JP2002249093A - 二輪車用フレーム - Google Patents

二輪車用フレーム

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JP2002249093A
JP2002249093A JP2001046116A JP2001046116A JP2002249093A JP 2002249093 A JP2002249093 A JP 2002249093A JP 2001046116 A JP2001046116 A JP 2001046116A JP 2001046116 A JP2001046116 A JP 2001046116A JP 2002249093 A JP2002249093 A JP 2002249093A
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JP
Japan
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frame
shock absorber
front frame
motorcycle
rigid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001046116A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Tsutsumi
雅勇 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUTSUMI SHOKAI KK
Original Assignee
TSUTSUMI SHOKAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リジッドフレームタイプの外観をしながら優
れた緩衝性能を有する二輪車用フレームを提供する。 【構成】 金属パイプなどの剛性骨材より成るフレーム
本体1がフロントフレーム1Aとリアフレーム1Bとに
前後で二分される。フロントフレーム1Aとリアフレー
ム1Bとの下部は、互いにフレーム本体1の左右方向に
向く軸回りに揺動可能にして結合される。又、フロント
フレーム1Aとリアフレーム1Bとの上部はバネ性を有
する緩衝器11を介して結合され、その緩衝器11によ
る結合部10が燃料タンク2によりカバーリングされ
る。そして、このような二輪車用フレームは、フレーム
本体1に後輪8を直結したリジッドフレームタイプの外
観をしながら優れた緩衝性能を示し、走行中の振動を好
適に緩和する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてオートバ
イ(自動二輪車)に適用するフレームの構造に係わり、
詳細には好適な外観にして緩衝性能を有する新規な二輪
車用フレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オートバイをはじめとする二輪
車のフレームは、金属パイプなどの剛性骨材を溶接する
などして一体に形成されるが、その形態は車種によって
様々である。その一例を図8に示して説明すれば、Fは
剛性骨材から成るフレーム本体であり、これには図示せ
ぬエンジンやトランスミッションが搭載されるほか、そ
の上部には燃料タンクTや座席Sなどが取り付けられ
る。Lはフレーム本体Fの後部に揺動可能にして接続す
る一対のスイングアームであり、その各先端には図示せ
ぬ軸受を介して後輪の車軸が保持される。
【0003】又、スイングアームLの各先端とフレーム
本体Fの上部後方との相互間には、スプリング、ゴム、
空気圧、油圧又はそれらを併用して成る緩衝器Dが設け
られる。そして、以上のようなフレーム構造によれば、
後輪からフレーム本体Fに伝わる衝撃を緩衝器Dにより
緩和することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記のよう
なフレーム構造は外観上好ましくない等の理由により、
近年にあって殊にリジッドフレームと呼ばれる旧式のフ
レーム構造が好まれる傾向にある。リジッドフレームタ
イプとは、フレーム本体と後輪との間に緩衝器を介在さ
せるのでなく、剛性を有するフレーム本体に後輪を直接
取り付ける方式であり、米国などではその愛好家が多く
存在し、依然として大きな市場規模を有している。とこ
ろが、日本国内では交通安全上問題があるとしてその種
のフレーム構造は法的に規制されているという実情にあ
る。
【0005】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その目的は二輪車用フレームにして、リ
ジッドフレームタイプの外観をしながら緩衝性を有して
公道を走行するに際して支障を来さぬようにすることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、金属パイプなどの剛性骨材より形成されるフ
レーム本体をフロントフレームとリアフレームとに分け
た二輪車用フレームであって、前記フロントフレームと
リアフレームとの部位が緩衝器を介して結合されて成る
二輪車用フレームを提供する。
【0007】好適には、金属パイプなどの剛性骨材より
形成されるフレーム本体をフロントフレームとリアフレ
ームとに分けた二輪車用フレームであって、前記フロン
トフレームとリアフレームとの下部が互いにフレーム本
体の左右方向に向く軸回りに揺動可能にして結合される
と共に、前記フロントフレームとリアフレームとの上部
がバネ性を有する緩衝器を介して結合されて成ることを
特徴とし、より好適には緩衝器の介在する結合部が燃料
タンクによりカバーリングされている二輪車用フレーム
を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明に係る二輪
車用フレームの好適な一例を示した側面図である。図1
において、1は金属製の丸パイプなどを溶接又はボルト
止めするなどして得られる所定形状のフレーム本体であ
り、このフレーム本体1には図示せぬエンジンやトラン
スミッションが搭載されるほか、その上部には燃料タン
ク2(ガソリンタンク)や座席3が装備される。
【0009】又、フレーム本体1の前部には、ハンドル
4とフロントフォーク5を通じて前輪6が取り付けら
れ、そのフロントフォーク5とフレーム本体1との間に
コイルバネを主体とするフロントサスペンション7が介
在される一方、フレーム本体1の後部には後輪8の車軸
が直結される。
【0010】特に、フレーム本体1はフロントフレーム
1Aとリアフレーム1Bとに前後で二分され、そのフロ
ントフレーム1Aとリアフレーム1Bとが相互に同一面
内で揺動可能にして結合される。9,10はその結合部
であり、このうち下部側の結合部9は揺動中心を成す支
点とされ、上部側の結合部10にはバネ性を有する緩衝
器11が介在される。そして、その結合部10は体裁を
損なわぬようフロントフレーム1Aに固定される燃料タ
ンク2にてカバーリングされる。
【0011】ここで、フロントフレーム1Aとリアフレ
ーム1Bの構造をより詳細に説明する。先ず、図2には
フロントフレーム1Aを示す。同図で明らかなように、
フロントフレーム1Aは主として上部枠12と下部枠1
3とにより形成される方形枠であり、その前方交差部に
はハンドルの軸を挿入するための鞘管14が取り付けら
れると共に、その内側には補強用のプレート15と斜材
16(リブ)が固定される。又、上部枠12の後方には
座席を支持するためのアーム17が延長されるほか、そ
の前方に後述する揺動リンクを取り付けるためのブラケ
ット18が設けられる。一方、下部枠16には後方に向
けて延びる一対の分岐管19,19が固定され、その相
互間に座板20が架設させる。そして、その座板20上
にはリアフレーム1Bと結合するための一対のブラケッ
ト21が設けられる。
【0012】次に、図3にはリアフレーム1Bを示す。
この図で明らかなように、リアフレーム1Bは並列する
左右一対のサイドビーム22,22をベースとして構成
される。その各サイドビーム22は一端側が丸軸で成る
連結管23にて連結され、他端は座板24を介して連結
される。その座板24上にはフロントフレーム1Aと結
合するための一対のブラケット25,25が設けられる
と共に、サイドビーム22,22の各先端にもフロント
フレーム1Aと連結するための接続金具26,26が設
けられる。尚、サイドビーム22は本例においてJ字状
の形態であり、その屈曲部の内側には補強を兼ねた後輪
取付用のプレート27,27が相対向して固定される。
図示するように、そのプレート27,27には丸穴2
8,28が穿たれており、その丸穴28,28に車軸を
通して後輪8を回転可能に保持し得るようにしてある。
【0013】次に、以上のように構成されるフロントフ
レーム1Aとリアフレーム1Bの結合形態を説明する。
先ず、図4に支点を成す下部側の結合部9を示して説明
すれば、29はフロントフレーム1Aとリアフレーム1
Bの揺動中心を成す枢軸(ピボット軸)であり、この枢
軸29はフレーム本体1の左右方向に向けてブラケット
21,25のボス部に通される。
【0014】つまり、フロントフレーム1Aとリアフレ
ーム1Bはその枢軸29により座板20,24の端面を
突き合わせた状態で互いに同軸29回りに揺動可能にし
て結合されるが、フロントフレーム1A側のブラケット
21とリアフレーム1B側のブラケット25は結合に際
して互いに干渉せぬよう取付幅が相違され、枢軸29方
向で互いの先端が重合するようにしてある。
【0015】一方、図5は上部側の結合部10を示した
斜視概略図であり、図6には同部の平面概略図を示す。
これらの図で明らかなように、フロントフレーム1Aの
上部枠12に形成したブラケット18の左右両側には、
逆V字形をした上述の揺動リンク30,30がピン結合
される。その揺動リンク30の後部側の各一端には、リ
アフレーム1Bの主体を成すサイドビーム22の各上端
が接続金具26を介してピン結合されると共に、揺動リ
ンク30の前部側の各一端には上記した緩衝器11が連
結される。ここで、本例の緩衝器11はシリンダ部31
と伸縮ロッド部32とで成る直動形であり、その伸縮ロ
ッド部32の先端には連結用のヘッド32Aが設けら
れ、シリンダ部31内には図示せぬコイルバネが内蔵さ
れる。
【0016】そして、この緩衝器11はフロントフレー
ム1Aの主体を成す上部枠12の両側にあってシリンダ
部31を上部枠12に溶接するなどして固定し、伸縮ロ
ッド部32の先端にあるヘッド32Aが揺動リンク30
にピン結合されるようにしてある。尚、揺動リンク30
と伸縮ロッド部32との連結部分は、緩衝器11の弾力
に抗して揺動リンク30が左右方向に向く支軸33回り
に揺動し得るよう揺動リンク30側をルーズホールとす
るなどして多少の遊びをもたせてある。
【0017】そして、以上のようなフレーム構造によれ
ば、フレーム本体1に伝わる走行振動を緩衝器11によ
り吸収して緩和することができる。つまり、走行中にお
いて前輪6や後輪8からフレーム本体1に振動が伝わる
と、緩衝器11の弾力に抗してフロントフレーム1Aが
結合部9を中心に図1における時計方向に揺動する一
方、リアフレーム1Bがその逆向きに揺動し、次いで緩
衝器11の弾力によりフロントフレーム1Aとリアフレ
ーム1Bが図1の実線で表す定常状態に復帰するという
動作が繰り返し行われる。このため、本発明によれば、
フレーム本体1に後輪8を直結しながら優れた緩衝性能
を示し、リジッドフレームタイプを彷彿とさせる外観を
呈して快適な乗り心地を得ることができる。
【0018】以上、本発明の好適な一例を説明したが、
フレーム本体1は図示したような形状に限らず、車両の
大きさ(排気量)や車種によって多様な形状に設定され
ることは言うまでもない。又、上記例では自動二輪車を
例にして説明したが、本発明は自転車にも適用可能であ
る。
【0019】一方、緩衝器11によるフロントフレーム
1Aとリアフレーム1Bの結合形態として、図7のよう
な方式を採用することもできる。ここで、図7はフロン
トフレーム1Aとリアフレーム1Bを緩衝器11にて直
結した例である。同図に示すように、本例ではシリンダ
部31と伸縮ロッド部32に連結用のヘッド31A,3
2Aをもつ両端クレビス形の緩衝器11にして、伸縮ロ
ッド部32とリアフレーム1Bの主体を成すサイドビー
ム22の各上端とがリンクを介さず直接的にピン結合さ
れると共に、シリンダ部31の一端に形成されるヘッド
31Aがフレーム本体1の左右方向に向くピン34にて
フロントフレーム1Aを構成する上部枠12に揺動可能
に取り付けられる。そして、本例のフレーム構造でも緩
衝器11の弾力によりフレーム本体1に伝わる走行振動
その他の衝撃を緩和することができる。
【0020】尚、緩衝器11はコイルバネ式に限らず、
衝撃吸収体としてコイルバネほか、ゴム又はエアやオイ
ルなどの流体、若しくはそれらを併用したものであって
も良い。更に、緩衝器11による結合箇所をフロントフ
レーム1Aとリアフレーム1Bとの下部、又は上部と下
部の双方に設定するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よればフレーム本体をフロントフレームとリアフレーム
とに前後で二分し、そのフロントフレームとリアフレー
ムとの部位を緩衝器を介して結合していることから、フ
レーム本体に後輪を直結したリジッドフレームタイプの
外観にして、フレーム本体に伝わる走行振動を緩和する
優れた緩衝性能を示し、乗り心地が良好で交通安全上も
支障を来さない。
【0022】又、緩衝器による結合部を燃料タンクによ
りカバーリングしていることから、体裁が損なわれる事
がなく、一見しただけではリジッドフレームタイプと見
分けがつかない程度の外観とする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二輪車用フレームの好適な一例を
示した側面概略図
【図2】フロントフレームを示した斜視図
【図3】リアフレームを示した斜視図
【図4】フロントフレームとリアフレームの結合部を示
した斜視図
【図5】緩衝器によるフロントフレームとリアフレーム
の結合部を示した斜視図
【図6】図5の平面概略図
【図7】緩衝器によるフロントフレームとリアフレーム
の他の結合形態を示した斜視図
【図8】従来のフレーム構造を示した側面概略図
【符号の説明】
1 フレーム本体 1A フロントフレーム 1B リアフレーム 2 燃料タンク 6 前輪 8 後輪 9,10 結合部 11 緩衝器 12 上部枠 13 下部枠 18 ブラケット 21 ブラケット 22 サイドビーム 25 ブラケット 26 接続金具 29 枢軸 30 揺動リンク 31 シリンダ部 32 伸縮ロッド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属パイプなどの剛性骨材より形成され
    るフレーム本体をフロントフレームとリアフレームとに
    分けた二輪車用フレームであって、前記フロントフレー
    ムとリアフレームとの部位が緩衝器を介して結合されて
    成る二輪車用フレーム。
  2. 【請求項2】 金属パイプなどの剛性骨材より形成され
    るフレーム本体をフロントフレームとリアフレームとに
    分けた二輪車用フレームであって、前記フロントフレー
    ムとリアフレームとの下部が互いにフレーム本体の左右
    方向に向く軸回りに揺動可能にして結合されると共に、
    前記フロントフレームとリアフレームとの上部がバネ性
    を有する緩衝器を介して結合されて成る二輪車用フレー
    ム。
  3. 【請求項3】 緩衝器の介在する結合部が燃料タンクに
    よりカバーリングされている請求項1、又は2記載の二
    輪車用フレーム。
JP2001046116A 2001-02-22 2001-02-22 二輪車用フレーム Pending JP2002249093A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145268A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体フレーム構造

Cited By (1)

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