JP2002248006A - フットボール用シューズのアウトソール構造 - Google Patents

フットボール用シューズのアウトソール構造

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトソールとしての剛性・強度と屈曲性と
を両立させる。また、競技の際の各種運動時に接地面と
の間で滑りが発生するのを防止する。 【解決手段】 踵部A,踏付部B,指部C,中足部D,
土踏まず部E,指付根部Fの6つの領域からアウトソー
ル1を構成するとともに、踵部A,踏付部B,指部C,
中足部Dを相対的に高剛性にし、土踏まず部E,指付根
部Fを相対的に低剛性にする。アウトソール1のソール
面に第1ないし第5のスタッド31〜35を設ける。第
1のスタッド31は着用者の足の第1指末節骨DP1
中央付近に、第2のスタッド32は第1指中足趾節関節
MJ1 付近に、第3のスタッド33は第4指中足骨MB
4 の骨頭部付近に、第4のスタッド34は第3指末節骨
DP 3 付近に、第5のスタッド35は第2指および第3
指中足骨MB2 ,MB3 の各骨頭付近にそれぞれ配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フットボール用シ
ューズのアウトソール構造に関し、詳細には、その構造
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】サッカー、ラグビー、ア
メリカンフットボールなどのフットボール競技において
は、ダッシュ時、ストップ時、各種キック時およびフェ
イント時などにおいて、シューズのアウトソールは、種
々の圧力とともに屈曲作用を受ける。
【0003】ところが、従来より使用されてきたフット
ボール用シューズのアウトソールは、その各部の剛性や
強度が均等に構成されており、このため、競技時に要求
されるアウトソールとしての剛性・強度と屈曲性とを十
分に両立させることができなかった。
【0004】また、従来のフットボール用シューズに用
いられている防滑用のスタッドは、図36のサッカーシ
ューズの例に示すように、ソール面に設けられた各スタ
ッド100が、いずれもほぼ同一の大きさに形成されて
おり、しかも、ソール面内にほぼ均一にムラなく配置さ
れている。すなわち、従来のスタッドの配置は、各スタ
ッドを見かけ上バランスよく配置しているだけである。
【0005】ところが、実際の競技の際には、各種運動
時に様々な足の動きが生じており、このような複雑な足
の動きにマッチしたスタッド構造を実現するためには、
スタッドの配置、形状および配向などを考慮した設計を
する必要がある。
【0006】さらに、従来のフットボール用シューズの
スタッドは、図36に示すように、円錐台形状または円
柱形状のものが大部分であって、これらのスタッド10
0は、底面積が比較的大きいため、グラウンドに刺さり
にくく、いわゆるグラウンドに対する食い付きが悪いた
め、フットボール競技に要求される各種運動の際に接地
面との間で滑りが発生する場合があった。
【0007】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、競技時に要求されるアウトソールとし
ての剛性・強度と屈曲性とを両立させることができるフ
ットボール用シューズを提供することを第1の目的とす
る。また、本発明の第2の目的は、足の動きに適合した
スタッド構造を有し、かつ競技の際の各種運動時に接地
面との間で滑りが発生するのを防止できるフットボール
用シューズのアウトソール構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本件出願に係る
発明者らは、上記第1の目的を達成するため、競技中に
サッカー選手の軸足に実際に作用する足圧の分布状態を
測定した。この測定結果を図3および図4に示す。図3
はインステップキックの際の足圧分布図であり、図4は
フェイント時の足圧分布図である。ここでは、軸足とし
て左足を例にとっている。各図とも足裏側から見た足圧
分布を示しており、図中、Mは内甲側を、Lは外甲側を
それぞれ示しており、また、内側の等圧線ほど圧力が高
いことを示している。なお、各図においては、説明の便
宜上、シューズのアウトソールの外形線を実線で示すと
ともに、アウトソールを、踵部A,踏付部B,指部C,
中足部D,土踏まず部E,指付根部Fの6つの領域A〜
Fに区画している(図2参照)。
【0009】これらの図から、インステップキック時ま
たはフェイント時のような動作時には、足の踵部分、踏
付面、指部および中足部分の足圧が相対的に高く、これ
に対して、足の土踏まずおよび指付根部分の足圧が相対
的に低いことが分かった。さらに、インステップキック
時には、第1指部のみならず、第1指付根部分の足圧も
高くなっていることが分かった。
【0010】本発明は、このように、実際の足圧分布の
測定結果を考察することによりなされたものであって、
請求項1の発明では、フットボール用シューズのアウト
ソールを、着用者の足指に対応する指部と、足指の付根
部分に対応する指付根部と、足裏の踏付面、中足部分、
土踏まずおよび踵部分にそれぞれ対応する踏付部、中足
部、土踏まず部および踵部との6つの領域から構成する
とともに、これらの領域の剛性に関して、踵部、踏付
部、指部および中足部を相対的に高剛性にして、動作時
に相対的に足圧が高くなるこれらの部分を曲がりにくく
している。また、土踏まず部および指付根部を相対的に
低剛性にして、動作時に相対的に足圧が低くなるこれら
の部分を曲がりやすくしており、これにより、動作時に
屈曲性が要求されるこれらの部分の屈曲性を向上させて
いる。
【0011】請求項2の発明では、上記6つの領域の剛
性に関して、(踵部)>(踏付部)>(指部)>(中足
部)>(土踏まず部)>(指付根部)の順になるように
各領域を構成している。踵部は、図3および図4から分
かるように、最も大きな足圧が作用する部位であり、こ
のような足圧分布に基づいて踵部の剛性を最大にしてい
る。また指付根部は、ダッシュ時などの他の動作時も含
めて最も屈曲性が要求される部位なので、このように指
付根部の剛性を最小にすることで、他の部分に比べて最
大の屈曲性が得られるようにしている。
【0012】また、請求項3の発明は、主に図3のイン
ステップキックの際の足圧分布に基づいており、アウト
ソールの指付根部について、着用者の足指の第1指の付
根部分に対応する第1指付根部と、第2指ないし第5指
の付根部分に対応する第2〜第5指付根部とに区画して
おり、各領域の剛性に関して、踵部、踏付部、指部、第
1指付根部および中足部を相対的に高剛性にし、土踏ま
ず部および第2〜第5指付根部を相対的に低剛性にして
いる。この場合には、第1指付根部をも高剛性にするこ
とで、インステップキックの際の実際の足圧分布にした
がった剛性分布にすることができる。
【0013】請求項4の発明では、各領域の剛性に関し
て、(踵部)>(踏付部)>(指部)>(第1指付根
部)>(中足部)>(土踏まず部)>(第2〜第5指付
根部)の順になるように各領域を構成している。この場
合には、図3に示すインステップキックの際の実際の足
圧分布にしたがって、第1指付根部の剛性を中足部の剛
性よりも高くしている。
【0014】請求項5の発明では、指部および指付根部
間の第1の境界線が、第4指中節骨の骨頭付近から第3
指中節骨の骨底付近を通って第2指中節骨の骨頭付近ま
で延びさらに第1指基節骨の骨頭付近まで延びており、
該第1の境界線がシューズ前方側に向かって概略山形形
状に形成されている。また、指付根部および踏付部間の
第2の境界線が、第5指中節骨の骨底付近から第4指基
節骨の骨頭付近を通って第3指基節骨の略中央部分まで
延びさらに第2指基節骨の略中央部分から第1指基節骨
の略中央部分まで延びており、該第2の境界線がシュー
ズ前方側に向かって凸状に湾曲して形成されている。さ
らに、踏付部と中足部および土踏まず部との間の第3の
境界線が、第5指中足骨の骨底付近から第4指中足骨の
骨底付近を通ってシューズ前方側に延びるとともに、第
2指中足骨の略中央部分を通って第1指中足骨の略中央
部分まで延びている。また、中足部および土踏まず部と
踵部との間の第4の境界線が、概ね横足根関節に沿って
延びており、さらに、中足部および土踏まず部間の第5
の境界線が、外側楔状骨を通ってシューズ長手方向に沿
って延びている。このように、第1ないし第5の境界線
を設定することにより、アウトソールとして競技時に要
求される剛性・強度および屈曲性を所望の領域に確保で
きるようになる。
【0015】請求項6の発明では、各領域の剛性をアウ
トソールの厚みの大小によって変化させている。アウト
ソールの厚みを大きくするほど、アウトソールの曲げ剛
性を大きくでき、これにより、曲がりにくくすることが
できる。これとは逆に、アウトソールの厚みを薄くする
ほど、アウトソールの曲げ剛性が小さくなり、曲がりや
すくなる。
【0016】請求項7の発明では、各領域のうち剛性の
高い領域に、たとえばカーボンファイバー等の補強材を
埋設しており、これにより、強度を向上させている。ま
た、請求項8の発明では、リブ構造を設けることによ
り、剛性を高くしている。さらに、請求項9の発明で
は、中足部に、シューズの概略前後方向に延びる一本ま
たは複数本のリブを設けることにより、中足部の剛性を
高くしている。
【0017】請求項10の発明では、各領域のうち剛性
の低い領域に、蜂の巣状のハニカム構造を設けている。
このハニカム構造による補強作用によって、低剛性領域
が補強されるようになっている。
【0018】請求項11の発明では、踵部、踏付部、指
部および中足部の厚みを土踏まず部および指付根部の厚
みよりも厚くするとともに、土踏まず部および指付根部
に蜂の巣状のハニカム構造を設けている。
【0019】請求項12の発明では、踵部、踏付部、指
部、第1指付根部および中足部の厚みを土踏まず部およ
び第2指〜第5指付根部の厚みよりも厚くするととも
に、土踏まず部および第2〜第5指付根部に蜂の巣状の
ハニカム構造を設けている。
【0020】請求項13の発明では、シューズの概略前
後方向に延びる複数の縦溝を踏付部に設けている。これ
らの縦溝により、踏付部における幅方向の屈曲性を向上
できる。
【0021】請求項14の発明では、踏付部に設けられ
る縦溝が、アウトソールのソール面の接地開始時から全
面接地時に至るまでの着用者の足への体重負荷経路に基
づいて設定されており、これにより、足の実際の体重負
荷経路にしたがって踏付部を幅方向に屈曲させることが
できる。このような踏付部の屈曲により、競技時に体重
負荷経路にしたがったスムーズな足の動きを実現でき、
その結果、接地面に対して効果的に力を伝達できる。
【0022】請求項15の発明では、シューズの概略幅
方向に延びる複数の横溝を踏付部において着用者の足の
第3〜第5指中足骨領域に対応する位置に設けている。
これらの横溝により、踏付部の第3〜第5指中足骨領域
に対応する位置における前後方向の屈曲性を向上でき
る。
【0023】請求項16の発明では、踏付部に設けられ
る横溝が、アウトソールのソール面が全面接地時の状態
から地面から離れる直前までの着用者の足への体重負荷
経路に基づいて設定されており、これにより、足の実際
の体重負荷経路にしたがって踏付部を前後方向に屈曲さ
せることができる。このような踏付部の屈曲により、競
技時に体重負荷経路にしたがったよりスムーズな足の動
きを実現でき、接地面に対して一層効果的に力を伝達で
きる。
【0024】請求項17の発明によれば、踵部には、シ
ューズ前後方向に帯状に延びる複数の波形プレートを互
いに並設しかつ連結してなる緩衝構造体が設けられてい
る。この場合には、競技時において着地の際にシューズ
の踵部に衝撃荷重が作用したとき、各波形プレートの波
形状の山の部分が下方に沈み込むように変形するととも
に、波形状の谷の部分が上方に持ち上がるように変形す
ることにより、衝撃荷重を吸収できる。また、隣り合う
各波形プレートの連結部分が各波形状部分の変形を抑制
するので、各波形状部分の変形と相俟って衝撃荷重をよ
り効果的に吸収できる。
【0025】請求項18の発明では、各波形プレートの
波形状の位相が、隣り合う波形プレートの波形状の位相
に対して1/2波長だけずれている。
【0026】請求項19の発明では、踵部の周縁部に巻
上げ部が設けられており、該巻上げ部により、アッパー
部材との接着しろが確保されている。これにより、前記
波形プレートをより大きな面積で使用することが可能に
なる。
【0027】請求項20の発明では、踵部のソール面
に、着用者の足の足圧分布曲線に基づいて設定された複
数のリブが設けられている。これにより、足の足圧分布
にしたがって、踵部の接地状態を制御できる。
【0028】請求項21の発明では、踵部のソール面に
は、踵部前側の内外甲側にそれぞれ配置された第1,第
2のスタッドと、踵部後側の内外甲側にそれぞれ配置さ
れた第3,第4のスタッドとが設けられるとともに、第
1および第2のスタッド間には、シューズ幅方向に延び
かつ第1および第2のスタッドを連結する前側リブが設
けられ、第3および第4のスタッド間には、シューズ幅
方向に延びかつ第3および第4のスタッドを連結する後
側リブが設けられている。これらのリブにより、踵部の
剛性を向上できる。
【0029】次に、本件出願に係る発明者らは、上記第
2の目的を達成するため、競技中にサッカー選手の軸足
が接地面から実際に受ける力の方向を測定した。この測
定結果を図16ないし図18に示す。図16はインステ
ップキックの際に受ける力の方向を、図17はフェイン
ト時に受ける力の方向を、図18はインフロントキック
の際に受ける力の方向をそれぞれ示している。各図と
も、ソール面側から見た状態を示している。
【0030】第2の発明は、図3および図4の足圧分布
曲線に加えて、このようなアウトソールのソール面が実
際に受ける力の方向を考慮することによりなされたもの
であって、請求項22の発明では、アウトソールのソー
ル面に設ける複数のスタッドを、着用者の足の第1指末
節骨の中央付近に対応する位置に配置された第1のスタ
ッドと、第1指中足趾節関節付近に対応する位置に配置
された第2のスタッドと、第4指中足骨の骨頭部付近に
対応する位置に配置された第3のスタッドとから構成し
ている。
【0031】また、請求項23の発明では、第1ないし
第3のスタッドに加えて、第3指末節骨に対応する位置
に配置された第4のスタッドを有しており、さらに、請
求項24の発明では、第1ないし第4のスタッドに加え
て、第2指および第3指中足骨の各骨頭付近に対応する
位置に配置された第5のスタッドを有している。
【0032】すなわち、第1ないし第5の各スタッド
は、図3および図4の足圧分布において相対的に足圧が
高い位置に対応して配置されるとともに、図16ないし
図18に示す力の作用方向分布において接地面からの力
を効果的に受け得るような位置に配置されている。
【0033】請求項25の発明では、各スタッドが概略
直線状に延びるまたはわずかに凹状に湾曲する受圧面を
有しており、該受圧面がシューズ前後方向の中心線に対
してなす角度が、時計回りを正にとるとき、第1のスタ
ッドについては0〜60°の範囲にあって受圧面がシュ
ーズ後方側に対向しており(図22参照)、第2のスタ
ッドについては0〜−45°の範囲にあって受圧面がシ
ューズ前方側に対向している(図23参照)。これによ
り、とくにインステップキックの際に、接地面からの力
を受ける受圧面を十分に確保することができ(図19参
照)、その結果、接地面との間での滑りの発生を防止で
きる。
【0034】また、第3のスタッドについては0〜−4
5°の範囲にあって受圧面がシューズ後方側に対向して
おり(図24参照)、第4のスタッドについては0〜−
60°の範囲にあって受圧面がシューズ後方側に対向し
ている(図25参照)。これにより、とくにフェイント
の際に、接地面からの力を受ける各スタッドの受圧面を
十分に確保することができ(図20参照)、その結果、
各スタッドが接地面との間で滑りを起こすのを防止でき
る。
【0035】さらに、第5のスタッドについては−60
〜−120°の範囲にあって受圧面がシューズ後方側に
配置されている(図26参照)。これにより、とくにイ
ンフロントキックの際に、接地面からの力を受ける受圧
面を十分に確保することができ(図21参照)、その結
果、接地面との間での滑りの発生を防止できる。
【0036】請求項26の発明によれば、スタッドが概
略三角形状、矩形状またはブレード状の横断面を有して
いる。
【0037】請求項27の発明では、アウトソールのソ
ール面に設ける複数のスタッドを、着用者の足の第1指
末節骨の中央付近に対応する位置に配置された第1のス
タッドと、第1指中足趾節関節付近に対応する位置に配
置された第2のスタッドと、第4指中足骨の骨頭部付近
に対応する位置に配置された第3のスタッドと、第3指
末節骨に対応する位置に配置された第4のスタッドと、
第2指および第3指中足骨の各骨頭付近に対応する位置
に配置された第5のスタッドとから構成しており、さら
にスタッドが、ブレード形状または概略楕円形状の一部
を切断した形状の横断面を有しており、その切断形状面
がシューズの前側または後ろ側に配向されている。
【0038】この場合には、接地面からの力を効果的に
受け得る、相対的に足圧が高い位置に各スタッドを配置
できるばかりでなく、スタッドに形成された切断形状面
によって、切断形状面が前側に配向している場合には、
該切断形状面がストッパ機能を発揮でき、また切断形状
面が後ろ側に配向している場合には、該切断形状面がダ
ッシュ時の受圧面として効果的にトラクション機能を発
揮することができる。
【0039】請求項28の発明では、各スタッドが概略
楕円状の横断面を有するとともに、その長軸がシューズ
前後方向の中心線に対してなす角度が、時計回りを正に
とるとき、第1のスタッドについては0〜60°の範囲
にあり、第2のスタッドについては0〜−45°の範囲
にある。これにより、請求項25の発明の場合と同様
に、とくにインステップキックの際に、接地面からの力
を受ける受圧面を十分に確保でき、接地面との間で滑り
が発生するのを防止できる。
【0040】また、第3のスタッドについては0〜−4
5°の範囲にあり、第4のスタッドについては0〜−6
0°の範囲にある。これにより、請求項25の発明の場
合と同様に、とくにフェイントの際に、接地面から力を
受ける各スタッドの受圧面を十分に確保でき、各スタッ
ドが接地面との間で滑りを起こすのを防止できる。
【0041】さらに、第5のスタッドについては−60
〜−120°の範囲にあり、これにより、請求項25の
発明の場合と同様に、とくにインフロントキックの際
に、接地面からの力を受ける受圧面を十分に確保でき、
接地面との間での滑りの発生を防止できる。
【0042】請求項29の発明では、着用者の足の第5
指中足骨に対応する位置に配置された第1のサブスタッ
ドと、第4指基節骨および第5指基節骨の中間付近に対
応する位置に配置された第2のサブスタッドとがさらに
設けられている。
【0043】請求項30の発明では、第1および第2の
サブスタッドに加えて、第4指末節骨に対応する位置に
配置された第3のサブスタッドがさらに設けられてい
る。
【0044】請求項31の発明では、第1および第2の
サブスタッドに加えて、第2指および第3指基節骨の中
間付近に対応する位置に配置された第4のサブスタッド
がさらに設けられている。
【0045】請求項32の発明では、第1ないし第3の
サブスタッドに加えて、第2指および第3指基節骨の中
間付近に対応する位置に配置された第4のサブスタッド
がさらに設けられている。
【0046】請求項33の発明では、各サブスタッド
が、概略直線状に延びるまたはわずかに凹状に湾曲する
受圧面を有しており、該受圧面がシューズ前後方向の中
心線に対してなす角度が、時計回りを正にとるとき、第
1のサブスタッドについては、0〜45°の範囲にあっ
て受圧面がシューズ後方側に配置されている(図27参
照)。これにより、とくにインステップキックの際に、
第1および第2のスタッドの他に受圧面を確保でき、接
地面との間での滑りの発生をより確実に防止できる。
【0047】また、第2のサブスタッドについては、−
30〜−90°の範囲にあって、受圧面がシューズ後方
側に配置されており(図28参照)、第3のサブスタッ
ドについては、−10〜−45°の範囲にあって、受圧
面がシューズ後方側に配置されており(図29参照)、
第4のサブスタッドについては、−60〜−120°の
範囲にあって、受圧面がシューズ後方側に配置されてい
る(図30参照)。
【0048】第2および第3のサブスタッドにより、と
くにフェイント時に、第3および第4のスタッドの他に
受圧面を確保でき、接地面との間での滑りの発生をより
確実に防止できる。また第4のサブスタッドにより、と
くにインフロントキックの際に、第5のスタッドの他に
受圧面を確保でき、接地面との間での滑りの発生をより
確実に防止できる。
【0049】請求項34の発明によれば、サブスタッド
が概略三角形状、矩形状またはブレード状の横断面を有
している。
【0050】請求項35の発明では、各サブスタッドが
概略楕円状の横断面を有するとともに、その長軸がシュ
ーズ前後方向の中心線に対してなす角度が、時計回りを
正にとるとき、第1のサブスタッドについては0〜45
°の範囲にあり、第2のサブスタッドについては−30
〜−90°の範囲にあり、第3のサブスタッドについて
は−10〜−45°の範囲にあり、第4のサブスタッド
については−60〜−120°の範囲にある。
【0051】これにより、インステップキックの際に
は、主に第1のサブスタッドにより、接地面からの力を
受ける受圧面を第1および第2のスタッドの他に確保す
ることで、接地面との間での滑りの発生をより確実に防
止できる。また、フェイントの際には、主に第2および
第3のサブスタッドにより、接地面からの力を受ける受
圧面を第3および第4のスタッドの他に確保すること
で、接地面との間での滑りの発生をより確実に防止でき
る。さらに、インフロントキックの際には、主に第4の
サブスタッドにより、接地面からの力を受ける受圧面を
第5のスタッドの他に確保することで、接地面との間で
の滑りの発生より確実に防止できる。
【0052】請求項36の発明では、アウトソールに設
ける複数のスタッドのうち、踵部のソール面に設けるス
タッドを、踵部の内甲側に配置された第1のスタッド
と、踵部の外甲側に配置された第2のスタッドとから構
成している。そして、第1および第2のスタッドを結ぶ
線が踵部中心線に対して直交しておらず、第1のスタッ
ドが踵部前側に配置されており、または第2のスタッド
が踵部後ろ側に配置されている。
【0053】この場合、踵部には、第1および第2の二
つのスタッドしか設けられていないが、これらのスタッ
ドは、踵部中心線方向にオフセットされており、これに
より、踵部の着地安定性が向上している。また、この場
合、第1および第2のスタッドの相対的な位置関係につ
いて、第1のスタッドが踵部前側にまたは第2のスタッ
ドが踵部後ろ側に配置されているので、外甲側から着地
して内甲側に体重が移動していく際の体重移動がスムー
ズに行われるようになっている。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図30は、本発明の
一実施態様によるサッカーシューズ用アウトソールを示
しており、ここでは、左足用のアウトソールを例にとっ
ている。図1はアウトソールの表面図、図2は図1のア
ウトソールを構成する各部を説明するための図である。
【0055】これらの図に示すように、アウトソール1
は、着用者の足の踵部分、踏付面、足指、中足部分、土
踏まずおよび足指付根部分にそれぞれ対応する踵部A,
踏付部B,指部C,中足部D,土踏まず部Eおよび指付
根部Fの6つの部分から構成されている。
【0056】ここで、各部分の境界について図15を用
いてより詳細に説明する。同図に示すように、指部Cと
指付根部Fとの間の第1の境界線Y1 は、第4指中節骨
MP4 の骨頭付近から第3指中節骨MP3 の骨底付近を
通って第2指中節骨MP2 の骨頭付近まで延びさらに第
1指基節骨PP1 の骨頭付近まで延びており、境界線Y
1 はシューズ前方側に向かって概略山形形状に形成され
ている。
【0057】指付根部Fと踏付部Bとの間の第2の境界
線Y2 は、第5指中節骨MP5 の骨底付近から第4指基
節骨PP4 の骨頭付近を通って第3指基節骨PP3 の略
中央部分まで延びさらに第2指基節骨PP2 の略中央部
分から第1指基節骨の略中央部分まで延びており、第2
の境界線Y2 はシューズ前方側に向かって凸状に湾曲し
て形成されている。
【0058】踏付部Bと中足部D,土踏まず部Eとの間
の第3の境界線Y3 は、第5指中足骨MB5 の骨底付近
から第4指中足骨MB4 の骨底付近を通ってシューズ前
方側に延びるとともに、第2指中足骨MB2 の略中央部
分を通って第1指中足骨MB 1 の略中央部分まで延びて
いる。
【0059】中足部D,土踏まず部Eと踵部Aとの間の
第4の境界線Y4 は、概ね横足根関節CJに沿って延び
ている。中足部Dと土踏まず部Eとの間の第5の境界線
5は、外側楔状骨COを通ってシューズ長手方向に延
びている、
【0060】アウトソール1の各部の厚みについては、
本実施態様の場合、踵部Aの厚みがtA =3.3(m
m)、踏付部Bの厚みがtB =2.8(mm)、指部C
の厚みがtC =2.3(mm)であって、土踏まず部E
および指付根部Fの厚みはいずれもtE ,tF =1.7
(mm)になっている。また、中足部Dの厚みtD は、
C とtE ,tF との間の中間の値になっている。これ
により、各部の剛性(曲げ剛性)に関して、(踵部A)
>(踏付部B)>(指部C)>(中足部D)>(土踏ま
ず部E),(指付根部F)となるように構成されてい
る。なお、本発明によるアウトソールの各部の厚みが上
記数値に限定されないことはいうまでもない。
【0061】また図示していないが、中足部Dに、シュ
ーズの概略前後方向に延びる一本または複数本のリブを
設けるようにしてもよく、このリブにより、中足部Dの
剛性を土踏まず部Eおよび指付根部Fの剛性よりもさら
に高く設定することが可能である。
【0062】このようにアウトソール1の各部分の剛性
を変えたのは、図3および図4に示す足圧分布曲線に基
づいている。これらの図は、競技中にサッカー選手の軸
足に実際に作用する足圧の分布状態の測定結果を示して
おり、図3はインステップキックの際の足圧分布図であ
り、図4はフェイント時の足圧分布図である。これらの
図から分かるように、インステップキック時またはフェ
イント時のような動作時には、足の踵部分、踏付面、指
部および中足部分の足圧が相対的に高く、足の土踏まず
および指付根部分の足圧が相対的に低い。さらに、イン
ステップキック時には、第1指部のみならず、第1指付
根部分の足圧も高くなっている。
【0063】本実施態様では、このような実際の足圧分
布の測定結果を踏まえて、踵部A、踏付部B、指部Cお
よび中足部Dを相対的に高剛性にして、動作時に相対的
に足圧が高くなるこれらの部分を曲がりにくくする一
方、土踏まず部Eおよび指付根部Fを相対的に低剛性に
して、動作時に相対的に足圧が低くなるこれらの部分を
曲がりやすくしており、動作時に屈曲性が要求されるこ
れらの部分の屈曲性を向上させている。このようにし
て、インステップキックやフェイントなどの動作時にお
ける実際の足圧分布にしたがった剛性分布にすることが
できる。
【0064】なお、踵部A,踏付部B,指部Cおよび中
足部Dに、たとえばカーボンファイバ等の補強材を埋設
するようにしてもよい。
【0065】土踏まず部Eおよび指付根部Fには、蜂の
巣状のハニカム構造11が設けられている。このハニカ
ム構造11は、斜視部分図である図5に示すように、正
六角形の各辺をなすように帯状のリブを蜂の巣状に敷き
つめた構造を有している。このようなリブ構造11によ
り、屈曲性が要求される土踏まず部Eおよび指付根部F
が補強されている。
【0066】なお、指付根部Fの剛性は、6つの部分の
中で最も低くなるように構成されている方が好ましい。
これは、指付根部Fが、アウトソール全体の中で最も屈
曲性が要求される部位だからである。
【0067】また、指付根部Fのうち、第1指付根部に
はリブ30が設けられており、これにより、第1指付根
部の剛性を他の指付根部の剛性よりも高くすることがで
きる。
【0068】なお、指付根部Fのうち、第1指付根部の
厚みを残りの第2指ないし第5指付根部の厚みよりも厚
くするようにしてもよく、これによっても、第1指付根
部の剛性を他の指付根部の剛性よりも高くすることがで
きる。
【0069】踵部Aには、踵部前側の内外甲側にそれぞ
れ配置された第1,第2のスタッド20,21と、踵部
後ろ側の内外甲側にそれぞれ配置された第3,第4のス
タッド22,23とが設けられている。前側のスタッド
20,21は、幅方向に延びるリブ24により連結され
ており、同様に、後ろ側のスタッド22,23は、幅方
向に延びるリブ25により連結されている(図1のVI-V
I 線断面を示す図6参照)。これらのリブにより、スタ
ッドの強度を向上でき、踵部Aの剛性を向上できる。ま
た、図6に示すように、アウトソール1の踵部Aには、
アウトソール裏側に延びる巻上げ部20bが一体的に形
成されており、この巻上げ部20bにより、アッパー部
材(図示せず)との接着しろ20cが確保されている。
これによって、後述する緩衝構造体50をより大きな面
積で使用できるようになる。
【0070】踏付部Bおよび指部Cには、スタッド(メ
インスタッド)31,32,33,34,35が設けら
れており、スタッド31,34の基端部には、厚肉部3
6が形成されている(図1のVII-VII 線断面を示す図7
参照)。この厚肉部36により、指部Cの剛性がさらに
向上している。同様に、スタッド32,33,35の基
端部には、厚肉部37が形成されており、この厚肉部3
7により、踏付部Bの剛性がさらに向上している。ま
た、踏付部Bおよび指部Cには、メインスタッドよりも
小形のサブスタッド41,42,43,44が設けられ
ている。なお、各スタッドの形状、配置および配設方向
については後述する。
【0071】踏付部Bには、シューズの概略前後方向に
延びる複数の縦溝12が形成されている(図1のVIII-V
III 線断面を示す図8参照)。これらの縦溝12によ
り、踏付部Bの幅方向の屈曲性を向上できる。
【0072】また縦溝12は、図9に示すような体重負
荷経路に基づいて設定されている。図9は、インステッ
プキックの際に、アウトソールのソール面の接地開始時
から全面接地時に至るまでの着用者の軸足への体重負荷
経路の変化を示している。図1を参照することによって
分かるように、縦溝12は、踏付部Bにおける体重負荷
経路に概ね沿うように形成されている。これにより、足
の実際の体重負荷経路にしたがって踏付部を幅方向に屈
曲させることができる。
【0073】アウトソール裏面図である図10に示すよ
うに、アウトソール1の踏付部Bの裏面側には、シュー
ズの概略幅方向に延びる複数の横溝13が形成されてい
る。これらの横溝13は、着用者の足の概ね第3指〜第
5指中足骨領域に対応して配置されている。これらの横
溝13により、踏付部Bのシューズ前後方向の屈曲性を
向上できる。
【0074】また横溝13は、図11に示すような体重
負荷経路に基づいて設定されている。図11は、インス
テップキックの際に、アウトソールのソール面が全面接
地した状態から地面から離れる直前までの間の着用者の
足への体重負荷経路の変化を示している。図10を参照
することによって分かるように、横溝13は、踏付部B
における体重負荷経路に概ね沿うように形成されてい
る。これにより、足の実際の体重負荷経路にしたがって
踏付部を前後方向に屈曲させることができる。なお、横
溝13は、アウトソール1の表面つまりソール面の側に
形成するようにしてもよい。
【0075】図10に示すように、アウトソール1の踵
部Aの裏面側には、緩衝構造体50が設けられている。
緩衝構造体50は、斜視部分図である図12に示すよう
に、シューズ前後方向に帯状に延びる複数の波形プレー
ト51,52を互いに並設することにより構成されてお
り、隣り合う各波形プレート51,52の波形状の位相
は1/2波長ずれている。また、各波形プレート51,
52は、連結部53により互いに連結されている。
【0076】この場合には、競技時において着地の際に
シューズの踵部Aに衝撃荷重が作用したとき、各波形プ
レート51,52の波形状の山の部分が下方に沈み込む
ように変形するとともに、波形状の谷の部分が上方に持
ち上がるように変形することによって、踵部Aに作用す
る衝撃荷重を吸収できる。また、隣り合う各波形プレー
ト51,52の連結部分53が各波形状部分の変形を抑
制することにより、各波形状部分の変形と相俟って衝撃
荷重をより効果的に吸収できる。
【0077】アウトソール1の踵部Aの裏面側には、ア
ウトソール裏面側の踵部分拡大図である図13およびそ
のXIV-XIV 線断面図である図14に示すように、緩衝構
造体50を収容するための凹部15が形成されている。
また、踵部Aの中央部分には、透明樹脂製の窓部18が
形成されており、この窓部18を介して、踵部Aの表面
側つまりソール面側から緩衝構造体50が見えるように
なっている。
【0078】次に、踏付部Bおよび指部Cに設けられた
上述の各スタッドについて詳述する。図15はアウトソ
ールの表面図であって、各スタッドの位置と足の骨格図
とを対応させた状態を示している。同図において、D
P,MP,PP,MB,MJはそれぞれ足の末節骨、中
節骨、基節骨、中足骨、中足趾節関節を示しており、添
字の1〜5はそれぞれ足の第1指ないし第5指を表して
いる。
【0079】図15から分かるように、第1のスタッド
31は、着用者の足の第1指末節骨DP1 の中央付近に
対応して配置され、第2のスタッド32は、第1指中足
趾節関節MJ1 の付近に対応して配置され、第3のスタ
ッド33は、第4指中足骨MB4 の骨頭部付近に対応し
て配置され、第4のスタッド34は、第3指末節骨DP
3 に対応して配置され、第5のスタッド35は、第2指
および第3指中足骨MB2 およびMB3 の各骨頭部に対
応して配置されている。
【0080】また、これら第1ないし第5のスタッド
(メインスタッド)に加えて、第1ないし第4のサブス
タッドが設けられている。第1のサブスタッド41は、
着用者の足の第5指中足骨MB5 に対応して配置され、
第2のサブスタッド42は、第4指基節骨PP4 および
第5指基節骨PP5 の中間位置に対応して配置され、第
3のサブスタッド43は、第4指末節骨DP4 に対応し
て配置され、第4のサブスタッド44は、第2指および
第3指基節骨PP2 およびPP3 の中間付近に対応して
配置されている。
【0081】このような各スタッドの配置に関しては、
図3および図4の足圧分布図に基づいて、足圧の高い部
位に各スタッドがバランスよく配置されるようにした。
また、各スタッドの横断面形状については、第1ないし
第4のスタッド31〜34のように、弧状に延びるブレ
ード形状の一部を切断した形状または概略三角形状のほ
かに、第5のスタッド35のような楕円状でもよく、あ
るいは概略矩形状の断面形状にしてもよい。また各スタ
ッドの縦断面形状については、いわゆるグランドに対す
る食い付きを良くするために、先端側に向かうにしたが
い徐々に小形となるテーパ形状が好ましい(図7参
照)。
【0082】また、第1ないし第4のスタッド31〜3
4は、その横断面形状に関してブレード形状の一部を切
断した形状にしたことにより、それぞれ平坦状の受圧面
31a〜34aを有している。第1、第2および第4の
スタッド31,32および34の場合には、各受圧面3
1a,32a,34aをシューズ後ろ側に配置してお
り、これにより、蹴り出し時やダッシュ時に各受圧面が
トラクション機能を発揮することによって、シューズの
滑りを防止している。また、第3のスタッド33の場合
には、受圧面3aをシューズ前側に配置しており、これ
により、着地時またはストップ時に受圧面3aがストッ
パ機能を発揮することによって、シューズの滑りを防止
している。
【0083】次に、各スタッドの配設方向に関しては、
図16ないし図18に示す、接地面からの力の作用方向
分布図に基づいて、サッカー選手の軸足に接地面から実
際に作用する力を効果的に受け得るような方向に配置し
た。図16はインステップキックの際の接地面からの力
の作用方向を、図17はフェイント時の接地面からの力
の作用方向を、図18はインフロントキックの際の接地
面からの力の作用方向をそれぞれ示している。
【0084】第1のスタッド31は、図22に示すよう
に、わずかに凹状に湾曲するまたは概略直線状に延びる
受圧面31bを有している。受圧面31bはシューズ後
方側に対向しており、受圧面31bがシューズ前後方向
の中心線Nに対してなす角度αは、時計回りを正にとる
とき、0〜60°の範囲にあって、好ましくは30°前
後に設定されている。
【0085】これにより、図19に示すように、とくに
インステップキックの際に、受圧面31bが接地面から
の力の作用方向とほぼ直交することになって、接地面か
らの力の作用面を十分に確保することができ、その結
果、接地面との間で滑りが発生するのを防止できる。
【0086】第2のスタッド32は、図23に示すよう
に、わずかに凹状に湾曲するまたは概略直線状に延びる
受圧面32bを有している。受圧面32bはシューズ前
方側と対向しており、受圧面32bがシューズ前後方向
の中心線Nに対してなす角度βは、0〜−45°の範囲
にあって、好ましくは−20°前後に設定されている。
【0087】これにより、図19に示すように、とくに
インステップキックの際に、受圧面32bが接地面から
の力の作用方向とほぼ対向することになって、接地面か
らの力の作用面を十分に確保することができ、その結
果、接地面との間で滑りが発生するのを防止できる。
【0088】第3のスタッド33は、図24に示すよう
に、わずかに凹状に湾曲するまたは概略直線状に延びる
受圧面33bを有している。受圧面33bはシューズ後
方側と対向しており、受圧面33bがシューズ前後方向
の中心線Nに対してなす角度γは、0〜−45°の範囲
にあって、好ましくは−20°前後に設定されている。
【0089】これにより、図20に示すように、とくに
フェイント時に、受圧面33bが接地面からの力の作用
方向と直交することになって、接地面からの力の作用面
を十分に確保することができ、その結果、接地面との間
で滑りが発生するのを防止できる。
【0090】第4のスタッド34は、図25に示すよう
に、わずかに凹状に湾曲するまたは概略直線状に延びる
受圧面34bを有している。受圧面34bはシューズ後
方側と対向しており、受圧面34bがシューズ前後方向
の中心線Nに対してなす角度δは、0〜−60°の範囲
にあって、好ましくは−40°前後に設定されている。
【0091】これにより、図20に示すように、とくに
フェイント時に、受圧面34bが接地面からの力の作用
方向とほぼ対向することになって、接地面からの力の作
用面を十分に確保することができ、その結果、接地面と
の間で滑りが発生するのを防止できる。
【0092】第5のスタッド35は、図26に示すよう
に、概略楕円形状を有しており、その凸状曲面である外
周面35bが受圧面を構成している。この楕円形状の長
軸がシューズ前後方向の中心線Nに対してなす角度ε
は、−60〜−120°の範囲にあって、好ましくは−
80°前後に設定されている。
【0093】これにより、図21に示すように、とくに
インフロントキックの際に、受圧面35bが接地面から
の力の作用方向と対向することになって、接地面からの
力の作用面を十分に確保することができ、その結果、接
地面との間で滑りが発生するのを防止できる。
【0094】次に、サブスタッド41〜44の配設方向
についても、スタッド31〜35の場合と同様に、図1
6ないし図18に示す接地面からの力の作用方向分布図
に基づいて、サッカー選手の軸足に接地面から実際に作
用する力を効果的に受け得るような方向に配置した。
【0095】第1のサブスタッド41は、図27に示す
ように、概略楕円形状を有しており、その凸状曲面であ
る外周面41bが受圧面を構成している。この楕円形状
の長軸がシューズ前後方向の中心線Nに対してなす角度
α′は、時計回りを正にとるとき、0〜45°の範囲に
あって、好ましくは40°前後に設定されている。
【0096】これにより、とくにインステップキックの
際に、第1および第2のスタッド31,32の他に受圧
面を確保することができ、接地面との間での滑りの発生
をより確実に防止できるようになる。
【0097】第2のサブスタッド42は、図28に示す
ように、概略楕円形状を有しており、その凸状曲面であ
る外周面42bが受圧面を構成している。この楕円形状
の長軸がシューズ前後方向の中心線Nに対してなす角度
β′は、−30〜−90°の範囲にあって、好ましくは
−45°前後に設定されている。
【0098】第3のサブスタッド43は、図29に示す
ように、第1ないし第4のスタッド31〜34と同様
の、ブレード形状の一部を切断した横断面形状を有して
おり、わずかに凹状に湾曲するまたは概略直線状に延び
る受圧面43bを有している。受圧面43bはシューズ
後方側と対向しており、受圧面43bがシューズ前後方
向の中心線Nに対してなす角度γ′は、−10〜−45
°の範囲にあって、好ましくは−30°前後に設定され
ている。
【0099】これら第2および第3のサブスタッド4
2,43により、とくにフェイント時に、第3および第
4のスタッド33,34の他に受圧面を確保でき、接地
面との間での滑りの発生をより確実に防止できるように
なる。また、第3のサブスタッド43は、シューズ前側
に平坦状の受圧面43aを有しており、該受圧面43a
により、第3のスタッド33によるストッパ機能と相俟
って、着地時またはストップ時に一層のストッパ機能が
発揮されるようになっている。
【0100】第4のサブスタッド44は、図30に示す
ように、概略楕円形状を有しており、その凸状曲面であ
る外周面44bが受圧面を構成している。この楕円形状
の長軸がシューズ前後方向の中心線Nに対してなす角度
δ′は、−60〜−120°の範囲にあって、好ましく
は−80°前後に設定されている。
【0101】これにより、とくにインフロントキックの
際に、第5のスタッド35の他に受圧面を確保でき、接
地面との間での滑りの発生をより確実に防止できるよう
になる。
【0102】〔第1の変形例〕図31は、本発明の第1
の変形例によるサッカーシューズ用アウトソールを示し
ており、同図において、図1と同一符号は同一または相
当部分を示している。この第1の変形例では、前記実施
態様において幅方向に延びるリブ24,25と異なり、
曲線状に延びる複数本のリブ26が設けられている。こ
れらのリブ26は、主にインステップキックの際の足圧
分布(図3参照)に概ね沿って形成されている。これに
より、アウトソールの剛性を足圧分布に従った剛性分布
にすることができ、その結果、着地がスムーズに行える
ようになる。
【0103】〔第2の変形例〕図32は、本発明の第2
の変形例によるサッカーシューズ用アウトソールを示し
ており、同図において、図1と同一符号は同一または相
当部分を示している。この第2の変形例は、ジュニア向
シューズを示している。図32に示すように、このアウ
トソールは、前記実施態様と同様に剛性を異ならせた複
数の部分から構成されるとともに、ソール面には、前記
実施態様と同様のスタッド20〜23および31〜35
が設けられている。さらに、ソール面には、前記実施態
様によるサブスタッドの代わりに、多数の円形突起45
が設けられている。
【0104】〔第3の変形例〕図33は、本発明の第3
の変形例によるサッカーシューズ用アウトソールを示し
ており、同図において、図1と同一符号は同一または相
当部分を示している。この第3の変形例では、前記実施
態様と同様に、アウトソールが剛性の異なる複数の部分
から構成されており、前記実施態様における各スタッド
20〜23および31〜35とほぼ同じ位置にスタッド
20′〜23′および31′〜35′が設けられている
が、これらのスタッドはいずれも円錐台形状を有してお
り、横断面が円形になっている。また、ソール面には、
前記実施態様におけるサブスタッドとは配置が異なる
が、複数のサブスタッド46が設けられている。
【0105】〔第4の変形例〕図34および図35は、
本発明の第4の変形例によるサッカーシューズ用アウト
ソールの踵部におけるスタッド配置を示している。この
第4の変形例は、踵部に2個のスタッド28,29が設
けられるアウトソールを例にとっている。なお、図中、
黒丸は、従来のスタッド配置を示している。
【0106】図34の例では、スタッド28が従来のス
タッド位置よりも踵部前側に配置されており、スタッド
29が従来のスタッド位置と一致している。また図35
の例では、スタッド28が従来のスタッド位置と一致し
ており、スタッド29が従来のスタッド位置よりも踵部
後ろ側に配置されている。すなわち、いずれの場合も、
各スタッド28,29を結ぶ線Sは踵部中心線N′に対
して直交しておらず、内甲側Mのスタッド28の方が外
甲側Lのスタッド29よりも踵部前側に配置されてい
る。
【0107】これにより、踵部の着地安定性が向上する
とともに、外甲側Lから着地して体重が内甲側Mに移動
していく際の体重移動がスムーズに行われるようになっ
ている。
【0108】〔他の適用例〕前記実施態様および各変形
例では、サッカーシューズを例にとって説明してきた
が、本発明は、サッカーシューズ以外の他のフットボー
ル用シューズにも適用可能である。
【0109】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るフッ
トボール用シューズのアウトソール構造によれば、競技
時に要求されるアウトソールとしての剛性・強度と屈曲
性とを両立させることができる効果がある。また本発明
によれば、競技の際の各種運動時に接地面との間で滑り
が発生するのを防止できるとともに、足の動きに適合し
たスタッド構造を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるサッカーシューズ用
アウトソールの表面図である。
【図2】図1のアウトソールを構成する各部を説明する
ための図である。
【図3】インステップキックの際に軸足に実際に作用す
る足圧の各部位における最大値の分布状態を示す足圧分
布図である。
【図4】フェイント時に軸足に実際に作用する足圧の各
部位における最大値の分布状態を示す足圧分布図であ
る。
【図5】図1のアウトソールにおけるハニカム構造の斜
視部分図である。
【図6】図1のVI-VI 線断面図である。
【図7】図1のVII-VII 線断面図である。
【図8】図1のVIII-VIII 線断面図である。
【図9】インステップキックの際の軸足側の体重負荷経
路図であって、アウトソールのソール面の接地開始時か
ら全面接地時に至るまでの軸足への体重負荷経路の変化
を示している
【図10】図1のアウトソールの裏面図である。
【図11】インステップキックの際の軸足側の体重負荷
経路図であって、アウトソールのソール面が全面接地し
た状態から地面から離れる直前までの間の軸足への体重
負荷経路の変化を示している。
【図12】図1のアウトソールの踵部に設けられる緩衝
構造体の斜視部分図である。
【図13】図1のアウトソールの踵部における裏面側の
拡大図であって、緩衝構造体を取り除いた状態を示して
いる。
【図14】図13のXIV-XIV 線断面図である。
【図15】本発明の一実施態様によるサッカーシューズ
用アウトソールの表面図であって、各スタッドの位置に
足の骨格図を対応させた状態を示している。
【図16】インステップキックの際に接地面からソール
面に作用する力の作用方向を示す分布図である。
【図17】フェイント時に接地面からソール面に作用す
る力の作用方向を示す分布図である。
【図18】インフロントキックの際に接地面からソール
面に作用する力の作用方向を示す分布図である。
【図19】インステップキックの際に第1および第2の
スタッドが最も効果的に受圧面を形成している状態を説
明するための図である。
【図20】フェイント時に第3および第4のスタッドが
最も効果的に受圧面を形成している状態を説明するため
の図である。
【図21】インフロントキックの際に第5のスタッドが
最も効果的に受圧面を形成している状態を説明するため
の図である。
【図22】第1のスタッドの拡大図である。
【図23】第2のスタッドの拡大図である。
【図24】第3のスタッドの拡大図である。
【図25】第4のスタッドの拡大図である。
【図26】第5のスタッドの拡大図である。
【図27】第1のサブスタッドの拡大図である。
【図28】第2のサブスタッドの拡大図である。
【図29】第3のサブスタッドの拡大図である。
【図30】第4のサブスタッドの拡大図である。
【図31】本発明の第1の変形例によるサッカーシュー
ズ用アウトソールの表面図である。
【図32】本発明の第2の変形例によるサッカーシュー
ズ用アウトソールの表面図である。
【図33】本発明の第3の変形例によるサッカーシュー
ズ用アウトソールの表面図である。
【図34】本発明の第4の変形例によるサッカーシュー
ズ用アウトソールの踵部におけるスタッドの配置図であ
る。
【図35】本発明の第5の変形例によるサッカーシュー
ズ用アウトソールの踵部におけるスタッドの配置図であ
る。
【図36】従来のサッカーシューズ用アウトソールの表
面図であって、本実施態様の図1に相当する図である。
【符号の説明】
1: アウトソール 11: ハニカム構造 12: 縦溝 13: 横溝 20〜23: スタッド 24,25: リブ 31〜35: スタッド 31a〜34a: 受圧面 31b〜35b: 受圧面 41〜44: サブスタッド 43a: 受圧面 41b〜44b: 受圧面 50: 緩衝構造体 51,52: 波形プレート 53: 連結部 A: 踵部 B: 踏付部 C: 指部 D: 中足部 E: 土踏まず部 F: 指付根部 M: 内甲側 L: 外甲側 DP: 末節骨 MP: 中節骨 PP: 基節骨 MB: 中足骨 MJ: 中足趾節関節 CJ: 横足根関節 CO: 外側楔状骨

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フットボール用シューズのアウトソール
    構造であって、 アウトソールを、着用者の足指に対応する指部と、足指
    の付根部分に対応する指付根部と、足裏の踏付面、中足
    部分、土踏まずおよび踵部分にそれぞれ対応する踏付
    部、中足部、土踏まず部および踵部との6つの領域から
    構成するとともに、これらの領域の剛性に関して、踵
    部、踏付部、指部および中足部を相対的に高剛性にし、
    土踏まず部および指付根部を相対的に低剛性にした、こ
    とを特徴とするフットボール用シューズのアウトソール
    構造。
  2. 【請求項2】 フットボール用シューズのアウトソール
    構造であって、 アウトソールを、着用者の足指に対応する指部と、足指
    の付根部分に対応する指付根部と、足裏の踏付面、中足
    部分、土踏まずおよび踵部分にそれぞれ対応する踏付
    部、中足部、土踏まず部および踵部との6つの領域から
    構成するとともに、これらの領域の剛性が(踵部)>
    (踏付部)>(指部)>(中足部)>(土踏まず部)>
    (指付根部)の順になるように前記各領域を構成した、
    ことを特徴とするフットボール用シューズのアウトソー
    ル構造。
  3. 【請求項3】 フットボール用シューズのアウトソール
    構造であって、 アウトソールを、着用者の足指に対応する指部と、足指
    の第1指の付根部分に対応する第1指付根部と、第2指
    ないし第5指の付根部分に対応する第2〜第5指付根部
    と、足裏の踏付面、中足部分、土踏まずおよび踵部分に
    それぞれ対応する踏付部、中足部、土踏まず部および踵
    部との7つの領域から構成するとともに、これらの領域
    の剛性に関して、踵部、踏付部、指部、第1指付根部お
    よび中足部を相対的に高剛性にし、土踏まず部および第
    2〜第5指付根部を相対的に低剛性にした、ことを特徴
    とするフットボール用シューズのアウトソール構造。
  4. 【請求項4】 フットボール用シューズのアウトソール
    構造であって、 アウトソールを、着用者の足指に対応する指部と、足指
    の第1指の付根部分に対応する第1指付根部と、第2指
    ないし第5指の付根部分に対応する第2〜第5指付根部
    と、足裏の踏付面、中足部分、土踏まずおよび踵部分に
    それぞれ対応する踏付部、中足部、土踏まず部および踵
    部との7つの領域から構成するとともに、これらの領域
    の剛性が(踵部)>(踏付部)>(指部)>(第1指付
    根部)>(中足部)>(土踏まず部)>(第2〜第5指
    付根部)の順になるように前記各領域を構成した、こと
    を特徴とするフットボール用シューズのアウトソール構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記指部および指付根部間の第1の境界線が、第4指中
    節骨の骨頭付近から第3指中節骨の骨底付近を通って第
    2指中節骨の骨頭付近まで延びさらに第1指基節骨の骨
    頭付近まで延びており、前記第1の境界線がシューズ前
    方側に向かって概略山形形状に形成されており、 前記指付根部および踏付部間の第2の境界線が、第5指
    中節骨の骨底付近から第4指基節骨の骨頭付近を通って
    第3指基節骨の略中央部分まで延びさらに第2指基節骨
    の略中央部分から第1指基節骨の略中央部分まで延びて
    おり、前記第2の境界線がシューズ前方側に向かって凸
    状に湾曲して形成されており、 前記踏付部と前記中足部および前記土踏まず部との間の
    第3の境界線が、第5指中足骨の骨底付近から第4指中
    足骨の骨底付近を通ってシューズ前方側に延びるととも
    に、第2指中足骨の略中央部分を通って第1指中足骨の
    略中央部分まで延びており、 前記中足部および前記土踏まず部と前記踵部との間の第
    4の境界線が、概ね横足根関節に沿って延びており、 前記中足部および土踏まず部間の第5の境界線が、外側
    楔状骨を通ってシューズ長手方向に延びている、ことを
    特徴とするフットボール用シューズのアウトソール構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかにおいて前
    記各領域の剛性を、前記アウトソールの厚みの大小によ
    って変化させるようにした、 ことを特徴とするフットボール用シューズのアウトソー
    ル構造。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかにおいて前
    記各領域のうち剛性の高い領域には、補強材が埋設され
    ている、ことを特徴とするフットボール用シューズのア
    ウトソール構造。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかにおいて前
    記各領域のうち剛性の高い領域には、リブ構造が設けら
    れている、ことを特徴とするフットボール用シューズの
    アウトソール構造。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし4のいずれにおいて前記
    中足部には、シューズの概略前後方向に延びるリブが設
    けられている、ことを特徴とするフットボール用シュー
    ズのアウトソール構造。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし4のいずれかにおいて
    前記各領域のうち剛性の低い領域には、蜂の巣状のハニ
    カム構造を有している、ことを特徴とするフットボール
    用シューズのアウトソール構造。
  11. 【請求項11】 請求項1または2において、 前記踵部、踏付部、指部および中足部の厚みを前記土踏
    まず部および指付根部の厚みよりも厚くするとともに、
    前記土踏まず部および指付根部に蜂の巣状のハニカム構
    造を設けた、ことを特徴とするフットボール用シューズ
    のアウトソール構造。
  12. 【請求項12】 請求項3または4において、 前記踵部、踏付部、指部、第1指付根部および中足部の
    厚みを前記土踏まず部および第2〜第5指付根部の厚み
    よりも厚くするとともに、前記土踏まず部および第2〜
    第5指付根部に蜂の巣状のハニカム構造を設けた、こと
    を特徴とするフットボール用シューズのアウトソール構
    造。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし4のいずれかにおい
    て、 シューズの概略前後方向に延びる複数の縦溝を前記踏付
    部に設けた、ことを特徴とするフットボール用シューズ
    のアウトソール構造。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記縦溝が、アウトソールのソール面の接地開始時から
    全面接地時に至るまでの着用者の足への体重負荷経路に
    基づいて設定されている、ことを特徴とするフットボー
    ル用シューズのアウトソール構造。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし4のいずれかにおい
    て、シューズの概略幅方向に延びる複数の横溝を前記踏
    付部において着用者の足の第3〜第5指中足骨領域に対
    応する位置に設けた、ことを特徴とするフットボール用
    シューズのアウトソール構造。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記横溝が、アウトソールのソール面が全面接地時から
    地面から離れる直前までの着用者の足への体重負荷経路
    に基づいて設定されている、ことを特徴とするフットボ
    ール用シューズのアウトソール構造。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし4のいずれかにおい
    て、 前記踵部には、シューズ前後方向に帯状に延びる複数の
    波形プレートを互いに並設しかつ連結してなる緩衝構造
    体が設けられている、ことを特徴とするフットボール用
    シューズのアウトソール構造。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記各波形プレートの波形状の位相が隣り合う波形プレ
    ートの波形状の位相に対して1/2波長だけずれてい
    る、ことを特徴とするフットボール用シューズのアウト
    ソール構造。
  19. 【請求項19】 請求項17において、 前記踵部の周縁部には、巻上げ部が設けられている、こ
    とを特徴とするフットボール用シューズのアウトソール
    構造。
  20. 【請求項20】 請求項17において、 前記踵部のソール面には、着用者の足の足圧分布曲線に
    基づいて設定された複数のリブが設けられている、こと
    を特徴とするフットボール用シューズのアウトソール構
    造。
  21. 【請求項21】 請求項17において、 前記踵部のソール面には、踵部前側の内外甲側にそれぞ
    れ配置された第1,第2のスタッドと、踵部後側の内外
    甲側にそれぞれ配置された第3,第4のスタッドとが設
    けられるとともに、前記第1および第2のスタッド間に
    は、シューズ幅方向に延びかつ前記第1および第2のス
    タッドを連結する前側リブが設けられ、前記第3および
    第4のスタッド間には、シューズ幅方向に延びかつ前記
    第3および第4のスタッドを連結する後側リブが設けら
    れている、ことを特徴とするフットボール用シューズの
    アウトソール構造。
  22. 【請求項22】 フットボール用シューズのアウトソー
    ル構造であって、 アウトソールと、 前記アウトソールのソール面に設けられた複数のスタッ
    ドとを備え、 前記スタッドが、着用者の足の第1指末節骨の中央付近
    に対応する位置に配置された第1のスタッドと、第1指
    中足趾節関節付近に対応する位置に配置された第2のス
    タッドと、第4指中足骨の骨頭部付近に対応する位置に
    配置された第3のスタッドとを有している、ことを特徴
    とするフットボール用シューズのアウトソール構造。
  23. 【請求項23】 フットボール用シューズのアウトソー
    ル構造であって、 アウトソールと、 前記アウトソールのソール面に設けられた複数のスタッ
    ドとを備え、 前記スタッドが、着用者の足の第1指末節骨の中央付近
    に対応する位置に配置された第1のスタッドと、第1指
    中足趾節関節付近に対応する位置に配置された第2のス
    タッドと、第4指中足骨の骨頭部付近に対応する位置に
    配置された第3のスタッドと、第3指末節骨に対応する
    位置に配置された第4のスタッドとを有している、こと
    を特徴とするフットボール用シューズのアウトソール構
    造。
  24. 【請求項24】 フットボール用シューズのアウトソー
    ル構造であって、 アウトソールと、 前記アウトソールのソール面に設けられた複数のスタッ
    ドとを備え、 前記スタッドが、着用者の足の第1指末節骨の中央付近
    に対応する位置に配置された第1のスタッドと、第1指
    中足趾節関節付近に対応する位置に配置された第2のス
    タッドと、第4指中足骨の骨頭部付近に対応する位置に
    配置された第3のスタッドと、第3指末節骨に対応する
    位置に配置された第4のスタッドと、第2指および第3
    指中足骨の各骨頭付近に対応する位置に配置された第5
    のスタッドとを有している、ことを特徴とするフットボ
    ール用シューズのアウトソール構造。
  25. 【請求項25】 請求項22ないし24のいずれかにお
    いて、前記スタッドが、概略直線状に延びるまたはわず
    かに凹状に湾曲する受圧面を有するとともに、前記受圧
    面がシューズ前後方向の中心線に対してなす角度が、時
    計回りを正にとるとき、前記第1のスタッドについては
    0〜60°の範囲にあって前記受圧面がシューズ後方側
    に対向しており、前記第2のスタッドについては0〜−
    45°の範囲にあって前記受圧面がシューズ前方側に対
    向しており、前記第3のスタッドについては0〜−45
    °の範囲にあって前記受圧面がシューズ後方側に対向し
    ており、前記第4のスタッドについては0〜−60°の
    範囲にあって前記受圧面がシューズ後方側に対向してお
    り、前記第5のスタッドについては−60〜−120°
    の範囲にあって前記受圧面がシューズ後方側に配置され
    ている、ことを特徴とするフットボール用シューズのア
    ウトソール構造。
  26. 【請求項26】 請求項25において、 前記スタッドが、概略三角形状、矩形状またはブレード
    状の横断面を有している、ことを特徴とするフットボー
    ル用シューズのアウトソール構造。
  27. 【請求項27】 フットボール用シューズのアウトソー
    ル構造であって、 アウトソールと、 前記アウトソールのソール面に設けられた複数のスタッ
    ドとを備え、 前記スタッドが、着用者の足の第1指末節骨の中央付近
    に対応する位置に配置された第1のスタッドと、第1指
    中足趾節関節付近に対応する位置に配置された第2のス
    タッドと、第4指中足骨の骨頭部付近に対応する位置に
    配置された第3のスタッドと、第3指末節骨に対応する
    位置に配置された第4のスタッドと、第2指および第3
    指中足骨の各骨頭付近に対応する位置に配置された第5
    のスタッドとから構成されるとともに、 前記スタッドが、ブレード形状または概略楕円形状の一
    部を切断した形状の横断面を有しており、その切断形状
    面がシューズの前側または後ろ側に配向されている、こ
    とを特徴とするフットボール用シューズのアウトソール
    構造。
  28. 【請求項28】 請求項22ないし24のいずれかにお
    いて、 前記スタッドが、概略楕円状の横断面を有するととも
    に、その長軸がシューズ前後方向の中心線に対してなす
    角度が、時計回りを正にとるとき、前記第1のスタッド
    については0〜60°の範囲にあり、前記第2のスタッ
    ドについては0〜−45°の範囲にあり、前記第3のス
    タッドについては0〜−45°の範囲にあり、前記第4
    のスタッドについては0〜−60°の範囲にあり、前記
    第5のスタッドについては−60〜−120°の範囲に
    ある、ことを特徴とするフットボール用シューズのアウ
    トソール構造。
  29. 【請求項29】 請求項22ないし24のいずれかにお
    いて、 着用者の足の第5指中足骨に対応する位置に配置された
    第1のサブスタッドと、 第4指基節骨および第5指基節骨の中間付近に対応する
    位置に配置された第2のサブスタッドとがさらに設けら
    れている、ことを特徴とするフットボール用シューズの
    アウトソール構造。
  30. 【請求項30】 請求項22ないし24のいずれかにお
    いて、 着用者の足の第5指中足骨に対応する位置に配置された
    第1のサブスタッドと、 第4指基節骨および第5指基節骨の中間付近に対応する
    位置に配置された第2のサブスタッドと、 第4指末節骨に対応する位置に配置された第3のサブス
    タッドとがさらに設けられている、ことを特徴とするフ
    ットボール用シューズのアウトソール構造。
  31. 【請求項31】 請求項22ないし24のいずれかにお
    いて、 着用者の足の第5指中足骨に対応する位置に配置された
    第1のサブスタッドと、 第4指基節骨および第5指基節骨の中間付近に対応する
    位置に配置された第2のサブスタッドと、 第2指および第3指基節骨の中間付近に対応する位置に
    配置された第4のサブスタッドとがさらに設けられてい
    る、ことを特徴とするフットボール用シューズのアウト
    ソール構造。
  32. 【請求項32】 請求項22ないし24において、 着用者の足の第5指中足骨に対応する位置に配置された
    第1のサブスタッドと、 第4指基節骨および第5指基節骨の中間付近に対応する
    位置に配置された第2のサブスタッドと、 第4指末節骨に対応する位置に配置された第3のサブス
    タッドと、 第2指および第3指基節骨の中間付近に対応する位置に
    配置された第4のサブスタッドとがさらに設けられてい
    る、ことを特徴とするフットボール用シューズのアウト
    ソール構造。
  33. 【請求項33】 請求項29ないし32のいずれかにお
    いて、 前記サブスタッドが、概略直線状に延びるまたはわずか
    に凹状に湾曲する受圧面を有するとともに、前記受圧面
    がシューズ前後方向の中心線に対してなす角度が、時計
    回りを正にとるとき、前記第1のサブスタッドについて
    は0〜45°の範囲にあって前記受圧面がシューズ後方
    側に配置されており、前記第2のサブスタッドについて
    は−30〜−90°の範囲にあって前記受圧面がシュー
    ズ後方側に配置されており、前記第3のサブスタッドに
    ついては−10〜−45°の範囲にあって前記受圧面が
    シューズ後方側に配置されており、前記第4のサブスタ
    ッドについては−60〜−120°の範囲にあって前記
    受圧面がシューズ後方側に配置されている、ことを特徴
    とするフットボール用シューズのアウトソール構造。
  34. 【請求項34】 請求項33において、 前記サブスタッドが、概略三角形状、矩形状またはブレ
    ード状の横断面を有している、ことを特徴とするフット
    ボール用シューズのアウトソール構造。
  35. 【請求項35】 請求項29ないし32のいずれかにお
    いて、 前記サブスタッドが、概略楕円状の横断面を有するとと
    もに、その長軸がシューズ前後方向の中心線に対してな
    す角度が、時計回りを正にとるとき、前記第1のサブス
    タッドについては0〜45°の範囲にあり、前記第2の
    サブスタッドについては−30〜−90°の範囲にあ
    り、前記第3のサブスタッドについては−10〜−45
    °の範囲にあり、前記第4のサブスタッドについては−
    60〜−120°の範囲にある、ことを特徴とするフッ
    トボール用シューズのアウトソール構造。
  36. 【請求項36】 フットボール用シューズのアウトソー
    ル構造であって、 アウトソールと、 前記アウトソールの前足部および踵部のソール面に設け
    られた複数のスタッドとを備え、 前記踵部のソール面に設けられたスタッドが、前記踵部
    の内甲側に配置された第1のスタッドと、前記踵部の外
    甲側に配置された第2のスタッドから構成されており、 前記第1および第2のスタッドを結ぶ線が踵部中心線に
    対して直交しておらず、前記第1のスタッドが前記踵部
    の前側に配置されている、または前記第2のスタッドが
    前記踵部の後ろ側に配置されている、ことを特徴とする
    フットボール用シューズのアウトソール構造。
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