JP2002248888A - ファイル表紙、二孔パンチ器用補助具及び綴じ孔用貼着印物 - Google Patents

ファイル表紙、二孔パンチ器用補助具及び綴じ孔用貼着印物

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JP2002248888A
JP2002248888A JP2001255484A JP2001255484A JP2002248888A JP 2002248888 A JP2002248888 A JP 2002248888A JP 2001255484 A JP2001255484 A JP 2001255484A JP 2001255484 A JP2001255484 A JP 2001255484A JP 2002248888 A JP2002248888 A JP 2002248888A
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Nobuhiko Sato
順彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二孔パンチ器を使って用紙に綴じ孔を開ける
ときには、用紙を二つ折りにしたり、目盛り付きの定規
を使ったりの手間が掛かるものなので、その取り扱いに
苦労することをなくすようにする。 【解決手段】 二孔パンチ器4が用紙1の適切な位置に
綴じ孔3を開ける状態となる相互の位置関係を、ファイ
ル表紙2や基台8に、二孔パンチ器4の置く場所を載置
指定位置5として設け、用紙1の下辺縁と合わせて置く
用紙指定位置6や二孔パンチ器4の中心合わせ印と適合
する印を用紙1に付ける指標部7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙を綴じ込む
ファイル表紙に、綴じ込む用紙の綴じ孔を開けるとき
の、二孔パンチ器へ用紙を差し込む適正な位置関係に案
内することが出来る手段を設けたファイル表紙、二孔パ
ンチ器用補助具及び綴じ孔用貼着印物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙に綴じ孔を設けるときには、
用紙を二つ折りにして用紙の側辺に折り目を付け、その
折り目を二孔パンチ器の中心合わせ印に合わせて孔開け
をするものであった。また、二孔パンチ器に、中心を測
る目盛りの付いた定規を設けたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の用紙に二孔用の
綴じ孔を設ける手段で、用紙を二つ折りにして折り目を
付けるものでは、用紙を折り曲げ、端を重ね合わせ、折
り目を付け、折り曲げを伸ばしてから孔開けをする手間
の掛かる欠点があった。また、中心を測る目盛りの付い
た定規を使って孔開けをするものでは、定規を出したり
仕舞ったり、用紙を定規に合わせたりする、手間の掛か
るものでもあった。このように、従来の手段では、手間
の掛かるもので取り扱いに苦労するものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるファイル
表紙2は、手間を掛けなくするためにファイル表紙の面
上で孔開け作業を容易にするものであって、ファイル表
紙2の面に二孔パンチ器4を載せて適切な位置となる載
置指定位置5と用紙1の長さを二等分する位置が二孔パ
ンチ器4の中心合わせ印に合わせる用紙指定位置6とを
設けて、そのファイル表紙2の面上で用紙1の孔開け作
業をするものとしている。それに、二孔パンチ器4をフ
ァイル表紙2の面上に載せずに孔開け作業となるときも
あるので、用紙1の長さを二等分する位置に突起、刻
印、窪み、孔、それに切り込みなどの指標部7を設けた
ものとすることも出来る。他には、ファイル表紙2以外
のものによる下敷きや見出し用紙の如き基台8に、用紙
指定位置6と指標部7とを設けたものや、載置指定位置
5と用紙指定位置6とを設けたもの、そして、用紙指定
位置6、指標部7と載置指定位置5との総てを設けたも
のとした手段とすることも出来る。以上の如き載置指定
位置5と指標部7とを独立体とし、これらを既存のファ
イル表紙2や適当な基台8に貼り付ける粘着物とした手
段が考えられる。
【0005】このように、ファイル表紙2や基台8の面
上では、二孔パンチ器4を載置指定位置5に載せ、ファ
イルされる用紙1を用紙指定位置6に合わせて二孔パン
チ器4に差し込み、孔開け作業を行えば良い。指標部7
を使用する場合には、指標部7が用紙1の側辺となるよ
うに用紙指定位置6と用紙1の下辺縁とを合わせ、指標
部7の上になる用紙1の部分を指先で押すか擦るかして
用紙1に指標部7の押し跡を設ける。この押し跡が、二
孔パンチ器4の中心合わせ印に合わせることができるも
のとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係わる実施の形態の一つ
としては、図1に示すように、フイル表紙2を開いた裏
側に二孔パンチ器4の置く位置を囲い線によって載置指
定位置5が表示されていて、ファイル表紙2の下辺部分
には用紙1の下辺縁と合わせる用紙指定位置6が貼り付
けた帯状の厚紙による段差によって設けたものとしてい
る。用紙指定位置6の帯状の厚紙は、線を引いた平面的
なものとすることや裏側から押し出して突状としたもの
が考えられ、切り起こしによることも考えられるもので
ある。また、ファイル表紙2の下辺縁を、用紙指定位置
6として載置指定位置5の位置を下側にずらして設けた
ものとすることも出来る。用紙1に綴じ孔3を作るとき
には、二孔パンチ器4をファイル表紙2の載置指定位置
5に合わせて置き、用紙1の下辺縁と用紙指定位置6と
を合わせながら二孔パンチ器4に用紙1を差し込めば良
い。そのとき、用紙1の長さを二等分する位置と二孔パ
ンチ器4の中心合わせ印とが一致するので、そのまま孔
開けをおこなえば良いことになる。載置指定位置5や用
紙指定位置6などは、ファイル表紙2の裏側だけでなく
表側などに設けることも出来るが、ファイル表紙2を開
いた裏側に設けたものが一番使い易いものである。
【0007】図2に示すものは、ファイル表紙2の下辺
縁を用紙指定位置6として載置指定位置5を少し下側に
設けたもので、ファイル表紙2の面上で孔開けが出来な
い時のために、用紙1の高さを二等分する位置に突出し
て印となる指標部7をファイル表紙2の側辺側に設けた
ものとしている。この指標部7は、厚紙やプラスチック
などの貼り付けによって突出させることや、裏側からの
押し出しによって形成することが出きるものである。こ
の指標部7の使い方は、綴じ孔3を設けようとする用紙
1の一枚をファイル表紙2の上に置き、重なり合う下辺
と側辺とを合わせて指標部7の上を指先で押すか擦るな
どして、用紙1に印を付けるものである。
【0008】図3に示すものは、ファイル表紙2以外の
見出し付き用紙を基台8とし、それに指標部7を設けた
もので、その下辺を用紙指定位置6としている。指標部
7は、三角形、四角形、円形など様々な形状とすること
が考えられ、突起の他には刻印、窪み、孔それに切り込
みなどとすることが考えられるものである。
【0009】図4に示すものは、下敷き状の基台8に指
標部7を二個設けたものとしているものであって、これ
は下辺を用紙指定位置6として、上の指標部7はA4判
の用紙1のものに使い、下の指標部7をB5判の用紙1
のものに使うものである。この下敷き状の基台8は、フ
ァイル表紙2のポケットに収納したり挟み込んだりして
おくことが出来るものとしている。
【0010】図5に示すものは、用紙指定位置6を帯状
の厚紙によって段差状態に形成したものであって、この
段差にB5版の用紙1の下辺をあわせて指標部7によっ
てその高さを二等分する位置に印を設けるものとしてい
る。また、この指標部7と基台8の下辺にA4版の用紙
1の下辺を合わせたときの指標部7は、A4版の用紙1
の高さを二等分する位置になるものとしている。すなわ
ち、B5判の用紙1の場合には厚紙による用紙指定位置
6を使い、A4判の用紙1の場合には基台8の下辺を使
うことが出来るものとしている。用紙指定位置6を厚紙
によって形成する他に、裏からの押し出しや切り起こし
等によって形成することができることは、当然考えられ
るものである。
【0011】図6に示すものは、載置指定位置5と用紙
指定位置6及び指標部7とを基台8に設けたものとして
いる。
【0012】以上の如き用紙指定位置6や指標部7は、
ファイル表紙2や基台8から切り離して独立体とし、そ
の独立体の裏面には接着剤や粘着剤などによる結合手段
を設けて、綴じ孔用貼着印物とすることが考えられるも
のである。この独立体を商品とするときには、図7に示
すように、A4判やB5判などのそれぞれに適した中心
位置を案内する切り欠き部9や刻印を設けた指導板10
と独立体とを組み合わせたものとすることが考えられ
る。
【0013】本発明に係わる指標部7は、突起したもの
でなくても、凹状や孔それに切り込みとして設けたもの
であっても、用紙1に印を設けることが出来るものであ
る。また、用紙1を二孔用ファイルに閉じ込むための孔
開けだけでなく、四孔用ファイルに閉じ込む用紙1に対
応した四つの綴じ孔3を開けたものにすることもでき
る。四孔用ファイルに綴じ込む用紙として四つの綴じ孔
3を開ける場合には、図8に示すように、指標部7と用
紙指定位置6との中間点に、もう一つの突起や孔などの
中間指標部11を設ける。そして、この指標部7より上
の部分には、この中間指標部11から指標部7までの長
さと同じ位置に、二つ目の中間指標部11を設けたもの
としている。このように、表紙面に一つの指標部7と二
つの中間指標部11とを設けたものを使用するときに
は、指標部7で用紙1に印を付ければ二孔用ファイルに
綴じ込むための綴じ孔を開けることが出来、上下の中間
指標部11で二つの印を付ければ二回の孔開けで四つの
綴じ孔3が開き、四孔用ファイルに綴じ込むことが出来
る。中間指標部11の位置に二孔パンチ器4を載せて適
切な位置となる載置指定位置5を設けることは、当然考
えられるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係わる手段を設ければ、用紙を
折り曲げることをせず、用紙の端を重ね合わせることも
せず、折り目を付けて折り曲げを伸ばすこともなくな
り、用紙1をファイル表紙2や基台8の上に重ねて指標
部7や中間指標部11の上を押したり擦ったりするだけ
で印を付けることが簡単に出来るので、手間が掛からな
くなり、取り扱いに苦労することもなくなるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施の形態における使用状態を
示す平面図である。
【図2】ファイル表紙の下辺縁を用紙指定位置にしたも
のの平面図である。
【図3】見出し付き用紙を基台としたものの平面図であ
る。
【図4】指標部を複数個設けた基台の平面図である。
【図5】段差のある用紙指定位置と指標部とを基台に設
けた平面図である。
【図6】載置指定位置、用紙指定位置及び指標部を設け
た基台の平面図である。
【図7】指導板と独立体とを組み合わせた状態を示す平
面図である。
【図8】ファイル表紙に指標部と中間指標部とを設けた
状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 用紙 2 ファイル表紙 3 綴じ孔 4 二孔パンチ器 5 載置指定位置 6 用紙指定位置 7 指標部 8 基台 9 切り欠き部 10 指導板 11 中間指標部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙(1)を綴じ込むファイル表紙
    (2)であって、用紙(1) に綴じ孔(3)を作る二
    孔パンチ器(4)と綴じ孔(3)を設ける用紙(1)と
    を、最適の位置関係に装着した状態における二孔パンチ
    器(4)の載置指定位置(5)と用紙(1)の縁を指定
    する用紙指定位置(6)とをファイル表紙(2)の面に
    設けたことを特徴とするファイル表紙。
  2. 【請求項2】 ファイル表紙(2)において、そのファ
    イル表紙(2)の上に綴じ込む用紙(1)を載置し、綴
    じ込む用紙(1)の側辺の長さを二等分にする位置とな
    るファイル表紙の面に、指標部(7)を設けたことを特
    徴とするファイル表紙。
  3. 【請求項3】 ファイル表紙以外の下敷きや見出し用紙
    のごとき基台(8)に、用紙指定位置(6)と指標部
    (7)及び載置指定位置(5)とを設けたことを特徴と
    する二孔パンチ用補助具。
  4. 【請求項4】 用紙指定位置(6)と指標部(7)とを
    ファイル表紙(2)や基台(8)から分離した独立体と
    し、それらを貼着物としたことを特徴とする綴じ孔用貼
    着印物。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10114184A (ja) * 1997-10-06 1998-05-06 Mitsugi Hasegawa パンチ器にセットする位置を書類上に定める機構を設けたファイル台紙
JP3064122U (ja) * 1999-05-20 1999-12-24 株式会社リヒトラブ ファイル
JP2001225591A (ja) * 2000-02-17 2001-08-21 Toyohisa Innami 書類綴り補助具

Patent Citations (3)

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