JP2002244469A - 画像形成装置及び定着装置 - Google Patents

画像形成装置及び定着装置

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JP2002244469A
JP2002244469A JP2001045842A JP2001045842A JP2002244469A JP 2002244469 A JP2002244469 A JP 2002244469A JP 2001045842 A JP2001045842 A JP 2001045842A JP 2001045842 A JP2001045842 A JP 2001045842A JP 2002244469 A JP2002244469 A JP 2002244469A
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JP2001045842A
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Mitsuhiro Ota
光弘 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着手段を清掃するクリーニング手段による
定着手段上の離型剤の塗布ムラを防止して、定着された
画像の濃淡ムラや光沢ムラが発生し難い画像形成装置及
び定着装置を提供する。 【解決手段】 記録材P上に未定着画像を形成する画像
形成部Pa〜Pdと、記録材Pに当接して移動しながら
未定着画像を記録材P上に定着する定着手段131と、
定着手段131に離型剤を塗布する離型剤塗布手段13
3dと、定着手段131を清掃するクリーニング部材1
34aと、を備えた画像形成装置100は、定着手段1
31表面の移動方向に対して、定着手段131上の離型
剤塗布手段133dの当接位置の上流側に、定着手段1
31上の離型剤をならす離型剤ならし部材200を配置
する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式又は静電記録方式を用いて記録材上に画像を形成する
画像形成装置に関し、特に、未定着画像を記録材に定着
させる定着装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真技術を用いて記録用紙
などの記録材上にトナー画像を形成する画像装置は、回
転駆動される電子写真感光体(感光体)と、この感光体
を帯電する帯電手段と、帯電された感光体を露光して表
面に静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像を現像し
てトナー画像となす現像手段と、トナー画像を記録材に
転写させる転写手段と、トナー画像が転写された記録材
を通過させつつ加熱して記録材上にトナー画像を定着さ
せる定着装置とを有している。
【0003】一般に、定着装置は、回転自在に配設され
た定着手段たる定着ローラと、この定着ローラに圧接し
ながら回転する加圧手段たる加圧ローラとを有してい
る。定着ローラ、更には加圧ローラ内にはヒータが設け
られる。そして、未定着トナー画像を担持した記録材を
狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、未定着
画像を記録材上に定着させる。
【0004】従来の定着装置では、記録材上のトナーが
定着ローラなどの定着手段に移行するオフセット現象を
防止するために、定着ローラ上に離型剤が塗布される。
離型剤としては、通常、シリコーンオイル(オイル)が
用いられ、離型剤塗布装置が備えた塗布ローラなどの離
型剤塗布手段によって定着ローラに塗布される。
【0005】このような離型剤塗布装置においては、例
えば、塗布ローラ上にブレードが当接され、塗布ローラ
に供給するオイル量が規制される。そして、そのオイル
が定着ローラ上へと移行する。
【0006】又、このように離型剤を塗布しても、定着
ローラにはわずかなトナーオフセットや紙粉付着が発生
し、そのために定着ローラの耐久寿命を短くする。そこ
で、通常、定着ローラ上の付着物を除去するために、ク
リーニング部材が定着ローラに当接される。クリーニン
グ部材には、例えば、不織布などのウエブが使用され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニング部材の表面は、異物かきとり性を向上するため
に、一般に凹凸の構造を持っている。そして、この凹凸
があると、定着ローラ上のオイルが不均一に乱されてオ
イルの塗布ムラが生じ、結果的にそのムラがトナー画像
に転移されてオイルすじが発生する。これにより、定着
された画像に濃淡ムラや光沢ムラが発生することがあ
る。
【0008】又、定着ローラの回転方向に対してクリー
ニング部材の下流側にオイルならし部材を設置すること
で、オイルの不均一性を回避し得ると考えられるが、定
着ローラ上のオイル量が少なくなり、定着ローラへのト
ナーオフセット、紙粉付着が発生するようになることを
考慮する必要がある。
【0009】従って、本発明の目的は、定着手段を清掃
するクリーニング手段による定着手段上の離型剤の塗布
ムラを防止して、定着された画像の濃淡ムラや光沢ムラ
が発生し難い画像形成装置及び定着装置を提供すること
である。
【0010】又、本発明の他の目的は、定着手段上の離
型剤の塗布ムラに起因する定着画像の濃淡ムラや光沢ム
ラなどを防止すると共に、所定量の離型剤を定着手段に
供給してトナーオフセット防止して良好な記録材搬送性
を得ることができる画像形成装置及び定着装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置及び定着装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、記録材上に未定着画像を形成する画像形
成部と、前記記録材に当接して移動しながら前記未定着
画像を前記記録材上に定着する定着手段と、前記定着手
段に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、前記定着手段
を清掃するクリーニング部材と、を備えた画像形成装置
において、前記定着手段表面の移動方向に対して、前記
定着手段上の前記離型剤塗布手段の当接位置の上流側
に、前記定着手段上の離型剤をならす離型剤ならし部材
を配置することを特徴とする画像形成装置である。
【0012】又、本発明の他の態様によれば、記録材上
に形成された未定着画像を前記記録材に当接して移動し
ながら前記記録材上に定着する定着手段と、前記定着手
段に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、前記定着手段
を清掃するクリーニング部材と、を備えた定着装置にお
いて、前記定着手段の表面の移動方向に対して、前記定
着手段上の前記離型剤塗布手段の当接位置の上流側に、
前記定着手段上の離型剤をならす離型剤ならし部材を配
置することを特徴とする定着装置が提供される。
【0013】上記各本発明の一実施態様によると、前記
定着手段上の前記離型剤ならし部材の当接位置は、前記
定着手段表面の移動方向に対して、前記定着手段上でク
リーニング部材の当接位置の下流側、且つ、前記離型剤
塗布手段の当接位置の上流側である。前記離型剤ならし
部材としては弾性体を好適に用いることができ、一実施
態様によると、前記離型剤ならし部材は、前記定着手段
の長手方向に沿って延在し、一端部が前記定着手段に当
接されるブレード状部材とされる。
【0014】上記各本発明の他の実施態様によると、画
像形成装置、定着装置は更に、前記定着手段に圧接する
加圧手段と、少なくと前記定着手段又は前記加圧手段が
内蔵した発熱手段と、を有し、前記記録材を狭持搬送し
ながら加熱及び加圧することにより前記未定着画像を前
記記録材に定着する。
【0015】上記各本発明において、前記定着手段は回
転体であってよい。又、上記各本発明は、前記画像形成
部を複数有し、カラー画像を形成し得る画像形成装置に
好適に適用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及び定着装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0017】実施例1 図1、図2を参照して、本発明に係る定着装置を具備す
る画像形成装置の一実施例を説明する。本実施例では、
画像形成装置100は、電子写真方式を利用して記録用
紙、OHPシート又は布などの記録材にフルカラー画像
を形成することが可能なフルカラーレザービームプリン
タ100とされる。しかし、本発明はこれに限定される
ものではないことを理解されたい。
【0018】図1に示すように、画像形成装置100
は、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの
各色の画像を形成する画像形成部たる、4つの画像形成
ステイションPa、Pb、Pc、Pdを備えている。
【0019】各画像形成ステイションPa、Pb、P
c、Pdには、それぞれ像担持体たる感光ドラム1a、
1b、1c、1dが配置されており、各感光ドラム1a
〜1dは矢印方向に回転自在となっている。各感光ドラ
ム1a、1b、1c、1dの周囲には、帯電手段(コロ
ナ帯電器)12a、12b、12c、12d、現像装置
2a、2b、2c、2d、クリーナ4a、4b、4c、
4dが感光ドラム1a〜1dの回転方向に沿って順次配
設されている。又、各感光ドラム1a、1b、1c、1
dの下方には、転写部3が配設されている。この転写部
3は、各画像形成ステイションPa〜Pdに共通の記録
材搬送手段たる転写ベルト31及び転写手段(転写用帯
電器)3a、3b、3c、3dを有している。そして、
各画像形成ステイションPa〜Pdにおいて、電子写真
画像形成プロセスにより各感光ドラム1a〜1dに形成
されたトナー画像が、感光ドラム1a〜1dに隣接して
移動通過する搬送手段31上の記録材Pへ転写される。
【0020】つまり、回転する各感光ドラム1a〜1d
の表面は、帯電手段12a〜12dによって一様に帯電
される。その後、露光装置80が、各色に分解された画
像情報に応じたレーザー光Lによって、ポリゴンミラー
8、ミラー系8aなどを介して各感光ドラム1a〜1d
を走査露光し、各感光ドラム1a〜1dの表面に、各色
の画像情報に応じた静電潜像を形成する。次いで、この
静電潜像は、現像装置2a〜2dがマゼンタ、シアン、
イエロー、ブラックの各色の現像剤(トナー)Tを供給
することによって、各色のトナー画像として可視化され
る。
【0021】一方、記録材収容部たるカセット61から
供給された記録材Pは転写ベルト31上に担持され、上
述のトナー画像と同期をとられて各画像形成ステイショ
ンPa〜Pdへ順次搬送される。そして、各感光ドラム
1a〜1dの上に形成された各色のトナー画像が各転写
手段3a〜3dの作用によって順次転写される。この転
写工程が終了すると、記録材Pは分離帯電器32、分離
つめ64などの作用によって転写ベルト31から分離さ
れ、記録材案内手段たる搬送ベルト62によって定着装
置130へと搬送される。
【0022】定着装置130において、記録材Pに転写
された未定着のトナー画像は、熱及び圧力によって記録
材Pに定着される。その後、記録材Pは更に搬送されて
装置本体の外に突出したトレー63に排出される。
【0023】転写工程後に各感光ドラム1a〜1dに残
留したトナーは、それぞれ感光ドラム1a〜1dに当接
するブレードなどを備えたクリーナ4a〜4dによって
清掃される。又、各感光ドラム1a〜1dは、前露光ラ
ンプ11a、11b、11c、11dの照明により除電
され、繰り返し画像形成に供される。更に、画像形成装
置100は、転写ベルト31の表面を清掃する記録材搬
送手段クリーナ34などを備えている。
【0024】図3を参照して、本発明に従う定着装置の
一実施例を更に詳しく説明する。
【0025】定着装置130は、矢印方向に回転自在に
配設された定着用の回転体である、ローラ状の定着手段
(定着ローラ)131と、定着ローラ131に圧接しな
がら矢印方向に回転する加圧用の回転体である、ローラ
状の加圧手段(加圧ローラ)132を有する。
【0026】本実施例では、定着手段たる定着ローラ1
31は、アルミニウム製の芯金上にHTV(高温加硫
型)シリコーンゴム層、この外側にRTV(室温加硫
型)シリコーンゴム層を有し、厚さ3mm、直径40m
mに形成されている。
【0027】一方、加圧手段たる加圧ローラ132は、
アルミニウムの芯金の上に1mm厚のHTVと、更にそ
の表面にフッ素樹脂層を設けて形成され、直径は40m
mとされている。
【0028】定着ローラ131の芯金内には、発熱手段
であるハロゲンヒータ(ヒータ)131aが配設されて
いる。又、加圧ローラ132の芯金内にも同じく発熱手
段であるハロゲンヒータ(ヒータ)132aが配設され
ている。これにより定着装置130は、記録材Pの両面
から加熱を行っている。
【0029】定着ローラ131及び加圧ローラ132
は、それぞれサーミスタを接触配置するなどして温度検
知し、温度調節回路を介してヒータ131a、132a
へ印加する電圧を制御することにより、その温度調節を
行うことができる。
【0030】又、定着ローラ131の周りには、クリー
ニング装置134及び離型剤塗布装置(オイル塗布装
置)133が取り付けられ、クリーニング装置134に
より定着ローラ131上にオフセットしたトナーなどの
クリーニングがなされると共に、離型剤塗布装置133
によりシリコーンオイルなどの離型剤が定着ローラ13
1に塗布される。これにより、定着ローラ131からの
記録材Pの分離の容易化及びトナーのオフセットの防止
が図られている。
【0031】クリーニング装置134は、クリーニング
部材たる帯状の耐熱不織布からなるクリーニングウエブ
(ウエブ)134aと、このウエブ134aを定着ロー
ラ131に押圧する押圧ローラ134bと、新しいウエ
ブ134aを巻き出す巻出しローラ134cと、トナー
などが付着しクリーニング能力の低下したウエブ134
aを徐々に巻き取っていく巻取りローラ134dを有す
る。
【0032】クリーニングウェブ134aの巻き取り方
法として、本実施例では、カウンターによって所定枚数
画像形成したと判断した時に、ソレノイド(図示せず)
がONとされてワンウェイクラッチが動作することによ
り、定着ローラー131の回転と逆方向に所定量巻き取
っている。このように逆方向に巻き取ることによりクリ
ーニングウェブ134aはローラ回転方向に巻き込まれ
ないようになっている。
【0033】離型剤塗布装置133はシリコーンオイル
などの離型剤Sを収容する離型剤容器(オイルパン)1
33aと、オイルパン133aから離型剤Sを汲み上げ
る離型剤汲み上げ手段(オイル汲み上げローラ)133
b、133cとを有する。更に、オイル汲み上げローラ
133b、133cからのオイルを定着ローラ131に
塗布するための、矢印方向に回転する回転体であるロー
ラ状とされる離型剤塗布手段(オイル塗布ローラ)13
3dと、オイル塗布ローラ133dからのオイル塗布量
を制御する離型剤塗布量調整(規制)部材(オイル規制
ブレード)133eを有する。
【0034】本実施例では、オイル塗布ローラ133d
は、スポンジゴムの表面にシリコーンゴムが被覆された
回転可能なローラであり、定着ローラ131に当接して
オイルを塗布するものである。又、オイル規制ブレード
133eは、フッ素ゴムなどの弾性体ブレードで、当接
角度、当接圧力などで塗布オイル量を制御している。
【0035】本実施例では、離型剤塗布装置133は、
オイルパン133a内の離型剤Sとしてのジメチルシリ
コーンオイル(信越化学製KF96 300cs)を、
オイル汲み上げローラ133b、133c及びオイル塗
布ローラ133dを経由させ、更にオイル規制ブレード
133eでオイル塗布量を規制して所定量のオイルを定
着ローラ131上に塗布する。
【0036】一方、加圧ローラ132の周囲にも、上記
定着ローラ131用のクリーニング装置134と同様の
構成とされるクリーニング装置135を取り付けること
ができる。このクリーニング装置135は、上記と同
様、クリーニングウェブ135a、押圧ローラ135
b、巻出しローラ135c、巻取りローラ135dなど
を有し、定着ローラ131を介して加圧ローラ132に
付着したトナーなどのクリーニングがなされている。
【0037】斯かる構成の定着装置130において、未
定着トナー画像Tを担持した記録材Pが搬送されてくる
と、定着ローラ131と加圧ローラ132は回転し、定
着ローラ131の表面に離型剤としてシリコーンオイル
が塗布される。そして、記録材Pは、定着ローラ131
と加圧ローラ132の間を通過する際に、表裏両面から
ほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱され、表面上の未定
着トナー像Tが溶融して定着される。これにより、本実
施例では、記録材P上にフルカラー画像が形成される。
その後、記録材Pは加圧ローラ132から分離されて機
外へ排出される。
【0038】そして、本実施例の定着装置130には更
に、定着ローラ131の表面の移動方向に対して、定着
ローラ131とオイル塗布ローラ133dとの当接位置
の上流側に離型剤ならし部材を配置する。本実施例で
は、定着ローラ131上で、クリーニング装置134と
オイル塗布装置133との間、つまり、定着ローラ13
1の表面の移動方向に対して、定着ローラ131とクリ
ーニング部材(ウエブ)134aとの当接位置の下流
側、且つ、定着ローラ131と離型剤塗布手段(オイル
塗布ローラ)133dとの当接位置の上流側に離型剤な
らし部材200が配置される。
【0039】本実施例では、離型剤ならし部材200
は、図4により詳しく示すように、断面が所定の厚さT
及び長さLを有する略矩形形状の板状弾性部材である、
オイルならしブレード200とされる。オイルならしブ
レード200は板金などの適当な指示部材201の先端
に取り付けることができる。又、本実施例ではオイルな
らしブレード200は、その先端(自由端)が定着ロー
ラ131の回転方向上流方向を向くように、その先端部
の定着ローラ131側のエッジ部を定着ローラ131に
当接させて配置される。又、通常、記録材P上の画像形
成領域に当接する定着ローラ131の表面に亙って当接
するような長手長さに形成することができる。
【0040】このように、本実施例の定着装置130で
は、定着ローラ131の回転方向に沿ってクリーニング
部材(ウエブ)134a、離型剤ならし部材(オイルな
らしブレード)200、離型剤塗布手段(オイル塗布ロ
ーラ)133dの順番に配置する。
【0041】これにより、クリーニング部材134aに
よって発生した定着ローラ131上のオイルすじをブレ
ードでならすことができる。そして、その後に塗布ロー
ラ133dで十分なオイルが定着ローラ131上に均一
に供給される。
【0042】より具体的には、オイルならしブレード2
00一実施例として、次のものを使用することができ
る。
【0043】 材料: フッ素ゴム、ゴム硬度65°(JIS−A硬度) ブレードの真直度: 0.1(mm)以下 エッジR: 0.05(mm)以下 ゴム部 厚みT: 3(mm) 長さL: 4(mm) 又、本実施例では、オイルならしブレード200の定着
ローラ131に対する当接条件は次のように設定した。
【0044】角度θ: 20° 総荷重: 2(N) ここで、オイルならしブレード200の当接角度は、図
4に示すように、当接位置における定着ローラ131の
接線Aと、オイルならしブレード200の長さL方向と
の成す角度である。又、オイルならしブレード200
は、弾性体などの適当な押圧手段によって定着ローラ1
31に対して圧接することができる。本実施例では図示
しないバネにより上述の総荷重にて圧接させた。
【0045】上述の設定にてオイルならしブレード20
0を定着ローラ131に当接させることにより、クリー
ニング装置134で発生したオイルすじは容易に除去さ
れる。そして、その後塗布ローラ133dによって均一
にオイルが定着ローラ131に塗布される。
【0046】尚、オイルならしブレード200の形状
は、定着ローラ131への追従性を上げるために、先端
をテーパーしてテーパー面200aを設けた形状であっ
てもよい。
【0047】又、トナー、紙粉などがオイルならしブレ
ード200に付着するのを防止するために、オイルなら
しブレード200の先端部の材料をシリコーン、フッ素
樹脂などとすることもできる。
【0048】以上説明したように、定着ローラ131の
回転方向に対して、クリーニング部材134aの下流側
にオイルならし部材200を配置してクリーニング部材
134dによって発生する定着ローラ131上のオイル
の塗布ムラをなくすことができ、更にオイルならし部材
200の下流側にオイル塗布ローラ133eを配置して
定着ローラ131にオイルを塗布することで、所定量の
離型剤を均一に供給することができる。従って、オイル
塗布ムラに起因する定着画像の濃淡ムラや光沢ムラをな
くすと共に、トナーオフセットを防止し、又良好な記録
材搬送性を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録材上に未定着画像を形成する画像形成部と、記録材
に当接して移動しながら未定着画像を記録材上に定着す
る定着手段と、定着手段に離型剤を塗布する離型剤塗布
手段と、定着手段を清掃するクリーニング部材と、を備
えた画像形成装置、及び定着装置は、定着手段表面の移
動方向に対して、定着手段上の離型剤塗布手段の当接位
置の上流側に、定着手段上の離型剤をならす離型剤なら
し部材を配置する構成とされので、定着手段を清掃する
クリーニング手段による定着手段上の離型剤の塗布ムラ
を防止して、定着された画像の濃淡ムラや光沢ムラが発
生を防止することができる。
【0050】又、本発明によれば、定着手段上の離型剤
ならし部材の当接位置は、定着手段表面の移動方向に対
して、定着手段上でクリーニング部材の当接位置の下流
側、且つ、離型剤塗布手段の当接位置の上流側とするこ
とができるので、定着手段上の離型剤の塗布ムラに起因
する定着画像の濃淡ムラや光沢ムラなどを防止すると共
に、所定量の離型剤を定着手段に供給してトナーオフセ
ット防止して良好な記録材搬送性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の画像形成部近傍をより詳
しく示す概略断面図である。
【図3】本発明に係る定着装置の一実施例を示す概略断
面図である。
【図4】離型剤ならし部材と定着手段との当接部近傍を
示す概略断面図である。
【図5】離型剤ならし部材の先端形状の他の実施例を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置 130 定着装置 131 定着ローラ(定着手段) 133 離型剤塗布装置 133d オイル塗布ローラ(離型剤塗布手段) 134 クリーニング装置 134a クリーニングウエブ(クリーニング部
材) 200 離型剤ならし部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材上に未定着画像を形成する画像形
    成部と、前記記録材に当接して移動しながら前記未定着
    画像を前記記録材上に定着する定着手段と、前記定着手
    段に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、前記定着手段
    を清掃するクリーニング部材と、を備えた画像形成装置
    において、 前記定着手段表面の移動方向に対して、前記定着手段上
    の前記離型剤塗布手段の当接位置の上流側に、前記定着
    手段上の離型剤をならす離型剤ならし部材を配置するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着手段上の前記離型剤ならし部材
    の当接位置は、前記定着手段表面の移動方向に対して、
    前記定着手段上でクリーニング部材の当接位置の下流
    側、且つ、前記離型剤塗布手段の当接位置の上流側であ
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記離型剤ならし部材は弾性体である請
    求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記離型剤ならし部材は、前記定着手段
    の長手方向に沿って延在し、一端部が前記定着手段に当
    接されるブレード状部材である請求項1、2又は3の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記定着手段に圧接する加圧手段
    と、少なくと前記定着手段又は前記加圧手段が内蔵した
    発熱手段と、を有し、前記記録材を狭持搬送しながら加
    熱及び加圧することにより前記未定着画像を前記記録材
    に定着する請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着手段は回転体である請求項1〜
    5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成部を複数有し、カラー画像
    を形成し得る請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 記録材上に形成された未定着画像を前記
    記録材に当接して移動しながら前記記録材上に定着する
    定着手段と、前記定着手段に離型剤を塗布する離型剤塗
    布手段と、前記定着手段を清掃するクリーニング部材
    と、を備えた定着装置において、 前記定着手段の表面の移動方向に対して、前記定着手段
    上の前記離型剤塗布手段の当接位置の上流側に、前記定
    着手段上の離型剤をならす離型剤ならし部材を配置する
    ことを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 前記定着手段上の前記離型剤ならし部材
    の当接位置は、前記定着手段表面の移動方向に対して、
    前記定着手段上でクリーニング部材の当接位置の下流
    側、且つ、前記離型剤塗布手段の当接位置の上流側であ
    る請求項8の定着装置。
  10. 【請求項10】 前記離型剤ならし部材は弾性体である
    請求項8又は9の定着装置。
  11. 【請求項11】 前記離型剤ならし部材は、前記定着手
    段の長手方向に沿って延在し、一端部が前記定着手段に
    当接されるブレード状部材である請求項8、9又は10
    の定着装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記定着手段に圧接する加圧手
    段と、少なくと前記定着手段又は前記加圧手段が内蔵し
    た発熱手段と、を有し、前記記録材を狭持搬送しながら
    加熱及び加圧することにより前記未定着画像を前記記録
    材に定着する請求項8〜11のいずれかの項に記載の定
    着装置。
  13. 【請求項13】 前記定着手段は回転体である請求項8
    〜12のいずれかの項に記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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