JP2002246349A - シリコンウエハの研磨洗浄方法及び装置 - Google Patents
シリコンウエハの研磨洗浄方法及び装置Info
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄工程における負荷の軽減、処理時間の短
縮、薬液量の削減に寄与することにより、シリコンウエ
ハの品質や生産性を向上することができるシリコンウエ
ハの研磨洗浄方法及び装置を提供する。 【解決手段】 シリコンウエハのメカノケミカルポリッ
シングを行うためのシリコンウエハの研磨洗浄方法及び
装置である。シリコンウエハ表面に研磨材を含んだ研磨
水を供給しながら研磨する研磨手段10と、研磨手段1
0終了後のシリコンウエハから研磨スラリー等の汚染物
を除去する前洗浄手段と、前洗浄手段終了後のシリコン
ウエハが乾燥しないように、適宜洗浄水に浸漬しなが
ら、速やかに洗浄手段40に搬送する搬送手段30と、
搬送手段30で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物
や微粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高め
る洗浄手段40とを有する。
縮、薬液量の削減に寄与することにより、シリコンウエ
ハの品質や生産性を向上することができるシリコンウエ
ハの研磨洗浄方法及び装置を提供する。 【解決手段】 シリコンウエハのメカノケミカルポリッ
シングを行うためのシリコンウエハの研磨洗浄方法及び
装置である。シリコンウエハ表面に研磨材を含んだ研磨
水を供給しながら研磨する研磨手段10と、研磨手段1
0終了後のシリコンウエハから研磨スラリー等の汚染物
を除去する前洗浄手段と、前洗浄手段終了後のシリコン
ウエハが乾燥しないように、適宜洗浄水に浸漬しなが
ら、速やかに洗浄手段40に搬送する搬送手段30と、
搬送手段30で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物
や微粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高め
る洗浄手段40とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、シリコンウエハ
の研磨洗浄方法及び装置に関する。
の研磨洗浄方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 通常、シリコンウエハの製造工程にお
いては、シリコンウエハの研磨(メカノケミカルポリッ
シング)工程と、研磨工程後のシリコンウエハ表面の汚
染物を除去する洗浄工程とがそれぞれ独立している。研
磨工程から洗浄工程へのシリコンウエハの受け渡し時に
は、研磨液によるシリコンウエハの面荒れを防止するた
め、研磨工程後のシリコンウエハを一度乾燥した上で、
洗浄工程に送られている。
いては、シリコンウエハの研磨(メカノケミカルポリッ
シング)工程と、研磨工程後のシリコンウエハ表面の汚
染物を除去する洗浄工程とがそれぞれ独立している。研
磨工程から洗浄工程へのシリコンウエハの受け渡し時に
は、研磨液によるシリコンウエハの面荒れを防止するた
め、研磨工程後のシリコンウエハを一度乾燥した上で、
洗浄工程に送られている。
【0003】 このとき、研磨工程後のシリコンウエハ
をそのまま乾燥させてしまうと、研磨スラリー等の汚染
物がシリコンウエハ表面に強固に付着してしまうため、
洗浄工程における負荷が大きくなり、洗浄装置のスルー
プットが落ちてしまうだけでなく、処理時間を短縮する
ため、強い薬液を使用した場合、シリコンウエハ表面の
マイクロラフネスが増大してしまう等の問題点があっ
た。
をそのまま乾燥させてしまうと、研磨スラリー等の汚染
物がシリコンウエハ表面に強固に付着してしまうため、
洗浄工程における負荷が大きくなり、洗浄装置のスルー
プットが落ちてしまうだけでなく、処理時間を短縮する
ため、強い薬液を使用した場合、シリコンウエハ表面の
マイクロラフネスが増大してしまう等の問題点があっ
た。
【0004】 これらの問題点を解消するため、例え
ば、研磨工程後のシリコンウエハを前洗浄した後、乾燥
した上で、洗浄工程に送ることが行われている。しかし
ながら、前洗浄後にシリコンウエハを乾燥させてしまう
と、汚染物の一部がシリコンウエハ表面に再付着するた
め、洗浄工程におけるシリコンウエハ表面の清浄度及び
マイクロラフネスを十分に向上させることが困難であっ
た。
ば、研磨工程後のシリコンウエハを前洗浄した後、乾燥
した上で、洗浄工程に送ることが行われている。しかし
ながら、前洗浄後にシリコンウエハを乾燥させてしまう
と、汚染物の一部がシリコンウエハ表面に再付着するた
め、洗浄工程におけるシリコンウエハ表面の清浄度及び
マイクロラフネスを十分に向上させることが困難であっ
た。
【0005】 以上の問題点を考慮すると、前洗浄後に
シリコンウエハを乾燥させることなく、洗浄工程に送る
ことが好ましいが、搬送中にシリコンウエハが乾燥し易
いため、ウォーターマーク等のシリコンウエハへの悪影
響を防止するため、煩雑な搬送工程が必要であった。
シリコンウエハを乾燥させることなく、洗浄工程に送る
ことが好ましいが、搬送中にシリコンウエハが乾燥し易
いため、ウォーターマーク等のシリコンウエハへの悪影
響を防止するため、煩雑な搬送工程が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、このよう
な従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、研磨スラリー等の汚染物の固
着や研磨液によるシリコンウエハの面荒れが起こる前
に、研磨工程後のシリコンウエハを洗浄工程に受け渡す
ことにより、洗浄工程における負荷の軽減、処理時間の
短縮、薬液量の削減に寄与することができるため、シリ
コンウエハの品質や生産性を向上することができるシリ
コンウエハの研磨洗浄方法及び装置を提供することにあ
る。
な従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、研磨スラリー等の汚染物の固
着や研磨液によるシリコンウエハの面荒れが起こる前
に、研磨工程後のシリコンウエハを洗浄工程に受け渡す
ことにより、洗浄工程における負荷の軽減、処理時間の
短縮、薬液量の削減に寄与することができるため、シリ
コンウエハの品質や生産性を向上することができるシリ
コンウエハの研磨洗浄方法及び装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明によ
れば、シリコンウエハのメカノケミカルポリッシングを
行うためのシリコンウエハの研磨洗浄方法であって、シ
リコンウエハ表面に、研磨材を含んだ研磨水を供給しな
がら研磨する研磨工程と、前記研磨工程終了後のシリコ
ンウエハから研磨スラリー等の汚染物を除去する前洗浄
工程と、前記前洗浄工程終了後のシリコンウエハが乾燥
しないように、適宜洗浄水に浸漬しながら、速やかに洗
浄工程に搬送する搬送工程と、前記搬送工程で搬送され
たシリコンウエハ表面の不純物や微粒子を除去し、シリ
コンウエハ表面の清浄度を高める洗浄工程と、を有する
ことを特徴とするシリコンウエハの研磨洗浄方法が提供
される。このとき、研磨工程直後から洗浄工程開始まで
の時間は、3分以内であることが好ましい。
れば、シリコンウエハのメカノケミカルポリッシングを
行うためのシリコンウエハの研磨洗浄方法であって、シ
リコンウエハ表面に、研磨材を含んだ研磨水を供給しな
がら研磨する研磨工程と、前記研磨工程終了後のシリコ
ンウエハから研磨スラリー等の汚染物を除去する前洗浄
工程と、前記前洗浄工程終了後のシリコンウエハが乾燥
しないように、適宜洗浄水に浸漬しながら、速やかに洗
浄工程に搬送する搬送工程と、前記搬送工程で搬送され
たシリコンウエハ表面の不純物や微粒子を除去し、シリ
コンウエハ表面の清浄度を高める洗浄工程と、を有する
ことを特徴とするシリコンウエハの研磨洗浄方法が提供
される。このとき、研磨工程直後から洗浄工程開始まで
の時間は、3分以内であることが好ましい。
【0008】 また、本発明では、搬送工程前に、シリ
コンウエハを親水性にすることが好ましい。例えば、シ
リコンウエハを添加剤で均質に覆ったり、シリコンウエ
ハに酸化膜を形成させることにより、シリコンウエハを
親水性にすることができる。
コンウエハを親水性にすることが好ましい。例えば、シ
リコンウエハを添加剤で均質に覆ったり、シリコンウエ
ハに酸化膜を形成させることにより、シリコンウエハを
親水性にすることができる。
【0009】 更に、本発明では、前洗浄工程が、機械
的洗浄又は水研磨洗浄からなることが好ましく、また機
械的洗浄が、ブラシ、超音波、ジェット流のいずれか、
あるいはそれらの組み合わせを使用することが好まし
い。
的洗浄又は水研磨洗浄からなることが好ましく、また機
械的洗浄が、ブラシ、超音波、ジェット流のいずれか、
あるいはそれらの組み合わせを使用することが好まし
い。
【0010】 尚、本発明では、洗浄水が、オゾン水、
水素水、イオン水のいずれか、あるいはそれらの組み合
わせであることが好ましい。
水素水、イオン水のいずれか、あるいはそれらの組み合
わせであることが好ましい。
【0011】 また、本発明によれば、シリコンウエハ
のメカノケミカルポリッシングを行うためのシリコンウ
エハの研磨洗浄装置であって、シリコンウエハ表面に研
磨材を含んだ研磨水を供給しながら研磨する研磨手段
と、前記研磨手段終了後のシリコンウエハから研磨スラ
リー等の汚染物を除去する前洗浄手段と、前記前洗浄手
段終了後のシリコンウエハが乾燥しないように、適宜洗
浄水に浸漬しながら、速やかに洗浄手段に搬送する搬送
手段と、前記搬送手段で搬送されたシリコンウエハ表面
の不純物や微粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄
度を高める洗浄手段と、を有することを特徴とするシリ
コンウエハの研磨洗浄装置が提供される。このとき、本
発明では、搬送手段の前に、複数枚のシリコンウエハを
収容する水槽が配設されていることが好ましい。
のメカノケミカルポリッシングを行うためのシリコンウ
エハの研磨洗浄装置であって、シリコンウエハ表面に研
磨材を含んだ研磨水を供給しながら研磨する研磨手段
と、前記研磨手段終了後のシリコンウエハから研磨スラ
リー等の汚染物を除去する前洗浄手段と、前記前洗浄手
段終了後のシリコンウエハが乾燥しないように、適宜洗
浄水に浸漬しながら、速やかに洗浄手段に搬送する搬送
手段と、前記搬送手段で搬送されたシリコンウエハ表面
の不純物や微粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄
度を高める洗浄手段と、を有することを特徴とするシリ
コンウエハの研磨洗浄装置が提供される。このとき、本
発明では、搬送手段の前に、複数枚のシリコンウエハを
収容する水槽が配設されていることが好ましい。
【0012】 また、本発明では、研磨手段と洗浄手段
とが独立しており、且つ、全ての工程が自動化されてい
ることが好ましく、また研磨手段及び洗浄手段が、枚葉
単位で行われることが好ましい。
とが独立しており、且つ、全ての工程が自動化されてい
ることが好ましく、また研磨手段及び洗浄手段が、枚葉
単位で行われることが好ましい。
【0013】 更に、本発明では、前洗浄手段が、機械
的洗浄手段又は洗浄水を供給してシリコンウエハを研磨
する水研磨洗浄手段であることが好ましく、また機械的
洗浄手段が、ブラシ、超音波、ジェット流のいずれか、
あるいはそれらの組み合わせを使用することが好まし
い。
的洗浄手段又は洗浄水を供給してシリコンウエハを研磨
する水研磨洗浄手段であることが好ましく、また機械的
洗浄手段が、ブラシ、超音波、ジェット流のいずれか、
あるいはそれらの組み合わせを使用することが好まし
い。
【0014】 尚、本発明では、洗浄水が、オゾン水、
水素水、イオン水のいずれか、あるいはそれらの組み合
わせであることが好ましい。
水素水、イオン水のいずれか、あるいはそれらの組み合
わせであることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】 本発明に係るシリコンウエハの
研磨洗浄方法を概説すると、シリコンウエハ表面に、研
磨材を含んだ研磨水を供給しながら研磨する研磨工程
と、研磨工程終了後のシリコンウエハから研磨スラリー
等の汚染物を除去する前洗浄工程と、前洗浄工程終了後
のシリコンウエハが乾燥しないように、適宜洗浄水に浸
漬しながら、速やかに洗浄工程に搬送する搬送工程と、
搬送工程で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物や微
粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高める洗
浄工程を有するものである。これにより、洗浄工程にお
ける負荷の軽減、処理時間の短縮、薬液量の削減に寄与
することができるため、シリコンウエハの品質や生産性
を向上することができる。
研磨洗浄方法を概説すると、シリコンウエハ表面に、研
磨材を含んだ研磨水を供給しながら研磨する研磨工程
と、研磨工程終了後のシリコンウエハから研磨スラリー
等の汚染物を除去する前洗浄工程と、前洗浄工程終了後
のシリコンウエハが乾燥しないように、適宜洗浄水に浸
漬しながら、速やかに洗浄工程に搬送する搬送工程と、
搬送工程で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物や微
粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高める洗
浄工程を有するものである。これにより、洗浄工程にお
ける負荷の軽減、処理時間の短縮、薬液量の削減に寄与
することができるため、シリコンウエハの品質や生産性
を向上することができる。
【0016】 このとき、本発明では、研磨工程直後か
ら洗浄工程開始までの時間が、3分以内であることが好
ましい。これは、研磨スラリー等の汚染物の固着や研磨
液によるシリコンウエハの面荒れが起こる前に、研磨工
程後のシリコンウエハを洗浄工程に受け渡す必要がある
からである。
ら洗浄工程開始までの時間が、3分以内であることが好
ましい。これは、研磨スラリー等の汚染物の固着や研磨
液によるシリコンウエハの面荒れが起こる前に、研磨工
程後のシリコンウエハを洗浄工程に受け渡す必要がある
からである。
【0017】 また、本発明では、搬送工程前に、シリ
コンウエハを親水性にすることが好ましい。これは、シ
リコンウエハが乾き易くなることを防ぐとともに、ウォ
ーターマーク等のシリコンウエハへの悪影響を予防する
ことができるからである。ここで、シリコンウエハを親
水性にする方法としては、例えば、シリコンウエハを添
加剤(例えば、界面活性剤)で均質に覆う方法や、シリ
コンウエハに酸化膜を形成させる方法がある。特に、シ
リコンウエハに酸化膜を形成させる方法は、シリコンウ
エハ表面の保護にも寄与することができる。
コンウエハを親水性にすることが好ましい。これは、シ
リコンウエハが乾き易くなることを防ぐとともに、ウォ
ーターマーク等のシリコンウエハへの悪影響を予防する
ことができるからである。ここで、シリコンウエハを親
水性にする方法としては、例えば、シリコンウエハを添
加剤(例えば、界面活性剤)で均質に覆う方法や、シリ
コンウエハに酸化膜を形成させる方法がある。特に、シ
リコンウエハに酸化膜を形成させる方法は、シリコンウ
エハ表面の保護にも寄与することができる。
【0018】 更に、本発明では、前洗浄工程が、機械
的洗浄又は水研磨洗浄からなることが好ましい。ここ
で、機械的洗浄は、ブラシ、超音波、ジェット流のいず
れか、あるいはそれらの組み合わせを使用することが好
ましい。一方、水研磨洗浄は、研磨工程後、研磨材を含
んだ研磨水の代わりに、洗浄水を用いてシリコンウエハ
を研磨する方法であり、準化学的洗浄と水研磨による物
理的洗浄とを組み合わせたものであるため、ワイピング
機能だけでなく、パーティクル、金属不純物、有機物の
異物を除去する機能を更に有するものである。従って、
従来の最終洗浄前に行われていた前洗浄(洗浄槽の中に
シリコンウエハを浸漬し、洗浄水を洗浄槽内へ供給して
オーバーフローさせながら、その水流によって、シリコ
ンウエハ表面の汚染物を洗い流すもの)のように大量の
洗浄水を必要としないという利点がある。
的洗浄又は水研磨洗浄からなることが好ましい。ここ
で、機械的洗浄は、ブラシ、超音波、ジェット流のいず
れか、あるいはそれらの組み合わせを使用することが好
ましい。一方、水研磨洗浄は、研磨工程後、研磨材を含
んだ研磨水の代わりに、洗浄水を用いてシリコンウエハ
を研磨する方法であり、準化学的洗浄と水研磨による物
理的洗浄とを組み合わせたものであるため、ワイピング
機能だけでなく、パーティクル、金属不純物、有機物の
異物を除去する機能を更に有するものである。従って、
従来の最終洗浄前に行われていた前洗浄(洗浄槽の中に
シリコンウエハを浸漬し、洗浄水を洗浄槽内へ供給して
オーバーフローさせながら、その水流によって、シリコ
ンウエハ表面の汚染物を洗い流すもの)のように大量の
洗浄水を必要としないという利点がある。
【0019】 尚、本発明では、洗浄水が、オゾン水、
水素水、イオン水のいずれか、あるいはそれらの組み合
わせであることが好ましい。
水素水、イオン水のいずれか、あるいはそれらの組み合
わせであることが好ましい。
【0020】 以下、本発明のシリコンウエハの研磨洗
浄装置の各例を、図1〜2に従って説明する。本発明の
シリコンウエハの研磨洗浄装置は、図1〜2に示すよう
に、シリコンウエハ表面に研磨材を含んだ研磨水を供給
しながら研磨する研磨手段10と、研磨手段10終了後
のシリコンウエハから研磨スラリー等の汚染物を除去す
る前洗浄手段と、前洗浄手段終了後のシリコンウエハが
乾燥しないように、適宜洗浄水に浸漬しながら、速やか
に洗浄手段40に搬送する搬送手段30と、搬送手段3
0で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物や微粒子を
除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高める洗浄手段
40とを有するものである。
浄装置の各例を、図1〜2に従って説明する。本発明の
シリコンウエハの研磨洗浄装置は、図1〜2に示すよう
に、シリコンウエハ表面に研磨材を含んだ研磨水を供給
しながら研磨する研磨手段10と、研磨手段10終了後
のシリコンウエハから研磨スラリー等の汚染物を除去す
る前洗浄手段と、前洗浄手段終了後のシリコンウエハが
乾燥しないように、適宜洗浄水に浸漬しながら、速やか
に洗浄手段40に搬送する搬送手段30と、搬送手段3
0で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物や微粒子を
除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高める洗浄手段
40とを有するものである。
【0021】 このとき、本発明では、搬送手段30の
前に、複数枚のシリコンウエハを収容する水槽(図示せ
ず)が配設されていることが好ましい。これにより、一
度に複数枚処理する研磨機と接続しても複数枚のシリコ
ンウエハを乾燥させることなく、同時に洗浄を開始する
ことができる。
前に、複数枚のシリコンウエハを収容する水槽(図示せ
ず)が配設されていることが好ましい。これにより、一
度に複数枚処理する研磨機と接続しても複数枚のシリコ
ンウエハを乾燥させることなく、同時に洗浄を開始する
ことができる。
【0022】 また、本発明では、研磨手段10と洗浄
手段40とが独立しており、且つ、全ての工程が自動化
されていることが好ましく、また研磨手段10及び洗浄
手段40が、枚葉単位で行われることが好ましい。
手段40とが独立しており、且つ、全ての工程が自動化
されていることが好ましく、また研磨手段10及び洗浄
手段40が、枚葉単位で行われることが好ましい。
【0023】 ここで、本発明で用いる研磨手段10
は、シリコンウエハの研磨面に、研磨材を含んだ研磨液
を供給しながら、シリコンウエハを収容する研磨ヘッド
12を回転させ、回転する研磨テーブル14上に適切な
圧力で押し付けることにより、シリコンウエハ表面に当
接しつつ両者を相互に摺動させながら、シリコンウエハ
表面を研磨するものである。
は、シリコンウエハの研磨面に、研磨材を含んだ研磨液
を供給しながら、シリコンウエハを収容する研磨ヘッド
12を回転させ、回転する研磨テーブル14上に適切な
圧力で押し付けることにより、シリコンウエハ表面に当
接しつつ両者を相互に摺動させながら、シリコンウエハ
表面を研磨するものである。
【0024】 尚、本発明で用いる前洗浄手段(図示せ
ず)は、機械的洗浄手段又は水研磨洗浄手段であること
が好ましい。
ず)は、機械的洗浄手段又は水研磨洗浄手段であること
が好ましい。
【0025】 また、本発明で用いる搬送手段30は、
搬送ロボット36が主に用いられるが、図2に示すよう
に、研磨手段10からの引き受け時に、シリコンウエハ
を浸漬するように搬送水を供給しながら、シリコンウエ
ハを搬送するスライダー32を用いることがより好まし
い。これにより、搬送工程を簡略化でき、装置のフット
プリントを小さくできる上に、シリコンウエハの乾燥を
防ぐための水の使用量を減らすことができる。尚、研磨
手段10から搬送手段30に受け渡す際に、シリコンウ
エハの研磨面を表側にする必要があるため、反転ロボッ
ト35(図1参照)、反転装置33(図2参照)が用い
られる。
搬送ロボット36が主に用いられるが、図2に示すよう
に、研磨手段10からの引き受け時に、シリコンウエハ
を浸漬するように搬送水を供給しながら、シリコンウエ
ハを搬送するスライダー32を用いることがより好まし
い。これにより、搬送工程を簡略化でき、装置のフット
プリントを小さくできる上に、シリコンウエハの乾燥を
防ぐための水の使用量を減らすことができる。尚、研磨
手段10から搬送手段30に受け渡す際に、シリコンウ
エハの研磨面を表側にする必要があるため、反転ロボッ
ト35(図1参照)、反転装置33(図2参照)が用い
られる。
【0026】 更に、本発明で用いる洗浄手段40は、
ブラシを用いた洗浄であることが好ましい。
ブラシを用いた洗浄であることが好ましい。
【0027】
【発明の効果】 以上説明した通り、本発明の研磨洗浄
方法及び装置は、研磨スラリー等の汚染物の固着や研磨
液によるシリコンウエハの面荒れが起こる前に、研磨工
程後のシリコンウエハを洗浄工程に受け渡すことによ
り、洗浄工程における負荷の軽減、処理時間の短縮、薬
液量の削減に寄与することができるため、シリコンウエ
ハの品質や生産性を向上することができる。
方法及び装置は、研磨スラリー等の汚染物の固着や研磨
液によるシリコンウエハの面荒れが起こる前に、研磨工
程後のシリコンウエハを洗浄工程に受け渡すことによ
り、洗浄工程における負荷の軽減、処理時間の短縮、薬
液量の削減に寄与することができるため、シリコンウエ
ハの品質や生産性を向上することができる。
【図1】 本発明のシリコンウエハの研磨洗浄装置の一
例を示す概要図である。
例を示す概要図である。
【図2】 本発明のシリコンウエハの研磨洗浄装置の他
の例を示す概要図である。
の例を示す概要図である。
10…研磨手段、12…研磨ヘッド、14…研磨テーブ
ル、16…搬送ロボット、17…ローダー、18…アン
ローダー、30…搬送手段、32…スライダー、33…
反転装置、34…水槽、35…反転ロボット、36…搬
送ロボット、40…洗浄手段、42,43…洗浄モジュ
ール(洗浄手段)、44,46…搬送ロボット、52,
54…カセット。
ル、16…搬送ロボット、17…ローダー、18…アン
ローダー、30…搬送手段、32…スライダー、33…
反転装置、34…水槽、35…反転ロボット、36…搬
送ロボット、40…洗浄手段、42,43…洗浄モジュ
ール(洗浄手段)、44,46…搬送ロボット、52,
54…カセット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 648 H01L 21/304 648A 648H B08B 1/04 B08B 1/04 3/08 3/08 Z 3/12 3/12 Z Fターム(参考) 3B116 AA03 AB01 BA02 BA06 BA12 BB21 BB83 CA05 3B201 AA03 AB01 BA02 BA06 BA12 BB21 BB83 BB94 CA05 CB22
Claims (15)
- 【請求項1】 シリコンウエハのメカノケミカルポリッ
シングを行うためのシリコンウエハの研磨洗浄方法であ
って、 シリコンウエハ表面に、研磨材を含んだ研磨水を供給し
ながら研磨する研磨工程と、 前記研磨工程終了後のシリコンウエハから研磨スラリー
等の汚染物を除去する前洗浄工程と、 前記前洗浄工程終了後のシリコンウエハが乾燥しないよ
うに、適宜洗浄水に浸漬しながら、速やかに洗浄工程に
搬送する搬送工程と、 前記搬送工程で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物
や微粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高め
る洗浄工程と、を有することを特徴とするシリコンウエ
ハの研磨洗浄方法。 - 【請求項2】 研磨工程直後から洗浄工程開始までの時
間が、3分以内である請求項1に記載のシリコンウエハ
の研磨洗浄方法。 - 【請求項3】 搬送工程前に、シリコンウエハを親水性
にする請求項1又は2に記載のシリコンウエハの研磨洗
浄方法。 - 【請求項4】 搬送工程前に、シリコンウエハを添加剤
で均質に覆う請求項3に記載のシリコンウエハの研磨洗
浄方法。 - 【請求項5】 搬送工程前に、シリコンウエハ表面に酸
化膜を形成させる請求項3に記載のシリコンウエハの研
磨洗浄方法。 - 【請求項6】 前洗浄工程が、ブラシ、超音波、ジェッ
ト流のいずれか、あるいはそれらの組み合わせを使用す
る機械的洗浄からなる請求項1〜5のいずれか1項に記
載のシリコンウエハの研磨洗浄方法。 - 【請求項7】 前洗浄工程が、洗浄水を供給して研磨す
る水研磨洗浄からなる請求項1〜5のいずれか1項に記
載のシリコンウエハの研磨洗浄方法。 - 【請求項8】 洗浄水が、オゾン水、水素水、イオン水
のいずれか、あるいはそれらの組み合わせである請求項
1〜7のいずれか1項に記載のシリコンウエハの研磨洗
浄方法。 - 【請求項9】 シリコンウエハのメカノケミカルポリッ
シングを行うためのシリコンウエハの研磨洗浄装置であ
って、 シリコンウエハ表面に研磨材を含んだ研磨水を供給しな
がら研磨する研磨手段と、 前記研磨手段終了後のシリコンウエハから研磨スラリー
等の汚染物を除去する前洗浄手段と、 前記前洗浄手段終了後のシリコンウエハが乾燥しないよ
うに、適宜洗浄水に浸漬しながら、速やかに洗浄手段に
搬送する搬送手段と、 前記搬送手段で搬送されたシリコンウエハ表面の不純物
や微粒子を除去し、シリコンウエハ表面の清浄度を高め
る洗浄手段と、を有することを特徴とするシリコンウエ
ハの研磨洗浄装置。 - 【請求項10】 搬送手段の前に、複数枚のシリコンウ
エハを収容する水槽が配設されている請求項9に記載の
シリコンウエハの研磨洗浄装置。 - 【請求項11】 研磨手段と洗浄手段とが独立してお
り、且つ、全ての工程が自動化されている請求項9又は
10に記載のシリコンウエハの研磨洗浄装置。 - 【請求項12】 研磨手段及び洗浄手段が、枚葉単位で
行われる請求項9〜11のいずれか1項に記載のシリコ
ンウエハの研磨洗浄装置。 - 【請求項13】 前洗浄手段が、ブラシ、超音波、ジェ
ット流のいずれか、あるいはそれらの組み合わせを使用
する機械的洗浄手段である請求項9〜12のいずれか1
項に記載のシリコンウエハの研磨洗浄装置。 - 【請求項14】 前洗浄手段が、洗浄水を供給してシリ
コンウエハを研磨する水研磨洗浄手段である請求項9〜
12のいずれか1項に記載のシリコンウエハの研磨洗浄
装置。 - 【請求項15】 洗浄水が、オゾン水、水素水、イオン
水のいずれか、あるいはそれらの組み合わせである請求
項9〜14のいずれか1項に記載のシリコンウエハの研
磨洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001035326A JP2002246349A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | シリコンウエハの研磨洗浄方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001035326A JP2002246349A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | シリコンウエハの研磨洗浄方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002246349A true JP2002246349A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18898785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001035326A Withdrawn JP2002246349A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | シリコンウエハの研磨洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002246349A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103028568A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-04-10 | 北京七星华创电子股份有限公司 | 一种模块化硅片清洗系统 |
-
2001
- 2001-02-13 JP JP2001035326A patent/JP2002246349A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103028568A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-04-10 | 北京七星华创电子股份有限公司 | 一种模块化硅片清洗系统 |
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---|---|---|---|
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