、46bの大きさを変化させる
ことができる。
【0043】このように、CPU33は、コンバータ3
0に装着された交換レンズ50のレンズ情報に基づい
て、光束が撮影レンズ50a、50bでケラレないよう
に絞り羽根42の光路内への進入量を制御して開口部4
6a、46bの大きさを可変設定しているため、交換レ
ンズ50のレンズ情報に応じた最良の焦点調節状態の検
出精度を得ることができる。
【0044】絞り羽根42及び遮光羽根44が光路内へ
進入して、開口部46a、46bが交換レンズ50の固
有情報に基づいて決定された大きさに設定されると(♯
202)、コンバータ30のCPU33は電気接点29
を介してカメラ本体1のCPU20に羽根進入完了信号
を送る。この完了信号を受けたカメラ本体1のCPU2
0は、イメージセンサ制御回路21に焦点調節状態の検
出を行わせるための撮像開始信号を送り、イメージセン
サ10において絞り装置40で分割された光束の撮像を
行わせる(♯203)。
【0045】イメージセンサ10の受光部(受光部13
a、13bを含む)のうちコンバータ30の絞り装置4
0に形成された下側の開口部を通過した光束が集光する
受光部(受光部13aはこの一部)の出力信号は、イメ
ージセンサ制御回路21でA/D変換された後CPU2
0に出力される。同様に、コンバータ30の絞り装置4
0に形成された上側の開口部を通過した光束が集光する
受光部(受光部13bはこの一部)の出力信号は、イメ
ージセンサ制御回路21でA/D変換された後CPU2
0に出力される。
【0046】CPU20は、同一のカラーフィルタを有
した受光部13a、13bから出力された信号を受ける
ことにより、コンバータ30の図2中下側を通過した光
束による被写体像を生成するとともに、コンバータ30
の図2中上側を通過した光束による被写体像を生成す
る。図5は、各受光部13a、13bで得られた被写体
像(焦点検出信号)を示したものである。そしてこの2
つの被写体像を用いて相関演算を行い、この演算結果に
基づいて撮影レンズ50a、50bのデフォーカス量が
算出される(♯204)。
【0047】撮影レンズ50a、50bのデフォーカス
量が算出されると(♯204)、CPU20は電気接点
29を介してコンバータ30のCPU33に焦点検出終
了信号を送る。この焦点検出終了信号を受けたCPU3
3は絞り駆動機構34に絞り駆動信号を送る。この駆動
信号を受けた絞り駆動機構34はモータ(不図示)を逆
転させることにより絞り装置40の絞り羽根42及び遮
光羽根44を光路から退避させる(♯205)。このよ
うに絞り羽根42及び遮光羽根44が光路から退避し
て、絞り装置40が撮像可能な状態(図7(a)に示す
状態)になると、メインルーチンに復帰し(♯20
6)、撮影レンズ50a、50bの焦点調節が行われ
る。
【0048】図3において焦点検出動作(♯104)が
終了すると、この焦点検出結果に基づいてCPU20は
電気接点29、39を介して交換レンズ50のCPU5
2に焦点調節信号を送る。この焦点調節信号を受けたC
PU52は、レンズ駆動機構54にレンズ駆動信号を送
る。この駆動信号を受けたレンズ駆動機構54は、先に
算出されたデフォーカス量に対応した量だけ撮影レンズ
50a、50bを光軸方向に移動させてピントを合わせ
る(♯105)。
【0049】撮影レンズ50a、50bをピントが合う
位置まで移動させて焦点調節が終了すると(♯10
5)、カメラ本体1のCPU20はイメージセンサ制御
回路21に撮像信号を送ってイメージセンサ10にて撮
像を行わせる(♯106)。
【0050】このとき、イメージセンサ10の受光部1
3a、13bで発生した電荷は画素内部で加算された後
イメージセンサ制御回路21に出力される。イメージセ
ンサ10にて撮像された画像信号はイメージセンサ制御
回路21にてA/D変換された後に画像処理回路24に
出力され、この画像処理回路24にて画像処理が行われ
る。画像処理が行われた画像信号はCPU20を介して
液晶表示素子駆動回路25に送られ、この液晶表示素子
駆動回路25の駆動により撮像画像(被写体像)が液晶
表示素子9に表示される(♯107)。これにより、撮
影者は接眼レンズ3を通して液晶表示素子9に表示され
た被写体像を観察することができる。
【0051】さらにCPU20は、撮像画像を記録する
ために操作される操作スイッチSW2のオン/オフ状態
を判別する(♯108)。この判別により操作スイッチ
SW2がオフの状態にある場合には(♯108)、CP
U20は引き続きカメラ本体1のメインスイッチのオン
/オフ状態を判別する(♯101)。
【0052】一方、撮影者が被写体を撮影しようとして
操作スイッチSW2をオンの状態にすると(♯10
8)、CPU20はメージセンサ制御回路21に撮像信
号を送ってイメージセンサ10にて本撮像を行う(♯1
09)。イメージセンサ10にて本撮像された画像信号
はイメージセンサ制御回路21にてA/D変換された後
に画像処理回路24に出力され、この画像処理回路24
にて画像処理が行われる。この画像処理が行われた画像
信号はCPU20を介して液晶表示素子駆動回路25に
送られ、この液晶表示素子駆動回路25の駆動により本
撮像画像(被写体像)が液晶表示素子9に表示される
(♯110)。
【0053】同時に、CPU20はカメラ本体1のメモ
リ回路22の空き容量を確認する(♯111)。メモリ
回路22の空き容量が十分であれば、本撮像された画像
信号はそのままカメラ本体1のメモリ回路22に記憶さ
れるが、メモリ回路22の空き容量がなければ画像信号
を記憶するメモリが変更されて(♯112)、本撮像さ
れた画像信号はコンバータ30のメモリ回路35に記憶
される(♯113)。このように、コンバータ30のメ
モリ回路35は、コンバータ30に装着される交換レン
ズ50の固有情報を記憶するだけでなく、カメラ本体1
のメモリ回路22に対する増設メモリとしての機能も有
する。カメラ本体1のメモリ回路22又はコンバータ3
0のメモリ回路35に記憶された画像信号は、インター
フェース回路23を介してカメラ外部(例えば、パソコ
ン等)に出力することができる。
【0054】本撮像動作が終了し、撮影者の操作により
メインスイッチをオフにすると(♯101)、カメラの
電源が落ちて待機状態となる(♯114)。
【0055】本実施形態ではコンバータ30内に絞り装
置40を組み込んで、コンバータ30に装着される交換
レンズ50の固有情報(開放F値)に応じて絞り装置4
0の開口部46a、46bの大きさや位置を適宜変更し
ているが、交換レンズ50内に絞り装置40を組み込ん
でこの交換レンズ50の固有情報に応じて絞り装置40
の開口部46a、46b大きさや位置を変更するように
してもよい。また、2次結像焦点検出光学系を有する銀
塩カメラにおいても、コンバータあるいは交換レンズに
絞り装置を組み込んでいわゆる瞳分割方式による焦点調
節状態の検出を行うことも有効である。
【0056】(第2実施形態)図8〜図11は本発明の
第2実施形態を説明する図であり、図8はデジタルスチ
ルカメラの断面構成図、図9はカメラの動作を示すフロ
ーチャート、図10は絞り装置の分解斜視図、図11は
絞り装置の動作状態説明図である。なお、第1実施形態
と同一の部材に対しては同一の符号を用いている。
【0057】絞り装置60(本願請求項に記載の光束分
割機構)は、デジタルスチルカメラ本体1(以下、カメ
ラ本体1。本願請求項に記載の光学機器)内であって撮
影レンズ5(5a、5b)の瞳近傍に配置されており、
撮影レンズ5aを通過してきた光束を分割する。
【0058】カメラ本体1には、絞り装置60の他に撮
影レンズ5を通過した被写体光を受光するイメージセン
サ10と、このイメージセンサ10を駆動制御するイメ
ージセンサ制御回路21と、イメージセンサ10にて撮
像した画像信号を画像処理する画像処理回路24と、撮
像された画像(被写体像)を表示するための液晶表示素
子9と、液晶表示素子9を駆動する液晶表示素子駆動回
路25と、液晶表示素子9に表示された被写体像を観察
するための接眼レンズ3と、イメージセンサ10にて撮
像された画像を記憶するとともに撮影レンズ5のレンズ
情報を記憶するメモリ回路22と、画像処理回路24に
て画像処理された画像をカメラ外部(例えばパソコン
等)に出力するためのインターフェース回路23と、カ
メラ全体を制御するCPU20(本願請求項に記載の制
御手段)と、撮像された画像をメモリ回路22に記憶さ
せるために操作される操作スイッチSW2と、撮影レン
ズ5を光軸方向に進退させる撮影レンズ駆動機構26
と、絞り装置60を駆動する絞り駆動機構27とが設け
られている。
【0059】図8では、撮影レンズ5として便宜上2枚
の撮影レンズ5a、5bで示しているが実際は多数枚の
撮影レンズで構成されており、これらの撮影レンズはそ
れぞれ、CPU20から送られてくる変倍情報や焦点調
節情報を受けた撮影レンズ駆動機構26が駆動すること
により光軸方向に進退してズーミングやフォーカシング
を行う。
【0060】イメージセンサ10の構造は第1実施形態
と同様であり、イメージセンサ10の各画素に形成され
ているマイクロレンズは、撮影レンズ5の瞳近傍に配置
された複数の開口を形成する絞り装置60とイメージセ
ンサ10の受光部とが共役となるように設計されてい
る。また、イメージセンサ10の1画素には1つのマイ
クロレンズ及びカラーフィルタに対して2つの受光部が
形成されていて、各受光部は撮影レンズ5の瞳の異なる
領域を通過する光束を受光するようになっている。さら
に、イメージセンサ10の面内には複数の焦点検出領域
が設定されている。この焦点検出領域は、選択されるこ
とによりこの焦点検出領域にて焦点調節状態の検出動作
が行われる領域である。
【0061】本実施形態におけるカメラ本体1の焦点調
節状態の検出方法は、第1実施形態における焦点調節状
態の検出方法と同様である。つまり、カメラ本体1にお
いて焦点調節状態の検出を行う場合、イメージセンサ制
御回路21は、イメージセンサ10の各受光部からの出
力信号を個別にA/D変換する。A/D変換された各信
号はCPU20に出力され、CPU20で相関演算を行
い撮影レンズ5の焦点調節状態を検出する。
【0062】次に、図9に示すフローチャートを用いて
カメラ動作を説明する。
【0063】撮影者操作によりカメラ本体1のメインス
イッチ(不図示)をオンにすると(♯301)、まずカ
メラの焦点調節状態の検出動作が行われる。
【0064】CPU20は、最初にイメージセンサ10
の面内に設定された複数の焦点検出領域のうち撮影者に
より選択された焦点検出領域の確認を行う(♯30
2)。ここで、撮影者が焦点検出領域を選択する方法は
いくつかあるが、なかでも接眼レンズ3から撮影画面を
観察している撮影者の視線情報に基づいて焦点検出領域
を選択する方法が有効である。なお、撮影者の視線情報
に基づいて焦点検出領域を選択する方法としては、眼球
(瞳孔)に検出光を投光して、この反射光に基づいて眼
球の回転角を検出して注視方向(視線)を演算する方法
がある。このような方法は公知の技術であり、特開平1
−241511号公報等に開示されている。
【0065】次に、CPU20は、確認された焦点検出
領域とメモリ回路22に記憶された撮影レンズ5のレン
ズ情報(開放F値等)とに基づいて、光束が撮影レンズ
5a、5bによりケラレないように絞り装置60で形成
される開口部の大きさ及び位置を決定する。絞り装置6
0の開口部の大きさ及び位置が決定すると、CPU20
は絞り駆動機構27に絞り駆動信号を送る。この駆動信
号を受けた絞り駆動機構27は、モータ(不図示)を正
転させることにより絞り装置60に設けられた後述する
絞り羽根64(本願請求項に記載の第2の遮光部材)及
び遮光羽根62(本願請求項に記載の第1の遮光部材)
を撮影光路内に進入させる(♯303)。これにより、
絞り装置60において先に決定された大きさの開口部が
形成される。
【0066】ここで、図10に絞り装置60の分解斜視
図を示す。
【0067】絞り装置40は、カメラ本体1に固定され
る地板63を挟んで、一方に2枚の羽根62aからなる
遮光羽根62とこの遮光羽根62を駆動する第1の連結
リング61とが配置され、他方に6枚の羽根64aから
なる絞り羽根64とこの絞り羽根64を駆動する第2の
連結リング65とが配置されている。なお、第1の連結
リング61、地板63および第2の連結リング65の中
央部に形成された穴部は、撮影光束が通過する部分とな
る。
【0068】第1の連結リング61にはカム溝61dが
形成されており、このカム溝61dには羽根62aの表
面(第1の連結リング61側)に形成された1つのピン
62bが係合する。また、羽根62aの裏面(第1の連
結リング61とは反対側)には2つのピン62cが形成
されており、これらのピン62cはそれぞれ地板63に
形成された2つの穴部63dに係合する。さらに、第1
の連結リング61にはピン61bが形成されている。こ
のピン61bは絞り駆動機構27と連結しており、モー
タ(不図示)の駆動力を受けることにより第1の連結リ
ング61を光軸回りに回転させる。第1の連結リング6
1が光軸回りに回転すると、羽根62aのピン62bが
第1の連結リング61のカム溝61dに案内されるとと
もに羽根62aのピン62cが地板63の穴部63dに
案内されて、羽根62aが撮影光路内に進退する。
【0069】第2の連結リング65にはカム溝65dが
形成されており、このカム溝65dには羽根64aの裏
面(第2の連結リング65側)に形成されたピン64c
が係合する。また、羽根64aの表面(第2の連結リン
グ65とは反対側)にはピン64bが形成されており、
このピン64bは地板63に形成された穴部63eに嵌
合する。さらに、第2の連結リング65にはピン65b
が形成されている。このピン65bは絞り駆動機構27
と連結しており、モータ(不図示)の駆動力を受けるこ
とにより第2の連結リング65を光軸回りに回転させ
る。第2の連結リング65が光軸回りに回転すると、羽
根64aのピン64cが第2の連結リング65のカム溝
65dに案内される。このとき、羽根64aのピン64
bは地板63の穴部63eに嵌合しているため、羽根6
4aのピン64cが第2の連結リング65のカム溝65
dに案内されることで、羽根64aはピン64bを軸に
回転して撮影光路内に進退する。ここで、第1の連結リ
ング61および第2の連結リング65はそれぞれ絞り駆
動機構27により個別に駆動する。
【0070】図11は絞り装置60の動作状態を示した
図である。
【0071】絞り駆動機構27によって第1の連結リン
グ61及び第2の連結リング65が図10中左回りに回
転しきった状態(羽根62aのピン62bが第1の連結
リング61のカム溝61dの端部に当接しているととも
に、羽根64aのピン64cが第2の連結リング65の
カム溝65dの端部に当接している状態)を示したのが
図11(a)であり、遮光羽根62及び絞り羽根64は
撮影光路から退避した位置にある。このとき、絞り羽根
64により開口部66が形成される。ここで、絞り羽根
62及び遮光羽根64はそれぞれ、小型の羽根62a及
び羽根64aで構成されているため、絞り羽根62およ
び遮光羽根64が撮影光路から退避した位置にあるとき
でもカメラ本体1内のスペースを小さくすることができ
る。
【0072】一方、絞り駆動機構27によって第1の連
結リング61が、図10中左回りに回転しきった状態
(図11(a)に示す状態)から右回りに回転すると、
羽根62aのピン62bが第1の連結リング61のカム
溝61dに案内されるとともに羽根62aのピン62c
が地板63の穴部63dに案内されることにより、遮光
羽根62は撮影光路の外側から内側に徐々に進入して、
羽根62aの先端部が光束の中心を遮光する。ここで、
絞り装置60において光束を分割する場合、遮光羽根6
2は光束の中心を遮光しながら第1の連結リング61の
回転に伴って移動し、絞り羽根64は第2の連結リング
65の回転に伴って徐々に撮影光路内に進入する。
【0073】図11(b)は、絞り羽根64の撮影光路
内への進入が小さく、遮光羽根62が羽根62aの先端
で光束の中心を遮光している状態を示す。このとき、遮
光羽根62と絞り羽根64により形成される2つ開口部
66a、66bは同一形状であるとともに、この開口部
66a、66bの開口面積は大きい状態にある。この状
態は、選択された焦点検出領域が画面中心付近にあり、
撮影レンズ5の開放F値が小さい場合や撮影レンズ5に
よる光束のケラレが小さい場合に絞り装置60で設定さ
れる状態を示している。
【0074】この設定状態では、2つの開口部66a、
66bを通過するそれぞれの光束がケラレることなく対
称となるため、イメージセンサ10において精度の高い
焦点調節状態の検出を行うことができる。また、開口部
66a、66bの開口面積が大きい状態では、イメージ
センサ10の受光部から出力される焦点検出信号のS/
N比が向上するとともに、2つの開口部66a、66b
の重心間隔が広くなる(基線長が長くなる)ため瞳分割
方式による焦点調節状態の検出は精度の高いものとな
る。
【0075】図11(c)は、絞り羽根64の撮影光路
内への進入が小さく、遮光羽根62の羽根62aが撮影
光路内に進入して羽根62aの中央部で光束の中心を遮
光している状態を示す。このとき、遮光羽根62と絞り
羽根64により形成される2つ開口部66a、66bは
同一形状であるとともに、この開口部66a、66bの
開口面積は小さい状態にある。この状態は、選択された
焦点検出領域が画面周辺にあり、撮影レンズ5の開放F
値が大きい場合や撮影レンズ5による光束のケラレが小
さい場合に絞り装置60で設定される状態を示してい
る。これにより、2つの開口部66a、66bを通過す
る光束はバランスがとれたものとなり、精度の高い焦点
調節状態の検出を行うことができる。なお、開口部66
a、66bの開口面積が小さいとイメージセンサ10の
受光部から出力される焦点検出信号のS/N比は低下す
るが、2つの開口部66a、66bの重心間隔は広いた
め相対的には焦点調節状態の検出の精度は向上する。
【0076】本実施形態では、第1の連結リング61の
回転により遮光羽根62だけを移動させているが、第1
の連結リング61の回転により遮光羽根62を移動させ
るとともに、第2の連結リング65の回転により絞り羽
根64を移動させてもよい。例えば、選択された焦点検
出領域が画面中心付近であり撮影レンズ5の開放F値が
大きい場合や撮影レンズ5による光束のケラレが大きい
場合には、遮光羽根62を図11(b)に示す位置にと
どめた状態で絞り羽根64を撮影光路内へ進入させるこ
とにより、2つの開口部66a、66bの重心間隔が狭
く、開口部66a、66bの開口面積が小さい状態とす
ることもできる。
【0077】CPU20は、撮影者によって選択された
焦点検出領域に基づいて、光束が撮影レンズ5でけられ
ないような最大の大きさの開口部66a、66bが得ら
れるように絞り装置60を制御する。開口部66a、6
6bの大きさは、第1の連結リング61及び第2の連結
リング65の回転量を制御することにより制御される。
【0078】遮光羽根62及び絞り羽根64が撮影光路
内に進入して、開口部66が撮影レンズ5のレンズ情報
や選択された焦点検出領域に基づいて決定された大きさ
及び位置に設定されると(♯303)、CPU20はイ
メージセンサ制御回路21に焦点調節状態の検出を行わ
せるための撮像開始信号を送り、イメージセンサ10に
おいて絞り装置60で分割された光束の撮像を行わせる
(♯304)。
【0079】イメージセンサ10に設けられた2つの受
光部から出力された焦点検出信号はそれぞれ、イメージ
センサ制御回路21でA/D変換された後CPU20に
て相関演算が行われ、この演算結果に基づいて撮影レン
ズ5のデフォーカス量が算出される(♯305)。
【0080】撮影レンズ5のデフォーカス量が算出され
ると(♯305)、CPU20は絞り駆動機構27に絞
り駆動信号を送る。この駆動信号を受けた絞り駆動機構
27はモータ(不図示)を逆転させることにより、絞り
装置60の遮光羽根62及び絞り羽根64を撮影光路か
ら退避させる(♯306)。このように遮光羽根62お
よび絞り羽根64が撮影光路から退避して、絞り装置6
0が撮像可能な状態(図11(a)に示す状態)になる
と、撮影レンズ5の焦点調節が行われる。
【0081】焦点調節を行う際、CPU20はレンズ駆
動機構26にレンズ駆動信号を送る。この駆動信号を受
けたレンズ駆動機構26は、先に算出されたデフォーカ
ス量に対応した量だけ撮影レンズ5を光軸方向に進退さ
せてピントを合わせる(♯307)。
【0082】撮影レンズ5をピントが合う位置まで移動
させて焦点調節が終了すると(♯307)、CPU20
はイメージセンサ制御回路21に撮像信号を送ってイメ
ージセンサ10にて撮像を行わせる(♯308)。
【0083】このとき、CPU20は、被写体の明るさ
に応じて絞り装置60を駆動させることにより絞り口径
の大きさを設定する。つまり、絞り装置60において第
2の連結リング65を光軸回りに回転させることによ
り、絞り羽根64を撮影光路内に進入させて光束の一部
を遮光する。このように、第2の連結リング65の回転
量に応じて絞り口径の大きさが決定するため、CPU2
0はイメージセンサ10に到達する光量が所定量になる
ように第2の連結リング65の回転量を制御する。
【0084】イメージセンサ10の2つの受光部で発生
した電荷は画素内部で加算された後イメージセンサ制御
回路21に出力される。イメージセンサ10にて撮像さ
れた画像信号は、イメージセンサ制御回路21にてA/
D変換された後に画像処理回路24に出力され、この画
像処理回路24にて画像処理が行われる。画像処理が行
われた画像信号はCPU20を介して液晶表示素子駆動
回路25に送られ、この液晶表示素子駆動回路25の駆
動により撮像画像(被写体像)が液晶表示素子9に表示
される(♯309)。これにより、撮影者は接眼レンズ
3を通して液晶表示素子9に表示された被写体像を観察
することができる。
【0085】さらにCPU20は、撮像画像を記録する
ために操作される操作スイッチSW2のオン/オフ状態
を判別する(♯310)。この判別により操作スイッチ
SW2がオフ状態にある場合には(♯310)、CPU
20は引き続きカメラ本体1のメインスイッチのオン/
オフ状態を判別する(♯301)。
【0086】一方、撮影者が被写体を撮影しようとして
操作スイッチSW2をオンの状態にすると(♯31
0)、CPU20はメージセンサ制御回路21に撮像信
号を送ってイメージセンサ10にて本撮像を行う(♯3
11)。イメージセンサ10にて本撮像された画像信号
はイメージセンサ制御回路21にてA/D変換された後
に画像処理回路24に出力され、この画像処理回路24
にて画像処理が行われる。画像処理が行われた画像信号
はCPU20を介して液晶表示素子駆動回路25に送ら
れ、この液晶表示素子駆動回路25の駆動により本撮像
画像(被写体像)が液晶表示素子9に表示される(♯3
12)。同時に、本撮像された画像信号はメモリ回路2
2に記憶される(♯313)。メモリ回路22に記憶さ
れた画像信号は、インターフェース回路23を介してカ
メラ外部(例えば、パソコン等)に出力することができ
る。
【0087】本撮像動作が終了して、撮影者操作により
メインスイッチをオフにすると(♯301)、カメラの
電源が落ちて待機状態となる(♯314)。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、撮影光路に対して進退
可能な複数の遮光部材を有し、これら遮光部材を撮影光
路内で組み合わせて光束を分割するための複数の開口部
を形成するとともに、前記複数の遮光部材を移動させる
ことにより前記開口部の大きさを可変とした光束分割機
構を有しているため、開口部の大きさを変えて撮影光束
の光量を調節することにより、分割された光束を用いた
焦点調節状態の検出を精度良く行うことができる。
【0089】また、偏光板を用いずに光束を分割するた
めの開口部を形成しているため、光透過量低減による焦
点調節状態の検出精度の低下を防止することができる。
さらに、複数の遮光部材を用いているため、これらの遮
光部材が撮影光路から退避しても、円盤形状の大きな絞
りマスクを用いた場合に比べて光学機器(コンバータ
等)が大型になるのを防止することができる。
【0090】また、光束分割機構において複数の遮光部
材を移動させることにより開口部の位置を可変とするこ
とにより、開口部が所定の位置に固定されることはな
く、例えば開口部が特定の位置にあるときに撮影レンズ
等により光束がケラレる場合においても開口部の位置を
ケラレが生じない位置に変えることで、開口部を通過す
る光束のバランスを調節して焦点調節状態の検出精度が
低下するのを防止することができる。
【0091】ここで、撮影レンズの装着が可能な光学機
器に、撮影レンズの開放F値情報を取得し、この取得し
た開放F値情報に応じて複数の遮光部材を移動させるこ
とにより開口部の大きさ及び位置を変える制御手段を設
ければ、光学機器に装着される撮影レンズの開放F値情
報に応じて開口部の大きさを適宜変えることができ、光
量を調節して焦点調節状態の検出を精度良く行うことが
できる。
【0092】また、制御手段により、撮影画面内に設定
された複数の焦点検出領域のうち選択された焦点検出領
域に関する情報を取得し、この取得した焦点検出領域に
関する情報に応じて前記複数の遮光部材を移動させて前
記開口部の大きさ及び位置のうち少なくとも一方を可変
とするように制御することにより、複数の焦点検出領域
のうち選択された焦点検出領域に合わせて適宜開口部の
大きさや位置を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラシステムの構成図。
【図2】焦点検出光学系説明図。
【図3】カメラ動作フローチャート。
【図4】焦点検出動作フローチャート。
【図5】焦点検出信号図。
【図6】絞り装置の分解斜視図。
【図7】絞り装置の動作状態説明図((a)〜
(b))。
【図8】デジタルカメラの内部構成図。
【図9】カメラ動作フローチャート。
【図10】絞り装置の分解斜視図。
【図11】絞り装置の動作状態説明図((a)〜
(b))。
【図12】従来のカメラの構成図
【符号の説明】
1・・・カメラ本体 3・・・接眼レンズ 4、40、60・・・絞り装置 5・・・撮影レンズ 50・・・交換レンズ 9・・・液晶表示素子 10・・・イメージセンサ 20、33、52・・・CPU 21・・・イメージセンサ制御回路 22、35、53・・・メモリ回路 23・・・インターフェース回路 24・・・画像処理回路 25・・・液晶表示素子駆動回路 26、54・・・撮影レンズ駆動機構 27、34・・・絞り駆動機構 29、39・・・電気接点 30・・・コンバータ 31・・・リレーレンズ 32・・・バッテリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光路に対して進退可能な複数の遮光
    部材を有し、これら遮光部材を撮影光路内で組み合わせ
    て光束を分割するための複数の開口部を形成するととも
    に、前記複数の遮光部材を移動させることにより前記開
    口部の大きさを可変とした光束分割機構を有することを
    特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 前記光束分割機構が、前記複数の遮光部
    材を移動させることにより前記開口部の位置を可変とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 【請求項3】 前記光束分割機構は、分割した光束を用
    いて撮影光学系の焦点調節状態を検出させることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 【請求項4】 撮影レンズの着脱が可能な光学機器であ
    って、 前記撮影レンズの開放F値情報を取得し、この取得した
    開放F値情報に応じて前記複数の遮光部材を移動させる
    ことにより前記開口部の大きさを可変とする制御手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、撮影画面内に設定され
    た複数の焦点検出領域のうち選択された焦点検出領域に
    関する情報を取得し、この取得した焦点検出領域に関す
    る情報に応じて前記複数の遮光部材を移動させることに
    より前記開口部の大きさ及び位置の少なくとも一方を可
    変とすることを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
  6. 【請求項6】 前記複数の遮光部材が、前記光束の中心
    領域での遮光範囲を変化させる第1の遮光部材と、前記
    光束の周辺領域での遮光範囲を変化させる第2の遮光部
    材とで構成されていることを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載の光学機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7873267B2 (en) 2007-03-28 2011-01-18 Nikon Corporation Focus detection device, focusing state detection method and imaging apparatus
JP2013083772A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Nikon Corp カメラ

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