JP2002245041A - 情報提供システム、情報管理装置、情報の管理方法、ファイルデータ及びファイルデータを記録した記録媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報管理装置、情報の管理方法、ファイルデータ及びファイルデータを記録した記録媒体

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JP2002245041A
JP2002245041A JP2001039275A JP2001039275A JP2002245041A JP 2002245041 A JP2002245041 A JP 2002245041A JP 2001039275 A JP2001039275 A JP 2001039275A JP 2001039275 A JP2001039275 A JP 2001039275A JP 2002245041 A JP2002245041 A JP 2002245041A
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Michiaki Yokoyama
道明 横山
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TECHNO MEDIA COMPLEX KK
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーに対して認証情報を管理させることな
く、迅速に所望するファイルにたどり着ける情報管理装
置の提供 【解決手段】ホスト1が有するホームページのファイル
は、ツリー構造を有し、ファイルF55はファイルF5
0より下位に存在する。ファイルF55はファイルF5
0に対するリンクを有するが、ファイルF50はファイ
ルF55に対するリンクを有さない。ホスト1は、パソ
コン3のユーザーに応じてファイルF50若しくはファ
イルF55のURLを含む電子メールを送信する。電子メ
ールを受け取ったユーザーは、ファイルF50若しくは
F55に直接的にアクセスできる。ファイルF50のUR
Lを有する電子メールを受信したユーザーは、ファイル
F50にアクセスできるが、ファイルF55にはアクセ
スできず、また、ファイルF55の存在すら知り得な
い。ホスト1は、特定のユーザーにのみファイルF55
を閲覧させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報管理装置に関
し、特に、階層構造を有するファイルを管理する情報管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1. 従来技術の背景 今日、企業のホームページを、インターネットにより、
不特定多数のものに開示することが、一般的になりつつ
ある。このようなホームページを公開している企業の中
には、ホームページに開示されている情報を全ての第3
者に公開するのではなく、特定の第3者に対してある部
分の情報を開示し、他の第3者に対しては当該情報を開
示しないように、ホームページを構築している者もあ
る。
【0003】この場合、特定の第3者に対してパスワー
ドを発行し、CGI(Common GatewayInterface)プログラ
ムを利用して、情報の開示、非開示を選択する方法(以
下、パスワード方式)が、多く利用されている。
【0004】以下において、このパスワード方式を利用
する場合におけるホームページを構成するファイルのツ
リー構造および当該ファイルがハードディスクに記録さ
れる際の階層構造について説明する。
【0005】2. ファイルのツリー構造 従来の情報管理装置について、図19に示すホストコン
ピュータ100(以下、ホスト100とする。)に基づ
いて説明する。ホスト100は、企業「abc」のホス
トコンピュータであり、ドメインネームとして「abc.c
o.jp」を有しているとする。パーソナルコンピュータ3
00を使用するユーザーは、ホスト100にアクセスす
ることによって、企業abcのホームページを閲覧する
ことができる。
【0006】ホスト100のハードディスク105(以
下、HDD105とする。)には、オペレーティングシ
ステム(OS)、wwwサーバー用アプリケーション、CGIプ
ログラム及びホームページ用のファイルが記録されてい
る。
【0007】ここで、ホスト100のHDD105に記
録されているホームページ用ファイルのツリー構造の一
例を図20に示す。
【0008】ファイルF100はいわゆる表紙ページで
あり、ホームページにおけるツリー構造の最上位に位置
する。
【0009】ファイルF100の下位には、複数のブラ
ンチ(枝)B11〜B14が配置されている。ファイル
F100は、当該ファイルF100から各ブランチの最
上位に位置するファイルF111、F121、F131
及びF141へアクセスできるように、ファイルF11
1、F121、F131及びF141へのリンクを有し
ている。また、ファイルF111、F121、F131
及びF141は、それぞれ、表紙ページであるファイル
F100へのリンクを有している。
【0010】ファイルF111及びF113によるブラ
ンチB11は、企業情報に関するものである。ファイル
F111は、本社や支社の住所や電話番号等の一般的な
企業情報を有している。ファイルF113は、本社への
アクセス地図を有している。
【0011】ファイルF111は、ファイルF111か
らファイルF113へアクセスできるように、ファイル
F113へのリンクを有している。一方、ファイルF1
13は、ファイルF111へのリンクを有している。
【0012】ファイルF121、F123、F125及
びF127によるブランチB12は、製品情報に関する
ものである。ファイルF121は、製品の一覧を有して
いる。ファイルF123は、ファイルF121に含まれ
る製品Aに関する製品情報を有している。また、ファイ
ルF125は、ファイルF121に含まれる製品Bに関
する製品情報を有している。さらに、ファイルF127
は、製品Bに関する詳細情報を有している。
【0013】ファイルF121は、ファイルF121か
らファイルF123及びファイルF125へアクセスで
きるように、ファイルF123及びF125へのリンク
を有している。一方、ファイルF123及びF125
は、それぞれ、ファイルF121へのリンクを有してい
る。
【0014】また、ファイルF125は、ファイルF1
25からファイルF127へアクセスできるように、フ
ァイルF127へのリンクを有している。一方、ファイ
ルF127は、ファイルF125へのリンクを有してい
る。
【0015】ファイルF131、F133、F135及
びF137からなるブランチB13は、製品A、Bのユ
ーザーである代理店Xに関するものである。ファイルF
131は、代理店Xの住所や電話番号等の一般的な情報
を有している。ファイルF133は、代理店Xの一般的
な利用客に対する特典情報を有している。ファイルF1
35は、代理店Xで会員登録をした会員客に対する特典
情報を有している。ファイルF137は、前述の会員客
であり、かつ、ある額以上の買い物をしてくれた特別客
に対する特典情報を有している。
【0016】ファイル131は、当該ファイルF131
からファイルF133、F135若しくはF137のい
ずれかへアクセスするための「ENTER」ボタンを有して
いる。この「ENTER」ボタンは、CGIプログラムに対する
リンクとなっている。
【0017】例えば、あるユーザーが自らのパーソナル
コンピュータ300において、ブラウザ上で「ENTER」
ボタンを選択した場合、ホスト100において、CGIプ
ログラムが起動し、このユーザーに対してユーザーIDや
パスワードの入力を求める。ユーザーが入力したユーザ
ーIDやパスワードに基づいて、CGIプログラムによる認
証が行われ、その結果によって、ユーザーは、ファイル
F133、F135、F137のいずれかにアクセスす
ることが可能となる(場合によっては、いずれのファイ
ルへもアクセスできない)。
【0018】なお、ファイルF133、F135及びF
137は、それぞれ、ファイルF131へのリンクを有
している。
【0019】ファイルF141及びF143からなるブ
ランチB14は、製品A、Bのユーザーである代理店Y
に関するものである。ファイルF141は、代理店Yの
住所や電話番号等の一般的な情報を有している。ファイ
ルF143は、代理店Yの利用客に対する特典情報を有
している。
【0020】ファイル141は、当該ファイルF141
からファイルF143へアクセスするための「ENTER」
ボタンを有している。この「ENTER」ボタンについて
は、前述のブランチB13におけるものと同様である。
【0021】3. HDD105におけるファイルの記
録構造以上のような、各ファイルのHDD105におけ
る記録状態を図21に示す。図21に示す記録状態は、
図20に示すホームページのツリー構造を反映した記録
構造となっている。つまり、図20で上位に位置するフ
ァイルは、図21に示す記録構造においても、上位に位
置するように配置されている。
【0022】例えば、ファイルF133は、ルート下の
フォルダーB13下のフォルダーB131に配置され
る。また、ファイルF135は、ルート下のフォルダー
B13下のフォルダーB131下のフォルダーB132
に配置される。
【0023】他のファイルについても同様に、ホームペ
ージのツリー構造において下位に位置するファイル(例
えば、ファイルF133)は、HDD105の記録構造
においては、前記ツリー構造において直近上位に位置す
るファイル(ファイルF131)と同じ階層に配置され
るフォルダー(フォルダーB131)内に配置される。
【0024】図20に示すツリー構造を有するホームペ
ージの各ファイルを、HDD105上に図21に示す記
録構造に基づいて記録するようにすることによって、ツ
リー構造と記録構造とが一致し、HDD105上のファ
イルの配置間違いの発見やツリー構造の変更に対する対
応等を容易に行うことができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】前述のホスト100に
は、次のような問題点がある。販売店Xの特別客P10
0がホスト100にインターネットを介して、企業ab
cのホームページの表紙ページであるファイルF100
にアクセスしたとする。この場合、特別客P100は、
図18に示すように、当該ファイルF100から企業a
bcのホームページの中で、ブランチB11に属する企
業情報に関するファイルF111及びF113、ブラン
チB2に属する製品A、Bの製品情報に関するファイル
F121〜F127、ブランチB13に属する販売店X
の一般情報が記述されているファイルF131、及びブ
ランチB14に属する販売店Yの一般情報が記述されて
いるファイルF141は自由に閲覧することができる。
【0026】しかし、特別客P100は、ファイルF1
31を閲覧中に、販売店Xにおいて自らが受けることが
できる特典を閲覧すべくファイルF137にアクセスし
ようとすると、「ENTER」ボタンを選択した後、ユーザ
ーIDやパスワードを入力しなければならない。
【0027】つまり、特別客P100は、自らの特典の
ファイルにアクセスするために、自らのユーザーIDやパ
スワードを管理する必要がある。通常、こういったパス
ワードは4桁〜6桁の数字、英字の文字列である。こう
いったパスワード等が複数存在する場合には、それを管
理することは非常に煩雑な作業となる。
【0028】ホスト100を運営している企業abcや
販売店Xからしてみれば、特別客P100に対して、ユ
ーザーIDやパスワードの管理とい煩雑な作業を強いる、
という問題点がある。
【0029】また、一般客は、ユーザーIDやパスワード
の提供を受けていないので、「ENTER」ボタンを選択し
ても認証を受けられず、当該ファイルより下位に存在す
るファイルへはアクセスできないことから、何らかの選
別が行われているとの感を持ちやすく、他の客に対して
は、他の特別な特典が提供されているのではないかとい
う不信感を抱かせてしまう、という問題点がある。
【0030】さらに、特別客Aは、所望のファイルを閲
覧するためには、ユーザーIDやパスワードを入力する必
要があり、なかなか所望のファイルにたどり着けない、
という問題点がある。
【0031】そこで、本発明は、ユーザーに対して認証
情報を管理させることなく、迅速にユーザーが所望する
ファイルにたどり着けるようにする情報管理装置の提供
を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
本発明に係る情報提供システム及び情報管理装置では、
第1のファイル及び第2のファイルは、記録部における
位置を表す位置情報によって特定することができ、当該
第1のファイルと第2のファイルとが、階層構造に基づ
いて前記記録部に記録されている情報管理装置であっ
て、前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対し
て前記階層構造において下位の位置を表す位置情報によ
り特定され、前記第1のファイルは、前記第2のファイ
ルに対するリンク情報を有しており、前記第2のファイ
ルは、前記第1のファイルに対するリンク情報を有して
いない。
【0033】これにより、第1のファイルの位置情報を
知らないユーザーは、第2のファイルを介して第1のフ
ァイルにアクセスすることはできない。また、第2のフ
ァイルは第1のファイルより下位に存在していることか
ら、第2のファイルの位置情報から第1のファイルの位
置情報を知ることはできない。つまり、第1のファイル
の位置情報を特定のユーザーにだけ知らせれば、そのユ
ーザーだけに第1のファイルを閲覧させることができ
る。
【0034】したがって、第1のファイルの閲覧に際し
て特別なユーザー認証処理が必要ない。よって、ユーザ
ーに対してパスワード等の認証情報を発行する必要がな
いので、ユーザーは認証情報を管理する必要がない。
【0035】また、ユーザーに対して第2のファイルの
位置情報をしらせ、第1のファイル位置情報を知らせな
ければ、ユーザーは第1のファイルの存在を知ることは
できない。したがって、ユーザーは自らに開示されてい
ない情報の存在を知ることがない。つまり、ユーザーに
対して不快感を抱かせることがない。
【0036】さらに、ユーザーに対して第1のファイル
の位置情報を知らせれば、当該ユーザーは迅速に第1の
ファイルにアクセスすることができる。
【0037】(2)本発明に係る情報管理装置では、前
記第1のファイルは、前記第2のファイルの位置情報か
ら想像することができない位置情報により特定され、前
記第2のファイルは、前記第1のファイルの位置情報か
ら想像することができる位置情報により特定される。
【0038】これにより、第2のファイルから第1のフ
ァイルの位置情報を想像することはできないので、第2
のファイルの位置情報を知らせても、当該ユーザーは第
1のファイルにアクセスすることはできない。
【0039】(3)本発明に係る情報管理装置では、第
1のファイルと第2のファイルとが階層構造を有してお
り、各々のファイルは記録部における位置関係を示す位
置情報と関連付けられて当該記録部に記録されており、
前記第1のファイルは、前記第2のファイルの位置情報
から想像することができない位置情報を有しており、か
つ、当該第2のファイルの位置情報に基づくリンク情報
を有しており、前記第2のファイルは、前記第1のファ
イルの位置情報から想像することができる位置情報を有
しており、かつ、当該第1のファイルの位置情報に基づ
くリンク情報を有していない。
【0040】これにより、第1のファイルの位置情報を
知らないユーザーは、第2のファイルを介して第1のフ
ァイルにアクセスすることはできない。また、第2のフ
ァイルから第1のファイルの位置情報を想像することは
できないので、第2のファイルの位置情報を知らせて
も、当該ユーザーは第1のファイルの位置情報を知るこ
とはできない。つまり、第1のファイルの位置情報を特
定のユーザーにだけ知らせれば、そのユーザーだけに第
1のファイルを閲覧させることができる。
【0041】したがって、第1のファイルの閲覧に際し
て特別なユーザー認証処理が必要ない。よって、ユーザ
ーに対してパスワード等の認証情報を発行する必要がな
いので、ユーザーは認証情報を管理する必要がない。
【0042】また、ユーザーに対して第2のファイルの
位置情報を知らせ、第1のファイル位置情報を知らせな
ければ、ユーザーは第1のファイルの存在を知ることは
できない。したがって、ユーザーは自らに開示されてい
ない情報の存在を知ることがない。つまり、ユーザーに
対して不快感を抱かせることがない。
【0043】さらに、ユーザーに対して第1のファイル
の位置情報を知らせれば、当該ユーザーは迅速に第1の
ファイルにアクセスすることができる。
【0044】(4)本発明に係る情報管理装置では、複
数のファイルが階層構造に基づいて記録部に記録されて
おり、当該各ファイルは、前記記録部における位置を表
す位置情報によって、特定することができる情報管理装
置であって、前記複数のファイルの中の一のファイル
は、位置情報に関して当該ファイルの直近上位に位置す
るファイルに対するリンク情報を有しており、かつ、位
置情報に関して当該ファイルの直近下位に位置するファ
イルに対するリンク情報を有していない。
【0045】これにより、当該一のファイルの位置情報
を知らないユーザーは、直近上位のファイルを介して当
該一のファイルにアクセスすることはできない。また、
直近上位のファイルから、当該一のファイルの位置情報
を知ることはできない。つまり、当該一のファイルの位
置情報を特定のユーザーにだけ知らせれば、そのユーザ
ーだけに第1のファイルを閲覧させることができる。
【0046】したがって、当該一のファイルの閲覧に際
して特別なユーザー認証処理が必要ない。よって、ユー
ザーに対してパスワード等の認証情報を発行する必要が
ないので、ユーザーは認証情報を管理する必要がない。
【0047】また、直近下位のファイルを介しては、当
該一のファイルにアクセスすることができる。したがっ
て、当該一のファイルに対して直近下位に位置するファ
イルの位置情報を知るユーザーは、直近下位のファイル
とともに、当該一のファイルにもアクセスすることがで
きる。つまり、ユーザーによって知らせる位置情報を変
えることによって、ユーザーに対する情報の開示を選択
することができる。
【0048】さらに、ユーザーに対して直近上位のファ
イルの位置情報をしらせ、当該一のファイル位置情報を
知らせなければ、ユーザーは当該一のファイルの存在を
知ることはできない。したがって、ユーザーは自らに開
示されていない情報の存在を知ることがない。つまり、
ユーザーに対して、開示されていない情報の存在による
不快感を抱かせることがない。
【0049】さらに、ユーザーに対して当該一のファイ
ルの位置情報を知らせれば、当該ユーザーは迅速に当該
一のファイルにアクセスすることができる。
【0050】(5)本発明に係る情報管理装置では、複
数のファイルが階層構造を有しており、当該各ファイル
は、前記記録部における位置を表す位置情報によって、
特定することができる情報管理装置であって、前記複数
のファイルの中の一のファイルは、位置情報に関して当
該ファイルの直近上位に位置するファイルに対するリン
ク情報を有しており、かつ、位置情報に関して当該ファ
イルの直近下位に位置するファイルに対するリンク情報
を有しており、かつ、前記直近上位に位置するファイル
の位置情報から想像することができない位置情報を有し
ている。
【0051】これにより、前記一のファイルの位置情報
を知らないユーザーは、直近上位のファイルを介して当
該一のファイルにアクセスすることはできない。また、
直近上位のファイルから当該一のファイルの位置情報を
想像することはできないので、直近上位のファイルの位
置情報を知らせても、当該ユーザーは当該一のファイル
の位置情報を知ることはできない。つまり、当該一のフ
ァイルの位置情報を特定のユーザーにだけ知らせれば、
そのユーザーだけに当該一のファイルを閲覧させること
ができる。
【0052】したがって、第1のファイルの閲覧に際し
て特別なユーザー認証処理が必要ない。よって、ユーザ
ーに対してパスワード等の認証情報を発行する必要がな
いので、ユーザーは認証情報を管理する必要がない。
【0053】また、ユーザーに対して直近上位のファイ
ルの位置情報を知らせ、当該一のファイル位置情報を知
らせなければ、ユーザーは当該一のファイルの存在を知
ることはできない。したがって、ユーザーは自らに開示
されていない情報の存在を知ることがない。つまり、ユ
ーザーに対して、開示されていない情報に存在による不
快感を抱かせることがない。
【0054】さらに、ユーザーに対して当該一のファイ
ルの位置情報を知らせれば、当該ユーザーは迅速に当該
一のファイルにアクセスすることができる。
【0055】(6)本発明に係る情報管理装置では、前
記位置情報は、少なくとも一部が、規則性に基づくこと
なく選択された文字、数字若しくは記号またはこれらの
結合により生成されている。これにより、あるのファイ
ルの位置情報から他のファイルの位置情報を知ること
は、不可能となる。したがって、あるファイルから、当
該ファイルにおいてリンク情報がない他のファイルへア
クセスすることは不可能となるので、当該他のファイル
の秘匿性を完全に保つことができる。
【0056】(7)本発明に係る情報管理装置では、前
記位置情報は、インターネットのURLである。これによ
り、インターネット環境においても、第2のファイルに
対する第1のファイルの秘匿性を保つことができる。
【0057】(8)本発明に係る情報の管理方法では、
第1のファイルと第2のファイルとが階層構造を有して
おり、各々のファイルは当該階層構造における位置関係
を示す位置情報と関連付けられて記録部に記録されてお
り、前記第1のファイルに対して、前記第2のファイル
の位置情報から想像することができない位置情報を付与
し、前記第2のファイルに対して、前記第1のファイル
の位置情報から想像することができる位置情報を付与
し、前記第1のファイルに対して、前記第2のファイル
の位置情報に基づくリンク情報を付与し、前記第2のフ
ァイルに対して、前記第1のファイルの位置情報に基づ
くリンク情報を付与する。
【0058】これにより、第1のファイルの位置情報を
知らないユーザーは、第2のファイルを介して第1のフ
ァイルにアクセスすることはできない。また、第2のフ
ァイルは第1のファイルより下位に存在していることか
ら、第2のファイルの位置情報から第1のファイルの位
置情報を知ることはできない。つまり、第1のファイル
の位置情報を特定のユーザーにだけ知らせれば、そのユ
ーザーだけに第1のファイルを閲覧させることができ
る。
【0059】したがって、第1のファイルの閲覧に際し
て特別なユーザー認証処理が必要ない。よって、ユーザ
ーに対してパスワード等の認証情報を発行する必要がな
いので、ユーザーは認証情報を管理する必要がない。
【0060】また、ユーザーに対して第2のファイルの
位置情報をしらせ、第1のファイル位置情報を知らせな
ければ、ユーザーは第1のファイルの存在を知ることは
できない。したがって、ユーザーは自らに開示されてい
ない情報の存在を知ることがない。つまり、ユーザーに
対して不快感を抱かせることがない。
【0061】さらに、ユーザーに対して第1のファイル
の位置情報を知らせれば、当該ユーザーは迅速に第1の
ファイルにアクセスすることができる。
【0062】ここで、請求の範囲における構成要素と実
施例における構成要素との対応関係を示す。「情報提供
システム」は、インターネットを介したホストコンピュ
ータ1およびパーソナルコンピュータ3により構成され
るネットワークシステムに、「情報提供システム」はホ
ストコンピュータ1に、「通信端末」はパーソナルコン
ピュータ3に、それぞれ対応する。
【0063】「通信環境」は、インターネットに対応す
る。
【0064】「第1のファイル」は、ファイルF33、
F35、F37、F43に対応する。「第2のファイ
ル」は、ファイルF33についてはファイルF33に、
ファイルF35についてはファイルF33に、ファイル
F37についてはファイルF33に、ファイルF43に
ついてはファイルF41に対応する。
【0065】「階層構造」は、ホームページを構成する
ファイルのツリー構造(図7参照)に対応する。
【0066】「記録部」は、ホスト1のハードディスク
43に対応する。
【0067】「位置情報」は各ファイルのURLに、「リ
ンク情報」は各ファイル有するリンクに、それぞれ対応
する。
【0068】「一のファイル」は、ファイルF31、F
33、F41に対応する。また、「直近上位に位置する
ファイル」は、ファイルF31についてはファイルF1
に、ファイルF33についてはファイルF31に、ファ
イルF41についてはファイルF1に、それぞれ対応す
る。さらに、「直近下位に位置するファイル」は、ファ
イルF31についてはファイルF33に、ファイルF3
3についてはファイルF35若しくはF37に、ファイ
ルF41についてはファイルF43に、それぞれ対応す
る。
【0069】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態] 1. 発明の概要 本発明に係る情報管理装置の第1の実施形態の概要を、
図1を用いて説明する。ホストコンピュータ1(以下、
ホスト1とする。)は、インターネットを介して、通信
端末であるパーソナルコンピュータ3と接続されてい
る。
【0070】1. ホスト1は、ホームページに関する
ファイルを記録保持している。ファイルは、ツリー構造
を有しており、ファイルF55はファイルF50よりも
下位に存在している。ファイルF55は、ファイルF5
0に対するリンクを有している。一方、ファイルF50
は、ファイルF55に対するリンクを有していない。
【0071】2. ホスト1は、パーソナルコンピュータ
3のユーザーに応じて、ファイルF50のURL(Uniform
Resource Locator)を含む電子メール若しくはファイ
ルF55のURLを含む電子メールを送信する。
【0072】3. この電子メールを受け取ったパーソナ
ルコンピュータ3は、ファイルF50若しくはF55に
直接的にアクセスすることができる。
【0073】4. ファイルF50のアドレスを有する電
子メールを受け取ったユーザーは、ファイルF50にア
クセスすることはできるが、ファイルF55にアクセス
することはできず、また、ファイルF55の存在すら知
り得ない。
【0074】5. ホスト1は、特定のユーザーにのみ、
ファイルF55を閲覧させることができる。
【0075】2. ハードウェア構成 2.1 システム構成 図2に示すようにホスト1は、インターネットを介し
て、パーソナルコンピュータ3a、3b、3c・・・と
接続されている。ホスト1は、パーソナルコンピュータ
3a等に対して、電子メールを送信する。また、パーソ
ナルコンピュータ3a等からアクセスを受けると、当該
パーソナルコンピュータ3a等が所望するホームページ
のファイルを送信する。
【0076】2.2 ホスト1のハードウェア構成 図3にホスト1のハードウェア構成を示す。ホスト1
は、CPU41、メモリ42、ハードディスク43、キー
ボード44、マウス45、ディスプレイ46、CD-ROMド
ライブ47および通信ボード48を備えている。
【0077】CPU41は、ハードディスク43(以下、H
DD43とする。)に記録されているオペレーションシス
テム(OS)等に基づいた処理を行う。メモリ42は、CP
U41に対して作業領域を提供する。HDD43は、各種プ
ログラムおよびデータを記録保持する。図4に、ホスト
1のHDD43に記録されているデータの内容を示す。HDD
43には、OS、WWWサーバー用アプリケーション、メー
ルサーバー用アプリケーション、ホームページを構成す
るファイル等が記録されている。
【0078】OSは、ホスト1で行われる各種の処理を制
御するためのプログラムである。また、外部のパーソナ
ルコンピュータ3a等からのアクセスを制御するための
プログラムでもある。
【0079】WWWサーバー用アプリケーションは、OSが
処理したパーソナルコンピュータ3a等からのアクセス
に基づいて、所定のファイルを送信するためのプログラ
ムである。
【0080】メールサーバー用アプリケーションは、外
部のパーソナルコンピュータ3a等に、電子メールを送
信するためのプログラムである。
【0081】ホームページを構成するファイルについて
は、後述する。
【0082】図3に戻って、キーボード44、マウス4
5は、外部からの命令を受け付ける。ディスプレイ46
は、ユーザーインターフェイス等の画像を表示する。CD
-ROMドライブ47は、OS、WWWサーバー用アプリケーシ
ョン、メールサーバー用アプリケーションが記録されて
いるCD-ROMから各プログラムを読み取る。通信ボード4
8は、インターネット等に接続する通信回路を有してお
り、外部の通信機器とデータのやり取りを行う。
【0083】2.3 パーソナルコンピュータ3a等の
ハードウェア構成 次に、パーソナルコンピュータ3a等のハードウェア構
成を図5に基づいて説明する。パーソナルコンピュータ
3a等は、CPU51、メモリ52、ハードディスク53
(以下、HDD53とする。)、キーボード54、マウス
55、ディスプレイ56、CD-ROMドライブ57および通
信ボード58を備えている。
【0084】CPU51は、HDD53に記録されているプロ
グラムに基づいた処理を行う。メモリ52は、CPU51
に対して作業領域を提供する。HDD53は、各種プログ
ラムおよびデータを記録保持する。図6に、パーソナル
コンピュータ3a等のHDD53に記録されているデータ
の内容を示す。HDD53には、オペレーティングシステ
ム(以下、OSとする。)、ウェブ用ブラウザ、メール用
アプリケーション等が記録されている。
【0085】OSは、パーソナルコンピュータ3a等で行
われる各種の処理を制御する。また、外部のホスト1等
との通信を制御する。
【0086】ウェブ用ブラウザは、ホスト1から受信し
たファイルを処理し、ディスプレイ上に当該ファイルを
表示する。また、ユーザーからキーボード54等を介し
て獲得したURLを、OSに送信する。
【0087】メールサーバー用アプリケーションは、OS
が受信した電子メールを、ディスプレイ56上に表示す
る。
【0088】図5に戻って、キーボード54、マウス5
5は、外部からの命令を受け付ける。ディスプレイ56
は、ユーザーインターフェイス等の画像を表示する。CD
-ROMドライブ57は、オペレーティングシステム(以
下、OSとする。)、ウェブ用ブラウザ、メール用アプリ
ケーションが記録されているCD-ROMからそれぞれのプロ
グラムを読み取る。通信ボード48は、インターネット
等に接続する通信回路を有しており、外部の通信機器と
データのやり取りを行う。
【0089】3.ホームページのツリー構造 次に、HDD43に記録されているホームページを構成す
るファイルF1〜F43のツリー構造の一例を図7に基
づいて説明する。なお、図7に示す各ファイルにおい
て、各ファイル内に示されているファイル番号(F11
等)は、当該ファイルへのリンクを表している。
【0090】ファイルF1はいわゆる表紙ページであ
り、ホームページにおけるツリー構造の最上位に位置す
る。
【0091】ファイルF1の下位には、従来の実施形態
と同様に(図20参照。)、複数のブランチ(枝)B1
〜B4が配置されている。ファイルF1から各ブランチ
の最上位に位置するファイルF11、F21、F31、
F41へアクセスできるように、ファイルF1は、ファ
イルF11、F21、F31、F41へのリンクを有し
ている。また、ファイルF11、F21、F31及びF
41は、それぞれ、表紙ページであるファイルF1への
リンクを有している。
【0092】ファイルF11、F13によるブランチB
1は、企業情報に関するものである。ファイルF11
は、本社や支社の住所や電話番号等の一般的な企業情報
を有している。ファイルF13は、本社へのアクセス地
図を有している。
【0093】ファイルF11は、ファイルF11からフ
ァイルF13へアクセスできるように、ファイルF13
へのリンクを有している。一方、ファイルF13は、フ
ァイルF11へのリンクを有している。
【0094】ファイルF21、F23、F25、F27
によるブランチB2は、製品情報に関するものである。
ファイルF21は、製品の一覧を有している。ファイル
F23は、ファイルF21に含まれる製品Aに関する製
品情報を有している。また、ファイルF25は、ファイ
ルF21に含まれる製品Bに関する製品情報を有してい
る。さらに、ファイルF27は、製品Bに関する詳細情
報を有している。
【0095】ファイルF21は、ファイルF21からフ
ァイルF23及びファイルF25へアクセスできるよう
に、ファイルF23、F25へのリンクを有している。
一方、ファイルF23、F25は、ファイルF21への
リンクを有している。
【0096】また、ファイルF25からファイルF27
へアクセスできるように、ファイルF25は、ファイル
F27へのリンクを有している。一方、ファイルF27
は、ファイルF25へのリンクを有している。
【0097】ファイルF31、F33、F35、F37
からなるブランチB3は、製品A、Bのユーザーである
代理店Xに関するものである。ファイルF31は、代理
店Xの住所や電話番号等の一般的な情報を有している。
ファイルF33は、代理店Xの一般的な利用客に対する
特典情報を有している。ファイルF35は、代理店Xで
会員登録をした会員客に対する特典情報を有している。
ファイルF37は、前述の会員客であり、かつ、ある額
以上の買い物をしてくれた特別客に対する特典情報を有
している。
【0098】ファイルF33は、ファイルF31に対す
るリンクを有しており、ファイルF31は、ファイルF
33に対するリンクを有していない。つまり、ファイル
F31は、当該ファイルの直近上位に位置するファイル
F1に対するリンクを有しており、かつ、当該ファイル
の直近下位に位置するファイルF33に対するリンクを
有していない。
【0099】さらに、ファイルF35およびF37は、
ファイルF33に対するリンクを有している。一方、フ
ァイルF33は、ファイルF35およびF37に対する
リンクは有していない。
【0100】つまり、ファイルF33は、当該ファイル
の直近上位に位置するファイルF31に対するリンクを
有しており、かつ、当該ファイルの直近下位に位置する
ファイルF35に対するリンクを有していない。
【0101】ファイルF41、F43からなるブランチ
B4は、製品A、Bのユーザーである代理店Yに関する
ものである。ファイルF41は、代理店Yの住所や電話
番号等の一般的な情報を有している。ファイルF43
は、代理店Yの利用客に対する特典情報を有している。
【0102】ファイルF43は、ファイルF11に対す
るリンクを有しており、ファイルF41は、ファイルF
34に対するリンクを有していない。つまり、ファイル
F41は、当該ファイルの直近上位に位置するファイル
F1に対するリンクを有しており、かつ、当該ファイル
の直近下位に位置するファイルF43に対するリンクを
有していない。
【0103】4.ホームページを構成するファイルの記
録構造 以上のような、各ファイルのHDDに対する記録状態を
図8に示す。図8に示す記録状態は、図7に示すホーム
ページのツリー構造を反映した記録構造となっている。
つまり、図7で上位に位置するファイルは、図8に示す
記録構造においても、上位に位置するように配置されて
いる。
【0104】例えば、ファイルF33は、ルート下のフ
ォルダーB3下のフォルダーB31に配置される。ま
た、ファイルF35は、ルート下のフォルダーB3下の
フォルダーB31下のフォルダーB33に配置される。
【0105】他のファイルについても同様に、ホームペ
ージのツリー構造において下位に位置するファイル(例
えば、ファイルF33)は、HDD43の記録構造におい
ては、前記ツリー構造において直近上位に位置するファ
イル(ファイルF31)と同じ階層に配置されるフォル
ダー(フォルダーB31)内に配置される。
【0106】図7に示すツリー構造を有するホームペー
ジの各ファイルを、HDD43上に図8に示す記録構造に
基づいて記録するようにすることによって、ツリー構造
と記録構造とが一致し、HDD上のファイルの配置間違
いの発見やツリー構造の変更に対する対応等を容易に行
うことができる。
【0107】5. ファイルのURL5.1 各ファイル
のURL 次に、図8に示す各ファイルのインターネット上におけ
るURLについて説明する。まず、前提として、企業ab
cは、ドメインネームとして「abc.co.jp」を有してい
るものとする。この場合における各ファイルのURLは以
下のようになる。
【0108】A) ファイルF1(表紙ページ)につい
て 表紙ページであるファイルF1については、一般的に、
ファイル名「index.htm」が付される。これは、以下の
ような理由による。
【0109】URLの記述形式は、「アクセス手段://ホス
ト名.ドメイン名/パス名/ファイル名」である。通信端
末であるパーソナルコンピュータ3を利用するユーザー
が、所望のページにアクセスする際には、WWWブラウザ
の所定の領域に、前述の記述形式にしたがったURLを記
述する。
【0110】しかし、ユーザーがURLとして「アクセス
手段://ホスト名.ドメイン名/パス名/」でしか記述しな
かった場合、WWWブラウザは、そのURLは「アクセス手
段://ホスト名.ドメイン名/パス名/index.htm」である
と解釈して、当該URLに対応するファイルを要求する。
【0111】したがって、ユーザーがパス名までしか入
力しない場合に、WWWブラウザ上に何も表示されない状
態をできるだけ防止すべく、「ホスト名.ドメイン名/パ
ス名/」で特定されるフォルダーに、「index.htm(もし
くは、index.html)」をファイル名に有するファイルを
配置するのが一般的である。
【0112】したがって、ファイルF1のURLは、「htt
p://www.abc.co.jp/index.htm」となる。
【0113】B) ファイルF11、F21、F31、
F41について ファイルF11、F21、F31、F41については、
図8に示すように、それぞれフォルダーB1、B2、B
3、B4に配置されている。本実施形態においては、各
ファイルはHTML形式のファイルである。また、ファイル
F1以外のファイルに関するファイル名は、各ファイル
に付している「F数字」を「f数字.htm」としたものと
している。例えば、ファイルF33のファイル名は「f3
3.htm」となる。
【0114】また、図7に示すブランチB1に属するフ
ァイルを全て含むフォルダーについては、当該ブランチ
の最上位に位置するファイル名から識別子を取り除いた
ものである「f1」をフォルダー名としている。他のブラ
ンチについても同様である。
【0115】したがって、ファイルF11のURLは「htt
p://www.abc.co.jp/f1/f11.htm」、ファイルF21のUR
Lは「http://www.abc.co.jp/f2/f21.htm」、ファイルF
31のURLは「http://www.abc.co.jp/f3/f31.htm」、フ
ァイルF41のURLは「http://www.abc.co.jp/f4/f41.h
tm」となる。
【0116】C) ファイルF23、F25、F33に
ついて ファイルF23、F25については、図8に示すよう
に、フォルダーB21に配置される。フォルダーB21
には、当該フォルダーと同一階層に属するファイルF2
1のファイル名「f21.htm」から識別子を取り除いた「f
21」をフォルダー名としている。
【0117】したがって、ファイルF23のURLは「htt
p://www.abc.co.jp/f2/f21/f23.htm」、ファイルF25
のURLは「http://www.abc.co.jp/f2/f21/f25.htm」とな
る。また、フォルダーB31についても、フォルダーB
21と同様にして、フォルダー名「f31」としている。
したがって、ファイルF33のURLは「http://www.abc.
co.jp/f3/f31/f33.htm」となる。
【0118】D) ファイルF13、F27、F35、
F37、F43について ファイルF13、F27、F35、F37、F43につ
いては、図8に示すように、当該ファイルより上位に位
置するファイルのファイル名から識別子を取り除いたフ
ォルダー名を有するフォルダ内に配置されている。した
がって、ファイルF13のURLは「http://www.abc.co.j
p/f1/f11/f13.htm」、ファイルF27のURLは「http://
www.abc.co.jp/f2/f21/f25/f27.htm」、ファイルF35
のURLは「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f33/f35.ht
m」、ファイルF37のURLは「http://www.abc.co.jp/F
3/F31/F33/F37.htm」、ファイルF43のURLは「http:/
/www.abc.co.jp/f4/f41/f43.htm」となる。
【0119】5.2 ツリー構造におけるURLの関係 前述のようなURLを有するファイルにおいて、ファイル
F33とファイルF35、F37との関係を説明する。
ファイルF33のURLは「http://www.abc.co.jp/f3/f31
/f33.htm」である。また、ファイルF35のURLは「htt
p://www.abc.co.jp/f3/f31/f33/f35.htm」、ファイルF
37のURLは「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f33/f37.h
tm」である。
【0120】ファイルF35のURL「http://www.abc.c
o.jp/f3/f31/f33/f35.htm」から、「/f35」の部分を消
去するとURL「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f33.htm」
となり、ファイルF33のURLと同じものとなる。この
ように、ファイルF35のURLの一部を消去するだけ
で、ファイルF33のURLを生成することができる。
【0121】つまり、ファイルF35のURLから、ファ
イルF33のURLを想像することが可能である。一方、
ファイルF33のURL「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f
33.htm」からファイルF35のURL「http://www.abc.c
o.jp/f3/f31/f33/f35.htm」を想像することは不可能で
ある。
【0122】なお、ファイルF33とファイルF37の
関係についても同様である。さらに、ファイルF41と
ファイルF43との関係についても同様である。
【0123】6.ファイルの閲覧 図7及び図8に示す企業abcホームページを、第三者
が閲覧する場合について、図9〜11を用いて説明す
る。以下において、企業abcのホームページを、A)
一般的な第3者P1が閲覧する場合、B)販売店Xの一
般客P3が閲覧する場合、C)販売店Xの特別客P5が
閲覧する場合、について説明する。
【0124】A)一般的な第3者P1が閲覧する場合 一般的な第3者P1が企業abcのホームページを閲覧
する場合を図9を用いて説明する。第3者は、表紙ペー
ジであるファイルF1、企業情報が記述されているファ
イルF11及びF13、製品情報が記述されているファ
イルF21、F23、F25及びF27、販売店Xに関
する一般的な情報が記述されているファイルF31及び
販売店Yに関する一般的な情報が記述されているファイ
ルF41には、自由にアクセスすることができる。
【0125】しかし、ファイルF31にはファイルF3
3に対するリンクが設けられていない。したがって、当
該第3者は、ファイルF31より下位に存在するファイ
ルF33、F35及びF37にアクセスすることはでき
ない。また、ファイルF41より下位に存在するファイ
ルF43についても、同様である。
【0126】このように、第3者は、図9において斜線
で示されるファイルF33、F35、F37、F41に
は、アクセスすることができない。つまり、ファイルF
33、F35、F37、F41に関しては、第3者に対
する秘匿性が確保される。
【0127】B)販売店Xの一般客P3が閲覧する場合 販売店Xの一般客P3が販売店Xより与えられた特典を
確認するためにホームページを閲覧する場合を図10を
用いて説明する。ホスト1は、一般客P3に対して、一
般客用の特典が記載されたファイルのURLが記述された
電子メールを送信する。一般客P3は、自らのパーソナ
ルコンピュータ3を利用して、送信された電子メールを
確認する。これにより、一般客P3は、ファイルF33
のURLを知ることができる。
【0128】一般客P3は、獲得したファイルF33の
URLに基づいて、ブラウザを介して、当該ファイルF3
3に直接的にアクセスする。これにより、一般客P3
は、自らに与えられる特典を知ることができる。
【0129】ただし、一般客P3は、ファイルF35、
F37にアクセスすることはできない。また、その存在
すら知ることはできない。
【0130】なぜなら、一般客P3がアクセスすること
ができるファイルF33には、ファイルF35、F37
に対するリンクがないからである。また、ファイルF3
5、F37の存在は、一般的な検索型エンジン及びロボ
ット型エンジンを利用しても知り得ないことから、一般
客P3は、ファイルF35、F37へアクセスすること
は不可能である。
【0131】このように、販売店Xの一般客P3は、図
10において斜線で示されるファイルF35、F37、
F41には、アクセスすることができない。つまり、フ
ァイルF35、F37、F41に関しては、販売店Xの
一般客に対する秘匿性が確保される。
【0132】販売店Xにしてみれば、一般客P3に対し
て、客のカテゴリーの存在、及びカテゴリーによる特典
の優劣を気づかせることなく、一般客P3に対する特典
のみを提供することができる。
【0133】C)販売店Xの会員客P5が閲覧する場合 販売店Xの会員客P5が販売店Xより与えられた特典を
確認するためにホームページを閲覧する場合を図11を
用いて説明する。ホスト1は、会員客P5に対して、会
員客用の特典が記載されたファイルのURLが記述された
電子メールを送信する。会員客P5は、自らのパーソナ
ルコンピュータ3を利用して、送信された電子メールを
確認する。これにより、会員客P5は、ファイルF35
のURLを知ることができる。
【0134】会員客P5は、獲得したファイルF35の
URLに基づいて、ブラウザを介して、当該ファイルF3
5に直接的にアクセスする。これにより、会員客P5
は、自らに与えられる特典を知ることができる。
【0135】ただし、会員客P5は、ファイルF37に
アクセスすることはできない。また、その存在すら知る
ことはできない。
【0136】なぜなら、会員客P5がアクセスすること
ができるファイルF31、F33、F35には、ファイ
ルF37に対するリンクがないからである。また、前述
のように、ファイルF37の存在は、一般的な検索エン
ジン及びロボット型エンジンを利用しても、知り得ない
ことから、会員客P5は、ファイルF37へアクセスす
ることは不可能である。
【0137】このように、販売店Xの会員客P5は、図
11において斜線で示されるファイルF37、F41に
は、アクセスすることができない。つまり、ファイルF
37、F41に関しては、販売店Xの会員客に対する秘
匿性が確保される。
【0138】販売店Xにしてみれば、会員客P5に対し
て、自らより上位に位置する客のカテゴリーの存在、及
びカテゴリーによる特典の優劣を気づかせることなく、
会員客P5に対する特典のみを提供することができる。
【0139】7.ホスト1の処理 以下において、ホスト1のCPU41の処理について、図
12及び図13に示すフローチャートを用いて説明す
る。なお、以下の処理においては、CPU41は、OSと一
体となった処理を行う。
【0140】CPU41は、メール生成プログラムに基づ
いて、客に送信する電子メールを生成する。CPU41
は、所定の客に対するメール生成信号を受信すると(S
1)、HDD43に記録されている客テーブル(後述)か
ら、当該客に対応するデータを取得する。
【0141】客テーブルT1の一例を図14に示す。客
テーブルT1は、客のお名前を記録する名前記述領域A
1、客カテゴリーを記述するカテゴリー記述領域A3、
客の電子メールアドレスを記述する電子メールアドレス
記述領域A5を有している。
【0142】例えば、客P33は、名前が「P33」、
販売店Xが与えた客カテゴリが「会員」、電子メールア
ドレスが「p33@○○○.ne.jp」、であるとする。
【0143】この場合、客テーブルT1の客P33に関
するデータとして、名前記述領域A1には名前「P3
3」が、カテゴリー記述領域A3には客カテゴリ「会
員」が、電子メールアドレス記述領域A5には電子メー
ルアドレス「p33@○○○.ne.jp」が、それぞれ記述され
る。
【0144】図12に戻って、CPU41は、客テーブル
で取得した客のカテゴリーに基づいて、HDD43に記録
されているカテゴリー/URL対応テーブルT3(後述)
から、所定のURLを取得する。
【0145】ここで、カテゴリ/URL対応テーブルT3
について、図15を用いて説明する。カテゴリ/URL対
応テーブルT3は、客のカテゴリーを記述するカテゴリ
ー記述領域A7およびカテゴリーに属する客に対して閲
覧可能とするホームページのURLを記述するURL記述領域
A9を有している。
【0146】図15における販売店Xに関するカテゴリ
/URL対応テーブルT3では、カテゴリ記述領域A7に
は、カテゴリ「一般客」、「会員客」、「特別客」が記
述され、各カテゴリーに対応するURL記述領域A9に
は、「一般客」に対応してURL「http://www.abc.co.jp/
f3/f31/f33.htm」が、「会員客」に対応してURL「http:
//www.abc.co.jp/f3/f31/f33/f35.htm」が、「特別客」
に対応してURL「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f33/f3
7.htm」が、それぞれ記述される。
【0147】したがって、客P33に対する電子メール
を生成しようとする場合、客テーブルT1から当該客に
対応するカテゴリ「会員客」を取得することになるの
で、カテゴリ/URL対応テーブルT3からは、「会員
客」に対応するURL「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f33
/f35.htm」が取得される。
【0148】図12に戻って、CPU41は、獲得したデ
ータに基づいて、当該客に対応する電子メールを生成す
る(S7)。生成した電子メールの一例を図16に示
す。図12に戻って、CPU41は、生成した電子メール
を送信する(S9)。
【0149】客は、自らのパーソナルコンピュータ3を
利用して、電子メールを受信すると、電子メール用プロ
グラムによって、ディスプレイに図16に示したような
電子メールが表示される。このとき、電子メール用プロ
グラムによっては、当該電子メールに記述されているUR
L部分に、当該URLに対応したリンクを生成する。
【0150】したがって、電子メールを電子メール用プ
ログラムで開いた客は、前述のURL部分を、マウス等で
選択するだけで、所望のホームページへアクセスするこ
とが可能となる。なお、客は、ウェブ用ブラウザを起動
し、所定の場所に電子メールに記述されているURLを記
述し、所定の操作を行うことによって、当該パーソナル
コンピュータ3からホスト1に対して、アクセス信号が
発せられる。これにより、客は、対応するホームページ
へアクセスすることが可能となる。
【0151】次に、図13に基づいて、ホスト1がホー
ムページを構成するファイルを送信する際の処理を説明
する。パーソナルコンピュータ3からホームページを構
成するファイルの要求信号を取得すると、ホスト1のCP
U41は、WWWサーバー用アプリケーションに基づいて、
所定のファイルを送信する。
【0152】CPU41は、ファイル要求信号を取得する
と(S11)、当該信号に含まれているパーソナルコン
ピュータ3のIPアドレスおよび要求するファイルの存在
位置を示すURLを取得し、解析する(S13)。解析し
たURLに基づいて、当該URLに対応したファイルをHDD4
3から取得する(S15)。そして、取得したファイル
を、ステップS13で取得したパーソナルコンピュータ
3のIPアドレスに基づいて、送信する(S17)。
【0153】[第2の実施形態]前述の第1の実施形態
においては、ホームページを構成するファイルのHDD4
3上への記録構造として、図8に示すように、ファイル
F11、F21、F31、F41より下位において配置
されるフォルダーについては、当該フォルダーと同一階
層に配置されるファイルのファイル名から識別子を取り
除いた名前を付している。しかし、本実施形態において
は、前述の記録構造として、ファイルF11、F21、
F31、F41より下位において配置されるフォルダー
について、当該フォルダーと同一階層に配置されるファ
イルと同じ名前とはしていない。
【0154】例えば、フォルダーB1のフォルダー名
は、「B1」としている。他についても同様である。この
場合を、記録構造の一例を図17に示す。
【0155】1. ファイルのURL 1.1 各ファイルのURL 次に、図17に示す各ファイルのインターネット上にお
けるURLについて説明する。まず、前提として、企業a
bcは、ドメインネームとして「abc.co.jp」を有して
いるものとする。この場合における各ファイルのURLは
以下のようになる。なお、ファイルF1については、第
1の実施形態と同様である。
【0156】A) ファイルF11、F21、F31、
F41について ファイルF11、F21、F31、F41については、
図8に示すように、各フォルダーにおいて、唯一に特定
される。したがって、前述のように、パス名までしか入
力しなかったユーザーに対して、WWWブラウザ上に内も
表示されないということがないように、「index.htm」
をファイル名とする場合が多い。本実施例においても、
「index.htm」とする。
【0157】したがって、ファイルF11のURLは「htt
p://www.abc.co.jp/B1/index.htm」、ファイルF21の
URLは「http://www.abc.co.jp/B2/index.htm」、ファイ
ルF31のURLは「http://www.abc.co.jp/B3/index.ht
m」、ファイルF41のURLは「http://www.abc.co.jp/B
4/index.htm」となる。
【0158】B) ファイルF23、F25について ファイルF23、F25については、図8に示すよう
に、各フォルダーにおいて、唯一に特定することができ
ない。よって、ファイルF23、F25については、フ
ァイル名として「index.htm」を与えるのではなく、そ
れぞれ、「f23.htm」、「f25.htm」を与えることとす
る。したがって、ファイルF23のURLは「http://www.
abc.co.jp/B1/B21/f23.htm」、ファイルF25のURLは
「http://www.abc.co.jp/B1/B21/f25.htm」となる。
【0159】C) ファイルF33について ファイルF33については、図8に示すように、各フォ
ルダーにおいて、唯一に特定される。よって、ファイル
F11、F21、F31、F41と同様に、「index.ht
m」とする。ファイルF33のURLは「http://www.abc.c
o.jp/B3/B31/index.htm」となる。
【0160】D) ファイルF13、F27、F35、
F37、F43について ファイルF13、F27、F35、F37、F43につ
いては、図8に示すように、ツリー構造の末端に配置さ
れるものである。したがって、各フォルダーにおいて唯
一に特定されるものであっても「index.htm」をファイ
ル名としていない。ファイルF13のURLは「http://ww
w.abc.co.jp/B1/B11/f13.htm」、ファイルF27のURL
は「http://www.abc.co.jp/B2/B21/B22Ff27.htm」、フ
ァイルF35のURLは「http://www.abc.co.jp/B3/B31/B
32/f35.htm」、ファイルF37のURLは「http://www.ab
c.co.jp/B3/B31/B32/f37.htm」、ファイルF43のURL
は「http://www.abc.co.jp/B4/B41/f43.htm」となる。
【0161】1.2 ツリー構造におけるURLの関係 前述のようなURLを有するファイルにおいて、ファイル
F33とファイルF35、F37との関係を説明する。
ファイルF33のURLは「http://www.abc.co.jp/B3/B31
/index.htm」である。また、ファイルF35のURLは「h
ttp://www.abc.co.jp/B3/B31/B32/f35.htm」、ファイル
F37のURLは「http://www.abc.co.jp/B3/B31/B32/f3
7.htm」である。
【0162】ファイルF35のURL「http://www.abc.c
o.jp/B3/B31/B32/f35.htm」から、「B32/f35.htm」の部
分を消去するとURL「http://www.abc.co.jp/B3/B31/」
となる。このURLをWWWブラウザ上の所定の場所に入力す
ると、前述のようにURL「http://www.abc.co.jp/B3/B31
/index.htm」にアクセスするものとWWWブラウザによっ
て判断される。
【0163】このように、ファイルF35のURLの一部
を消去するだけで、ファイルF33のURLを生成するこ
とができる。つまり、ファイルF35のURLから、ファ
イルF33のURLを想像することが可能である。一方、
ファイルF33のURL「http://www.abc.co.jp/B3/B31/i
ndex.htm」からファイルF35のURL「http://www.abc.
co.jp/B3/B31/B32/f35.htm」を想像することは不可能で
ある。
【0164】なお、ファイルF33とファイルF37の
関係についても同様である。さらに、ファイルF41と
ファイルF43との関係についても同様である。
【0165】[第3の実施形態]前述の第1の実施形態
においては、ホームページを構成するファイルを、HDD
43に記録する際に、図8に示すようなファイル−フォ
ルダーによる記録構造としている。しかし、本実施形態
においては、当該ファイルをHDD43に記録する際に、
フォルダーを生成することなく、全て同一階層に記録す
ることとする。この点が第1の実施形態と異なる点であ
る。
【0166】なお、各ファイルは、図7に示すようにリ
ンクを有していることから、ホームページとしては、ツ
リー構造を有している点は第1の実施形態と同様であ
る。
【0167】図18に、本実施形態におけるHDD43に
記録されたファイルの記録構造を示す。この場合、ファ
イルF33のURLは「http://www.abc.co.jp/f33.htm」
となり、ファイルF35のURLは「http://www.abc.co.j
p/f35.htm」となる。したがって、ファイルF35のURL
からファイルF33のURLを想像することが可能であ
る。
【0168】ファイルF33とファイルF37に関係に
ついても同様である。また、ファイルF41とファイル
F43との関係についても同様である。
【0169】[その他の実施形態]前述の第1〜3の実
施形態においては、各ファイルに「f33.htm」等の単純
な名前を付したことから、当該ファイルのURLについて
も、「http://www.abc.co.jp/f3/f31/f33/f35.htm」や
「http://www.abc.co.jp/B3/B31/B32/f35.htm」単純な
ものとなっている。しかし、各ファイルやフォルダーの
名前をより複雑なものとしてもよい。
【0170】例えば、全く規則性がない、ランダムな文
字及び数字の列をしてもよい。このように、規則性がな
い文字・数字列とすることによって、ツリー構造におい
て上位に位置するファイルから下位に位置するファイル
を想像することが、完全に不可能となる。したがって、
所定のファイルの秘匿性を完全に確保することができ
る。
【0171】なお、ファイル名の全てを規則性がない文
字・数字列としてもよい。また、一部のみを規則性がな
い文字・数字列としてもよい。
【0172】また、前述の第1の実施形態においては、
位置情報としてインターネットにおけるURLを例示した
が、これに限定されるものではない。各ファイルの記録
部における位置を表すことができるものであれば、これ
に限定されない。例えば、固有のネットワークにおける
当該ネットワークに固有のアドレスであってもよい。
【0173】さらに、前述の実施形態においては、ファ
イルとしてHTML形式のものを例示したが、これに限定さ
れるものではない。階層構造に基づいて記録部に記録さ
れ、各ファイルが記録部における位置を表す位置情報に
よって特定することができるものであればよい。例え
ば、特定のアプリケーションのファイル等であってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報管理装置をホストコンピュー
タ1により実現した第1の実施形態の概要を説明する図
である。
【図2】図1におけるホストコンピュータ1をインター
ネットを介して、パーソナルコンピュータ3と接続した
状態を示す図である。
【図3】ホストコンピュータ1のハードウェア構成を示
す図である。
【図4】図3に示すホストコンピュータ1のハードディ
スク43に記録されているデータの一例を示した図であ
る。
【図5】パーソナルコンピュータ3のハードウェア構成
を示した図である。
【図6】図5に示すパーソナルコンピュータ3のハード
ディスク53に記録されているデータの一例を示した図
である。
【図7】ハードディスク43に記録されるホームページ
用ファイルのツリー構造を示した図である。
【図8】図7におけるツリー構造を有するファイルを、
ハードディスク43に記録する際の記録構造を示した図
である。
【図9】図7に示すツリー構造を有するホームページに
おいて、第3者が閲覧することができるファイルを示し
た図である。
【図10】図7に示すツリー構造を有するホームページ
において、販売店Xの一般客が閲覧することができるフ
ァイルを示した図である。
【図11】図7に示すツリー構造を有するホームページ
において、販売店Xの会員客が閲覧することができるフ
ァイルを示した図である。
【図12】ホストコンピュータ1のCPU41の動作を示
すフローチャートである。
【図13】ホストコンピュータ1のCPU41の動作を示
すフローチャートである。
【図14】ホストコンピュータ1のハードディスク43
に記録される客テーブルT1の一例を示した図である。
【図15】ホストコンピュータ1のハードディスク43
に記録されるカテゴリー/URL対応テーブルT3の一例を
示した図である。
【図16】ホストコンピュータ1のCPU41が生成する
電子メールの一例を示した図である。
【図17】図7におけるツリー構造を有するファイル
を、ハードディスク43に記録する際の記録構造の第2
の実施形態を示した図である。
【図18】図7におけるツリー構造を有するファイル
を、ハードディスク43に記録する際の記録構造の第3
の実施形態を示した図である。
【図19】従来のインターネットにおけるホームページ
の閲覧の概要を示した図である。
【図20】図19におけるホストコンピュータ100の
ハードディスク105に記録されるホームページを構成
するファイルのツリー構造の一例を示した図である。
【図21】図20におけるツリー構造を有するファイル
を、ハードディスク105に記録する際の記録構造を示
した図である。
【符号の説明】
1・・・・・ホストコンピュータ 3・・・・・パーソナルコンピュータ 43・・・・・ハードディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月5日(2001.10.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図5】
【図7】
【図8】
【図14】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図15】
【図11】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のファイルについて通信環境における
    自らの位置を表す位置情報に基づいて当該第1のファイ
    ルに関する要求信号を送信し、第2のファイルについて
    前記位置情報に基づいて当該第2のファイルに関する要
    求信号を送信する通信端末、 前記第1のファイルに関する要求信号を受信すると、当
    該第1のファイルを送信し、前記第2のファイルに関す
    る要求信号を受信すると、当該第2のファイルを送信す
    る情報提供装置、 を有する情報提供システムであって、 前記情報提供装置は、 第1のファイルと第2のファイルとを、階層構造に基づ
    いて記録部に記録しており、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対して前
    記階層構造において下位の位置を表す位置情報により特
    定され、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対するリ
    ンク情報を有しており、 前記第2のファイルは、前記第1のファイルに対するリ
    ンク情報を有していないこと、 を特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】第1のファイル及び第2のファイルは、記
    録部における位置を表す位置情報によって特定すること
    ができ、当該第1のファイルと第2のファイルとが、階
    層構造に基づいて前記記録部に記録されている情報管理
    装置であって、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対して前
    記階層構造において下位の位置を表す位置情報により特
    定され、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対するリ
    ンク情報を有しており、 前記第2のファイルは、前記第1のファイルに対するリ
    ンク情報を有していないこと、 を特徴とする情報提供装置。
  3. 【請求項3】請求項2に係る情報管理装置において、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルの位置情報
    から想像することができない位置情報により特定される
    こと、 を特徴とする情報管理装置。
  4. 【請求項4】第1のファイルと第2のファイルとが階層
    構造を有しており、各々のファイルは記録部における位
    置関係を示す位置情報と関連付けられて当該記録部に記
    録されている情報管理装置であって、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルの位置情報
    から想像することができない位置情報を有しており、か
    つ、当該第2のファイルの位置情報に基づくリンク情報
    を有しており、 前記第2のファイルは、当該第1のファイルの位置情報
    に基づくリンク情報を有していないこと、 を特徴とする情報管理装置。
  5. 【請求項5】複数のファイルが階層構造に基づいて記録
    部に記録されており、当該各ファイルは、前記記録部に
    おける位置を表す位置情報によって、特定することがで
    きる情報管理装置において、 前記複数のファイルの中の一のファイルは、位置情報に
    関して当該ファイルの直近上位に位置するファイルに対
    するリンク情報を有しており、かつ、位置情報に関して
    当該ファイルの直近下位に位置するファイルに対するリ
    ンク情報を有していないこと、 を特徴とする情報提供装置。
  6. 【請求項6】複数のファイルが階層構造を有しており、
    当該各ファイルは、前記記録部における位置を表す位置
    情報によって、特定することができる情報管理装置にお
    いて、 前記複数のファイルの中の一のファイルは、 位置情報に関して当該ファイルの直近上位に位置するフ
    ァイルに対するリンク情報を有しており、かつ、位置情
    報に関して当該ファイルの直近下位に位置するファイル
    に対するリンク情報を有しており、かつ、前記直近上位
    に位置するファイルの位置情報から想像することができ
    ない位置情報を有していること、 を特徴とする情報提供装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6に係る情報提供シ
    ステム及び情報管理装置のいずれかにおいて、 前記位置情報は、 少なくとも一部が、ランダムに選択された文字、数字若
    しくは記号またはこれらの結合により生成されているこ
    と、 を特徴とする情報記録装置。
  8. 【請求項8】請求項7に係る情報提供システム及び情報
    管理装置において、 前記位置情報は、 インターネットのURLであること、 を特徴とする情報管理装置。
  9. 【請求項9】第1のファイルと第2のファイルとが階層
    構造を有しており、各々のファイルは当該階層構造にお
    ける位置関係を示す位置情報と関連付けられて記録部に
    記録する情報の管理方法において、 前記第1のファイルに対して、前記第2のファイルの位
    置情報から想像することができない位置情報を付与し、 前記第1のファイルに対して、前記第2のファイルの位
    置情報に基づくリンク情報を付与し、 前記第2のファイルに対して、前記第1のファイルの位
    置情報に基づくリンク情報を付与すること、 を特徴とする情報の管理方法。
  10. 【請求項10】通信環境における自らの位置を表す位置
    情報によって特定することができる第1のファイル及び
    第2のファイルを有するデータであって、 前記第1のファイルと第2のファイルとが階層構造を形
    成しており、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対して前
    記階層構造において下位の位置を表す位置情報により特
    定され、 前記第1のファイルは、前記第2のファイルに対するリ
    ンク情報を有しており、 前記第2のファイルは、前記第1のファイルに対するリ
    ンク情報を有していないこと、 を特徴とするファイルデータ及びファイルデータを記録
    した記録媒体。
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