JP2004511932A - ネットワークを介して第１と第２のエンティティの間において選択されたサーチ結果を伝達するための方法およびシステム - Google Patents

Abstract

サーチ結果セットが、当該サーチ結果セットを構成するデータ・アイテムのハイパーテキスト記述として第１のユーザに伝達される。各ハイパーテキスト記述に隣接してチェック・ボックスが表示され、第１のユーザは、それを使用してサーチ結果セットのサブセットを選択することができる。続いてこのサブセットが第２のユーザに伝達されるが、それにおいてもサブセットのハイパーテキスト記述が用いられる。第２のユーザに対してもチェック・ボックスが表示され、第２のユーザによる、サーチ結果セットをさらに絞り込んだサブセットの選択を可能にする。このようにしてインターネット・ベースのサーチの結果セットの選択されたアイテムが、第１および第２のユーザの間において好都合に伝達される。多数のインターフェースのそれぞれは、サーチ結果セットのデータ・アイテムのハイパーテキスト記述を呈示する。

Description

【０００１】
（発明の分野）
本発明は、ネットワーク・ベースの通信に関し、より詳細に述べれば、データ・アイテムの選択されたサブセットを、インターネット等のネットワークを介して複数のエンティティの間において通信する方法に関する。
【０００２】
（発明の背景）
公開ならびにインタラクティブ通信のプラットフォームとしてのインターネットの爆発的な発展は、インターネットによってアクセス可能な大量のリソースやマテリアルの対応する成長をもたらした。ユーザがこの未曾有の情報をナビゲートできるようにするために、多数のいわゆる「サーチ・エンジン」テクノロジが開発され、各種のブランドの下に展開されている。広く展開されているサーチ・エンジン・テクノロジは、Ａｌｔａ　Ｖｉｓｔａ，　Ｉｎｃ．、Ｉｎｋｔｏｍｉ，　Ｉｎｃ．、およびＧｏｏｇｌｅ，　Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄによって開発されてきた。インターネット・サーチ・エンジンの特徴は、多数の主要なポータル（たとえば、Ｙａｈｏｏ！，Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ ａｎｄ　Ｅｘｃｉｔｅ）にとってユーザをそれらのポータルに惹きつける上で決定的となる。
【０００３】
サーチ・エンジン・テクノロジは、ウェブ・サイトの関係においても広く展開されており、個々のウェブ・サイトのビジターは、関心を持つものである可能性のあるドキュメントもしくはフィーチャーを探し出すことができる。たとえば、カスタマに対する主要通信チャンネルとして機能する多数のコーポレート・ウェブ・サイトは、通常、サーチ・エンジン・テクノロジを採用しており、ユーザは、たとえば特定製品に関係するテクニカル・ドキュメントおよび記事を探し出すことができる。
【０００４】
サーチ・エンジン・テクノロジの使用は、インターネット・ベースの電子マーケットプレースまたは取引所においても広く見ることができる。現在、その種のマーケットプレースは、それらが促進する取引の間における当事者のタイプに従って、ビジネス対コンシューマ（Ｂ２Ｃ）、コンシューマ対コンシューマ（Ｃ２Ｃ）、あるいはビジネス対ビジネス（Ｂ２Ｂ）として分類される。Ｂ２Ｂ取引所の関係においては、特定の会社の購入者が、オンライン取引所を介してサプライヤのインベントリ調査を行うことができ、それらのインベントリは、関連サプライヤによってオンライン取引所に公開されている。同様に、Ｂ２ＣおよびＣ２Ｃ環境においては、潜在的購入者が、関連するマーケットプレースによって採用されているサーチ・エンジン・テクノロジを使用して、複数のサプライヤによる製品のオファーをサーチすることができる。一般受けが実証されている電子マーケットプレースの１つの形式は、コンシューマ指向オンライン・オークション・マーケットプレースであり、サプライヤが、オークション・プロセスを介して販売されることになる製品もしくはサービスのオファーを公開する。分類された広告（たとえば、Ｙａｈｏｏ！　Ｃｌａｓｓｉｆｉｅｄｓ（ヤフー！クラシファイズ））の公開もまた、取引が開設されるオンライン・マーケットプレースに対するパブリッシングとして分類することができる。
【０００５】
その種のオンライン・マーケットプレースの関係においては、サーチ・エンジン・テクノロジの価値が、特に、サプライヤによってその種のマーケットプレースを介してオファーが行われることになる多数の製品もしくはサービスを考えたとき明らかになる。たとえば、カリフォルニア州サンノゼのＥｂａｙ，　Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄによって開発され、運営されている人気のあるオンライン・オークション・ファシリティにおいては、常時、２００万〜４００万のアイテムもしくはサービスが競りに出されている。
【０００６】
オンライン・マーケットプレース上において購入用に用意されている大量の、常に動いているインベントリのサーチにある程度の自動化をもたらすために、多数のオンラインは、自動化されたサーチ機能のオファーを行っている。その種の自動化されたサーチ機能によりユーザは、通常、サーチする用語および条件を定義することができる。オンライン・マーケットプレースは、スケジュールされた時間に、この用語および条件を使用して自動的にサーチを行い、関係するユーザに、それらのサーチの結果を自動的に伝える。このようにして、ユーザが関心を有するアイテムがオンライン・マーケットプレースを介した購入のために用意されると、それを自動的にそのユーザに知らせることができる。
【０００７】
インターネット・ベースのサーチが発生する状況もしくは環境によることなく、結果は、通常、ハイパーテキスト（またはリンク付き）のタイトルのリストもしくはマークアップ言語ドキュメント（たとえば、ハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）ドキュメント）の形式を取る。ユーザは、特定の「サーチのヒット」に関連する詳細をさらに詳しく見る場合に、ハイパーテキストのタイトルを選択し、それに応答してそのタイトルがリンクされているリソースが呼び出される（たとえば、別のＨＴＭＬページを表示することができる）。
【０００８】
ユーザが実際に関心を持つサーチ結果が、そのわずか数パーセントに満たないことは少なくない。
【０００９】
（発明の要約）
本発明によれば、通信ネットワークを介して第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するための方法が提供される。サーチ結果のセットが、第１のエンティティに対し、通信ネットワークを介した送信として伝達される。続いてサーチ結果のサブセットが、第１のエンティティによって選択されているとおりに識別される。サーチ結果のこのサブセットは、さらに、通信ネットワークを介し、第２の送信として第２のエンティティに伝達される。
【００１０】
本発明の別の特徴は、添付図面ならびに次の詳細な説明から明らかなものとなろう。
【００１１】
以下、本発明について、限定としてではなく例示の手段として、添付図面を参照して例証するが、図面においては、類似の要素に類似の参照番号が用いられている。
【００１２】
（詳細な説明）
通信ネットワークを介し、第１と第２のエンティティの間において選択されたサーチ結果セットを伝達するための方法およびシステムを開示する。以下の説明においては、説明を目的とし、本発明の完全に理解できるように多数の具体的な詳細が示されている。しかしながら当業者においては、本発明がこれらの具体的な詳細から離れても実施し得ることが明らかであろう。
【００１３】
（取引ファシリティ）
図１は、一例のネットワーク・ベースの取引ファシリティをインターネット・ベースのオークション・ファシリティ１０の形で示したブロック図である。ここでは本発明の例示の実施形態がオークション・ファシリティの関係において説明されているが、当業者であれば、本発明が多くの各種タイプのコンピュータ・ベース、ならびにネットワーク・ベースの商業ファシリティに応用を見い出すであろうことを認識されよう。
【００１４】
このオークション・ファシリティ１０は、多数のタイプのフロント−エンド・サーバ、すなわちウェブ・ページ（たとえば、マークアップ言語ドキュメント）を配信するページ・サーバ１２の形式で例示した通信サーバ、ウェブ・ページ内に表示されるイメージを動的に配信するピクチャ・サーバ１４、リスティング・サーバ１６、オークション・ファシリティ１０のバック−エンドに対するインテリジェント・インターフェースであるＣＧＩ（またはＩＳＡＰＩ）サーバ１８の形式で例示したプロセッシング・サーバ、およびオークション・ファシリティ１０に対するサーチ要求を取り扱うサーチ・サーバ２０のうちの１ないしは複数を含む。ｅ−メール・サーバ２１は、特にオークション・ファシリティ１０のユーザに対する自動化されたｅ−メール通信を提供する。
【００１５】
バック−エンド・サーバには、データベース・エンジン・サーバ２２、サーチ・インデクス・サーバ２４、およびクレジット・カード・データベース・サーバ２６が含まれ、そのそれぞれが、それぞれのデータベースを維持し、かつそれに対するアクセスを促進する。
【００１６】
インターネット・ベースのオークション・ファシリティ１０は、クライアント・マシン３２上で実行され、かつたとえばインターネット３４等のネットワークを介してファシリティ１０にアクセスするブラウザ（たとえば、ワシントン州レッドモンドのＭｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｃｏｒｐ．（マイクロソフト・コープ）によって配給されているＩｎｔｅｒｎｅｔ　Ｅｘｐｌｏｒｅｒ（インターネット・エクスプローラ））等のクライアント・プログラム３０によってアクセスされる。クライアントがオークション・ファシリティ１０へのアクセスに使用することができるそのほかのネットワークの例としては、ワイド・エリア・ネットワーク（ＷＡＮ）、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）、ワイヤレス・ネットワーク（たとえば、セルラ・ネットワーク）、あるいはプレーン・オールド電話サービス（ＰＯＴＳ）が挙げられる。
【００１７】
（データベース構造）
図２は、少なくとも部分的にオークション・ファシリティ１０を実装し、かつサポートするデータベース・エンジン・サーバ２２によって維持され、それを介してアクセスされる一例のデータベース２３を示したデータベース図である。データベース２３は、一実施形態においてはリレーショナル・データベースとして具体化され、インデクスおよびキーによってリンクされたエントリ、またはレコードを有する多数のテーブルを含んでいる。変形実施形態においてはデータベース２３が、オブジェクト指向データベースにおけるオブジェクトのコレクションとして具体化される。
【００１８】
データベース２３の中心は、オークション・ファシリティ１０の各ユーザに関するレコードを含んでいるユーザ・テーブル４０である。ユーザは、売り手、買い手、あるいはその両方としてオークション・ファシリティ１０内において活動することができる。データベース２３は、ユーザ・テーブル４０にリンクすることができるアイテム・テーブル４２も含む。より詳細に言えば、テーブル４２は、売り手アイテム・テーブル４４および競り手アイテム・テーブル４６を含んでいる。ユーザ・テーブル４０内のユーザ・レコードは、オークション・ファシリティ１０を介してオークションが行われているか、あるいは行われた複数のアイテムにリンクすることができる。リンクは、アイテム・テーブル４２内に存在するレコードが関係するアイテムについて、そのユーザが売り手であるか競り手（つまり買い手）であるかを示す。
【００１９】
またデータベース２３には、アイテム・テーブル４２内の１ないしは複数のアイテム・レコードおよび／またはユーザ・テーブル４０内の１ないしは複数のユーザ・レコードにリンクすることができるノート・レコードが収められるノート・テーブル４８も含まれている。テーブル４８内の各ノート・レコードは、特に、オークション・ファシリティ１０を介してオークションが行われているアイテムに関係するか、あるいはオークション・ファシリティ１０のユーザに関係するコメント、説明、履歴もしくはそのほかの情報を含んでいる。
【００２０】
そのほかにもユーザ履歴エイリアス・テーブル５０、フィードバック・テーブル５２、フィードバック詳細テーブル５３、競りテーブル５４、アカウント・テーブル５６、および差引勘定テーブル５８といった多数のテーブルがユーザ・テーブル４０にリンクされていることが図示されている。
【００２１】
さらにこのデータベース２３は、特に本発明の一例の実施形態を可能にするための４つのテーブルを含むことが示されている。蓄積サーチ・テーブル６０は、思い出すときの便宜のため、あるいはサーチ・サーバ２０による自動サーチを行う目的でユーザによって定義され、かつセーブされているサーチの用語、パラメータならびに条件のレコードをストアしている。蓄積サーチ結果テーブル６２は、多数のレコードによって構成され、そのそれぞれは、特定のユーザによって、あるいは特定のユーザのために行われた特定のサーチの結果をストアしている。例示している現在の実施形態に関しては、その種のサーチの結果が、アイテム・テーブル４２内にストアされているアイテムのリスティングを含むことができる。
【００２２】
蓄積メッセージ・テーブル６４は、デフォルトのメッセージおよびユーザ選択可能なメッセージをストアしている。それらは、本発明に従って、サーチ結果とともに、あるいはサーチ結果のサブセットとともにユーザによる指定に応じて伝達される。蓄積アドレッシー・テーブル６６は、サーチ結果を具体化したメッセージの、デフォルトの、もしくはユーザが選択可能なアドレッシーのコレクションのそれぞれに関するレコードを含んでいる。つまり蓄積アドレッシー・テーブル６６を使用して、ユーザ用のオンライン・アドレス帳をサポートすることができる。
【００２３】
図３Ａは、蓄積サーチ・テーブル６０の実施形態の一例を示している。サーチ識別子フィールド６３は、各サーチ・レコード用の一意的な識別子をストアする。ユーザ識別子フィールド６５は、サーチを行ったユーザ用の識別子をストアし、デフォルト・メッセージ識別子フィールド６９は、蓄積メッセージ・テーブル６４内にストアされているメッセージに対するキーをストアする。関連するサーチのサーチ結果の伝達にはこのキーを伴う必要がある。サーチ文字列フィールド６７は、関心のあるアイテムをサーチ・サーバ２０が探し出すときに使用する１ないしは複数のサーチの用語（もしくはそのほかの条件）を含む。最後のサーチの日付フィールド６８は、関連するストア済みのサーチが最後に行われた日時を記録する。ほかのサーチ・パラメータ・フィールド７０は、サーチに関連付けすることができるフィールドのほかの条件またはパラメータ（たとえば、現在のサーチが認証されていない、あるいはディセーブルされている等）をストアする。
【００２４】
図３Ｂは、一例の蓄積サーチ結果テーブル６２を示している。結果識別子フィールド７２は、サーチ結果のストア済みセットのそれぞれのための一意的な識別子をストアする。アイテム識別子フィールド７４は、アイテム・テーブル４２に対するキーとなり、個々のサーチによって探し出された一意的なオークション・アイテムを識別する識別子をストアする。日付フィールド７６は、関連するサーチが行われた日付を記録し、サーチ識別子フィールド７８は、蓄積サーチ・テーブル６０に対するキーとなり、関連する結果を生成したサーチを識別する識別子をストアする。
【００２５】
（方法−概要）
図４は、第１および第２のユーザ９２および９４の形式で例示した第１および第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するための、本発明の一例の実施形態に従ったインタラクション・シーケンス９０を示したインタラクション図である。このシーケンス９０は、ウェブ・サイト９６により、あるいはそれを介して行われる第１および第２のユーザ９２および９４の間における伝達を容易にするクライアント−サーバ環境を記述しているが、第１および第２のユーザがウェブ・サイト９６を使用せずに直接通信するピア−ツー−ピア環境についても本発明の教示が適用できることを理解されるであろう。
【００２６】
シーケンス９０は、ブロック９８において、サーチの第１のユーザ９２による指定（たとえば、ブール・テキスト・サーチ）から開始する。サーチの指定は、たとえばウェブ・サイト９６から第１のユーザに伝達されるフォーム内にサーチの用語を入力することによって行われる。
【００２７】
ブロック１００においては、サーチ要求が第１のユーザ９２からウェブ・サイト９６に、たとえばＨＴＴＰのＰＵＴ要求として伝達される。
【００２８】
ブロック１０２においては、ウェブ・サイト（たとえば、オークション・ファシリティ１０）がサーチ・サーバ２０を使用してサーチを行い、データ・アイテムを探し出し、それらのデータ・アイテムの結果セットを生成する。ブロック１０４においては、結果セットがウェブ・サイト９６から第１のユーザ９２に対して、たとえば結果セットが具体化されたマークアップ言語ドキュメントの形式で返される。たとえば、この結果セットは、ブロック１０２において行われたサーチによって探し出されたデータ（たとえば、ドキュメント）に対するハイパーテキスト・リンクのリストを含むことができる。
【００２９】
続いてブロック１０６においては、第１のユーザ９２が、サーチ結果セットのサブセットを、たとえばサーチ結果セット内の選択するデータ・アイテムに隣接して備わるチェック・ボックス（またはラジオ・ボタン）をマークすることによって選択する。ブロック１０８においては、選択されたサブセットが、再度第１のユーザ９２からウェブ・サイト９６に、たとえばＨＴＴＰのＰＵＴ要求として、あるいはｅ−メールとして伝達される。さらにオプションで、サーチ結果のサブセットに関連付けして、第２のユーザ９４用の識別子（たとえば、ｅ−メール・アドレス）を、この伝達の一部としてウェブ・サイト９６に伝達することができる。
【００３０】
ブロック１１０においては、ウェブ・サイト９６が、サーチ結果のサブセットをリストする新しいマークアップ言語ドキュメントを生成する。ページ・サーバ１２は、データ・アイテム、もしくはその種のデータ・アイテムに対するハイパーテキスト・リンクを用いてテンプレートを埋めることができる。ブロック１１２においては、このサブセット（たとえば、マークアップ言語ドキュメント内に埋め込まれている）が第２のユーザ９４に伝達される。より詳細に言えば、ｅ−メール・サーバ２１によりＨＴＭＬ−ベースのｅ−メール・メッセージを第２のユーザ９４に伝達する。変形実施形態においては、テキストのｅ−メール・メッセージがブロック１１２において伝達されるが、このテキストのｅ−メール・メッセージは、第２のユーザ９４がサーチ結果のサブセットをリストしているマークアップ・ドキュメントを取り出すことができるネットワーク・ロケーションを識別するユニフォーム・リソース・ロケータ（ＵＲＬ）もしくはそのほかのロケーション識別子を含む。
【００３１】
ブロック１１４において第２のユーザは、ブロック１１２において伝達されたサブセットから、そのサブセットを構成するアイテムに隣接するチェック・ボックスを選択することによって、さらに絞り込んだサーチ結果のサブセットを選択することができる。第２のユーザは、この、さらに絞り込んだサーチ結果のサブセットが伝達されることになる受領者（たとえば、第１のユーザ９２）を識別することもできる。
【００３２】
ブロック１１６においては、サーチ結果の第１のサブセットが第２のユーザ９４からウェブ・サイト９６に返される。続いてブロック１１８においては、ウェブ・サイト９６が、前述のブロック１１０を参照した説明と同様に、さらに絞り込んだサーチ結果のサブセットをリストする新しいマークアップ言語ドキュメントを生成し、その後それがブロック１２０において第１のユーザに伝達される。
【００３３】
必須ではないが、その後、第１のユーザ９２がサーチ結果の、さらにまた絞り込んだサブセットを再び選択し、示されている受領者（たとえば、第２のユーザ９４）に伝達することもできる。ここで認識されるであろうが、このようにしてシーケンス９０は、２ないしはそれ以上のエンティティの間において初期サーチ結果のサブセットが、逐次絞り込まれ、選択されていく伝達を促進する。たとえば、２つのエンティティがサーチ結果セットの関連性を評価している場合には、このシーケンスが都合のよいユーザ−フレンドリな方法を提供し、それによって初期サーチ結果セットが、特定の関連性を有するか、特定のアクション求めることができるデータ・アイテムにまでそのサーチ結果が絞り込まれる。
【００３４】
ここで注意する必要があるが、シーケンス９０は多数の応用の任意の１つを持つことが可能であり、多数の環境のいずれにおいて具体化されてもよい。たとえば、シーケンス９０を使用して多数のオンライン（またはインターネット・ベースの）サーチのいずれかのサーチ結果セットを絞り込むことができる。その種のサーチの例としては、Ｙａｈｏｏ！，　Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄによって一般的にオファーが行われているサーチの任意の１つを挙げることができる（たとえば、ウェブ・サイト、ニュース、オークション、分類された広告、イメージ、オーディオ、製品、ビジネス、および友達ほか多数のサーチ）。
【００３５】
図５は、具体的な一例の環境を示しており、その環境内においてシーケンス９０を使用することができる。より詳細に言えば、Ｅｂａｙ，　Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ、Ｙａｈｏｏ！，　Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ、およびＡｍａｚｏｎ．ｃｏｍによって運営されているようなネットワーク・ベースのオークション・ファシリティ１０が、自動化された「監視」サービスをユーザに与え、それにより自動化されたサーチが周期的に行われて、ユーザ指定のサーチ基準を使用して識別された、ユーザにとって関心のあるオークション・アイテムが探し出されるといったことが可能になる。広いユーザ基盤に対するこの自動化された「監視」サービスの提供に加えて、会社および規制当局がこのサービスを使用し、規則に反する、あるいは不法なアイテムに関してネットワーク・ベースのオークション・ファシリティ１０をモニタすることもできる。その種のアイテムには、たとえば著作権を侵害している記事、認可されていないイミテーション製品、認可されていない商標の使用等を含めることができる。さらに規制当局は、この自動化された「監視」サービスを使用して、薬物、武器等の不法アイテムの販売の試みを検出することもできる。
【００３６】
「監視」サービスのユーザが、オークション・ファシリティ１０を介したオークション用にアップされている特定アイテムの存在について知らせる自動化された通知を受信すると、そのユーザ（たとえば、会社もしくは規制当局）は、オークション・ファシリティ１０の管理者に対してオークション・ファシリティ１０から特定アイテムの削除を求める要求を希望することがある。そのためには、問題を生じるアイテムがオークション・ファシリティ１０の管理者に報告されなければならず、続いて管理者が、関連アイテムの再検討を独立に行って、適当であればアイテムを削除する。その後、管理者は、通常、モニタを行っているユーザに対してアイテムの削除の有無に関して報告する必要がある。
【００３７】
ここで認識されようが、問題を生じる可能性のある多数のアイテムが自動化された監視サービスによって探し出され、それがモニタを行っているユーザ（たとえば、著作権もしくは商標の保護に努めている会社）に伝達された場合には、問題のあるアイテムを識別し、その種の識別したアイテムをオークション・ファシリティ１０の管理者に対して伝達することは煩わしく、かつ不便である。通常、モニタを行っているユーザには、口頭もしくはｅ−メールによって各関連アイテムに関する識別子（たとえば、アイテム番号）の提供が求められることがある。これによりモニタを行っているユーザが、ｅ−メールにより管理者に伝達される、選択したアイテムの番号のカット・アンド・ペーストを行う必要を生じることがある。その後管理者は、通常、アイテムに関する完全な詳細を取り出すために、関連するアイテム番号を適切なインターフェースにマニュアルで入力することが必要になる。モニタを行っているユーザによって多数のアイテムが潜在的に問題があるとして識別された場合には、この行ったり来たりのプロセスが特に時間を消費し、煩わしいものとなる可能性がある。
【００３８】
図５は、その種のシーケンス９０の応用の一例を示したブロック図である。より詳細に言えば、ネットワーク・ベースのオークション・ファシリティ１０のサーチ・サーバ２０が、多数の自動化されたサーチ機能１４０を実行して、上記の自動化された「監視」サービスを提供し、かつ指定されたサーチ基準に従ったアイテムの結果セットを生成することが示されている。結果セットは、サーチ・サーバ２０からマークアップ言語ドキュメント（たとえば、ＨＴＭＬページ）を生成するページ・サーバ１２に伝達されるが、たとえば結果セットを用いてテンプレートを埋めることによってサーチ結果セット・ページ１４２を生成することができる。サーチ結果セット・ページ１４２は、ＨＴＭＬドキュメントとしてもよく、あるいはサーチ結果が具体化されているＨＴＭＬドキュメントを識別するネットワーク・ロケーション識別子（たとえばＵＲＬ）を含むテキスト−ベースのｅ−メール・メッセージとしてもよい。図５においては、サーチ結果セット・ページ１４２が、クライアント・マシン３２内で実行される、ＨＴＭＬをサポートするｅ−メール・クライアントまたはブラウザ１４４に伝達される形で示されている。
【００３９】
サーチ結果セット・ページ１４２は、サーチ結果セットを識別する多数のデータ・アイテムを含み、そのそれぞれに隣接してチェック・ボックスが備わっている。これらのチェック・ボックスをチェックすることによって、ユーザは、サーチ結果セットのサブセットの識別が可能であり、サーチ結果セット・ページ１４２内に備わっている「提出」ボタンを選択することによって、選択したサブセットをページ・サーバ１２に伝達することができる。より詳細に言えば、ｅ−メールメッセージもしくはＨＴＴＰのＰＵＴ要求として、あるいはそのほかの任意の転送プロトコルもしくは通信を使用することによってサブセットを伝達することができる。ページ・サーバ１２は、ＣＧＩスクリプトまたはＩＳＡＰＩスクリプト１４６を実行し、サーチ結果のサブセットの伝達を受信し、伝達の構文解析を行って伝達の中に具体化されているアイテム識別子（たとえば、番号その他）を探し出し、それらの識別子をページ作成機能１４１に伝達する。その後ページ作成機能１４１は、サーチ結果セットのサブセットを具体化した新しいマークアップ言語ドキュメントを組み立てることができる。
【００４０】
サーチ結果セットを具体化したマークアップ言語ドキュメントは、例示の２つの方法の１つを用いて別のユーザに伝達することができる。一実施形態においては、ページ作成機能１４１が、作成されたページを識別するＵＲＬを任意のｅ−メール・サーバ２１に伝達する。その際、テキスト−ベースのｅ−メール・メッセージが作成されて、そのｅ−メール・サーバ２１からターゲット・ユーザのクライアント・マシン３４にそれが伝達される。この場合においては、クライアント・マシン３４のユーザが、ｅ−メール・メッセージ内に埋め込まれているＵＲＬを使用し、かつブラウザ・アプリケーションを使用して、作成されたマークアップ言語ドキュメントにアクセスすることができる。
【００４１】
変形実施形態においては、ページ作成機能１４１がマークアップ言語ドキュメントをｅ−メール・サーバに伝達し、ｅ−メール・メッセージ内にそのマークアップ言語ドキュメントが埋め込まれる。その後このｅ−メール・メッセージが、クライアント・マシン３４上で実行される、ＨＴＭＬをサポートするクライアント１４４に伝達され、クライアント・マシン３４のユーザは、それを使用してマークアップ言語ドキュメントを見ることができる。図５には、このマークアップ言語ドキュメントが選択されたサブセット・ページ１４８として示されている。
【００４２】
図５においては、クライアント・マシン３２が、ウェブ・サイトの状況外に置かれて示されている。つまりこの実施形態は、クライアント・マシン３２（たとえばクライアント・マシン（Ａ））の第１のユーザが、サーチ結果のサブセットを別のクライアント・マシン３２（たとえばクライアント・マシン（Ｂ））のユーザに伝達する応用であって、そのいずれもがウェブ・サイトもしくは商業ファシリティの外にいる応用を記述している。
【００４３】
変形応用においては、クライアント・マシン３２のユーザが、サーチ結果の選択サブセット・サーチ結果を、管理者クライアント・マシン１５０を使用する商業ファシリティ（またはウェブ・サイト）の管理者に伝達することができる。その場合には、ｅ−メール（たとえばテキスト−ベースまたはＨＴＭＬ−ベースのｅ−メール・メッセージ）が管理者クライアント・マシン１５０に送られ、クライアント・マシン３２のユーザによって問題を生じる可能性があると見なされたオークション・アイテムが都合よく管理者に伝達される。さらに、サブセット・ページ１４８が、ハイパーテキストとしてオークション・アイテムのリスティングを提供するマークアップ言語ページ・ドキュメントであるので、管理者は、都合よく適切なハイパーテキストを選択して、関連するオークション・アイテムの完全な記述を呼び出すことが可能であり、このようにして、モニタを行っているユーザによって識別されたオークション・アイテムに関してマニュアルで識別子を挿入する努力を行わなくて済む。
【００４４】
図６は、エンティティ（たとえば、ユーザまたは管理者）に対して示され、その種のエンティティ間におけるサーチ結果の伝達を容易にするインターフェースのコレクションを示している、本発明の一例の実施形態に従ったインターフェース・マップ１６０である。これらのインターフェースは、さらにサーチ・インターフェース１６２、結果セット・インターフェース１６４、および結果サブセット・インターフェース１６６を構成するものとしてカテゴリ分類される。
【００４５】
第１のユーザには、サーチ基準の入力および指定を容易にするマニュアル・サーチ入力ページ・インターフェース１６８が呈示される。インターフェース１６８に対する入力は、一実施形態においては、自動サーチ１７０としてストアされる。
【００４６】
インターフェース１６８に入力された特定の、一意的なサーチ要求の結果としてサーチが行われるか、あるいは自動サーチ１７０としてサーチが行われるかによらず、サーチ結果セットが、結果セット・インターフェース１７２内に示される。一実施形態においては、結果セット・インターフェース１７２が、サーチ結果のそれぞれに関して記述子をリストしたＨＴＭＬページの形式でマークアップ言語ドキュメントを含んでおり、各記述子はドキュメントに対してリンクされたハイパーテキストを含む。
【００４７】
各記述子には、それに隣接して、別のエンティティに伝達されることになるサーチ結果のサブセット内に含ませるものとしてデータ・アイテムをマークするためのユーザ選択可能なチェック・ボックスを表示することもできる。さらにインターフェース１７２は、選択したサブセットを、デフォルトのメッセージとともにデフォルトのアドレッシーに伝達するためのユーザ選択可能な「提出」または「送信」ボタンを呈示する。
【００４８】
また結果セット・インターフェース１７２から、アドレッシーおよびメッセージ選択入力インターフェース１７４にアクセスすることもできる。アドレッサー・エンティティは、インターフェース１７４を使用して、多数のあらかじめ定義済みのメッセージから、結果のサブセットを添付するメッセージの選択を行い、かつ１ないしは複数のアドレッシーを指定することができる。
【００４９】
アドレッシーおよびメッセージ編集インターフェース１７６には、結果セット・インターフェース１７２から、あるいは入力インターフェース１７４からアクセスすることができる。インターフェース１７６を使用して、アドレッサー・ユーザは、可能性のあるアドレッシーのリストを編集し、さらにインターフェース１７４における選択に呈示されるメッセージの編集もしくは作成を行うことができる。
【００５０】
プレビュー・インターフェース１７８は、結果セット・インターフェース１７２からアクセス可能であり、アドレッサーは、それを用いてアドレッシーに伝達されるサブセットとメッセージのプレビューを行うことができる。たとえばプレビュー・インターフェース１７８は、サーチ結果のサブセットのデータ・アイテムのハイパーテキスト記述子を含むＨＴＭＬページを呈示することができる。
【００５１】
続いてサブセット・インターフェース１８０が再検討のためにアドレッサーに呈示される。インターフェース１８０は、サーチ結果のサブセットのデータ・アイテムのハイパーテキスト記述子を含み、かつ１ないしは複数のアドレッシーのリストおよび結果のサブセットを添付するメッセージ（たとえば、デフォルトもしくはユーザ指定によるメッセージ）を含むことができる。
【００５２】
選択されたサーチ結果は、セーブ・サブセット１８２として、サーチ結果セット・インターフェース１７２から、あるいはサブセット・インターフェース１８０内において適切なユーザ選択を行うことによってセーブすることができる。
【００５３】
サーチ結果のサブセットは、例示のＨＴＭＬドキュメントの関係において説明したように、その後、アドレッシーが見ることのできる結果サブセット・インターフェース１８０としてアドレッシーに伝達される。結果サブセット・インターフェース１８０は、前述のように、サブセットの各データ・アイテムの記述子を含むことが可能であり、各記述子は、ハイパーテキストを含む。したがって、ハイパーテキストをユーザが選択することによって、結果のサブセットに含まれる完全なドキュメントが都合よく取り出される。さらに、結果サブセット・インターフェース１８０内に呈示された記述子のそれぞれに関連付けしてチェック・ボックスに示し、アドレッシーによるサブセットからの選択を容易にすることができる。その後そのアドレッシーは、これらのチェック・ボックスを使用し、サーチ結果セットの絞り込み済みサブセットを定義し、実質的に上記に類似のインターフェースを使用して絞り込み済みサブセットをオリジナルのアドレッサーに返すか、あるいは別のアドレッシーに伝達することができる。このサーチ結果セットの絞り込み済みサブセットは、絞り込み済みサブセットに適切なメッセージを含むサブセット・インターフェース１８６の関連において再びリストされることもある。
【００５４】
図７は、本発明の一例の実施形態に従った第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するための方法２００を示したフローチャートである。ここで認識されようが、方法２００は、前述したように、ネットワーク・ベースのオークション・ファシリティの関係に限定されることなく、任意のサーチ・オペレーションの結果としてサーチ結果を伝達するために使用することができる。
【００５５】
方法２００は、ブロック２０２において開始し、サーチ結果セットが引き渡されるマニュアルもしくは自動のサーチを実行する。サーチ結果セットは、たとえば複数のデータ・アイテム（たとえば、テキスト、ビデオ、またはオーディオ・データ）によって構成される。このサーチは、サーチ・サーバ２０によって行うことができる。
【００５６】
ブロック２０４においては、サーチ結果セット・インターフェース１７２が、マークアップ言語ドキュメント形式の例の場合であれば、サーチ結果セットのアイテムのそれぞれに関するテキスト記述（あるいはビジュアル表現）を含むべく構成される。この記述テキストは、一実施形態においては、それぞれのデータ・アイテムの検索ならびにアクセスのためにユーザが選択できるハイパーテキストを含む。サーチ結果セット・インターフェース１７２は、ユーザ選択メカニズムを助長し、それによってユーザは、結果セットから１ないしは複数のデータ・アイテムを選択することができる。例示の実施形態においては、これが、それぞれのテキスト記述に隣接する、つまり関係のある記述に関連付けされたチェック・ボックス（またはラジオ・ボタン）の呈示によって容易になる。一実施形態においては、サーチ結果セット・インターフェース１７２が、ページ・サーバ１２によって組み立てられる。
【００５７】
ブロック２０６においては，結果セット・インターフェース１７２が、たとえばＨＴＭＬフォーマットのｅ−メール・メッセージとしてサーチの受領者に伝達される。結果セット・インターフェース１７２の伝達は、一実施形態においては、ｅ−メール・サーバ２１によって実行される。
【００５８】
ブロック２０８においては、結果セット・インターフェース１７２のフォーム出力が、示されたサブセットの受領者（またはアドレッシー）の識別とともに受信される。より詳細に述べれば、結果セット・インターフェースの出力は、結果セットのサブセットを含む。一例の実施形態においては、ページ・サーバ１２によって実行されるＣＧＩまたはＩＳＡＰＩスクリプトによってフォーム出力が受信される。
【００５９】
ブロック２０１においては、示されたサブセットの受領者（またはアドレッシー）が識別され、さらに、このサブセットの受領者に対するサーチ結果のサブセットの伝達を添付するメッセージ（デフォルトまたはそのほかの示されたもの）が識別される。
【００６０】
ブロック２０１においては、サブセット・インターフェース１８０が、マークアップ言語ドキュメント形式の例の場合であれば、サブセットのアイテムのそれぞれに関するテキスト記述（またはそのほかのビジュアル・インジケータ）を含むべく構成され、テキスト記述が、実際のデータ・アイテムに対するリンクを提供する。サブセット・インターフェース１８０は、各テキスト記述に関するユーザ選択メカニズムを可能にし（たとえば、チェック・ボックスまたはラジオ・ボタン）、またサブセットの受領者（またはアドレッシー）に対するサーチ結果のサブセットに付随させるメッセージ（デフォルトまたはユーザ選択によるもの）を含んでいる。これにおいても、一例の実施形態の場合にはサブセット・インターフェース１８４がページ・サーバ１２によって組み立てられる。
【００６１】
ブロック２１４においては、サブセット・インターフェース１８０が、たとえばＨＴＭＬフォーマットのｅ−メール通信としてサブセットの受領者に伝達される。一例の実施形態においては、ブロック２１４における伝達がｅ−メール・サーバ２１によって実行される。
【００６２】
判断ブロック２１６は、このほかにも可能性のある絞り込み済みサブセットが、たとえばページ・サーバ２１２において受信されるか否かについて判断する。それがないばあいには、方法２００がブロック２１８において終了する。それに代えて、サブセットの受領者（またはアドレッシー）が、ブロック２１４において伝達されたサブセットから選択したサーチ結果のサブセットを伝達する場合には、方法２００がブロック２１０に戻るループを構成し、さらに上記の方法に従って、表示された受領者（たとえば、オリジナルのアドレッサー）に、さらに絞り込んだサブセットを引き渡すためのサブセット・インターフェース１８６が生成される。
【００６３】
ここで認識されることになろうが、方法２００は、２ないしはそれを超えるエンティティの間において、ブロック２１０〜２１６のループを反復してオリジナルの結果セットの、連続的に絞り込まれ、縮小されたサブセットの伝達を達成することができる。
【００６４】
（実施例：ネットワーク・ベースのオークション・ファシリティ）
図８は、本発明の一例の実施形態に従ったインターフェース・シーケンス２２０を示しており、それによってネットワーク・ベースのオークション・ファシリティ１０と、オークション・ファシリティ１０を介してオークションが行われるアイテムのモニタを希望する会社もしくは検閲当局２２２の間においてサーチ結果を伝達することができる。
【００６５】
そのためにオークション・ファシリティ１０が、自動もしくはマニュアルのサーチ機能２２４、サイト管理者２２６、およびウェブ、アプリケーション、および／またはデータベース・サーバのコレクション２２８を含む形で示されている。会社もしくは検閲当局２２２は、スクリーニングまたは検閲要員２３０を使用する形で示されている。
【００６６】
図示されているように、２３２において、サーチ結果セットを含むサーチ結果がサーチ機能２２４からサーバ２２８を介してスクリーニングまたは検閲要員２３０に伝達される。このサーチ結果は、ＨＴＭＬフォーマットによるｅ−メールとして、あるいはＨＴＭＬドキュメントとして伝達される。
【００６７】
２３４においては、要員２３０が、サーチ結果を構成する各データ・アイテムに関連付けされたハイパーテキスト・リンクを選択することによって、アイテムのリスティングに対する複数のクエリを行うことが可能であり、これらのクエリに対する応答は、オークション・ファシリティ１０のサーバ２２８によってなされる。
【００６８】
要員２３０は、結果セットの検討を行った後、結果セットから選択したアイテム（サブセット）をサーバ２２８に伝達する。一実施形態においては、要員が上記の方法に従ってチェック・ボックスを使用してデータ・アイテムを選択することができる。この場合、伝達にＨＴＭＬフォーム出力の形式を使用することができる。
【００６９】
２３８においては、サーバ２２８が、選択されたアイテムの識別を使用して、たとえばＨＴＭＬページの形式の報告メッセージを生成し、それがサイト管理者２２６に引き渡される。ここで認識されようが、管理者２２６は、２３４における複数のクエリを参照して前述したように、アイテムのリスティングに対する複数のクエリを行って、会社もしくは検閲当局２２２の、オークション・ファシリティ１０からのアイテムの削除を求める要求が正当であるか否かを確かめる。
【００７０】
２４０においては、サイト管理者２２６が、選択されたアイテム内の特定アイテムを、オークション・ファシリティ１０から削除する結果をもたらす削除メッセージ２４０をサーバ２２８に対して発行する。
【００７１】
２４２においては、サーバ２２８が、スクリーニングまたは検閲要員２３０に対する確認メッセージを自動的に生成し、選択されたアイテム内の特定アイテムをオークション・ファシリティ１０から削除することを確認するか、あるいは可能性としては、選択されたアイテム内の特定アイテムをオークション・ファシリティ１０に残す理由を伝達する。
【００７２】
図９〜１１は、上記の各種インターフェースの実施形態を例示しており、例示したこれらの実施形態は、ウェブ・サーバによって生成することができるＨＴＭＬページを含んでいる。
【００７３】
図９Ａを参照すると、例示の結果セット・インターフェース１７２が、ハイパーテキスト形式の多数のテキスト記述２５０を含む形で示されているが、各テキスト記述２５０は、それに関連付けされたチェック・ボックスを有し、スクリーニングまたは検閲要員２３０は、それをチェックして関連アイテムのユーザ選択を示すことができる。またインターフェース１７２は、ユーザ選択可能なプレビュー・ボタン２５４を備えており、要員２３０は、それを使用して結果サブセット・インターフェース１８０のプレビューを呼び出すことができる。
【００７４】
デフォルト・ボタン２５６は、ユーザ選択可能であり、それによって、結果セット２５１の選択されたサブセットがデフォルトのメッセージとともにデフォルトのアドレッシー（もしくは複数のアドレッシー）に伝達される。編集ボタン２５８は、ユーザ選択可能であり、その選択によってアドレスおよびメッセージ編集インターフェース１７６が呼び出され、それを用いてユーザは、デフォルトのアドレッシーもしくはメッセージの仕様を編集することができる。入力ボタン２６０は、ユーザ選択可能であり、その選択によってアドレッシーおよびメッセージ選択入力インターフェース１７４が呼び出され、それを用いてユーザは、アドレッシーもしくはメッセージの詳細を入力することができる。
【００７５】
図１０は、アドレッシーおよびメッセージ編集インターフェース１７６の一例を示している。インターフェース１７６は、アドレッシー・フィールド２６２内に、サーチ結果セットの選択されたサブセットを受信することになるデフォルトのアドレッシーを表示する。同様にメッセージ・フィールド２６４は、識別されたアドレッシーに伝達されるべきデフォルトのメッセージのテキストを含んでいる。例示の実施形態においては、アドレッシーがサイト管理者２２６のメンバとして示されており、デフォルトのメッセージが、サブセットを構成するアイテムをオンライン・オークション・ファシリティ１０から削除する要求を構成する形で示されている。またインターフェース１７６は、デフォルトのアドレッシーとして選択することができる多数のストア済みアドレッシーを示している。
【００７６】
図１１は、アドレッシーおよびメッセージ入力インターフェース１７４の実施形態の一例を示しており、それによってアドレッシーのｅ−メール・アドレスおよびカスタム・メッセージを指定することができる。
【００７７】
図９Ａに戻るが、一例のサブセット・インターフェース１８０が、メッセージ（たとえば、デフォルトのメッセージ）のテキストをはじめ選択されたサーチ結果のサブセット２７０を含んだ形で示されている。ここで気付かれようが、サブセット２７０は、結果セット・インターフェース１７２内において検閲要員２３０がチェック・ボックスにマークを付したアイテムに関するテキスト記述によって示されている。これらのサーチ結果のサブセットのテキスト記述もハイパーテキストであり、ユーザが選択して関連データ・アイテムに関する完全なアイテムのリスティング２５３を呼び出すことができる。さらに、これにおいてもサブセット２７０に関するテキスト記述に関連付けされてチェック・ボックスが示され、管理者は、それを使用してデータ・アイテムを選択することができる。そのためにインターフェース１８０は、返信ボタン２７２を含む形で示され、ユーザは、それを選択してデフォルトのメッセージおよび結果セット２５１をさらに絞り込んだサブセットをスクリーニングまたは検閲要員２３０に返信することができる。
【００７８】
スクリーニングまたは検閲要員２３０に対して呈示することができる、さらに絞り込んだサブセットのインターフェース１８６の一例を図９Ｂに示す。
【００７９】
（実施例：ウェブ・サーチ）
図１２Ａ〜１２Ｃは、結果セットおよびサブセットのインターフェース１７２、１８０、および１８４のシーケンスを示しており、これらは、Ｙａｈｏｏ！あるいはＧｏｏｇｌｅといった多数ある周知のサーチ・エンジンの任意の１つによって容易になるウェブ・サーチの関係において示されている。これらのインターフェースは、図９Ａおよび９Ｂを参照して前述した説明に類似した機能ならびに特徴を呈示する。しかしながらここで気付かれようが、結果サブセット・インターフェース１７２がユーザ選択可能なセーブ・ボタン２８０を含み、サーチ結果から選択したサブセットをセーブ・サブセット１８２としてセーブすることができる。
【００８０】
図１３は、結果セット・インターフェース１７２の、さらに別の例の実施形態を示しており、それにおいては各データ・アイテムが、ハイパーテキスト・テキスト記述および関連付けされたｓｅｎｄ（送信）、ｓａｖｅ（セーブ）、ｓｅｎｄ　ａｎｄ　ｄｅｌｅｔｅ（送信および削除）、およびｄｅｌｅｔｅ（削除）がチェック・ボックス２８２、２８４、２８６、２８８をそれぞれ伴って表され、ユーザは、それを選択してサーチ結果セットの各アイテムに関するユーザ指定アクションを指定することができる。
【００８１】
（コンピュータ・システム）
図１４は、インストラクションのセットを実行して前述の方法の任意の１つをマシンに実行させることができる、例示する形で示したコンピュータ・システム３００の略図的表現である。変形実施形態においては、マシンを、ネットワーク・ルータ、ネットワーク・スイッチ、ネットワーク・ブリッジ、パーソナル・ディジタル・アシスタント（ＰＤＡ）、セルラ電話、ウェブ・アプライアンス、あるいはそのほかの、マシンによって行われるアクションを指定するインストラクションのシーケンスを実行することができる任意のマシンを含むものとすることができる。
【００８２】
コンピュータ・システム３００は、バス３０８を介して互いに通信するプロセッサ３０２、メイン・メモリ３０４、およびスタティック・メモリ３０６を備えている。コンピュータ・システム３００は、ビデオ・ディスプレイ・ユニット３１０（たとえば液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）または陰極線管（ＣＲＴ））を備えている。またコンピュータ・システム３００は、英数入力デバイス３１２（たとえば、キーボード）、カーソル・コントロール・デバイス３１４（たとえば、マウス）、ディスク・ドライブ・ユニット３１６、信号発生デバイス３１８（たとえば、スピーカ）およびネットワーク・インターフェース・デバイス３２０を備えている。
【００８３】
ディスク・ドライブ・ユニット３１６は、前述した方法の任意の１つもしくは全部を具体化したインストラクションのセット（つまりソフトウエア）３２６がストアされているマシン可読メディア３２４を備えている。ソフトウエア３２６は、完全に、あるいは少なくとも部分的にメイン・メモリ３０４内および／またはプロセッサ３０２内に常駐する形で示されている。ソフトウエア３２６は、さらにネットワーク・インターフェース・デバイス３２０を介して送信されるか、あるいは受信されることもある。この明細書の目的に関して、用語「マシン可読メディア」は、マシンによる実行のためのインストラクションのシーケンスであって、それによって当該マシンに本発明の方法の任意の１つを実行させるインストラクションのシーケンスをストアし、あるいはエンコードすることのできる任意のメディアを含むものと解釈される必要がある。したがって用語「マシン可読メディア」は、限定する意図ではないが、ソリッド・ステート・メモリ、光磁気ディスク、および搬送波信号を含むものと解釈されるべきである。
【００８４】
以上、通信ネットワークを介し、第１と第２のエンティティの間において選択されたサーチ結果を伝達するための方法およびシステムを開示してきた。ここでは具体例とする実施形態を参照して本発明の説明を行ったが、より広い本発明の精神ならびに範囲から逸脱することなく各種の修正および変更がなされ得ることが当業者には明らかであろう。したがって、明細書ならびに図面は、限定ではなく例示として考えられるべきとする。
【図面の簡単な説明】
【図１】
インターネット・ベースのオークション・ファシリティの形式に従ってネットワーク・ベースの取引ファシリティの例を示したブロック図である。
【図２】
少なくとも部分的にオークション・ファシリティを具体化し、かつそれをサポートする、データベース・エンジン・サーバによって維持され、それを介してアクセスされる一例のデータベースを示したデータベース図である。
【図３】
Ａ：蓄積サーチ・テーブルの一例を示している。
Ｂ：蓄積サーチ結果テーブルの一例を示している。
【図４】
本発明の一例の実施形態に従った第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するためのインタラクション・シーケンスを示したインタラクション図である。
【図５】
図４に示されているインタラクション・シーケンスの使用が考えられる一例の環境を示したブロック図である。
【図６】
エンティティ間におけるサーチ結果の伝達を容易にするために呈示することができる、本発明の一例の実施形態に従ったインターフェースのコレクションを示したインターフェース・マップである。
【図７】
本発明の一例の実施形態に従った第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するための方法を示したフローチャートである。
【図８】
本発明の一例の実施形態に従ったインターフェース・シーケンスであって、それによってネットワーク・ベースのオークション・ファシリティと検閲当局の間においてサーチ結果を伝達することができるインターフェース・シーケンスを示したインタラクション図である。
【図９Ａ】
エンティティ間における選択されたサーチ結果の伝達を容易にするためにウェブ・サーバにより生成することができる各種のインターフェースの実施形態の例を示している。
【図９Ｂ】
エンティティ間における選択されたサーチ結果の伝達を容易にするためにウェブ・サーバにより生成することができる各種のインターフェースの実施形態の例を示している。
【図１０】
エンティティ間における選択されたサーチ結果の伝達を容易にするためにウェブ・サーバにより生成することができる各種のインターフェースの実施形態の例を示している。
【図１１】
エンティティ間における選択されたサーチ結果の伝達を容易にするためにウェブ・サーバにより生成することができる各種のインターフェースの実施形態の例を示している。
【図１２Ａ】
ウェブ・サーチ・エンジンによって促進されるウェブ・サーチの関係において呈示することができる結果セット・インターフェースおよびサブセット・インターフェースのシーケンスを示している。
【図１２Ｂ】
ウェブ・サーチ・エンジンによって促進されるウェブ・サーチの関係において呈示することができる結果セット・インターフェースおよびサブセット・インターフェースのシーケンスを示している。
【図１２Ｃ】
ウェブ・サーチ・エンジンによって促進されるウェブ・サーチの関係において呈示することができる結果セット・インターフェースおよびサブセット・インターフェースのシーケンスを示している。
【図１３】
結果セット・インターフェースの実施形態の別の例を示している。
【図１４】
一例のコンピュータ・システム形式で表した、インストラクションのセットを実行することができるマシンのブロック図である。

Claims (36)

1. 通信ネットワークを介し、第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達する方法であって：
   第１のエンティティに対し、通信ネットワークを介した第１の送信としてサーチ結果セットを伝達すること；
   前記サーチ結果セットのサブセットを、前記第１のエンティティによって選択されたとおりに識別すること；および、
   前記通信ネットワークを介した第２の送信として前記サーチ結果の前記サブセットを第２のエンティティに伝達すること；
   を含む方法。
2. 前記サーチ結果セットが、サーチ・オペレーションを実行する自動化されたサーチ機能によって自動的に生成される請求項１記載の方法。
3. 前記サーチ結果セットが、前記第１のエンティティからのサーチ要求に応答して生成される請求項１記載の方法。
4. 前記サーチ結果セットが、ディスプレイ・デバイス上のインターフェースを生成するために使用される情報として前記第１のエンティティに伝達されるものとし、かつそれにおいて前記インターフェースが、前記サーチ結果セットの各アイテムに関するアイテム識別子を含む請求項１記載の方法。
5. 前記インターフェースが、マークアップ言語ドキュメントを含む請求項４記載の方法。
6. 前記マークアップ言語ドキュメントが、ブラウザ要求に対する応答として伝達される請求項５記載の方法。
7. 前記マークアップ言語ドキュメントが、前記第１のエンティティに対するｅ−メール通信の一部として伝達される請求項５記載の方法。
8. 前記インターフェースが、前記サーチ結果セットの各アイテムに関連付けされた選択機能であって、前記サーチ結果セットの関連付けされたアイテムを前記サブセット内に含ませるべく前記第１のエンティティによって選択が可能な選択機能を提供する請求項４記載の方法。
9. 前記インターフェースがマークアップ言語ドキュメントを含み、かつ前記選択機能がラジオ・ボタンおよびチェック・ボックスを含むグループ内の１つを含む請求項８記載の方法。
10. 前記サブセットを識別することが、前記第１のエンティティによって、前記インターフェースを介し、前記サブセットに属するとして示された前記サーチ結果セットのアイテムを識別することを含む請求項４記載の方法。
11. 前記サーチ結果セットの前記サブセットとともに前記第２のエンティティに伝達される関連メッセージを識別することを含み、それにおいて前記サブセットの伝達が、前記第２のエンティティに対して前記サブセットならびに前記関連メッセージをともに伝達することを含む請求項１記載の方法。
12. 前記メッセージが、前記第２のエンティティに対する伝達に関連付けされたデフォルトのメッセージである請求項１１記載の方法。
13. 前記デフォルトのメッセージが、前記第１のエンティティに関連付けされた多数のメッセージから選択される請求項１１記載の方法。
14. 前記メッセージが、ディスプレイ・デバイス上において前記第１のエンティティに対して前記サーチ結果セットを表示するインターフェース・シーケンスを介して、前記第１のエンティティによって入力される請求項１１記載の方法。
15. 前記サーチ結果セットの前記サブセットが伝達される、前記第２のエンティティのアドレスを識別することを含む請求項１記載の方法。
16. 前記アドレスが、前記第１のエンティティからの伝達に関連付けされたデフォルトのアドレスである請求項１５記載の方法。
17. 前記アドレスが、前記第１のエンティティに関して維持されている複数のターゲット・ネットワーク・アドレスから選択される請求項１５記載の方法。
18. 前記アドレスが、ディスプレイ・デバイス上において前記第１のエンティティに対して前記サーチ結果セットを表示するインターフェース・シーケンスを介して、前記第１のエンティティによって入力される請求項１５記載の方法。
19. 前記サブセットが、ディスプレイ・デバイス上の別のインターフェースの生成に使用される情報として前記第２のエンティティに伝達されるものとし、かつそれにおいて前記別のインターフェースが、前記サブセットの各アイテムに対するリンクを含む請求項１記載の方法。
20. 前記別のインターフェースが、マークアップ言語ドキュメントを含む請求項１９記載の方法。
21. 前記マークアップ言語ドキュメントが、ブラウザ要求に対する応答として伝達される請求項１９記載の方法。
22. 前記マークアップ言語ドキュメントが、前記第２のエンティティに対するｅ−メール通信の一部として伝達される請求項１９記載の方法。
23. インストラクションのシーケンスをストアするマシン可読メディアであって：
    マシンが前記インストラクションのシーケンスを実行したとき、前記マシンが、
    通信ネットワークを介した第１の送信としてサーチ結果セットを第１のエンティティに伝達し；
    前記第１のエンティティによって選択されたとおりに前記サーチ結果セットのサブセットを識別し；かつ、
    前記通信ネットワークを介した第２の送信として前記サーチ結果セットの前記サブセットを第２のエンティティに伝達するマシン可読メディア。
24. 通信ネットワークを介し、第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するシステムであって：
    第１のエンティティに対し、通信ネットワークを介した第１の送信としてサーチ結果セットを伝達する通信サーバ；および、
    前記サーチ結果セットのサブセットを、前記第１のエンティティによって選択されたとおりに識別するプロセッシング・サーバ；を備え、
    前記通信サーバが、さらに、前記通信ネットワークを介した第２の送信として前記サーチ結果セットの前記サブセットを第２のエンティティに伝達するシステム。
25. 自動化されたサーチ機能を実行して前記サーチ結果セットを自動的に生成するサーチ・サーバを備える請求項２４記載のシステム。
26. 前記第１のエンティティからのサーチ要求に応答してサーチを実行し、前記サーチ結果セットを生成するサーチ・サーバを備える請求項２４記載のシステム。
27. 前記通信サーバが、ディスプレイ・デバイス上にインターフェースを表示するために使用される情報として前記サーチ結果セットを前記第１のエンティティに伝達し、かつそれにおいて前記インターフェースが、前記サーチ結果セットの各アイテムに関するアイテム識別子を含む請求項２４記載のシステム。
28. 前記インターフェースが、マークアップ言語ドキュメントを含む請求項２７記載のシステム。
29. 前記通信サーバが、ブラウザ要求に応答して前記マークアップ言語ドキュメントを前記第１のエンティティに伝達する請求項２８記載のシステム。
30. 前記通信サーバが、ｅ−メール通信の一部として前記マークアップ言語ドキュメントを前記第１のエンティティに伝達する請求項２８記載のシステム。
31. 前記インターフェースが、前記サーチ結果セットの各アイテムに関連付けされた選択機能であって、前記サーチ結果セットの関連付けされたアイテムを前記サブセット内に含ませるべく前記第１のエンティティによって選択が可能な選択機能を提供する請求項２７記載のシステム。
32. 前記プロセッシング・サーバが、前記第１のエンティティによって、前記インターフェースを介し、前記サブセットに属するとして示された前記サーチ結果セットのアイテムを識別する請求項２７記載のシステム。
33. 前記通信サーバが、前記サーチ結果セットの前記サブセットとともに前記第２のエンティティに伝達される関連メッセージを識別し、かつ前記サブセットならびに前記関連メッセージをともに、前記通信ネットワークを介した前記第２の送信として前記第２のエンティティに伝達する請求項２４記載のシステム。
34. 前記通信サーバが、前記通信ネットワークを介した前記第２の送信として前記サーチ結果セットの前記サブセットが伝達される第２のエンティティのアドレスを識別する請求項２４記載のシステム。
35. 前記通信サーバが、ディスプレイ・デバイス上において別のインターフェースを表示するために使用される情報として前記サブセットを前記第２のエンティティに伝達し、それにおいて前記別のインターフェースが、前記サブセットの各アイテムに対するリンクを含む請求項２４記載のシステム。
36. 通信ネットワークを介し、第１と第２のエンティティの間においてサーチ結果を伝達するためのシステムであって：
    第１のエンティティに対し、通信ネットワークを介した第１の送信としてサーチ結果セットを伝達するための第１の手段；および、
    前記サーチ結果セットのサブセットを、前記第１のエンティティによって選択されたとおりに識別するための第２の手段；を備え、
    前記第１の手段が、さらに、前記通信ネットワークを介した第２の送信として前記サーチ結果セットの前記サブセットを第２のエンティティに伝達するシステム。

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