JP2002250321A - 締結装置 - Google Patents

締結装置

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JP2002250321A
JP2002250321A JP2001046861A JP2001046861A JP2002250321A JP 2002250321 A JP2002250321 A JP 2002250321A JP 2001046861 A JP2001046861 A JP 2001046861A JP 2001046861 A JP2001046861 A JP 2001046861A JP 2002250321 A JP2002250321 A JP 2002250321A
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fastening
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receiver
fastening receiver
fastening device
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Yasushi Odawara
靖 小田原
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結位置を移動させることができる締結装置
の提供。 【解決手段】 被締結物が取付けられる締結受体と、前
記締結受体を位置移動自在且つ着脱自在に納める収納枠
体と、前記締結受体と収納枠体の内面との間に着脱自在
に介在して前記収納枠体内の任意の位置に納められた前
記締結受体を固定する複数の固定体とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被締結物が取付け
られる柔構造の固定側部材に埋設されて、前記被締結物
の固定部が取付けられる締結装置に関するもので、例え
ば、人工衛星等の宇宙機用構造体として用いられるハニ
カムサンドイッチパネル等のハニカム構造体を固定側部
材とする締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の締結装置に相応する従来の締結
具を図16乃至図19に基づいて説明する。図16は締
結具の斜視図、図17はハニカム構造体に埋設された状
態の締結具の平面図、図18はハニカム構造体に埋設さ
れた状態の締結具の断面図、図19は被締結物が取付け
られる状態を示す説明図である。
【0003】図16乃至図19において、図中の符号1
は円柱状本体にネジ穴5が形成されただけの締結具であ
り、装置とは呼べない単体構造であった。この締結具1
は固定側部材としてのハニカム構造体2の表面の設計に
より定められた所定の位置に、ネジ穴5が露出するよう
に埋設され、ハニカム構造体2と一体化するように接着
剤等で予め固定されている。図19において、上記のよ
うに埋設された締結具1の露出された表面に、被締結物
4の固定部としてのネジ通し穴6が位置づけられ、ネジ
3によって締結される。
【0004】一般に人工衛星には、通信、放送、観測等
さまざまなミッションを達成するために、その内部及び
外部に電子機器や観測機器等の各種機器が搭載される。
被締結物4としてのこれらの搭載機器が、宇宙機用構造
体として多用されるハニカム構造体2に、例えばハニカ
ムサンドイッチパネル等の柔構造の固定側部材に取付け
られる場合に、上記のように締結具1が用いられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の締結具1は、上
記のように、1個のネジ穴5が設けられただけの単体で
あり、しかも、その単体自体が、予め、設計に基づいて
ハニカム構造体2の所定位置に埋設固定されていたた
め、実際に、被締結物4を取付ようとする段階で、被締
結物4の固定部6と締結具1のネジ穴5との取付位置に
僅かな位置ずれが生じても取付不能となる。このため、
埋設固定されている締結具1をハニカム構造体2から徹
去し、徹去跡の穴に改めて、ネジ穴5が一致するように
締結具1を埋設し直さねばならなかった。
【0006】しかし、このような改修作業自体が予定外
の作業である上、比較的柔軟なハニカム構造体2に従前
の強度を保たせるように行う改修作業は慎重に行わねば
ならず、作業時間を要すると共に大変煩雑な作業となっ
ていた。他方、改めて、ハニカム構造体2を製作し直そ
うとする場合には、取り付け位置が決定するまで製作作
業に着手することができないため、納期までの貴重な時
間を失っていた。又、このような位置ずれを生じさせな
いため、被締結物4の固定部としての穴6の位置精度
と、ハニカム構造体2に埋め込まれた締結具1のネジ穴
5の位置精度とは厳密に管理しておく必要があった。
【0007】又、宇宙機のハニカム構造体2に搭載機器
(4)を取付ける場合、ハニカム構造体2と搭載機器
(4)との線膨張率が異なると、線膨張率の違いからハ
ニカム構造体2、例えばハニカムサンドイッチパネル
に、搭載機器(4)の温度変化に伴う熱荷重が負荷され
るため、このような熱荷重を緩和させるための機構を別
途追加する必要があった。
【0008】本発明は、上記のような課題を解消し、取
付位置に変更があったり、取付位置にずれが生じても、
一定の範囲で取付位置の移動が可能で、しかも、上記の
ような熱荷重を緩和させる新規な締結装置の提供を目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、収納
枠体と、前記収納枠体に位置移動自在且つ着脱自在に納
められて被締結物が取付けられる締結受体と、前記締結
受体と収納枠体の内面との間に介在して締結受体を収納
枠体に固定する複数の固定体とから成り、前記締結受体
から収納枠体の内面に達する長さを同一又は異にした前
記固定体を一体的に有する前記締結受体を複数種類備
え、前記複数種類の締結受体の差し替えにより、締結受
体を収納枠体内の任意の位置に移動可能としたことを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明は、被締結物が取付けられ
る締結受体と、前記締結受体を位置移動自在且つ着脱自
在に納める収納枠体と、前記締結受体と収納枠体の内面
との間に着脱自在に介在して前記収納枠体内の任意の位
置に納められた前記締結受体を固定する複数の固定体と
を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載の締結
装置において、締結受体から収納枠体の内面に達する長
さを同一又は異にした複数種類の固定体を備えたことを
特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載の締結装置において、固定体は、締結受体に着脱
自在に装着されることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
の何れかに記載の締結装置において、4つの固定体が締
結受体の着脱方向を軸線として十字方向に向けて配設さ
れたことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の何れかに記載の締結装置において、固定体は板状であ
ることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
の何れかに記載の締結装置において、収納枠体の内面は
締結受体の着脱方向に固定体の一部が嵌合可能な複数の
溝を有することを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
の何れかに記載の締結装置において、締結受体は締結部
材を受け入れる止着穴を有することを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8
の何れかに記載の締結装置において、収納枠体はハニカ
ム構造体に埋め込まれることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
宇宙機用構造体としてのハニカム構造体を固定側部材と
する締結装置である。この締結装置は、固定側部材に埋
設される収納枠体と、収納枠体内に形成された収納空間
に着脱自在に納められ、且つ当該収納空間内において位
置移動自在で被締結物が取付けられる締結受体と、当該
締結受体と前記収納枠体の収納空間の内面との間に介在
して、任意の位置に移動させた締結受体を収納枠体に固
定する複数の固定体とを備えた構成であって、前記締結
受体から収納枠体の内面に達する長さを同一又は異にし
た前記固定体を一体的に有する締結受体を複数種類備
え、この複数種類の締結受体を適宜選択して差し替える
ことによって、被締結物の固定部が取付けられる締結受
体を収納枠体の収納空間内の任意の位置に移動可能に構
成としたものである。
【0019】以下、この締結装置を図1乃至図5に基づ
いて説明する。図1は締結装置が埋設された状態を示す
平面図、図2は締結受体と収納枠体との断面図、図3は
締結装置の分解斜視図、図4は締結受体を左側に移動さ
せた例を示す平面図、図5は締結受体を左下側に移動さ
せた例を示す平面図である。尚、上記従来の技術で説明
した符号と同一の符号は実質的に同一の内容である。
【0020】図1乃至図3において、図中の符号7は収
納枠体である。この収納枠体7は、断面方形の略筒形状
に形成されており、筒の内部空間を収納空間71とする
と共に筒の内面上部側の壁面には、縦方向(図2におけ
る上下方向)に断面コ字状の多数の溝11が形成されて
いる。上記の収納空間71は、正確には、周面にこれら
の溝11が形成されている筒の内部空間である。尚、図
示の溝11は断面コ字状であるが、収納空間71側に開
放された溝であれば、その断面形状は問わない。又、収
納枠体7は、締結装置自体のハウジングとして機能し、
ハニカム構造体2の所定位置に従来と同様に埋設固定さ
れる。
【0021】符号8は締結受体である。この締結受体8
は、その本体が直方体形状に形成されており、上面には
被締結物4(実施の形態において非図示・図19参照)
の固定部(6)を取付けるための止着穴、この例ではネ
ジ穴10が形成されている。尚、止着穴はネジ穴10に
限らず単なる穴であってもよい。又、この締結受体8
は、上記の収納枠体7の収納空間71内に納まり、その
空間内において位置移動自在となるよう十分に小さく形
成されており、収納空間71には、その上方から、後述
のように着脱自在に納められる。
【0022】符号9は固定体である。この固定体9は板
状に形成されており、この形態1では、4つの固定体9
が、締結受体8の収納空間71に対する上方からの差込
方向即ち着脱方向(図2における上下方向)を軸線とし
て十字方向に向けて、締結受体8の側面側から放射状に
延在して、収納枠体7内の壁面に達するよう当該締結受
体8に一体的に配設されている。
【0023】そして、各固定体9の一部、この例では、
固定体9の自由端側の側縁が収納枠体7内の壁面に形成
された多数の溝11の何れかと、締結受体8の着脱方向
に差し抜き自在即ち着脱自在に嵌合される。従って、締
結受体8は、当該締結受体8に設けられる4つの固定体
9の上記溝11までの長さ、即ち収納枠体7の内面に達
する固定体8の長さの如何によって、締結受体8の収納
空間71における位置、即ち収納枠体7内における位置
が決定される。このように、固定体9は、締結受体8と
収納枠体7の内面との間に介在して当該締結受体8を収
納枠体7の収納空間71内の任意の位置に固定するキー
として機能する。
【0024】従って、予め、各固定体9の長さ、即ち、
相応する溝11に嵌合可能に達するまでの長さを、同一
又は異にした幾種類もの締結受体8を用意しておき、適
宜、適当な締結受体7と差し替えることによって、埋設
された収納枠体7を撤去することなく、取付位置即ちこ
の形態1における止着穴としてのネジ穴10の位置を、
当該収納枠体7の収納空間71内において自由に位置移
動させることができる。
【0025】図1は同一長さの固定体9を有する締結受
体8を用いた場合を示しており、この場合、ネジ穴10
は収納空間71の中央位置となる。又、図4及び図5は
長さを異にした固定体9を有する締結受体8を用いた場
合を示し、図4はネジ穴10を図において左位置に移動
させた例、図5は同じくネジ穴10を左下位置に移動さ
せた例である。
【0026】上記のようにして、溝11に一側縁が嵌合
された固定体9は、その位置が最終的に確認された段階
で、例えば、その嵌合部分が接着剤にて接合されて固定
される。然る後、締結受体8の上面に、被締結物4の固
定部としての穴6が当接されて、適宜の締結部材例えば
ネジ3(実施の形態において非図示・図19参照)によ
って、被締結物4が止着即ち締結される。
【0027】この形態1によれば、従来のように一旦埋
設した締結具(締結装置の収納枠体7に相応)を徹去す
ること無く、又、取付位置精度を厳密に管理すること無
く、被締結物4の取付位置のずれや変更に容易に応ずる
ことができる。又、被締結物4は、収納枠体7の収納空
間71において、板状の固定体9を介して収納枠体7、
引いてはハニカム構造体2に締結されることになるか
ら、被締結物4としての搭載機器等の温度変化に伴って
ハニカム構造体2に負荷される熱荷重を、従来に比べて
緩和させることができ、従って、熱荷重緩和装置の取付
を省くことができる。
【0028】実施の形態2.実施の形態2は、上記実施
の形態1において締結受体8に一体的に設けられていた
4個の固定体9を、当該締結受体8と各々分離し別体の
部材として構成したものであり、締結受体8に対して着
脱自在な構成とした。以下、この形態2を図6乃至図1
0に基づいて説明する。図6は締結装置が埋設された状
態を示す平面図、図7は締結受体と収納枠体との断面
図、図8は締結装置の分解斜視図、図11は締結受体を
左側に移動させた例を示す平面図、図10は締結受体を
左下側に移動させた例を示す平面図である。尚、上記構
成の他、上記実施の形態1で説明した符号と同一の符号
は実質的に同一の内容のものである。
【0029】図8において、符号81は固定体9を着脱
自在に締結受体8に装着させるため、締結受体8の着脱
方向に沿って形成された溝である。溝81は上記実施の
形態1と同様に4つの固定体9を装着させるため、締結
受体8の側面に4つ気製してある。これらの溝81は、
収納枠体8の内部空間71の内面に形成された多数の溝
11のうちの何れかと、溝の開口側が相対し平行となる
よう形成されている。これらの溝81の断面形状も、上
記溝11と同様に、この形態2に示すような断面コ字形
形状に限らず、要するに、固定体9が締結受体8に対し
て着脱自在に装着可能な形状であればよい。従って、必
ずしも溝であることも必要ではない。
【0030】固定体9は、上記実施の形態1と同様に板
状のものを用いており、この固定体9の一側縁が溝81
に嵌合することで締結受体8と一体化する。これら4つ
の溝81に、上記実施の形態1と同様に、同一長さの固
定体8を嵌合させると、図8に示すように、上記実施の
形態1の図3に示す締結受体8と同様の外観となり、こ
れを収納枠体7の収納空間71に差し込むと、図6に示
すように締結受体8が収納空間71の中央に位置するこ
とになり、実施の形態1の図1と同様となる。
【0031】又、長さの異なる固定体9を適宜組み合わ
せて締結受体8に嵌合させることによって、例えば、図
9に示すように、締結受体8を収納枠体7の収納空間内
の左に位置させたり、図10に示すように左下側に位置
させたりすることができる。このように、この形態2に
おいても、上記実施の形態1の場合と同様に、締結受体
8の止着穴(ネジ穴10)を収納枠体7の収納空間内に
おいて自由にその位置を移動させることができる。この
ためには、長さの異なる複数種類の固定体9を予め用意
しておく必要が有る。
【0032】尚、ここでいう固定体9の長さとは、固定
体9が締結受体8に装着された状態において、固定体9
の一部この例では自由端側の一側縁が収納枠体7の内面
に形成された多数の溝11のうちの任意の溝に嵌合可能
な長さをいう。換言すれば、締結受体8を収納枠体7の
収納空間71内の任意の位置に定めた状態において、当
該締結受体8の溝81と溝の開口側が当該溝81に相対
する収納枠体7の溝11とに嵌合する固定体9の両側縁
間(図において左右方向)の距離をいう。
【0033】こうして、搭載機器などの被艇傑物4の固
定部(穴6)との位置合わせを行なって、最終的に取付
位置が決定した段階で、上記実施の形態1の場合と同様
に、接着剤により固定体8の一側縁を締結受体8の溝8
1に、又、固定体8の別の一側縁を収納枠体7の溝11
に接合して、締結受体8を固定する。
【0034】この形態2によれば、板状の固定体9が、
締結受体8とは別体で単体の部材として構成されている
ので、この固定体9について、長さが同一又は長さの異
なる複数種類の固定体9を予め用意しておくだけでよい
から、上記実施の形態1のように固定体9を締結受体8
と一体に形成した場合に比べて、締結受体8を共用でき
る点で有利である。又、これによって、製造コストを低
減でき、部品管理においても場所を取らず有利となる。
又、上記実施の形態1と同様に、キーとしての固定体9
の長さ、厚さ、幅を変更することで、ばね剛性を変化さ
せ、搭載機器の温度変化に伴うハニカム構造体2への熱
荷重の緩和と、その向きを調整することもできる。尚、
この実施の形態2は、上記構成の相違の外は実質的に上
記の実施の形態1と同様の構成であるので、上記実施の
形態1と同様の作用効果を発揮する。
【0035】実施の形態3.実施の形態3は、上記実施
の形態2で直方体に形成された締結受体8を円柱体形状
に形成した形態である。以下、これを図11乃至図15
に基づいて説明する。図11は締結装置が埋設された状
態を示す平面図、図12は締結受体と収納枠体との断面
図、図13は締結装置の分解斜視図、図14は締結受体
を左側に移動させた例を示す平面図、図15は締結受体
を左下側に移動させた例を示す平面図である。
【0036】図13に示すように、この形態3では、直
方体形状の収納空間71を持つ収納枠体7に対して、円
柱体形状の締結受体8を用いた構成としたものである。
このように、締結受体8は直方体に限らず、収納空間7
1内で効率よく位置移動できる形態であればよい。この
形態に示すような円柱体形状の締結受体8を用いる場合
には、収納枠体7の収納空間71を円柱体形状に形成す
ると、直方体形状に比べて当該収納空間71を効率よく
活用することができる。
【0037】この実施の形態3は、締結受体8の形状を
円柱体形状とした点で、上記実施の形態2と異なるのみ
で、その他の構成は上記実施の形態2と同様である。従
って、この実施の形態3による作用効果も上記実施の形
態2と同様である。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至請求項9の各発明によれ
ば、何れも、被締結物の取付位置精度を厳密に管理する
こと無く、被締結物の取付けが容易となり、取付位置に
ずれが生じたり、変更があったりしても、従来のように
埋設された締結具(締結装置の収納枠に相応)を徹去し
たり、削り取ったりする必要が無く、埋設させたまま
で、被締結物の取付位置を変更することができる。
【0039】又、人工衛星等の宇宙機用構造体としての
ハニカム構造体に埋設して用いる場合には、従来のよう
に、熱荷重緩和機構を追加すること無く、搭載機器の温
度変化に伴うハニカム構造体に対する熱荷重を緩和させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の締結装置が埋設された状態を
示す平面図である。
【図2】 実施の形態1の締結受体と収納枠体との断面
図である。
【図3】 実施の形態1の締結装置の分解斜視図であ
る。
【図4】 実施の形態1の締結受体を左側に移動させた
例を示す平面図である。
【図5】 実施の形態1の締結受体を左下側に移動させ
た例を示す平面図である。
【図6】 実施の形態2の締結装置が埋設された状態を
示す平面図である。
【図7】 実施の形態2の締結受体と収納枠体との断面
図である。
【図8】 実施の形態2の締結装置の分解斜視図であ
る。
【図9】 実施の形態2の締結受体を左側に移動させた
例を示す平面図である。
【図10】実施の形態2の締結受体を左下側に移動させ
た例を示す平面図である。
【図11】 実施の形態3の締結装置が埋設された状態
を示す平面図である。
【図12】 実施の形態3の締結受体と収納枠体との断
面図である。
【図13】 実施の形態3の締結装置の分解斜視図であ
る。
【図14】 実施の形態3の締結受体を左側に移動させ
た例を示す平面図である。
【図15】実施の形態3の締結受体を左下側に移動させ
た例を示す平面図である。
【図16】 従来の締結具の斜視図である。
【図17】 ハニカム構造体に埋設された状態の従来の
締結具の平面図である。
【図18】 ハニカム構造体に埋設された状態の従来の
締結具の断面図である。
【図19】 被締結物が取付けられる状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 締結装置、2 ハニカム構造体、4 被締結物(搭
載機器)、7 収納枠体(ハウジング)、8 締結受
体、9 固定体(キー)、10 ネジ穴(止着穴)、1
1 溝(締結受体)、71 収納空間、81 溝(締結
受体)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納枠体と、前記収納枠体に位置移動自
    在且つ着脱自在に納められて被締結物が取付けられる締
    結受体と、前記締結受体と収納枠体の内面との間に介在
    して締結受体を収納枠体に固定する複数の固定体とから
    成り、 前記締結受体から収納枠体の内面に達する長さを同一又
    は異にした前記固定体を一体的に有する前記締結受体を
    複数種類備え、 前記複数種類の締結受体の差し替えにより、締結受体を
    収納枠体内の任意の位置に移動可能としたことを特徴と
    する締結装置。
  2. 【請求項2】 被締結物が取付けられる締結受体と、前
    記締結受体を位置移動自在且つ着脱自在に納める収納枠
    体と、前記締結受体と収納枠体の内面との間に着脱自在
    に介在して前記収納枠体内の任意の位置に納められた前
    記締結受体を固定する複数の固定体とを備えたことを特
    徴とする締結装置。
  3. 【請求項3】 締結受体から収納枠体の内面に達する長
    さを同一又は異にした複数種類の固定体を備えたことを
    特徴とする請求項2に記載の締結装置。
  4. 【請求項4】 固定体は、締結受体に着脱自在に装着さ
    れることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の締
    結装置。
  5. 【請求項5】 4つの固定体が、締結受体の着脱方向を
    軸線として十字方向に向けて配設されたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4の何れかに記載の締結装置。
  6. 【請求項6】 固定体は板状であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5の何れかに記載の締結装置。
  7. 【請求項7】 収納枠体の内面は、締結受体の着脱方向
    に固定体の一部が嵌合可能な複数の溝を有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の締結装
    置。
  8. 【請求項8】 締結受体は締結部材を受け入れる止着穴
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れ
    かに記載の締結装置。
  9. 【請求項9】 収納枠体はハニカム構造体に埋め込まれ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記
    載の締結装置。
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