JP2002248070A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2002248070A
JP2002248070A JP2001051805A JP2001051805A JP2002248070A JP 2002248070 A JP2002248070 A JP 2002248070A JP 2001051805 A JP2001051805 A JP 2001051805A JP 2001051805 A JP2001051805 A JP 2001051805A JP 2002248070 A JP2002248070 A JP 2002248070A
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崇文 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑する必要が無く、電流検出手段を簡単な
回路で構成できると共に、電動機の負荷電流を高精度に
検出でき、使い勝手を維持しながら回転ブラシロック時
の保護が出来る電気掃除機を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 電動機8の負荷電流を検出する電流検出
手段11の出力が第1の所定値V1を越えた時に電動機
8への供給電力を低下させ、第2の所定値V2を越えた
時に電動機8への供給電力を停止するとともに、第2の
所定値V2を前記第1の所定値V1より高く設定したも
ので、簡単な構成で電動機8の負荷電流を高精度に検出
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭用、もし
くは、業務用の電気掃除機の、特に、吸込具に内蔵され
た回転ブラシの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の電気掃除機における回転ブ
ラシの制御回路の概略構成図を示す。図8において、1
00は、商用電源であり、101は回転ブラシ(図示せ
ず)を回転駆動する電動機であり、102は商用電源1
00を位相制御して電動機101の印加電圧、即ち供給
電力を調整する双方向性サイリスタであり、103は、
双方向性サイリスタ102を点弧する点弧回路であり、
105は電動機101に流れる負荷電流を検出する電流
検出器であり、106は電流検出器105の出力信号を
整流、増幅する電流検出回路であり、電流検出器105
と電流検出回路106とで、電流検出手段107を構成
する。105は、電流検出手段107の出力信号によ
り、点弧回路103の点弧角を決定し、電動機101を
位相制御する制御手段としてのマイクロコンピュータで
ある。
【0003】従来の電気掃除機は、第2893969号
特許公報に記載のように、回転ブラシを駆動する電動機
101への印加電圧を調整する構成において、電動機1
01に流れる電流を電流検出手段107で検出し、電流
検出手段107の出力が、マイクロコンピュータが予め
有していた第1の設定値を越えた時に電動機101への
印加電圧、即ち供給電力を下げ、電流検出手段107の
出力が、第1の設定値より低い第2の設定値を越えた時
に回転ブラシのロックと判定し、電動機101の運転を
停止するよう制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、マイクロコンピュータ105が電動機10
1の負荷電流を判断する際、電流検出手段107にて構
成上平滑する必要があり、構成が複雑になるという課題
を有していた。
【0005】本発明は、上記課題を解決するもので、平
滑する回路を不要とした簡単な回路で電流検出手段を構
成できると共に、回転ブラシロック時の保護が出来る電
気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、吸込具に内蔵され塵埃を掻き揚げる回転ブ
ラシを駆動する電動機と、前記電動機に供給する電力を
制御する制御手段と、前記電動機の負荷電流を検出する
電流検出手段を備え、前記制御手段において、前記電流
検出手段の出力が第1の所定値を越えた時に前記電動機
への供給電力を低下させ、前記電流検出手段の出力が第
2の所定値を越えた時に前記電動機への供給電力を停止
するようにし、前記第2の所定値を前記第1の所定値よ
り高く設定したもので、前記制御手段が位相制御により
前記電動機への供給電力を制御する構成においては、供
給電力を低くすると前記電流検出手段の出力波形の波高
値は高くなり、前記制御手段は前記電流検出手段の出力
波形により前記電動機の負荷電流を判断するので、前記
負荷電流が過負荷気味の状態に相当する第1の所定値を
越えて、前記電動機への供給電力を低下させた後、前記
第1の所定値より高い第2の所定値を越えた時点、つま
り、前記回転ブラシのロック状態と判断した時点で前記
電動機への電力供給を停止することにより、平滑するこ
とのない簡単な構成で、使い勝手を維持しながら、前記
回転ブラシのロック時の保護を行うことが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
吸込具に内蔵され塵埃を掻き揚げる回転ブラシを駆動す
る電動機と、前記電動機に供給する電力を制御する制御
手段と、前記電動機の負荷電流を検出する電流検出手段
を備え、前記制御手段において、前記電流検出手段の出
力が第1の所定値を越えた時に前記電動機への供給電力
を低下させ、前記電流検出手段の出力が第2の所定値を
越えた時に前記電動機への供給電力を停止するように
し、前記第2の所定値を前記第1の所定値より高く設定
したもので、平滑することのない簡単な構成で、使い勝
手を維持しながら、前記回転ブラシのロック時の保護の
可能な電気掃除機を実現できる。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、吸込具に
内蔵され塵埃を掻き揚げる回転ブラシを駆動する電動機
と、前記電動機に供給する電力を制御する制御手段と、
前記電動機の負荷電流を検出する電流検出手段を備え、
前記制御手段において、前記電流検出手段の出力が第1
の所定値を越えた時に前記電動機への供給電力を低下さ
せ、前記電流検出手段の出力が第2の所定値を越えた時
に前記電動機への供給電力を停止するようにし、前記電
動機の負荷電流が第1の所定値に達した時の供給電力に
より前記第2の所定値を設定するもので、供給電力を低
下させた時の位相制御量に応じた負荷電流の判定値で、
前記第2の所定値に対する判定を行え、より高精度な前
記回転ブラシのロックの判断が可能な電気掃除機を実現
できる。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、制御手段
において、電流検出手段の出力が第1の所定値を第1の
所定時間越えた時に前記電動機への供給電力を低下さ
せ、前記電流検出手段の出力が第2の所定値を第2の所
定時間越えた時に前記電動機への供給電力を停止するよ
うにし、前記第1の所定時間を前記第2の所定時間以上
に設定したもので、前記回転ブラシのロック時には、早
期に前記電動機への電力供給を停止して、前記回転ブラ
シの保護性を高めることが可能な電気掃除機を実現でき
る。
【0010】本発明の請求項4記載の発明は、制御手段
において、電流検出手段の出力が第1の所定値を第1の
所定時間越えた時に前記電動機への供給電力を低下さ
せ、前記電流検出手段の出力が第2の所定値を第2の所
定時間越えた時に前記電動機への供給電力を停止するよ
うにし、前記第2の所定時間を前記第1の所定時間以上
に設定したもので、第1の所定値と第2の所定値との差
が少ない場合でも、前記電動機の負荷電流が大きい時
に、第1の所定値による供給電力の低下後に、第2の所
定値による電力供給の停止の制御が行え、過負荷時に急
に前記回転ブラシが停止することなく、使用性を向上で
きる電気掃除機を提供することが出来る。
【0011】本発明の請求項5記載の発明は、電流検出
手段の出力が第1の所定値を越え、電動機への供給電力
を低下させた後、電動機への供給電力を低下前の供給電
力に復帰させるもので、回転ブラシの負荷が、過負荷状
態から通常状態に戻った時には、自動で前記電動機への
供給電力が復帰するので、過負荷状態解除時の使用性を
向上することが可能な電気掃除機を実現できる。
【0012】本発明の請求項6記載の発明は、制御手段
において、電流検出手段の出力が第1の所定値を越え、
電動機への供給電力を低下させた後、前記電流検出手段
の出力が所定値を越えると、電動機への供給電力を低下
前の供給電力に復帰させる第3の所定値を設けたもの
で、過負荷状態解除時の復帰動作を高精度に行うことが
可能な電気掃除機を実現できる。
【0013】本発明の請求項7記載の発明は、第3の所
定値は、第1の所定値より低く設定したもので、回転ブ
ラシの過負荷状態が確実に解除された時のみ供給電力を
復帰させ、第1の所定値による電力低下と、第3の所定
値による復帰動作が交互に発生する誤動作を防止出来る
電気掃除機を実現できる。
【0014】本発明の請求項8記載の発明は、第3の所
定値は、第1の所定値より高く設定したもので、回転ブ
ラシの負荷が軽くなると早期に供給電力を復帰させるこ
とができ、過負荷時の回転ブラシの保護を行うことが出
来ると共に、高い使用性を得る電気掃除機を実現でき
る。
【0015】本発明の請求項9記載の発明は、第1の所
定値により前記電動機への供給電力を低下させた時の供
給電力により前記第3の所定値を設定するようにしたも
ので、供給電力を低下させた時の位相制御量に応じた負
荷電流の判定値で復帰の判定を行え、より高精度な復帰
動作が可能な電気掃除機を実現できる。
【0016】本発明の請求項10記載の発明は、電流検
出手段の出力が第1の所定値を越え、電動機への供給電
力を低下させた後、所定時間経過後に電動機への供給電
力を低下前の供給電力に復帰させるもので、復帰時の動
作精度を更に向上することが可能な電気掃除機を実現で
きる。
【0017】
【実施例】(実施例)以下本発明の一実施例を、図1〜
図7を参照しながら説明する。
【0018】図1に本発明の一実施例における電気掃除
機の回路構成図を、図2に電気掃除機の外観図を示す。
【0019】図2において、1は電気掃除機本体であ
り、2は吸引力を発生するファンモータをおよび吸引さ
れた塵埃を集塵する集塵室(図示せず)を内蔵してい
る。3はホースであり、前記ファンモータ2の吸引力の
強弱などを変化させることで、電気掃除機の運転モード
を切り換える手元操作部4を有している。6は床面に接
して被掃除面の塵埃等を吸引するための吸込具であり、
被掃除面の塵埃をかき上げる回転ブラシ7と回転ブラシ
7を駆動する電動機8を内蔵している。前記回転ブラシ
7はベルト(図示せず)などを介して、前記電動機8に
より駆動されたり、あるいは前記回転ブラシ7内に電動
機8を内蔵し、ギア(図示せず)などを介して前記回転
ブラシ7を駆動させる方法等ある。5は延長管で、前記
吸込具6と前記ホース3とを連通させている。手元操作
部4を操作し、前記ファンモータ2および電動機8を駆
動させることで、吸込具6から被掃除面の塵埃はかき上
げられ、前記塵埃は、延長管5、ホース3および電気掃
除機本体1へと搬送され、前記塵埃は前記電気掃除機本
体1に内蔵された集塵室(図示せず)に集塵されるとと
もに、吸引風は前記電気掃除機本体1より排出される。
【0020】また、図2に示すように、本実施例の電気
掃除機は、電気掃除機本体1、ホース3、延長管4、吸
込具5の4つブロックに分けられ、図1においては1点
鎖線にて区分けしているが、図1において、10は、回
転ブラシ7を回転駆動する電動機8を位相制御するため
の双方向性サイリスタである。11は、電動機8への電
力供給路上に存在するホース3の抵抗分rであり、電流
検出手段である。つまり、電動機8に流れる負荷電流に
よりこのrの印加電圧が変化することにより負荷電流を
検出できる。12は電動機8に供給する電力を制御する
制御手段であるマイクロコンピュータであり、電流検出
手段11の出力する電動機8の負荷電流情報をA/D変
換して取込み、負荷電流に応じて、双方向性サイリスタ
10へ位相制御のための点弧パルスを出力し、同時に、
手元操作部からの情報により、ファンモータ2の供給電
力の制御も含め、運転モードの制御も行っている。13
は、電気掃除機に電力を供給する商用電源である。
【0021】上記構成による動作を、以下に説明する。
【0022】手元操作部4には、図1に示すようにスイ
ッチSW1〜SW3と、抵抗r1からr4が内蔵されて
おり、本体1側の回路に内蔵された抵抗Rとr1,r
2,r3,r4の分割によりスイッチSW1〜SW3の
オン状態の組み合わせにより、マイクロコンピュータ1
2の手元A/Dポートの電圧が変化するので、マイクロ
コンピュータ12は電圧に応じて運転モードを判断し、
手元操作部4のスイッチSW1〜SW3の状態に応じ
て、ファンモータ2への供給電力と電動機8の制御を行
う。例えば、SW2が押されたとすると、手元A/Dポ
ートの電圧は、マイクロコンピュータ12のGNDを基
準とすると、 (R/(r0+r1+r2+r+R))×5 [V] となる。ここで、r0とrは、ホース3の配線上に存在
する微少抵抗値であり、r1,r2,r3,r4>>r
0,rであることと、電流も微少であることより、r
0,r=0[V]とみなし、上記の電圧は、 (R/(r1+r2+R))×5 [V] で表される。同様に、スイッチSW1〜SW3が全く押
されていない状態では、 (R/(r1+r2+r3+r4+R))×5 [V] となる。
【0023】今、図3に示すように、マイクロコンピュ
ータ12は、双方向性サイリスタ10を点弧(トリガオ
ン)する前のタイミングT1(商用電源13の電圧波形
に同期)での手元A/Dポートの電圧を、手元操作部4
の操作情報として判断し、その後、タイミングT2で、
点弧することにより、電動機8に電流Iが流れる。この
時、ホース3の配線上の微少抵抗rにも電流Iが流れる
ため、抵抗rの両端にr×Iの電圧が発生するが、この
電流は、大きいため、抵抗rが無視できなくなり、マイ
クロコンピュータ12の手元A/Dポートの電圧は、 (R/(r1+r2+r3+r4+R))×(5−I×r) [V] となり、双方向性サイリスタ10の点弧後の手元A/D
ポートの電圧は、図3に示すような波形となる。但し、
信号レベルを0Vから5Vで制限しているので、5V以
上、0V以下の電圧は各々5Vと0Vで上下限値を規制
されている。
【0024】この波形の波高値は、図4に示すように、
負荷の状態、つまり、負荷電流によって変化し、電流I
が大きくなれば高くなり、小さくなれば低くなるので、
マイクロコンピュータ12は、双方向性サイリスタ10
を点弧した後のタイミングT3での手元A/Dポートの
電圧を電流Iに応じた値として判断することで、電動機
8の負荷電流を判断することが出来る。ここで、タイミ
ングT3の設定であるが、双方向性サイリスタ10の点
弧のタイミングによって、波形のピークのタイミングが
変わるので、ピークよりも後ろになるように設定する。
【0025】ここで、電動機8に流れる負荷電流Iと、
電流検出手段11の出力電圧についてであるが、点弧タ
イミングT4で電動機8を位相制御している時の負荷電
流より、点弧低ミングT5で電動機8を位相制御してい
る時の負荷電流の方が平均値、つまり平滑すると小さく
なり、電動機8の発熱は抑えられる方向になる。しか
し、タイミングT3においては、電流検出手段11の出
力である手元A/Dポートの電圧は、図5に示すように
点弧タイミングT5で位相制御した方が高くなる。
【0026】また、回転ブラシ7は、一方向に回転して
いるので、電動機8の負荷電流Iは、使用者の吸込具6
の操作、つまり、吸込具6の前後動作によって、通常負
荷においては図6に示すように、波をうったように変化
する。この波の変化幅△Vaは、使用者によって異な
り、また、波全体のレベルも使用者によって異なる。
【0027】マイクロコンピュータ12は、手元A/D
ポートの電圧に対して、第1の所定値V1と第2の所定
値V2の判定値を有して負荷電流のレベルを判断すると
共に、V1,V2に対して、各々第1の所定時間t1、
第2の所定時間t2の判定時間を有しており、手元A/
Dポートの電圧がV1より低ければ、双方向性サイリス
タ10を図5中のT4のタイミングで点弧して電動機8
を位相制御(印加電圧大、負荷電流大)し、V1より高
くV2より低い状態が状態がt1以上継続するとタイミ
ングT5で点弧して電動機8を位相制御(印加電圧小、
負荷電流小)し、V2より高い状態がt2以上継続する
と電動機8への電圧の印加を停止し、回転ブラシ7の動
作を停止する。
【0028】従って、電動機8の負荷電流を平滑するこ
とのない簡単な構成において、回転ブラシ7のロック時
には、確実に電力供給を停止して電動機8の損傷を防止
出来ると共に、供給電力を停止する前に、負荷電流が大
きい時は、一旦、供給電力を低下させる動作により、吸
込具6の操作力の大きな使用者に使用された時でも、回
転ブラシ7のロックと誤判断して停止することなく、使
い勝手を維持することが出来る。
【0029】図6に示すように、通常使用状態において
は、使用者の吸込具6の操作により、負荷電流Iは波打
って変化するが、回転ブラシ7がロックすると回転しな
くなるため、ロック状態では負荷電流Iは一定の値とな
るので、t2よりt1を短く(t1をt2より長く)設
定することにより、回転ブラシ7のロック状態では、早
期に電動機8への電力供給を停止し、使用者の操作力に
関わらず使い勝手を維持しながらも、回転ブラシ7のロ
ック時の保護性を向上することが出来る。
【0030】逆に、t2より1を長く(t1よりt2を
短く)設定することにより、特に、ロック状態での負荷
電流Iと過負荷状態での負荷電流Iの差△Vb(図6に
示す)が小さい時に、ロック状態以外では、即、回転ブ
ラシ7が停止することが無く、回転ブラシロック時の保
護性を維持しながら、使い勝手を向上することが出来
る。
【0031】また、マイクロコンピュータ12は、図7
に示すように、手元A/Dポートの電圧に対して、V1
より低い、第3の所定値V3を有しており、回転ブラシ
7が通常状態より負荷の大きな過負荷状態になり、タイ
ミングT3における手元A/Dポートの電圧が判定値V
1を上回って、双方向性サイリスタ10の点弧タイミン
グをT5にした後(図7中の実線で示すA/D電圧波
形)、図7中の点線で示すA/D電圧波形のように、V
3より小さくなると過負荷状態が解除されたと判定し
て、双方向性サイリスタ10の点弧タイミングをT4に
復帰させる。過負荷状態が継続しているときは、手元A
/D電圧はV1より高くなっているので、V3をV1よ
り低く設定することにより、過負荷状態が確実に解除さ
れた時のみ、供給電力を通常負荷状態の供給電力(点弧
タイミングT4)に復帰でき、判定値V1による供給電
力の低下と、判定値V3による供給電力の復帰動作の交
互の発生を確実に防止できるので、使用性を更に向上で
きると共に復帰判断高精度に行うことが出来る。また、
過負荷状態時も、図6に示すように、負荷電流Iは、波
打った状態になるので、V3に対しても判定時間を設け
て判断することにより、復帰動作の精度を向上すること
が出来る。
【0032】上記では、V3をV1より低く設定した
が、逆に、V3をV1より高く設定することにより、回
転ブラシ7にかかる負荷が軽くなった時は、早期に電動
機8への供給電力を復帰し、吸込具6の使い勝手、ゴミ
取れ性能を向上することが出来る。
【0033】また、マイクロコンピュータ12におい
て、電動機8の供給電力に対応して、双方向性サイリス
タ10の点弧タイミングを設定することにより、現在の
供給電力を認識することが出来、タイミングT3での電
流検出手段11の出力、即ち、手元A/Dポートの電圧
は供給電力が高くなれば低くなり、供給電力が低くなれ
ば高くなるので、V1,V2,V3を現在の供給電力に
よって決定することにより、より高精度な判定を行うこ
とが出来る。なお、この原理は図1の構成からも明らか
なように、マイクロコンピュータ12のVddと電動機
8の負荷電流経路を共通にしていることにより、手元A
/DのDC成分にAC成分を重畳でき、それを利用して
いるものである。
【0034】尚、本実施例においては、V1とV2の2
つの判定値で、保護動作の判定を行ったが、双方向性サ
イリスタ10の点弧タイミング(供給電力)と、電動機
8に流れる電流の関係には相関があるので、更に複数の
判定値を設けることによって、更に、使い勝手と保護性
を向上することが出来る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸込具
に内蔵された回転ブラシを回転駆動する電動機への負荷
電流を遮断する機械的手段を設ける必要もなく、また、
平滑する必要が無く、電流検出手段を簡単な回路で構成
できると共に、電動機の負荷電流を高精度に検出でき、
使い勝手を維持しながら、毛足の長い絨毯等を掃除した
とき、回転ブラシロック時の保護が出来る電気掃除機特
有の課題を解決するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気掃除機における制御回
路図
【図2】同実施例の電気掃除機の概略構成図
【図3】同実施例の電気掃除機における手元A/Dポー
ト電圧のタイミング図
【図4】同実施例の電気掃除機における手元A/Dポー
ト電圧の説明図
【図5】同実施例の電気掃除機における手元A/Dポー
ト電圧の判断の説明図
【図6】同実施例の電気掃除機における負荷電流変化の
説明図
【図7】同実施例における電気掃除機の手元A/Dポー
ト電圧の復帰判断の説明図
【図8】従来の電気掃除機の電動機制御ブロック図
【符号の説明】
4 手元操作部 8 電動機 10 双方向性サイリスタ 11 電流検出手段 12 マイクロコンピュータ 13 商用電源 V1 第1の所定値 V2 第2の所定値 V3 第3の所定値 t1 第1の所定時間 t2 第2の所定時間 t3 第3の所定時間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込具に内蔵され塵埃を掻き揚げる回転
    ブラシを駆動する電動機と、前記電動機に供給する電力
    を制御する制御手段と、前記電動機の負荷電流を検出す
    る電流検出手段を備え、前記制御手段において、前記電
    流検出手段の出力が第1の所定値を越えた時に前記電動
    機への供給電力を低下させ、前記電流検出手段の出力が
    第2の所定値を越えた時に前記電動機への供給電力を停
    止するようにし、前記第2の所定値を前記第1の所定値
    より高く設定した電気掃除機。
  2. 【請求項2】 吸込具に内蔵され塵埃を掻き揚げる回転
    ブラシを駆動する電動機と、前記電動機に供給する電力
    を制御する制御手段と、前記電動機の負荷電流を検出す
    る電流検出手段を備え、前記制御手段において、前記電
    流検出手段の出力が第1の所定値を越えた時に前記電動
    機への供給電力を低下させ、前記電流検出手段の出力が
    第2の所定値を越えた時に前記電動機への供給電力を停
    止するようにし、前記電動機の負荷電流が第1の所定値
    に達した時の供給電力により前記第2の所定値を設定す
    る電気掃除機。
  3. 【請求項3】 制御手段において、電流検出手段の出力
    が第1の所定値を第1の所定時間越えた時に前記電動機
    への供給電力を低下させ、前記電流検出手段の出力が第
    2の所定値を第2の所定時間越えた時に前記電動機への
    供給電力を停止するようにし、前記第1の所定時間を前
    記第2の所定時間以上に設定した請求項1または2記載
    の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 制御手段において、電流検出手段の出力
    が第1の所定値を第1の所定時間越えた時に前記電動機
    への供給電力を低下させ、前記電流検出手段の出力が第
    2の所定値を第2の所定時間越えた時に前記電動機への
    供給電力を停止するようにし、前記第2の所定時間を前
    記第1の所定時間以上に設定した請求項1または2記載
    の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 電流検出手段の出力が第1の所定値を越
    え、電動機への供給電力を低下させた後、電動機への供
    給電力を低下前の供給電力に復帰させる請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 制御手段において、電流検出手段の出力
    が第1の所定値を越え、電動機への供給電力を低下させ
    た後、前記電流検出手段の出力が所定値を越えると、電
    動機への供給電力を低下前の供給電力に復帰させる第3
    の所定値を設けた請求項5記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 第3の所定値は、第1の所定値より低く
    設定した請求項6記載の電気掃除機。
  8. 【請求項8】 第3の所定値は、第1の所定値より高く
    設定した請求項6記載の電気掃除機。
  9. 【請求項9】 第1の所定値により前記電動機への供給
    電力を低下させた時の供給電力により前記第3の所定値
    を設定する請求項6記載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 電流検出手段の出力が第1の所定値を
    越え、電動機への供給電力を低下させた後、所定時間経
    過後に電動機への供給電力を低下前の供給電力に復帰さ
    せる請求項5〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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