JP2002245385A - 商品取引の保証方法と商品取引管理装置 - Google Patents

商品取引の保証方法と商品取引管理装置

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JP2002245385A
JP2002245385A JP2001044651A JP2001044651A JP2002245385A JP 2002245385 A JP2002245385 A JP 2002245385A JP 2001044651 A JP2001044651 A JP 2001044651A JP 2001044651 A JP2001044651 A JP 2001044651A JP 2002245385 A JP2002245385 A JP 2002245385A
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recording
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merchandise
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Riho Okubo
理穂 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商取引において、商品の提供を確実なものとす
る。 【解決手段】商取引の商品販売者と商品購入者との間で
合意された取引条項を表3a、表3b、表3c、表3d
に格納し、商品販売者からの履行の保証金の入金日、商
品輸送者への商品の引き渡し日、引き渡された商品が取
引条項通りのものであるかどうかの商品チェック結果を
記録し、引き渡された商品が取引条項通りでなければ、
取引条項として定められた保証金を没収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貿易取引などの商
取引における商品の提供および商品代金の提供を保証す
る方法と商品購入者が支払う保険料などの手数料の提示
方法に関するものであり、また、商品の提供および商品
代金の提供の管理装置、商品購入者が支払う保険料など
の手数料の提示を行う管理装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商取引において商品の提供および
商品代金の提供を保証する方法としては、保証人を立て
ることや、商品代金相当の預金残高が銀行口座にあるこ
とを証明し、銀行が信用状を発行するなどの方法がとら
れていた。また、商品購入者が支払う保険料などの手数
料などは、商品購入者、あるいはその代行者が保険業者
などと個別に交渉を行って決めることがおこなわれてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保証人
をたてる方法では、保証人に進んでなろうとする者は通
常なかなか見つからず、保証人は簡単に見つけることが
できない。そのため、商品販売者や商品購入者を信用し
て保証人を立てずに取引が行われる場合が多々ある。し
かし、これでは、商品提供がされない場合が起こりやす
くなり、もし商品提供がされなかった場合、特に貿易の
場合には国の違いによる法制の違いなどにより、債務不
履行を行った一方当事者に対して損害賠償を求めること
は難しく、被害者は泣き寝入りをせざるを得ないことが
ある。
【0004】このような泣き寝入りを防ぐためには、相
手の信用状態等の調査を行ってから取引を行うことが行
われているが、これでは、取引までに時間がかかり、ま
た、特定の相手としか取引が行われないという事態を引
き起こす。商品購入者側の信用状況を保証するために、
信用状が用いられているが、信用状を発行してもらうた
めには、そのための手数料を銀行に支払う必要があり、
取引に関するコストを引き上げる要因にもなる。
【0005】また、現在は、商品販売者が商品輸送手段
に商品を積み込んだ時点の通知が郵便によって行われる
ので、商品が積み込まれた時点と商品購入者が商品の積
み込みの事実を知る時点に時間差が生じ、商品購入者が
輸送保険をかける時間がずれこんでしまうため、仮に輸
送保険の契約を締結しておき、商品積み込みの通知が到
着した時点で本契約に切りかえることが行われるが、切
りかえの手間がかかるという問題点もある。
【0006】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、信用調査が行われなくても、確実に商品の提供が
なされ、また、代金の支払いが確実になされ、更に、輸
送保険の切りかえを不要とする商取引の保証方法と商品
取引管理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、商品提供履行条件と商品販売者が提供す
る保証金の額とからなる商品の取引条項を記録し、商品
販売者から取引保証者へ保証金が提供されたことを記録
し、商品提供履行条件が満たされているかどうかを記録
することを行い、商品の提供が確実に行われるようにす
る。
【0008】請求項2に記載の発明においては、商品購
入者が取引代金を取引代金保管者に入金したことを記録
し、商品提供が履行されない場合には、取引代金と算定
された損害金とを商品購入者に入金することを命令する
ことによって、取引代金が確実に支払われ、また、商品
提供が履行されなくても商品購入者に損失が発生しない
ようにする。
【0009】請求項3に記載の発明においては、商品販
売者、取引保証者の所持金額を保持する手段を供えた商
取引管理装置において、商品販売者、取引保証者の所持
金額を保持する手段の間で保証金のやり取りを行うこと
で決済を迅速に行えるようにする。
【0010】請求項4に記載の発明においては、商品購
入者、取引代金保管者の所持金額を保持する手段を供え
た商取引管理装置において商品購入者と取引代金保管者
との間の決済を迅速に行えるようにする。
【0011】請求項5に記載の発明においては、商品販
売者の所持金額を保持する手段に記録されている金額が
保証金額に満たない場合は、入金命令を発し、所持金額
がマイナスにならないようにする。
【0012】請求項6に記載の発明においては、商品販
売者の所持金額を保持する手段に記録されている金額が
取引代金に満たない場合は、入金命令を発し、所持金額
がマイナスにならないようにする。
【0013】請求項7に記載の発明においては、商品提
供履行条件に商品引渡し日が含まれるようにし、指定さ
れた日に商品の引渡しがなされるようにする。
【0014】請求項8に記載の発明においては、商品提
供履行条件に商品の品質が含まれるようにし、指定され
た商品の提供がなされるようにする。
【0015】請求項9に記載の発明においては、品質レ
ベルを提示し、選択が行われ、その選択に従って保証金
の額を計算することが行われ、保証金の金額の決定の自
動化、および明朗化を図り、また、商品販売者と商品購
入者が保証金の額を前もって知ることができるようにす
る。
【0016】請求項10に記載の発明においては、商品
販売者の格付けを用いることにより保証金を決定するよ
うにし、より妥当な保証金の金額を決定するようにす
る。
【0017】請求項11および請求項12に記載の発明
においては、取引代金の支払いの際の通貨を指定するこ
とを特徴とし、多国間での貿易取引に適した商取引方法
を提供する。
【0018】請求項13に記載の発明においては、保険
業者を提示・選択するステップと、商品の取引を代行す
る代行業者を提示・選択するステップと、その選択に基
づいて商品購入者が負担することとなる手数料を計算し
て提示することを行い、便宜を図る。
【0019】請求項14に記載の発明においては、取引
条項を構造化文書の形で記録することにより、取引条項
が容易に閲覧ができるようにする。
【0020】請求項15に記載の発明においては、取引
条項を商品購入者に提示し、その取引条項に合意したこ
とを記録し、取引条項に関する紛争を未然に防ぐように
する。
【0021】請求項16に記載の発明においては、取引
条項を商品販売者に提示し、その取引条項に合意したこ
とを記録し、取引条項に関する紛争を未然に防ぐように
する。
【0022】請求項17に記載の発明においては、商品
販売者が商品を商品輸送者に引き渡したことを通知する
文書を商品購入者に電子的に送付することにより、輸送
保険の切りかえを不要とする。
【0023】請求項18に記載の発明においては、商品
販売者が商品を商品輸送者に引き渡したことを通知する
文書として、構造化文書を用いることにより、翻訳等が
容易になるようにする。
【0024】請求項19に記載の発明においては、商品
提供履行条件と商品販売者が提供する保証金の額とから
なる商品の取引条項を記録し、商品販売者から取引保証
者へ保証金が提供されたことを記録し、商品提供履行条
件が満たされているかどうかを記録することを行う商品
取引管理装置を提供し、商品提供が確実に行われるよう
にする。
【0025】請求項20に記載の発明においては、商品
購入者が取引代金を取引代金保管者に入金したことを記
録する商品取引管理装置を提供し、取引代金が確実に支
払われるようにする。
【0026】請求項21に記載の発明においては、商品
販売者、取引保証者の所持金額を保持する所持金額保持
部を備えた商品取引管理装置を提供し、決済が容易に行
われるようにする。
【0027】請求項22に記載の発明においては、商品
購入者、取引代金保管者の所持金額を保持する所持金額
保持部を備えた商品取引管理装置を提供し、決済が容易
に行われるようにする。
【0028】請求項23に記載の発明においては、商品
販売者の所持金額が保証金の額に満たない場合には入金
命令を発する商品取引管理装置を提供し、所持金額がマ
イナスにならないようにする。
【0029】請求項24に記載の発明においては、商品
購入者の所持金額が取引代金の額に満たない場合には、
入金命令を発する商品取引管理装置を提供し、所持金額
がマイナスにならないようにする。
【0030】請求項25に記載の発明においては、商品
取引管理装置が商品の引渡し日を記録するようにするこ
とにより、指定された日に商品の引渡しが行われるよう
にする。
【0031】請求項26に記載の発明においては、商品
取引管理装置が商品の品質を記録するようにし、指定さ
れた品質の商品の提供がなされるようにする。
【0032】請求項27に記載の発明においては、商品
の品質レベルから保証金の金額を計算する保証金金額計
算部を備えた商品取引管理装置を提供し、保証金の金額
の決定を自動化するとともに明朗化する。
【0033】請求項28に記載の発明においては、保証
金金額計算部が商品販売者の格付けを考慮して保証金の
額を決定する商品取引管理装置を提供し、より妥当な保
証金の金額を決定するようにする。
【0034】請求項29に記載の発明においては、取引
代金の支払い通貨をも記録することにより、多国間での
貿易取引に適した商品取引管理装置を提供する。
【0035】請求項30に記載の発明においては、保険
業者の選択と、商品の取引を代行する代行業者の選択
と、その選択に基づいて商品購入者が負担することとな
る手数料を計算して提示する商品取引管理装置を提供
し、便宜を図る。
【0036】請求項31に記載の発明においては、取引
条項を構造化文書の形で記録することにより、閲覧の便
宜を図る。
【0037】請求項32に記載の発明においては、取引
条項を商品販売者に提示し、合意したことを記録するこ
とにより、取引条項に関する紛争を未然に防止する商品
取引管理装置を提供する。
【0038】請求項33に記載の発明においては、取引
条項を商品購入者に提示し、合意したことを記録するこ
とにより、取引条項に関する紛争を未然に防止する商品
取引管理装置を提供する。
【0039】請求項34に記載の発明においては、商品
販売者が商品を商品輸送者に引き渡したことを通知する
文書を商品購入者に電子的に送付する商品取引管理装置
を提供し、輸送保険に切りかえを不要とする。
【0040】請求項35に記載の発明においては、商品
販売者が商品を商品輸送者に引き渡したことを通知する
文書として構造化文書を用いることにより、翻訳等の便
宜を図る。
【0041】
【発明の実施形態】<実施形態1>
【0042】図1は、本発明に関する商取引管理装置1
を示しており、商取引管理装置1は、入力手段1a、出
力手段1b、記録する手段1c、制御手段1dから構成
される。
【0043】入力手段1aは商取引管理装置1に操作命
令やデータの入力の機能を提供する手段である。出力手
段1bは商取引管理装置1の操作結果やオペレータに対
してのメッセージの出力の機能を提供する手段である。
記録する手段1cは入力手段1aに入力されたデータや
処理結果を記録する機能を提供する手段である。制御手
段1dは入力手段1a、出力手段1b、記録する手段1
cを制御する機能を提供する手段である。
【0044】このような構成の商取引管理装置を実現す
る一つの方法としては、図2に示す計算機2と通信網2
gと端末装置2hから構成する方法がある。計算機2
は、CPU2a、メモリ2b、入力装置2c、出力装置
2d、ハードディスク2e、通信装置2fから構成さ
れ、計算機2は、通信装置2fから通信網2gを通して
端末装置2hと、図2には図示されていない別の計算機
に接続されている。
【0045】ハードディスク2eには、制御手段1dを
実現するコンピュータソフトウェアが格納され、メモリ
2bにロードされてCPU2aによって実行される。ま
た、ハードディスク2eには後述のデータベースを格納
する。入力装置2cはキーボードやマウスなどの計算機
2にデータを入力する装置である。出力装置2dはディ
スプレイやプリンタなどの計算機2による処理結果を出
力する装置である。通信装置2fは交換網2gとの通信
を司り、通信網2gに接続された別のコンピュータや端
末装置2hとの通信を行う。
【0046】図1と図2の対応関係は、入力手段1aが
入力装置2cや通信網2gに接続された端末装置2hの
入力装置に対応し、出力装置1bが出力装置2dや通信
網2gに接続された端末装置の出力装置に対応し、記録
する手段1cがハードディスク2e、メモリ2bに対応
し、制御手段1dがCPU2aおよびCPU2aで実行
されるコンピュータソフトウェアに対応する。
【0047】図3は、ハードディスク2eに格納される
データベースを示し、関係データベースシステムを用い
る実施例として、2次元の表としてデータベースが表現
されている。
【0048】図3に示した表は、商品の売買に関して合
意された取引条項と取引がどの段階にあるかを記録す
る。表3aは取引番号、取引代金、保証金を列として持
つ行を格納し、取引番号と、取引代金、保証金を関連付
ける。例えば、表3aの最初の行は、517の取引番号
の取引においては、取引代金が110000円、保証金
が20000円であることを表している。表3bは取引
番号、商品販売者、商品購入者、船積地、陸揚地を列と
して持つ行を格納し、取引番号と商品販売者、商品購入
者、船積地、陸揚地とを関係付ける。表3cは取引番
号、商品名、商品数量を列として持つ行を格納し、取引
番号と商品名、商品数量とを関係付ける。表3dは取引
番号、保証金入金日、商品引渡し日、荷造、記号、船舶
名、運送賃、商品チェック結果を列として持つ行を格納
し、取引番号と保証金入金日、商品引渡し日、荷造、記
号、船舶名、運送賃、商品チェック結果を関係付ける。
これらの表の性質としては、取引番号が指定されると、
一意に各表の行が定まる点が重要である。
【0049】表3dにおいて、未だに保証金が入金され
ていない場合や、荷造などが不明である場合には、対応
する列の値としては、空値という特別な値が設定される
とする。
【0050】本実施形態においては、制御手段は、取引
条項を記録するステップと、商品販売者からの保証金が
取引保証者へ入金されたことを記録するステップと、商
品販売者から商品輸送者に商品が引き渡されたことを記
録するステップと、商品検査者が商品提供履行条件が満
たされているかどうかの商品提供履行条件チェック結果
を記録するステップとを実行する。取引条項とは、商取
引を行うにあたり、商品販売者と商品購入者とが合意し
た条項であり、取引代金、保証金、取引の対象となる商
品、商品の数量、商品の船積地、商品の陸揚地などから
なる。
【0051】図12は取引条項を記録するステップを説
明するフローチャートである。まずステップ121にお
いて取引番号を採番する。すなわち、表3の各表の一番
左の列である取引番号としてまだ用いられていない番号
を得ることを行う。例えば、ハードディスク2eの特定
の場所に採番用の場所を確保して、そこに数字を書き込
んでおき、採番するたびにハードディスク2eの特定の
場所を読んで数字を得て、その数字を1だけ大きくして
ハードディスク2eの特定の場所に格納し、ハードディ
スク2eの特定の場所から読んで得られた数字を取引番
号として用いる方法が考えられる。
【0052】ステップ122では、ステップ121で得
られた取引番号とともに図4の画面を出力装置2dある
いは端末装置2hに出力し、取引における取引条項を構
成する商品販売者、商品購入者、商品名、商品数量、取
引代金額、保証金額、船積地、陸揚地をそれぞれ、4
a、4b、4c、4d、4e、4f、4g、4hへ入力
するよう促がす。
【0053】図5は、入力が完了した状態の画面を表し
ており、ステップ123では、このように入力されたデ
ータを図3の各表の行として挿入を行う。図5のデータ
の場合には、表3a、表3b、表3cの取引番号が62
9となっている行が挿入される。また、表3dにも行が
挿入されるが、このステップにおいては、保証金入金
日、商品引き渡し日、荷造、記号、船舶名、運装賃、商
品チェック結果の列の値は空値となった行が挿入される
ものとする。商品販売者が保証金を取引保証者へ入金し
たことを記録するステップにおいては、商品販売者が取
引条項で決められた保証金を取引保証者へ入金した事実
があったことを記録することが行われる。
【0054】図13は、商品販売者が保証金を取引保証
者へ入金したことを記録するステップを説明するフロー
チャートである。ステップ131において、図6の画面
を表示装置2dあるいは端末装置2hへ表示し、取引番
号と保証金入金日との入力を促がす。
【0055】取引番号と取引保証者へ商品販売者からの
保証金が入金された保証金入金日との入力が終了する
と、ステップ132へ移行し、6aに入力された取引番
号により表3dを検索する。
【0056】次にステップ133において、検索された
行の保証金入金日の列に6bに入力された保証金入金日
を設定して更新を行う。商品販売者が商品を商品輸送者
へ引き渡したことを記録するステップにおいては、商品
販売者が商品購入者へ向けて取引の対象となる商品を商
品輸送者へ引き渡した事実を記録することが行われる。
【0057】図15は商品販売者が商品を商品輸送者へ
引き渡したことを記録するステップを説明するフローチ
ャートである。ステップ151では、図8の画面を表示
装置2dあるいは端末装置2hへ表示し、取引番号、商
品販売者が商品を商品輸送者へ引き渡した商品引き渡し
日、商品の荷造の状態、商品に付けられた記号、商品が
積みこまれた船舶名、運送賃の入力を促がす。なお、荷
造とは、商品がどのような状態で積みこまれたかどうか
を意味し、例えば、コンテナの中に入れられて積みこま
れた状態がある。
【0058】取引番号と商品引き渡し日との入力が終了
するとステップ153へ移行し、8aに入力された取引
番号により表3dを検索する。ステップ153におい
て、検索された行の商品引き渡し日の列に8bに入力さ
れた商品引き渡し日を設定して更新を行う。商品検査者
が商品提供履行条件が満たされているかどうかの商品提
供履行条件チェック結果を記録するステップにおいて
は、商品販売者が商品を商品輸送者へ引き渡した後に、
商品検査者が商品が取引条項に定められた物であるかど
うかをチェックし、その結果を記録することが行われ
る。商品検査者は、商品を受け取った商品輸送者であっ
てもよい。
【0059】図9は、商品検査者が商品提供履行条件が
満たされているかどうかの商品提供履行条件チェック結
果を記録するステップで用いられる画面を示す。
【0060】商品検査者は、あらかじめ取引番号と、そ
の取引番号で指定される取引条項を知っており、商品輸
送者に渡された商品が取引条項通りであるかどうかをチ
ェックし、図9の画面を呼び出し、入力を行う。9aに
は取引番号を入力し、9bには、商品提供履行条件チェ
ック結果を入力する。例えば、商品提供が取引条項通り
に履行された場合にはOKを、履行されていない場合は
NGを入力するものとする。入力が終わると、制御装置
は表3dを取引番号によって検索を行い、得られた行の
商品チェック結果を記録する。
【0061】もし、商品が取引条項通りでなければ、商
品販売者が入金した保証金は返還せずに没収することに
なる。もし、商品が取引条項通りであれば、保証金は返
還するか、あるいは、次回の商取引のために継続して保
管してもよい。
【0062】なお、商品販売者にとって不意打ちになら
ないようにするために、商品提供が不履行であれば、商
品販売者が入金した保証金が没収されるほかには、商品
販売者には損害賠償の請求が行われないようにすること
が考えられる。
【0063】このように取引条項を記録し、取引の各段
階を記録することにより、単に記録が正確に行われるだ
けではなく、商品販売者に商品提供を取引条項通りに行
わないと保証金が没収されるという心理的な強制を与え
ることが可能となり、商品の提供が確実となる。
【0064】この実施形態を変形した実施形態として、
商品購入者が取引代金を取引代金保管者へ入金したこと
を記録するステップを更に実行し、商品提供履行条件チ
ェック結果により商品提供が不履行であることが判明し
た場合には、取引保証者に対して算定された損害の金額
を商品購入者へ支払うことを命令するステップと、取引
代金保管者が商品購入者から入金された取引代金を商品
購入者へ返還することを命令するステップとを更に実行
する方法がある。
【0065】商品購入者が取引代金を取引代金保管者へ
入金したことを記録するステップにおいては、商品購入
者から取引代金保管者へ取引代金の入金がされた事実を
記録することが行われる。このステップを実行するため
には、表3dに商品購入者が取引代金を取引代金保管者
へ入金を行った日を記録する列を追加しておき、図14
に示すフローチャートの各ステップを実行することが考
えられる。すなわち、制御手段は、ステップ141にお
いて、図7の画面を出力装置2dあるいは端末装置2h
に出力し、取引番号と商品購入者が取引代金を取引代金
保管者へ入金を行った日である取引代金入金日の入力を
促がす。
【0066】入力が行われるとステップ142へ移行
し、7aに入力された取引番号により表3dを検索し、
入力された取引番号を持つ行を検索する。そしてステッ
プ143において、検索された行の商品購入者が取引代
金を取引代金保管者へ入金を行った日を記録する列に7
bに入力された取引代金入金日を設定して更新を行う。
【0067】商品提供履行条件チェック結果により商品
提供が不履行であることが判明した場合とは、図9の画
面を通じて表3dの商品チェック結果の列にNGが設定
された場合であり、取引保証者に対して算定された損害
の金額を商品購入者へ支払うことを命令するステップと
は、商品が取引条項通りのものではないことにより、商
品購入者に損害が発生するので、この損害を算定し、そ
の損害の金額を取引保証者から商品購入者へ支払うよう
命令するステップである。また、取引代金保管者が商品
購入者から入金された取引代金を商品購入者へ返還する
ことを命令するステップとは、取引が不履行に終わった
ので、取引代金保管者が商品購入者から入金された取引
代金を命令するステップである。
【0068】図16は、制御手段が商品提供履行条件チ
ェック結果により商品提供が不履行であることが判明し
た場合を判定し、取引保証者に対して算定された損害の
金額を商品購入者へ支払うことを命令するステップと取
引代金保管者が商品購入者から入金された取引代金を商
品購入者へ返還することを命令するステップの実施例を
説明するフローチャートである。
【0069】ステップ161において、図9の画面を出
力装置2d、あるいは、端末装置2hに出力し、取引番
号と商品提供履行条件チェック結果の入力を促がす。ス
テップ162において入力された取引番号により表3d
を検索し、9aに入力された取引番号を持つ行を検索す
る。ステップ163において、ステップ162において
検索された行の列の値を調べ、取引代金入金日、保証金
入金日、商品引き渡し日が記録されているかどうかを調
べる。取引代金入金日が記録されているか調べるのは、
記録されていなければ返還すべき取引代金が存在しない
ためであり、保証金入金日が記録されているか調べるの
は、取引保証者が商品販売者からの保証金を受け取らな
い状態で損害の金額を支払うと、取引保証者に損失が発
生するからであり、商品引き渡し日が記録されているか
どうか調べるのは、商品が引き渡されていなければ商品
提供履行条件チェックが行われるはずはなく、なんらか
の間違いがあると推定されるからである。
【0070】図16では、ステップ163において、ス
テップ162において検索された行の列の値を調べ、取
引代金入金日、保証金入金日、商品引き渡し日が記録さ
れていなければ、何もせずに終了しているが、何らかの
警告メッセージを出力することも考えられる。
【0071】取引代金入金日、保証金入金日、商品引き
渡し日が記録されていればステップ164へ移行し、ス
テップ162で検索された行の商品提供履行チェックの
列に9bに入力された値を設定し、更新を行う。ステッ
プ165では、9bに入力された値がNGかどうか調
べ、NGであればステップ166へ移行する。ステップ
166では、9aに入力された取引番号から表3bを検
索し、商品購入者を求める。
【0072】次にステップ167においては、9aに入
力された取引番号から表3aを検索し、商品購入者へ返
還すべき取引代金の金額を求める。ステップ168で
は、取引保証者に対して、商品購入者へ算定された損害
金を支払うことを命令する。例えば、取引保証者の端末
装置の画面に図10に一例が示される画面を表示するこ
とが考えられる。また、通信網2gに銀行のコンピュー
タが接続されており、取引保証者の口座から商品購入者
の口座へ振り替えを命令する方法も考えられる。
【0073】ステップ169においては、取引代金保管
者に対して商品購入者へステップ167で求めた取引代
金を返還することを命令する。例えば、取引代金保管者
の端末装置の画面に図11に一例が示される画面を表示
することが考えられる。また、通信網2gに銀行のコン
ピュータが接続されており、取引代金保管者の口座から
商品購入者の口座へ振り替えを命令する方法も考えられ
る。また、商品提供履行条件チェック結果がOKであれ
ば、取引代金保管者は商品販売者へ取引代金を支払うこ
とになる。
【0074】以上の変形された実施形態によれば、取引
代金が商品購入者から支払われることが確実となり、し
かも、商品提供が不履行になれば、商品販売者にその損
害が補填され、取引代金も返還されるので、商品販売者
が一方的に損失を被ることがなくなる。
【0075】なお、この実施形態をより効果的に実行す
るためには、商品購入者は図3の表に記録された取引条
項通りに商品が提供されれば、たとえ別に特約によって
別の取引条項を結んでいても、その別の取引条項と異な
る商品の提供がなされていたとしても損害賠償は行わな
いことにすることが考えられる。
【0076】<実施形態2>
【0077】実施形態2においては、実施形態1の商取
引管理装置が商品販売者の所持金額を記録する手段と取
引保証者の所持金額を記録する手段を備えている。
【0078】この所持金額を記録する手段としては、図
17に一例が示されている表を使うことが考えられ、誰
がいくらの金額を保持しているかを記録することができ
る。この実施形態において、商取引管理装置の制御手段
は、取引条項を記録するステップと、保証金の金額を商
品販売者の所持金額を記録する手段に記録されている金
額から差し引くステップと、保証金の金額を取引保証者
の所持金額を記録する手段に記録されている金額に加え
るステップと、商品販売者が商品輸送者に商品を引き渡
したことを記録するステップと、商品検査者が商品提供
履行条件がみたされているかどうかの商品提供履行条件
チェック結果を記録するステップとを実行する。
【0079】このうち、取引条項を記録するステップ、
商品販売者が商品輸送者に商品を引き渡したことを記録
するステップ、商品検査者が商品提供履行条件がみたさ
れているかどうかの商品提供履行条件チェック結果を記
録するステップは実施形態1と同じである。
【0080】保証金の金額を商品販売者の所持金額を記
録する手段に記録されている金額から差し引くステップ
においては、商品販売者の所持金額を記録する手段に記
録されている金額から取引条項の保証金の金額を差し引
いて記録することを行う。例えば、商品販売者がZ I
nc.であり保証金の金額が30000円であれば、図
17の表から保持者の列がZ Inc.である行を検索
し、金額の列から30000円を差し引いた金額、すな
わち図17の例では7539837円を金額の列に設定
し、更新を行う。
【0081】同様に、保証金の金額を取引保証者の所持
金額を記録する手段に記録されている金額に加えるステ
ップにおいては、取引保証者の所持金額を記録する手段
に記録されている金額を取引条項の保証金の金額だけ増
やすことを行う。例えば、図17の表から保持者の列が
取引保証者である行を検索し、金額の列に保証金の金額
を加え、更新を行う。
【0082】この実施形態によれば、商品販売者から取
引保証者への保証金の入金の決済が商取引管理装置内で
行われ、迅速に決済を行うことができる。なお、商品販
売者にとって不意打ちにならないようにするために、商
品提供が不履行であれば、商品販売者が入金した保証金
が没収されるほかには、商品販売者には損害賠償の請求
が行われないようにすることが考えられる。
【0083】この実施形態を変形した実施形態として、
商取引管理装置に商品購入者の所持金額を記録する手段
と取引代金保管者の所持金額を記録する手段を持たせ、
制御手段が、取引代金の金額を商品購入者の所持金額を
記録する手段に記録されている金額から差し引くステッ
プと、取引代金の金額を取引代金保管者の所持金額を記
録する手段に記録されている金額に加えるステップとを
実行し、商品提供履行条件チェック結果により商品提供
が不履行であった場合には、算定された損害の金額を取
引保証者の所持金額を記録する手段に記録されている金
額から差し引くステップと、商品購入者の所持金額を記
録する手段に記録されている金額に算定された損害の金
額を加えるステップと、取引代金保管者の所持金額を記
録する手段に記録されている金額から取引代金の金額を
差し引くステップと、商品購入者の所持金額を記録する
手段に記録されている金額に取引代金の金額を加えるス
テップを実行するという実施形態もある。
【0084】図18は取引条項を記録するステップと、
保証金の金額を商品販売者の所持金額を記録する手段に
記録されている金額から差し引くステップと、保証金の
金額を取引保証者の所持金額を記録する手段に記録され
ている金額に加えるステップと、取引代金の金額を商品
購入者の所持金額を記録する手段に記録されている金額
から差し引くステップと、取引代金の金額を取引代金保
管者の所持金額を記録する手段に記録されている金額に
加えるステップの例を示すフローチャートである。
【0085】ステップ181において、取引番号の採番
を行う。採番の方法としては、実施形態1で説明した方
法が考えられる。ステップ182において、図4の画面
を出力し、取引条項の入力を促がす。取引条項の入力が
終われば、ステップ183において取引条項を図3の表
へ挿入する。次にステップ184において、表17eか
ら第一列である保持者の列が商品販売者になっている行
を検索し、金額の列から取引条項の保証金の金額を差し
引いて記録し、更新を行う。
【0086】ステップ185において、表17eから保
持者の列が取引保証者である行を検索し、金額の列に取
引条項の保証金の金額を加えて記録し、更新を行う。ス
テップ186において、表17eから保持者の列が商品
購入者である行を検索し、取引条項の取引代金の額を差
し引いて記録し、更新を行う。ステップ187におい
て、表17eから保持者の列が取引代金保管者である行
を検索し、取引条項の取引代金の額を加えて記録し、更
新を行う。
【0087】図19は、制御手段が商品提供履行条件チ
ェック結果を記録し、商品提供が不履行であることが判
明した場合を判定し、商品提供が不履行であると判定さ
れた場合には、算定された損害の金額を取引保証者の所
持金額を記録する手段に記録されている金額から差し引
くステップと、商品購入者の所持金額を記録する手段に
記録されている金額に算定された損害の金額を加えるス
テップと、取引代金保管者の所持金額を記録する手段に
記録されている金額から取引代金の金額を差し引くステ
ップと、商品購入者の所持金額を記録する手段に記録さ
れている金額に取引代金の金額を加えるステップの例を
示すフローチャートである。
【0088】ステップ1901において、図9の画面を
出力装置2dあるいは、端末装置2hに表示し、取引番
号と商品提供履行条件チェック結果の入力を促がす。ス
テップ1902においては、入力された取引番号により
表3dを検索して取引番号に対応する行を検索する。次
いで、ステップ1903に移行し、ステップ1902に
おいて検索された行の列の値を調べ、取引代金入金日、
保証金入金日、商品引き渡し日が記録されているかどう
かを調べる。取引代金入金日が記録されているか調べる
のは、記録されていなければ返還すべき取引代金が存在
しないためであり、保証金入金日が記録されているか調
べるのは、取引保証者が商品販売者からの保証金を受け
取らない状態で損害の金額を支払うと、取引保証者に損
失が発生するからであり、商品引き渡し日が記録されて
いるかどうか調べるのは、商品が引き渡されていなけれ
ば商品提供履行条件チェックが行われるはずはなく、な
んらかの間違いがあると推定されるからである。
【0089】取引代金入金日、保証金入金日、商品引き
渡し日が記録されていればステップ1904へ移行し、
ステップ1902で検索された行の商品提供履行チェッ
クの列に9bに入力された値を設定し、更新を行う。ス
テップ1905では、9bに入力された値がNGかどう
か調べ、NGであればステップ1906へ移行する。ス
テップ1906では、9aに入力された取引番号から表
3bと表3aを検索し、商品購入者と商品購入者へ返還
すべき取引代金の金額とを求める。ステップ1907に
おいては、表17eより第一列が取引保証者である行を
検索し、金額の列の値より算定された損害金の額を差し
引いた値を設定し、更新を行う。ステップ1908にお
いては、表17eより第一列がステップ1906で求め
た商品購入者に等しい行を検索し、金額の列の値に算定
された損害金の額を加えた値を設定し、更新を行う。ス
テップ1909においては、表17eより第一列が取引
代金保管者である行を検索し、金額の列よりステップ1
906で求めた取引代金の金額を差し引いた値を設定
し、更新を行う。ステップ1910においては、表17
eより第一列がステップ1906で求めた商品購入者に
等しい行を検索し、金額の列にステップ1906で求め
た取引代金の金額を加えた値を設定し、更新を行う。
【0090】なお、図示はされていないが、商品提供履
行条件チェック結果がOKであれば、取引代金保管者の
所持金額を記録する手段に記録されている金額より取引
代金の金額を差し引いて記録し、商品販売者の所持金額
を記録する手段に記録されている金額に取引代金の金額
を加えて記録し、同時に、取引保証者の所持金額を記録
する手段に記録されている金額より保証金の金額を差し
引き、商品販売者の所持金額を記録する手段に記録され
ている金額に保証金の金額を加えて記録することにな
る。
【0091】以上の実施形態により、商品購入者に関す
る金額の決済が商品取引管理装置の中で行え、迅速な決
済が可能となる。また、前もって入金しておくことによ
り、根抵当に類似した保証形態での取引が可能となる。
【0092】なお、この実施形態をより効果的に実行す
るためには、商品購入者は図3の表に記録された取引条
項通りに商品が提供されれば、たとえ別に特約によって
別の取引条項を結んでいても、その別の取引条項と異な
る商品の提供がなされていたとしても損害賠償は行わな
いことにすることが考えられる。
【0093】また、以上の実施形態を更に変形した実施
形態として、制御手段が、商品販売者の所持金額を記録
する手段に記録されている金額が保証金の額に満たない
場合には、商品販売者に入金を命令するステップを実行
する実施形態や、制御手段が、商品購入者の所持金額を
記録する手段に記録されている金額が取引代金の額に満
たない場合には、商品購入者に入金を命令するステップ
を実行する実施形態もある。
【0094】図20は、この実施形態における取引条項
を記録するステップと、商品販売者と取引代金保管者と
取引保証者との所持金額を記録する手段に記録されてい
る金額を操作するステップの一例を示すフローチャート
である。
【0095】ステップ2001においては、取引番号を
採番し、ステップ2002において図4の画面を出力
し、取引条項の入力を促がす。取引条項が入力される
と、ステップ2003において、取引条項を図3の表へ
挿入することが行われ、次いでステップ2004におい
て、表17eより第一列が商品購入者に等しい行を検索
する。
【0096】ステップ2005においては、ステップ2
004で検索された行の金額の列と取引代金を比較し、
金額の列が取引代金に満たない場合はステップ2006
へ移行し、そうでない場合はステップ2008へ移行す
る。ステップ2006においては、商品購入者に対して
入金を命令する。例えば、商品購入者の端末装置に入金
命令を表示することや、商品購入者の口座のある銀行の
ホストコンピュータが通信網2gに接続されている場合
は、振り込みを命令することが考えられる。ステップ2
007においては、商品購入者から入金があれば、その
額を表17eに記録されている商品購入者の所持金額に
加えて表17eを更新し、再度ステップ2005へ移行
する。
【0097】ステップ2008においては、商品購入者
の所持金額が記録されている表17eの行の金額の列よ
り取引代金の金額を差し引いた額を金額の列に設定し、
更新を行う。ステップ2009においては、表17eか
ら第一列が取引代金保管者である行を検索し、取引代金
を金額の列に加えた額を設定し、更新を行う。ステップ
2010においては、表17eから第一列が商品販売者
と等しい行を検索する。ステップ2011においては、
ステップ2010で検索された行の金額の列と保証金の
額とを比較し、保証金の額の方が大きい場合にはステッ
プ2012へ移行し、そうでなければステップ2014
へ移行する。
【0098】ステップ2012においては、商品販売者
に対して入金を命令する。ステップ2013において
は、商品販売者からの入金があれば、その額を表17e
に記録されている商品販売者の所持金額に加えて更新
し、再度ステップ2011へ移行する。ステップ201
4においては、保証金額を商品販売者の所持金額が記録
されている表17eの行の金額の列より差し引いた額を
設定し、更新を行う。ステップ2015においては、表
17eから第一列が取引保証者である行を検索して保証
金の額を金額の列の値に加えて設定し、更新を行う。
【0099】以上の実施形態により、商品販売者と商品
購入者の所持金額の記録が0未満になることが予防でき
る。実施形態1と実施形態2、および、それらの実施形
態を変形した実施形態をさらに変形した実施形態とし
て、取引条項を構成する商品提供履行条件に商品引渡し
の履行期日や商品の品質が含まれる実施形態もある。商
品引渡しの履行期日とは、商品販売者が商品輸送者へ商
品を引渡す納期のことである。
【0100】図21は、図3の表3cのかわりに本実施
形態で使用する表の一例を示しており、表3cに比べ
て、品質と商品引渡し納期の列が付加されている。
【0101】図22は、本実施形態において、図4のか
わりに取引条項を入力するために用いられる画面の一例
を示す。図4の画面に比べて、品質22hと商品引渡し
納期22iの入力欄が増えており、これらの欄に入力さ
れた値が図21の表の品質と商品引渡し納期の列の値と
して記録される。
【0102】この実施形態をさらに変形した実施例とし
て、制御手段が、商品の複数の品質レベルを提示して選
択をさせるステップと、選択された品質レベルから保証
金額を計算するステップを実行する実施例もある。商品
の複数の品質レベルを提示して選択をさせるステップと
は、入力された商品名からその商品に対して定められて
いる品質レベルを画面に表示して入力作業を行っている
者に選択を促がすステップである。選択された品質レベ
ルから保証金額を計算するステップとは、商品と品質レ
ベルから商品の単位数量あたりの保証金額を求め、それ
に商品数量を掛けることにより保証金額を求めるステッ
プである。
【0103】図23は、この実施形態のために用いる表
の一例であり、商品と品質に対応して、商品の単位数量
あたりの保証金額が記録されている。
【0104】図26は、この実施形態における取引条項
を入力するステップの一例を説明するフローチャートで
ある。
【0105】ステップ261において、取引番号を採番
する。ステップ262において、図22の画面を表示
し、取引条項の入力を促がす。ステップ263におい
て、品質の入力欄22hにカーソルが移動してきたこと
を制御手段が検出すると、図23の第一列の値が入力さ
れた商品名と等しい行を検索し、第二列の品質レベルを
画面に表示し、選択を促がし、選択された品質を入力欄
22hに表示する。図27は品質レベルが画面に表示さ
れた一例を示す。この例では、かな漢字変換の候補の表
示のようにサブ画面271に石炭の品質が表示されてい
る。ステップ264においては、商品数量が入力されれ
ば、商品名と品質レベルから図23の表を検索して単位
数量あたりの保証金額を求め、それに商品数量を掛けて
保証金を算出し、22fへ表示する。
【0106】以上の実施形態により、保証金の決定が容
易となり、また、保証金がいくらになるかを予測するこ
とが可能となり、商品販売者が保証金額を考慮して取引
を行うかどうかを決定する手助けとなる。
【0107】また、保証金の決定の方法としては、別の
方法を採ることも可能である。すなわち、図24に一例
が示されている表によって商品販売者がどの程度の信用
状況などについての格付けをもっているかを記録してお
き、図25一例が示されている表によって商品名、品
質、格付けに対して保証金額がいくらになるかを記録す
る方法を採ることも可能である。
【0108】以上の構成のもとにおいては、図26のフ
ローチャートを用いることが可能であるが、ステップ2
63がすこし異なることになる。すなわち、ステップ2
63においては、まず、図24の表を入力された商品販
売者名で検索し、商品販売者の格付けを得る。そして、
入力された商品名と得られた格付けをそれぞれ第一列と
第三列に持つ行を図25の表から検索してきて、第二列
から品質を取り出し、品質レベルを画面に表示すること
になる。
【0109】以上に示されている商品販売者の格付けを
用いる実施形態により、より精度の高い保証金の算出が
可能となる。
【0110】また、以上の実施例を更に変形したものと
して、取引代金の通貨を選択できるようにする実施例も
ある。
【0111】この実施例では、図3に示した表3aのか
わりに、図45の表45aを用いる。表3aと表45a
の違いは、表45aには取引代金の通貨を格納する取引
通貨という列が加わっている点である。
【0112】また、この実施例においては、取引条項を
入力する画面としては、図4の画面のかわりに図43の
画面を用いる。図4と図43との画面の違いは、図43
において取引通貨を入力する欄43kが追加されている
点である。図43の画面に入力者が取引条項を入力する
と、制御手段が43kの欄にカーソルに移動してきたこ
とを検出すると、図44に示すように通貨単位がサブウ
ィンドウ441の中に表示され、入力者の便宜を図る。
【0113】実施形態2を変形した実施形態のうち、商
取引管理装置に商品購入者の所持金額を記録する手段と
取引代金保管者の所持金額を保持する手段を持たせた実
施例においては、制御手段が、取引代金の金額を商品購
入者の所持金額を記録する手段に記録されている金額か
ら差し引くステップと、取引代金の金額を取引代金保管
者の所持金額を記録する手段に記録されている金額に加
えるステップとを実行し、商品提供履行条件チェック結
果により商品提供が不履行であった場合には、算定され
た損害の金額を取引保証者の所持金額を記録する手段に
記録されている金額から差し引くステップと、商品購入
者の所持金額を記録する手段に記録されている金額に算
定された損害の金額を加えるステップと、取引代金保管
者の所持金額を記録する手段に記録されている金額から
取引代金の金額を差し引くステップと、商品購入者の所
持金額を記録する手段に記録されている金額に取引代金
の金額を加えるステップを実行する場合には、取引条項
として記録された取引通貨の金額を差し引いたり、加え
たりすることが可能である。
【0114】図17に示されている表17eでは、日本
円による通貨しか金額の列に格納されないように見える
が、例えば、商品購入者が有限会社丙であり取引代金が
アメリカドルで13598ドルである場合に、取引代金
の金額を商品購入者の所持金額を記録する手段に記録さ
れている金額から差し引くステップにおいては、表17
eの保持者の列が有限会社丙になっている金額の列が5
478963円であれば、この列の値を5478963
円―13598USDという文字列に設定して更新を行
うことにより、複数の通貨による所持金額を記録するこ
とができる。
【0115】同様に、取引代金保管者の所持金額を記録
する手段に記録されている金額に加えるステップにおい
ては、表17eの保持者の列が取引代金保管者になって
いる金額の列が105427863円であれば、この列
の値を105427863円+13598USDという
文字列に設定して更新を行えばよいことになる。
【0116】以上の実施形態により、複数の通貨での取
引条項の記録が可能となり、複数の通貨での決済が可能
となり、多国間の貿易取引に適用できるようになる。
【0117】また、以上述べてきた実施形態を変形した
実施形態として、制御手段が、保険業者の一覧を提示し
て選択させるステップと、商品輸送にかかわる保険の保
険料を商品販売者が支払うか商品購入者が支払うかを提
示して選択させるステップと、商品購入者の商品を引き
取る行為を代行する代行業者の一覧を提示して選択させ
るステップと、商品購入者が支払う手数料を計算して提
示するステップを実行する実施形態もある。
【0118】保険業者の一覧を提示して選択させるステ
ップとは、取引条項を入力あるいは表示する画面に保険
業者の入力欄を用意しておき、何らかの操作、例えば、
保険業者の入力欄にカーソルを移動するなどの操作を制
御手段が検出すると、画面に保険業者の一覧を表示し、
選択を促がすステップである。
【0119】商品輸送にかかわる保険の保険料を商品販
売者が支払うか商品購入者が支払うかを提示して選択さ
せるステップとは、取引条項を入力あるいは表示する画
面に保険料を誰が支払うかを入力する欄を用意してお
き、何らかの操作、例えば、保険料の支払い者の入力欄
にカーソルを移動するなどの操作を制御手段が検出する
と、商品購入者が支払うか、商品販売者が支払うかの選
択のためのサブウィンドウが表示され、選択を促がすス
テップである。
【0120】商品購入者の商品を引き取る行為を代行す
る代行業者の一覧を提示して選択させるステップとは、
取引条項を入力あるいは表示する画面に代行業者、例え
ば、貿易の場合には、通関業者であるが、の名前を入力
する欄を用意しておき、何らかの操作、例えば、代行業
者の名前を入力する欄にカーソルを移動するなどの操作
を制御手段が検出すると、代行業者の一覧が画面に表示
され、選択を促がすステップである。
【0121】商品購入者が支払う手数料を計算して提示
するステップとは、保険料を商品購入者が支払う場合
は、その保険料、そして、代行業者を使用する場合に
は、その代行業者に支払う手数料を計算し、端末装置の
画面に表示するステップである。
【0122】保険業者の一覧を提示して選択させるステ
ップを実行するためには、図28に一例が示される保険
業者の一覧を格納した表を用意しておく。図28の表は
2列からなり、一つが保険業者名であり、もう一つがU
RLである。このURLで示されるアドレスへ取引条項
を送信すると保険料が得られるようになっている。
【0123】また、代行業者の一覧を提示して選択させ
るステップを実行するためには、図29に一例が示され
る代行業者の一覧を格納した表を用意しておく。図29
の表は2列からなり、一つが代行業者であり、もう一つ
がURLである。このURLで示されるアドレスへ取引
条項を送信すると代行の手数料が得られる。
【0124】図30は、この実施例で用いられる画面の
例を示す。30aが保険業者を入力する欄であり、30
bが保険料の支払いを商品購入者が行うか商品販売者が
行うかを入力する欄であり、30cが代行業者を入力す
る欄であり、30dは手数料の合計が表示される欄であ
る。
【0125】入力のためのカーソルが30aの欄に移動
すると、図31に一例が示されているように図28の表
に格納されている保険業者の一覧がサブウィンドウとし
て表示され選択が可能になる。また、入力のためのカー
ソルが30bの欄に移動すると、図32に一例が示され
ているように保険料を商品販売者が支払うか、商品購入
者が支払うかを選択するためのサブウィンドウが表示さ
れる。また、入力のためのカーソルが30cの欄に移動
すると、図33に示すように図29の表に格納されてい
る代行業者の一覧がサブウィンドウに表示され選択が可
能になる。
【0126】図34は、手数料を計算するためのフロー
チャートである。ステップ341において手数料額とい
う変数の値を0に設定する。ステップ342において、
保険料負担が購入者かどうか、すなわち、保険料を支払
うのが商品購入者かどうかを判断し、商品購入者であれ
ばステップ343へ移行し、そうでなければステップ3
45へ移行する。
【0127】ステップ343においては、取引条項を図
28の表に格納されている選択された保険業者のURL
のアドレスへ送信し、保険料の見積を問い合わせる。保
険料の見積の回答が得られたらステップ344へ移行
し、その見積の額を手数料額という変数へ加える。ステ
ップ345においては、取引条項を図29に格納されて
いる選択された代行業者のURLのアドレスへ送信し、
代行の手数料の見積を問い合わせる。代行の手数料の見
積の回答が得られたらステップ346へ移行し、その見
積の額を手数料額という変数へ加える。ステップ347
において、手数料額という変数に格納された金額を画面
に表示することを行う。これにより、商品購入者が負担
すべき手数料の額を容易に知ることができる。また、商
品の品質を関税率表にあわせて定めておくことにより、
関税の計算も可能となり、輸入申告書および輸出申告書
の作成も自動化されることになる。
【0128】以上の実施形態の更なる変形例として、取
引条項を図3に示されている表とは別に、構造化文書の
形で記録する実施例がある。
【0129】図35は取引番号が629の取引条項を構
造化文書の形式で記録した例である。<…>と</…>
が括弧の対応関係のように対応し、…の部分が<…>と
</…>とによって囲まれる部分が何を意味するかを表
現する。
【0130】構造化文書の形式によって取引条項を記録
する利点は、既に構造化文書を見るためのソフトウェア
が存在し、取引条項が簡便に見られる点である。また、
商品購入者を空欄にした取引条項は物品を販売する広告
とみなすことができ、商品販売者を空欄にした取引条項
は物品を買い求めるための広告とみなすことができ、こ
れらの広告をあたかもホームページを閲覧するかのよう
に閲覧することにより、商取引の機会が増えることにな
る。
【0131】構造化文書を使用する別の利点としては、
文書の構造が決まっており、<…>と</…>とで囲ま
れた部分に現れるのは基本的には単語であるため、別の
言語への自動翻訳が容易であり、翻訳に誤りが混入する
ことが少ない点が挙げられる。これにより、多国間での
貿易取引の機会が増えることになる。また、取引条項を
表示する画面に表示された取引条項に合意したかどうか
の意思表示を行うボタンを表示する実施例もある。
【0132】図36がその実施例で用いられる画面の例
であり、画面の下の方に「合意」と書かれたボタンがあ
る。これを商品購入者あるいは商品販売者がマウスによ
り押下することにより取引条項に合意したという意思を
表示する。
【0133】商品購入者あるいは商品販売者がマウスに
より押下したことは図37および図38に示す表に記録
される。図37の例では、取引番号629の取引条項に
商品購入者が2001年1月10日に合意したことを表
しており、図38の例では、取引番号629の取引条項
に商品販売者が2001年1月11日に合意したことを
表している。合意ボタンを押下させ、その記録を行うこ
とにより、取引条項の内容に関する争いを未然に防止す
ることができる。
【0134】また、商取引管理装置の制御手段が商品販
売者が商品購入者に向けて商品輸送者に商品を引き渡し
たことを通知する文書を電子的に商品購入者へ送付する
ステップを実行する実施形態もある。
【0135】この実施形態のためには、図3の表3bの
かわりに、図39の表39bを用いる。表3bと表39
bの違いは、表39bには商品購入者の電子メールアド
レスが格納される点である。
【0136】商品購入者の電子メールアドレスを入力す
るためには、図4の画面に商品購入者の電子メールアド
レスを入力する欄が設けられているとする。
【0137】図8の画面に商品販売者が商品輸送者へ商
品を引き渡したことが入力され、それが記録されると、
図39bに記録されている商品購入者の電子メールアド
レスへ通知がなされる。通知される内容は、図40に示
す船荷証券の形式であり、各下線部に適切な内容を埋め
られた文書の画像イメージを商品購入者へ送ることも考
えられる。
【0138】また、図41に一例が示されている構造化
文書の形式により商品購入者へ送ることも考えられる。
商品販売者が商品購入者に向けて商品輸送者に商品を引
き渡したことを通知する文書を電子的に商品購入者へ送
付することにより、商品購入者が商品が商品輸送者に引
き渡されたことを直ちに知ることができ、従来は必要で
あった輸送保険の仮契約を経ることなく、輸送保険の本
契約を直ちに結ぶことが可能となる。
【0139】<実施形態3>
【0140】図42は本実施形態における商品取引管理
装置の構成を示すブロック図であり、本商品取引管理装
置は、取引条項記録部42a、保証金入金記録部42
b、商品引渡し記録部42c、商品提供履行条件チェッ
ク部42d、取引代金入金記録部42e、所持金額保持
部42f、商品販売者入金命令部42g、商品購入者入
金命令部42h、保証金金額計算部42i、代行業者選
択部42j、保険業者選択部42k、手数料計算部42
l、販売者合意記録部42m、購入者合意記録部42
n、商品引き渡し通知部42oの部全て、あるいは、そ
の中の一部の部からなる。
【0141】以上の構成の商品取引管理装置は、図2に
示されているCPU2a、メモリ2b、入力装置2c、
出力装置2d、ハードディスク2e、通信装置2fから
なる計算機2と、通信網2gを介して接続された端末装
置2hにより構成することができる。
【0142】取引条項記録部42aは、図3に示す表を
格納することにより、取引条項を記録する部分である。
また、実施形態の変形例によっては、表3cのかわりに
図21の表が使われることがあり、表3bのかわりに図
39の表が使われる場合がある。
【0143】この図3の表に取引条項を記録するため
に、取引条項記録部42aは図12に示すフローチャー
トに従って、取引番号の採番を行い、図4に示す画面を
出力装置2dあるいは、端末装置2hへ表示し、入力さ
れた結果を図3の表へ挿入する。
【0144】また、表3cのかわりに図21の表が使わ
れる場合には、図4の画面のかわりに図22の画面が用
いられる。表3bのかわりに図39の表が使われる場合
には、商品購入者の電子メールアドレスが入力される欄
を持った画面が用いられる。
【0145】保証金入金記録部42bは、商品販売者か
らの保証金が入金されたことを記録する。その動作は図
13に示す通りであり、まず、図6の画面を出力し、取
引番号と保証金入金日の入力を促がす。次いで、入力さ
れた取引番号により表3dを検索し、検索して得られた
行に入力された保証金入金日を設定し、更新を行う。
【0146】商品引き渡し記録部42cは、商品販売者
から商品が商品輸送者へ引き渡されたことを記録する。
その動作は図15に示す通りであり、まず、図8の画面
を出力し、取引番号、商品引き渡し日、荷造、記号、船
舶名、運送賃の入力を促がす。次いで、入力された取引
番号により表3dを検索し、商品引き渡し日、荷造、記
号、船舶名、運送賃を設定し、更新を行う。
【0147】商品提供履行条件チェック部42dは、商
品輸送者へ引き渡された商品が取引条項に従ったもので
あるかをチェックした結果を記録する。その動作は図9
に示す画面を表示し、取引番号と商品提供履行条件チェ
ック結果の入力を促がす。商品提供履行条件チェック結
果は、取引条項に従った商品が引き渡された場合はO
K、そうでなければNGが入力される。この入力された
取引番号により表3dを検索し、商品チェック結果の列
に入力された商品提供履行条件チェック結果を設定し、
更新を行う。
【0148】取引条項記録部42aと保証金入金記録部
42bと商品提供履行条件チェック部42dにより、単
に記録が正確に行われるだけではなく、商品販売者に商
品提供を取引条項通りに行わないと保証金が没収される
という心理的な強制を与えることができ、商品の提供が
確実となる。
【0149】取引代金入金記録部42eは、商品購入者
が取引代金保管者へ取引代金を入金したことを記録す
る。取引代金入金記録部42eを用いる場合は、図3の
表3dに商品購入者が取引代金を取引代金保管者へ入金
を行った日を記録する列を追加しておくものとする。そ
の動作は、図14に示す通りであり、まず図7の画面を
出力装置へ出力し、取引番号と取引代金入金日の入力を
促がす。次いで、入力された取引番号により表3dを検
索し、検索された行に取引代金入金日を設定し、更新を
行う。
【0150】取引代金入金記録部42eを用いると、商
品提供履行条件チェック結果により商品提供が不履行で
あることが判明した場合には、取引保証者に対して算定
された損害の金額を商品購入者へ支払うことを命令する
ステップと取引代金保管者が商品購入者から入金された
取引代金を商品購入者へ返還することを命令するステッ
プとを実行することが可能となり、商品提供が不履行で
あっても商品購入者に損害が発生しないようにすること
ができる。
【0151】所持金額保持部42fは、商品購入者、商
品販売者、取引保証者、取引代金保管者の所持金額を記
録する部分であり、図17に示す表17eによって実現
される。
【0152】所持金額保持部42fを用いると、保証金
の金額を商品販売者の所持金額を記録する手段に記録さ
れている金額から差し引くステップと、保証金の金額を
取引保証者の所持金額を記録する手段に記録されている
金額に加えるステップと、取引代金の金額を商品購入者
の所持金額を記録する手段に記録されている金額から差
し引くステップと、取引代金の金額を取引代金保管者の
所持金額を記録する手段に記録されている金額に加える
ステップとを実行し、商品提供履行条件チェック結果に
より商品提供が不履行であった場合には、算定された損
害の金額を取引保証者の所持金額を記録する手段に記録
されている金額から差し引くステップと、商品購入者の
所持金額を記録する手段に記録されている金額に算定さ
れた損害の金額を加えるステップと、取引代金保管者の
所持金額を記録する手段に記録されている金額から取引
代金の金額を差し引くステップと、商品購入者の所持金
額を記録する手段に記録されている金額に取引代金の金
額を加えるステップを実行することが可能となり、保証
金、取引代金、損害金の支払いの決済が本商品取引管理
装置内で行えるようになり、迅速な決済が可能となる。
【0153】商品販売者入金命令部42gは、保証金の
金額が表17eに記録されている商品販売者の所持金額
より大きい場合に商品販売者に対して入金を命令する部
分である。例えば、商品販売者の端末装置に入金を命令
するメッセージを出力することや、商品販売者の口座の
ある銀行の計算機が通信網2gを介して接続されてお
り、振り替えの命令を出すことが考えらえる。
【0154】商品購入者入金命令部42hは、取引代金
の金額が表17eに記録されている商品購入者の所持金
額より大きい場合に商品購入者に対して入金を命令する
部分である。例えば、商品購入者の端末装置に入金を命
令するメッセージを出力することや、商品販売者の口座
のある銀行の計算機が通信網2gを介して接続されてお
り、振り替えの命令を出すことが考えらえる。
【0155】図20は、商品販売者入金命令部42gと
商品購入者入金命令部42hを用いた本商品取引管理装
置の動作を示すフローチャートであり、取引条項を記録
するステップと、商品販売者と取引代金保管者と取引保
証者との所持金額を記録する手段に記録されている金額
を操作するステップの一例を示す。
【0156】ステップ2001においては、取引番号を
採番し、ステップ2002において図4の画面を出力
し、取引条項の入力を促がす。取引条項が入力された
ら、ステップ2003において、取引条項を図3の表へ
挿入することが行われ、次いでステップ2004におい
て、表17eより第一列が商品購入者に等しい行を検索
する。ステップ2005においては、ステップ2004
で検索された行の金額の列と取引代金を比較し、金額の
列が取引代金に満たない場合はステップ2006へ移行
し、そうでない場合はステップ2008へ移行する。
【0157】ステップ2006においては、商品購入者
に対して入金を命令する。例えば、商品購入者の端末装
置に入金命令を表示することや、商品購入者の口座のあ
る銀行のホストコンピュータが通信網2gに接続されて
いる場合は、振り込みを命令することが考えられる。ス
テップ2007においては、商品購入者から入金があれ
ば、その額を表17eに記録されている商品購入者の所
持金額に加えて表17eを更新し、再度ステップ200
5へ移行する。ステップ2008においては、商品購入
者の所持金額が記録されている表17eの行の金額の列
より取引代金の金額を差し引いた額を金額の列に設定
し、更新を行う。ステップ2009においては、表17
eから第一列が取引代金保管者である行を検索し、取引
代金を金額の列に加えた額を設定し、更新を行う。
【0158】ステップ2010においては、表17eか
ら第一列が商品販売者と等しい行を検索する。ステップ
2011においては、ステップ2010で検索された行
の金額の列と保証金の額とを比較し、保証金の額の方が
大きい場合にはステップ2012へ移行し、そうでなけ
ればステップ2014へ移行する。ステップ2012に
おいては、商品販売者に対して入金を命令する。ステッ
プ2013においては、商品販売者からの入金があれ
ば、その額を表17eに記録されている商品販売者の所
持金額に加えて更新し、再度ステップ2011へ移行す
る。ステップ2014においては、保証金額を商品販売
者の所持金額が記録されている表17eの行の金額の列
より差し引いた額を設定し、更新を行う。ステップ20
15においては、表17eから第一列が取引保証者であ
る行を検索して保証金の額を金額の列の値に加えて設定
し、更新を行う。
【0159】商品販売者入金命令部42gと商品購入者
入金命令部42hを用いることにより、商品販売者と商
品購入者の所持金額の記録が0未満になることが予防で
きる。取引条項に商品の引渡し日を含ませて記録するこ
とも可能であり、また、商品の品質を含ませることも可
能である。この場合は図3の表3cのかわりに図21の
表を用いて商品の引渡し日や商品の品質を取引条項とし
て記録する。そのための画面が図22に示されており、
22hと22iの入力欄に品質と商品引渡し日が入力さ
れ、その値が図21の表の品質と商品引渡し納期の列に
設定されることになる。保証金金額計算部42iは、取
引条項の内容から商品販売者に提供させる保証金の額を
計算する部分である。すなわち、図23に一例が示され
ている表に、商品とその品質に対して、商品の単位数量
あたりの保証金の金額を記録しておき、取引条項の内容
から保証金の金額を求めることを行う。
【0160】図26は、取引条項の記録の際に保証金金
額計算部42iを動作させて保証金の金額を求めるフロ
ーチャートを示す。
【0161】ステップ261において、取引番号を採番
する。ステップ263において、図22の画面を表示
し、取引条項の入力を促がす。ステップ264におい
て、品質の入力欄22hにカーソルが移動してきたこと
を保証金計算部42iが検出すると、図23の第一列の
値が入力された商品名と等しい行を検索し、第二列の品
質レベルを画面に表示し、選択を促がし、選択された品
質を入力欄22hに表示する。図27が品質レベルを画
面に表示した一例である。この例では、かな漢字変換の
候補の表示のようにサブ画面271に石炭の品質が表示
されている。ステップ265においては、商品数量が入
力されれば、商品名と品質レベルから図23の表を検索
して単位数量あたりの保証金額を求め、それに商品数量
を掛けて保証金を算出し、22fへ表示する。
【0162】以上の実施形態により、保証金の決定が容
易となり、また、保証金がいくらになるかを予測するこ
とが可能となり、商品販売者が取引を行うかどうかを決
定する手助けとなる。
【0163】保証金の決定の方法としては、別の方法を
採ることも可能である。すなわち、図24に一例が示さ
れている表によって商品販売者がどの程度の信用状況な
どについての格付けをもっているかを記録しておき、図
25に一例が示されている表によって商品名、品質、格
付けに対して保証金額がいくらになるかを記録する方法
を採ることも可能である。
【0164】以上の構成のもとにおいては、図26のフ
ローチャートを用いることが可能であるが、ステップ2
63がすこし異なることになる。
【0165】すなわち、ステップ263においては、ま
ず、図24の表を入力された商品販売者名で検索し、商
品販売者の格付けを得る。そして、入力された商品名と
得られた格付けをそれぞれ第一列と第三列に持つ行を図
25の表から検索してきて、第二列から品質を取り出
し、品質レベルを画面に表示することになる。商品販売
者の格付けを用いることにより、より精度の高い保証金
の算出が可能となる。取引条項として、取引代金の通貨
を選択できるようにする実施例もある。
【0166】この実施例では、図3に示した表3aのか
わりに、図45の表45aを用いる。表3aと表45a
の違いは、表45aには取引代金の通貨を格納する取引
通貨という列が加わっている点である。
【0167】また、この実施例においては、取引条項を
入力する画面としては、図4の画面のかわりに図43の
画面を用いる。図4と図43との画面の違いは、図43
において取引通貨を入力する欄43kが追加されている
点である。図43の画面に入力者が取引条項を入力する
と、制御手段が43kの欄にカーソルに移動してきたこ
とを検出すると、図44に一例が示されているように通
貨単位がサブウィンドウ441の中に表示され、入力者
の便宜を図る。
【0168】図17に示されている表17eでは、日本
円による通貨しか金額の列に格納されないように見える
が、例えば、商品購入者が有限会社丙であり取引代金が
アメリカドルで13598ドルである場合に、取引代金
の金額を商品購入者の所持金額を記録する手段に記録さ
れている金額から差し引くステップにおいては、表17
eの保持者の列が有限会社丙になっている金額の列が5
478963円であれば、この列の値を5478963
円―13598USDという文字列に設定して更新を行
うことにより、複数の通貨による所持金額を記録するこ
とができる。
【0169】同様に、取引代金保管者の所持金額を記録
する手段に記録されている金額に加えるステップにおい
ては、表17eの保持者の列が取引代金保管者になって
いる金額の列が105427863円であれば、この列
の値を105427863円+13598USDという
文字列に設定して更新を行えばよいことになる。
【0170】以上の実施形態により、複数の通貨での取
引条項の記録が可能となり、複数の通貨での決済が可能
となり、多国間の貿易取引に適用できるようになる。代
行業者選択部42iは、あらかじめ本商品取引管理装置
に記録された商品購入者の商品を引き取る行為を代行す
る代行業者の一覧を提示して選択させる部分である。図
29はあらかじめ本商品取引管理装置に記録された代行
業者の一例であり、代行業者名とそれに対応するURL
が記録されている。このURLで示されるアドレスへ取
引条項を送信すると代行の手数料が得られる。
【0171】保険業者選択部42kは、あらかじめ本商
品取引管理装置に記録された商品輸送にかかわる保険業
者の一覧を提示して選択させる部分である。図28はあ
らかじめ本商品取引管理装置に記録された保険業者の一
例であり、保険業者とそれに対応するURLが記録され
ている。このURLで示されるアドレスへ取引条項を送
信すると保険料が得られるようになっている。手数料計
算部42lは、代行業者の手数料と保険料など、商品購
入者が支払う手数料を取引条項と代行業者と保険業者の
選択結果から計算する部分である。
【0172】図30は、代行業者選択部42iと保険業
者選択部42kと手数料計算部42lとが用いる画面の
例を示す。30aが保険業者を入力する欄であり、30
bが保険料の支払いを商品購入者が行うか商品販売者が
行うかを入力する欄であり、30cが代行業者を入力す
る欄であり、30dは手数料の合計が表示される欄であ
る。
【0173】入力のためのカーソルが30aの欄に移動
すると、図31に一例が示されているように保険業者の
一覧がサブウィンドウとして表示され選択が可能とな
る。また、入力のためのカーソルが30bの欄に移動す
ると、図32に一例を示すように保険料を商品販売者が
支払うか、商品購入者が支払うかを選択するためのサブ
ウィンドウが表示される。また、入力のためのカーソル
が30cの欄に移動すると、図33に一例を示すように
代行業者の一覧がサブウィンドウに表示され選択ができ
るようになる。
【0174】図34は、手数料を計算するためのフロー
チャートである。ステップ341において手数料額とい
う変数の値を0に設定する。ステップ342において、
保険料負担が購入者かどうか、すなわち、保険料を支払
うのが商品購入者かどうかを判断し、商品購入者であれ
ばステップ343へ移行し、そうでなければステップ3
45へ移行する。ステップ343においては、取引条項
を図28の表に格納されている選択された保険業者のU
RLのアドレスへ送信し、保険料の見積を問い合わせ
る。保険料の見積の回答が得られたらステップ344へ
移行し、その見積の額を手数料額という変数へ加える。
ステップ345においては、取引条項を図29に格納さ
れている選択された代行業者のURLのアドレスへ送信
し、代行の手数料の見積を問い合わせる。代行の手数料
の見積の回答が得られたらステップ346へ移行し、そ
の見積の額を手数料額という変数へ加える。ステップ3
47において、手数料額という変数に格納された金額を
画面に表示することを行う。これにより、商品購入者が
負担すべき手数料の額を容易に知ることができる。
【0175】また、商品の品質レベルを関税率表にあわ
せて定めておくことにより、関税を計算することや、輸
入申告書および輸出申告書の作成が自動化されることに
なる。
【0176】本商品取引管理装置の別の実施形態とし
て、取引条項を図3の表とは別に、構造化文書の形で記
録する実施例がある。
【0177】図35は取引番号が629の取引条項を構
造化文書の形式で記録した例である。<…>と</…>
が括弧のように対応し、…の部分が<…>と</…>と
によって囲まれる部分が何を意味するかを表現する。
【0178】構造化文書によって取引条項を記録する利
点は、既に構造化文書を見るためのソフトウェアが存在
し、取引条項が簡便に見られる点である。また、商品購
入者を空欄にした取引条項は物品を販売する広告とみな
すことができ、商品販売者を空欄にした取引条項は物品
を買い求めるための広告とみなすことができ、この広告
をあたかもホームページを閲覧するように閲覧すること
により、商取引の機会が増えることになる。
【0179】構造化文書を使用する別の利点としては、
文書の構造が決まっており、<…>と</…>とで囲ま
れた部分に現れるのは基本的には単語であるため、別の
言語への自動翻訳が容易であり、翻訳に誤りが混入する
ことが少ない点が挙げられる。これにより、多国間での
貿易取引の機会が増えることになる。
【0180】販売者合意記録部42mは、取引条項につ
いて商品販売者が合意した意思表示を記録する部分であ
る。また、購入者合意記録部42nは、取引条項につい
て商品購入者が合意した意思表示を記録する部分であ
る。
【0181】図36が販売者合意記録部42mと購入者
合意記録部42nとが用いられる画面の例であり、画面
の下の方に「合意」と書かれたボタンがある。これを商
品購入者あるいは商品販売者がマウスにより押下するこ
とにより取引条項に合意したという意思を表示する。
【0182】商品購入者あるいは商品販売者がマウスに
より押下したことは図37および図38に示す表に販売
者合意記録部42mと購入者合意記録部42nによって
記録される。図37の例では、取引番号629の取引条
項に商品購入者が2001年1月10日に合意したこと
を表しており、図38の例では、取引番号629の取引
条項に商品販売者が2001年1月11日に合意したこ
とを表している。
【0183】合意ボタンを押下させ、その記録を行うこ
とにより、取引条項の内容に関する争いを未然に防止す
ることができる。商品引き渡し通知部43oは商品販売
者が商品購入者に向けて商品を商品輸送者に引き渡した
ことを、商品購入者へ通知する部分である。商品引き渡
し通知部43oを用いるためには、図3の表3bのかわ
りに、図39の表39bを用いる。表3bと表39bの
違いは、表39bには商品購入者の電子メールアドレス
が格納される点である。商品購入者の電子メールアドレ
スを入力するためには、図4の画面に商品購入者の電子
メールアドレスを入力する欄が設けられているとする。
【0184】図8の画面に商品販売者が商品輸送者へ商
品を引き渡したことが入力され、それが記録されると、
図39bに記録されている商品購入者の電子メールアド
レスへ通知が商品引き渡し通知部43oによってなされ
る。通知される内容は、図40に示す船荷証券の形式で
あり、各下線部に適切な内容を埋められた文書の画像イ
メージを商品購入者へ送ることも考えられる。
【0185】また、図41に一例が示されている構造化
文書の形式により商品購入者へ送ることも考えられる。
商品販売者が商品購入者に向けて商品輸送者に商品を引
き渡したことを通知する文書を電子的に商品購入者へ送
付することにより、商品購入者が商品が商品輸送者に引
き渡されたことを直ちに知ることができ、従来は必要で
あった輸送保険の仮契約を経ることなく、輸送保険の本
契約を直ちに結ぶことが可能となる。
【0186】
【発明の効果】本発明によれば、取引条項を記録し、取
引の各段階を記録することにより、単に記録が正確に行
われるだけではなく、商品販売者に商品提供を取引条項
通りに行わないと保証金が没収されるという心理的な強
制を与えることが可能となり、商品の提供が確実とな
る。また、本件発明によれば、貿易の電子商取引である
にもかかわらず、インターネットなどの公開されたネッ
トワーク上に会社や個人の信用情報などを流す必要がな
いので、これら秘密情報が第三者に盗まれるという問題
点もない。
【0187】また、商品購入者が支払う取引代金を取引
代金保管者が保管することにより、取引代金の支払いが
確実となり、しかも、商品提供が不履行になれば、商品
販売者にその損害が補填され、取引代金も返還されるの
で、商品販売者が一方的に損失を被ることがなくなる。
【0188】また、所持金額を保持する手段を用いるこ
とにより、保証金や取引代金、および、損害金の入金の
決済が装置内で行われ、迅速に決済を行うことができ
る。
【0189】また、商品販売者と商品購入者の所持金額
の記録が0未満になる場合を検出することにより、商品
販売者と商品購入者の所持金額が0未満になることを防
止でき、本発明の方法の実施主体および商品取引管理装
置の管理主体に損害が発生しないようにすることができ
る。
【0190】また、商品の品質レベルから保証金の金額
を算出することにより、保証金がいくらになるかを前も
って予測することが可能となり、商品販売者が取引を行
うかどうかを決定する手助けとなる。さらに保証金の金
額の算出に商品販売者の格付けを用いることにより、よ
り正確な保証金の算出が可能となる。
【0191】また、取引代金の通貨を選択可能にするこ
とにより、多国間での貿易取引に対応することができ
る。
【0192】また、代行業者の手数料や保険料を計算し
表示することにより、商品購入者が負担すべき手数料の
額を一つの画面で容易に知ることができるようになる。
【0193】また、取引条項を構造化文書として記録す
ることにより、閲覧が可能となり、商品の販売の広告や
商品の購買の案内として用いることが可能となり、商取
引の機会が増える。
【0194】また、商品販売者が商品購入者に向けて商
品輸送者に商品を引き渡したことを通知する文書を電子
的に商品購入者へ送付することにより、商品購入者が商
品が商品輸送者に引き渡されたことを直ちに知ることが
でき、従来は必要であった輸送保険の仮契約を経ること
なく、輸送保険の本契約を直ちに結ぶことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】商取引管理装置の構成を示す図。
【図2】商取引管理装置を構成する計算機の構成を示す
図。
【図3】取引条項を格納する表の一例図。
【図4】取引条項を入力する画面の一例図。
【図5】取引条項が入力された画面の一例図。
【図6】保証金入金日を入力する画面の一例図。
【図7】取引代金入金日を入力する画面の一例図。
【図8】商品引渡し日を入力する画面の一例図。
【図9】商品提供履行条件チェック結果を入力する画面
の一例図。
【図10】損害金の支払いを命令するメッセージを表示
する画面の一例図。
【図11】取引代金の返還を命令するメッセージを表示
する画面の一例図。
【図12】取引条項を記録するフローチャート。
【図13】保証金入金日を記録するフローチャート。
【図14】取引代金入金日を記録するフローチャート。
【図15】商品引渡し日を記録するフローチャート。
【図16】商品提供履行条件チェック結果を記録するフ
ローチャート。
【図17】所持金額を記録する表の一例図。
【図18】取引条項を記録する際に所持金額を記録する
手段を用いるフローチャート。
【図19】商品提供履行条件チェック結果を記録する際
に所持金額を記録する手段を用いるフローチャート。
【図20】所持金額が0未満になることを検出しながら
取引代金と保証金額の決済を行うフローチャート。
【図21】商品の品質と商品引渡し納期の列を含んだ表
の一例図。
【図22】商品の品質と商品引渡し納期を含む取引条項
を入力する画面の一例図。
【図23】商品と品質に対する保証金額を記録した表の
一例図。
【図24】商品販売者とその格付けを記録した表の一例
図。
【図25】商品と品質および商品販売者の格付けに対す
る保証金額を記録した表の一例図。
【図26】保証金額を算出するフローチャート。
【図27】商品の品質レベルを選択させるサブウィンド
ウが表示された画面の一例図。
【図28】保険業者とそのURLを記録した表の一例
図。
【図29】代行業者とそのURLを記録した表の一例
図。
【図30】保険業者、保険料を誰が負担するか、代行業
者を選択する画面の一例図。
【図31】保険業者を選択させるサブウィンドウが表示
された画面の一例図。
【図32】保険料を誰が負担するかを選択させるサブウ
ィンドウが表示された画面の一例図。
【図33】代行業者を選択させるサブウィンドウが表示
された画面の一例図。
【図34】保険料と代行業者の手数料を計算するフロー
チャート。
【図35】取引条項を構造化文書で表現した一例図。
【図36】取引条項に合意したボタンを含む取引条項の
内容を示す画面の一例図。
【図37】商品購入者が取引条項に合意したことを記録
する表の一例図。
【図38】商品販売者が取引条項に合意したことを記録
する表の一例図。
【図39】商品購入者の電子メールアドレスを含む取引
条項の図の一例図。
【図40】商品販売者が商品購入者に向けて商品輸送業
者に商品を引渡したことを通知する文書の雛型。
【図41】商品販売者が商品購入者に向けて商品輸送業
者に商品を引渡したことを通知する文書を構造化文書で
表した一例図。
【図42】商品取引管理装置の構成図。
【図43】取引通貨を含む取引条項を入力する画面の一
例図。
【図44】取引通貨を選択させるサブウィンドウが表示
された画面の一例図。
【図45】取引通貨を含む取引条項を記録する表の一例
図。
【符号の説明】
3a 取引番号と取引代金、保証金を関係付ける表 3b 取引番号と商品販売者、商品購入者、船積地、陸
揚地を関係付ける表 3c 取引番号と商品名、商品数量を関係付ける表 3d 取引番号と保証金入金日、商品引渡し日、荷造、
記号、船舶名、運送賃、 商品チェック結果を関係付ける表

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段と、出力手段と、商品提供履行条
    件と商品提供不履行時に商品販売者から没収される保証
    金の金額とを含む商品の売買に関する取引条項を記録す
    る手段と、制御手段とを備えた商取引管理装置の動作方
    法であって、前記制御手段が、前記取引条項を記録する
    ステップと、商品販売者からの前記保証金の金額が取引
    保証者へ入金されたことを記録するステップと、前記商
    品販売者から商品輸送者に商品が引き渡されたことを記
    録するステップと、商品検査者が前記商品提供履行条件
    が満たされているかどうかの商品提供履行条件チェック
    結果を記録するステップと、を実行する商品取引の保証
    方法。
  2. 【請求項2】前記制御手段が、商品購入者が取引代金の
    金額を取引代金保管者に入金したことを記録するステッ
    プと、前記商品提供履行条件チェック結果により商品提
    供が不履行であった場合には、算定された損害の金額を
    前記取引保証者に対して前記商品購入者へ支払うよう命
    令するステップと、前記取引代金保管者に対して前記取
    引代金の金額を前記商品購入者へ返還することを命令す
    るステップとを実行する請求項1に記載の商品取引の保
    証方法。
  3. 【請求項3】入力手段と、出力手段と、商品提供履行条
    件と商品提供不履行時に商品販売者から没収される保証
    金の金額とを含む商品の売買に関する取引条項を記録す
    る手段と、商品販売者の所持金額を記録する手段と、取
    引保証者の所持金額を記録する手段と、制御手段とを備
    えた商取引管理装置の動作方法であって、前記制御手段
    が、前記取引条項を記録するステップと、前記保証金の
    金額を前記商品販売者の所持金額を記録する手段に記録
    されている金額から差し引くステップと、取引保証者の
    所持金額を記録する手段に前記保証金の金額を加えて記
    録するステップと、前記商品販売者が商品輸送者に商品
    を引き渡したことを記録するステップと、商品検査者が
    前記商品提供履行条件が満たされているかの商品提供履
    行条件チェック結果を記録するステップとを実行する商
    品取引の保証方法。
  4. 【請求項4】前記商取引管理装置が品購入者の所持金額
    を記録する手段と取引代金保管者の所持金額を記録する
    手段とを備え、前記制御手段が、取引代金の金額を前記
    商品購入者の所持金額を記録する手段に記録されている
    金額から差し引くステップと、前記取引代金保管者の所
    持金額を記録する手段に記録されている金額に前記取引
    代金の金額を加えて記録するステップと、前記商品提供
    履行条件チェック結果により商品提供が不履行であった
    場合には、算定された損害の金額を前記取引保証者の所
    持金額を記録する手段に記録されている金額より差し引
    いて記録するステップと、前記算定された損害の金額を
    前記商品購入者の所持金額を記録する手段に記録されて
    いる金額に加えて記録するステップと、前記取引代金保
    管者の所持金額を記録されている手段に記録されている
    金額より前記取引代金の金額を差し引いて記録するステ
    ップと、前記商品購入者の所持金額を記録する手段に記
    録されている金額に前記取引代金の金額を加えて記録す
    るステップとを実行する請求項3に記載の商品取引の保
    証方法。
  5. 【請求項5】前記商品販売者の所持金額を記録する手段
    に記録されている金額が前記保証金の金額に満たない場
    合は、前記制御手段が前記商品販売者に入金を命令する
    ステップを実行する請求項3または請求項4に記載の商
    取引の保証方法。
  6. 【請求項6】前記商品購入者の所持金額を記録する手段
    に記録されている金額が前記取引代金の金額に満たない
    場合は、前記制御手段が前記商品購入者に入金を命令す
    るステップを実行する請求項4に記載の商取引の保証方
    法。
  7. 【請求項7】前記商品提供履行条件は、輸送のための商
    品引渡しの履行期日を含む請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載の商品取引の保証方法。
  8. 【請求項8】記録される前期取引条項の前記商品提供履
    行条件には、前記商品の品質レベルが含まれる請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載の商品取引の保証方
    法。
  9. 【請求項9】前記制御手段が、前記商品の複数の品質レ
    ベルを提示して選択させるステップと、前記選択された
    品質レベルに応じた保証金の金額を求めるステップとを
    実行する請求項8に記載の商品取引の保証方法。
  10. 【請求項10】前記制御手段が、前記商品の複数の品質
    レベルを提示して選択させるステップと、前記選択され
    た品質レベルと商品販売者の格付けとから保証金の金額
    を計算するステップとを実行する請求項8に記載の商品
    取引の保証方法。
  11. 【請求項11】前記制御手段が、取引代金の通貨の選択
    を命じるステップと、該選択の結果を記録するステップ
    とを実行する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の商取引の保証方法。
  12. 【請求項12】前記制御手段が、取引代金の通貨を選択
    を命じるステップと、該選択の結果を記録するステップ
    とを実行し、取引代金の金額を前記商品購入者の所持金
    額を記録する手段に記録されている金額から差し引くス
    テップと、前記取引代金保管者の所持金額を記録する手
    段に記録されている金額に前記取引代金の金額を加えて
    記録するステップと、前記取引代金保管者の所持金額を
    記録されている手段に記録されている金額より前記取引
    代金の金額を差し引いて記録するステップと、前記商品
    購入者の所持金額を記録する手段に記録されている金額
    に前記取引代金の金額を加えて記録するステップにおい
    ては、該選択された通貨での金額の操作が行われる請求
    項4に記載の商品取引の保証方法。
  13. 【請求項13】前記制御手段が、保険業者の一覧を提示
    して選択させるステップと、商品輸送にかかわる保険の
    保険料を前記商品販売者が支払うか商品購入者が支払う
    かを提示して選択するステップと、前記商品購入者の商
    品を引き取る行為を代行する代行業者の一覧を提示して
    選択させるステップと、商品購入者が支払う手数料を計
    算して提示するステップとを実行する請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の商品取引の保証方法。
  14. 【請求項14】前記制御手段が、前記取引条項を記録す
    るステップを実行する際には、構造化文書によって記録
    を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の商品取引の保証方法。
  15. 【請求項15】前記制御手段が、前記記録された取引条
    項を前記商品購入者に提示し、前記記録された取引条項
    に合意したことを記録するステップを実行する請求項1
    4に記載の商品取引の保証方法。
  16. 【請求項16】前記制御手段が、前記記録された取引条
    項を前記商品販売者に提示し、前記記録された取引条項
    に合意したことを記録するステップを実行する請求項1
    4に記載の商品取引の保証方法。
  17. 【請求項17】前記制御手段が、前記商品販売者が前記
    商品購入者に向けて前記商品輸送者に前記商品を引き渡
    したことを通知する文書を前記商品購入者へ電子的に送
    付するステップを実行する請求項1ないし請求項4のい
    ずれかに記載の商品取引の保証方法。
  18. 【請求項18】前記商品輸送者に前記商品を引き渡した
    ことを通知する前記文書が構造化文書であることを特徴
    とする請求項17に記載の商品取引の保証方法。
  19. 【請求項19】商品取引手続を管理する商品取引管理サ
    ーバーであって、商品提供履行条件と商品提供不履行時
    に商品販売者から没収される保証金の金額とを含む商品
    の売買に関する取引条項を記録する取引条項記録部と、
    前記商品販売者が前記保証金の金額を取引保証者へ入金
    したことを記録する保証金入金記録部と、前記商品販売
    者が商品輸送者に商品を引き渡したことを記録する商品
    引渡し記録部と、商品検査者が前記商品提供履行条件が
    満たされているかどうかの商品提供履行条件チェック結
    果を記録する商品提供履行条件チェック部と、を有する
    商品取引管理装置。
  20. 【請求項20】前記商品購入者が取引代金の金額を取引
    代金保管者に入金したことを記録する取引代金入金記録
    部を有する請求項19に記載の商品取引管理装置。
  21. 【請求項21】前記商品販売者および前記取引保証者そ
    れぞれの所持金額を保持する所持金額保持部を備えた請
    求項19または請求項20のいずれかに記載の商品取引
    管理装置。
  22. 【請求項22】前記商品購入者および前記取引代金保管
    者の所持金額を保持する所持金額保持部を備え、前記商
    品提供履行条件チェック結果により商品提供が不履行で
    あった場合には、算定された損害の金額を前記取引保証
    者の所持金額を記録する手段に記録されている金額より
    差し引いて記録するステップと、前記算定された損害の
    金額を前記商品購入者の所持金額を記録する手段に記録
    されている金額に加えて記録するステップと、前記取引
    代金保管者の所持金額を記録されている手段に記録され
    ている金額より前記取引代金の金額を差し引いて記録す
    るステップと、前記商品購入者の所持金額を記録する手
    段に記録されている金額に前記取引代金の金額を加えて
    記録するステップとを実行する請求項20の商品取引管
    理装置。
  23. 【請求項23】前記商品販売者の所持金額を保持する所
    持金額保持部に記録された金額が、前記保証金の金額に
    満たない場合は前記商品販売者に入金を命令する商品販
    売者入金命令部を備えた請求項21の商品取引管理装
    置。
  24. 【請求項24】前記商品購入者の所持金額を保持する所
    持金額保持部に記録された金額が、前記取引代金の金額
    に満たない場合は前記商品購入者に入金を命令する商品
    購入者入金命令部を備えた請求項22商品取引管理装
    置。
  25. 【請求項25】前記取引条項記録部に記録される前記商
    品提供履行条件には、前記商品の引渡し日を含む請求項
    19または請求項20のいずれかに記載の商品取引管理
    装置。
  26. 【請求項26】前記取引条項記録部に記録される前記商
    品提供履行条件には、前記商品の品質レベルを含む請求
    項19または請求項20のいずれかに記載の商品取引管
    理装置。
  27. 【請求項27】前記商品の品質レベルから保証金の金額
    を求める保証金金額計算部を備えた請求項26に記載の
    商品取引管理装置。
  28. 【請求項28】前記商品の品質レベルと前記商品販売者
    の格付けとから保証金の金額を求める保証金金額計算部
    を備えた請求項26に記載の商品取引管理装置。
  29. 【請求項29】前記取引条項記録部は、前記取引代金の
    支払い通貨をも記録することを特徴とする請求項19ま
    たは請求項20のいずれかに記載の商品取引管理装置。
  30. 【請求項30】前記取引条項記録部は、商品輸送にかか
    わる保険の保険料金を商品販売者が支払うか商品購入者
    が支払うかをも記録し、商品購入者に商品を引き取る行
    為を代行する代行業者を提示し選択させる代行業者選択
    部と、前記商品購入者に前記保険業者を提示し選択させ
    る保険業者選択部と、商品購入者が支払う手数料を計算
    する手数料計算部とを備えた請求項19または請求項2
    0のいずれかに記載の商品取引管理装置。
  31. 【請求項31】前記取引条項記録部は、構造化文書によ
    って記録を行う請求項19または請求項20のいずれか
    に記載の商品取引管理装置。
  32. 【請求項32】前記取引条項記録部に記録された取引条
    項を前記商品販売者に提示し、前記取引条項に合意した
    ことを記録する販売者合意記録部を備えた請求項31に
    記載の商品取引管理装置。
  33. 【請求項33】前記取引条項記録部に記録された取引条
    項を前記商品購入者に提示し、前記取引条項の合意した
    ことを記録する購入者合意記録部を備えた請求項31に
    記載の商品取引管理装置。
  34. 【請求項34】前記商品販売者が前記商品購入者に向け
    て前期商品輸送者に前記商品を引き渡したことを通知す
    る文書を電子的に前記商品購入者へ送付する商品引き渡
    し通知部を備えた請求項19または請求項20のいずれ
    かに記載の商品取引管理装置。
  35. 【請求項35】前記商品引き渡し通知部により送付され
    る文書が構造化文書であることを特徴とする請求項34
    に記載の商品取引管理装置。
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KR101366369B1 (ko) * 2012-07-17 2014-02-21 변성우 위치 기반 실시간 거래 시스템 및 방법
WO2016094912A1 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Cfph, Llc Computer implemented systems and methods for asset transfer

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Effective date: 20040220