JP2002244470A - 画像形成装置及び定着装置 - Google Patents

画像形成装置及び定着装置

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JP2002244470A
JP2002244470A JP2001045843A JP2001045843A JP2002244470A JP 2002244470 A JP2002244470 A JP 2002244470A JP 2001045843 A JP2001045843 A JP 2001045843A JP 2001045843 A JP2001045843 A JP 2001045843A JP 2002244470 A JP2002244470 A JP 2002244470A
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oil
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JP2001045843A
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Mitsuhiro Ota
光弘 太田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着手段への離型剤の塗布量を規制する部材
に離型剤が溜まることによる、定着手段上の離型剤の塗
布ムラを防止して、定着された画像の濃淡むらや光沢ム
ラが発生し難い画像形成装置及び定着装置を提供する。 【解決手段】 記録材P上に未定着画像を形成する画像
形成部Pa〜Pdと、記録材P上に未定着画像を定着す
る定着手段131と、離型剤規制部材133eにより規
制された所定量の離型剤を、移動しながら定着手段13
1に塗布する離型剤塗布手段133dと、を備えた画像
形成装置100は、離型剤塗布手段133d表面の移動
方向に対して、離型剤規制部材133eの下流側に、離
型剤除去部材200を配置する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式又は静電記録方式を用いて記録材上に画像を形成する
画像形成装置に関し、特に、未定着画像を記録材に定着
させる定着装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真技術を用いて記録用紙
などの記録材上にトナー画像を形成する画像装置は、回
転駆動される電子写真感光体(感光体)と、この感光体
を帯電する帯電手段と、帯電された感光体を露光して表
面に静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像を現像し
てトナー画像となす現像手段と、トナー画像を記録材に
転写させる転写手段と、トナー画像が転写された記録材
を通過させつつ加熱して記録材上にトナー画像を定着さ
せる定着装置とを有している。
【0003】一般に、定着装置は、回転自在に配設され
た定着手段たる定着ローラと、この定着ローラに圧接し
ながら回転する加圧手段たる加圧ローラとを有してい
る。定着ローラ、更には加圧ローラ内にはヒータが設け
られる。そして、未定着トナー画像を担持した記録材を
狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、未定着
画像を記録材上に定着させる。
【0004】従来の定着装置では、記録材上のトナーが
定着ローラなどの定着手段に移行するオフセット現象を
防止するために、定着ローラ上に離型剤が塗布される。
離型剤としては、通常、シリコーンオイル(オイル)が
用いられ、離型剤塗布装置が備えた塗布ローラなどの離
型剤塗布手段によって定着ローラに塗布される。
【0005】このような離型剤塗布装置においては、例
えば、塗布ローラ上にブレードが当接され、塗布ローラ
に供給するオイル量が規制される。そして、そのオイル
が定着ローラ上へと移行する。この定着ローラに塗布さ
れたオイルに不均一な分布があると、画像に光沢ムラ、
濃度ムラを生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような塗布ローラにオイル規制ブレードを当接して均一
塗布を達成する系では、塗布ローラの急激な速度変化に
応じて、オイル規制ブレードの当接状態が変化し、オイ
ル規制ブレードに溜まったオイルが急激に放出されて、
オイル塗布分布が不均一になる場合がある。
【0007】例えば、定着装置に厚紙などの紙が突入す
ると、定着ローラの回転速度が記録材の先端部において
のみ急激に変化する。そのため、塗布ローラにも影響を
与え、速度変化を引き起こす場合がある。これにより、
オイル規制ブレードのオイル塗布ローラに対する当接条
件が変化し、結果的に定着手段上のオイル分布に不均一
な部分(オイルの塗布ムラ)が生じることがある。
【0008】従って、本発明の目的は、定着手段への離
型剤の塗布量を規制する部材に離型剤が溜まることによ
る、定着手段上の離型剤の塗布ムラを防止して、定着さ
れた画像の濃淡むらや光沢ムラが発生し難い画像形成装
置及び定着装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置及び定着装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、記録材上に未定着画像を形成する画像形
成部と、前記記録材上に前記未定着画像を定着する定着
手段と、離型剤規制部材によって規制された所定量の離
型剤を、移動しながら前記定着手段に塗布する離型剤塗
布手段と、を備えた画像形成装置において、前記離型剤
塗布手段表面の移動方向に対して、前記離型剤規制部材
の下流側に、離型剤除去部材を配置することを特徴とす
る画像形成装置である。
【0010】又、本発明の他の態様によれば、記録材上
に形成された未定着画像を前記記録材上に定着する定着
手段と、離型剤規制部材により規制された所定量の離型
剤を、移動しながら前記定着手段に塗布する離型剤塗布
手段と、を備えた定着装置において、前記離型剤塗布手
段表面の移動方向に対して、前記離型剤規制部材の下流
側に、離型剤除去部材を配置することを特徴とする定着
装置が提供される。
【0011】上記各本発明の一実施態様によると、前記
離型剤除去部材は、離型剤回収用溝を有しており、例え
ば前記離型剤除去部材として、前記離型剤規制部材の長
手方向に沿って延在し、前記離型剤規制部材に離間配置
される、一端部に前記離型剤回収用溝が形成された板金
を備えたものを好適に用いることができる。又、他の実
施態様によると、前記離型剤除去部材は、離型剤を吸収
する部材であり、例えば前記離型剤除去部材は、前記離
型剤規制部材の長手方向に沿って延在し、前記離型剤規
制部材に当接配置されるフェルトを備えたものを好適に
用いることができる。
【0012】上記各本発明の他の実施態様によると、画
像形成装置、定着装置は更に、前記定着手段に圧接する
加圧手段と、少なくと前記定着手段又は前記加圧手段が
内蔵した発熱手段と、を有し、前記記録材を狭持搬送し
ながら加熱及び加圧することにより前記未定着画像を前
記記録材に定着する。
【0013】上記各本発明において、前記離型剤塗布手
段は回転体であってよい。又、上記各本発明は、前記画
像形成部を複数有し、カラー画像を形成し得る画像形成
装置に好適に適用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及び定着装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0015】実施例1 図1、図2を参照して、本発明に係る定着装置を具備す
る画像形成装置の一実施例を説明する。本実施例では、
画像形成装置100は、電子写真方式を利用して記録用
紙、OHPシート又は布などの記録材にフルカラー画像
を形成することが可能なフルカラーレザービームプリン
タ100とされる。しかし、本発明はこれに限定される
ものではないことを理解されたい。
【0016】図1に示すように、画像形成装置100
は、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの
各色の画像を形成する画像形成部たる、4つの画像形成
ステイションPa、Pb、Pc、Pdを備えている。
【0017】各画像形成ステイションPa、Pb、P
c、Pdには、それぞれ像担持体たる感光ドラム1a、
1b、1c、1dが配置されており、各感光ドラム1a
〜1dは矢印方向に回転自在となっている。各感光ドラ
ム1a、1b、1c、1dの周囲には、帯電手段(コロ
ナ帯電器)12a、12b、12c、12d、現像装置
2a、2b、2c、2d、クリーナ4a、4b、4c、
4dが感光ドラム1a〜1dの回転方向に沿って順次配
設されている。又、各感光ドラム1a、1b、1c、1
dの下方には、転写部3が配設されている。この転写部
3は、各画像形成ステイションPa〜Pdに共通の記録
材搬送手段たる転写ベルト31及び転写手段(転写用帯
電器)3a、3b、3c、3dを有している。そして、
各画像形成ステイションPa〜Pdにおいて、電子写真
画像形成プロセスにより各感光ドラム1a〜1dに形成
されたトナー画像が、感光ドラム1a〜1dに隣接して
移動通過する搬送手段31上の記録材Pへ転写される。
【0018】つまり、回転する各感光ドラム1a〜1d
の表面は、帯電手段12a〜12dによって一様に帯電
される。その後、露光装置80が、各色に分解された画
像情報に応じたレーザー光Lによって、ポリゴンミラー
8、ミラー系8aなどを介して各感光ドラム1a〜1d
を走査露光し、各感光ドラム1a〜1dの表面に、各色
の画像情報に応じた静電潜像を形成する。次いで、この
静電潜像は、現像装置2a〜2dがマゼンタ、シアン、
イエロー、ブラックの各色の現像剤(トナー)Tを供給
することによって、各色のトナー画像として可視化され
る。
【0019】一方、記録材収容部たるカセット61から
供給された記録材Pは転写ベルト31上に担持され、上
述のトナー画像と同期をとられて各画像形成ステイショ
ンPa〜Pdへ順次搬送される。そして、各感光ドラム
1a〜1dの上に形成された各色のトナー画像が各転写
手段3a〜3dの作用によって順次転写される。この転
写工程が終了すると、記録材Pは分離帯電器32、分離
つめ64などの作用によって転写ベルト31から分離さ
れ、記録材案内手段たる搬送ベルト62によって定着装
置130へと搬送される。
【0020】定着装置130において、記録材Pに転写
された未定着のトナー画像は、熱及び圧力によって記録
材Pに定着される。その後、記録材Pは更に搬送されて
装置本体の外に突出したトレー63に排出される。
【0021】転写工程後に各感光ドラム1a〜1dに残
留したトナーは、それぞれ感光ドラム1a〜1dに当接
するブレードなどを備えたクリーナ4a〜4dによって
清掃される。又、各感光ドラム1a〜1dは、前露光ラ
ンプ11a、11b、11c、11dの照明により除電
され、繰り返し画像形成に供される。更に、画像形成装
置100は、転写ベルト31の表面を清掃する記録材搬
送手段クリーナ34などを備えている。
【0022】図3を参照して、本発明に従う定着装置の
一実施例を更に詳しく説明する。
【0023】定着装置130は、矢印方向に回転自在に
配設された定着用の回転体である、ローラ状の定着手段
(定着ローラ)131と、定着ローラ131に圧接しな
がら矢印方向に回転する加圧用の回転体である、ローラ
状の加圧手段(加圧ローラ)132を有する。
【0024】本実施例では、定着手段たる定着ローラ1
31は、アルミニウム製の芯金上にHTV(高温加硫
型)シリコーンゴム層、この外側にRTV(室温加硫
型)シリコーンゴム層を有し、厚さ3mm、直径40m
mに形成されている。
【0025】一方、加圧手段たる加圧ローラ132は、
アルミニウムの芯金の上に1mm厚のHTVと、更にそ
の表面にフッ素樹脂層を設けて形成され、直径は40m
mとされている。
【0026】定着ローラ131の芯金内には、発熱手段
であるハロゲンヒータ(ヒータ)131aが配設されて
いる。又、加圧ローラ132の芯金内にも同じく発熱手
段であるハロゲンヒータ(ヒータ)132aが配設され
ている。これにより定着装置130は、記録材Pの両面
から加熱を行っている。
【0027】定着ローラ131及び加圧ローラ132
は、それぞれサーミスタを接触配置するなどして温度検
知し、温度調節回路を介してヒータ131a、132a
へ印加する電圧を制御することにより、その温度調節を
行うことができる。
【0028】又、定着ローラ131の周りには、クリー
ニング装置134及び離型剤塗布装置(オイル塗布装
置)133が取り付けられ、クリーニング装置134に
より定着ローラ131上にオフセットしたトナーなどの
クリーニングがなされると共に、離型剤塗布装置133
によりシリコーンオイルなどの離型剤が定着ローラ13
1に塗布される。これにより、定着ローラ131からの
記録材Pの分離の容易化及びトナーのオフセットの防止
が図られている。
【0029】クリーニング装置134は、クリーニング
部材たる帯状の耐熱不織布からなるクリーニングウエブ
(ウエブ)134aと、このウエブ134aを定着ロー
ラ131に押圧する押圧ローラ134bと、新しいウエ
ブ134aを巻き出す巻出しローラ134cと、トナー
などが付着しクリーニング能力の低下したウエブ134
aを徐々に巻き取っていく巻取りローラ134dを有す
る。
【0030】クリーニングウェブ134aの巻き取り方
法として、本実施例では、カウンターによって所定枚数
画像形成したと判断した時に、ソレノイド(図示せず)
がONとされてワンウェイクラッチが動作することによ
り、定着ローラー131の回転と逆方向に所定量巻き取
っている。このように逆方向に巻き取ることによりクリ
ーニングウェブ134aはローラ回転方向に巻き込まれ
ないようになっている。
【0031】離型剤塗布装置133はシリコーンオイル
などの離型剤Sを収容する離型剤容器(オイルパン)1
33aと、オイルパン133aから離型剤Sを汲み上げ
る離型剤汲み上げ手段(オイル汲み上げローラ)133
b、133cとを有する。更に、オイル汲み上げローラ
133b、133cからのオイルを定着ローラ131に
塗布するための矢印方向に回転する回転体である、ロー
ラ状の離型剤塗布手段(オイル塗布ローラ)133d
と、オイル塗布ローラ133dからのオイル塗布量を制
御する離型剤規制部材(オイル規制ブレード)133e
を有する。
【0032】本実施例では、オイル塗布ローラ133d
は、スポンジゴムの表面にシリコーンゴムが被覆された
回転可能なローラであり、定着ローラ131に当接して
オイルを塗布するものである。
【0033】又、オイル規制ブレード133eは、フッ
素ゴムなどの弾性体ブレードで、当接角度、当接圧力な
どで塗布オイル量を制御している。本実施例では、オイ
ル規制ブレード133eは、断面が略矩形形状であり、
オイル塗布ローラ133dの長手方向に沿って延在する
板状弾性部材とされ、板金などの支持部材133fによ
って支持されている。又、本実施例では、オイル規制ブ
レード133eの先端(自由端)がオイル塗布ローラ1
33dの移動(回転)方向上流に向くように、その先端
のオイル塗布ローラ133d側のエッジ部でオイル塗布
ローラ133dに当接している。
【0034】本実施例では、オイル塗布ローラ133d
は、スポンジゴムの表面にシリコーンゴムが被覆された
回転可能なローラであり、定着ローラ131に当接して
オイルを塗布するものである。又、オイル規制ブレード
133eは、フッ素ゴムなどの弾性体ブレードで、当接
角度、当接圧力などで塗布オイル量を制御している。
【0035】本実施例では、離型剤塗布装置133は、
オイルパン133a内の離型剤Sとしてのジメチルシリ
コーンオイル(信越化学製KF96 300cs)を、
オイル汲み上げローラ133b、133c及びオイル塗
布ローラ133dを経由させ、更にオイル規制ブレード
133eでオイル塗布量を規制して所定量のオイルを定
着ローラ131上に塗布する。
【0036】一方、加圧ローラ132の周囲にも、上記
定着ローラ131用のクリーニング装置134と同様の
構成とされるクリーニング装置135を取り付けること
ができる。このクリーニング装置135は、上記と同
様、クリーニングウェブ135a、押圧ローラ135
b、巻出しローラ135c、巻取りローラ135dなど
を有し、定着ローラ131を介して加圧ローラ132に
付着したトナーなどのクリーニングがなされている。
【0037】斯かる構成の定着装置130において、未
定着トナー画像Tを担持した記録材Pが搬送されてくる
と、定着ローラ131と加圧ローラ132は回転し、定
着ローラ131の表面に離型剤としてシリコーンオイル
が塗布される。そして、記録材Pは、定着ローラ131
と加圧ローラ132の間を通過する際に、表裏両面から
ほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱され、表面上の未定
着トナー像Tが溶融して定着される。これにより、本実
施例では、記録材P上にフルカラー画像が形成される。
その後、記録材Pは加圧ローラ132から分離されて機
外へ排出される。
【0038】ここで、離型剤塗布装置133では、図6
に示すように、先ず塗布ローラ133dの上に多量のオ
イルSが供給され、次いでオイル規制ブレード133e
で大部分のオイルが掻き取られ、オイル塗布ローラ13
3d上に薄く均一なオイル膜S1が形成される。そして
このオイル膜S1から定着ローラ131にオイルが移行
していく。
【0039】しかし、オイル規制ブレード133eでオ
イル塗布ローラ133dに塗布するオイルを規制する際
に、図7に示すように、オイル規制ブレード133eを
すり抜けたオイルの一部が、オイルの表面張力などによ
りオイル規制ブレード133eの裏面Bに溜まってく
る。即ち、オイル塗布ローラ133d表面の移動(回
転)方向に対して、オイル規制ブレード133eの下流
側の表面に沿って溜まりオイルS2が溜まる。
【0040】この溜まりオイルS2が多くなると、オイ
ル塗布ローラ133dの速度変動が発生し、オイル規制
ブレード133eが振動するなどして、オイル塗布ロー
ラ133dに対する当接条件が変化した際に、オイル規
制ブレード133eの裏面Bに溜まった溜まりオイルS
2の一部が垂れることがある。これにより、結果的に定
着ローラ131上のオイルの塗布量が不均一となりオイ
ルの塗布ムラが発生する。そして、これに起因して、画
像に光沢ムラや、画像ムラが発生する。
【0041】オイル塗布ローラ133dの速度変動は、
例えば、回転開始及び停止時、記録材Pの先後端が定着
ローラ131に達した時などに起こる。
【0042】そこで、本実施例では、溜まりオイルS2
がオイル規制ブレード133eの裏面Bに溜まらないよ
うに、図4に示すように、オイル塗布ローラ133d表
面の移動方向に対して、オイル規制ブレード133eの
下流側に隣接して離型剤除去部材(オイル除去部材)2
00を配置する。
【0043】本実施例では、オイル除去部材200とし
て、断面形状がオイル規制ブレード133eの裏面B側
に凹とされた離型剤回収用の溝部200bを先端に備え
た、断面略柄杓形状に形成された板金状部材200a
を、オイル規制ブレード133eの裏面Bに隣接して配
置する。板金200aは、オイル規制ブレード133e
の長手方向に沿って延在している。又、本実施例では、
板金200aは、オイル規制ブレード133eの裏面B
側に一体となされている。
【0044】オイル除去部材200の先端とオイル規制
ブレード133eの裏面Bとの間には、オイルSが流れ
込むように隙間Dが空いている。又、オイル除去部材2
00の溝部200b側先端は、オイル塗布ローラ133
dから離間している。
【0045】このようにして、掻き取ったオイルS2は
オイル除去部材200の溝200bに流れ込む。この溝
200bは、オイル除去部材200の長手方向に連続し
て延在しており、溝200bに入ったオイルS2はオイ
ル除去部材200の長手方向端部まで運ばれ、そこから
流れ落ちて、オイルパン133aに回収されるようにな
っている。回収したオイルは再利用することができる。
【0046】このように、本実施例によれば、オイル規
制ブレード133eの裏側Bに溜まるオイルS2はオイ
ル除去部材200によって常時除去できるので、オイル
塗布ローラ133dの急激な速度変動などによってオイ
ル規制ブレード133eに衝撃が与えられても、オイル
がオイル塗布ローラ133dへと垂れることはない。従
って、溜まりオイルS2が垂れることに起因する定着画
像の濃淡ムラや光沢ムラが発生することはなくなる。
【0047】実施例2 本実施例の画像形形成装置は、基本的に実施例1のもの
と同一構成とされ、定着装置における離型剤除去部材の
構成のみが異なる。従って、同一構成、機能を有する要
素には同一符号を付して詳しい説明は省略し、本実施例
に特徴的な部分のみを説明する。
【0048】本実施例では、オイル除去部材200とし
て、オイル規制ブレード133eの裏面Bに、離型剤を
吸収する部材であるフェルト200cを当接させる。フ
ェルト200cはオイル規制ブレード133eの長手方
向に沿って延在している。又、フェルト200cのオイ
ル塗布ローラ133d側の端部は、オイル規制ブレード
133eの裏面Bに沿うようにして配置され、その先端
はオイル塗布ローラ133dからは離間している。
【0049】これにより、オイル規制ブレード133e
の裏面Bに回ったオイルS2は、フェルト200cで吸
収される。
【0050】又、フェルト200cの他端部は、オイル
パン133aに導くことができる。或いは、図5に示す
ように、実施例1と同様の、長手方向に溝部200eを
有して断面略柄杓形状に形成された板金200dが配置
され、フェルト200cの他端部はその中へと導かれ
る。この溝部200eに入ったオイルS2は、実施例1
と同様にして、板金200d(溝部200e)の長手方
向端部まで運ばれた後、オイルパン133aに回収する
ように構成することができる。
【0051】こうして、フェルト200cにより吸収さ
れたオイルS2は、溝部200e、オイルパン133a
に排出されて、回収、再使用される。
【0052】このように、本実施例の構成によっても、
オイル規制ブレード133eの裏側Bに溜まるオイルS
2は、オイル除去部材200cによって常時除去できる
ので、オイル塗布ローラ133dの急激な速度変動など
によってオイル規制ブレード133eに衝撃が与えられ
ても、オイルがオイル塗布ローラ133dに垂れること
はない。従って、溜まりオイルS2が垂れることに起因
する定着画像の濃淡ムラや光沢ムラが発生することはな
くなる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材上に未定着画像を形成する画像形成部と、記録材
上に未定着画像を定着する定着手段と、離型剤規制部材
により規制された所定量の離型剤を、移動しながら定着
手段に塗布する離型剤塗布手段と、を備えた画像形成装
置、及び定着装置は、離型剤塗布手段表面の移動方向に
対して、離型剤規制部材の下流側に、離型剤除去部材を
配置する構成とされるので、離型剤塗布手段に供給する
離型剤を規制する離型剤規制部材に離型剤が溜まること
による定着手段上の離型剤の塗布ムラを防止して、定着
された画像の濃淡むらや光沢ムラが発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の画像形成部近傍をより詳
しく示す概略断面図である。
【図3】本発明に係る定着装置の一実施例を示す概略断
面図である。
【図4】離型剤除去部材の一実施例を示す概略断面図で
ある。
【図5】離型剤除去部材の他の実施例を示す概略断面図
である。
【図6】離型剤規制部材によって離型剤塗布手段に塗布
する離型剤を規制する様子を説明するための、離型剤規
制部材近傍を示す概略断面図である。
【図7】離型剤規制部材の裏面に離型剤が溜まる様子を
説明するための、離型剤規制部材近傍を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
100 画像形成装置 130 定着装置 131 定着ローラ(定着手段) 133 離型剤塗布装置 133d オイル塗布ローラ(離型剤塗布手段) 113e オイル規制ブレード(離型剤規制部材) 200 離型剤除去部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AB02 AD04 BB23 2H033 AA01 AA09 BA42 BA43 BA44 BA45 BA46 BA47 BA49 BA51 BB03 BB06 BB29 BB30 CA07 CA30 4F042 AA02 AA06 AA10 BA27 CB05 CB07 CB11 CB24 CC02 CC07 DB17 DB42 DD07 DD11 DD17 ED03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材上に未定着画像を形成する画像形
    成部と、前記記録材上に前記未定着画像を定着する定着
    手段と、離型剤規制部材により規制された所定量の離型
    剤を、移動しながら前記定着手段に塗布する離型剤塗布
    手段と、を備えた画像形成装置において、 前記離型剤塗布手段表面の移動方向に対して、前記離型
    剤規制部材の下流側に、離型剤除去部材を配置すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記離型剤除去部材は、離型剤回収用溝
    を有する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記離型剤除去部材は、前記離型剤規制
    部材の長手方向に沿って延在し、前記離型剤規制部材に
    離間配置される、一端部に前記離型剤回収用溝が形成さ
    れた板金を備える請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記離型剤除去部材は、離型剤を吸収す
    る部材である請求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記離型剤除去部材は、前記離型剤規制
    部材の長手方向に沿って延在し、前記離型剤規制部材に
    当接配置されるフェルトを備える請求項4の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 更に、前記定着手段に圧接する加圧手段
    と、少なくと前記定着手段又は前記加圧手段が内蔵した
    発熱手段と、を有し、前記記録材を狭持搬送しながら加
    熱及び加圧することにより前記未定着画像を前記記録材
    に定着する請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記離型剤塗布手段は回転体である請求
    項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成部を複数有し、カラー画像
    を形成し得る請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 記録材上に形成された未定着画像を前記
    記録材上に定着する定着手段と、離型剤規制部材により
    規制された所定量の離型剤を、移動しながら前記定着手
    段に塗布する離型剤塗布手段と、を備えた定着装置にお
    いて、 前記離型剤塗布手段表面の移動方向に対して、前記離型
    剤規制部材の下流側に、離型剤除去部材を配置すること
    を特徴とする定着装置。
  10. 【請求項10】 前記離型剤除去部材は、離型剤回収用
    溝を有する請求項9の定着装置。
  11. 【請求項11】 前記離型剤除去部材は、前記離型剤規
    制部材の長手方向に沿って延在し、前記離型剤規制部材
    に離間配置される、一端部に前記離型剤回収用溝が形成
    された板金を備える請求項10の定着装置。
  12. 【請求項12】 前記離型剤除去部材は、離型剤を吸収
    する部材である請求項9の定着装置。
  13. 【請求項13】 前記離型剤除去部材は、前記離型剤規
    制部材の長手方向に沿って延在し、前記離型剤規制部材
    に当接配置されるフェルトを備える請求項12の定着装
    置。
  14. 【請求項14】 更に、前記定着手段に圧接する加圧手
    段と、少なくと前記定着手段又は前記加圧手段が内蔵し
    た発熱手段と、を有し、前記記録材を狭持搬送しながら
    加熱及び加圧することにより前記未定着画像を前記記録
    材に定着する請求項9〜13のいずれかの項に記載の定
    着装置。
  15. 【請求項15】 前記離型剤塗布手段は回転体である請
    求項9〜14のいずれかの項に記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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