JP2002250463A - 方向制御弁、及び方向制御弁用の流体圧操作部 - Google Patents

方向制御弁、及び方向制御弁用の流体圧操作部

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JP2002250463A
JP2002250463A JP2001046804A JP2001046804A JP2002250463A JP 2002250463 A JP2002250463 A JP 2002250463A JP 2001046804 A JP2001046804 A JP 2001046804A JP 2001046804 A JP2001046804 A JP 2001046804A JP 2002250463 A JP2002250463 A JP 2002250463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵物を露出させずに、電磁弁又は流体圧操
作弁に容易に変更できる方向制御弁を提供する。 【解決手段】 パイロット駆動2位置5ポート型の方向
制御弁2は、弁本体10の第1端部10aに手動操作装置付
ピストン室12が取り付けられている。手動操作装置付ピ
ストン室12には、第1端部10aと対向する面に第1ピス
トンを収容する第1ピストン室が形成され、第1端部10
aと反対側の面12aには、ねじを挿通する孔14が2個形
成された空気圧操作部13が取り付けられている。面12a
には孔14と対向する位置にねじ孔15が形成され、接続口
17a〜17cが形成されている。空気圧操作部13には接続
口17a〜17cと対向する位置にガスケット溝18が形成さ
れ、ガスケット19が嵌合されている。ソレノイド部を内
蔵したコイル組立20は手動操作装置付ピストン室12に着
脱可能で、空気圧操作部13と同一形状の孔14とガスケッ
ト溝18が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は方向制御弁、及び方
向制御弁用の流体圧操作部に係り、詳しくは、主に空気
圧シリンダを駆動するためのパイロット式方向制御弁を
電磁弁又は空気圧操作弁に変更する際に好適な方向制御
弁、及び方向制御弁用の流体圧操作部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気圧シリンダを駆動するパイロ
ット式方向制御弁として、電磁弁や空気圧操作式の空気
圧操作弁が使用されている。爆発性の雰囲気内では、防
爆性を向上させるため、パイロット部を電気を使用しな
いものに取り替えていた。
【0003】図15に示すように、従来の方向制御弁1
51には、スプール152を収容する弁本体153の一
端にパイロット部としてのパイロット圧流体供給部15
4が取り付けられている。パイロット圧流体供給部15
4にはスプール152の一端に取り付けられたピストン
155を収容するピストン室156が形成され、該ピス
トン室156はパイロット圧流体供給口157に連通さ
れている。該パイロット圧流体供給口157には、パイ
ロット圧流体を制御するための図示しない電磁弁が接続
されている。この図示しない電磁弁は爆発性雰囲気外に
設置されており、該電磁弁が操作されることによりパイ
ロット圧流体が制御され、スプール152が作動され
る。
【0004】又、方向制御弁151を電磁弁にする場合
には、パイロット圧流体供給部154が取り外され、図
示しないソレノイド式のパイロット部が取り付けられ
る。パイロット圧流体供給部154とソレノイド式のパ
イロット部とを交換することにより、方向制御弁151
は空気圧操作弁又は電磁弁として使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、方向制御弁
151では、パイロット圧流体供給部154の交換の際
に、内蔵物(摺動部)であるスプール152の一端部や
ピストン155が外部に露出するため、異物が侵入し、
方向制御弁151の寿命が低下するという問題がある。
又、ライン立ち上げ調整等、手動操作をしたい時は、パ
イロット圧流体供給部154を操作する図示しない電磁
弁の手動操作装置を操作する必要があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、方向制御弁の内蔵物
を露出させずに、方向制御弁を電磁弁又は流体圧操作弁
に容易に変更できる方向制御弁、及び方向制御弁用の流
体圧操作部を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、方向制御弁にパイロッ
ト圧流体を供給するパイロット圧流体供給口を備えた方
向制御弁用の流体圧操作部であって、前記方向制御弁の
端部に設けられ弁体を作動させるピストンを収容する収
容室を前記方向制御弁の弁本体と対向する側に備えた接
続体の前記収容室の反対側に、パイロット圧流体の供給
を制御する電磁弁を備えたコイル組立と交換可能に取り
付けられる取り付け部を備え、該取り付け部の前記接続
体とのシール構造を前記コイル組立の取り付け部のシー
ル構造と同一にしたことを要旨とする。
【0008】この発明によれば、ピストンが接続体の収
容室に収容されているため、弁体とピストンとが外部に
露出することなく、流体圧操作部とコイル組立とが交換
されて同一のシール構造によりシールされて接続体に取
り付けられる。従って、流体圧操作部とコイル組立との
交換の際に方向制御弁内に外部の異物が侵入することが
防止され、方向制御弁の耐久性(寿命)の低下を防止で
きる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記流体圧操作部にはパイロット圧流
体供給口が二カ所に設けられたパイロット圧流体の流路
が設けられ、第1のパイロット圧流体供給口は前記流体
圧操作部が前記方向制御弁に取り付けられた状態におい
て、該方向制御弁の長手方向に延びるように形成され、
第2のパイロット圧流体供給口はその開口端が該方向制
御弁の取り付けベースへの取り付け面とほぼ同一平面上
に位置するように形成され、両パイロット圧流体供給口
の一方を選択的に使用可能に形成されていることを要旨
とする。
【0010】この発明によれば、第1又は第2のパイロ
ット圧流体供給口が選択されて、パイロット圧流体を供
給するための配管が行われる。従って、流体圧操作部の
構成を変更せずに配管を変更できる。第2のパイロット
圧流体供給口を使用する場合は、第2のパイロット圧流
体供給口を直接取り付けベースに接続可能となり、パイ
プ等の交換の手間を省略できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、方向制御弁の弁
本体の端部に設けられ、弁体のピストンが収容される収
容室を前記弁本体と対向する側に備えた接続体が少なく
とも前記弁本体の一端に装備され、前記接続体の前記収
容室と反対側に、パイロット圧流体供給口を備えた方向
制御弁用の流体圧操作部と、パイロット圧流体の供給を
制御する電磁弁を備えたコイル組立とを交換可能に取り
付ける取り付け部を設けたことを要旨とする。
【0012】この発明によれば、ピストンが接続体の収
容室に収容されているため、弁体とピストンとが外部に
露出することなく、流体圧操作部とコイル組立とが交換
されて接続体に取り付けられることにより、方向制御弁
が電磁弁又は流体圧操作弁に変更される。従って、コイ
ル組立と流体圧操作部との交換の際に方向制御弁内に外
部の異物が侵入することが防止され、方向制御弁の寿命
の低下を防止できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記接続体には、手動操作により前記
弁体の移動を可能にするため、前記パイロット圧流体の
前記収容室への供給経路を切り換える手動操作弁が内蔵
されていることを要旨とする。
【0014】この発明によれば、手動操作時には手動操
作弁が操作されることによりパイロット圧流体が制御さ
れる。従って、ライン立上げ調整等、手動操作をしたい
時に、従来のようにパイロット圧流体供給部を操作する
電磁弁の手動操作装置を使う必要がなくなり、流体圧操
作部を取り付けた状態で直接手動操作される。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した第1の実施形態を図1〜図7に従って説明
する。
【0016】図1に示すように、方向制御弁2は、本実
施形態ではパイロット駆動2位置5ポート単動型であっ
て、弁本体10の第1端部10aには接続体としての手
動操作装置付ピストン室12が取り付けられている。以
下、弁本体10に手動操作装置付ピストン室12を一つ
取り付けた方向制御弁2をシングル型の方向制御弁と称
する。手動操作装置付ピストン室12には、第1端部1
0aと反対側の面12aに方向制御弁用の流体圧操作部
としての空気圧操作部13が取り付けられている。空気
圧操作部13は、手動操作装置付ピストン室12に対し
て着脱可能に形成されている。弁本体10の第2端部1
0bにはエンドピース10cが取り付けられている。な
お、空気圧操作部13が取り付けられた方向制御弁2は
流体圧操作弁(この場合、空気圧操作弁)として使用さ
れる。
【0017】空気圧操作部13には、ねじを挿通するた
めの孔14が複数個(この実施形態では2個)形成され
ている。そして、手動操作装置付ピストン室12の面1
2aには、孔14と対向する位置にそれぞれねじ孔15
が形成されている。2個のねじ16がそれぞれ孔14を
挿通し、ねじ孔15に螺着されることにより、空気圧操
作部13は手動操作装置付ピストン室12に固定される
ようになっている。
【0018】面12aには、接続口17a〜17cが下
から上に順に並ぶように3個形成されている。上下の接
続口17a,17cは中央の接続口17bよりも断面積
が大きくなるように形成されている。面12aと対向す
る空気圧操作部13の面13aには、接続口17a〜1
7cと対向する位置に、接続口17a〜17cの周囲を
囲むようにガスケット溝18が形成されている。ガスケ
ット溝18は3個の溝が一体になるように形成されてい
る。ガスケット溝18には、手動操作装置付ピストン室
12と空気圧操作部13の間を密閉してエア漏れを防止
するために、ガスケット19が嵌合されている。ガスケ
ット19は、3個のリングが連結した形状に形成されて
いる。
【0019】電磁弁としてのソレノイド部を内蔵したコ
イル組立20は、手動操作装置付ピストン室12に対し
て着脱可能に形成されている。面12aと対向するコイ
ル組立20の面20aには、孔14とガスケット溝18
とが空気圧操作部13に設けられたものと同一形状にな
るように形成されている。コイル組立20の手動操作装
置付ピストン室12への取り付けは、空気圧操作部13
の場合と同様に、ガスケット19がガスケット溝18に
嵌合された状態で、ねじ16が孔14に挿通され、ねじ
孔15に螺着されることにより行われる。なお、コイル
組立20が取り付けられた方向制御弁2は、シングルソ
レノイド式の電磁弁として使用される。
【0020】図2は、コイル組立20が取り付けられた
シングルソレノイド式の電磁弁としての方向制御弁2を
示す。図2に示すように、弁本体10の内部にはスプー
ル室31が形成されている。該スプール室31には弁体
としてのスプール32が収容されている。スプール室3
1の下側には、第1端部10a側から第2端部10b側
へ順に、第1排気ポート33,第1出力ポート34,給
気ポート35,第2出力ポート36,第2排気ポート3
7がそれぞれ形成されている。給気ポート35は後述す
る給気流路に連通され、外部の図示しない圧力源から高
圧力のパイロット圧流体としての作動エアを導入する。
第1,第2排気ポート33,37はそれぞれ後述する第
1,第2排気流路に連通されるとともに外気に開放され
ている。第1,第2出力ポート34,36はそれぞれ後
述する第1,第2出力流路に連通されている。スプール
室31の上側には、第1,第2出力ポート34,36と
それぞれ対向する位置に、第3,第4出力ポート38,
39が形成されている。弁本体10の上側には、第3,
第4出力ポート38,39を封止するように、蓋体10
dが取り付けられている。
【0021】図3に示すように、手動操作装置付ピスト
ン室12にはスプール室31に隣接する第1ピストン室
40が設けられ、該第1ピストン室40にはスプール3
2の第1端部32aに嵌合する第1ピストン41が収容
されている。第1ピストン室40内には、第1ピストン
41にて該第1ピストン41のスプール32と反対側
(図3における左側)に第1圧力室42が区画されてい
る。同じくスプール32側(図3における右側)には呼
吸室44が区画されている。
【0022】又、図2に示すように、エンドピース10
cにはスプール室31に隣接する第2ピストン室46が
設けられ、該第2ピストン室46にはスプール32の第
2端部32bに嵌合する第2ピストン47が収容されて
いる。第2ピストン47は第1ピストン41より小径に
形成され、スプリング48によりスプール32側に付勢
されている。第2ピストン室46内には、第2ピストン
47にて該第2ピストン47のスプール32と反対側に
第2圧力室49が区画されている。
【0023】図3に示すように、手動操作装置付ピスト
ン室12の下面にはパイロット排気口51が形成されて
いる。パイロット排気口51は流路51aを介して接続
口17cに連通されている。パイロット排気口51は図
示しない排出流路に接続されて大気に開放される。又、
手動操作装置付ピストン室12の下面にはパイロット供
給口52が形成されている。パイロット供給口52は流
路52aを介して接続口17aに連通されている。パイ
ロット供給口52は図示しないエア供給源に連通され
る。
【0024】第1圧力室42は流路42aを介して手動
操作装置付ピストン室12に形成された手動スプール室
53に連通されている。手動スプール室53と連通する
流路54は図示しない流路を介してエア供給源に連通さ
れ、常時加圧されている。手動スプール室53は上下方
向に延びるように形成されている。
【0025】手動スプール室53内には手動操作弁とし
ての手動スプール55が収容されている。手動スプール
55には2箇所にOリングが取り付けられ、手動スプー
ル室53は手動スプール55により下側圧力室53aと
上側圧力室53bとに区画されている。手動スプール5
5の下方にはスプリング56が設置され、スプリング5
6の付勢力により手動スプール55は上方に付勢されて
いる。手動スプール55の上部には、把持部57(図2
に図示)が配設されている。手動スプール55が上方に
位置した場合に、流路42aが下側圧力室53aと連通
する。そして、把持部57が下方に押し込まれ、手動ス
プール55が下方に位置した場合に、両流路42a,5
4が上側圧力室53bを介して連通するように、流路4
2aと流路54とは所定の位置に形成されている。
【0026】把持部57が下方に押し込まれた状態で回
転され、把持部57の上部が係合突部57a(図5に図
示)に係合されることにより、手動スプール55と把持
部57とは下方に移動したままロック可能になるように
構成されている。
【0027】把持部57の上方には、手動スプール55
と把持部57との誤動作を防止するためにスライド式の
カバー58(図2に図示)が形成されている。把持部5
7はカバー58により常には覆われている。カバー58
が図2に二点鎖線で示す位置59にスライドされて把持
部57の上部が露出されることにより、手動スプール5
5と把持部57とは手動操作可能になる。又、カバー5
8は開けられた状態から誤動作により簡単には閉じない
ようになっている。
【0028】図3に示すように、コイル組立20には、
接続口17a〜17cと対向する位置に、接続口17a
〜17cとそれぞれ接続する接続口61a〜61cが形
成されている。接続口61a〜61cはガスケット溝1
8により周囲を囲まれている。接続口61aは流路62
a,62bを順に介して弁体収容室63に連通されてい
る。流路62aは手動操作装置付ピストン室12の横方
向に延びるように形成され、流路62bは手動操作装置
付ピストン室12の上下方向に延びるように形成されて
いる。接続口61b,61cはそれぞれ流路62c,6
2dを介して弁体収容室63に連通されている。
【0029】コイル組立20のソレノイド部20bには
可動鉄心65が収容されている。可動鉄心65の下端に
は、スリット(図示せず)を有する筒状の支持部65a
を介して弁体66が取り付けられている。ソレノイド部
20bが非励磁の場合に、可動鉄心65が図3に示す位
置に配置されて、弁体66により流路62bと弁体収容
室63間の連通が遮断される。この場合、流路62c,
62d間は弁体収容室63を介して連通されている。
【0030】ソレノイド部20bが励磁された場合に、
可動鉄心65が図3に示す位置から上方に動作して、弁
体66により流路62dと弁体収容室63間の連通が遮
断される。この場合、流路62b,62c間は弁体収容
室63を介して連通されている。
【0031】図4は、手動操作装置付ピストン室12に
空気圧操作部13を取り付けた場合の断面図を示す。図
4に示すように、空気圧操作部13には、接続口17b
と対向する位置に、接続口71aが形成されている。孔
14と接続口61a〜61c,71aとは取り付け部を
構成する。接続口17cと対向する位置には凹部71b
が形成されている。空気圧操作部13が手動操作装置付
ピストン室12と対向する面13aと反対側の面13b
には、大径の第1のパイロット圧流体供給口としての接
続口72が形成されている。接続口72は方向制御弁2
の長手方向に延びるように形成され、所定深さまで周面
部にねじ部73が形成されている。なお、接続口17a
は面13aと対向して封止され、接続口17cは凹部7
1bを構成する面と対向して封止される。
【0032】空気圧操作部13の下部には、下方に延び
る突部75が形成されている。突部75は、その先端
が、方向制御弁2の後述する取り付けベースへの取り付
け面としての弁本体10の下面10eと略同一平面上に
位置するように形成されている。突部75の下端の面に
は第2のパイロット圧流体供給口としての接続口76が
形成されている。各接続口71a,72,76は、空気
圧操作部13内に形成された流路77,78を介して互
いに連通されている。
【0033】次に、前記のように構成された方向制御弁
2の作用を説明する。先ず、手動操作装置付ピストン室
12にコイル組立20が取り付けられた場合の電磁弁と
しての方向制御弁2の作用を説明する。
【0034】先ず、コイル組立20のソレノイド部20
bが非励磁の場合は、可動鉄心65は作動されず、弁体
66により流路62bと弁体収容室63間の連通が遮断
され、流路62c,62d間は弁体収容室63を介して
開放された状態となる。この状態では、第1圧力室42
内の作動エアは流路42a,下側圧力室53a,接続口
17b,61b,流路62c,弁体収容室63,流路6
2d,接続口61c,17cを順に通過してパイロット
排気口51より排気されるため、スプール32はスプリ
ング48の付勢力により、図2に示すように、第1端部
10a側に配置される。従って、第2出力ポート36が
給気ポート35に連通されるとともに、第1出力ポート
34が第1排気ポート33に連通される。
【0035】次に、ソレノイド部20bが励磁される
と、可動鉄心65が動作して、弁体66により流路62
dと弁体収容室63間の連通が遮断され、流路62b,
62c間は弁体収容室63を介して開放された状態とな
る。この状態では、パイロット供給口52から供給され
る高圧力の作動エアが、接続口17a,61a,流路6
2a,62b,弁体収容室63,流路62c,接続口6
1b,17b,下側圧力室53a,流路42aを順に通
過して第1圧力室42に導入されるため、スプール32
は第2端部10b側に移動される。従って、第1出力ポ
ート34が給気ポート35に連通されるとともに、第2
出力ポート36が第2排気ポート37に連通される。
【0036】次に、空気圧操作弁としての方向制御弁2
の作用を説明する。作動エアの供給口として、接続口7
2,76の一方が使用され、他方は封止される。例え
ば、作動エアの供給口として接続口72が使用される場
合は、接続口76には鋼球が打ち込まれるか、溶着され
ることにより封止される。又、作動エアの供給口として
接続口76が使用される場合は、接続口72にはプラグ
が螺合される。
【0037】図4に示すように、手動スプール55が下
方に押し込まれずに上方に位置する場合、流路42aが
下側圧力室53aと連通される。この状態では、接続口
72,76の一方から導入される作動エアは流路77,
78,接続口71a,17b,下側圧力室53a,流路
42aを順に通過して第1圧力室42に導入されるた
め、スプール32は第2端部10b側に移動される。従
って、第1出力ポート34が給気ポート35に連通され
るとともに、第2出力ポート36が第2排気ポート37
に連通される。
【0038】又、手動スプール55が上方に位置する場
合に、接続口72,76への作動エアの供給が停止され
ると、第1圧力室42内の作動エアは上記の通路を逆に
通過して排出されるため、スプール32はスプリング4
8の付勢力により第1端部10a側に配置される。従っ
て、第2出力ポート36が給気ポート35に連通される
とともに、第1出力ポート34が第1排気ポート33に
連通される。
【0039】又、図5に示すように、手動スプール55
が下方に押し込まれた場合、流路42a,54が上側圧
力室53bを介して連通される。この状態では、第1圧
力室42内は流路54,42aを順に通過して給気され
るため、スプール32は第2端部10b側に移動され
る。
【0040】又、空気圧操作部13とコイル組立20と
の付け替えの際には、共通のねじ16とガスケット19
が使用されて空気圧操作部13とコイル組立20とが手
動操作装置付ピストン室12に着脱される。
【0041】次に、空気圧操作弁としての方向制御弁2
を取り付けベースとしてのマニホールドベースに取り付
けた場合の配管の仕様について説明する。図6は、空気
圧操作部13を取り付けた空気圧操作弁としての方向制
御弁2をマニホールドベース80に取り付けた場合の断
面図を示す。
【0042】図6に示すように、マニホールドベース8
0の上面80aには、方向制御弁2の下面が相対向する
ように設置される。上面80aには、各ポート33〜3
7と対向する位置に、各流路81〜85の接続口がそれ
ぞれ形成されている。即ち、第1,第2排気流路81,
85はそれぞれ第1,第2排気ポート33,37に連通
されている。第1,第2出力流路82,84はそれぞれ
第1,第2出力ポート34,36に連通されている。給
気流路83は給気ポート35に連通されている。第1,
第2排気流路81,85及び給気流路83は、マニホー
ルドベース80の上面から側面80bに連通するように
形成されている。第1,第2出力流路82,84は、マ
ニホールドベース80の上面80aから下面80cまで
連通するように形成されている。
【0043】図7(a)は、方向制御弁2を設置したマ
ニホールドベース80の正面図を示し、図7(b)はそ
の底面図を示す。図7(a)、(b)に示すように、第
1,第2排気流路81,85は側面80bに取り付けら
れた排気管81a,85aに連通されている。給気流路
83は、側面80bで給気パイプ86に連通されてい
る。給気パイプ86は下方に延びるように配管されてい
る。
【0044】第1,第2出力流路82,84は、下面8
0cで第1,第2出力パイプ87,88に連通されてい
る。第1,第2出力パイプ87,88は下方に延びるよ
うに配管されている。
【0045】図6に示すように、上面80aには、接続
口76と対向する位置に、パイロットエア供給流路91
の接続口92が形成されている。接続口92には、Oリ
ング93を収容する凹部が形成されている。接続口76
と接続口92とは、その凹部に収容されたOリング93
がエア漏れを防止するように接続されている。パイロッ
トエア供給流路91は、マニホールドベース80の上面
80aから下面80cまで連通するように形成されてい
る。なお、接続口72はプラグ94が螺着されることに
より封止されている。
【0046】図7(a)、(b)に示すように、パイロ
ットエア供給流路91は、下面80cでパイロットエア
供給パイプ95に連通されている。パイロットエア供給
パイプ95は下方に延びるように配管されている。
【0047】マニホールドベース80には、複数個の方
向制御弁2が取り付けられている。そして、各方向制御
弁2の取り付け位置に対して各流路81〜85,91が
それぞれ形成されている。各流路82,84,91には
それぞれ各パイプ87,88,95が下方に延びるよう
に配管されて、パイプ86とともに一方向(この場合、
下方向)にそろえて配管されている。
【0048】この実施形態によれば、以下のような効果
を有する。 (1)第1ピストン41が手動操作装置付ピストン室1
2の第1ピストン室40に収容されているため、スプー
ル32と第1ピストン41とが外部に露出することな
く、空気圧操作部13とコイル組立20とが交換され
る。従って、方向制御弁2内に外部の異物が侵入するこ
とが防止され、方向制御弁2の耐久性(寿命)の低下を
防止できる。
【0049】(2)空気圧操作部13とコイル組立20
とに同一のガスケット溝18が形成されているため、同
一のガスケット19により接続口17bと接続口71a
との接続部、又は接続口17a〜17cと接続口61a
〜61cとの接続部のシールを良好にできるため、空気
圧操作部13とコイル組立20との交換が容易になる。
【0050】(3)手動操作装置付ピストン室12に手
動スプール55が内蔵されており、手動スプール55を
手動操作することによりパイロット圧流体の制御が行え
る。従って、ライン立上げ調整等、手動操作をしたい時
に、従来のようにパイロット圧流体供給部を操作する電
磁弁の手動操作装置を使う必要がなくなり、空気圧操作
部13を取り付けた状態で直接手動操作される。
【0051】(4)接続口72,76の一方が選択され
て、作動エアを供給するための配管が行われるため、空
気圧操作部13自体の構成を変更せずに作動エア供給用
の配管の接続方向を変更できる。
【0052】(5)作動エアを供給するために接続口7
6を使用する場合は、接続口76を直接、パイロットエ
ア供給流路91を内蔵したマニホールドベース80に接
続可能となるため、パイプ等の交換の手間を省略でき
る。又、接続口72にパイプ等が接続されていないた
め、方向制御弁2の長手方向の省スペース化ができる。
【0053】(6)作動エアを供給するために接続口7
6を使用し、方向制御弁2をマニホールドベース80に
設置する場合は、各パイプ86,87,88,95を下
方に延びるように一方向にそろえて配管できる。
【0054】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
を図8及び図9に従って説明する。この実施形態は、各
出力パイプやパイロットエア供給パイプが配管される向
きが主に前記実施形態と異なっている。前記実施形態と
同様の部分については同一番号を付してその詳細な説明
を省略する。
【0055】図8に示すように、小型のマニホールドベ
ース101には、第1,第2排気流路81,85と給気
流路83が形成されている。しかし、第1,第2出力流
路82,84及びパイロットエア供給流路91が形成さ
れておらず、第1,第2出力ポート34,36はマニホ
ールドベース101により封止されている。そして、接
続口76には鋼球102が打ち込まれて封止されてい
る。なお、接続口76を封止するためには、鋼球102
を打ち込む代わりに、溶着により封止してもよい。
【0056】弁本体10には、蓋体10dに代えて、蓋
体10fが取り付けられている。蓋体10fには、第
3,第4出力ポート38,39と対向する位置に、第
3,第4出力ポート38,39と連通する第3,第4出
力流路104,105がそれぞれ形成されている。
【0057】図9(a)は、方向制御弁2を設置したマ
ニホールドベース101の平面図を示し、図9(b)は
その正面図を示す。図9(a)、(b)に示すように、
第3,第4出力流路104,105は、蓋体10fの上
面で第3,第4出力パイプ106,107に連通されて
いる。第3,第4出力パイプ106,107は上方に延
びるように配管されている。
【0058】接続口72には、パイロットエア供給パイ
プ108が接続されている。パイロットエア供給パイプ
108も上方に延びるように配管され、各パイプ10
6,107,108は上方に延びるように一方向(この
場合、上方向)にそろえて配管されている。なお、給気
パイプ109はマニホールドベース101の横方向に延
びるように配管されている。
【0059】この実施形態によれば、前記第1の実施形
態の(1)〜(4)の効果の他に次の効果を有する。 (7)作動エアを供給するために接続口72を使用し、
蓋体10dの代わりに蓋体10fを取り付け、方向制御
弁2をマニホールドベース101に設置する場合は、各
パイプ106,107,108を上方に延びるように一
方向にそろえて配管できる。
【0060】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
を図10に従って説明する。この実施形態は、スプール
32の両端に手動操作装置が取り付けられている点が主
に前記実施形態と異なっている。前記実施形態と同様の
部分については同一番号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0061】図10に示すように、方向制御弁120
は、弁本体10の第2端部10bに、エンドピース10
cの代わりに、手動操作装置付ピストン室12と同様の
手動操作装置付ピストン室121が取り付けられてい
る。以下、弁本体10の両端に手動操作装置付ピストン
室12,121を取り付けた方向制御弁120をダブル
型と称する。手動操作装置付ピストン室121には、コ
イル組立20と同様のコイル組立122が取り付けられ
ている。両コイル組立20,122が取り付けられた方
向制御弁120は、いわゆるダブルソレノイド型の電磁
弁として使用される。なお、手動操作装置付ピストン室
121には、コイル組立122の代わりに、空気圧操作
部13と同様の空気圧操作部が取り付け可能である。第
2ピストン124は第1ピストン41と同径に形成され
ている。
【0062】方向制御弁120がダブルソレノイド型の
電磁弁として使用される場合、コイル組立122のソレ
ノイド部122aが励磁され、コイル組立20のソレノ
イド部20bが非励磁の場合、第2圧力室49に作動エ
アが供給され、第1圧力室42内の作動エアが排気され
る。従って、スプール32は図10に示すように第1端
部10a側に配置され、第2出力ポート36が給気ポー
ト35に連通されるとともに、第1出力ポート34が第
1排気ポート33に連通される。
【0063】又、コイル組立122のソレノイド部12
2aが非励磁で、コイル組立20のソレノイド部20b
が励磁された場合、第2圧力室49内の作動エアが排気
され、第1圧力室42に作動エアが供給される。従っ
て、スプール32は第2端部10b側に配置され、第1
出力ポート34が給気ポート35に連通されるととも
に、第2出力ポート36が第2排気ポート37に連通さ
れる。
【0064】なお、後述するように、第1,第2の実施
形態と同様に、方向制御弁120を設置するマニホール
ドベースを取り替えたり、蓋体10dを蓋体10fに取
り替えたりすることにより、第1,第2出力パイプやパ
イロットエア供給パイプを下方又は上方に延びるように
一方向にそろえて配管できる。
【0065】この実施形態によれば、前記各実施形態の
(1)〜(7)の効果の他に次の効果を有する。 (8)弁本体10の第2端部10bにも手動操作装置付
ピストン室121を取り付けているため、いわゆるダブ
ル型の方向制御弁120も、各コイル組立20,122
と各空気圧操作部13とを容易に交換できる。
【0066】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
を図11及び図12に従って説明する。この実施形態
は、スプールが2個に分割されている点が主に前記第3
の実施形態と異なっている。前記実施形態と同様の部分
については同一番号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0067】図11に示すように、マニホールドベース
130の上には、両端に空気圧操作部13,132が取
り付けられた方向制御弁131が設置されている。両空
気圧操作部13,132の大径の第1のパイロット圧流
体供給口としての接続口72,133は、プラグ94,
134が螺着されることにより気密に封止されている。
マニホールドベース130には、各流路81〜85,9
1が形成されている。空気圧操作部132の下部には、
接続口76と同様に第2のパイロット圧流体供給口とし
ての接続口135が形成されている。この接続口135
と連通するように、マニホールドベース130には、パ
イロットエア供給流路91と同様のパイロットエア供給
流路136が形成されている。
【0068】図12(a)、(b)に示すように、パイ
ロットエア供給流路136には、下方に延びるパイロッ
トエア供給パイプ137が連結されている。パイロット
エア供給パイプ137は下方に延びるように配管されて
いるため、各パイプ86,87,88,95,137は
下方に延びるように一方向にそろえて配管されている。
【0069】図11に示すように、スプール室31に
は、スプール32が中央部で分割された形状の二つのス
プール138,139が収容されている。この方向制御
弁131は、2台分の3ポート弁が1台の方向制御弁の
中に収容された構成になっている、いわゆるデュアル3
ポート型の方向制御弁である。以下、方向制御弁131
をデュアル型の方向制御弁と称する。スプール138,
139はそれぞれ独立して個別に作動される。
【0070】この実施形態によれば、前記各実施形態の
(1)〜(7)の効果の他に次の効果を有する。 (9)弁本体10の第2端部10bにも手動操作装置付
ピストン室121を取り付けているため、いわゆるデュ
アル3ポート型の方向制御弁131も、各コイル組立2
0,122と各空気圧操作部13,132とを容易に交
換できる。
【0071】(10)方向制御弁131は、2台分の3
ポート弁が1台の方向制御弁の中に収容された構成のた
め、省スペース化できる。なお、実施形態は上記各実施
形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変
更してもよい。
【0072】・図13(a)、(b)に示すように、ダ
ブル型やデュアル型の方向制御弁120,131に空気
圧操作部13,132を取り付け、第2の実施形態で説
明したように、小型のマニホールドベース140に設置
して、蓋体10dを蓋体10fに取り替える。そして、
接続口133にパイロットエア供給パイプ141を接続
し、各パイプ106,107,108,141を上方に
延びるように一方向にそろえて配管してもよい。
【0073】・図14(a)に示すように、一つのマニ
ホールドベース143上に、シングル型、ダブル型、デ
ュアル型の方向制御弁2,120,131を複数個混ぜ
て取り付けてもよい。このマニホールドベース143で
は、第1,第2出力流路144,145はマニホールド
ベース143の側面に連通するように形成されており、
各出力パイプはマニホールドベース143の横方向に延
びるように配管される。
【0074】・図14(b)に示すように、取り付けベ
ースとしての単体ベース146にシングル型の方向制御
弁2を設置してもよい。又、他の単体ベースに、ダブル
型やデュアル型の方向制御弁120,131を設置して
もよい。
【0075】・空気圧操作部13,132を取り付けた
ダブル型の方向制御弁120も、マニホールドベース1
30に設置することにより、各パイプ86,87,8
8,95,137を下方に延びるように一方向にそろえ
て配管できる。
【0076】上記各実施形態から把握できる技術的思想
について、以下に追記する。 (1) 方向制御弁に供給するパイロット圧流体を制御
する電磁弁を備えたコイル組立であって、前記方向制御
弁の端部に設けられ弁体を作動させるピストンを収容す
る収容室を前記方向制御弁の弁本体と対向する側に備え
た接続体の前記収容室の反対側に、前記方向制御弁にパ
イロット圧流体を供給するパイロット圧流体供給口を備
えた方向制御弁用の流体圧操作部と交換可能に取り付け
られる取り付け部を備え、該取り付け部の前記接続体と
のシール構造を前記方向制御弁用の流体圧操作部の取り
付け部のシール構造と同一にしたことを特徴とする方向
制御弁用のコイル組立。
【0077】(2) 請求項1、請求項2及び前記技術
的思想(1)のいずれかに記載の発明において、前記接
続体は前記方向制御弁の少なくとも一端に装備されてい
る。 (3) 請求項1〜請求項4、前記技術的思想(1)及
び(2)のいずれかに記載の発明において、前記接続体
は前記方向制御弁の両端に装備されている。
【0078】(4) 前記技術的思想(3)に記載の発
明において、前記弁体は2個に分割され、該2個の弁体
は互いに独立して個別に作動可能に形成されている。 (5) 請求項1〜請求項4及び前記技術的思想(1)
〜(4)のいずれかに記載の発明において、前記方向制
御弁は、前記接続体に前記コイル組立が装備されてい
る。
【0079】(6) 請求項2に記載の発明において、
前記方向制御弁が取り付けられる取り付けベースには、
各出力パイプ及びパイロットエア供給パイプを下方にそ
ろえて配管可能な各出力流路及びパイロットエア供給流
路が前記取り付けベースの上下端を貫通するように形成
され、前記パイロットエア供給流路は前記第2のパイロ
ット圧流体供給口と対向する位置に接続可能に形成され
ている。
【0080】(7) 請求項2に記載の発明において、
前記弁本体には、出力パイプを上方にそろえて配管可能
な各出力流路が設けられた蓋体が備えられ、パイロット
エア供給流路が前記第1のパイロット圧流体供給口に接
続されて前記出力パイプとともに上方にそろえて配管さ
れている。
【0081】(8) 請求項1〜請求項4及び前記技術
的思想(1)〜(7)のいずれかに記載の発明におい
て、前記流体圧操作部及びコイル組立には、前記取り付
け部を構成する貫通孔が前記方向制御弁の長手方向に延
びるように形成され、前記流体圧操作部又はコイル組立
は、前記貫通孔にねじが挿通され、該ねじが前記接続体
に設けられるねじ孔に螺着されることにより前記接続体
に固定される。
【0082】(9) 請求項1に記載の発明において、
前記シール構造は、ガスケット溝及びガスケットにより
構成されている。 (10) 請求項2、前記技術的思想(6)及び(7)
のいずれかに記載の発明において、前記取り付けベース
は、マニホールドベース又は単体ベースである。
【0083】(11) 請求項1〜請求項4及び前記技
術的思想(1)〜(10)のいずれかに記載の発明にお
いて、前記コイル組立には、パイロット圧流体供給口が
設けられ、該パイロット圧流体供給口からのパイロット
圧流体の供給が前記電磁弁により制御可能に形成されて
いる。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
4に記載の発明によれば、方向制御弁の内蔵物を露出さ
せずに、方向制御弁を電磁弁又は流体圧操作弁に容易に
変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】方向制御弁の分解斜視図。
【図2】コイル組立を取り付けたシングルソレノイド式
の電磁弁の断面図。
【図3】手動操作装置付ピストン室とコイル組立の要部
拡大断面図。
【図4】空気圧操作部と手動操作装置付ピストン室の要
部拡大断面図。
【図5】手動操作弁を作動させた要部拡大断面図。
【図6】下側にそろえて配管したマニホールドベースと
方向制御弁の断面図。
【図7】(a)は同じく正面図、(b)は底面図。
【図8】第2の実施形態のマニホールドベースと方向制
御弁の断面図。
【図9】(a)は同じく平面図、(b)は正面図。
【図10】第3の実施形態のダブルソレノイド型の方向
制御弁の断面図。
【図11】第4の実施形態のデュアル3ポート型の方向
制御弁の断面図。
【図12】下側にそろえて配管したマニホールドベース
と方向制御弁を示し、(a)は正面図、(b)は底面
図。
【図13】上側にそろえて配管した別のマニホールドベ
ースと方向制御弁を示し、(a)は平面図、(b)は正
面図。
【図14】(a)は他のマニホールドベースに設置した
方向制御弁を示す斜視図、(b)は単体ベースに設置し
た方向制御弁を示す斜視図。
【図15】従来技術の方向制御弁の断面図。
【符号の説明】
2,120,131…方向制御弁、10…弁本体、10
a…第1端部、10b…第2端部、12,121…接続
体としての手動操作装置付ピストン室、13,132…
方向制御弁用の流体圧操作部としての空気圧操作部、1
4…取り付け部を構成する孔、61a〜61c,71a
…同じく接続口、18…シール構造を構成するガスケッ
ト溝、19…同じくガスケット、20,122…コイル
組立、20b、122a…電磁弁としてのソレノイド
部、32,138,139…弁体としてのスプール、4
0…収容室としての第1ピストン室、41…第1ピスト
ン、46…収容室としての第2ピストン室、47…第2
ピストン、55…手動操作弁としての手動スプール、7
2,133…第1のパイロット圧流体供給口としての接
続口、76,135…第2のパイロット圧流体供給口と
しての接続口、77,78…パイロット圧流体の流路、
80,101,130,140,143…取り付けベー
スとしてのマニホールドベース、146…同じく単体ベ
ース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 智彦 三重県四日市市小牧町字高山2800番地 シ ーケーディ 株式会社四日市事業所内 Fターム(参考) 3H056 AA09 CA02 CC12 GG02 GG12 3H067 AA17 AA32 BB14 CC21 DD12 DD32 DD37 FF17 GG03 3H106 DA07 DA35 DB12 DB23 DB32 DC02 GB04 KK04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向制御弁にパイロット圧流体を供給す
    るパイロット圧流体供給口を備えた方向制御弁用の流体
    圧操作部であって、前記方向制御弁の端部に設けられ弁
    体を作動させるピストンを収容する収容室を前記方向制
    御弁の弁本体と対向する側に備えた接続体の前記収容室
    の反対側に、パイロット圧流体の供給を制御する電磁弁
    を備えたコイル組立と交換可能に取り付けられる取り付
    け部を備え、該取り付け部の前記接続体とのシール構造
    を前記コイル組立の取り付け部のシール構造と同一にし
    たことを特徴とする方向制御弁用の流体圧操作部。
  2. 【請求項2】 前記流体圧操作部にはパイロット圧流体
    供給口が二カ所に設けられたパイロット圧流体の流路が
    設けられ、第1のパイロット圧流体供給口は前記流体圧
    操作部が前記方向制御弁に取り付けられた状態におい
    て、該方向制御弁の長手方向に延びるように形成され、
    第2のパイロット圧流体供給口はその開口端が該方向制
    御弁の取り付けベースへの取り付け面とほぼ同一平面上
    に位置するように形成され、両パイロット圧流体供給口
    の一方を選択的に使用可能に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の方向制御弁用の流体圧操作部。
  3. 【請求項3】 方向制御弁の弁本体の端部に設けられ、
    弁体のピストンが収容される収容室を前記弁本体と対向
    する側に備えた接続体が少なくとも前記弁本体の一端に
    装備され、前記接続体の前記収容室と反対側に、パイロ
    ット圧流体供給口を備えた方向制御弁用の流体圧操作部
    と、パイロット圧流体の供給を制御する電磁弁を備えた
    コイル組立とを交換可能に取り付ける取り付け部を設け
    たことを特徴とする方向制御弁。
  4. 【請求項4】 前記接続体には、手動操作により前記弁
    体の移動を可能にするため、前記パイロット圧流体の前
    記収容室への供給経路を切り換える手動操作弁が内蔵さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の方向制御
    弁。
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