JP2002246813A - マイクロ波機器の導波管構造 - Google Patents

マイクロ波機器の導波管構造

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JP2002246813A
JP2002246813A JP2001042133A JP2001042133A JP2002246813A JP 2002246813 A JP2002246813 A JP 2002246813A JP 2001042133 A JP2001042133 A JP 2001042133A JP 2001042133 A JP2001042133 A JP 2001042133A JP 2002246813 A JP2002246813 A JP 2002246813A
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housing
main housing
side wall
circuit
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Hideki Kondo
秀樹 近藤
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced with unbalanced lines or devices
    • H01P5/107Hollow-waveguide/strip-line transitions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/12Hollow waveguides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースや部品レイアウトの自由度が高
いマイクロ波機器の導波管構造を提供すること。 【解決手段】 内部に第1の回路基板36を収納したメ
イン筐体30の側壁に第1の導波管用溝部34を設ける
と共に、内部に第2の回路基板40を密閉したサブ筐体
32の側壁に第2の導波管用溝部40を設け、これら第
1および第2の導波管用溝部34,40を連続させる。
そして、メイン筐体30の一側壁に蓋体35を取り付け
て第1および第2の導波管用溝部34,40を覆い、第
2の回路基板38に設けたプローブ42を第2の導波管
用溝部40内に突出させると共に、第1の導波管用溝部
34の端部の傾斜面34aを蓋体35に穿設した導波管
用孔部47に連続させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信用送信機
等として使用されるマイクロ波機器の導波管構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、マイクロ波機器としての衛星通
信用送信機では、一般的に、1枚の回路基板上に中間周
波増幅回路と局部発振回路および混合電力増幅回路等で
構成される高周波回路が設けられており、この回路基板
は金属製のフレーム内に収納されてカバーで覆われるよ
うになっている。ここで、中間周波増幅回路は入力され
た中間周波信号をある程度のレベルまで増幅し、混合電
力増幅回路はミキサで中間周波増幅回路からの中間周波
信号を局部発振回路から出力される局部発振信号に基づ
いて所定の高周波信号に周波数変換した後、この高周波
信号をバンドパスフィルタによって所定帯域のみ通過さ
せ、さらに電力増幅器(パワーアンプ)で十分な増幅度
が得られるまで増幅して出力するようになっている。
【0003】このような衛星通信用送信機において、混
合電力増幅回路で増幅された高周波信号はプローブから
導波管内に出力された後、導波管の先端のホーンから空
中に放射される。そこで従来は、プローブの先端をフレ
ームの外側面から突出させると共に、アルミダイキャス
ト等で一体成形された導波管をフレームの外側面に固定
することにより、プローブの先端を導波管内に挿入する
ように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術では、一体成形品の導波管をマイクロ波機器
のフレームに固定しているため、導波管に必要とされる
全長によって設置スペースが大きく制限されるという問
題があり、また、導波管の開口端をプローブに一致させ
る必要があるため、導波管の取付位置を含めた部品レイ
アウトも大きく制限されるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、設置スペースや部品
レイアウトの自由度が高いマイクロ波機器の導波管構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるマイクロ波機器の導波管構造では、内
部に高周波回路を収納したフレームと、このフレームの
側壁に取り付けられた蓋体とを備え、前記フレームと前
記蓋体の少なくとも一方に両者の接合面に沿って延びる
導波管用溝部を設けた。
【0007】このように構成されたマイクロ波機器の導
波管構造においては、フレームの側壁に蓋体を取り付け
ることにより、両者の少なくとも一方に設けた導波管用
溝部が蓋閉されて導波管として機能するため、設置スペ
ースや部品レイアウトの自由度を高めることができる。
【0008】上記の構成において、第1の回路基板を収
納するメイン筐体と第2の回路基板を収納するサブ筐体
とによってフレームを構成し、第2の回路基板に設けら
れたプローブを導波管用溝部内に突出させることが好ま
しく、このようにすると、第2の回路基板に設けられた
プローブを含む回路部品と第1の回路基板に設けられた
他の回路部品とのシールドが確実になる。
【0009】また、上記の構成において、蓋体に相手側
導波管の取付面となるフランジ部を突出形成し、このフ
ランジ部に導波管用孔部を穿設すると共に、導波管用溝
部を傾斜面を介して導波管用孔部に連続させると、蓋体
の外側面全体に占めるフランジ部の割合が少なくなっ
て、フランジ部の取付面の平坦度が出し易くなるため、
相手側導波管を蓋体のフランジ部に高精度に取り付ける
ことができる。
【0010】また、上記の構成において、サブ筐体をメ
イン筐体の側壁の内部に配置すると共に、該メイン筐体
にプローブが挿通する貫通孔を穿設すると、プローブを
貫通孔から導波管用溝部内に突出させることができる。
あるいは、メイン筐体の側壁に切欠き部を設け、メイン
筐体の内部に配置したサブ筐体の側壁を切欠き部から露
出させても良く、この場合、メイン筐体とサブ筐体のそ
れぞれの側壁に導波管用溝部を設けると共に、該導波管
用溝部を蓋体の平坦面によって蓋閉することが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明すると、図1は電子回路ユニットの
全体構成を示す斜視図、図2は電子回路ユニットの内部
構造を示す平面図、図3は電子回路ユニットの分解斜視
図、図4は放熱体の斜視図、図5は放熱体の内部構造を
示す断面図、図6はサブ筐体の内部構造を示す斜視図、
図7はメイン筐体と放熱体の取付け状態を示す説明図、
図8はメイン筐体と放熱体の取付け部分を裏面側から見
た分解斜視図、図9は導波管構造の断面図、図10は電
子回路ユニットを含む衛星通信システムの全体構成図、
図11は回路構成の説明図、図12は導波管構造の変形
例を示す説明図である。
【0012】本実施形態例に係る電子回路ユニットは衛
星通信システムの中で使用される衛星通信用送信機(マ
イクロ波機器)への適用例であり、図10に示すよう
に、この衛星通信システムは、モジュレータやチューナ
等を内蔵するインドアユニットと、衛星通信用送信機と
衛星通信用受信機とデュプレクサおよびホーン等を内蔵
するアウトドアユニットとで構成されている。このよう
な衛星通信システムにおいては、モジュレータから入力
された中間周波信号は衛星通信用送信機で所定周波数に
変換され、電力増幅された高周波信号として衛星通信用
送信機から出力された後、導波管とデュプレクサを経て
ホーンから衛星に向けて送信される。一方、衛星から送
信された信号はホーンから入力した後、デュプレクサか
ら別の導波管内を伝播して衛星通信用受信機で受信さ
れ、衛星通信用受信機からインドアユニットのチューナ
に出力される。
【0013】図11に示すように、上記した衛星通信用
送信機は中間周波増幅回路1と局部発振回路2および混
合電力増幅回路3とを有し、中間周波増幅回路1にはイ
ンドアユニットのモジュレータから入力端子4を介して
2.5GHz〜3GHzが入力される。中間周波増幅回
路1に入力された中間周波信号は増幅器5である程度の
レベルにまで増幅された後、温度補正器6を介して混合
電力増幅回路3に出力される。この温度補正器6は増幅
器5の増幅度が周囲環境温度によって増減する変化を補
うものであり、周囲環境温度が高くなって増幅器5の増
幅度が減少した場合には中間周波信号を増幅するように
働き、逆周囲環境温度が低くなって増幅器5の増幅度が
増加した場合には中間周波信号を減衰するように働く。
つまり、温度補正器6は周囲環境温度が上/下方向に変
化してもほぼ一定の信号レベルの中間周波信号を混合電
力増幅回路3に出力するように働く。
【0014】局部発振回路2は電圧制御発振器(VC
O)7と発振信号増幅回路部8および基準発振回路部9
とで構成され、電圧制御発振器7から出力された9GH
zの発振信号は発振信号増幅回路部8の増幅器10に入
力される。この増幅器10の出力、つまり、9GHzの
発振信号は3逓倍器11を介して27GHzの発振信号
に変換された後、該27GHzの発振信号のみを通過さ
せるバンドパスフィルタ12を介して混合電力増幅回路
3に出力される。一方、基準発振回路部9の基準発振器
13から出力された40MHzの発振信号は、次段の3
逓倍器14を介して120MHzの周波数に変換された
後、増幅器15で増幅されてサンプリングフェ−ズディ
ディクタ(以下、SPDと称する)16に入力される。
このSPD16には、増幅器15で増幅された120M
Hzの発振信号と、電圧制御発振器7から増幅器10を
介して出力された発振信号とが入力され、これら2つの
信号の位相差によって生じる位相比較誤差信号が発生す
る。すなわち、電圧制御発振器7と増幅器10とSPD
16および増幅器17の閉ル−プによってPLL回路が
構成され、このPLL回路により電圧制御発振器7が9
GHzの信号で安定的に発振するため、前述したよう
に、電圧制御発振器7から出力された9GHzの発振信
号が増幅器10で増幅されて3逓倍器11に入力され
る。なお、基準周波数発振器13の40MHz発振信号
のうち、一部の発振信号は1/4分周器18を介して1
0MHzの発振信号としてX−TAL信号出力端子19
に導出され、X−TAL信号出力端子19から図示しな
い外部回路へ出力されることにより、種々回路の基準発
振信号として使われる。
【0015】混合電力増幅回路3の周波数変換器20
(ミキサ)は、中間周波増幅回路1の温度補正器6から
出力された中間周波信号(2.5GHz〜3GHz)
と、局部発振回路2のバンドパスフィルタ12から出力
された27GHzの発振信号とを入力し、その出力に2
9.5GHz〜30GHzの高周波信号を出力するもの
である。この周波数変換器20から出力された29.5
GHz〜30GHzの高周波信号は、次段のバンドパス
フィルタ21で所望帯域のみを通過させた後、電力増幅
器22に入力され、さらにバンドパスフィルタ23を介
して所望帯域のみを通過させた後、その高周波信号が電
力増幅器24に入力される。この電力増幅器24ではあ
る程度の高周波電力レベルになっているが、空中に放射
すべく十分に大電力の増幅度が得られるように、今度は
並列接続されている最終段の電力増幅器25,25に入
力され、その出力を十分に高めた状態で出力端子26
(プローブ)から導波管へと出力される。
【0016】本実施形態例に係る電子回路ユニットは、
上記のような回路構成を有する衛星通信用送信機として
使用されるものであり、図1〜図3に示すように、この
電子回路ユニットはフレームを構成するメイン筐体30
と放熱体31とを備えており、この放熱体31は互いに
接合・一体化されたサブ筐体32と放熱プレート33に
よって構成されている。
【0017】メイン筐体30は上面を開放した概略有底
形状に形成されており、このメイン筐体30はアルミニ
ウム材を用いてダイキャスト成形されている。メイン筐
体30の一側壁の外表面には第1の導波管用溝部34が
設けられると共に、その側壁から底面の一部にかけて開
口30aが形成されている。また、メイン筐体30の一
側壁の外表面には第1の導波管用溝部34を覆うように
蓋体35がねじ止めされており、この蓋体35もアルミ
ニウム材を用いてダイキャスト成形されている。メイン
筐体30の内部には第1の回路基板36が配設されてお
り、この第1の回路基板36の一隅部は開口30aの形
状に合わせて切り欠かれている。第1の回路基板36に
は、図11に示した回路構成のうち混合電力増幅回路3
を除く中間周波増幅回路1と局部発振回路2の回路部品
が実装されている。また、メイン筐体30の側壁上面に
はカバー37がねじ止めされており、メイン筐体30の
上面開放端はこのカバー37によって覆われている。
【0018】図4〜図6に示すように、サブ筐体32は
上面を開放した有底形状に形成されており、その内部に
第2の回路基板38が配設されている。サブ筐体32の
上面の開放端にはカバー39が被着されており、このカ
バー39によってサブ筐体32の内部は密閉されてい
る。また、サブ筐体32の一側面には第2の導波管用溝
部40が設けられている。サブ筐体32とカバー39は
メイン筐体30の材料であるアルミニウムに比べて熱伝
導性の良い銅材で形成されており、その表面には腐食防
止用として金メッキが施されている。第2の回路基板3
8には図11に示した回路構成の混合電力増幅回路3が
実装されており、第1の回路基板36に実装された中間
周波増幅回路1および局部発振回路2と、第2の回路基
板38に実装された混合電力増幅回路3とは、メイン筐
体30の内部でサブ筐体32とカバー39を介して区画
されている。
【0019】第2の回路基板38は金属材からなる複数
の取付体41をねじ止めすることによりサブ筐体32の
内底面に固定されており、これら取付体41によって第
2の回路基板38は複数の領域に区画されている。図示
省略してあるが、前述した混合電力増幅回路3の回路部
品のうち、周波数変換器20やバンドパスフィルタ2
1,23は第2の回路基板38上の各領域に実装されて
おり、出力端子26であるプローブ42は第2の回路基
板38の端部からサブ筐体32の第2の導波管用溝部4
0内へ突出している。また、それ以外の回路部品である
電力増幅器22,23,25は大きな増幅度が必要とさ
れる素子であるため、いずれも半導体ベアチップ43に
よって構成されている。これら半導体ベアチップ43は
第2の回路基板38に開設された透孔38a内に挿入さ
れ、導電性接着剤を用いてサブ筐体32の内底面に固着
されると共に、第2の回路基板38上の図示せぬ導電パ
ターンにワイヤーボンディングされている。
【0020】放熱プレート33もメイン筐体30の材料
であるアルミニウムに比べて熱伝導性の良い銅材で形成
されており、その表面には腐食防止用としてニッケルメ
ッキが施されている。放熱プレート33は凸状の突出部
33aを有しており、この突出部33aの幅寸法はメイ
ン筐体30の開口30aよりも若干小さく設定されてい
る。放熱プレート33の突出部33a上にはサブ筐体3
2の底面が放熱シート44を介して接合・一体化されて
おり、前述したように、これらサブ筐体32と放熱プレ
ート33の一体品によって放熱体31が構成されてい
る。放熱シート44はシリコン系樹脂等の粘着性を有す
るシート状体であり、サブ筐体32と放熱プレート33
の接触面の微細な凹凸が放熱シート44によって均され
れている。図7に示すように、この放熱体31は開口3
0a内に挿入された状態でメイン筐体30の底面にねじ
止めされているが、その際、放熱プレート33の突出部
33aとメイン筐体30の開口30aとの間に若干の間
隙Gを確保し、この間隙Gを逃げ部として放熱プレート
33の突出部33aがメイン筐体30に接触しないよう
になっている。また、図8に示すように、メイン筐体3
0の底面には開口30aを介して複数の凹部45と凸部
46が連続的に形成されており、メイン筐体30の底面
と放熱プレート33が凸部46を接触面として一体化さ
れるようになっている。すなわち、各凸部46間に位置
する凹部45によってメイン筐体30の底面と放熱プレ
ート33との接触面積が少なくなっており、放熱プレー
ト33からメイン筐体30へ熱を伝わりにくくしてい
る。
【0021】蓋体35の外表面には板厚方向へ突出する
フランジ部35aが一体形成されており、このフランジ
部35aを貫通するように導波管用孔部47が穿設され
ている。前述したように、蓋体35は開口30aの側部
を覆うようにメイン筐体30の一側壁の外表面に被着さ
れ、開口30a内に露出するサブ筐体32とメイン筐体
30とにそれぞれねじ止めされている。その結果、図9
に示すように、メイン筐体30の第1の導波管用溝部3
4とサブ筐体32の第2の導波管用溝部40が蓋体35
の平坦な内表面によって覆われ、これら第1および第2
の導波管用溝部34,40と蓋体35によって導波管が
構成されている。ここで、第1の導波管用溝部34の端
部には導波管の軸芯と略45度交差する傾斜面34aが
形成されており、第1の導波管用溝部34と蓋体35の
導波管用孔部47とはこの傾斜面34aの近傍で連続し
ている。したがって、混合電力増幅回路3のプローブ4
2から出力される高周波信号は、第2の導波管用溝部4
0から第1の導波管用溝部34内を伝播して傾斜面34
aで反射した後、導波管用孔部47内を通って蓋体35
のフランジ部35aから導出される。なお、フランジ部
35aの端面には図9の2点鎖線で示す他の導波管48
が取り付けられ、前述したように、この導波管48はデ
ュプレクサに接続されている(図10参照)。
【0022】このように構成された電子回路ユニット
(マイクロ波機器)では、内部に高周波回路を収納した
メイン筐体30の一側壁に蓋体35を取り付け、メイン
筐体30とサブ筐体32の側壁に設けた第1および第2
の導波管用溝部34,40を蓋体35の平坦面で覆うこ
とによって導波管が構成されるため、これらメイン筐体
30と蓋体35の接合面間に導波管をコンパクトに設け
ることができるのみならず、プローブ42に対して導波
管を自由に引き回すことができ、設置スペースや部品レ
イアウトの自由度が大幅に高められている。
【0023】また、メイン筐体30内に配置した第1の
回路基板36に中間周波増幅回路1と局部発振回路2の
回路部品を実装し、サブ筐体32の内部に密閉状態で配
置した第2の回路基板38に混合電力増幅回路3の回路
部品を実装すると共に、この第2の回路基板38に設け
プローブ42を第2の導波管用溝部40に突出させた
め、混合電力増幅回路3をメイン筐体30の内部で中間
周波増幅回路1や局部発振回路2に対して確実にシール
ドすることができる。したがって、衛星通信に使用され
る周波数帯域が例えば30GHz程度まで高くなったと
しても、混合電力増幅回路3からの高周波信号が他の回
路に漏れ込むことがなくなり、出力変動の変動を防止す
ることができる。
【0024】さらに、蓋体35にその板厚方向へ突出す
るフランジ部35aを突出形成すると共に、このフラン
ジ部35aに第1の導波管用溝部34の端部の傾斜面3
4aに連続する導波管用孔部47を穿設したため、蓋体
35の外側面全体に占めるフランジ部35aの割合が少
なくな。したがって、その分だけフランジ部35aの端
面の平坦度が出し易くなり、フランジ部35aの端面に
相手側の導波管48を高精度に取り付けることができ
る。
【0025】なお、本発明は上記した実施形態例に限ら
ず、それ以外にも種々の変形例が可能である。例えば、
図12に示す変形例のように、第2の導波管用溝部40
を省略してメイン筐体30の側壁に第1の導波管用溝部
34のみを設けると共に、サブ筐体32をメイン筐体3
0の側壁の内部に配置し、サブ筐体32側のプローブ4
2をメイン筐体30の側壁に穿設した貫通孔49から第
1の導波管用溝部34内に突出させても良い。あるい
は、導波管用溝部をメイン筐体30やサブ筐体32に設
ける代わりに蓋体35の内表面に設け、この蓋体35を
メイン筐体30やサブ筐体32のフラットな側壁面に取
り付けることも可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】内部に高周波回路を収納したフレームの側
壁に蓋体を取り付け、これらフレームと蓋体の接合面間
に設けた導波管用溝部を導波管として機能させることが
できるため、導波管の設置スペースや部品レイアウトの
自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る電子回路ユニットの全体構成
を示す斜視図である。
【図2】該電子回路ユニットの内部構造を示す平面図で
ある。
【図3】該電子回路ユニットの分解斜視図である。
【図4】放熱体の斜視図である。
【図5】放熱体の内部構造を示す断面図である。
【図6】サブ筐体の内部構造を示す斜視図である。
【図7】メイン筐体と放熱体の取付け状態を示す説明図
である。
【図8】メイン筐体と放熱体の取付け部分を裏面側から
見た分解斜視図である。
【図9】導波管構造の断面図である。
【図10】電子回路ユニットを含む衛星通信システムの
全体構成図である。
【図11】回路構成の説明図である。
【図12】導波管構造の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 中間周波増幅回路 2 局部発振回路 3 混合電力増幅回路 20 周波数変換器 21,23 バンドパスフィルタ 22,24,25 電力増幅器 26 出力端子 30 メイン筐体 30a 開口 31 放熱体 32 サブ筐体 33 放熱プレート 33a 突出部 34 第1の導波管用溝部 34a 傾斜面 35 蓋体 35a フランジ部 36 第1の回路基板 37 カバー 38 第2の回路基板 38a 透孔 39 カバー 40 第2の導波管用溝部 42 プローブ 43 半導体ベアチップ 44 放熱シート 45 凹部 46 凸部 47 導波管用孔部 49 貫通孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に高周波回路を収納したフレーム
    と、このフレームの側壁に取り付けられた蓋体とを備
    え、前記フレームと前記蓋体の少なくとも一方に両者の
    接合面に沿って延びる導波管用溝部を設けたことを特徴
    とするマイクロ波機器の導波管構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記フレーム
    が第1の回路基板を収納するメイン筐体と第2の回路基
    板を収納するサブ筐体とで構成され、前記第2の回路基
    板に設けられたプローブを前記導波管用溝部内に突出さ
    せたことを特徴とするマイクロ波機器の導波管構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    蓋体に相手側導波管の取付面となるフランジ部を突出形
    成し、このフランジ部に導波管用孔部を穿設すると共
    に、前記導波管用溝部を傾斜面を介して前記導波管用孔
    部に連続させたことを特徴とするマイクロ波機器の導波
    管構造。
  4. 【請求項4】 請求項2の記載において、前記サブ筐体
    を前記メイン筐体の側壁の内部に配置すると共に、該メ
    イン筐体の側壁に前記プローブが挿通する貫通孔を穿設
    したことを特徴とするマイクロ波機器の導波管構造。
  5. 【請求項5】 請求項2の記載において、前記メイン筐
    体の側壁に切欠き部を設け、前記メイン筐体の内部に配
    置した前記サブ筐体の側壁を前記切欠き部から露出させ
    たことを特徴とするマイクロ波機器の導波管構造。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、前記メイン筐
    体と前記サブ筐体のそれぞれの側壁に前記導波管用溝部
    を設けると共に、該導波管用溝部を前記蓋体の平坦面に
    よって蓋閉したことを特徴とするマイクロ波機器の導波
    管構造。
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